JP3346456B2 - 乗員検知システム - Google Patents

乗員検知システム

Info

Publication number
JP3346456B2
JP3346456B2 JP12747197A JP12747197A JP3346456B2 JP 3346456 B2 JP3346456 B2 JP 3346456B2 JP 12747197 A JP12747197 A JP 12747197A JP 12747197 A JP12747197 A JP 12747197A JP 3346456 B2 JP3346456 B2 JP 3346456B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
occupant
amplitude
current
detection system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP12747197A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10319133A (ja
Inventor
義剛 岡
眞弘 大藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP12747197A priority Critical patent/JP3346456B2/ja
Publication of JPH10319133A publication Critical patent/JPH10319133A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3346456B2 publication Critical patent/JP3346456B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は乗員検知システム
に関し、特にシ−トベルトを装備した自動車の助手席に
おける乗員の着席状況を簡易的に検知し得る乗員検知シ
ステムの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、エアバッグ装置は自動車の衝突
時に乗員が受ける衝撃を緩和するための装置であって、
自動車の安全性になくてならないものになっており、近
時、運転席のみならず、助手席にも設置されるようにな
っている。
【0003】このエアバッグ装置は、例えば図8に示す
ように、セ−フィングセンサSS1,スクイブSQ1,
電界効果形トランジスタなどの半導体スイッチング素子
SW1の直列回路よりなる運転席側のスクイブ回路と、
セ−フィングセンサSS2,スクイブSQ2,電界効果
形トランジスタなどの半導体スイッチング素子SW2よ
りなる助手席側のスクイブ回路と、電子式加速度センサ
(衝突検出センサ)GSと、電子式加速度センサGSの
出力信号に基づいて衝突の有無を判断し、半導体スイッ
チング素子SW1,SW2のゲ−トに信号を供給する機
能を有する制御回路CCとから構成されている。
【0004】このエアバッグ装置によれば、何らかの原
因に基づき自動車が衝突した場合、セ−フィングセンサ
SS1,SS2はそのスイッチ接点が比較的に小さな加
速度に反応して閉成され、運転席側及び助手席側のスク
イブ回路が動作可能な状態になる。そして、電子式加速
度センサGSからの信号に基づいて制御回路CCが自動
車が確実に衝突したと判断すると、半導体スイッチング
素子SW1,SW2のゲ−トに信号が供給され、同スイ
ッチング素子SW1,SW2がON状態になる。これに
よって、それぞれのスクイブ回路に電流が流れる結果、
スクイブSQ1,SQ2の発熱に起因して運転席側及び
助手席側のエアバッグが展開され、乗員が衝突による衝
撃から保護される。
【0005】ところで、このエアバッグ装置によれば、
例えば図9(a)に示すように、シ−ト1に大人Pが着
席している場合には、衝突時に上述のような乗員の保護
効果が期待できるものである。しかしながら、同図
(b)に示すように、助手席のシ−ト1上に固定したチ
ャイルドシ−ト1Aに幼児SPが後向きに座っている場
合(ear acing nfant eat :以下、RFISと
呼称する)にはエアバッグの展開によって幼児SPへの
悪影響が懸念されることから、仮に自動車が衝突しても
エアバッグが展開しない方が望ましい。又、同図(c)
に示すように、助手席のシ−ト1上に固定したチャイル
ドシ−ト1Aに幼児SPが前向きに座っている場合(
orward acing hild eat :以下、FFCSと呼
称する)にはエアバッグの展開によってエアバッグが子
供SPの顔面を覆うことが懸念されることから、RFI
Sの場合と同様に仮に自動車が衝突してもエアバッグが
展開しない方が望ましいものである。
【0006】従って、従来においては、このような問題
に対応するために、例えば図10に示すようなエアバッ
グ装置が提案されている。このエアバッグ装置は、助手
席に乗員が着席しているか否かを検出するセンサSDを
設置し、このセンサSDの検出信号に基づいて制御回路
CCが助手席への乗員の着席状況を判断し、自動車が衝
突した場合に、エアバッグを展開可能な状態又は展開不
可能な状態のいずれか一方にセットするように構成され
ている。特に、センサSDとしては、重量を測定する重
量センサを用いるものと、シ−トに着席している乗員を
カメラで撮影して画像処理により大人Pか子供SPかの
判定を行うものとが提案されている。
【0007】前者の方法によれば、乗員が大人Pか子供
SPかの大まかな判定は可能であり、この結果に基づい
てエアバッグを展開可能な状態又は展開不可能な状態の
いずれか一方にセットし、自動車の衝突時における不測
の事態を回避することができるものの、体重は個人差が
大きく、仮に子供でも大人より重い場合もあり得ること
から、正確性に欠けるのみならず、RFIS,FFCS
のいずれの状態であるかを判断することができないとい
う問題がある。
【0008】又、後者の方法によれば、乗員の着席状
況,乗員が大人Pか子供SPかの判断,チャイルドシ−
トの子供がRFIS,FFCSの状態か否かの判断をか
なり正確に行なうことができるものの、カメラで撮影し
た撮像デ−タを画像処理し各種パタ−ンとの比較判断を
行なわなければならないために、処理装置が複雑かつ高
価になるという問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、本出願人は、
先に、図11〜図16に示すような乗員検知システムを
提案した。この乗員検知システムは、基本的にはシ−ト
に配置された2つの電極間に発生させた微弱電界(Ele
ctric Field)の乱れを利用するものである。まず、図
11(a)に示すように、電極E1に高周波低電圧を発
生する発振回路10を接続すると共に、電極E2をグラ
ンドに接続すると、電極E1,E2には電極間の電位差
に基づいて電界が発生し、電極E2の側には変位電流I
dが流れる。この状態において、同図(b)に示すよう
に、電界中に物体OBを存在させると、電界に乱れが生
じて電極E2の側には変位電流Idとは異なった変位電
流Id1が流れることになる。殆んどの物体OBは、電
気的にはコンダクタンスとキャパシタンスで表され、グ
ランドとはキャパシタンスを介して結合されることにな
る。この時の電流経路は図12に示すように表される。
【0010】従って、自動車のシ−トに物体OBが乗っ
ている場合と乗っていない場合とでは、電極E2の側に
流れるトランスミッティング電流(変位電流)に変化が
生ずるものであり、この現象を利用することにより、シ
−トへの乗員の着席状況を検知することができるもので
ある。特に、電極を増加させることによって、シ−ト上
の乗員などを含む物体についての多くの情報を得ること
が可能となり、シ−トへの乗員の着席状況をより的確に
検知することができる。
【0011】この原理を利用した具体的な乗員検知シス
テムについて図13〜図16を参照して説明する。尚、
図8〜図10に示す従来例と同一部分には同一参照符号
を付し、その詳細な説明は省略する。図13は先行技術
にかかるシ−トを示しており、助手席のシ−ト1の表面
側には複数の電極が配置されている。具体的には、着席
部1aには例えば矩形状の電極E1,E2が、背もたれ
部1bにはほぼ同形状の電極E3,E4がそれぞれ離隔
して配置されている。これらの電極は乗員の座り心地を
考慮して導電性の布地にて形成されているが、糸状の金
属をシ−ト布面に織り込んだり、布面に導電性ペイント
を被着したり、金属板を配置したりして構成することも
できる。これらの電極E1〜E4は図14(図15)に
示す回路に接続され、組み込まれている。
【0012】図14において、乗員検知システムは、例
えば周波数が100KHz程度で、電圧が10〜12V
程度の高周波低電圧を発生させる発振回路10と、負荷
電流検出回路11と、送信・受信切換回路12と、増幅
機能を有する電流・電圧変換回路13と、バンドパス機
能及びAC−DC変換機能(不要ノイズ除去機能)を有
する検波回路(復調回路)14と、増幅回路15と、オ
フセット変換回路16と、MPUなどの制御回路17
と、エアバッグ装置18とから構成されている。図15
は図14の回路をさらに具体化したものであり、増幅回
路15を、例えばゲインGが1倍及び100倍の第1の
増幅回路15A及び第2の増幅回路15Bから構成する
と共に、第1,第2の増幅回路15A,15Bの出力信
号を選択するアナログ選択回路19が設けられており、
アナログ選択回路19は制御回路17によって制御され
る。
【0013】このシステムにおいて、負荷電流検出回路
11は、例えば回路に直列に接続されたインピ−ダンス
素子例えば抵抗11aと、抵抗11aの端子電圧を増幅
する増幅器11bとから構成されており、発振回路10
から選択された特定の電極に供給される電流(負荷電
流)が検出される。送信・受信切換回路12は、例えば
電極E1〜E4のうち、選択された1つの電極(送信電
極と呼称する)を発振回路10の出力側に接続するため
のスイッチング手段Aa〜Adと、送信電極以外の電極
(受信電極と呼称する)を電流・電圧変換回路13に接
続するためのスイッチング手段Ba〜Bdとから構成さ
れており、それぞれのスイッチング手段の切換は制御回
路17によって制御される。尚、この送信・受信切換回
路12はマルチプレクサ回路にて構成することが望まし
い。電流・電圧変換回路13は、例えば受信電極側に流
れる変位電流を電圧に変換するインピ−ダンス素子例え
ば抵抗13aと、変換された電圧を増幅する増幅器13
bとから構成されており、それぞれの電極E1〜E4に
対応して設けられている。アナログ選択回路19は、例
えば第2の増幅回路15Bの出力側に一斉に選択・接続
される4つのスイッチング手段19aと、第1の増幅回
路15Aの出力側に一斉に選択・接続される4つのスイ
ッチング手段19bとから構成されている。
【0014】このように構成されたシステムは、次のよ
うに動作する。まず、制御回路17からの信号に基づい
て送信・受信切換回路12のスイッチング手段Aaのみ
が発振回路10の出力側に接続され、スイッチング手段
Bb〜Bdが電流・電圧変換回路13に接続されると、
発振回路10から送信電極E1に高周波低電圧が印加さ
れ、受信電極E2〜E4には変位電流が流れる。この電
流は抵抗13aで電圧に変換され、増幅器13bで増幅
されると共に、検波回路14に出力される。一方、送信
電極E1に流れる負荷電流は負荷電流検出回路11によ
って検出され、後述するデ−タR(1,1)として検波
回路14に出力される。この検波回路14では、例えば
100KHz程度の信号がバンドパスされると共に、A
C−DC変換機能に基づいて不要なノイズ成分が除去さ
れ、第1,第2の増幅回路15A,15Bに出力され
る。この第1,第2の増幅回路15A,15Bの出力信
号は、オフセット変換回路16とアナログ選択回路19
との動作によって適宜に選択され、制御回路17に出力
される。例えば検波回路14からの出力信号がフルレン
ジで測定可能な程度の場合にはアナログ選択回路19の
4つのスイッチング手段19bのみが一斉に第1の増幅
回路15Aの出力側に選択・接続される。又、出力信号
が小さくてフルレンジでの微妙な変化の測定が困難な場
合にはアナログ選択回路19の4つのスイッチング手段
19aのみが一斉に第2の増幅回路15Bの出力側に選
択・接続される。そして、制御回路17では第1,第2
の増幅回路15A,15Bからの出力信号がA/D変換
した後、メモリに記憶される。
【0015】次に、制御回路17からの信号に基づいて
送信・受信切換回路12のスイッチング手段Aaを開放
し、スイッチング手段Abのみを発振回路10の出力側
に接続し、スイッチング手段Ba,Bc,Bdを電流・
電圧変換回路13に接続・変更すると、発振回路10か
ら送信電極E2に高周波低電圧が印加され、受信電極E
1,E3,E4には変位電流が流れる。この電流は抵抗
13aで電圧に変換され、増幅器13bで増幅されると
共に、検波回路14に出力される。尚、送信電極E2に
流れる負荷電流は負荷電流検出回路11によって検出さ
れ、後述するデ−タR(2,2)として検波回路14に
出力される。上述と同様に処理されて制御装置17にデ
−タとして記憶される。次いで、スイッチング手段Ac
のみを発振回路10の出力側に接続し、スイッチング手
段Ba,Bb,Bdを電流・電圧変換回路13に接続・
変更すると、発振回路10から送信電極E3に高周波低
電圧が印加され、受信電極E1,E2,E4には変位電
流が流れる。尚、送信電極E3に流れる負荷電流は負荷
電流検出回路11によって検出され、後述するデ−タR
(3,3)として検波回路14に出力される。さらに、
スイッチング手段Adのみを発振回路10の出力側に接
続し、スイッチング手段Ba,Bb,Bcを電流・電圧
変換回路13に接続・変更すると、発振回路10から送
信電極E4に高周波低電圧が印加され、受信電極E1,
E2,E3には変位電流が流れる。これらの変位電流は
抵抗13aで電圧に変換され、増幅器13bで増幅され
ると共に、検波回路14に出力される。尚、送信電極E
4に流れる負荷電流は負荷電流検出回路11によって検
出され、後述するデ−タR(4,4)として検波回路1
4に出力される。上述と同様に処理されて制御装置17
にデ−タとして記憶される。
【0016】そして、制御回路17ではこれらのデ−タ
を演算処理することにより、着席パタ−ンが算出され
る。この制御回路17には、予め各種の着席パタ−ンが
記憶されており、電極E1〜E4における送信電極と受
信電極との各種の組合せに基づくデ−タにより算出され
た着席パタ−ンを予め記憶された着席パタ−ンと比較
し、該当する着席パタ−ンを抽出し、判定する。この制
御回路17では、例えば以下に述べる各種の着席パタ−
ンが判定の対象となる。具体的には、シ−トに乗員が着
席していない空席パタ−ン、チャイルドシ−トに子供が
FFCSの状態で着席しているFFCSパタ−ン、チャ
イルドシ−トに子供がRFISの状態で着席しているR
FISパタ−ン、シ−トに大人が着席しているパタ−ン
であり、それぞれの電極E1〜E4を適宜に選択して送
信電極と受信電極との各種の組合せによって、一般式R
(i,j)で示すデ−タが得られる。尚、一般式R
(i,j)において、i=jは送信デ−タを、i≠jは
受信デ−タを示しており、しかも、iは送信電極を、j
は受信電極を表している。制御回路17ではそれぞれの
パタ−ン毎に例えば16個のデ−タを利用して演算処理
が行われ、着席パタ−ンの特徴が抽出される。
【0017】制御回路17において、着席パタ−ンが検
知・特定されると、それに基づく信号がエアバッグ装置
18に送信される。例えば着席パタ−ンが空席,FFC
S,RFISの場合にはエアバッグ装置18に、仮に自
動車が衝突しても、エアバッグが展開しないようにセッ
トするための信号が送信され、それ以外のパタ−ンでは
エアバッグが展開するようにセットするための信号が送
信される。これらの信号はエアバッグ装置18の制御回
路CCに入力され、前者のパタ−ンの場合には衝突時に
助手席側の半導体スイッチング素子SW2にゲ−ト信号
を供給しないようにセットされる。尚、運転席側の半導
体スイッチング素子SW1にはゲ−ト信号が供給され
る。後者のパタ−ンの場合には半導体スイッチング素子
SW1,SW2にゲ−ト信号が供給されるようにセット
される。
【0018】この先行技術によれば、シ−ト1の表面側
には複数の電極E1〜E4が配置されており、選択され
た1つの送信電極と送信電極以外の受信電極との間には
高周波低電圧の印加により微弱電界が発生されているた
めに、受信電極側にはシ−ト1への乗員の着席パタ−ン
に関連する変位電流が流れる。従って、この変位電流の
特徴的なパタ−ンを判断することによって乗員の着席パ
タ−ンを的確に検知することができる。このために、乗
員の着席パタ−ンに応じてエアバッグ装置18のエアバ
ッグを展開可能な状態ないし展開不可能な状態のいずれ
にも設定することができる。
【0019】しかも、シ−ト1には複数の電極が互いに
離隔して配置されているために、送信電極と受信電極と
の組み合せを増加できると共に、得られるデ−タ数も増
加でき、シ−トへの乗員の着席パタ−ンの判断をより正
確に行うことができる。
【0020】又、システムの制御回路には、例えばRF
IS,FFCS,Person,Emptyの着席パタ
−ンに基づいて各電極に流れる電流によって特徴付けら
れる電流パタ−ンが着席パタ−ンとして予め記憶されて
いるために、送信電極と受信電極とを適宜に組み合せる
ことによって得られる受信信号デ−タと予め記憶された
各種の着席パタ−ンとを比較し、該当する記憶着席パタ
−ンを抽出することによって精度よく現実の着席パタ−
ンを検知することができるなどの優れた効果が得られる
ものである。
【0021】しかしながら、近時、自動車の車種によっ
ては、単に乗員が助手席に着席しているか否かの判定機
能だけを有する乗員検知システムが要求されることがあ
る。このような自動車に上述の先行技術にかかる乗員検
知システムを適用した場合には、RFIS,FFCS,
Person,Emptyの各種着席パタ−ンが精度よ
く識別・検知できる機能を有するにも拘らず、乗員の着
席の有無の検知機能しか利用しないことになり、過剰品
質となり、コストが必要以上に高くなるという問題があ
る。
【0022】かといって、例えば図10に示すように、
助手席に乗員が着席しているか否かを検出するセンサS
Dとして重量センサを用いれば、システムのコストを有
効に低減できるものの、重量センサは助手席に位置して
いる物体の重量のみを検出するものであり、人と人以外
の物とを重量によって判別することはできず、別の手段
を採用しなければならないという問題がある。
【0023】従って、近時、車両の車種によっては、乗
員のシ−トへの着席の有無を確実に検知できるのみなら
ず、安価にシステム構成できる乗員検知システムが望ま
れている。
【0024】それ故に、本発明の目的は、乗員のシ−ト
への着席の有無のみを確実に検知できる上、コストをも
低減できる乗員検知システムを提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、シート
に組み込まれたアンテナ電極が電流検出回路を介して発
振回路の出力に接続され、前記電流検出回路は前記アン
テナ電極が周辺に発生させた電界に応じて前記発振回路
から前記アンテナ電極に流れる電流を検出し、検出され
た前記電流に基づいて前記シートへの乗員着席の有無を
判断する制御回路を備え、前記発振回路と前記電流検出
回路との間には、前記制御回路により制御され前記発振
回路が出力する電圧振幅を制御する振幅制御回路が接続
されていることを特徴とする乗員検知システムが得られ
る。
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかる乗員検知シ
ステムの第1の実施例について図1〜図4を参照して説
明する。尚、本発明の基本原理は、基本的には上述の先
行技術と同様にアンテナ電極の周辺に発生させた微弱電
界の乱れを利用するものであって、具体的にはシ−トに
配置した1つのアンテナ電極の周辺に微弱電界を発生さ
せ、このアンテナ電極の周辺に位置する物体の電気的特
性によってアンテナ電極に流れる送信信号に基づいて乗
員のシ−トへの着席の有無を検知するものであり、この
点で先行技術とは若干異なる。
【0030】図1は本発明にかかる助手席のシ−トを示
しており、このシ−ト1Bは主として着席部1aと背も
たれ部1bとから構成されている。このシ−ト1Bは、
例えば前後にスライド可能なベ−ス2に固定されたシ−
トフレ−ム3と、シ−トフレ−ム3の上部に配置された
クッション材4と、クッション材4の表面に沿うように
配置されたアンテナ電極5と、アンテナ電極5を覆うよ
うに配置された外装材6とから構成されている。尚、シ
−ト1Bの内部、例えばシ−トフレ−ム3には後述する
制御ユニット20が配置されている。又、アンテナ電極
5は外装材6の内側に配置されているが、それの外側に
配置することもでき、請求項に記載の「少なくともシ−
トの表面側に配置」なる意味は両方を含むものである。
【0031】特に、アンテナ電極5は乗員の座り心地を
考慮して導電性の布地にて形成されているが、例えば糸
状の金属をシ−ト布面に織り込んだり、布面に導電性ペ
イントを被着したり、金属板を配置したりして構成する
こともできる。そして、このアンテナ電極5は、図2に
示すように、着席部1aの広い面積部分に亘って配置さ
れるアンテナ部5aと、アンテナ部5aの一部からそれ
より狭い幅で延在して形成された導電部5bと、導電部
5bの導出端に電気的な接続関係を有するようにかしめ
固定されたホック型のコネクタ5cとから構成されてい
る。特に、アンテナ電極5の導電部5bはクッション材
4の前面側からシ−トフレ−ム側に至るように配置され
ると共に、導出端のコネクタ5cは後述する制御ユニッ
ト20のコネクタ28に接続されている。尚、コネクタ
5cはホック型の他、ピン型,ジャック−プラグ型など
適宜の形式のものも適用できる。
【0032】上述のシ−ト1Bには制御ユニット20が
固定されており、この制御ユニット20は、例えば図3
に示すように、例えば周波数が100KHz程度で、電
圧が5〜12V程度の高周波低電圧を発生させる発振回
路21と、発振回路21からの送信信号の電圧振幅をほ
ぼ一定に制御する振幅制御回路22と、送信信号の送信
電流を検出する電流検出回路25と、電流検出回路25
の出力信号を直流に変換するAC−DC変換回路26
と、AC−DC変換回路26の出力信号を増幅する増幅
器27と、電流検出回路25に接続され、ハウジングに
配置されたコネクタ28と、MPUなどの制御回路29
と、ハウジングに配置され、図示しないバッテリ電源に
接続されるコネクタ30と、コネクタ30と制御回路2
9との間に接続された電源回路31とから構成されてい
る。この制御ユニット20の制御回路29には、例えば
シ−トベルト警告灯32及びシ−トベルトの装着状態を
検出するシ−トベルト検出回路33が接続されている。
【0033】この制御ユニット20において、振幅制御
回路22は、例えば送信信号の電圧振幅を可変する振幅
可変回路23と、送信信号の電圧振幅を検出する振幅検
出回路24とから構成されている。そして、振幅可変回
路23は、例えばプログラマブルゲインアンプ(PG
A)よりなる振幅可変部23aから構成されており、振
幅検出回路24は、例えばオペアンプなどよりなる電圧
振幅の検出部24aと、検出部24aの出力信号を直流
に変換するAC−DC変換回路24bと、AC−DC変
換回路24bの出力信号を増幅する増幅器24cとから
構成されている。尚、増幅器24cの出力信号は制御回
路29に供給され、振幅可変部23aに対する振幅可変
信号は制御回路29から出力される。
【0034】又、この制御ユニット20において、電流
検出回路25は、例えば回路(送信信号系)に直列に接
続されたインピ−ダンス素子例えば抵抗25aと、抵抗
25aの端子電圧を増幅する差動増幅器などの増幅器2
5bとから構成されている。この電流検出回路25の出
力側はAC−DC変換回路26,増幅器27を介して制
御回路29に接続されている。そして、電流検出回路2
5における抵抗25aの出力側はハウジングの外面に露
呈するように配置されたコネクタ28に接続されてい
る。
【0035】このように構成された乗員検知システム
は、次のように動作する。まず、発振回路21から高周
波低電圧が送信されると、それの電圧振幅が振幅検出回
路24の検出部24aにて検出され、その検出信号はA
C−DC変換回路24bにて直流に変換され、増幅器2
4cにて増幅されて制御回路29に入力される。制御回
路29では検出された電圧振幅が所定の振幅値になって
いるか否かを判断し、所定の電圧振幅に修正するための
振幅可変信号が振幅可変部23aに出力される。これに
よって、送信信号の電圧振幅は所定の振幅に修正され、
以後、振幅可変回路23及び振幅検出回路24の連携動
作により、一定の振幅に制御される。
【0036】電圧振幅が一定化された送信信号は電流検
出回路25,コネクタ28を介してアンテナ電極5に供
給され、その結果、アンテナ電極5の周辺には微弱電界
が発生され、シ−ト1Bへの乗員の着席の有無によって
発振回路21からアンテナ電極5に異なったレベルの電
流が流れる。この電流は電流検出回路25によって検出
され、AC−DC変換回路26にて直流に変換され、増
幅器27にて増幅されて制御回路29に入力される。制
御回路29には、予め、シ−ト1Bに乗員が着席してい
る場合にアンテナ電極5に流れる電流パタ−ン(或いは
電流レベル)が記憶されており、制御回路29ではこの
記憶電流パタ−ンと入力された電流パタ−ン(或いは電
流レベル)とが比較・判断される。尚、シ−ト1Bに乗
員が着席している場合には電流検出回路25による検出
電流は増加し、未着席の場合には減少し、両者の間には
明らかなレベル差が存在するものである。
【0037】次に、制御回路29にてシ−ト1Bに乗員
が着席していることを検出し、かつシ−トベルト検出回
路33にて乗員がシ−トベルトを装着していないことを
検出すると、制御回路29はシ−トベルト警告灯32に
警告信号を出力して警告灯を点滅させたりする。又、乗
員がシ−トベルトを装着しておれば、シ−トベルト警告
灯32には警告信号は出力されず、警告灯が点滅するこ
とはない。さらに、シ−ト1Bに乗員が着席していなけ
れば、シ−トベルト検出回路33からの出力信号に関係
なくシ−トベルト警告灯32は作動しない。尚、人以外
の物体例えば荷物が助手席に置かれているいる場合に
は、人に比較して誘電率が小さいために、電流検出回路
25にて検出される電流量も乗員が着席している場合に
比較して小さいものであり、乗員が着席していると誤判
定されることはない。
【0038】次に、この乗員検知システムの処理フロ−
について図5を参照して説明する。同図において、ま
ず、イグニッションスイッチをONにし、スタ−トす
る。ステップS1でイニシャライズし、ステップS2に
進む。ステップS2では制御回路29とシ−トベルト警
告灯32,シ−トベルト検出回路33などとの通信系に
かかる初期診断を行う。ステップS3では発振回路21
からアンテナ電極5に流れる送信電流が電流検出回路2
5によって検出され、その検出信号はAC−DC変換回
路26,増幅器27を介して制御回路29に取り込まれ
る。そして、ステップS4では取り込んだ電流デ−タと
予め制御回路29に記憶された電流デ−タとを比較して
乗員が着席しているか否かが判断される。そして、シ−
トベルト検出回路33から取り込まれた検出信号との総
合的な判断がなされ、その判断によってはシ−トベルト
警告灯32へ警告信号が出力される。ステップS4が終
了すると、再び、ステップS3に戻り、同様の処理が繰
り返される。
【0039】この実施例によれば、アンテナ電極5の周
辺には発振回路21からアンテナ電極5に供給される高
周波低電圧に基づいて微弱電界が発生しており、この微
弱電界に基づいて流れる電流はシ−ト1Bに存在する物
体によって異なる。特に、その物体が人の場合にはそれ
以外の物体に比較して識別可能な程度のレベル差を有す
る電流が流れる。従って、電流検出回路25にて送信信
号系に流れる電流を検出することによって、簡易的に乗
員のシ−ト1Bへの着席の有無を確実に検知することが
できる。
【0040】特に、アンテナ電極5は1つで構成されて
いるために、上述の先行技術のように複数の電極を使用
するものに比較して回路構成が簡略化され、システムの
コストを低減できる。
【0041】又、アンテナ電極5に送信される送信信号
の電圧振幅は振幅制御回路22にてほぼ一定になるよう
に制御されるために、制御回路29での判断要素が電流
要素にのみ特定されることになる。従って、電流検出回
路25にて検出された電流と制御回路29に記憶されて
いる電流パタ−ンとの単純比較によって信頼性,精度の
高い検知が可能となる。
【0042】しかも、制御回路29は乗員の検知結果と
シ−トベルトの装着状況とに基づき、乗員がシ−ト1B
に着席しているにも拘らず、シ−トベルトが未装着の場
合にはシ−トベルト警告灯32に警告信号を出力し、警
告灯が点滅するために、シ−トベルトの装着を促すこと
ができ、走行時の安全性が期待できる。
【0043】さらに、アンテナ電極5にはアンテナ部5
aの一部から導電部5bが延在して形成されており、導
電部5bに設けたコネクタ5cが、シ−ト1Bに配置さ
れた制御ユニット20のコネクタ28に接続されている
ために、アンテナ部5aと制御ユニット20とを接続す
るハ−ネスを完全に省略できる。従って、上述のアンテ
ナ電極5の単一化,回路構成の簡略化などと相俟ってシ
ステムのコストを有効に低減できる。
【0044】尚、この実施例において、助手席に乗員が
着席していないことを検知した場合には図示しないエア
バッグ装置に、仮に自動車が衝突しても、エアバッグが
展開しないようにセットするための信号を制御回路29
から送信するように構成することもできる。
【0045】図6は本発明にかかる乗員検知システムの
第2の実施例を示すものであって、基本的な構成は上述
の実施例と同じである。異なる点はシ−ト1Cの着席部
1a及び背もたれ部1bに1つのアンテナ電極5Aを配
置したことである。このアンテナ電極5Aは着席部1a
に配置されるアンテナ部5a1 と、背もたれ部1bに配
置されるアンテナ部5a2 と、アンテナ部5a1 の側部
から幅の狭い状態で延在して形成した導電部5bと、導
電部5bの端部に設けられたコネクタ5cとから構成さ
れており、導電部5bはシ−ト1Cの側面側から制御ユ
ニット20に向けて配置してコネクタ5cが制御ユニッ
ト20に接続されている。
【0046】この実施例によれば、アンテナ電極5Aの
面積が著しく拡大されるために、乗員の検知精度の一層
の向上が期待できる。尚、アンテナ部5a1 とアンテナ
部5a2 の面積はシ−ト部分の面積に応じて適宜に変更
・設定できる。
【0047】図7は本発明にかかる乗員検知システムの
第3の実施例を示すものであって、基本的な構成は第1
の実施例と同じである。異なる点はアンテナ部5aと導
電部5bとを2ピ−スで構成し、アンテナ部5aと導電
部5bとをそれぞれに設けたコネクタ5cによって接続
したことである。尚、この導電部5bはコスト的には不
利になるが、ワイヤハ−ネスによって置換することもで
きる。
【0048】尚、本発明は、何ら上記実施例にのみ制約
されることなく、例えばシ−トに配置されるアンテナ電
極の形状は矩形状の他、円形,楕円状,四角を除く多角
形状に形成することもできる。又、発振回路の出力周波
数は、検知対象などに応じて100KHz以外に設定す
ることもできるし、その電圧も5〜12Vの範囲外でも
使用できる。さらにはシ−トベルトの装着状態との連動
を省略することもできる。
【0049】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、アンテ
ナ電極の周辺には発振回路からアンテナ電極に供給され
る高周波低電圧に基づいて微弱電界が発生しており、こ
の微弱電界に基づいて流れる電流はシ−トに存在する物
体によって異なる。特に、その物体が人の場合にはそれ
以外の物体に比較して識別可能な程度のレベル差を有す
る電流が流れる。従って、電流検出回路にて送信信号系
に流れる電流を検出することによって、簡易的に乗員の
シ−トへの着席の有無を確実に検知することができる。
【0050】特に、アンテナ電極は1つで構成されてい
るために、上述の先行技術のように複数の電極を使用す
るものに比較して回路構成が簡略化され、システムのコ
ストを低減できる。
【0051】又、アンテナ電極に送信される送信信号の
電圧振幅を振幅制御回路にてほぼ一定になるように制御
すれば、制御回路での判断要素が電流要素にのみ特定さ
れることになるために、電流検出回路にて検出された電
流に基づく制御回路での判断精度が向上し、システムと
しての信頼性,精度の高い検知が可能となる。
【0052】しかも、制御回路に、乗員の検知結果とシ
−トベルトの装着状況に基づくデ−タとを取り込むよう
に構成すれば、乗員の検知結果とシ−トベルトの装着状
況とに基づき、乗員がシ−トに着席しているにも拘ら
ず、シ−トベルトが未装着の場合にはシ−トベルト警告
灯に警告信号を出力し、警告灯が点滅するために、シ−
トベルトの装着を促すことができ、走行時の安全性が期
待できる。
【0053】さらに、アンテナ電極にアンテナ部の一部
から導電部を延在して一体的に形成し、導電部にコネク
タを設けると共に、シ−トに配置された制御ユニットの
コネクタに接続するようにすれば、アンテナ部と制御ユ
ニットとを接続するハ−ネスを完全に省略できる。従っ
て、上述のアンテナ電極の単一化,回路構成の簡略化な
どと相俟ってシステムのコストを有効に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる乗員検知システムのシ−トの要
部断面図。
【図2】本発明にかかる乗員検知システムのアンテナ電
極を示す図であって、同図(a)は平面図、同図(b)
は導電部におけるコネクタ部分の断面図。
【図3】本発明にかかる乗員検知システムの制御ユニッ
トの回路ブロック図。
【図4】図3に示す制御ユニットとアンテナ電極との接
続状態を示す要部断面図。
【図5】本発明にかかる乗員検知システムによる乗員検
知のフロ−チャ−ト。
【図6】本発明にかかるシ−トの他の実施例を示すもの
であって、同図(a)は側面図、同図(b)はアンテナ
電極の平面図。
【図7】本発明にかかるアンテナ電極のさらに異なった
実施例を示す平面図。
【図8】従来例にかかるエアバッグ装置の回路ブロック
図。
【図9】各種の着席パタ−ンを示す図であって、同図
(a)はシ−トに大人の乗員が着席している状態を示す
図、同図(b)はRFISの状態を示す図、同図(c)
はFFCSの状態を示す図。
【図10】従来例にかかる改良されたエアバッグ装置の
回路ブロック図。
【図11】本発明の前提となる先行技術にかかる乗員検
知システムの基本動作を説明するための図であって、同
図(a)は電極間の電界分布を示す図、同図(b)は電
極間に物体が存在した時の電界分布を示す図。
【図12】図11(b)の概略的な等価回路図。
【図13】先行技術にかかる乗員検知システムのシ−ト
の斜視図。
【図14】先行技術にかかる乗員検知システムの回路ブ
ロック図。
【図15】図14の具体的な回路ブロック図。
【図16】図15に示すエアバッグ装置の詳細な回路ブ
ロック図。
【符号の説明】
1B,1C シ−ト 1a 着席部 1b 背もたれ部 3 シ−トフレ−ム 4 クッション材 5,5A,5B アンテナ電極 5a,5a1 ,5a2 アンテナ部 5b 導電部 5c コネクタ 6 外装材 20 制御ユニット 21 発振回路 22 振幅制御回路 23 振幅可変回路 24 振幅検出回路 25 電流検出回路 26 AC−DC変換回路 27 増幅器 28,30 コネクタ 29 制御回路 31 電源回路 32 シ−トベルト警告灯 33 シ−トベルト検出回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−113692(JP,A) 特開 平5−291925(JP,A) 特開 平5−291924(JP,A) 特開 平7−270541(JP,A) 特開 平8−313644(JP,A) 国際公開97/31238(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01V 3/08 B60N 5/00 B60R 21/32 G01R 31/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートに組み込まれたアンテナ電極が電
    流検出回路を介して発振回路の出力に接続され、前記電
    流検出回路は前記アンテナ電極が周辺に発生させた電界
    に応じて前記発振回路から前記アンテナ電極に流れる電
    流を検出し、検出された前記電流に基づいて前記シート
    への乗員着席の有無を判断する制御回路を備え、前記発
    振回路と前記電流検出回路との間には、前記制御回路に
    より制御され前記発振回路が出力する電圧振幅を制御す
    る振幅制御回路が接続されていることを特徴とする乗員
    検知システム。
  2. 【請求項2】 前記振幅制御回路は、少なくとも、前記
    発振回路から前記アンテナ電極に送信される送信信号の
    電圧振幅を可変できる振幅可変回路と、前記送信信号の
    電圧振幅を検出する振幅検出回路とからなり、前記振幅
    検出回路の出力信号に基づいて前記送信信号の電圧振幅
    がほぼ一定となるように前記振幅可変回路による振幅可
    変量を制御することを特徴とする請求項1に記載の乗員
    検知システム。
  3. 【請求項3】 前記発振回路,振幅制御回路,電流検出
    回路,制御回路を含み、かつこれら回路を同一ハウジン
    グに収納して制御ユニットを構成し、この制御ユニット
    をシ−トに配置したことを特徴とする請求項1又は2に
    記載の乗員検知システム。
  4. 【請求項4】 前記発振回路は高周波低電圧を発生する
    ように構成されており、この高周波低電圧をアンテナ電
    極に印加することにより、アンテナ電極の周辺に微弱電
    界を発生させるようにしたことを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれかに記載の乗員検知システム。
  5. 【請求項5】 前記アンテナは実質的に一つであること
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の乗員検
    知システム。
  6. 【請求項6】 前記アンテナ電極を、シ−トの着席部及
    び/又は背もたれ部に配置されるアンテナ部と、アンテ
    ナ部の一部を延在して形成した導電部と、導電部に設け
    たコネクタとから構成したことを特徴とする請求項1乃
    至5のいずれかに記載の乗員検知システム。
  7. 【請求項7】 前記アンテナ電極の導電部の幅を、アン
    テナ部の幅より狭く形成したことを特徴とする請求項6
    に記載の乗員検知システム。
  8. 【請求項8】 前記制御ユニットのハウジングに、少な
    くとも電流検出回路を介して発振回路に接続されたコネ
    クタを設け、このコネクタにアンテナ電極のコネクタを
    電気的に接続したことを特徴とする請求項6記載の乗員
    検知システム。
  9. 【請求項9】 前記制御回路は、予め記憶されている乗
    員の着席パタ−ンと、電流検出回路の出力信号に基づい
    て算出された着席パタ−ンとを比較し、乗員の着席の有
    無を検知するように制御することを特徴とする請求項1
    乃至8のいずれかに記載の乗員検知システム。
  10. 【請求項10】 前記制御回路は、乗員のシ−トへの着
    席の有無の判定結果と、シ−トベルトの装着状況の検出
    結果とに基づいて警告灯を表示させるように制御するこ
    とを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の乗員
    検知システム。
JP12747197A 1997-05-16 1997-05-16 乗員検知システム Expired - Fee Related JP3346456B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12747197A JP3346456B2 (ja) 1997-05-16 1997-05-16 乗員検知システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12747197A JP3346456B2 (ja) 1997-05-16 1997-05-16 乗員検知システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10319133A JPH10319133A (ja) 1998-12-04
JP3346456B2 true JP3346456B2 (ja) 2002-11-18

Family

ID=14960755

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12747197A Expired - Fee Related JP3346456B2 (ja) 1997-05-16 1997-05-16 乗員検知システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3346456B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018147378A1 (ja) 2017-02-08 2018-08-16 シーカ・テクノロジー・アーゲー 水硬性組成物用混和剤

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6563231B1 (en) * 1998-12-30 2003-05-13 Automotive Systems Laboratory, Inc. Occupant sensor
JP4482785B2 (ja) 2001-09-13 2010-06-16 株式会社デンソー 車両用着座者判定装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018147378A1 (ja) 2017-02-08 2018-08-16 シーカ・テクノロジー・アーゲー 水硬性組成物用混和剤
US11091400B2 (en) 2017-02-08 2021-08-17 Sika Technology Ag Admixture for hydraulic composition

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10319133A (ja) 1998-12-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6161070A (en) Passenger detection system
JP3346464B2 (ja) 乗員検知システム及び乗員検知方法
US6960841B2 (en) Passenger detection system and detection method
US6208249B1 (en) Passenger detection system
JPH1111198A (ja) 乗員検知システム
EP1601555B1 (en) System for detecting seat occupancy
US6559555B1 (en) Passenger detection system and detection method
JP3358517B2 (ja) 乗員検知システム及び乗員検知方法
US6263271B1 (en) Passenger detection system comprising side airbag which is deployable or non-deployable according to seating condition
JP3458323B2 (ja) 乗員検知システム
US20080277910A1 (en) Vehicle seat including sensor
JP3329370B2 (ja) 乗員検知システム
JP3346456B2 (ja) 乗員検知システム
JP3322297B2 (ja) 乗員検知システム及び乗員検知方法
JP3328875B2 (ja) 乗員検知システム
JP3353817B2 (ja) 乗員検知システム
JP3282659B2 (ja) 乗員検知システム及び乗員検知方法
JP3394967B2 (ja) 乗員検知システム
JP3322296B2 (ja) 乗員検知システム及び乗員検知方法
JP3365477B2 (ja) 乗員検知システム及び乗員検知方法
JP3739930B2 (ja) 乗員検知システム及び乗員検知方法
JP3476682B2 (ja) 乗員検知システム及び乗員検知方法
JP3476681B2 (ja) 乗員検知システム及び乗員検知方法
JP3553379B2 (ja) 乗員検知システム及び乗員検知方法
JP3443698B2 (ja) 乗員検知システム及び乗員検知方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020807

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees