JP3394967B2 - 乗員検知システム - Google Patents

乗員検知システム

Info

Publication number
JP3394967B2
JP3394967B2 JP24589298A JP24589298A JP3394967B2 JP 3394967 B2 JP3394967 B2 JP 3394967B2 JP 24589298 A JP24589298 A JP 24589298A JP 24589298 A JP24589298 A JP 24589298A JP 3394967 B2 JP3394967 B2 JP 3394967B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
occupant
circuit
electric field
detection circuit
antenna
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP24589298A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000075043A (ja
Inventor
和則 甚野
眞弘 大藤
努 福井
信洋 小代田
隆 伊能
誠 長井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Nidec Elesys Corp
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Nidec Elesys Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd, Nidec Elesys Corp filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP24589298A priority Critical patent/JP3394967B2/ja
Publication of JP2000075043A publication Critical patent/JP2000075043A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3394967B2 publication Critical patent/JP3394967B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
  • Air Bags (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は乗員検知システム
に関し、特にエアバッグ装置を搭載した自動車の助手席
における乗員とダッシュボ−ドとの離隔状況に応じて、
エアバッグ装置を所定の動作モ−ドに設定し得る乗員検
知システムの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、エアバッグ装置は自動車の衝突
時に乗員が受ける衝撃を緩和するための装置であって、
自動車の安全性になくてならないものになっており、近
時、運転席のみならず、助手席にも設置されるようにな
っている。
【0003】特に、助手席にもエアバッグ装置が設置さ
れている場合には、衝突時に、助手席への乗員の着席の
有無に関係なく、エアバッグが展開する。乗員が着席し
ていない場合にはエアバッグの展開は無意味なものとな
り、それを復旧させるための修理費が必要になる。
【0004】そこで、このような無駄を省くためには、
乗員検知装置を設けてシ−トに乗員が着席しているか否
かを確認し、乗員が着席していない場合にのみ、衝突し
てもエアバッグ装置が展開動作しないようにすればよ
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようにシ−トへの
乗員の着席の有無を検知する乗員検知装置としては各種
の提案がなされている。例えば特開平4−46843号
公報,実開平3−52266号公報,特開昭61−11
3527号公報には荷重センサをシ−トの内部に組み込
んだ乗員検知装置が開示されている。又、特表平9−5
09118号公報にはシ−トの着席部と背もたれ部とに
電極を配置すると共に、電極間又は電極と車両のシャ−
シとの間に発振回路を接続した乗員検知装置が開示され
ている。
【0006】前者の各乗員検知装置によれば、シ−トに
荷重が作用していると荷重センサが反応し、シ−トに荷
重が作用していないと荷重センサが反応しないことか
ら、乗員の着席の有無を荷重センサによって的確に検知
することができる。後者の乗員検知装置によれば、シ−
トに乗員が着席していると電極間ないし電極とシャ−シ
との間の静電容量が増加し、シ−トに乗員が着席してい
ないと電極間ないし電極とシャ−シとの間の静電容量が
減少することから、静電容量の変化に基づく発振周波数
の変化を検出することにより、乗員の着席の有無を的確
に検知することができる。従って、助手席に乗員が着席
していない時には、エアバッグ装置の展開動作を未然に
防止でき、上述のような無駄を省くことができるもので
ある。
【0007】ところで、近時、エアバッグ装置を搭載し
た自動車に衝突などによる衝撃が付与された際には、エ
アバッグ装置をシ−トへの乗員の着席姿勢などに応じて
適切に制御できることが望まれている。例えば図7にお
いて点線で示すように、乗員Pが寝込んだりして上半身
がダッシュボ−ドDBにかなり接近している状態では、
仮に自動車が衝突しても、エアバッグ装置のエアバッグ
を展開させないことが望ましい場合がある。
【0008】又、運転席及び助手席のシ−ト端部或いは
ドア部分にサイドエアバッグ装置が搭載されている場合
には、図8において点線で示すように、乗員Pが寝込ん
だりしてドアDrにかなり接近している状態では、仮に
自動車の側部に衝撃が付与されても、サイドエアバッグ
装置のエアバッグを展開させないことが望ましい場合が
ある。
【0009】しかしながら、乗員が図7又は図8におい
て点線で示すような着席姿勢となった場合、上述の先行
技術に開示されている荷重センサ及び静電容量の検出セ
ンサ(電極)では、乗員の着席の有無は検知できても、
着席している乗員の着席姿勢まで的確に検知することは
できないという問題がある。
【0010】従って、衝突などの際に乗員がダッシュボ
−ドやドアに接近しすぎている場合でもエアバッグ装置
やサイドエアバッグ装置を適切に制御できる乗員検知シ
ステムが望まれている。
【0011】それ故に、本発明の目的は、シ−トへの乗
員の着席状況を的確に検知できる上、この検知結果に基
づいてエアバッグ装置を適切に制御可能な乗員検知シス
テムを提供することにある。
【0012】
【0013】
【課題を解決するための手段】又、本発明の第の発明
は、シ−トの背もたれ部のほぼ全体に亘って互いに離隔
して配置した複数のアンテナ電極と、アンテナ電極の周
辺に微弱電界を発生させるための電界発生手段と、複数
のアンテナ電極のうち、特定のアンテナ電極に電界発生
手段を選択的に切換・接続する切換回路と、切換回路の
切換動作によって選択されたアンテナ電極の近傍に位置
する物体の電気的特性に応じて該アンテナ電極に流れる
電流を検出する電流検出回路と、電界発生手段からの送
信信号とアンテナ電極への出力信号との位相差を検出す
る位相差検出回路と、電流検出回路及び位相差検出回路
から出力される複数の出力信号に基づいてシ−トへの乗
員の着席状況を判断する制御回路とを具備したことを特
徴とする。
【0014】又、本発明の第の発明は、シ−トの背も
たれ部のほぼ全体に亘って互いに離隔して配置した複数
のアンテナ電極と、アンテナ電極の周辺に微弱電界を発
生させるための電界発生手段と、複数のアンテナ電極の
うち、特定のアンテナ電極に電界発生手段を選択的に切
換・接続する切換回路と、切換回路の切換動作によって
選択されたアンテナ電極の近傍に位置する物体の電気的
特性に応じて該アンテナ電極に流れる電流を検出する電
流検出回路と、電界発生手段からの送信信号とアンテナ
電極への出力信号との位相差を検出する位相差検出回路
と、電流検出回路及び位相差検出回路から出力される複
数の出力信号に基づいてシ−トへの乗員の着席状況を判
断する制御回路と、衝突に基づいてエアバッグを展開さ
せる機能を有するエアバッグ装置とを具備し、前記制御
回路の判断結果に基づくデ−タをエアバッグ装置に送信
し、エアバッグ装置のエアバッグを展開可能な状態又は
展開不可能な状態のいずれか一方にセットすることを特
徴とする。
【0015】さらに、本発明の第の発明は、前記電界
発生手段,電流検出回路,制御回路を含み、かつこれら
回路を同一ハウジングに収納して制御ユニットを構成
し、この制御ユニットをシ−ト部分に配置したことを特
徴とし、第の発明は、前記制御回路では、予め記憶さ
れている乗員の各種着席パタ−ンと、電界発生手段から
それぞれのアンテナ電極に流れる電流に関連する送信信
号デ−タに基づいて算出された乗員の着席パタ−ンとを
比較し、該当する着席パタ−ンを抽出することにより乗
員の着席状況を判断することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の基本原理について
説明する。この発明にかかる乗員検知システムは、基本
的にはシ−トに配置されたアンテナ電極に発生させた微
弱電界(Electric Field)の乱れを利用するものであ
って、具体的にはシ−トの背もたれ部に離隔して配置し
た複数のアンテナ電極の周辺に選択的に微弱電界を発生
させ、これらのアンテナ電極の近傍に位置する物体の電
気的特性によってそれぞれのアンテナ電極に流れる電流
に基づいて乗員のシ−トへの着席状況を検知するもので
ある。
【0017】この原理を利用した本発明にかかる乗員検
知システムの実施例について図1〜図4を参照して説明
する。図1〜図2は本発明にかかる助手席(或いは運転
席)のシ−ト及びアンテナ電極の配置構成を示してお
り、シ−ト1は主として着席部1aと背もたれ部1bと
から構成されている。着席部1aは、例えば前後にスラ
イド可能なベ−ス2に固定されたシ−トフレ−ム3と、
シ−トフレ−ム3の上部に配置されたクッション材と、
クッション材を覆う外装材とから構成されており、背も
たれ部1bは、例えばシ−トフレ−ムの前面側にクッシ
ョン材を配置すると共に、クッション材を外装材で被覆
して構成されている。特に、背もたれ部1bには複数の
アンテナ電極4(4a〜4n)が外装材の内側に互いに
離隔し、かつ左右がほぼ対称となるように配置されてい
る。尚、このアンテナ電極4は外装材の内側の他、外側
に配置したり、或いは外装材自身に設けることもでき
る。又、シ−トフレ−ム3ないしその近傍には後述する
制御ユニット10が配置されている。
【0018】このアンテナ電極4は、例えば導電性の布
地にて構成されているが、糸状の金属を背もたれ部1b
のシ−ト布面に織り込んだり、布面に導電性ペイントを
被着したり、金属板を配置したりして構成することもで
きる。特に、このアンテナ電極4は、例えば図2に示す
ように、絶縁部材よりなるベ−ス部材5の一方の面に同
一サイズの四角形のアンテナ電極4a〜4nを互いに離
隔して配置し、一体化することによって構成することが
望ましく、背もたれ部1bの外装材の内側に配置され
る。それぞれのアンテナ電極4a〜4nからはリ−ド線
6(6a〜6n)が独立して導出されており、後述する
制御ユニット10のコネクタ(或いは端子)19a〜1
9nに接続されている。
【0019】上述のシ−ト1のシ−トフレ−ム3ないし
その近傍には制御ユニット10が配置されており、この
制御ユニット10は、例えば図3に示すように、例えば
周波数が120KHz程度で、電圧が5〜12V程度の
高周波低電圧を出力し、アンテナ電極の周辺に微弱電界
を発生させるための電界発生手段(例えば発振回路)1
1と、発振回路11からの送信信号の電圧振幅をほぼ一
定に制御する振幅制御回路12と、送信信号の送信電流
を検出する電流検出回路15と、電流検出回路15の出
力信号を直流に変換するAC−DC変換回路16と、A
C−DC変換回路16の出力信号を増幅する増幅器17
と、電流検出回路15に接続され、かつ複数のスイッチ
ング手段18a〜18nを有するアンテナ電極4a〜4
nの切換回路18と、切換回路18のスイッチング手段
18a〜18nに接続され、かつ制御ユニットのハウジ
ングに配置されたコネクタ19a〜19nと、電流検出
回路15の振幅制御回路側(発振回路側)及び切換回路
側(アンテナ電極側)に接続され、発振回路からの送信
信号とアンテナ電極への出力信号との位相差を検出する
位相差検出回路20と、位相差検出回路20の出力信号
を増幅する増幅器21と、CPU,外部メモリなどを含
む制御回路22と、ハウジングに配置され、図示しない
バッテリ電源に接続されるコネクタ23と、コネクタ2
3と制御回路22などとの間に接続された電源回路24
とから構成されている。この制御ユニット10の制御回
路22にはエアバッグ装置30が接続されている。尚、
切換回路18におけるスイッチング手段18a〜18n
の選択的な切換は制御回路22からの信号に基づいて行
われる。
【0020】この制御ユニット10において、振幅制御
回路12は、例えば送信信号の電圧振幅を可変する振幅
可変回路13と、送信信号の電圧振幅を検出する振幅検
出回路14とから構成されている。そして、振幅可変回
路13は、例えばプログラマブルゲインアンプ(PG
A)よりなる振幅可変部13aから構成されており、振
幅検出回路14は、例えばオペアンプなどよりなる電圧
振幅の検出部14aと、検出部14aの出力信号を直流
に変換するAC−DC変換回路14bと、AC−DC変
換回路14bの出力信号を増幅する増幅器14cとから
構成されている。尚、増幅器14cの出力信号は制御回
路22に供給され、振幅可変部13aに対する振幅可変
信号は制御回路22から出力される。
【0021】又、この制御ユニット10において、電流
検出回路15は、例えば回路(送信信号系)に直列に接
続されたインピ−ダンス素子例えば抵抗15aと、抵抗
15aの端子電圧を増幅する差動増幅器などの増幅器1
5bとから構成されている。この電流検出回路15の出
力側はAC−DC変換回路16,増幅器17を介して制
御回路22に接続されている。そして、電流検出回路1
5における抵抗15aの出力側は切換回路18を介して
コネクタ19a〜19nに接続されている。
【0022】さらに、位相差検出回路20は、例えば図
4(a)に示すように、発振回路11からの送信信号及
びアンテナ電極4(4a〜4n)への出力信号を別々に
正弦波から方形波に波形整形する波形整形回路20a,
20aと、第1のフリップフロップ回路20b1と、第
2のフリップフロップ回路20b2と、積分回路20c
とから構成されており、しかも、波形整形回路20a
は、例えば同図(b)に示すように構成されている。
尚、発振回路11の出力たる高周波低電圧が、例えば+
5Vの単電源からスイッチング操作などによって生成さ
れ、その波形が方形波の場合には、波形整形回路20a
は省略できる。
【0023】このように構成された乗員検知システム
は、次のように動作する。まず、発振回路11から高周
波低電圧が送信されると、それの電圧振幅が振幅検出回
路14の検出部14aにて検出され、その検出信号はA
C−DC変換回路14bにて直流に変換され、増幅器1
4cにて増幅されて制御回路22に入力される。制御回
路22では検出された電圧振幅が所定の振幅値になって
いるか否かを判断し、所定の電圧振幅に修正するための
振幅可変信号が振幅可変部13aに出力される。これに
よって、送信信号の電圧振幅は所定の振幅に修正され、
以後、振幅可変回路13及び振幅検出回路14の連携動
作により、一定の振幅に制御される。
【0024】電圧振幅が一定化された送信信号は電流検
出回路15,切換回路18,コネクタを介してアンテナ
電極4に供給され、その結果、アンテナ電極4の周辺に
は微弱電界が発生される。この際に、切換回路18は制
御回路22からの信号によって開閉制御が行われ、最初
にスイッチング手段18aのみが閉成され、次にスイッ
チング手段18bのみが閉成され、以下同様にして順次
に特定のスイッチング手段のみが閉成されると同時にそ
の他のスイッチング手段は開放されるように切換制御さ
れる。従って、特定のスイッチング手段(18a〜18
n)が閉成された場合には、電圧振幅が一定化された送
信信号は電流検出回路15,特定のスイッチング手段
(18a〜18n),特定のコネクタ(19a〜19
n)を介して特定のアンテナ電極(4a〜4n)に供給
され、その結果、特定のアンテナ電極(4a〜4n)の
周辺には微弱電界が発生され、シ−ト1に着席している
乗員Pの着席姿勢に応じた異なった値の電流が流れる。
この電流は電流検出回路15によって検出され、AC−
DC変換回路16にて直流に変換され、増幅器17にて
増幅されて制御回路22に次々と入力される。
【0025】一方、電流検出回路15の両端の信号(電
圧)、即ち振幅制御回路側における発振回路11からの
送信信号及び切換回路側(アンテナ電極側)におけるア
ンテナ電極4への出力信号が位相差検出回路20に入力
されると、正弦波信号は、図5(a)に示すように、波
形整形回路20aによって方形波に整形され、第1,第
2のフリップフロップ回路20b1,20b2に出力さ
れる。送信側の方形波出力の立ち上がりエッジ(図示矢
印)が第1のフリップフロップ回路20b1の端子CK
にて検出され、端子Qバ−はハイ(High)出力とな
る。一方、受信側も、同図(b)に示すように、方形波
出力の立ち上がりエッジ(図示矢印)が第2のフリップ
フロップ回路20b2の端子Bにて検出され、端子Qバ
−からは一瞬だけロウ(Low)出力がワンショット出
力される。この出力信号が第1のフリップフロップ回路
20b1の端子RESに入力されることにより、第1の
フリップフロップ回路20b1の端子Qバ−の出力は、
同図(c)に示すように、ロウに反転される。この出力
が位相量(位相差)となり、積分回路20cを通すこと
により電圧に変換され、増幅器21を介して制御回路2
2に入力される。尚、この位相量の検出動作は、電流検
出回路15による各アンテナ電極への送信電流の検出動
作に対応して順次に行われる。
【0026】この制御回路22には、予め、シ−ト1に
着席している乗員Pの各種着席パタ−ン及び電流検出回
路15への送信信号とアンテナ電極への出力信号との位
相差に関するしきい値(しきい値デ−タ)が格納されて
いる。具体的には、着席パタ−ンに関しては、例えば図
6(a)に示すように、斜線が付与されているアンテナ
電極への送信電流のレベルが高く、斜線の付与されてい
ないアンテナ電極のレベルが格段に低い場合には、シ−
ト1に着席している乗員Pは大人の乗員であり、その着
席パタ−ンは正常な着席パタ−ンであるとして設定され
ている。このパタ−ンで、アンテナ電極4b,4c,4
f,4gの電流レベルが正常な着席パタ−ンの場合より
やや低い場合には、シ−ト1に着席している乗員は大人
の乗員であり、その着席パタ−ンは上体がダッシュボ−
ドDBに向けた前傾姿勢の着席パタ−ンであるとして設
定されている。又、同図(b)に示すように、斜線が付
与されているアンテナ電極群が左側に位置ずれしている
場合には、シ−ト1に着席している乗員Pは大人の乗員
であり、その着席パタ−ンは上体がドアDrに接近して
いる着席パタ−ンであるとして設定されている。さらに
は、これ以外のパタ−ンでは、乗員は大人ではないとし
て設定されている。
【0027】一方、位相差に関しては、位相差検出回路
20によってシ−ト1に乗員が着席している時に検出さ
れる平均的な位相差と、人以外の存在によって検出され
る平均的な位相差との間の任意値が人が着席していると
判断するしきい値として設定されている。尚、シ−トの
状態(例えば水濡れなど)によっては、しきい値に上限
と下限とを設定することもでき、その範囲内に位相差デ
−タが存在する場合には人が着席していると判断され
る。従って、制御回路22では、このような予め記憶さ
れた着席パタ−ン及び位相差に関するしきい値デ−タ
と、入力された電流に基づく着席パタ−ン及び位相差デ
−タとが比較されることにより、シ−ト1に着席してい
る乗員が大人か否か及び乗員の着席パタ−ン(例えば着
席姿勢)が精度よく判断される。尚、電流検出回路15
による検出電流は乗員Pとアンテナ電極4との離隔距離
が小さくなると増加し、離隔距離が大きくなると減少す
る。又、位相差については、シ−ト1に乗員Pが着席し
ている場合には増加し、荷物の載置や未着席の場合には
減少し、両者の間には明らかなレベル差が存在するもの
である。
【0028】従って、制御回路22に取り込まれた信号
デ−タが、予め記憶されている着席パタ−ンと比較さ
れ、該当するパタ−ンが抽出される。抽出された着席パ
タ−ンが、例えば図6(a)に示すようなパタ−ンであ
る場合には、乗員が大人であり、正常な着席姿勢である
と判定され、エアバッグ装置30は制御回路22からの
送信信号によって、エアバッグが展開可能なるようにセ
ットされる。逆に、抽出パタ−ンが図1(a)の点線又
は図6(b)に示すようなパタ−ンである場合には、乗
員がダッシュボ−ドDB又はドアDrに接近しすぎてお
り、正常な着席姿勢でないと判定され、エアバッグ装置
30は制御回路22からの送信信号によって、エアバッ
グが展開不可能にセットされる。尚、抽出パタ−ンが大
人の着席パタ−ンでない場合にも、エアバッグ装置30
は制御回路22からの送信信号によって、エアバッグが
展開不可能にセットされる。
【0029】この実施例によれば、シ−ト1の背もたれ
部1bにはほぼ全体に亘って複数のアンテナ電極4(4
a〜4n)が互いに離隔して配置されており、それぞれ
のアンテナ電極には順番に高周波低電圧の印加により微
弱電界が発生されるために、アンテナ電極4(4a〜4
n)にはシ−ト1に着席している乗員Pの着席パタ−ン
(着席姿勢)に応じた電流が流れる。従って、これらの
電流パタ−ンによって、大人の乗員Pの着席パタ−ンを
容易に検知することができる。
【0030】しかも、電流検出回路15の発振回路側及
びアンテナ電極側における発振回路からの送信信号とア
ンテナ電極4への出力信号との位相差はシ−ト1に存在
する物体によって異なる。特に、その物体が人の場合に
はそれ以外の物体に比較して識別可能な程度のレベル差
の位相差を有する。従って、位相差検出回路20にて位
相差を検出することによって、検出電流に基づく着席パ
タ−ンに関連する信号デ−タとの判断と相俟って簡易的
に乗員のシ−ト1への着席の有無を確実に検知すること
ができる。
【0031】特に、エアバッグ装置30のエアバッグ
は、乗員Pが大人か否かの判断に基づいて、展開可能な
状態ないし展開不可能な状態のいずれか一方に設定され
る。例えば乗員Pが大人でないと判断されると、エアバ
ッグ装置30のエアバッグは展開不可能な状態に設定さ
れる。従って、仮に自動車が衝突しても、エアバッグは
展開されないために、乗員が大人か否かに応じてエアバ
ッグ装置の展開動作を適切に制御できる。
【0032】又、シ−ト1には複数のアンテナ電極4
(4a〜4n)が配置されており、それぞれのアンテナ
電極に送信される電流の大きさに基づく電流パタ−ンか
ら、乗員がシ−ト1に図6(b)に示すような着席パタ
−ンで着席していても、容易に検知できる。従って、サ
イドエアバッグ装置を搭載している場合には、同図のよ
うに運転席又は助手席の乗員PがドアDrに必要以上に
接近している状態で、自動車の側面に他の車両が衝突し
たとしても、乗員が大人であってもサイドエアバッグ装
置のエアバッグを展開しないように構成することができ
る。
【0033】その上、乗員Pの着席姿勢が図1(a)の
点線のような状態になった場合、背もたれ部1bの上方
に配置されたアンテナ電極に流れる電流が減少するもの
の、下方に配置されたアンテナ電極に流れる電流はそれ
ほど減少しないことから、そのパタ−ンに基づいて乗員
の上半身がダッシュボ−ドDBに接近しているか否かを
容易に検出できる。従って、上述と同様にエアバッグ装
置の展開動作を適切に制御できる。
【0034】特に、制御ユット10において、電源回路
24による単電源をシステム電源として利用する上に、
発振回路11において正電源のみでほぼ方形波の高周波
低電圧が生成されるように構成すれば、電源回路24,
発振回路11は勿論のこと、ユニットの回路構成が簡略
化でき、システムのコストをも大幅に低減できる。
【0035】又、アンテナ電極4(4a〜4n)に送信
される送信信号の電圧振幅は振幅制御回路12にてほぼ
一定になるように制御されるために、電流検出回路15
にて検出された電流に関連するデ−タと制御回路22に
記憶されている着席パタ−ンデ−タとの比較・判断が容
易になり、信頼性,精度の高い検知が可能となる。
【0036】さらには、制御回路22には、複数のアン
テナ電極4に送信される電流に基づくシ−ト1への乗員
の各種着席パタ−ンが予め記憶されているために、電流
検出回路15によって検出される各アンテナ電極4に流
れる電流に基づく電流パタ−ンとを比較し、該当するパ
タ−ンを抽出することによって、乗員の着席パタ−ンを
的確に判断することができる。
【0037】尚、本発明は、何ら上記実施例にのみ制約
されることなく、例えばシ−トに配置されるアンテナ電
極の形状は矩形状の他、円形,楕円状,四角を除く多角
形状に形成することもできるし、それの配置数は16個
より適宜に増減できる。又、電界発生手段は発振回路の
他、制御回路からのクロック信号などを利用して正電源
をスイッチング操作することによってほぼ方形波の高周
波低電圧を発生させるように構成することもできるし、
それの出力周波数も車室内などの状況などに応じて12
0KHz以外に設定することもできるし、その電圧も5
〜12Vの範囲外でも使用できる。さらには、振幅制御
回路,位相差検出回路はシステム電源の精度,システム
に期待される機能などによっては省略することもでき
る。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、シ−ト
の背もたれ部には複数のアンテナ電極が互いに離隔して
配置されており、それぞれのアンテナ電極には順番に高
周波低電圧の印加により微弱電界が発生されるために、
それぞれのアンテナ電極にはシ−トに着席している乗員
の着席パタ−ンに応じた電流が流れる。従って、これら
の電流パタ−ンによって、乗員が大人か否か,正常な着
席姿勢であるか否かなどの着席状況を的確に検知するこ
とができる。
【0039】特に、エアバッグ装置のエアバッグは、乗
員の着席状況に基づく判断によって、展開可能な状態な
いし展開不可能な状態のいずれか一方に設定される。例
えば乗員が大人でない,着席姿勢がドア側などに片寄る
など正常でないなどと判断されると、エアバッグ装置の
エアバッグは展開不可能な状態に設定される。従って、
仮に自動車が衝突しても、エアバッグは展開されないた
めに、乗員に対しより適切なエアバッグの制御を行うこ
とができる。
【0040】さらには、制御回路には、複数のアンテナ
電極に送信される電流に基づくシ−トへの乗員の各種着
席パタ−ンが予め記憶されているために、電流検出回路
によって検出される各アンテナ電極に流れる電流に基づ
く電流パタ−ンとを比較し、該当するパタ−ンを抽出す
ることによって、乗員の着席パタ−ンを的確に判断する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる乗員検知システムの車室内部分
を示す図であって、同図(a)はシ−トへのアンテナ電
極の配置状態を示す側面図、同図(b)は同図(a)の
正面図。
【図2】図1に示すアンテナ電極の具体的構成図であっ
て、同図(a)は平面図、同図(b)は同図(a)の断
面図。
【図3】本発明にかかる乗員検知システムの回路ブロッ
ク図。
【図4】同図(a)は図3に示す位相差検出回路の具体
例な回路ブロック図、同図(b)は波形整形回路の回路
ブロック図。
【図5】図4に示す位相差検出回路の動作を説明するた
めの図であって、同図(a)は送信信号及び第1のフリ
ップフロップ回路の出力信号の波形図、同図(b)は出
力信号及び第2のフリップフロップ回路の出力信号の波
形図、同図(c)は第1,第2のフリップフロップ回路
の出力信号から位相量の検出状態を示す図。
【図6】シ−トにおける乗員の着席パタ−ンを説明する
ための図であって、同図(a)は正常な位置に着席して
いる状態を示す図、同図(b)はドア側に位置ずれした
状態を示す図。
【図7】従来の自動車の助手席への乗員の着席状態を示
す概略側面図。
【図8】従来の自動車の運転席又は助手席への乗員の着
席状態を示す概略正面図。
【符号の説明】
1 シ−ト 1a 着席部 1b 背もたれ部 4(4a,4b・・・4n) アンテナ電極 5 ベ−ス部材 6(6a,6b・・・6n) リ−ド線 10 制御ユニット 11 電界発生手段(発振回路) 12 振幅制御回路 13 振幅可変回路 14 振幅検出回路 15 電流検出回路 16 AC−DC変換回路 17,21 増幅器 18(18a,18b・・・18n) 切換回路 19a,19b・・・19n コネクタ(端子) 20 位相差検出回路 22 制御回路 24 電源回路 30 エアバッグ装置 DB ダッシュボ−ド Dr ドア
フロントページの続き (72)発明者 大藤 眞弘 神奈川県横浜市神奈川区新浦島町1丁目 1番地25 日本電気ロボットエンジニア リング株式会社内 (72)発明者 福井 努 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 小代田 信洋 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 伊能 隆 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 長井 誠 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 特開 平5−188154(JP,A) 特開 平6−249963(JP,A) 特開2000−25560(JP,A) 特開 平11−271463(JP,A) 実開 平4−53579(JP,U) 特表2000−505550(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01V 3/08 B60R 21/32

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シ−トの背もたれ部のほぼ全体に亘って
    互いに離隔して配置した複数のアンテナ電極と、アンテ
    ナ電極の周辺に微弱電界を発生させるための電界発生手
    段と、複数のアンテナ電極のうち、特定のアンテナ電極
    に電界発生手段を選択的に切換・接続する切換回路と、
    切換回路の切換動作によって選択されたアンテナ電極の
    近傍に位置する物体の電気的特性に応じて該アンテナ電
    極に流れる電流を検出する電流検出回路と、電界発生手
    段からの送信信号とアンテナ電極への出力信号との位相
    差を検出する位相差検出回路と、電流検出回路及び位相
    差検出回路から出力される複数の出力信号に基づいてシ
    −トへの乗員の着席状況を判断する制御回路とを具備し
    たことを特徴とする乗員検知システム。
  2. 【請求項2】 シ−トの背もたれ部のほぼ全体に亘って
    互いに離隔して配置した複数のアンテナ電極と、アンテ
    ナ電極の周辺に微弱電界を発生させるための電界発生手
    段と、複数のアンテナ電極のうち、特定のアンテナ電極
    に電界発生手段を選択的に切換・接続する切換回路と、
    切換回路の切換動作によって選択されたアンテナ電極の
    近傍に位置する物体の電気的特性に応じて該アンテナ電
    極に流れる電流を検出する電流検出回路と、電界発生手
    段からの送信信号とアンテナ電極への出力信号との位相
    差を検出する位相差検出回路と、電流検出回路及び位相
    差検出回路から出力される複数の出力信号に基づいてシ
    −トへの乗員の着席状況を判断する制御回路と、衝突に
    基づいてエアバッグを展開させる機能を有するエアバッ
    グ装置とを具備し、前記制御回路の判断結果に基づくデ
    −タをエアバッグ装置に送信し、エアバッグ装置のエア
    バッグを展開可能な状態又は展開不可能な状態のいずれ
    か一方にセットすることを特徴とする乗員検知システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記電界発生手段,電流検出回路,制御
    回路を含み、かつこれら回路を同一ハウジングに収納し
    て制御ユニットを構成し、この制御ユニットをシ−ト部
    分に配置したことを特徴とする請求項1または2に記載
    の乗員検知システム。
  4. 【請求項4】 前記制御回路では、予め記憶されている
    乗員の各種着席パタ−ンと、電界発生手段からそれぞれ
    のアンテナ電極に流れる電流に関連する送信信号デ−タ
    に基づいて算出された乗員の着席パタ−ンとを比較し、
    該当する着席パタ−ンを抽出することにより乗員の着席
    状況を判断することを特徴とする請求項1または2に記
    載の乗員検知システム。
JP24589298A 1998-08-31 1998-08-31 乗員検知システム Expired - Fee Related JP3394967B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24589298A JP3394967B2 (ja) 1998-08-31 1998-08-31 乗員検知システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24589298A JP3394967B2 (ja) 1998-08-31 1998-08-31 乗員検知システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000075043A JP2000075043A (ja) 2000-03-14
JP3394967B2 true JP3394967B2 (ja) 2003-04-07

Family

ID=17140376

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24589298A Expired - Fee Related JP3394967B2 (ja) 1998-08-31 1998-08-31 乗員検知システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3394967B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6329914B1 (en) * 1999-10-05 2001-12-11 Nec Technologies, Inc. Thickness measurement system and method for vehicle occupant detection
JP3885642B2 (ja) * 2001-08-06 2007-02-21 松下電工株式会社 人体検知センサ及びその人体検知センサを備えた座席
JP4393965B2 (ja) * 2004-10-18 2010-01-06 本田技研工業株式会社 乗員保護装置
JP4539614B2 (ja) * 2006-02-07 2010-09-08 株式会社デンソー 乗員検知システム
EP1857329A1 (en) * 2006-05-17 2007-11-21 Hitachi Computer Products (Europe) S.A.S. Method for improving the localisation of a target in regard of a sensor
JP5094808B2 (ja) * 2009-09-28 2012-12-12 株式会社ホンダエレシス 乗員検知システム及び乗員検知方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000075043A (ja) 2000-03-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6161070A (en) Passenger detection system
US6208249B1 (en) Passenger detection system
JP3346464B2 (ja) 乗員検知システム及び乗員検知方法
JP3347071B2 (ja) 乗員検知システム
JP3347069B2 (ja) 乗員検知システム
JP3358517B2 (ja) 乗員検知システム及び乗員検知方法
JP3394967B2 (ja) 乗員検知システム
JP3458323B2 (ja) 乗員検知システム
JP3329370B2 (ja) 乗員検知システム
JP3482590B2 (ja) 乗員検知システムにおける乗員検知方法
JP3739930B2 (ja) 乗員検知システム及び乗員検知方法
JP3322297B2 (ja) 乗員検知システム及び乗員検知方法
JP3413479B2 (ja) 乗員検知システム
JP3282659B2 (ja) 乗員検知システム及び乗員検知方法
JP3476682B2 (ja) 乗員検知システム及び乗員検知方法
JP3553379B2 (ja) 乗員検知システム及び乗員検知方法
JP2000025560A (ja) 乗員検知システム
JP3346456B2 (ja) 乗員検知システム
JP3443698B2 (ja) 乗員検知システム及び乗員検知方法
JP3476681B2 (ja) 乗員検知システム及び乗員検知方法
JP3322296B2 (ja) 乗員検知システム及び乗員検知方法
JP3328875B2 (ja) 乗員検知システム
JP2000153749A (ja) 乗員検知システム
JPH11278203A (ja) 乗員検知システム
JP3235657B2 (ja) 乗員検知システム

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20021029

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090207

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090207

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100207

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110207

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120207

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130207

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees