JP5094808B2 - 乗員検知システム及び乗員検知方法 - Google Patents
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Description
また、サイド・エアバックを搭載した自動車において、助手席における乗員の着席状況に応じてサイドエアバックを展開/非展開を制御することに関して、自主的に取り組んでいる自動車メーカーもある。
図6(a)は、このうち、センシング方式として、容量センサを利用するセンシング方式を用いた乗員検知システムの原理を示す図である。この方式は、シ−トに配置されたアンテナ電極に微弱電界(Electric Field:EF)を発生させ、電極と被測定物の表面に電荷を生じさせる。これにより、電極と被測定物の表面は容量結合となり、体格・着席状況で変化する容量変化を、変位電流の変化として捉えることができるものである。
すなわち、シートの乗員についても、その体格などから、多くの情報を得て、区別をつける必要がある。
図8は、特許文献1及び特許文献2における上記技術を模式的に示した図である。
図8(a)は、特許文献1が開示している乗員判定ロジックにおけるフィルタリング技術を示した図であり、エアバックシステムが、定期的に取得するセンサデータを、フィルタリング処理をしてから、乗員についての判定ロジックを行い、最新の判定データとすることを示している。ここで、フィルタリング処理とは、取得したセンサデータのノイズを除去することをいう。
そこで、本発明の乗員検知システムは、乗員判定において、外乱等の影響による誤判定を少なくし、判定のロバスト性を改善することを課題とする。
図1は、本発明の実施形態に係る乗員検知ステムの判定原理を概略説明するための図であり、センサデータから判定結果までの処理を模式的に示した模式図である。図1に示すように、本発明においては、乗員判定ロジックにおいて、乗員に変化があったと判定した場合、ロックイン・ロジック(固定化ロジック)へ進む。そして、ロックイン・ロジックにおいて、イグニッション状態、車体速度状態、ドアの状態、ベルトの状態に変化があったかどうかに基づいて、実際に乗員に変化があったかどうかを判定する。そして、乗員に変化がないと判定した場合、乗員判定の際の当該乗員のしきい値ゾーンを拡げて、次回以降の乗員判定において外乱等の影響を受けにくくし、例えば、当該乗員が子供であれば子供であると誤りなく乗員判定されるようにする。以下、本発明の実施形態に係る乗員検知ステムの構成及び動作について詳述する。なお、以下、乗員等が座るシートは、助手席シートとして説明するが、これに限られるものではなく、後部座席のシートであってもよい。
センサ4は、シートに取り付けられたセンサであり、本実施例においては4個のセンサ4a〜センサ4dから構成される。センサ4a及びセンサ4bは、例えばシートの座面に取り付けられたセンサであり、センサ4c及びセンサ4dは、例えばシートの背面に取り付けられたセンサであり、導電性の布地、細い金属線を織り込んだもの、或いはフィルムに導電性の印刷を施したもの等によって構成されている。
シールドケーブル3は、センサ4と制御ユニット10を接続する配線であり、上記センサ4a〜センサ4d各々に対応するシールドケーブル3a〜シールドケーブル3dから構成される。
制御ユニット10は、電界発生部11(正弦波発振回路11aと電極駆動回路11b)と、電流検出部15(全波整流回路あるいはピークホールド回路15aと変位電流−電圧変換回路15b)と、シールド駆動回路16と、電極選択回路18と、判定回路20と、電源供給回路22と、伝送通信回路24及び警告灯駆動回路26から構成される。
電極選択回路18は、シールドケーブル3a〜シールドケーブル3dに対応した複数のスイッチ回路から構成される。電極選択回路は、センサ4a〜センサ4dのうちの1つを選択して、その電極が微弱電界を発生させるように、判定回路20から入力される不図示の制御信号により、スイッチ回路の1つをオンさせる。選択されたセンサは、変位電流を
流し、この電流は、電流検出部15により検出され、アンテナ電極に流れる電流に関連する信号デ−タとして、判定回路20へ出力される。
伝送通信回路24は、判定回路20からエアバック装置の制御回路へ、エアバックを展開可能とする展開OK信号を出力する回路である。
また、警告灯駆動回路26は、例えば、乗員検知システム100の初期診断が行われる際、判定回路20とエアバック装置の制御回路の間で通信ができない場合等において、警告灯を点灯させる回路である。
ここで、バックルスイッチ回路51、ドアスイッチ回路52及び車体速度検出回路53は、それぞれバックルスイッチがオン/オフされる場合、ドアが開閉された場合、車体速度が遅くなった場合に、人の移動の可能性があったとして、移動の可能性を示す信号データを、判定回路20に対して出力する。
なお、本実施形態において、判定回路20は、図2に示すように、バックルスイッチ回路51、ドアスイッチ回路52及び車体速度検出回路53各々に接続され、それぞれの回路から人の移動の可能性を示す信号データが入力される構成をとっている。しかし、判定回路20が、これらの回路に個々に接続され個別に情報を得るのではなく、例えば上記伝送通信回路24が車内LAN等を介してこれらの回路へ接続され、人の移動の可能性を示す信号データを受信し、判定回路20に対して、該信号データを出力する構成をとってもよい。
また、電源供給回路22は、制御ユニット10内の各回路に電源を供給する回路である。
まず、イグニッション(IG)がオフされたかどうかの判定を行う(ステップSC51)。なお、IGがオフされたかどうかの判定に関しては、通常はIGがオフされると、制御ユニット10における電源供給回路22もオフされるので、他のIGオン期間との区別ができない。よって、本実施形態においては、図4に示すような構成をとっている。すなわち、判定回路20に、不揮発性メモリを設け、IGがオンする毎にカウントアップするカウント値を不揮発性メモリへ記憶させる構成をとる。
一方、ステップSC55では、上記ステップSC51〜SC54の全てのステップにおいて、人の移動がなかったと判定されているので、次に説明するしきい値ゾーンの変更を行う(ステップSC55)。
一方、本発明の乗員判定システムにおいては、上述の通り、しきい値ゾーンを拡げているので、6yoと判定することが可能である。すなわち、本発明の乗員判定システムの「乗員判定」ステップは、ロックイン・ロジックによって、しきい値ゾーンを拡げることで、乗員判定において、外乱等による判定誤りが生じることが少なくなり、判定のロバスト性を改善できる。
そして、人の移動があると判定した場合、しきい値データを維持し、人の移動がないと判定した場合、しきい値データを変更して乗員に関する判定ゾーンを拡げる。こうして、乗員が乗り変わっていない場合(人の移動がないと判定した場合)は、しきい値ゾーンを拡げることで、次回以降の乗員判定において外乱等の影響を受けにくくする。これによって、乗員判定において、外乱等の影響による誤判定の少ない、判定のロバスト性が改善された乗員検知システムを提供できる。
Claims (7)
- シ−トの座面又は背面、或いは前記座面と前記背面の両方に配置された少なくとも一つ以上のアンテナ電極と、
前記アンテナ電極の周辺に微弱電界を発生させるための電界発生部と、
前記アンテナ電極が周辺に発生させた電界に基づいて流れる電流を検出する電流検出部と、
前記電流検出部から取り込まれたアンテナ電極に流れる電流に関連する信号デ−タと、予め記憶されている乗員の着席状況に関連するしきい値デ−タとを比較することにより、前記シートに乗員が着席しているか否かについて、また、着席している場合は、大人と子供とのいずれが着席しているかについての乗員の着席状況を判定する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記着席状況の判定に変化があった場合、入力される前記信号データ以外の人の移動の可能性を示す信号データに基づいて人の移動の有無を判定し、人の移動があると判定した場合、前記しきい値データを維持し、人の移動がないと判定した場合、前記しきい値データを変更して乗員の着席状況を判定する際の判定ゾーンを拡げることを特徴とする乗員検知システム。 - 前記人の移動の可能性を示す信号は、イグニッションのオン・オフ情報、ドア開閉情報、シートベルト着脱情報及び車体速度情報であることを特徴とする請求項1に記載の乗員検知システム。
- 前記ドア開閉情報を前記制御部に対して出力するドアスイッチ回路と、前記シートベルト着脱情報を前記制御部に対して出力するバックルスイッチ回路と、前記車体速度情報を前記制御部に対して出力する車体速度検出回路と、を備え、
前記制御部は、前記イグニッションのオン・オフ情報、前記ドア開閉情報、前記シートベルト着脱情報及び前記車体速度情報の全てに変化がない場合、人の移動がないと判定し、少なくとも1つの情報に変化がある場合、人の移動があると判定することを特徴とする請求項2に記載の乗員検知システム。 - 前記ドア開閉情報、前記シートベルト着脱情報及び前記車体速度情報が入力され、前記前記制御部に対して出力する伝送通信回路と、を備え、
前記制御部は、前記イグニッションのオン・オフ情報、前記ドア開閉情報、前記シートベルト着脱情報及び前記車体速度情報の全てに変化がない場合、人の移動がないと判定し、少なくとも1つの情報に変化がある場合、人の移動があると判定することを特徴とする請求項2に記載の乗員検知システム。 - 前記しきい値データの変更は、予め設定された着席している乗員を区別する前記判定ゾーンを、予め設定された限度まで拡げることを特徴とする請求項1から請求項4いずれか1項に記載の乗員検知システム。
- 衝突に基づいてエアバッグを展開させる機能を有するエアバッグ装置を更に備え、
前記制御部の判定結果に基づくデ−タを前記エアバッグ装置に送信し、エアバッグ装置のエアバッグを展開可能な状態又は展開不可能な状態のいずれか一方にセットすることを特徴とする請求項1から請求項5いずれか1項に記載の乗員検知システム。 - シ−トの座面又は背面、或いは前記座面と前記背面の両方に配置された少なくとも一つ以上のアンテナ電極の周辺に微弱電界を発生させ、この発生させた電界に基づいて流れる電流に関連する信号デ−タと、予め記憶されている乗員の着席状況に関連するしきい値デ−タとを比較することにより、前記シートに乗員が着席しているか否かについて、また、着席している場合は、大人と子供とのいずれが着席しているかについての乗員の着席状況を判定する乗員検知方法であって、
前記着席状況の判定に変化があった場合、前記信号データ以外の人の移動の可能性を示す信号データに基づいて人の移動の有無を判定し、人の移動があると判定した場合、前記しきい値データを維持し、人の移動がないと判定した場合、前記しきい値データを変更して乗員の着席状況を判定する際の判定ゾーンを拡げることを特徴とする乗員検知方法。
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