JP4499971B2 - 同乗者検出システム及び方法 - Google Patents

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Description

【0001】
(発明の属する技術分野)
本発明は、同乗者検出システム、厳密にはエアバッグ装置が装備されている車両の同乗者の特性を容易に分類することができる同乗者検出システムに関する。
【0002】
(発明の背景)
一般的には、エアバッグ装置は、自動車が衝突したときに同乗者が経験する衝撃を和らげるのに用いられるので、安定した状態で車両内に保管されていなくてはならない。エアバッグは、運転者及び同乗者の座席の正面に装備されている。エアバックは、別の場所に装備されることもある。
【0003】
一般的なエアバッグシステムにおいては、制御システムは、電気加速度センサー(衝撃検出センサー)からの信号を受信し、ノーマルオープンの半導体スイッチエレメントへ制御信号を送信する制御回路を含んでいる。各スイッチエレメントは、電圧を操作するシステムと地面との間の並列経路にそれぞれ接続されている。各経路は、安全センサー、点火回路及びスイッチエレメントを含んでいる。安全センサーは、運転席及び助手席それぞれに取り付けられており、それぞれ各座席の急激な加速(減速)度に反応してノーマルオープンのスイッチを閉じる加速度検出機構を含んでいる。点火回路は、車両の運転席及び前部同乗者席(助手席)の前にそれぞれ取り付けられているエアバッグ装置のガスソースに接続されている。
【0004】
作動時の際は、両方の安全センサーが閉じて、電気加速度センサーが閉じた場合、エアバッグ制御システムが運転者側及び同乗者側のエアバッグを展開させるというだけのことである。特に、各安全センサーの加速度検出機構は、電気加速度センサーを閉じるのに必要な加速度に比べると比較的小さい加速度に反応してその各ノーマルオープンのスイッチを閉じる。安全センサーのスイッチが閉じられると、高電圧信号が制御回路及び点火回路の第1端子に送られる。安全センサーからの高電圧信号により、制御回路は作動モードに入る。次に、制御回路は、電気加速度センサーからの信号に基づいて車両が事故に合ったことを確認する。電気加速度センサーが更に加速度を検出した場合は、制御回路はスイッチエレメントを閉じる制御信号を送る。その結果、電流は、電圧を操作しているシステムから各点火回路を経由して地面へ流れるので、各ガスソースは、運転者側のエアバッグ及び同乗者側のエアバッグを展開(拡張)させるようになる。エアバッグは、展開されればたちまち、運転者及び同乗者を衝突の衝撃から守る。
【0005】
同乗者側のエアバッグは、一般的に、助手席に座る成人同乗者の胴体部の正面で展開するように設計されている。後ろ向き幼児座席(以後RFISとする)が助手席に配置されている場合は、同乗者側のエアバッグは展開しないことが望ましい。前向き児童座席(以後FFISとする)の場合も、同乗者側のエアバッグは展開しないことが望ましい。
【0006】
RFCS又はFFCSを検出するために、様々なタイプの同乗者検出センサーが提案されてきた。提案されてきたセンサーには、1)重量センサー、2)光学センサー、及び画像プロセッサが含まれる。重量センサーは、体重の重い幼児を正しく検出しないこともあるし、体重が軽い成人を検出し損なうこともある。更に、重い物体(例えば買い物の入った袋)が座席に置かれた場合に、事故に合うとエアバッグ装置が不必要に展開されることもあるだろう。光学センサーは高価であるし、処理装置が複雑である。
【0007】
エアバッグは強力で迅速に展開するので、同乗者がエアバッグを必要とする位置にいるか、又は不必要な位置にいるかを判断するためのセンサーが必要とされる。そのようなセンサーがあれば、負傷を免れるであろう。同乗者がいない場合にはエアバッグが展開しないようにすれば、取り替えの費用が不要になる。
【0008】
(発明の概要)
本発明は、上記の請求項により定義されており、この章の何れも請求項を限定するものではない。以下に示す好適実施例は、紹介例として、同乗者の存在を正確に検出する安価な同乗者検出システムを含んでいる。本同乗者検出システムは発振回路を使ってアンテナ電極に電界を放出させるが、電界は座席上にある物体の電気的特性によって乱されることになる。この乱れは、アンテナ電極における信号の電流及び位相を変化させる。アンテナ電極内に流れている電流及び/又はアンテナ電極での信号の位相と発信回路出力信号との間の差を、所定の閾値と比較することにより、同乗者の存在を、信頼性が高く且つ安価な方法で検出することができる。
【0009】
第1の態様によれば、同乗者着席領域内にいる同乗者の特性を感知するための車両の同乗者検出システムが提供される。車両の座席は、同乗者着席領域に隣接する外側表面を有する。第1電極は、前記外側表面から第1距離にある車両座席の第1部分と接続している。第2電極は、前記外側表面から異なる第2距離にある車両座席の第1部分と接続している。第2電極は、第1電極に隣接している。
【0010】
第2の態様によれば、同乗者着席領域内にいる同乗者の特性を感知するための車両の同乗者検出方法が提供される。電界は、1)前記車両座席の前記外側表面から第1距離にある車両の座席の第1部分に接続されている第1電極と、2)前記外側表面から異なる第2距離にあって車両の座席の第1部分と接続されている第2電極の内の少なくとも1つによって作り出される。第2電極は、第1電極に隣接している。第1電極からの信号が測定される。第2電極からの信号が測定される。
【0011】
第3の態様によれば、同乗者着席領域内にいる同乗者の特性を感知するための車両の同乗者検出システムが提供される。複数の電極は、少なくとも2つの層に配置されており、各層の同乗者着席領域からの距離は異なっている。つまり、コントローラーは複数の電極からの情報を受信することが可能で、且つ情報及び距離の関数として特性を決定することができる。
【0012】
(好適な実施例の詳細な説明)
図面は、同乗者の存在を検出するために2つ又はそれ以上の電極を利用する様々な実施例を示している。2つ又はそれ以上の電極は互いに隣接するように配置されているが、同乗者着席領域からの深さは異なっている。各電極は、負荷の大きさに関わる衝撃と、センサーからの負荷の距離に関わる衝撃とを区別するため、負荷から異なる距離に配置されている。
【0013】
図1(a)及び1(b)では、同乗者座席内に配置されている2つの電極間の微弱電界が検出されている。電界は、高周波数、低電圧の信号が発振回路10から電極E1に送信され、電極E2が地面に接続されている場合に、電極E1と電極E2との間に電位差が生じる結果として作り出される。この電界は、電極E2から地面へ流れる電流Id(受信電流)を作り出す。ボデーOBが電界内にあれば、電界は乱れ、電流Idが変化する。同様に、電極E1に供給される電流(負荷電流)も、第2電極E2が存在するかどうかに関らず、ボデーOBの存在に反応して変化する。
【0014】
ボデーOBは、地面に接続されている1つの端子を有するコンデンサとして作用する。特に、ボデーOBのインピーダンス(抵抗及びキャパシタンス)により電界は地面に分路される。ボデーOBが車両座席内にある場合は、ボデーOBの電気的特性に反応して電極E1及びE2で流れている電流に変化が生じる。例えば、ボデーが大きくなるほど負荷電流も大きくなる。この現象を利用すれば、検出された電流を既知の値と比較することにより、同乗者の存在、つまり運転者又は別の人が座席内に居るかどうかが検出される。特に、座席内の物体に関して、前記物体が座席に正常に着席している成人サイズの人であるかどうかを含め、1つ又はそれ以上の特性が得られる。電極を、物体から既知又は予測可能な異なる距離に配置して用いると、更なる情報を得られる。従って、座席内の同乗者の存在が正確に検出される。
【0015】
図2は、第1実施例による同乗者検出システムの電極1から4を組み入れた座席1を示す斜視図であり、各電極は長方形シート状の導電性材料で形成されている。各電極の形状は他の電極と同じでも異なっていてもよく、矩形、らせん状、長方形、楕円形、円形、ドーナツ形、中心が空洞の長方形又は他の多角形及び/又は円形を含む何れの形状であってもよい。電極E1からE4は、座席カバーに縫い込まれた金属繊維、座席の表面に塗布された導電性ペイント、座席クッションの下に設けられている導電性テープ又は金属プレートを含んでいる。更に特定すると、電極E1及びE2は座席1のベース部分1aに取り付けられており、電極E3及びE4は背部分1bに取り付けられている。これらの電極は、同乗者の予想される着席位置に関して同乗者着席領域に隣接するように配置され、座っていても快適であるように取り付けられている。代替実施例では、座席の背部分内に7つの電極(例えば、座席の背の中心に長手方向に6つとドア付近の座席エッジに1つ)を用いているのに下部分には電極がないというように、利用する電極がもっと多くても少なくても、同じ位置であっても異なる位置にあってもよい。別の実施例では、電極は、フロアー、ダッシュ、ドア、ルーフ又はそれらの組み合わせのような別の場所に配置されている。各電極は、車両の同じ領域又は部分に互いに隣接して配置されている。
【0016】
電極E1からE4は、2つ又はそれ以上の層に配置されている。座席の同じ部分にある各電極の対は、座席の外側表面からの距離が違っているのが望ましい。例えば、座席1の同じベース部分1aの電極E1及びE2は、座席1の外側表面からの深さを変えて配置されている。同様に、座席1の同じ背部分の電極E3及びE4は、座席1の外側表面からの深さを変えて配置されている。
【0017】
図9は、同乗者検出システム400の1つの一般的な実施例である。システム400は、乗員感知ユニット402、補助拘束システム(SRS)404及びディスプレイメータ406を含んでいる。乗員感知ユニット402は、信号をSRS404へ提供し、エアバッグの稼動を不可能又は可能にする。警告ランプ信号は、ディスプレイメータ406の乗員警告ランプ408へ提供される。乗員警告ランプ408は、乗員感知ユニット402により判断される乗員の分類を示す。或いは、乗員警告ランプ408は、SRS404の使用が可能か否かを示す。SRS警告ランプ410は、SRS404が作動可能かどうかを示す。
【0018】
乗員感知ユニット402は、SRS404を低レベルのパワーで展開可能か、高レベルのパワーで展開可能か、又はSRS404の使用は不可能かを判断するために、乗員のサイズ及び/又は着席姿勢を感知するための乗員センサー412を含んでいる。通信ブロック414は、双方向か又は一方向のどちらかでSRS404と通信する。上記で議論したように、警告ランプ制御ブロック416は乗員警告ランプ408を起動させる。随意の記録ブロック418は、乗員感知ユニット402のあらゆるミスコード及び/又は乗員感知ユニット402により決定される乗員の様々な特性を記録する。随意のトラブル診断ブロック420は、乗員感知ユニット402が適切に作動しているかどうかを決定し、乗員感知ユニット402との外部通信を提供する。
【0019】
乗員感知センサー412は、電界センサー422のアレイ、電界ドライバ及び検出器424、乗員識別子426を含んでいる。電界センサー422は、電界を放出するための、同乗者着席領域に関して深さが異なる2つの位置に配置されている電極を備えている。電界ドライバ及び検出器424は、電界センサーと共に電界を作り出し、受信及び/又は負荷電流を測定するための、発振器及び電流測定回路を備えている。乗員識別子426は、測定された電流の関数として乗員を分類するためのプロセッサ又はアナログ回路部品を備えている。
【0020】
システム400は、様々な回路及び/又は方法で実行される。幾つかの回路例及び方法例が以下に論じられている。図3は、システム400を実行するための回路の1実施例である。発信器10は、約100−120キロヘルツの周波数の約10から12ボルトの範囲の、又は別の電圧の交流信号を作り出す。
【0021】
交流信号の負荷電流は、負荷電流検出回路11により検出される。負荷電流検出回路11は、ノイズを除去するための帯域フィルタ付き復調回路と、電圧信号を直流信号へ変換するAC/DC変換器とを備えているのが望ましい。
【0022】
アナログ信号は、負荷電流検出回路11を経由して送信/受信スイッチ回路12へ送られる。送信/受信スイッチ回路12は、マルチプレクサと、電界を放出するために電極E1からE4の1つを選択的に発振器10に接続して、残りの電極を電流/電圧変換回路13に接続するスイッチ又は他のデバイスとを備えている。電流/電圧変換回路13は、レジスタネットワークを備えており、検出された電流を示す電圧信号を生成する。電流/電圧変換回路13は又、前記電圧信号を増幅し、検出回路14へ送る。
【0023】
復調回路などの検出回路14は、ノイズを除去するための帯域フィルタと、電圧信号を直流信号へ変換するAC/DC変換器とを備えている。検出回路14から送られてくるDC信号は、オフセット変換回路16により制御される増幅回路15を経由して制御回路17へ送られる。
【0024】
制御回路17は、ASICと、プロセッサと、安全拘束システム(SRS)制御信号を生成するためのデジタル信号プロセッサ又は他のデジタル装置とを備えている。例えば、検出回路14のAC/DC変換器部分を含んでいる日本、NEC社製のPD78052CG(A)が用いられている。制御信号は、エアバッグ制御システム18のような車両内の別の装置を制御するのに用いられる。エアバッグ制御システム18は、SRS制御信号及び加速度センサー信号に従って同乗者側のエアバッグ装置の展開を制御する。
【0025】
図4は、同乗者検出回路を詳細に示す回路図である。図4に示されている回路は、図3のブロック線図とは少し異なる。第1に、増幅回路15は、第1増幅部15Aと第2増幅部15Bとに分かれている。次に、アナログスイッチ回路19は、増幅部15Aと15Bのどちらか1つからの信号を選択的に制御回路17へ接続する。制御回路17は、アナログ選択回路19を制御して、増幅部15Aにより提供される低増幅利得(例えば1x)と増幅部15Bにより提供される高増幅利得(例えば100x)との間を選択的に切り替える。
【0026】
図4では、同乗者検出回路は、発振器10と負荷電流検出回路11とを含んでいる。負荷電流検出回路11は、発振器回路10と送信/受信スイッチ回路12との間に接続されているインピーダンス/抵抗エレメント11aを含んでいる。送信/受信スイッチ回路12へ送られる電流量を示す電圧信号は、増幅器11bにより増幅され検出回路14に送られる。送信/受信スイッチ回路12は、スイッチエレメントAaからAd、及びスイッチエレメントBaからBdで構成されている。スイッチエレメントAaからAdは、制御回路17から受信した第1制御信号に応答して、電極E1からE4の中から1つの電極(送信器電極)を選択して発振器回路10の出力に接続するのに用いられる。スイッチエレメントBaからBdは、制御回路17からの第2制御信号に応答して、他の電極(受信器電極と呼ぶ)を電流/電圧変換回路13に接続するのに用いられる。ある実施例では、送信/受信スイッチ回路12は、マルチプレクサ回路である。電流/電圧変換回路13は、受信器電極内を流れる差電位電流を電圧信号に変換するインピーダンス/抵抗エレメント13aと、変換された電圧信号を増幅する増幅器13bとを含んでいる。
【0027】
検出器回路14は、負荷電流検出回路11からの出力信号と、受信器電極からの変換済み電圧信号を受取り、これらの信号を表示するDC信号を増幅部15Aと15Bの両方へ送信する。増幅部15Aと15Bから送られる増幅された出力信号は、アナログ選択回路19へ送信される。アナログ選択回路19は、第2増幅回路15Bからの出力を受信するために接続されている4つのスイッチエレメント19aと、第1増幅回路15Aからの出力を受信するために接続されている4つのスイッチエレメント19bで構成されている。アナログ選択回路19は、制御回路17から受信した制御信号に応答して、増幅回路15A及び15Bのどちらか1つからの出力信号を、スイッチエレメント19a又は19bを通して送る。
【0028】
上記で説明されているシステムは、以下のように機能する。送信/受信スイッチ回路12のスイッチエレメントAaは、制御回路17から送られる制御信号に基づいて発振回路10の出力に接続される。スイッチエレメントBbからBdが電圧電流スイッチ回路13に接続されていれば、差電位電流は受信器の電極E2からE4へと流れる。これらの電流は、インピーダンス/抵抗エレメント13aにより電圧に変換され、増幅器13bにより増幅され、検出回路14へ出力される。送信電極E1へ向けて流れている負荷電流は、負荷電流検出回路11により検出され、検出回路14によりデータR(1.1)として出力される。検出回路14では、望ましくないノイズが低減されるか又は除去され、100キロヘルツの受信信号には帯域フィルターが掛けられる。その結果の電圧信号が、第1及び第2増幅回路15A及び15Bへ出力される。
【0029】
第1及び第2増幅回路15A及び15Bからの出力信号は、オフセット変換回路16及びアナログ選択回路19により適切に選択され、制御回路17へ出力される。例えば、検出回路14からの出力信号が強い場合、アナログ選択回路19のスイッチエレメント19bが選択されて、第1(低)増幅回路15Aからの出力が制御回路17に接続される。出力信号が弱くて、受信信号における微細な変化の測定が困難な場合、アナログ選択回路19のスイッチエレメント19aが選択され、第2(高)増幅回路15Bからの出力が制御回路17に接続される。制御回路17は、第1又は第2増幅回路15A及び15Bからの出力を記憶する。
【0030】
次に、制御回路17からの信号に基づいて、送信/受信スイッチ回路12のスイッチエレメントAaは切断され、スイッチエレメントAbが発振回路10に接続される。電極E2は、受信器電極E1、E3、E4内に電流を作り出す電界を放出する。更に、スイッチエレメントBa、Bc、Bdは、それぞれスイッチBa、Bc、Bdを通して、電流/電圧変換回路13に接続される。受信器電極E1、E3、E4で作り出された電流は、電圧信号へ変換され、検出回路14へ出力される。送信電極E2へ向かって流れている負荷電流は、負荷電流検出回路11により検出され、先に述べた方法でデータR(2.2)として検出回路14へ出力されることに留意されたい。
【0031】
次に、スイッチエレメントAcが発振回路10の出力に接続される。これにより、高周波数、低電圧の信号が発振回路10から送信器電極E3へ掛けられ、受信器電極E1、E2、E4内に電流を作り出す。作り出された電流は、スイッチエレメントBa、Bb、Bdを通して電流/電圧変換回路13へ送られる。送信器電極E3へ向かって流れている負荷電流は、負荷電流検出回路11により検出され、先に述べた方法でデータR(3.3)として検出回路へ出力される。
【0032】
次に、スイッチエレメントAdが発振回路10の出力に接続される。これにより、高周波数、低電圧の信号が発振回路10から送信器電極E4へ掛けられ、受信器電極E1、E2、E3内に電流を作り出す。作り出された電流は、スイッチエレメントBa、Bb、Bcを通して電流/電圧変換回路13へ送られる。送信器電極E4へ向かって流れている負荷電流は、負荷電流検出回路11により検出され、先に述べた方法でデータR(4.4)として検出回路へ出力される。
【0033】
座席1上の物体は、制御回路17へ送られるデータの演算処理と、電極E1−E4の既知の間隔関係に基づいて識別される。特に、正常に座っている成人か、RFISの幼児か、又はFFCSの児童かという着席状況は、記憶されているデータと、電極E1からE4の内で選択された送信器電極/受信器電極が組み合わせられたものに関するデータとを比較することにより識別される。この比較に基づいて、適用可能な着席状況が識別され、同乗者側のエアバッグ装置を制御するのに用いられる。
【0034】
制御回路17は、様々な着席パターンに関連したデータを記憶する。特に、代表的なデータは、空席、FFCSに着席している児童、RFISに着席している幼児、1つ又はそれ以上の異なる位置に着席している子ども又は小柄な成人、及び大柄な成人に関して記憶されている。一般式R(i.j)で示されるこのデータは、送信器電極及び/又は受信器電極の様々な組み合わせに基づいて経験的に求められる。一般式R(i,J)において、iは送信器電極で、jは受信器電極である。制御回路17では、演算処理が16のデータ測定値を使って実行され、着席パターンの特性が抽出される。制御回路17で着席パターンが検出され識別されると、適切な制御信号がエアバッグ制御システム18へ送られる。例えば、着席パターンが空席か、FFCSか、RFISであれば、制御信号は、衝突に際してもエアバッグが展開しないように設定する。別のパターンに対しては、エアバッグ装置が展開できる信号が送られる。
【0035】
本発明の第2実施例によれば、単一のアンテナ電極、又は単一のアンテナ電極として独立して作用している複数のアンテナ電極の領域内に放出される微弱電界の乱れの状態に基づいて同乗者の存在を検出するような同乗者検出システムが提供されている。詳しく述べると、発振回路は既知の電圧振幅及び周波数を有する交流電流(AC)信号を生成し、そのAC信号はインピーダンス/抵抗エレメントを通してアンテナ電極に送られる。そのAC信号により、電極は、座席に隣接する同乗者領域内に微弱電界を放出する。座席上(即ち、アンテナ電極付近)に着席しているか又は置かれている物体の電気的特性が、電界を乱れさせる。この電界の乱れによってアンテナ電極内に流れている電流の量が変化し、アンテナ電極で作り出されるAC信号の位相が、発振回路により生成される元々のAC信号とは異なるようになる。
【0036】
この実施例では、電流検出回路14はインピーダンス又は抵抗エレメントと差動増幅器(又は別の増幅器)とを含んでいて、その出力がAC/DC変換回路13及び増幅器15を通して制御回路17へ送られるようになっているのが望ましい。そのようなインピーダンス/抵抗エレメントは、例えば日本のススム工業社製のRR1220P−103−Dであり、増幅制御回路の出力とアンテナ電極Eとの間に接続されている。差動増幅器は、インピーダンス/抵抗エレメントを横切って接続されており、インピーダンス/抵抗エレメントを横切る電圧差に基づいて電流信号を生成する。特に、電流差動増幅器は、発振回路出力信号の電圧レベルをアンテナ電極で生成された電圧レベルと比較して、その差を示す電流信号を生成する。
【0037】
人が座席1Bに着席すると、電流検出回路14の検出電流が増大することに注目されたい。座席に荷物があるか、又は座席が空いているときには、検出電流は減少する。何れの場合も、座席が占有されている状況と占有されていない状況では、検出される電流レベルに差がある。位相差についても同じことが言える。
【0038】
電流及び/又は位相差は記憶されている値と比較され、助手席に座っている同乗者が成人かどうかが正確に識別される。この決定はエアバッグ制御回路のような安全拘束装置へ送られて、それにより、適切な大きさの成人が座席内に着席している場合にエアバッグの展開を制御する。
【0039】
同乗者着席領域からの距離が異なる2箇所に電極を用いている図9のシステム400の第3実施例が図5に示されている。各電極43、44、53、54は、TX/RXモジュール1から4に接続されている。各電極に用いられるモジュールは異なっていても同じでもよい。負荷電流を測定するための1つの好適な代替実施例では、単一のTX/RXモジュールを切り替えできるように各電極に接続することができる。
【0040】
TX/RXモジュールは、送信器回路880と、受信器回路840と、スイッチ890とを含んでいる。送信器回路880は、増幅器882を経由してスイッチ890に接続されている波動発生器881を備えているのが望ましい。
【0041】
受信器840は、2つの経路841と842とを備え、各々がそれぞれの増幅器843、844を含んでいるのが望ましい。一方の増幅器843は、小物体に対する感受性に対し最大又は別の利得を使って信号を増幅する。別の増幅器844は、電流が検出されない場合はゼロ値で、最大電流が受信される場合は255値を提供するように最適化された異なる利得を使って信号を増幅する。更に、1つの段階からの負荷を最小にして、別の段階に十分な信号強度を与えるためにバッファを設けてもよい。代替実施例では、1つの増幅経路が設けられているか、或いは1つの経路内に1つの可変増幅増幅器が設けられている。
【0042】
マルチプレクサのようなスイッチ890は、送信器回路880か、受信器回路840の経路の1つか、又は送信器回路880と受信器回路840の経路の1つの両方と接続するように制御される。負荷電流を測定するための実施例では、スイッチ890は、各電極を送信器回路880と受信器回路840の両方に順次接続するようになっている。
【0043】
コントローラー860は、アナログ/デジタル変換器と、受信されたデータを処理するためのロジックを含んでいるのが望ましい。コントローラー860は、各電極を送信回路880及び受信回路840に順次接続するようにスイッチ890を制御するのが望ましい。従って、コントローラー860は、各モジュールから一式の受信及び/又は負荷電流を受け取る。コントローラー860は、例えば受け取った電流を示す8ビット値のような最終的なデジタル値に基づいて、同乗者の体格、体型、座位置又は他の特性を判断する。その特性は、演算アルゴリズム又は比較の関数として決定される。例えば、デジタル値は、EEPROM865、RAM、又は別の記憶装置を使って、特性を示す閾値又はデータと比較される。
【0044】
コントローラー860は、特性の関数として制御信号を出力する。エアバッグシステムが使用可能であるか不可能であるかというような制御信号の状態を示すために、LED861を設けてもよい。
【0045】
同乗者の着席領域からの距離が異なる2箇所に電極を用いている図9のシステム400の第4実施例が、図10に示されている。この実施例は図5のシステムと類似しているが、別のスイッチ構造を使って負荷電流を検出している。具体的には、システム500は、マイクロプロセッサ502、検出器504、発振回路506、信号調節器508、センサー510、選択回路512、514を含んでいる。
【0046】
負荷電流を作り出し、検出するために、2つ又はそれ以上の経路が設けられている。そのような経路の1つについて以下に説明する。別の経路は同じか又は異なる構成要素を備えている。この経路において、発振回路506は、120キロヘルツ信号のようなAC信号を生成する発振器を備えている。
【0047】
信号調節器508は、演算増幅器516、518、520及びレジスタ522を含んでいる。発振回路506と接続されている演算増幅器516は、信号をバッファして、一定の電圧ソースを提供する。信号は、シールドケーブル524を通してセンサー510の電極526に供給される。電界は、信号に応じて作られる。センサー510への負荷が増大すれば、レジスタ522に掛かる電圧も増大する。電圧における変化量は、シールドケーブル524のシールドに接続されている演算増幅器518によりバッファされる。この演算増幅器518は、隣接する導体からセンサー510を遮蔽しながら、シールドの電圧レベルを中心コンダクタと同じレベルに維持するために、高入力インピーダンスと低出力インピーダンスとを有しているのが望ましい。
【0048】
検出器504に接続されている演算増幅器520は、電流利得を負荷電流に提供する。検出器504は、全波整流回路528とフィルタ回路530を備えている。負荷電流の振幅又は振幅における変化は、演算増幅器520の出力を整流することによって検出される。整流された信号は、アナログ低帯域フィルタのようなフイルタ回路530によりフィルターが掛けられる。マイクロプロセッサ502は信号をデジタル信号に変換し、負荷を分類する。
【0049】
2つ又はそれ以上のセンサー510の経路については、可能性のある2つの実施例を図10に示す。1つの実施例では、各経路は、マイクロプロセッサ502を除き独立した構成要素(S_individualセンサーと名付けられた経路で示されている)を含んでいる。代替実施例では、各経路は発振回路506及び検出器504を共有している。又別の例では、示されているように、共有される経路及び個々の経路の組み合わせが用いられる。
【0050】
共有経路が用いられるのが望ましい。個々の経路は取り外される。選択回路512、514は、マイクロプロセッサ502により制御される複数のマルチプレクサ又は1つの共有マルチプレクサを備えている。1つの選択回路は発振回路506を各センサーの経路に接続し、別の選択回路は検出器504を各センサーの経路に接続する。負荷電流を用いる分類については、発振回路506と検出器504の両方を同じ経路に接続する1つの選択回路を用いることもできる。受信電流、又は受信及び負荷電流両方の組み合わせを用いる分類については、選択回路514、512が独立して作用する。
【0051】
マイクロプロセッサ502は、あらゆる乗員を分類するために、負荷及び/又は受信電流を測定する。負荷電流の振幅が小さいのは、負荷が存在することを示している。振幅及び/又は振幅の変化は、負荷のインピーダンスの変化を表す。負荷インピーダンスは、負荷の有効表面(サイズ)及び負荷と電極526との距離の関数として変化する。
【0052】
上記のシステムの何れか又は別の回路部品を使えば、負荷は電極のアレイの関数として特徴付けられる。図6は、電極の配列100のある好適な実施例を示している。複数の電極102、104、106、110、112は、2つの層に配置されている。これらの層は、絶縁体114により分離されている。絶縁体114は、座席クッション(例えば厚さ3/8インチのポリエチレンフォーム)と、硬い本体と、空気又は電磁気エネルギーが透過可能な別の装置を備えているのが望ましい。この実施例では、電極102、104、106、108、110、112は、ベース部分の中央に座席の前から後へ一列に並ぶように配置されて、座席のベース部分に接続されている。他の位置に配置された別の配列を用いてもよい。
【0053】
各層内の電極により形成される形状は異なっていてもよい。例えば、各層毎に別々の形状の電極が用いられる。各層は1つの面内にあるのが望ましいが、平面ではない配列で配置してもよい。平面でない配列だと、測定を行うのに用いられる電極の関数として電極のファントム層が形成される。
【0054】
配列100は、座席の外側表面に隣接して、又は座席の外側表面で、座席内にあって座席に接続されている。従って配列100は、同乗者着席領域に隣接している。2つ又はそれ以上の層は、座席の外側表面から異なる距離にある(即ち、同乗者着席領域からの距離が異なる)。
【0055】
ある好適実施例では、複数の電極からの負荷電流は、先に述べたシステムの1つ又は別のシステムを使って測定される。例えば、負荷電流は、図10のシステムを使って各電極から順次測定される。
【0056】
負荷電流は、同乗者の高さ、位置、サイズ、方向、動き及び/又は他の特性を求めるのに用いられる。他の特性は、米国特許番号第5,914,610号に開示されているように求めることができ、その開示内容を参考文献としてここに援用する。例えば、時間の関数としての距離Rの変化は動きを示す。
【0057】
図11は、負荷604のサイズAと距離Rを決定するのに2つの層600、602を使用することを表している。例えば、負荷604には、同乗者着席領域内の座席に隣接している乗員が含まれる。負荷604は、電極の上部層600から距離Rだけ離れている。上部層及び下部層600、602は、距離dだけ離れている。
【0058】
負荷A及び距離Rは、座席の外側表面から距離dだけ離れている2つの電極によって求められる。負荷電流S、負荷A及び距離Rは、S=K(A/R)で表される関係にあり、Kは定数である。負荷と距離は、少なくとも2つの異なる負荷電流、即ち同乗者に最も近い電極(例えば、頂部電極St)の負荷電流と最も遠い電極(例えば、底部電極Sb)の負荷電流を測定することにより、電極間の距離dの関数として求められる。つまり、乗員の特性は、座席の外側表面からの距離の電極間の差の関数として求められる。St=K1(A/R)であり、Sb=K2(A/(R+d))である。これをA及びRについて解けば、A=(d*Sb*St)/(St−Sb)及び、R=(d*Sb)/(St−Sb)となる。負荷の大きさ及び電極からの距離は、このようにして求められる。代替実施例では、A及びRは、距離dを測定することなく、及び/又は非送信電極で受信された電流の関数として求められる。
【0059】
図6に示されている6つの電極のように、2つ以上の電極を用いるのが望ましい。一列の電極を使えば負荷の分布を求めることができる。例えば、列の様々な位置に隣接する負荷及び距離を提供する異なる電極の対を用いて、負荷A及び距離Rが求められる。6つの電極を使えば、3つの異なる負荷及び距離が求められる。列内の電極の数が多いほど、空間分解能が大きくなる。
【0060】
ある実施例では、絶縁体114は、軟質か又は半硬質であり、電極層間の距離を予測通りに変化させることができる。例えば、電極は、クッション又はフォーム絶縁体の異なる側に配置されている。その結果、層間の距離は、d=f(A)によって表されるように負荷の関数として変化する。距離は、同乗者の体重の関数として変化する。ある実施例ではd=c−kAであり、c及びkは、少なくとも部分的には、絶縁体の圧縮率の関数として、及び/又は実験に基づいて求められる定数である。この他、距離dについてはd=c−(k1)A―(k2)A2のような代替式を用いることもでき、この場合c,k1及びk2は定数である。上記式を使えば、負荷及び装置100からの距離は、電極間の距離の関数として求められる。これによって、システムへの負荷衝撃を考慮して、負荷を更に正確に求めることができるようになる。
【0061】
負荷は、求められた負荷と距離情報に基づいて特徴付けられる。例えば、負荷は、1)1つ又はそれ以上の位置にいる成人、2)1つ又はそれ以上の位置にいる子ども又は小柄な成人、3)FFCSにいる児童、4)RFCSにいる幼児、又は5)その他の物体に分類される。分類は、期待測定値との比較により決定されるのが望ましい。替わりに、負荷の分布を求めることによって同乗者の首位置をつきとめるアルゴリズムを用いて、乗員がエアバッグを働かせるほど十分に大きいか、或いはエアバッグを働かせるには小さすぎるかを分類する。
【0062】
図7は、先に述べたシステムの1つ又は別のシステムを使って同乗者の特性を感知するためのある好適な実施例のフローチャートである。このプロセスはリアルタイムで繰り返される。アクト202では電界が作り出される。例えば、AC信号が、車両座席の外側表面からの距離が異なる少なくとも2つの電極の内の1つに供給される。アクト204では、信号が、少なくとも2つの電極の内の1つで測定される。例えば、負荷電流又は受信電流が検出され、電圧に変換される。アクト205では、信号が、前記少なくとも2つの電極の内のもう一方の電極で測定される。例えば、負荷電流又は受信電流が検出され、電圧に変換される。各電極での測定は、連続して負荷電流を測定するか、又は連続して受信電流を測定してもよい。替わりに、同時に又は連続して、1つの電極で負荷電流を測定し、もう1つの電極で受信電流を測定してもよい。
【0063】
測定された信号は、同乗者の特性を分類するのに用いられる。図8は、測定された信号を用いてエアバッグシステムを使用可能又は使用不可能にするか、又は分類の関数として制御信号を提供する、ある好適な実施例のフローチャートである。このフローチャートは、車両座席のベース部分に配置されている図6の電極装置100で作用するように最適化されている。
【0064】
このシステムは、プロセス302で、座席が空きかどうかを決定する。次にプロセス304で、座席が子ども用シートに占有されているかどうかを決定する。更にプロセス306で、座席が成人に占有されているか子どもに占有されているかを決定する。最後にプロセス308で、様々なクロスチェックを行うか、又は更なる処理を行って、分類の信頼性を高める。このプロセスは、プロセス308の1つ又はそれ以上のクロスチェックを、1つ又はそれ以上のプロセス302、304及び/又は306の一部として実行するような、どのような順序又は組み合わせで実行してもよい。例えば、座席が空きであると分類された後、全ての他の決定をスキップするというように、別のプロセスでなされた決定に応じて幾つかのプロセスをスキップしてもよい。分類には別のプロセス、アルゴリズム又は計算を用いることもできる。
【0065】
座席が空いているか否かを決定するためのプロセス302で、本システムは、アクト310でカウントを0に初期化する。アクト314と316は、ループ312で示されているように6つの電極(i)それぞれに対して繰り返される。アクト310では、各負荷電流に対する値が空きの閾値と比較される。負荷電流が閾値を上回っていれば、プロセス302はアクト312で次の電極へと進められる。負荷電流が閾値を下回っていれば、空きのカウント変数が増やされる。このように、プロセス302は、何れの所与時間においても、空きの閾値よりも低い負荷電流値のカウント数を提供する。ある実施例では、何れかの負荷電流値が閾値を上回われば、座席は占有されたものとして分類される。
【0066】
プロセス302及び/又は別のプロセスのある実施例では、2つ又はそれ以上の電極からの負荷電流が平均されて、ファントム電極負荷電流を表す。例えば、図6に示されている対の設計の場合、各層毎に2個、4つのファントム負荷電流が、電極負荷電流のそれぞれのグループの平均値を取ることにより決定される。電極102,104,106,108,110,112を、電極S1,S2,S3,S4,S5,S6とする(この場合、S1,S3,S5は第1層であり、S2,S4,S6は第二層である)と、4つのファントム電極負荷電流は、以下のように計算される。
【0067】
avg1=(S1+S3)/2
avg2=(S2+S4)/2
avg3=(S3+S5)/2
avg4=(S4+S6)/2
座席が児童座席により占有されているかどうかを決定するためのプロセス304では、システムは児童座席のカウントをアクト320で0に初期化する。アクト322,324,326及び328は、ループ322で示されている4つのセクション(i)毎に繰り返される。4つのセクションは、少なくとも2つの電極と、関連する負荷電流測定との4つの独自の組み合わせに対応する。例えば4つのセクションは、1)電極1、2及び3、2)電極2、3及び4、3)電極3、4及び5、4)電極4、5及び6という電極の4つの組み合わせからの負荷電流を含んでいる。その他の組み合わせを用いてもよい。
【0068】
アクト324では、負荷A及び距離Rは、第1セクションの負荷電流から求められる。計算は、先に述べたように行われる。ある実施例では、負荷Aの計算は次のように行われる。
【0069】
A0=(Savg*S2)/(Savg1―S2)*(S2) y
A1=(S3*avg2)/(S3―Savg2)*(Savg2) y
A2=(Savg*S4)/(Savg3―S4)*(S4) y
A3=(S5*avg4)/(S5―Savg4)*(Savg4) y
ここでは補正率(Sb) yが用いられている。実験に基づけば、ある好適値はy=0.4である。何れかの負荷Aが0未満か又は0である場合、値には−1が当てられ、Rは次のように計算され、
R0=A0/Savg
R1=A1/S3
R2=A2/Savg
R3=A3/S5
対応するA値が−1の場合、距離R値には99999が当てられる。
【0070】
電極層の間の距離は、負荷の関数として変化する。アクト326では、電極から負荷への距離Rが、児童座席閾値と比較される。距離Rが閾値を上回っていれば、プロセス304はアクト322で次のセクションへ進む。距離Rが閾値を下回っていれば、児童座席のカウント変数は1だけ増やされる。このように、プロセス304は、何れの所与の時間においても、児童座席閾値より高い距離Rを有するセクションの数をカウントする。言い換えれば、座席から離れている物体に該当する距離値を有するセクションの数が決定される。ある実施例では、4つのセクションの内の3つが閾値を上回る距離Rに相当する場合、座席は児童座席に占有されているものとして分類される。児童座席は、更に、R1<R2<R3であればFFCSであり、R0>R1>R2であればRFISであるとして分類してもよいし、あるいは別の方法で分類してもよい。
【0071】
座席が児童に占有されているか成人に占有されているかを決定するためのプロセス306では、システムは、アクト334で、領域インデクスを0に初期化する。アクト338、340は、ループ336で示される4つのセクション毎に負荷値Aを比較するため、3回それぞれに繰り返し行われる。アクト338では、1つのセクションの負荷は、例えばアクト336のループカウントにより定義されるセクションの負荷が領域インデクスにより定義されるセクションの負荷と比較されるように、別のセクションの負荷と比較される。例えば、セクション1の負荷は、セクション0の負荷と比較される。ループカウントにより定義されるセクションの負荷が領域インデクスにより定義されるセクションの負荷よりも少ない場合、プロセス306は、アクト336で次のセクション及び関連ループカウントへ進む。ループカウントにより定義されるセクションの負荷が領域インデクスにより定義される負荷よりも少ない場合、領域インデクス変数は、電流ループカウント変数に等しく設定される。プロセス306は、このようにして最大負荷値及び関係セクションを決定する。最大負荷値は閾値と比較され、負荷が成人に相当するか児童に相当するかが決定される。
【0072】
ある実施例では、最大距離値Rに対応する負荷値Aは、プロセス306の実行に関しては除外されている。この除外により、先に論じたファントム負荷電流実施例における、2つの隣接する電極からの負荷電流を平均することによって生じる誤ったデータが排除される。
【0073】
プロセス306では、分類を確認及び/又は限定するために1つ又はそれ以上のチェック及び/又は別のアクトが実行される。例えば、プロセス302、304及び/又は306の数値結果は、時間の関数として平均される。この移動平均は、あらゆる乗員を分類するのに用いられる。替わりに、又は追加して、負荷電流の測定値が、閾値及び/又は演算値と比較する前に、時間の関数として平均される。
【0074】
別の例では、一旦特性が分類されると、分類は例えば5秒間ロックされる。一連の測定値のそれぞれのセットに対してプロセス302、304、306が繰り返される度に、それに続くそれぞれの分類は放棄されるか又は平均され、ある期間が経過するまで無視される。制御信号として提供される分類は、閾値の期間が終了するまで変更されない。追加的に、又は替わりに、一定数の連続又は実質的に連続している分類が特性の変更を示さなければ、前記分類は変更されない。別の実施例では、児童、RFCS及び/又はFFCSの分類は、車両のエンジンが切られるか、又は空きであるという分類が決定されるまでロックされる。
【0075】
更に別の例では、分類の型に優先順位をつけるのにオーバーラッピング閾値が用いられる。ある実施例では、閾値は、成人から児童への分類変更が児童から成人への分類変更よりも容易になされるように設定されている。例えば、分類が成人になっている場合、乗員が児童であると分類するための最大負荷閾値は、分類が児童とし開始された場合よりも高く設定されている。同様に、車両座席分類に必要な閾値又はセクションの数は、直前の分類の関数として異なり、成人及び/又は児童と車両座席との間の優先順位付けがされるようになっていてもよい。優先順位付けは閾値間にグレイゾーン又はグレイ領域を提供する。例えば、低い閾値は、平均的な6歳児の負荷に基づいていて、高い閾値は5パーセンタイルの成人女性に基づいていてもよい。グレイゾーンに分類された乗員は、児童として分類されるというように優先度に従って分類される。
【0076】
ある実施例では、成人とする分類が、或るスポットに児童が立っていたり、あるいは座席のベース部分に買い物袋が載っている結果ではないことを実証するために、チェックが実施される。成人としての分類は、部分的には、座席の1つのセクション又は領域における負荷に基づいているので、このチェックは、負荷が着席中の成人に対する負荷として分布しているということを確認する。各隣接セクションの負荷に対する最大負荷の割合が、負荷分布閾値と比較される。例えば最大負荷AmaxがA1負荷で(A1>A0の135パーセント、又はA2<A3の120パーセント)である場合は「IRREGULAR」分類が用いられる。同様に、Amax=A2で(A2>A1の135パーセント、又はA2>A3の200パーセント)であるか、又はAmax=A3で(A3>A2の135パーセント)である場合は、この状況も「IRREGULAR」分類と判定される。或いは、隣接する領域に関連するような別のセクションの負荷が、最大負荷と同じか又は少ない負荷閾値と比較される。負荷の分布が成人に相当する場合、分類は証明される。そうでなければ、前記分類は児童に変更される。例外の分類に反応して、エアバッグを使用不可能にする制御信号が提供される。
【0077】
その他のチェックも実施される。最大負荷AがA0負荷である場合、乗員は位置外にいるか又は座席の端部に着席していると考えられる。この分類は「IRREGULAR」と考えられる。
【0078】
制御信号の状態を示すのに、LED又は別の出力装置が設けられているのが望ましい。例えば、LEDは、エアバッグが使用禁止のときに点灯される。
【0079】
本発明は、上に述べた実施例に限定されるわけではない。例えば、発振器からの信号出力の周波数は、検出される物体によっては100キロヘルツ以外であってもよい。更に、信号の電圧振幅は5から12ボルト以外でもよく、出力波形は正弦波以外の波形であってもよい。電極は、ルーフライナー内、フロア上、座席の背、ダッシュボード上及び/又は後部席前の座席上のような、同乗者着席領域に隣接する別の位置に配置してもよい。本システムは、正面衝撃エアバッグ、側面衝撃エアバッグ、シートベルト制御、温度制御及び車両のその他の電気的装置を含む多くの異なるシステムの内の1つ又はそれ以上と共に作動するように用いてもよい。負荷電流、受信電流又はそれらの組み合わせである測定値を、同乗者を分類するための様々なアルゴリズムの内の何れと共に用いてもよい。本システムは、病院のベッドのような、上に居る人の特性によって装置を制御するものに応用することもできる。3層以上の電極を用いてもよい。
【0080】
以上、様々な実施例を説明してきたが、上記請求の範囲及びそれと等価なものにより定義される本発明の範囲から逸脱することなく、変更及び修正が行われ得ることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1(a)】 電界送信を利用した同乗者検出システムの基本的な作用を示す図であり、2つの電極の間で電界が妨害されていない状態を示している。
【図1(b)】 電界送信を利用した同乗者検出システムの基本的な作用を示す図であり、2つの電極の間に物体が存在している場合の電界を示している。
【図2】 本発明の第1実施例による同乗者検出システムの座席を示す斜視図である。
【図3】 同乗者検出システムの1実施例を示すブロック線図である。
【図4】 図3の同乗者検出システムを示す簡単な回路図である。
【図5】 同乗者検出システムの1つの好適実施例を示すブロック線図である。
【図6A】 電極の好適な配列の平面図である。
【図6B】 電極の好適な配列の側面図である。
【図7】 同乗者を検出する1つの好適な方法を示すフローチャートである。
【図8】 同乗者を分類する1つの好適な方法を示すフローチャートである。
【図9】 同乗者検出システムの別の実施例を示すブロック線図である。
【図10】 同乗者検出システムの更に別の実施例を示すブロック線図である。
【図11】 負荷に関して位置決めしている電極層のグラフ表示である。

Claims (6)

  1. 同乗者着席領域内の同乗者の特性を感知するための車両同乗者検出システムにおいて、
    同乗者着席領域に隣接する外側表面を有する車両座席と、
    前記車両座席の第1部分に、前記外側表面から第1距離で接続されている第1電極と、 前記車両座席の前記第1部分に、前記第1電極に隣接して、前記外側表面から異なる第2距離で接続されている第2電極と、
    前記第1及び第2電極の双方からのデータを受けるように接続されたコントローラと、
    交流信号を発生するように動作する交流電源とを備え、
    電界が、前記外部表面を超えて前記同乗者着席領域に延びており、
    前記第1および第2電極からのデータが前記同乗者着席領域の乗員により前記電界への影響に応答するようになっていることを特徴とするシステム。
  2. 前記コントローラが同乗者の特性を前記第1及び第2電極からのデータの関数として決定するように作動することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 前記コントローラが、前記第1距離と第2距離との間の差の関数として前記特性を決定するように作動することを特徴とする請求項2に記載のシステム。
  4. 前記第1距離と第2距離との間の差は、同乗者に応じて変化するようになっていることを特徴とする請求項3に記載のシステム。
  5. 同乗者着席領域内の同乗者の特性を感知するための車両同乗者検出システムにおいて、
    各層が前記同乗者着席領域からの距離が異なる、少なくとも2層に配置されている複数の電極と、
    前記複数の電極からの情報を受信できるようになっており、前記特性を前記情報及び前記距離の関数として決定できるようになっているコントローラと、
    交流信号を発生するように動作する交流電源とを備え、
    電界が、前記外部表面を超えて前記同乗者着席領域に延びており、
    前記第1および第2電極からのデータが前記同乗者着席領域の乗員により前記電界への影響に応答するようになっていることを特徴とするシステム。
  6. 絶縁体を更に備えており、前記電極の第1層が前記絶縁体の第1側面に配置され、前記電極の第2層が前記絶縁体の異なる側の第2側面に配置されていることを特徴とする請求項5に記載のシステム。
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