JP3656330B2 - 着座検出器付き車両用シート - Google Patents

着座検出器付き車両用シート Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用シートに乗員が着座したか否か等の着座情報を検出する着座検出器付き車両用シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
着座検出器付き車両用シートは、乗員の着座状態に応じてエアバッグ、シートベルトのプリテンショナー、パワーシート、空調装置等の車両機器を制御する際に必要な着座情報を提供する検出器であって、着座情報として少なくとも車両用シートに乗員が着座したか否かを検出する必要がある。
【0003】
そして、着座検出器(シートセンサ)として、例えば特開平7−237511号公報に記載のものでは、一対の面状電極間にポリエステルフィルム等の誘電体シートからなるスペーサを挟み、両電極間の静電容量の変化を検出することによって着座情報を検出するともに、この面状のシートセンサを乗員が座る着座シート部に配設している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記公報記載の手段は、着座シート部の略全域に渡って面状のシートセンサを配設する必要があるので、車種によってことなる着座シート部の形状および大きさに合わせてシートセンサを製造する必要があり、着座検出器付き車両用シートの製造原価上昇を招いてしまう。
【0005】
そこで、発明者等は、例えば特開平7−96740号公報に記載のような紐状の外力検出手段(コードスイッチ)を着座シート部に配設することにより着座検出器付き車両用シートの製造原価低減を試みたところ、以下のような問題が発生した。
すなわち、コードスイッチは紐状に形成されているため、乗員着座時に荷重を受ける受圧部の面積が上記面状のシートセンサに比べて必然的に小さくなるので、乗員の着座位置によっては、コードスイッチの受圧部に着座荷重が作用しない場合が発生し、着座情報を正確に検出することができないという問題が発生する。
【0006】
上記問題に対しては、例えばコードスイッチを網目状に配設することによって解決することが可能であるが、この手段では、コードスイッチの組付け性が低下するとともに、コードスイッチの材料費が上昇するので、却って、着座検出器付き車両用シートの製造原価上昇を招いてしまう。
本発明は、上記点に鑑み、紐状の外力検出手段を用いて着座検出器付き車両用シートの製造原価低減を図りつつ、着座情報を正確に検出することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、以下の技術的手段を用いる。
請求項1〜4に記載の発明では、外力を検出する紐状外力検出手段(4)は、着座シート部(2)の前方(2d)側からシートバック部(3)側に渡って延びる外力検出部分(4a)が、この外力検出部分(4a)に対して交差する方向に所定の間隔(Lu)を有して、少なくとも2つ形成されるように着座シート部(2)に配設されていることを特徴する。
【0008】
これにより、仮に乗員が着座シート部(2)の前方(2d)側の部分のみに着座したとき、もしくはシートバック部(3)に乗員の背部が接触するように着座したとき、または着座シート部(2)の左右いずれか側に偏って着座したときであっても、2つの外力検出部分(4a)のうちいずれかの部位で着座荷重を検出することができる。
【0009】
したがって、紐状外力検出手段(4)を用いて着座検出器付き車両用シート(1)の製造原価低減を図りつつ、乗員が着座したか否か等の着座情報を正確に検出することができる。また、請求項に記載の発明では、紐状外力検出手段(4)は、前記2つの外力検出部分(4a)のうち前記シートバック部(3)側にて繋がっていることを特徴とする。
【0010】
これにより、各外力検出部分(4a)を独立に着座シート部(2)に配設する場合に比べて、紐状外力検出手段(4)の電気的結線部分が少ないので、車両用シート(1)自体の組付け工数、および着座検出器付き車両用シート(1)の車両への組付け工数の増加を抑制することができる。したがって、着座検出器付き車両用シート(1)の製造原価上昇を抑制することができる。
【0011】
ところで、通常、乗員が車両用シート(1)に着座した場合、着座シート部(2)のうち乗員の臀部が接触するシートバック部(3)側の部位に作用する着座荷重が最も大きくなる。
そして、本発明によれば、シートバック部(3)側で2つの外力検出部分(4a)が繋がっているので、紐状外力検出手段(4)は、着座荷重が最も大きいシートバック部(3)側の部位で着座荷重を検出することができる。したがって、乗員が着座したか否か等の着座情報をより正確に検出することができる。
【0012】
請求項2、3に記載の発明では、紐状外力検出手段(4)は、U字形状を描いて着座シート部(4)に配設されていることを特徴する。請求項4に記載の発明では、紐状外力検出手段(4)は、クッション部(2b)内に配設されていることを特徴とする。これにより、紐状外力検出手段(4)が着座シート(2)に配設されていることによって乗員が感じる不快感(着座中の違和感)等を和らげることができる。
【0013】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示す実施の形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態に係る着座検出器付き車両用シート(以下、車両シートと略す。)1を用いたシートベルトのプリテンショナー装置(以下、プリテンショナー装置と略す。)の模式図であり、図2は、プリテンショナー装置の制御作動を示すフローチャートである。
【0015】
なお、プリテンショナー装置とは、車両衝突時にシートベルトをばね力等によって引き込むものであり、本明細書では、プリテンショナー装置の具体的構造についての説明は省略する。
車両シート1は、図3に示すように、乗員が座る着座シート部2、および乗員の背部に接触するシートバック部3から構成されており、着座シート部2は、乗員に直接接触する表皮部2a、およびウレタンフォーム等の緩衝部材からなるクッション部2bから構成されている。
【0016】
そして、着座シート部2のクッション部2b内には、紐状に形成されて、その長手方向と交差する方向から作用する外力を検出するコードスイッチ(紐状外力検出手段)4が配設されており、このコードスイッチ4は、乗員が着座シート部2に着座した際に、コードスイッチ4に作用する着座荷重(乗員の体重)の大きさに応じた着座信号4sを発する。なお、コードスイッチ4の詳細構造は後述する。
【0017】
また、コードスイッチ4は、着座シート部2の前方2d側(車両前方側)からシートバック部3側(車両後方側)に渡って延びる直線状部分(外力検出部分)4aが、この直線状部分4aに対して直交する方向(車両幅方向)に所定の間隔Luを有して2つ形成されるとともに、シートバック3側で両直線状部分4aが繋がってU字形状を描いて着座シート部2のクッション部2b内に配設されている。
【0018】
そして、コードスイッチ4からの着座信号4sは、図1に示すように、コントローラ5に入力されており、このコントローラ5は着座信号4sに基づいてプリテンショナー装置6のシートベルトの引き込み量を制御する。以下に、図2に示すフローチャートを用いてコントローラ5の制御作動について述べる。
すなわち、コードスイッチ4からの着座信号4sがコントローラ5に入力されると、先ず、乗員がシートベルトを着用しているか否かを判定し(ステップ100)、シートベルトが着用されていないと判定されたときには、シートベルトの着用を促す警告信号を乗員に向けて発する(ステップ110)。一方、シートベルトが着用されていると判定されたときには、着座信号4sに基づいて乗員の体重(着座荷重)を判定する(ステップ120)。
【0019】
そして、乗員の体重が第1所定体重より大きいと判定されたときは、プリテンショナー装置6のシートベルトの引き込み量を第1所定引き込み量となるように設定し(ステップ130)、乗員の体重が第2所定体重より大きく、かつ、第1所定体重以下であると判定されたときは、プリテンショナー装置6のシートベルトの引き込み量を第2所定引き込み量となるように設定し(ステップ140)、乗員の体重が第3所定体重より大きく、かつ、第2所定体重以下であると判定されたときは、プリテンショナー装置6のシートベルトの引き込み量を第3所定引き込み量となるように設定する(ステップ150)。
【0020】
なお、所定体重の値は第3、2、1の順に大きく、かつ、プリテンショナー装置6のシートベルトの引き込み量は、乗員の体重が大きいほど大きくなるように設定されている。
次に、コードスイッチ4の構造について述べる。
図4はコードスイッチ4の断面を示しており、41はゴム等の弾性変形可能な絶縁材料からなる管状の絶縁部材であり、この管状の絶縁部材41の内壁には、空隙42にを挟んで長手方向に延びる複数個の電極43〜45(電極43、44は2個づつ)、および共通端子部(図示せず)に接続された電極46が形成されている(図5参照)。
【0021】
また、各電極43〜46は弾性変形可能な導電性ゴム材料等から形成されているとともに、各電極43〜46内には、撚り電線等の可撓性を有する導体43a〜46aが埋設されている。
なお、電極43と電極46との距離L1 、電極44と電極46との距離L2 および電極45と電極46との距離L3 はそれぞれ異なっており(L3 >L2 >L1 )、電極43と電極46とによってスイッチ部Iを形成し、電極44と電極46とによってスイッチ部IIを形成し、電極45と電極46とによってスイッチ部III を形成している。
【0022】
したがって、コードスイッチ4は、着座荷重Fに大きさ(絶縁部材41の変形量)に応じて各スイッチ部I〜III が閉じるので、着座荷重Fの大きさに応じて3種類の着座信号4sを発することができる。つまり、スイッチ部Iのみが閉じた状態は、着座荷重F(乗員の体重)が第3所定体重より大きく、かつ、第2所定体重以下に相当し、スイッチ部I、IIのみが閉じた状態は、着座荷重Fが第2所定体重より大きく、かつ、第1所定体重以下に相当し、スイッチ部I〜III が閉じた状態は、着座荷重Fが第1所定体重を越えた状態に相当する。
【0023】
因みに、コードスイッチ4の径寸法(長径)φLは、乗員が着座シート部2に接触する部位(臀部や脚部等)に比べて十分小さいので、コードスイッチ4の一部のみ変形し、例えばスイッチ部Iのみが閉じるといったことは殆ど発生しない。したがって、各スイッチ部I〜III は、スイッチ部I、スイッチ部II、スイッチ部III の順に閉じていくので、着座荷重Fを3段階に分けて着座信号4sを発することができる。
【0024】
次に、本実施形態の特徴を述べる。
本実施形態によれば、図3に示すように、コードスイッチ4は、着座シート部2の前方2d側からシートバック部3側に渡って延びる直線状部分4aが、直線状部分4aに対して直交する方向に所定の間隔Luを有して2つ形成されるように着座シート部2に配設されているので、仮に乗員が着座シート部2の前方2d側の部分のみに着座したとき、もしくはシートバック部3に乗員の背部が接触するように着座したとき、または着座シート部2の左右いずれか側に偏って着座したときであっても、2つの直線状部分4aのうちいずれかの部位で着座荷重Fを検出することができる。
【0025】
したがって、紐状のコードスイッチ4を用いて車両用シート1の製造原価低減を図りつつ、乗員が着座したか否か等の着座情報を正確に検出することができる。
また、2つの直線状部分4aが繋がって1本のコードスイッチ4を形成しているので、各直線状部分4aを独立に着座シート部2に配設する場合に比べて、コードスイッチ4の電気的結線部分が少ないので、車両用シート1自体の組付け工数、および車両用シート1の車両への組付け工数の増加を抑制することができる。したがって、車両用シート1の製造原価上昇を抑制することができる。
【0026】
ところで、通常、乗員が車両用シート1に着座した場合、着座シート部2のうち乗員の臀部が接触するシートバック部3側の部位に作用する着座荷重Fが最も大きくなる。
そして、本実施形態によれば、シートバック部3側で2つの直線状部分4aが繋がっているので、コードスイッチ4は、着座荷重Fが最も大きいシートバック部3側の部位で着座荷重Fを検出することができる。したがって、乗員が着座したか否か等の着座情報をより正確に検出することができる。
【0027】
また、コードスイッチ4は、着座シート部2のクッション部2b内に配設されているので、コードスイッチ4が着座シート2に配設されていることによって乗員が感じる不快感(着座中の違和感)等を和らげることができる。
また、スイッチ部I、IIを構成する電極は複数個づつ設けられているので、1つの電極にてスイッチ部を形成した場合に比べて、スイッチ部の信頼性の向上を図ることができる。
【0028】
(第2実施形態)
上述の実施形態のコードスイッチ4ではでは、各電極43〜45と電極46との距離L1 〜L3 を変化させることにより、着座荷重Fの大きさに応じて着座信号4sを発する構造としたが、本実施形態では、各電極間43〜46の距離は略一定とし、各電極43〜46を支持する間隔(支持スパン)を変化させることによって着座荷重Fの大きさに応じて着座信号4sを発するものである。
【0029】
すなわち、コードスイッチ4は、図6に示すように、着座荷重Fが作用する側に向かうほど各電極43〜46の支持スパンが長くなるように形成されている。つまり、スイッチ部Iを形成する電極43、46の支持スパンS1 を最大支持スパン長さとして、以下スイッチ部IIを形成する電極44、43の支持スパンS2 、スイッチ部III を形成する電極45、44の支持スパンS3 となっている(S1 >S2 >S3 )。
【0030】
これにより、着座荷重Fが作用すると、スイッチ部I、スイッチ部II、スイッチ部III と曲げ剛性の小さい順に閉じていくので、着座荷重Fを3段階に分けて着座信号4sを発することができる。
(第3実施形態)
本実施形態は、図7に示すように、電極43〜46を同心状に配設し、各電極43〜45と電極46との距離L1 〜L3 を変化させることにより、着座荷重Fの大きさに応じて着座信号4sを発するものである。
【0031】
(第4実施形態)
本実施形態は、図8に示すように、各電極43〜45をそれぞれ押圧する凸部47〜49が形成された樹脂製の押圧プレート50を介してコードスイッチ4に着座荷重Fを作用させるものである。つまり、凸部47〜49の凸高さH1 〜H3 うち凸高さの高い部分に対応するスイッチ部から順次閉じるようにしたものである。
【0032】
(第5実施形態)
本実施形態は、各電極43〜45を支持する絶縁部材41の曲げ剛性を調節することにより各スイッチ部I〜III が順次閉じるようにしたものである。
すなわち、図9に示すように、絶縁部材41のうち各電極43〜45を支持する部位にそれそれ大きさの異なる切欠き部51〜53を形成し、大きい切欠き部に対応するスイッチ部から順次閉じるようにしたものである。
【0033】
(第6実施形態)
コードスイッチ4の断面形状を矩形し、コードスイッチ4のうち着座荷重Fが作用する部位を平板状にしたものである(図10参照)。
なお、54は、絶縁部材41の曲げ剛性を調節するための空隙であり、各スイッチ部1I〜III の作動は、第1実施形態に係るコードスイッチ4と同様である。
【0034】
(第7実施形態)
本実施形態は、第6実施形態において、スイッチ部I〜III を形成する電極43〜45をそれぞれ1つとするとともに、絶縁部材41の内壁のうち着座荷重Fが作用した際に互いに接触する部位に、絶縁部材41および電極43〜46より硬度の高いに硬質部材からなる硬質部55を形成したものである(図11参照)。
【0035】
これにより、各電極43〜46に過度の荷重が作用することが防止することができるので、各電極43〜46の耐久性の向上を図ることができる。
(第8実施形態)
本実施形態は、図12に示すように、絶縁部材41のうち電極43〜46が設けられている部位に、電極の長手方向と平行に絶縁部材41の肉厚が薄くなるように複数本の溝56を形成したものである。そして、溝56を形成する位置および溝56の深さを適切に選定することにより、スイッチ部I〜III が順次閉じるように構成したものである。
【0036】
なお、41aは、過度の着座荷重Fがコードスイッチ4に作用して電極43〜45が潰れるように変形した場合に、電極43〜45が互いに接触することを防止する隔壁であり、この隔壁41aは絶縁部材41に一体成形されている。
(第9実施形態)
上記第1〜8実施形態では、スイッチ部I〜III を順次閉じることにより、着座荷重Fを段階的に検出したが、本実施形態は、図13に示すように、電極43と電極46との間に導電性ゴム等の加圧導電性部材57を配設したものである。
【0037】
そして、着座荷重Fが作用して加圧導電性部材57が圧縮されると、両電極43、46間の距離が縮まり、加圧導電性部材57の抵抗値が低下する。つまり、本実施形態は、両電極43、46間の抵抗値変化に基づいて着座荷重Fの変化を連続的に検出するものである。
(第10実施形態)
本実施形態は、第9実施形態と同様に両電極43、46間の抵抗値変化に基づいて着座荷重Fの変化を連続的に検出するものである。具体的には、図14に示すように、コードスイッチ4の長手方向両端に電極43、46を配設し、両電極43、46間に渡って導電性ゴム等の伸縮導電性部材58を配設したものである。
【0038】
これにより、着座荷重Fが作用すると、伸縮導電性部材58が長手方向に伸び、伸縮導電性部材58の抵抗値が変化するので、着座荷重Fの変化を連続的に検出することができる。
(第11実施形態)
本実施形態は、図15に示すように、複数本の伸縮導電性部材58を同心上に配設したものである。なお、本実施形態によれば、空隙42が絶縁部材41内に形成されているため、第9、10実施形態に比べてコードスイッチ4の剛性が小さくなるので、着座時に乗員が感じる不快感(違和感)を低減することができる。
【0039】
(第12実施形態)
本実施形態は、乗員が着座したか否かのみを検出し、エアバッグ装置7を制御するものである(図16参照)。
すなわち、図17のフローチャートに示すように、着座信号4sにより乗員が着座したか否かを判定し(ステップ200)、乗員が着座したと判定されたときには、エアバッグ装置7を作動可能状態とする(ステップ210)。一方、乗員が着座していないと判定されたときには、エアバッグ装置7を作動不可状態とする(ステップ220)。
【0040】
なお、本実施形態では、着座信号4sを多段階的もしくは連続的に検出する必要がないので、図18に示すように、コードスイッチ4は、電極43、46および空隙42からなる単純なON−OFF型のものでよい。
(第13実施形態)
第1実施形態では、着座信号4s(着座荷重F)を3段階に分けてプリテンショナー装置6を制御したが、本実施形態は、子供等の体格の小さい乗員に対してプリテンショナー装置6の作動したときに、シートベルトを引き込むことによって乗員に過度の張力(テンション)が作用することを防止したものである。
【0041】
すなわち、図19のフローチャートに示すように、着座荷重Fを4段階に分けて検出し、着座荷重Fが第3所定体重以下と判定されたときには、プリテンショナー装置6を作動可能状態とするステップ160を追加したものである。
ところで、上述の実施形態では、コードスイッチ4を着座シート部2にU字状に配設したが、V字またはW字状に配設してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る着座検出器付き車両用シートをプリテンショナー装置に適用した状態を示す模式図である。
【図2】コントローラの作動を示すフローチャートである。
【図3】コードスイッチの配設状態を示す説明図であり、(a)は着座検出器付き車両用シートの上面図であり、(b)は着座検出器付き車両用シートの正面図である。
【図4】第1実施形態に係るコードスイッチの断面図である。
【図5】コードスイッチの結線図である。
【図6】(a)は第2実施形態に係るコードスイッチの断面図であり、(b)はスイッチ部I〜III の模式図である。
【図7】(a)は第3実施形態に係るコードスイッチの断面図であり、(b)はスイッチ部I〜III の模式図である。
【図8】(a)は第4実施形態に係るコードスイッチの断面図であり、(b)はスイッチ部I〜III の模式図である。
【図9】(a)は第5実施形態に係るコードスイッチの断面図であり、(b)はスイッチ部I〜III の模式図である。
【図10】(a)は第6実施形態に係るコードスイッチの断面図であり、(b)はスイッチ部I〜III の模式図である。
【図11】(a)は第7実施形態に係るコードスイッチの断面図であり、(b)はスイッチ部I〜III の模式図である。
【図12】第8実施形態に係るコードスイッチの断面図でる。
【図13】第9実施形態に係るコードスイッチの断面図でる。
【図14】第10実施形態に係るコードスイッチの断面図でる。
【図15】第11実施形態に係るコードスイッチの断面図でる。
【図16】第12実施形態に係る着座検出器付き車両用シートをエアバッグ装置に適用した状態を示す模式図である。
【図17】第12実施形態に係るコントローラの作動を示すフローチャートである。
【図18】第12実施形態に係るコードスイッチの断面図でる。
【図19】第13実施形態に係るコントローラの作動を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…車両用シート、2…着座シート部、3…シートバック部、
4…コードスイッチ(外力検出手段)、5…コントローラ、
6…プリテンショナー装置、7…エアバッグ装置。

Claims (4)

  1. 車両用シートに乗員が着座したか否かを検出する車両用着座検出器付き車両用シートであって、
    乗員が座る着座シート部(2)、および乗員の背部に接触するシートバック部(3)とからなる車両用シート(1)と、
    紐状に形成され、その長手方向と交差する方向から作用する外力を検出する紐状外力検出手段(4)とを有し、
    前記紐状外力検出手段(4)は、前記着座シート部(2)の前方(2d)側から前記シートバック部(3)側に渡って延びる外力検出部分(4a)が、前記外力検出部分(4a)に対して交差する方向に所定の間隔(Lu)を有して、少なくとも2つ形成されるように前記着座シート部(2)に配設され、前記紐状外力検出手段(4)は、前記2つの外力検出部分(4a)のうち前記シートバック部(3)側にて繋がっていることを特徴する着座検出器付き車両用シート
  2. 前記紐状外力検出手段(4)は、U字形状を描いて前記着座シート部(4)に配設されていることを特徴する請求項1に記載の着座検出器付き車両用シート。
  3. 車両用シートに乗員が着座したか否かを検出する車両用着座検出器付き車両用シートであって、
    乗員が座る着座シート部(2)、および乗員の背部に接触するシートバック部(3)とからなる車両用シート(1)と、
    紐状に形成され、その長手方向と交差する方向から作用する外力を検出する紐状外力検出手段(4)とを有し、
    前記紐状外力検出手段(4)は、前記着座シート部(2)の前方(2d)側から前記シートバック部(3)側に渡って延びる外力検出部分(4a)が、前記外力検出部分(4a)に対して交差する方向に所定の間隔(Lu)を有して、少なくとも2つ形成されるように前記着座シート部(2)に配設され、前記紐状外力検出手段(4)は、U字形状を描いて前記着座シート部(4)に配設されていることを特徴す着座検出器付き車両用シート。
  4. 前記着座シート部(2)は、
    乗員に接触する表皮部(2a)と、
    緩衝部材からなるクッション部(2b)とから構成されており、
    前記紐状外力検出手段(4)は、前記クッション部(2b)内に配設されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の着座検出器付き車両用シート。
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