JP3233030B2 - 乗員検知センサ - Google Patents
乗員検知センサInfo
- Publication number
- JP3233030B2 JP3233030B2 JP19494496A JP19494496A JP3233030B2 JP 3233030 B2 JP3233030 B2 JP 3233030B2 JP 19494496 A JP19494496 A JP 19494496A JP 19494496 A JP19494496 A JP 19494496A JP 3233030 B2 JP3233030 B2 JP 3233030B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- detection sensor
- occupant detection
- film
- switch
- turned
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/01—Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents
- B60R21/015—Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents including means for detecting the presence or position of passengers, passenger seats or child seats, and the related safety parameters therefor, e.g. speed or timing of airbag inflation in relation to occupant position or seat belt use
- B60R21/01512—Passenger detection systems
- B60R21/0153—Passenger detection systems using field detection presence sensors
- B60R21/01532—Passenger detection systems using field detection presence sensors using electric or capacitive field sensors
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Air Bags (AREA)
- Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は乗員検知センサに係
り、特に自動車のシートに配設される乗員検知センサに
関する。
り、特に自動車のシートに配設される乗員検知センサに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のシートに配設される乗員
検知センサの一例としては、特開平7−285364号
公報に示される構造が知られている。
検知センサの一例としては、特開平7−285364号
公報に示される構造が知られている。
【0003】図9に示される如く、この乗員検知センサ
70は、シート72のシートクッション72Aに配設さ
れており、個別に評価可能な前部検出範囲70Aと後部
検出範囲70Bとを備えている。また、乗員検知センサ
70は、抵抗膜圧力センサで構成されており、乗員がシ
ートクッション72Aに着座した場合に、圧縮されるよ
うになっている。
70は、シート72のシートクッション72Aに配設さ
れており、個別に評価可能な前部検出範囲70Aと後部
検出範囲70Bとを備えている。また、乗員検知センサ
70は、抵抗膜圧力センサで構成されており、乗員がシ
ートクッション72Aに着座した場合に、圧縮されるよ
うになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常、
この様なシート状の乗員検知センサ70は、シートクッ
ション72Aのクッション材とシート表皮との間に組み
込まれている。このため、乗員検知センサ70をシート
クッション72Aに組み込む際に、特に、シートクッシ
ョン72Aの湾曲部において、乗員検知センサ70が撓
み、乗員検知センサ70が圧縮され、もとの状態に戻ら
ない場合があり、始めから乗員検知センサ70がオンさ
れた状態となってしまう。つまり、乗員検知センサ70
による乗員検知ができなくなってしまう。
この様なシート状の乗員検知センサ70は、シートクッ
ション72Aのクッション材とシート表皮との間に組み
込まれている。このため、乗員検知センサ70をシート
クッション72Aに組み込む際に、特に、シートクッシ
ョン72Aの湾曲部において、乗員検知センサ70が撓
み、乗員検知センサ70が圧縮され、もとの状態に戻ら
ない場合があり、始めから乗員検知センサ70がオンさ
れた状態となってしまう。つまり、乗員検知センサ70
による乗員検知ができなくなってしまう。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、乗員検知セン
サをシートへ組付けた際に、誤って乗員検知センサがオ
ン状態になった場合にも、容易に検知可能状態にできる
乗員検知センサを得ることが目的である。
サをシートへ組付けた際に、誤って乗員検知センサがオ
ン状態になった場合にも、容易に検知可能状態にできる
乗員検知センサを得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、シート状フィルムからなり、上層側のシート状フィ
ルムと下層側のシート状フィルムとが接触することによ
りオンし電流が流れるスイッチ部を複数有し、前記スイ
ッチ部が並列に接続される回路を有する乗員検知センサ
であって、前記回路に通常の使用電流値より高い電流を
付加することによって前記スイッチ部を前記回路から切
断することができる回路切断手段を有すること特徴とし
ている。
は、シート状フィルムからなり、上層側のシート状フィ
ルムと下層側のシート状フィルムとが接触することによ
りオンし電流が流れるスイッチ部を複数有し、前記スイ
ッチ部が並列に接続される回路を有する乗員検知センサ
であって、前記回路に通常の使用電流値より高い電流を
付加することによって前記スイッチ部を前記回路から切
断することができる回路切断手段を有すること特徴とし
ている。
【0007】従って、乗員検知センサをシートクッショ
ンに組付け、その後回路に通常の使用電流値より高い電
流を付加し、回路切断手段によりその時にオンしていた
スイッチ部を回路から切断する。
ンに組付け、その後回路に通常の使用電流値より高い電
流を付加し、回路切断手段によりその時にオンしていた
スイッチ部を回路から切断する。
【0008】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
乗員検知センサにおいて、上層側のシート状フィルムと
下層側のシート状フィルムとの間隙を保持し、スイッチ
部に穴部が穿設された中間シート状フィルムを有し、前
記穴部の大きさを複数の種類に変化させたこと特徴とし
ている。
乗員検知センサにおいて、上層側のシート状フィルムと
下層側のシート状フィルムとの間隙を保持し、スイッチ
部に穴部が穿設された中間シート状フィルムを有し、前
記穴部の大きさを複数の種類に変化させたこと特徴とし
ている。
【0009】従って、隣合うスイッチ部の穴部の大きさ
を変化させたので、スイッチ部がオンする荷重を変化さ
せることができる。また、クッションへ乗員検知センサ
を組付ける際に、スイッチ部の撓みやすさが異なってお
り、全てのスイッチ部がオンしてしまうことを防止す
る。
を変化させたので、スイッチ部がオンする荷重を変化さ
せることができる。また、クッションへ乗員検知センサ
を組付ける際に、スイッチ部の撓みやすさが異なってお
り、全てのスイッチ部がオンしてしまうことを防止す
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の乗員検知センサの一実施
形態を図1〜図5に従って説明する。
形態を図1〜図5に従って説明する。
【0011】図3に示される如く、本実施形態では、シ
ート10のシートクッション12に乗員検知センサ1
4、16が配設されている。これらの乗員検知センサ1
4、16は、シートクッション12のパッド12Aと表
皮12Bとの間に配設されており、乗員検知センサ14
は、シートクッション12の前端部近傍にシート幅方向
に沿って配設されている。また、乗員検知センサ16
は、シートクッション12の前後方向略中央部にシート
幅方向に沿って配設されている。
ート10のシートクッション12に乗員検知センサ1
4、16が配設されている。これらの乗員検知センサ1
4、16は、シートクッション12のパッド12Aと表
皮12Bとの間に配設されており、乗員検知センサ14
は、シートクッション12の前端部近傍にシート幅方向
に沿って配設されている。また、乗員検知センサ16
は、シートクッション12の前後方向略中央部にシート
幅方向に沿って配設されている。
【0012】従って、シートクッション12に着座した
乗員が、シート10のシートバック18に背中を支える
ような座り方をした場合には、中央部の乗員検知センサ
16に荷重が加わるが、例えば、子供がシートクッショ
ン12の前端部近傍に座った場合には、前端部近傍の乗
員検知センサ14のみに荷重が加わるようになってい
る。
乗員が、シート10のシートバック18に背中を支える
ような座り方をした場合には、中央部の乗員検知センサ
16に荷重が加わるが、例えば、子供がシートクッショ
ン12の前端部近傍に座った場合には、前端部近傍の乗
員検知センサ14のみに荷重が加わるようになってい
る。
【0013】図2に示される如く、乗員検知センサ1
4、16はそれぞれ、上側フィルム20、中間フィルム
22、下側フィルム24から成る3層のシート状フィル
ムとなっており、中間フィルム22には穴30が穿設さ
れている。
4、16はそれぞれ、上側フィルム20、中間フィルム
22、下側フィルム24から成る3層のシート状フィル
ムとなっており、中間フィルム22には穴30が穿設さ
れている。
【0014】この穴30の内側となる部位では、上側フ
ィルム20と対向する下側フィルム24の内側面24A
に、スイッチ部26を構成する2組の細い導電プリント
線32、34が櫛状に交互に並べられている。一方、下
側フィルム24と対向する上側フィルム20の内側面2
0Aには導電性ゴム等から成る導電性弾性体36が2本
の導電プリント線32、34に対峙して配設されてい
る。
ィルム20と対向する下側フィルム24の内側面24A
に、スイッチ部26を構成する2組の細い導電プリント
線32、34が櫛状に交互に並べられている。一方、下
側フィルム24と対向する上側フィルム20の内側面2
0Aには導電性ゴム等から成る導電性弾性体36が2本
の導電プリント線32、34に対峙して配設されてい
る。
【0015】図1に示される如く、導電性弾性体36は
円形とされており、その大きさは、櫛状とされた2組の
細い導電プリント線32、34を略覆うだけの大きさと
されている。また、一方の導電プリント線32はスイッ
チを構成する櫛状の部分から回路38につながる部分に
プリント線の巾を狭めることにより作られた回路切断手
段としてのヒューズ40が形成されている。このヒュー
ズ40は、通常の使用電流値より高い例えば、通常の使
用電流値の1.5倍の電流が流れた場合には切断される
ようになっている。なお、中間フィルム22は、導電性
弾性体36と導電プリント線32、34が通常接触しな
いよう隙間を確保する役目を担っている。
円形とされており、その大きさは、櫛状とされた2組の
細い導電プリント線32、34を略覆うだけの大きさと
されている。また、一方の導電プリント線32はスイッ
チを構成する櫛状の部分から回路38につながる部分に
プリント線の巾を狭めることにより作られた回路切断手
段としてのヒューズ40が形成されている。このヒュー
ズ40は、通常の使用電流値より高い例えば、通常の使
用電流値の1.5倍の電流が流れた場合には切断される
ようになっている。なお、中間フィルム22は、導電性
弾性体36と導電プリント線32、34が通常接触しな
いよう隙間を確保する役目を担っている。
【0016】図3に示される如く、スイッチ部26は、
乗員検知センサ14、16に、シート幅方向及びシート
前後方向に沿って配列されている。なお、図3では、櫛
状のスイッチ部26を黒い四角部で簡略して示してあ
る。また、中央フィルムの穴30の大きさを丸の大きさ
で示してある。
乗員検知センサ14、16に、シート幅方向及びシート
前後方向に沿って配列されている。なお、図3では、櫛
状のスイッチ部26を黒い四角部で簡略して示してあ
る。また、中央フィルムの穴30の大きさを丸の大きさ
で示してある。
【0017】本実施形態では、隣あった穴30の大きさ
を違えることで、個々のスイッチ部26が作動する荷重
が異なるようになっており、その差は組付後のばらつき
考慮している。
を違えることで、個々のスイッチ部26が作動する荷重
が異なるようになっており、その差は組付後のばらつき
考慮している。
【0018】また、シート組付け時に誤ってオンしてし
まうスイッチ部26があった場合でも、作動荷重を変化
させることにより、隣合うスイッチ部26がオンするこ
とがない。
まうスイッチ部26があった場合でも、作動荷重を変化
させることにより、隣合うスイッチ部26がオンするこ
とがない。
【0019】各スイッチ部26は、並列に結合さてお
り、一つのスイッチ部26がヒューズ40によって、回
路38から切断されても、スイッチ機能を維持するよう
になっている。また、乗員検知センサ14と乗員検知セ
ンサ16とをまとめた延長線41はさらに並列に結合し
コネクター42へ繋がっている。なお、コネクター42
は、図示しないエアバッグの作動コントローラと接続す
るためのものである。
り、一つのスイッチ部26がヒューズ40によって、回
路38から切断されても、スイッチ機能を維持するよう
になっている。また、乗員検知センサ14と乗員検知セ
ンサ16とをまとめた延長線41はさらに並列に結合し
コネクター42へ繋がっている。なお、コネクター42
は、図示しないエアバッグの作動コントローラと接続す
るためのものである。
【0020】次に、本実施形態の作用を説明する。シー
トクッション12に乗員が着座し、例えば、図4に示さ
れる如く、乗員検知センサ14または乗員検知センサ1
6の一つのスイッチ部26に、乗員44の荷重が加わる
と、中間フィルム22に開けられた穴30の縁を起点と
して上側フィルム20は撓み、導電弾性体36は対峙す
る櫛状の導電プリント線32、34と接触し、これによ
って、導電弾性体36を介して交互に並んだ導電プリン
ト線32、34は接続する。導電プリント線32、34
が接続すると、こらがコネクター42を介してエアバッ
グの作動コントローラへ入力され乗員検知状態として記
憶される。
トクッション12に乗員が着座し、例えば、図4に示さ
れる如く、乗員検知センサ14または乗員検知センサ1
6の一つのスイッチ部26に、乗員44の荷重が加わる
と、中間フィルム22に開けられた穴30の縁を起点と
して上側フィルム20は撓み、導電弾性体36は対峙す
る櫛状の導電プリント線32、34と接触し、これによ
って、導電弾性体36を介して交互に並んだ導電プリン
ト線32、34は接続する。導電プリント線32、34
が接続すると、こらがコネクター42を介してエアバッ
グの作動コントローラへ入力され乗員検知状態として記
憶される。
【0021】また、中間フィルム22にあけられた穴3
0の大きさは、上側フィルム20の撓み易さに影響する
ため、穴30を大きくすれば、低荷重でスイッチ部がオ
ンする。
0の大きさは、上側フィルム20の撓み易さに影響する
ため、穴30を大きくすれば、低荷重でスイッチ部がオ
ンする。
【0022】更に、本実施形態では、乗員がシートクッ
ション12のシートバック18に背中を支えるような座
り方をした場合には、乗員検知センサ16に荷重が加わ
り、乗員検知センサ16のスイッチ部26がオンし、例
えば、子供がシートクッション12の前端部近傍に座っ
た場合には乗員検知センサ14のみに荷重が加わり、乗
員検知センサ14のスイッチ部26のみがオンする。こ
のため、乗員検知センサ16のスイッチ部26のオンオ
フと、乗員検知センサ14のスイッチ部26のオンオフ
とから乗員の座り方を判別できる。なお、乗員がシート
クッション12から離れた場合には、上側フィルム20
及び導電弾性体36は、それぞれもとの位置にもどり、
導電弾性体36が対峙する櫛状の導電プリント線32、
34から離れ、乗員検知センサ14、16がオフする。
ション12のシートバック18に背中を支えるような座
り方をした場合には、乗員検知センサ16に荷重が加わ
り、乗員検知センサ16のスイッチ部26がオンし、例
えば、子供がシートクッション12の前端部近傍に座っ
た場合には乗員検知センサ14のみに荷重が加わり、乗
員検知センサ14のスイッチ部26のみがオンする。こ
のため、乗員検知センサ16のスイッチ部26のオンオ
フと、乗員検知センサ14のスイッチ部26のオンオフ
とから乗員の座り方を判別できる。なお、乗員がシート
クッション12から離れた場合には、上側フィルム20
及び導電弾性体36は、それぞれもとの位置にもどり、
導電弾性体36が対峙する櫛状の導電プリント線32、
34から離れ、乗員検知センサ14、16がオフする。
【0023】次に、所定の荷重で乗員検知センサ14、
16が働くか否かを検査する方法を示す。
16が働くか否かを検査する方法を示す。
【0024】図5に示される如く、シート10のシート
クッション12に乗員検知センサ14、16を組み込ん
だ後、まず、乗員検知センサ14、16がオフとなるべ
き荷重に設定された円柱状の重り46を、シートクッシ
ョン12の上に載せる。
クッション12に乗員検知センサ14、16を組み込ん
だ後、まず、乗員検知センサ14、16がオフとなるべ
き荷重に設定された円柱状の重り46を、シートクッシ
ョン12の上に載せる。
【0025】その際、コネクター42(図3参照)に電
源を繋ぎ、スイッチ部26付近に設定したヒューズ40
が切れるだけの電流、即ち、通常の使用電流値より高い
例えば、通常の使用電流値の1.5倍の電流を流す。
源を繋ぎ、スイッチ部26付近に設定したヒューズ40
が切れるだけの電流、即ち、通常の使用電流値より高い
例えば、通常の使用電流値の1.5倍の電流を流す。
【0026】もし、導電弾性体36を介して交互に並ん
だ導電プリント線32、34が接続しており、スイッチ
部26がオンとなっている場合には、瞬間電流が流れる
ことでヒューズ40は切断し回路38から切断され、そ
の個所のスイッチ部26は無効になる。
だ導電プリント線32、34が接続しており、スイッチ
部26がオンとなっている場合には、瞬間電流が流れる
ことでヒューズ40は切断し回路38から切断され、そ
の個所のスイッチ部26は無効になる。
【0027】なお、隣あったスイッチ部26は、穴30
の大きさを違えることで異なる荷重でオンとなるよう配
置しているため、幾つかのスイッチ部26は有効のまま
であることが期待できる。また、重り46を他の位置に
移動して検査をくり返す。
の大きさを違えることで異なる荷重でオンとなるよう配
置しているため、幾つかのスイッチ部26は有効のまま
であることが期待できる。また、重り46を他の位置に
移動して検査をくり返す。
【0028】従って、乗員検知センサ14、16がオフ
となるべき荷重に対して、オンとなったスイッチ部26
は全て、ヒューズ40が切断し回路38から切断される
ため、シート10へ組付けた際に、乗員不着座状態で乗
員検知センサ14、16がオン状態になった場合にも、
容易に検知可能状態にできる。
となるべき荷重に対して、オンとなったスイッチ部26
は全て、ヒューズ40が切断し回路38から切断される
ため、シート10へ組付けた際に、乗員不着座状態で乗
員検知センサ14、16がオン状態になった場合にも、
容易に検知可能状態にできる。
【0029】次の検査として、乗員検知センサ14、1
6がオンとなるべき荷重に設定された円柱状の重り48
をシートクッション12の上に載せる。
6がオンとなるべき荷重に設定された円柱状の重り48
をシートクッション12の上に載せる。
【0030】この際には、コネクター42(図3参照)
に電源を繋ぎ、所定の電流を流して乗員検知センサ1
4、16がオンすることを電流計等で確認し、オンした
場合にはシート10は良品として車両に組み込まれる。
に電源を繋ぎ、所定の電流を流して乗員検知センサ1
4、16がオンすることを電流計等で確認し、オンした
場合にはシート10は良品として車両に組み込まれる。
【0031】なお、重り48より荷重の高い側でオンす
るスイッチ部26は、センサの冗長的役目をする。ま
た、経年変化でスイッチ部26が常時オンとなった場合
でもこの検査方法と同じ方法で修理可能である。
るスイッチ部26は、センサの冗長的役目をする。ま
た、経年変化でスイッチ部26が常時オンとなった場合
でもこの検査方法と同じ方法で修理可能である。
【0032】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。
【0033】例えば、図6に示される如く、スイッチ部
26が作動する荷重を可変する方法として、導電弾性体
36の厚さをT1、T2、T3のように変えて、上側フ
ィルム20のたわみ量に応じて、各スイッチ部26がオ
ンする構成としても良い。
26が作動する荷重を可変する方法として、導電弾性体
36の厚さをT1、T2、T3のように変えて、上側フ
ィルム20のたわみ量に応じて、各スイッチ部26がオ
ンする構成としても良い。
【0034】また、本実施形態では、乗員検知センサ1
4、16をそれぞれ、上側フィルム20、中間フィルム
22、下側フィルム24から成る3層のシート状フィル
ムとしたが、これに代えて、図7に示される如く、中間
フィルムを除き、上側フィルム20の一部20Bを球面
状に膨出させ、この部位20Bの撓みにより導電弾性体
36と導電プリント線32、34が接触する構成として
も良い。この場合、上側フィルム20の球面状の部位2
0Bの高さHで作動荷重を変化させる。
4、16をそれぞれ、上側フィルム20、中間フィルム
22、下側フィルム24から成る3層のシート状フィル
ムとしたが、これに代えて、図7に示される如く、中間
フィルムを除き、上側フィルム20の一部20Bを球面
状に膨出させ、この部位20Bの撓みにより導電弾性体
36と導電プリント線32、34が接触する構成として
も良い。この場合、上側フィルム20の球面状の部位2
0Bの高さHで作動荷重を変化させる。
【0035】また、図8に示される如く、各スイッチ部
26を、オンする荷重別にグループ分けし、各グループ
毎にスイッチ部26をまとめて延長線50、52、54
によって、コネクター42へ繋げることで、別の使用方
法、例えば体重判別等に使用しても良い。この場合、子
供の体重(例15kg)と大人の軽い体重(例30k
g)と重い体重(例45kg)によりそれぞれオンとな
る3種類のスイッチ部26を設定し、グループ分けした
各スイッチ部26のオンオフ信号により、エアバッグの
作動コントローラが、エアバッグ袋体へのガス出力を可
変させる。従って、体格に合った衝撃吸収性が可能とな
る。
26を、オンする荷重別にグループ分けし、各グループ
毎にスイッチ部26をまとめて延長線50、52、54
によって、コネクター42へ繋げることで、別の使用方
法、例えば体重判別等に使用しても良い。この場合、子
供の体重(例15kg)と大人の軽い体重(例30k
g)と重い体重(例45kg)によりそれぞれオンとな
る3種類のスイッチ部26を設定し、グループ分けした
各スイッチ部26のオンオフ信号により、エアバッグの
作動コントローラが、エアバッグ袋体へのガス出力を可
変させる。従って、体格に合った衝撃吸収性が可能とな
る。
【0036】なお、この場合の、乗員検知センサの検査
は、次の順序で行う。先ず、全てのスイッチ部26がオ
フとなる荷重(例5kg)の重りをシートクッション1
2上に載せ、低荷重検知回路の延長線50に通電し、オ
ンとなった不具合のあるスイッチ部26のヒューズを切
る。次に、子供の体重(例15kg)の重りをシートク
ッション12上に載せ、中荷重検知回路の延長線52に
通電し、オンとなった不具合のあるスイッチ部26のヒ
ューズを切る。さらに、軽い大人の体重(例30kg)
の重りをシートクッション12上に載せ、高荷重検知回
路の延長線54に通電し、オンとなった不具合のあるス
イッチ部26のヒューズを切る。
は、次の順序で行う。先ず、全てのスイッチ部26がオ
フとなる荷重(例5kg)の重りをシートクッション1
2上に載せ、低荷重検知回路の延長線50に通電し、オ
ンとなった不具合のあるスイッチ部26のヒューズを切
る。次に、子供の体重(例15kg)の重りをシートク
ッション12上に載せ、中荷重検知回路の延長線52に
通電し、オンとなった不具合のあるスイッチ部26のヒ
ューズを切る。さらに、軽い大人の体重(例30kg)
の重りをシートクッション12上に載せ、高荷重検知回
路の延長線54に通電し、オンとなった不具合のあるス
イッチ部26のヒューズを切る。
【0037】
【発明の効果】請求項1記載の本発明は、シート状フィ
ルムからなり、上層側のシート状フィルムと下層側のシ
ート状フィルムとが接触することによりオンし電流が流
れるスイッチ部を複数有し、前記スイッチ部が並列に接
続される回路を有する乗員検知センサであって、回路に
通常の使用電流値より高い電流を付加することによって
スイッチ部を回路から切断することができる回路切断手
段を有するので、乗員検知センサをシートへ組付けた際
に、誤って乗員検知センサがオン状態になった場合に
も、容易に検知可能状態にできるという優れた効果を有
する。
ルムからなり、上層側のシート状フィルムと下層側のシ
ート状フィルムとが接触することによりオンし電流が流
れるスイッチ部を複数有し、前記スイッチ部が並列に接
続される回路を有する乗員検知センサであって、回路に
通常の使用電流値より高い電流を付加することによって
スイッチ部を回路から切断することができる回路切断手
段を有するので、乗員検知センサをシートへ組付けた際
に、誤って乗員検知センサがオン状態になった場合に
も、容易に検知可能状態にできるという優れた効果を有
する。
【0038】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
乗員検知センサにおいて、上層側のシート状フィルムと
下層側のシート状フィルムとの間隙を保持し、スイッチ
部に穴部が穿設された中間シート状フィルムを有し、前
記穴部の大きさを複数の種類に変化させたので、請求項
1記載の効果に加えて、簡単な構造で検知荷重を変化さ
せることができる。従って、組付け時に、全てのスイッ
チ部がオンしてしまうことを防止できるという優れた効
果を有する。
乗員検知センサにおいて、上層側のシート状フィルムと
下層側のシート状フィルムとの間隙を保持し、スイッチ
部に穴部が穿設された中間シート状フィルムを有し、前
記穴部の大きさを複数の種類に変化させたので、請求項
1記載の効果に加えて、簡単な構造で検知荷重を変化さ
せることができる。従って、組付け時に、全てのスイッ
チ部がオンしてしまうことを防止できるという優れた効
果を有する。
【図1】本発明の一実施形態に係る乗員検知センサのス
イッチ部を示す拡大平面図である。
イッチ部を示す拡大平面図である。
【図2】図1の2−2線に沿った断面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る乗員検知センサが適
用されたシートを示す平面図である。
用されたシートを示す平面図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る乗員検知センサの作
用説明図である。
用説明図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る乗員検知センサを検
査する方法を示す概略側断面図である。
査する方法を示す概略側断面図である。
【図6】本発明の他の実施形態に係る乗員検知センサを
示す図2に対応する断面図である。
示す図2に対応する断面図である。
【図7】本発明の他の実施形態に係る乗員検知センサを
示す図2に対応する断面図である。
示す図2に対応する断面図である。
【図8】本発明の他の実施形態に係る乗員検知センサが
適用されたシートを示す平面図である。
適用されたシートを示す平面図である。
【図9】従来の実施形態に係る乗員検知センサが適用さ
れたシートを示す平面図である。
れたシートを示す平面図である。
10 シート 12 シートクッション 14 乗員検知センサ 16 乗員検知センサ 20 上側フィルム 22 中間フィルム 24 下側フィルム 26 スイッチ部 30 穴 32 導電プリント線 34 導電プリント線 36 導電性弾性体 38 回路 40 ヒューズ(回路切断手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 義昭 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−285364(JP,A) 特開 平5−66166(JP,A) 特開 平2−304826(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01V 9/00 B60R 21/32
Claims (2)
- 【請求項1】 シート状フィルムからなり、上層側のシ
ート状フィルムと下層側のシート状フィルムとが接触す
ることによりオンし電流が流れるスイッチ部を複数有
し、前記スイッチ部が並列に接続される回路を有する乗
員検知センサであって、前記回路に通常の使用電流値より高い電流を付加するこ
とによって前記 スイッチ部を前記回路から切断すること
ができる回路切断手段を有すること特徴とする乗員検知
センサ。 - 【請求項2】 上層側のシート状フィルムと下層側のシ
ート状フィルムとの間隙を保持し、スイッチ部に穴部が
穿設された中間シート状フィルムを有し、前記穴部の大
きさを複数の種類に変化させたこと特徴とする請求項1
記載の乗員検知センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19494496A JP3233030B2 (ja) | 1996-07-24 | 1996-07-24 | 乗員検知センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19494496A JP3233030B2 (ja) | 1996-07-24 | 1996-07-24 | 乗員検知センサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1039045A JPH1039045A (ja) | 1998-02-13 |
JP3233030B2 true JP3233030B2 (ja) | 2001-11-26 |
Family
ID=16332935
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19494496A Expired - Fee Related JP3233030B2 (ja) | 1996-07-24 | 1996-07-24 | 乗員検知センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3233030B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
LU92712B1 (en) * | 2015-05-08 | 2016-11-09 | Iee Int Electronics & Eng Sa | Pressure-responsive sensor unit |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3521795B2 (ja) | 1999-03-18 | 2004-04-19 | トヨタ自動車株式会社 | 着座検知センサ及び該着座検知センサを用いた助手席用エアバッグ装置制御システム |
JP2002131155A (ja) * | 2000-10-30 | 2002-05-09 | Denso Corp | 感圧抵抗センサ |
JP4430381B2 (ja) | 2003-11-20 | 2010-03-10 | 本田技研工業株式会社 | 乗員検知装置 |
JP4474995B2 (ja) * | 2004-04-28 | 2010-06-09 | 株式会社デンソー | 車両用着座センサ |
FR2888789B1 (fr) * | 2005-07-20 | 2007-10-12 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Matelassure de siege de vehicule automobile et procede de realisation d'une telle matelassure |
JP4721062B2 (ja) | 2006-11-28 | 2011-07-13 | 株式会社デンソー | 着座センサ |
DE102007056238B4 (de) | 2006-11-29 | 2012-05-31 | Denso Corporation | Lastsensor |
JP4779957B2 (ja) * | 2006-12-15 | 2011-09-28 | 株式会社デンソー | 乗員保護システム |
DE102008053626B4 (de) | 2007-10-31 | 2016-09-08 | Denso Corporation | Sitz-Sensor |
-
1996
- 1996-07-24 JP JP19494496A patent/JP3233030B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
LU92712B1 (en) * | 2015-05-08 | 2016-11-09 | Iee Int Electronics & Eng Sa | Pressure-responsive sensor unit |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1039045A (ja) | 1998-02-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1533193B1 (en) | Occupant detection system | |
JP5008975B2 (ja) | シート占有センサー | |
JP4521886B2 (ja) | 乗員検知装置 | |
JP3233030B2 (ja) | 乗員検知センサ | |
JP5316527B2 (ja) | 静電容量式乗員検知装置 | |
JP4770975B2 (ja) | 乗員検知機能付き座席および乗員検知装置 | |
JPH07508233A (ja) | 車両シート | |
JP4324877B2 (ja) | 静電容量式乗員検知センサ | |
US20020126004A1 (en) | Active magnetostrictive sensor for automotive horn or occupant weight sensor | |
US7629546B2 (en) | Load sensor | |
WO2004016465A2 (en) | Seat back load sensor | |
EP1818208A1 (en) | Vehicule seat with pressure activatable sensor | |
JP2013016285A (ja) | 着座センサ | |
JP4009796B2 (ja) | 乗員検知用アンテナ | |
JP2017109728A (ja) | 着座検知装置 | |
JP2007099204A (ja) | 車両用シート装置 | |
EP1838607B1 (en) | Checkable seat occupancy sensor | |
JP4189335B2 (ja) | 乗員検知装置 | |
JP2004175291A (ja) | 着座センサ | |
KR20180083573A (ko) | 후석 센터의 승객 감지를 위한 sbr mat 센서 | |
JP4065244B2 (ja) | 乗員検知装置 | |
JP4226536B2 (ja) | 乗員検知装置 | |
JP4110682B2 (ja) | 感圧センサ | |
JP2000311563A (ja) | 着座センサ及びそれを用いた着座検出システム | |
JP2000322976A (ja) | 着座センサ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |