JP2024052480A - 乗物用シート - Google Patents

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【課題】 乗物用シートにおいて、乗員の身体が前滑りすることを確実に規制する。【解決手段】 クッションフレーム21と、クッションフレームに支持されたクッションパッド22と、を備えたシートクッション5を有する乗物用シート1であって、クッションフレームに設けられた支持部材30と、クッションパッド内にて傾斜姿勢で配置され、かつシートの着座面に加わる荷重により弾発的に傾倒する傾斜板50と、を有し、傾斜板は支持部材に支持されている。【選択図】 図2

Description

本発明は、乗物用シートに関する。
特許文献1は、車両のシートの座面クッションに設けられる着座装置を開示している。着座装置は、クッションパッドと、クッションパッドの内部に立設される後傾部材とを有する。乗員がシートに着座すると、クッションパッドが変形し、クッションパッドの変形に伴って後傾部材が後傾する。これにより、後傾部材の上端部が乗員の臀部に対向し、乗員の身体が前滑りすることが規制される。
特開2021/107193号公報
特許文献1の着座装置において、後傾部材をクッションパッド内に設けるための構造は開示されていないが、後傾部材をクッションパッド内に設けるために後傾部材をクッションパッドに埋め込むことが考えられる。しかしこの場合、後傾部材の下端部はクッションパッド内において固定されていない。よって、後傾部材が後傾しても乗員の身体が前滑りすることを十分に規制できないという問題がある。
本発明は、以上の背景を鑑み、乗物用シートにおいて、乗員の身体が前滑りすることを確実に規制することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、クッションフレーム(21)と、前記クッションフレームに支持されたクッションパッド(22)と、を備えたシートクッション(5)を有する乗物用シート(1)であって、前記クッションフレームに設けられた支持部材(30)と、前記クッションパッド内にて傾斜姿勢で配置され、かつ前記乗物用シートの着座面に加わる荷重により弾発的に傾倒する傾斜板(50)と、を有し、前記傾斜板は前記支持部材に支持されている。
この態様によれば、乗物用シートにおいて、支持部材を介して傾斜板をクッションフレームに取り付けることができる。これにより、乗員の身体が前滑りすることを確実に規制することができる。
上記の態様において、前記傾斜板は、前記乗物用シートの幅方向に延在し、前後方向に間隔をおいて配置され、かつ後方に向けて傾斜した複数の傾斜板を含むとよい。
この態様によれば、傾斜板がシートの着座面に加わる荷重を確実に受けることができる。また、傾斜板が複数設けられているため、シートに着座した乗員の身体が前方に変位することを確実に規制することができる。
上記の態様において、前記クッションパッドは、パッド本体(40)と、前記パッド本体に設けられ、かつ前記パッド本体及び前記傾斜板よりも弾性変形容易な材料によって形成された変形部(43)と、を有し、前記傾斜板は、少なくとも部分的に前記変形部の内部に配置されているとよい。
この態様によれば、クッションパッドを弾性変形可能に構成することができる。よって、シートに着座した乗員の身体が前方に変位することを確実に規制することができる。
上記の態様において、前記傾斜板は、前記クッションパッドの下方に設けられた支持板()を介して前記支持部材に係止されているとよい。
この態様によれば、支持板を介して傾斜板をクッションフレームに取り付けることができる。
上記の態様において、前記クッションフレームは、前後に間隔を置いて配置され、かつ前記乗物用シートの幅方向に延びるフロントフレーム(26)及びリヤフレーム(27)を有し、前記支持部材は、前記フロントフレームと前記リヤフレームとの間に掛け渡された線状部材(29)であるとよい。
この態様によれば、線状部材を介して傾斜板をクッションフレームに取り付けることができる。
上記の態様において、前記支持板は、前記線状部材に係止する係止部(47)を有するとよい。
この態様によれば、線状部材に対して支持板を確実に取り付けることができる。
上記の態様において、前記傾斜板は、中間部に屈曲可能な屈曲部(85)を含むとよい。
この態様によれば、屈曲部が屈曲することによって、傾斜板を乗員の臀部及び大腿部に沿って延在させることができる。乗員がシートに着座したときに覚える違和感を軽減することができる。
上記の態様において、前記傾斜板は、それぞれ左右に間隔をおいて配置され、かつ前記乗物用シートの幅方向における中央側から外側にかけて後方に延びる一対の部分から構成されているとよい。
この態様によれば、シートに着座した乗員の臀部や腰部をシートクッションにおける中央かつ後方に向けて誘導することができる。
上記の態様において、前記変形部の下部には、上方に凹む凹部(41)が形成され、前記傾斜板は前記凹部に突入しているとよい。
この態様によれば、変形部に対して傾斜板を容易に配置することができる。
上記の態様において、前記シートクッションには、着座者に向けて送風するためのブロア(91)と、前記ブロアに接続され前記クッションパッドの上面に開口するダクト(92)とが設けられ、前記ダクトは、前記傾斜板と間隔をおいて配置されているとよい。
この態様によれば、ダクトと支持板とを干渉し難くすることができる。
上記の態様において、前記支持板には上下に貫通する貫通穴(93)が形成され、前記ダクトは、前記貫通穴を通っているとよい。
この態様によれば、簡易な構成で、クッションパッド内に配置されたダクトを通してブロアからの空気をシートに着座した乗員に送り出すことができる。
上記の態様において、前記クッションパッドには前記乗物用シートに乗員が着座したことを検出する着座センサ(101)が設けられ、前記着座センサは、前記変形部における前後及び左右方向の中央部分に設けられているとよい。
この態様によれば、着座センサ及びクッションパッドをモジュール化することができる。
上記の態様において、前記着座センサは、センサ本体(102)と、前記センサ本体に接続された電線(103)と、を有し、前記支持板には上下方向に貫通する貫通穴が形成され、前記センサ本体は前記支持板の上面に配置され、前記電線は前記貫通穴を通っているとよい。
この態様によれば、電線と支持板とを干渉し難くすることができる。
上記の態様において、前記クッションパッドには着座者に振動を付与するためのモータ(121)が設けられ、前記傾斜板の前端部は、前記モータより前方に配置されるとよい。
この態様によれば、シートクッションにモータを配置することができる。また、モータより前方に配置された傾斜板が傾斜することにより、乗員の大腿部をモータの近くに誘導することができる。
上記の態様において、前記クッションパッドには、空気の供給を受けて膨張する一対の空気袋(111)が設けられ、前記傾斜板は、前記乗物用シートの幅方向において前記一対の空気袋の間に配置されるとよい。
この態様によれば、シートクッションに空気袋を配置することができる。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、クッションフレーム(21)と、前記クッションフレームに支持されたクッションパッド(22)と、を備えたシートクッション(5)を有する乗物用シート(1)であって、前記クッションフレームに設けられた支持部材(30)と、前記クッションパッド内にて傾斜姿勢で配置され、かつ前記乗物用シートの着座面に加わる荷重により弾発的に傾倒する傾斜板(50)と、を有し、前記傾斜板は前記支持部材に支持されている。
この態様によれば、乗物用シートにおいて、支持部材を介して傾斜板をクッションフレームに取り付けることができる。これにより、乗員の身体が前滑りすることを確実に規制することができる。
上記の態様において、前記傾斜板は、前記乗物用シートの幅方向に延在し、前後方向に間隔をおいて配置され、かつ後方に向けて傾斜した複数の傾斜板を含むとよい。
この態様によれば、傾斜板がシートの着座面に加わる荷重を確実に受けることができる。また、傾斜板が複数設けられているため、シートに着座した乗員の身体が前方に変位することを確実に規制することができる。
上記の態様において、前記クッションパッドは、パッド本体(40)と、前記パッド本体に設けられ、かつ前記パッド本体及び前記傾斜板よりも弾性変形容易な材料によって形成された変形部(43)と、を有し、前記傾斜板は、少なくとも部分的に前記変形部の内部に配置されているとよい。
この態様によれば、クッションパッドを弾性変形可能に構成することができる。よって、シートに着座した乗員の身体が前方に変位することを確実に規制することができる。
上記の態様において、前記傾斜板は、前記クッションパッドの下方に設けられた支持板()を介して前記支持部材に係止されているとよい。
この態様によれば、支持板を介して傾斜板をクッションフレームに取り付けることができる。
上記の態様において、前記クッションフレームは、前後に間隔を置いて配置され、かつ前記乗物用シートの幅方向に延びるフロントフレーム(26)及びリヤフレーム(27)を有し、前記支持部材は、前記フロントフレームと前記リヤフレームとの間に掛け渡された線状部材(29)であるとよい。
この態様によれば、線状部材を介して傾斜板をクッションフレームに取り付けることができる。
上記の態様において、前記支持板は、前記線状部材に係止する係止部(47)を有するとよい。
この態様によれば、線状部材に対して支持板を確実に取り付けることができる。
上記の態様において、前記傾斜板は、中間部に屈曲可能な屈曲部(85)を含むとよい。
この態様によれば、屈曲部が屈曲することによって、傾斜板を乗員の臀部及び大腿部に沿って延在させることができる。乗員がシートに着座したときに覚える違和感を軽減することができる。
上記の態様において、前記傾斜板は、それぞれ左右に間隔をおいて配置され、かつ前記乗物用シートの幅方向における中央側から外側にかけて後方に延びる一対の部分から構成されているとよい。
この態様によれば、シートに着座した乗員の臀部や腰部をシートクッションにおける中央かつ後方に向けて誘導することができる。
上記の態様において、前記変形部の下部には、上方に凹む凹部(41)が形成され、前記傾斜板は前記凹部に突入しているとよい。
この態様によれば、変形部に対して傾斜板を容易に配置することができる。
上記の態様において、前記シートクッションには、着座者に向けて送風するためのブロア(91)と、前記ブロアに接続され前記クッションパッドの上面に開口するダクト(92)とが設けられ、前記ダクトは、前記傾斜板と間隔をおいて配置されているとよい。
この態様によれば、ダクトと支持板とを干渉し難くすることができる。
上記の態様において、前記支持板には上下に貫通する貫通穴(93)が形成され、前記ダクトは、前記貫通穴を通っているとよい。
この態様によれば、簡易な構成で、クッションパッド内に配置されたダクトを通してブロアからの空気をシートに着座した乗員に送り出すことができる。
上記の態様において、前記クッションパッドには前記乗物用シートに乗員が着座したことを検出する着座センサ(101)が設けられ、前記着座センサは、前記変形部における前後及び左右方向の中央部分に設けられているとよい。
この態様によれば、着座センサ及びクッションパッドをモジュール化することができる。
上記の態様において、前記着座センサは、センサ本体(102)と、前記センサ本体に接続された電線(103)と、を有し、前記支持板には上下方向に貫通する貫通穴が形成され、前記センサ本体は前記支持板の上面に配置され、前記電線は前記貫通穴を通っているとよい。
この態様によれば、電線と支持板とを干渉し難くすることができる。
上記の態様において、前記クッションパッドには着座者に振動を付与するためのモータ(121)が設けられ、前記傾斜板の前端部は、前記モータより前方に配置されるとよい。
この態様によれば、シートクッションにモータを配置することができる。また、モータより前方に配置された傾斜板が傾斜することにより、乗員の大腿部をモータの近くに誘導することができる。
上記の態様において、前記クッションパッドには、空気の供給を受けて膨張する一対の空気袋(111)が設けられ、前記傾斜板は、前記乗物用シートの幅方向において前記一対の空気袋の間に配置されるとよい。
この態様によれば、シートクッションに空気袋を配置することができる。
第1実施形態に係る乗物用シートの斜視図 第1実施形態に係るシートクッションの断面図 乗員が着座したときの図2のシートクッションの断面図 第1実施形態に係るシートクッションの平面図 第2実施形態に係るシートクッションの断面図 第3実施形態に係る傾斜板の断面図 第4実施形態に係るシートクッションの断面図 第5実施形態に係るシートクッションの断面図 第6実施形態に係るシートクッションの平面図 第7実施形態に係るシートクッションの平面図 第8実施形態に係るシートクッションの断面図 第9実施形態に係るシートクッションの断面図 第10実施形態に係るシートクッションの平面図
以下、図面を参照して、本発明に係る乗物用シートを自動車に搭載される車両用シートに適用した実施形態について説明する。
<<第1実施形態>>
図1に示すように、第1実施形態に係る乗物用シート(以下、シート1)は、車室の底部を画定するフロア2に、車両の前方を向くように(より詳細には着座した乗員が車両の前方に向くように)載置されている。シート1はフロア2に、前後にスライド移動可能に支持されている。本実施形態では、シート1は、運転席の隣に配置された助手席を構成する。以下では、シート1に着座した乗員(以下、着座者)から見た方向を基準として、前後、左右、及び上下方向をそれぞれ定めて、説明を行う。
シート1は、着座者の臀部及び大腿部を支持するシートクッション5と、シートクッション5の後部に設けられ、背凭れとして機能するシートバック6と、シートバック6の上部に設けられたヘッドレスト7と、を備えている。
シートバック6は、骨格を形成する金属製の枠体(以下、シートバックフレーム11)と、シートバックフレーム11に支持されたシートバックパッド12と、を含む。
シートバックフレーム11は、シートバック6の形状を形作る構造体であって、上下に延びる左右一組のサイドフレーム(シートバックサイドフレーム15)と、シートバックサイドフレーム15の上部間に掛け渡されたアッパフレーム16と、シートバックサイドフレーム15の下部の間に掛け渡されたロアフレーム17と、を有し、略四角枠形をなす。左右のシートバックサイドフレーム15にはワイヤ状の部材によって形成された受圧部材18が掛け渡されている。受圧部材18は乗員から後方に向く荷重を受けて撓み、乗員の背中を後方から支持する。
シートバックパッド12は、シートバックフレーム11の前側からシートバックフレーム11の前面、及び左右側面を覆うように配置されている。シートバックパッド12は、弾性変形可能な発泡ウレタンなどの発泡樹脂で形成されている。シートバックパッド12は、上下方向に延びるシートバック中央部12Aと、シートバック中央部12Aの左側及び右側にそれぞれ設けられたボルスター部12Bと、を含む。
シートバック中央部12Aは、略前後方向を向く面を有する略直方体状をなしている。シートバック中央部12Aの前面は、乗員の背中を支持する背凭れ面を構成している。シートバック中央部12Aの前面は、左右方向略中央において後方に凹み、上方に向かってやや後方に傾斜している。これにより、シートバック中央部12Aの前面は乗員の背中に対応する形状をなし、シートバック中央部12Aに乗員の背中が支持される。
ボルスター部12Bは、それぞれ下方に向かうにつれてより前方に突出し、乗員の上半身を側方から支持する。シートバックパッド12の前面、及び左右の側面は表皮材19によって覆われている。
ヘッドレスト7は、シートバック6の上端に2つのピラー20を介して接続されている。ヘッドレスト7は着座者の頭部の後方となる位置に配置されている。
シートクッション5は、骨格を形成する金属製の枠体(クッションフレーム21)と、クッションフレーム21に支持されたクッションパッド22と、を含む。
クッションフレーム21は、シートクッション5の形状を形作る構造体であって、前後に延びる左右一組のサイドフレーム(クッションサイドフレーム25)と、前後に間隔を置いて配置され、かつシート1の幅方向(すなわち、横方向)に延びるフロントフレーム26及びリヤフレーム27と、を有する。フロントフレーム26は、各クッションサイドフレーム25の前部間に掛け渡されている。リヤフレーム27は、各クッションサイドフレーム25の後部間に掛け渡されている。フロントフレーム26の後方には、サブマリンパイプ28が設けられている。
サブマリンパイプ28は、各クッションサイドフレーム25の間を接続する筒状の部材である。サブマリンパイプ28は、車両が前突したときに、着座者の身体がシートクッション5から下方かつ前方に滑り落ちるサブマリン現象の発生を抑制する。
本実施形態では、クッションフレーム21にはS字ばね29(線状部材)が設けられている。S字ばね29は、フロントフレーム26とリヤフレーム27との間に掛け渡され、前後に延びている。S字ばね29は、クッションフレーム21とともにクッションパッド22を支持する支持部材30として機能する。
クッションパッド22は、クッションフレーム21の上側からシートバックフレーム11の上面を覆うように配置されている。クッションパッド22は、上下に延びるパッド中央部22Aと、パッド中央部22Aの左側及び右側にそれぞれ設けられたパッド側部22Bと、を含む。
パッド中央部22Aは、パッド本体40を有する。パッド本体40は、略上下方向を向く面を有する略直方体状をなしている。パッド本体40の上面は、乗員の臀部及び大腿部を支持する着座面を構成している。パッド本体40の上面は、左右方向略中央において下方に凹み、後方に向かってやや下方に傾斜している。これにより、パッド本体40の上面は乗員の臀部及び大腿部に対応する形状をなし、パッド本体40に乗員の臀部及び大腿部が支持される。パッド本体40は、弾性変形可能な発泡ウレタンなどの発泡樹脂で形成されている。
パッド側部22Bは、上方に突出し、乗員の臀部及び大腿部を側方から支持する。パッド側部22Bは、弾性変形可能な発泡ウレタンなどの発泡樹脂で形成されている。クッションパッド22の上面、前面及び左右の側面は表皮材32によって覆われている。
シートバック6の左右のシートバックサイドフレーム15の下部はそれぞれ、対応するシートクッション5のクッションサイドフレーム25の後部に、傾倒軸34回りに回動可能に結合されている。より詳細には、傾倒軸34によってシートバックフレーム11及びクッションフレーム21は互いに回動可能に連結され、シートバックフレーム11は、クッションフレーム21に対して、傾倒軸34を中心として傾倒(回動)可能となっている。
図1及び図2に示すように、パッド本体40には、凹部41が設けられている。
本実施形態では、凹部41は、パッド本体40の下面から上方に凹んでいる。凹部41は、上下に貫通する貫通穴であってもよく、底部を有する穴であってもよい。凹部41は、パッド本体40の前後方向における中央部から後部に形成されているとよい。これにより、凹部41は、着座者の臀部及び大腿部に対応する位置に設けられる。凹部41には、変形部43が設けられている。
変形部43は、粘弾性を有する材料によって形成されたクッション部材である。変形部43は、パッド本体40よりも弾性変形容易な材料から形成されているとよい。乗員がシート1に着座すると、着座面に加わった荷重により、変形部43は弾性変形する。変形部43の下方には、支持板45が設けられている。
支持板45は、支持板本体46と、支持板本体46に設けられた係止部47と、を有する。
支持板本体46は、前後かつ左右に延在する板状の部材である。支持板本体46は、クッションパッド22とS字ばね29との間に配置されている。支持板本体46の上面には傾斜板50が設けられている。
係止部47は、支持板本体46の下面に設けられている。本実施形態では、係止部47は、例えばS字ばね29に対して弾発的に係止するクリップである。係止部47は、支持板本体46と一体的に形成されているとよい。
図2及び図3に示すように、傾斜板50は、上下かつ左右に延在する板状の部材によって形成されている。傾斜板50は、基端部(すなわち、下端部)にて支持板本体46の上面に接続されている。傾斜板50は、後方に向けて傾斜した傾斜姿勢(すなわち、初期姿勢)で支持板本体46に配置されている。
本実施形態では、支持板本体46及び傾斜板50は一体に形成されている。別の実施形態では、支持板本体46及び傾斜板50はヒンジによって回動可能に接続されていてもよい。
図4に示すように、本実施形態では、傾斜板50は複数設けられている。複数の傾斜板50は、それぞれ前後及び左右に間隔をおいて配置されているとよい。
次に、図1~図3を参照して、クッションフレーム21に対するクッションパッド22の取り付け方法について説明する。クッションフレーム21に対してクッションパッド22を取り付けるときには、作業者は、最初に、傾斜板50をクッションフレーム21に取り付ける。このとき作業者は、S字ばね29に対する係止部47の前後及び左右方向における位置合わせを行った後、支持板本体46を下方に押し込むことによって係止部47をS字ばね29に係止するとよい。これにより、傾斜板50は、支持板45及びS字ばね29を介してクッションフレーム21に取り付けられる。
次に、作業者は、パッド本体40の凹部41に変形部43を配置する。最後に、作業者は、傾斜板50が変形部43の内部に配置されるように、クッションパッド22をクッションフレーム21及びS字ばね29の上方に配置する。これにより、クッションフレーム21に対してクッションパッド22を取り付けることができる。
クッションフレーム21に対してクッションパッド22を取り付けた後には、作業者は、表皮材32によってクッションパッド22を覆う作業を行うとよい。支持板45と傾斜板50とが別体に構成されている場合には、支持板45に対して傾斜板50を取り付ける作業を最初に行うとよい。
次に、図2及び図3を参照して、乗員がシート1に着座したときのシートクッション5の変化について説明する。乗員がシート1に着座すると、シート1の着座面に加わる荷重によりパッド本体40及び変形部43が弾性変形する。変形部43の弾性変形により、傾斜板50は初期姿勢から後方に向かって弾発的に傾倒して傾倒姿勢をとる。傾斜板50が傾倒することにより、クッションパッド22によって支持された乗員の臀部及び大腿部は後方かつ下方に誘導される(図3)。これにより、乗員の臀部及び大腿部は前側から後向きに支えられて適切な着座姿勢に維持され、シートクッション5に対する前滑りが抑制される。
乗員がシート1から退座すると、シート1の着座面に加わっていた荷重が取り除かれることにより、傾斜板50は、弾性によって傾倒姿勢から初期姿勢に戻るように変位する。傾斜板50の変位によってパッド本体40及び変形部43も弾性変形する。これにより、シートクッション5は、乗員がシート1に着座する前の状態(図2)に戻る。
本実施形態では、サブマリンパイプ28は、乗員がシート1に着座していない状態(図2)及び乗員がシート1に着座している状態(図3)の両方において、変形部43の下部よりも上方に位置している。
次に、本実施形態に係るシート1の効果について説明する。シート1は、クッションフレーム21と、クッションフレーム21に支持されたクッションパッド22と、を備えたシートクッション5を有する。シート1は更に、クッションフレーム21に設けられた支持部材30と、クッションパッド22内にて傾斜姿勢で配置され、かつシート1の着座面に加わる荷重により弾発的に傾倒する傾斜板50と、を有する。傾斜板50は支持部材30としてのS字ばね29に支持されている。
この構成によれば、S字ばね29を介して傾斜板50をクッションフレーム21に取り付けることができる。これにより、クッションパッド22の内部において傾斜板50の位置がずれることを抑制することができる。よって、傾斜板50の上端部が乗員の臀部に対向し、乗員の身体が前滑りすることを確実に規制することができる。
また、傾斜板50は、シート1の幅方向に延在し、前後方向に間隔をおいて配置され、かつ後方に向けて傾斜した複数の傾斜板50を含む。
この構成によれば、傾斜板50が初期姿勢において後傾しているため、シート1の着座面に加わる荷重を確実に受けることができる。また、傾斜板50が複数設けられているため、着座者の身体を確実に支持することができる。
また、クッションパッド22は、パッド本体40と、パッド本体40に設けられ、かつパッド本体40よりも弾性変形容易な材料によって形成された変形部43と、を有する。傾斜板50は、少なくとも部分的に変形部43の内部に配置されている。
この構成によれば、クッションパッド22を弾性変形容易に構成することができる。また、変形部43の変形によって傾斜板50を確実に傾倒させることができる。よって、着座者の身体を確実に支持することができる。
<<第2実施形態>>
図5に示すように、第2実施形態に係るシート1は、第1実施形態に係るシート1に対して、変形部43が溝部71を有している点において異なる。第1実施形態と同様の他の構成については同一の符号を付し説明を省略する。
溝部71はそれぞれ、変形部43の下部に形成されている。溝部71は下方に開口し、かつシート1の幅方向に延びている。溝部71には傾斜板50が突入している。
この構成によれば、変形部43に対して傾斜板50を容易に配置することができる。よって、クッションフレーム21(図1)に対するクッションパッド22の取り付けが容易である。また、クッションパッド22を取り付けるときに傾斜板50が変形し難くなるため、溝部71が設けられていない場合と比較して、クッションフレーム21にクッションパッド22を取り付けた後、傾斜板50が変形していない姿勢(すなわち、初期姿勢)に戻るために要する時間が短くなる。
<<第3実施形態>>
図6に示すように、第3実施形態に係るシート1は、第1実施形態に係るシート1に対して、傾斜板50が屈曲部85を有している点において異なる。第1実施形態と同様の他の構成については同一の符号を付し説明を省略する。
屈曲部85は、1枚の傾斜板50を屈曲することによって形成されている。本実施形態では、傾斜板50は、中間部に2つの屈曲部85を有する。傾斜板50は、屈曲部85を介して互いに接続された第1部分81、第2部分82及び第3部分83を有する。
屈曲部85は、乗員がシート1に着座したときに、更に屈曲可能となるように構成されていてもよい。第1部分81、第2部分82及び第3部分83はそれぞれ、互いに異なる材料から形成されてもよい。屈曲部85は、第1部分81、第2部分82及び第3部分83を互いに回動可能に接続するヒンジであることにより、傾斜板50を中間部において屈曲可能にしてもよい。
この構成によれば、傾斜板50の中間部に屈曲部85が設けられるため、傾斜板50を、中間部において屈曲させることができる。これにより、傾斜板50を、乗員の臀部及び大腿部に沿って傾倒させ易くすることができる。よって、乗員がシート1に着座したときに覚える違和感を軽減することができる。
<<第4実施形態>>
図7に示すように、第4実施形態に係るシート1は、第1実施形態に係るシート1に対して、シートクッション5にブロア91と、ブロア91に接続されたダクト92と、が設けられている点において異なる。第1実施形態と同様の他の構成については同一の符号を付し説明を省略する。
ブロア91は、着座者に対して空気を送り出すための装置である。ブロア91は、シートクッション5の下部においてクッションフレーム21に取り付けられている。ブロア91は、フロントフレーム26に取り付けられることによりシート1の前部に設けられているとよい。
ダクト92は、ブロア91からの空気をシート1の着座面から送り出すための筒状の部材である。ダクト92は、弾性変形可能な材料によって形成されているとよい。ダクト92は、第1ダクト部92Aと、第2ダクト部92Bと、を有する。
第1ダクト部92Aは、S字ばね29の下方を前後に延びている。第1ダクト部92Aの一端は、ブロア91に接続され、第1ダクト部92Aの他端は、支持板45の下方に位置している。
第2ダクト部92Bは、クッションパッド22の内部を上下に延びている。第2ダクト部92Bは、クッションパッド22に形成された貫通穴に挿入されているとよい。第2ダクト部92Bの一端は、クッションパッド22の上面に向けて開口している。第2ダクト部92Bの他端は、支持板45の下方に延びている。
第1ダクト部92A及び第2ダクト部92Bは、それぞれの他端において互いに接続されている。第1ダクト部92A及び第2ダクト部92Bは一体に形成されていてもよく、図示しないコネクタ等を介して接続されていてもよい。
本実施形態では、支持板本体46には上下に貫通する貫通穴93が形成されている。第2ダクト部92Bは、貫通穴93を通ってクッションパッド22内を延びているとよい。また、ダクト92は、傾斜板50に対して間隔をおいて配置されることにより、傾斜板50が、その初期姿勢及び傾倒姿勢の両方において第2ダクト部92Bと干渉しないとよい。
この構成によれば、ダクト92と支持板45とを干渉し難くすることができる。また、簡易な構成で、クッションパッド22内に配置されたダクト92を通してブロア91からの空気を着座者に送り出すことができる。
<<第5実施形態>>
図8に示すように、第5実施形態に係るシート1は、第1実施形態に係るシート1に対して、シートクッション5に着座センサ101が設けられている点において異なる。第1実施形態と同様の他の構成については同一の符号を付し説明を省略する。
着座センサ101は、シート1に乗員が着座したことを検出するセンサ本体102と、センサ本体102に接続された電線103と、を有する。
センサ本体102は、シート1に乗員が着座しているときには導通し、着座していないときには絶縁となる感圧スイッチである。センサ本体102は、変形部43における前後及び左右方向の中央部分に設けられ、かつ、支持板本体46の上面に配置されている。
電線103は、一端においてセンサ本体102に接続され、他端において図示しない制御装置に接続されている。制御装置は、センサ本体102の検出結果に応じて車両に設けられた各種の装置を制御するとよい。
本実施形態では、第4実施形態と同様に、支持板本体46には上下に貫通する貫通穴93が形成されている。電線103は、貫通穴93を通ってクッションパッド22内を延びているとよい。電線103の他端は、シート1の後方に延びているとよい。
この構成によれば、着座センサ101がクッションパッド22内に配置されるため、着座センサ101及びクッションパッド22をモジュール化することができる。よって、シートクッション5に対して着座センサ101を容易に設けることができる。また、電線103と支持板45とを干渉し難くすることができる。
<<第6実施形態>>
図9に示すように、第6実施形態に係るシート1は、第1実施形態に係るシート1に対して、クッションパッド22に一対の空気袋111が配置されている点において異なる。第1実施形態と同様の他の構成については同一の符号を付し説明を省略する。
空気袋111は、空気の供給を受けて膨張することにより、着座者の臀部及び大腿部を支持する。一対の空気袋111は、パッド中央部22Aの左右方向における外側部分に設けられているとよい。シート1の幅方向において、一対の空気袋111の間には傾斜板50が配置されている。
本実施形態では、傾斜板50は、シート1の幅方向に延びる複数の部分112から構成されている。傾斜板50を構成する複数の部分112は、それぞれ複数の支持板45によって支持されている。
この構成によれば、シートクッション5に空気袋111を配置することができる。また、空気袋111と傾斜板50とを干渉し難くすることができる。
<<第7実施形態>>
図10に示すように、第7実施形態に係るシート1は、第1実施形態に係るシート1に対して、クッションパッド22に一対のモータ121が設けられている点において異なる。第1実施形態と同様の他の構成については同一の符号を付し説明を省略する。
モータ121は、電圧の印加を受けて振動することにより、着座者に刺激を与える。一対のモータ121は、パッド側部22Bの前後方向における中央部に設けられているとよい。シート1の幅方向において、一対のモータ121の間には傾斜板50が配置されている。傾斜板50の前端部は、モータ121より前方に配置されている。
本実施形態では、傾斜板50は、それぞれ左右に間隔をおいて配置され、かつシート1の幅方向における中央側から外側にかけて後方に延びる一対の部分112から構成されている。これにより、着座者の臀部や腰部をシートクッション5における中央かつ後方に向けて誘導することができる。また、シートクッション5の幅方向において、傾斜板50をコンパクトに配置することができる。
この構成によれば、シートクッション5にモータ121を配置することができる。また、傾斜板50がモータ121より前方に配置されているため、傾斜板50が傾倒することにより、乗員の大腿部をモータ121の近くに誘導することができる。
<<第8実施形態>>
図11に示すように、第8実施形態に係るシート1は、第1実施形態に係るシート1に対して、支持板本体46(図2)を有していない点において異なる。傾斜板50はそれぞれ、係止部47を介してS字ばね29に結合されている。この構成によれば、簡易な構成でクッションパッド22内に傾斜板50を配置することができる。
<<第9実施形態>>
図12に示すように、第9実施形態に係るシート1では、1実施形態に係るシート1に対して、前後に延在する板状のパンフレーム141が設けられている点において異なる。第1実施形態と同様の他の構成については同一の符号を付し説明を省略する。
パンフレーム141は、サブマリンパイプ28とリヤフレーム27との間に掛け渡されている。パンフレーム141は、S字ばね29(図2)に代えて、クッションフレーム21とともにクッションパッド22を支持する支持部材30として機能する。
本実施形態では、係止部47は、支持板本体46の下面とパンフレーム141の上面とを接続するばね部材である。係止部47は、支持板45を上方に押し上げる方向に付勢されている。
この構成によれば、パンフレーム141を介して傾斜板50をクッションフレーム21に取り付けることができる。また、クッションパッド22に対して傾斜板50を確実に配置することができる。
<<第10実施形態>>
図13に示すように、第10実施形態に係るシート1は、1実施形態に係るシート1に対して、凹部41が、パッド本体40の上面から下方に凹んでいる点において異なる。第1実施形態と同様の他の構成については同一の符号を付し説明を省略する。
凹部41には、変形部43が設けられている。凹部41の底部151には、複数のスリット152が形成されている。
複数のスリット152はそれぞれ、底部151から下方かつ前方に延びる溝であり、凹部41に向けて上方に開口している。スリット152はそれぞれ、シート1の幅方向に延びている。スリット152にはそれぞれ、傾斜板50が挿入されている。
傾斜板50は、下端部がスリット152の内部に配置され、かつ上端部が凹部41の内部に配置されるように、クッションパッド22に設けられている。これにより、シート1の着座面に荷重が加わっていないときには、傾斜板50は、クッションパッド22内にて傾斜姿勢で配置される。
この構成によれば、簡易な構成でクッションパッド22に傾斜板50を設けることができる。また、シート1に対する傾斜板50の取付け及び取り外しが容易である。また、傾斜板50が弾性変形容易であるため、シート1の着座面に荷重が加わったときに、シート1の着座者の身体を確実に支持することができる。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。変形部43は、傾斜板50と同一の材料によって形成されていてもよい。傾斜板50は、発泡ウレタンなどの発泡樹脂で形成され、かつ、変形部43やパッド本体40よりも弾性変形し難いとよい。シート1は、凹部41や変形部43を有していなくてもよい。凹部41は、パッド本体40を上下に貫通する無底の穴であってもよい。クッションパッド22には、傾斜板50と干渉しない位置にヒータが設けられていてもよい。
1 :シート(乗物用シート)
5 :シートクッション
21 :クッションフレーム
22 :クッションパッド
26 :フロントフレーム
27 :リヤフレーム
29 :S字ばね(線状部材)
30 :支持部材
40 :パッド本体
41 :凹部
43 :変形部
47 :係止部
50 :傾斜板
85 :屈曲部
91 :ブロア
92 :ダクト
93 :貫通穴
101 :着座センサ
102 :センサ本体
103 :電線
111 :空気袋
121 :モータ

Claims (15)

  1. クッションフレームと、前記クッションフレームに支持されたクッションパッドと、を備えたシートクッションを有する乗物用シートであって、
    前記クッションフレームに設けられた支持部材と、
    前記クッションパッド内にて傾斜姿勢で配置され、かつ前記乗物用シートの着座面に加わる荷重により弾発的に傾倒する傾斜板と、を有し、
    前記傾斜板は前記支持部材に支持されている乗物用シート。
  2. 前記傾斜板は、前記乗物用シートの幅方向に延在し、前後方向に間隔をおいて配置され、かつ後方に向けて傾斜した複数の傾斜板を含む請求項1に記載の乗物用シート。
  3. 前記クッションパッドは、パッド本体と、前記パッド本体に設けられ、かつ前記パッド本体及び前記傾斜板よりも弾性変形容易な材料によって形成された変形部と、を有し、
    前記傾斜板は、少なくとも部分的に前記変形部の内部に配置されている請求項1に記載の乗物用シート。
  4. 前記傾斜板は、前記クッションパッドの下方に設けられた支持板を介して前記支持部材に係止されている請求項3に記載の乗物用シート。
  5. 前記クッションフレームは、前後に間隔を置いて配置され、かつ前記乗物用シートの幅方向に延びるフロントフレーム及びリヤフレームを有し、
    前記支持部材は、前記フロントフレームと前記リヤフレームとの間に掛け渡された線状部材である請求項4に記載の乗物用シート。
  6. 前記支持板は、前記線状部材に係止する係止部を有する請求項5に記載の乗物用シート。
  7. 前記傾斜板は、中間部に屈曲可能な屈曲部を含む請求項1に記載の乗物用シート。
  8. 前記傾斜板は、それぞれ左右に間隔をおいて配置され、かつ前記乗物用シートの幅方向における中央側から外側にかけて後方に延びる一対の部分から構成されている請求項1又は請求項2に記載の乗物用シート。
  9. 前記変形部の下部には、上方に凹む凹部が形成され、前記傾斜板は前記凹部に突入している請求項3に記載の乗物用シート。
  10. 前記シートクッションには、着座者に向けて送風するためのブロアと、前記ブロアに接続され前記クッションパッドの上面に開口するダクトとが設けられ、
    前記ダクトは、前記傾斜板と間隔をおいて配置されている請求項4に記載の乗物用シート。
  11. 前記支持板には上下に貫通する貫通穴が形成され、
    前記ダクトは、前記貫通穴を通っている請求項10に記載の乗物用シート。
  12. 前記クッションパッドには前記乗物用シートに乗員が着座したことを検出する着座センサが設けられ、
    前記着座センサは、前記変形部における前後及び左右方向の中央部分に設けられている請求項4に記載の乗物用シート。
  13. 前記着座センサは、センサ本体と、前記センサ本体に接続された電線と、を有し、
    前記支持板には上下方向に貫通する貫通穴が形成され、
    前記センサ本体は前記支持板の上面に配置され、
    前記電線は前記貫通穴を通っている請求項12に記載の乗物用シート。
  14. 前記クッションパッドには着座者に振動を付与するためのモータが設けられ、
    前記傾斜板の前端部は、前記モータより前方に配置される請求項1又は請求項2に記載の乗物用シート。
  15. 前記クッションパッドには、空気の供給を受けて膨張する一対の空気袋が設けられ、
    前記傾斜板は、前記乗物用シートの幅方向において前記一対の空気袋の間に配置される請求項1又は請求項2に記載の乗物用シート。
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