JP4347011B2 - 前滑り防止手段付き車両用シート - Google Patents

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本発明は、シート座部のクッションパッドと、クッションパッドの一部を裏面から持上げる持上部材とを有し、持上部材が所要時にクッションパッドの一部を持上げることでシート座部に着座した乗員の前滑りを防止する前滑り防止手段手段付き車両用シートに関する。
なお前滑りとは、車両が正面衝突等によって衝撃を受けた際に、乗員の下半身が前方へ移動する現象をいい、通常、サブマリン現象と呼ばれるものをいう。
従来種々のタイプの前滑り防止手段が知られていた。例えば前滑り防止手段の持上部材がエアバッグであるタイプ(例えば特許文献1)、あるいは持上部材が棒部材等を機械的に作動させるタイプ(メカ式)などが知られていた。
持上部材がエアバッグのタイプの場合は、エアバッグ内にガスが吹き込まれ、クッションパッドの一部がエアバッグによって持上げられる構成であった。
一方、持上部材が棒部材のタイプ(メカ式)の場合は、車幅方向へ延出する棒部材と、棒部材から車両後方に延出するアームとを有していた。そしてアームの後端部が傾動可能にシートフレームに取付けられ、アームが傾動することで棒部材が上方に移動し、棒部材がクッションパッドの一部を持上げる構成であった。
特開2002−79861号公報
しかし特許文献1に記載するように、クッションパッドと持上部材は、持上部材の設置誤差などを考慮して、これらの間に隙間が形成されていた。例えばクッションパッドには、持上部材よりも一回り大きな凹部が形成されていた。そして凹部に持上部材が設置され、クッションパッドと持上部材との間に隙間が形成されていた。そのためクッションパッドは、持上部材周辺において厚みが薄くなり、シートフレームに対する反発力を十分に発揮できなかった。かくしてシート座部の座り心地が良くない場合があった。
そこで本発明は、座り心地の良い前滑り防止手段付き車両用シートを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために本発明は、各請求項に記載の通りの構成を備える前滑り防止手段付き車両用シートであることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によると、前滑り防止手段は、幅方向に延出する持上部材と、持上部材から後方に延出しかつ後端部を中心に傾動することで持上部材を持上げるアームを有している。さらに請求項1に記載の発明によると、持上部材とクッションパッドの間には、クッションパッドよりも反発弾性率の小さい低反発パッドが設けられている。そして低反発パッドは、持上部材とクッションパッドに挟まれることで弾性的に潰された状態で配設されている。
すなわち持上部材とクッションパッドの間には、低反発パッドが弾性的に潰された状態で配設されている。したがって低反発パッドがクッションパッドを下方から支持し、クッションパッドは、低反発パッドによって下方に大きくたわむことが規制される。かくしてシート座部の座り心地は、低反発パッドによって向上される。
また低反発パッドは、クッションパッドよりも反発弾性率が小さい。したがって低反発パッドは、持上部材の形状とクッションパッドの形状に沿って弾性変形しやすく、持上部材とクッションパッドの隙間を効果的に埋める。かくしてシート座部の座り心地は、低反発パッドによって効果的に向上される。
請求項2に記載の発明によると、クッションパッドのパッド部は、下面から上方に窪む凹部を有する。そして凹部内に低反発パッドが設置され、低反発パッドが弾性的に潰されることで持上部材の少なくとも一部が凹部内に設置される
すなわちパッド部が凹部を有し、凹部内に低反発パッドが設置されている
請求項3に記載の発明によると、前滑り防止手段は、幅方向に延出する持上部材と、持上部材から後方に延出しかつ後端部を中心に傾動することで持上部材を持上げるアームを有している。さらに請求項3に記載の発明によると、クッションパッドは、パッド部とそのパッド部の裏面を覆う裏面材とを有する。そして裏面材には、持上部材と対向する箇所に窓部が形成され、該窓部には、クッションパッドと持上部材の間に位置するようクッションパッドよりも反発弾性率が小さい低反発パッド設けられている。そして低反発パッドは、クッションパッドと持上部材に挟まれることで弾性的に潰された状態で配設されている。
すなわち低反発パッドの下面は、クッションパッドの裏面材によって覆われていない。そして低反発パッドの下面側には持上部材が設置されている。
したがって持上部材は、裏面材に邪魔されることなく、あるいはほとんど邪魔されることなく、クッションパッドの一部を持上げることができる。したがって本発明によると、持上部材の作動効率が向上する。
また持上部材とクッションパッドの間には、低反発パッドが弾性的に潰された状態で配設されている。したがって低反発パッドがクッションパッドを下方から支持し、クッションパッドは、低反発パッドによって下方に大きくたわむことが規制される。かくしてシート座部の座り心地は、低反発パッドによって向上される。
また低反発パッドは、クッションパッドよりも反発弾性率が小さい。したがって低反発パッドは、持上部材の形状とクッションパッドの形状に沿って弾性変形しやすく、持上部材とクッションパッドの隙間を効果的に埋める。かくしてシート座部の座り心地は、低反発パッドによって効果的に向上される。
請求項4に記載の発明によると、クッションパッドのパッド部は、裏面材に形成された窓部から上方に窪む凹部を有する。そして凹部内に低反発パッドが設置され、低反発パッドが弾性的に潰されることで持上部材の少なくとも一部が凹部内に設置される
すなわちパッド部が凹部を有し、凹部内に低反発パッドが設置されている
本発明によると、車両用シートの座り心地を向上させることができる。
参考の形態1)
参考の形態1を図1〜3にしたがって説明する。
シート1は、図1に示すようにシート座部2とシートバック3を有する。
シート座部2は、クッションパッド20と、クッションパッド20を下側から支持する骨枠体22と、クッションパッド20の表面を覆う表皮材21を有する。
骨枠体22は、図1,2に示すようにクッションパッド20の側面に沿って延出する金属または樹脂からなる一対のサイドフレーム12と、前縁に沿って延出する支持パネル(フロントチルトパネル)14と、後縁に沿って延出するレインフォース13とを有する。
そして支持パネル14には、図3に示すように前滑り防止手段5のエアバッグ(持上部材)50とインフレータ51が取付けられている。そしてクッションパッド20とエアバッグ50の間には、低反発パッド4が設けられている。
また車室床面60には、図1に示すようにスライド装置10が取付けられている。スライド装置10は、車室床面60に固定されるロアレール10aと、ロアレール10aの上方にスライド可能に取付けられるアッパーレール10bを有する。そしてアッパーレール10bにサイドフレーム12が載置されることで、シート1がスライド装置10によって車室床面60に対して前後方向にスライド可能に取付けられる。
そして一対のサイドフレーム12間には、複数のスプリング(15)が車幅方向に張設され、図3に示すようにスプリング15がクッションパッド20を裏面側から支持する。
支持パネル14は、図2に示すように略板状に形成されており、図3に示すようにクッションパッド20の前端側の裏面(下面)を支持する。
また支持パネル14は、図2に示すように左右両端がサイドフレーム12の前端に傾動可能に取付けられている。したがって支持パネル14は、A−A線を中心に傾動し、シート座部2の前端高さを調整する。すなわち支持パネル14は、チルト機構を構成する部材である。
そして支持パネル14は、図3に示すように下方へ窪む取付凹部14aを有し、取付凹部14a内にインフレータ51が取付けられている。また取付凹部14aの上方には、支持パネル14の上面に設置されたエアバッグ50が設置されている。
インフレータ51は、膨張用ガスを吐出する装置であり、リード線等を介して所定の電気信号が入力されることで、膨張用ガスを吐出する。例えば、車両が衝突した際に電気信号が入力され、膨張用ガスをエアバッグ50に向けて吐出する。これによりエアバッグ50が膨張し、クッションパッド20の一部がエアバッグ50によって持上げられる。かくして乗員の大腿部の裏面側が持上げられ、乗員の前滑りが防止される。
クッションパッド20は、図3に示すようにパッド部23とパッド部23の裏面(下面)に設けられた裏面材24を一体に構成している。
パッド部23は、ウレタンフォーム等の高反発フォームから形成されており、反発弾性率が70%以上であり、好ましくは70〜78%である。そしてパッド部23は、裏面側から上方に窪む凹部23aを有し、凹部23aに低反発パッド4が内設されている。
裏面材24は、粗毛フェルト、不織布から形成されており、クッションパッド20を骨枠体22に載置した際、大きく下方にたわむことを防止する。そして裏面材24は、パッド部23の凹部23aを開口するための窓部24aを有する。
低反発パッド4は、ウレタンフォーム等の樹脂フォームから形成されており、反発弾性率がパッド部23よりも小さい。例えば35〜63%である。そして低反発パッド4は、パッド部23の凹部23aの構成壁面に取付けられ、パッド部23と一体になっている。
パッド部23の成形方法は、例えば先ずモールド内(型内)に裏面材24を設置する。そして裏面材24の窓部24a内に低反発パッド4を設置する。そしてパッド部23の原液であるウレタン原液をモールドに注入して発泡させる。これによりパッド部23は、裏面材24と低反発パッド4に対して一体になった状態で成形される。
クッションパッド20は、図3に示すように低反発パッド4とともに支持パネル14の上方から支持パネル14に載置される。そして低反発パッド4は、エアバッグ50の上に載置される。これにより低反発パッド4は、エアバッグ50とクッションパッド20によって挟まれる。そして低反発パッド4は、エアバッグ50とクッションパッド20の形状に沿って弾性的に潰れ、エアバッグ50の上面側の一部又は全部を覆う。そしてエアバッグ50の一部又は全部がパッド部23の凹部23a内に設置される。そしてエアバッグ50とパッド部23間は、低反発パッド4によって隙間無く埋められる。
以上のようにしてシート1が構成される。
すなわちエアバッグ(持上部材)50とクッションパッド20の間には、図3に示すように低反発パッド4が弾性的に潰された状態で配設されている。したがって低反発パッド4がクッションパッド20を下方から支持し、クッションパッド20は、低反発パッド4によって下方に大きくたわむことが規制される。かくしてシート座部2の座り心地は、低反発パッド4によって向上される。
また低反発パッド4は、クッションパッド20のパッド部23よりも反発弾性率が小さい。したがって低反発パッド4は、エアバッグ50の形状とクッションパッド20の形状に沿って弾性変形しやすく、エアバッグ50とクッションパッド20の隙間を効果的に埋める。かくしてシート座部2の座り心地は、低反発パッド4によって効果的に向上される。
また裏面材24には、図3に示すようにエアバッグ50と対向する箇所に窓部24aが形成され、窓部24aには、クッションパッド20とエアバッグ50の間に位置するよう低反発パッド4設けられている。そのため低反発パッド4は、図3に示すように下面部が裏面材24によって覆われていない。そして低反発パッド4の下面側にエアバッグ50が設置されている。
したがってエアバッグ50は、裏面材24に邪魔されることなく、あるいはほとんど邪魔されることなく、クッションパッド20の一部を持上げることができる。したがって本形態によると、エアバッグ50の作動効率が向上する。
またパッド部23が凹部23aを有し、凹部23a内に低反発パッド4が設置されている。したがって凹部23a近傍のパッド部23の厚みと低反発パッド4の厚みは、凹部23aの形状によって決定される。そしてパッド部23と低反発パッド4は、エアバッグ50が膨らんだ際、エアバッグ50によって弾性変形されながら持上げられる。そしてパッド部23と低反発パッド4の弾性変形量は、それぞれの厚み等によって決定される。
したがってエアバッグ50の膨らむ方向は、凹部23aの形状によって調整され得る。例えば凹部23aが図3に示すように底面を有し、底面が上方かつ後方を向くように傾斜する構成になっている。これによりエアバッグ50の膨らみ方向が上方かつ後方に調整され、エアバッグ50が上方かつ後方に膨らむことで乗員の前滑りを効率良く防止することができる。
また低反発パッド4は、クッションパッド20とエアバッグ50の間に配設されているため、クッションパッド20とエアバッグ50が直接擦れ合うことを防止する。したがってクッションパッド20とエアバッグ50の擦れによる擦れ音を防止する。
また低反発パッド4は、パッド部23よりも反発弾性率が小さい。したがってクッションパッド20とエアバッグ50が相互にずれた場合は、低反発パッド4がその動きに応じて弾性変形する。したがって低反発パッド4がクッションパッド20あるいはエアバッグ50に対して擦れるおそれがほとんどなく、擦れ音の発生を抑制する。
参考の形態2)
参考の形態2を図5にしたがって説明する。
参考の形態2は、参考の形態1とほぼ同様に形成されている。しかし参考の形態2は、参考の形態1の骨枠体22(図2参照)に代えて支持パネル16(図5参照)を有している。以下、参考の形態1と異なっている点を中心に参考の形態2について説明する。
支持パネル16は、金属製の板状部材であって、クッションパッド20の裏面(下面)のほぼ全領域を支持する。そして支持パネル16は、前端寄り位置に平面部16aを有し、平面部16aにエアバッグ50が載置されている。
クッションパッド20は、パッド部23と裏面材24と表皮材21を有する。そして裏面材24に窓部24aが形成され、パッド部23に凹部23aが形成されている。そして凹部23a内に低反発パッド4が設置されている。
そして低反発パッド4は、クッションパッド20とエアバッグ50の間に弾性的に潰れた状態で設置されている。そして低反発パッド4が潰れることでエアバッグ50の一部又は全部が凹部23a内に設置されている。
なおインフレータは、図5中に記載していないが、例えば支持パネル16の側面に取付けられている。あるいは支持パネル16の前端面の前側に取付けられている。
(実施の形態
実施の形態を図6にしたがって説明する。
実施の形態は、参考の形態1とほぼ同様に形成されている。しかし実施の形態は、参考の形態1の前滑り防止手段5(図3参照)に代えて前滑り防止手段52(図6参照)を有している。以下、参考の形態1と異なる点を中心に実施の形態について説明する。
前滑り防止手段52は、図6に示すようにメカ式であって、棒部材(持上部材)53とアーム54を有する。棒部材53は、車幅方向に延出しており、参考の形態1のエアバッグ50とほぼ同じ長さを有する(図4参照)。
アーム54は、棒部材53から車両後方に延出しており、後端部54aがサイドフレーム(図1参照)に傾動可能に取付けられている。したがって棒部材53は、アーム54によって持上げられ、クッションパッド20の一部を持上げる。
クッションパッド20は、パッド部23と裏面材24と表皮材21を有する。そして裏面材24に窓部24aが形成され、パッド部23に凹部23aが形成されている。そして凹部23a内に低反発パッド4が設置されている。
そして低反発パッド4は、クッションパッド20と棒部材53の間に弾性的に潰れた状態で配設されている。そして低反発パッド4が潰れることで棒部材53の一部又は全部が凹部23a内に設置されている。
そして低反発パッド4の上面は、裏面材24によって覆われていない。したがって棒部材53は、裏面材24に邪魔されることなく、あるいはほとんど邪魔されることなく、クッションパッド20の一部を持上げることができる。したがって本形態によると、棒部材53の作動効率が向上する。
(他の実施の形態)
本発明は、実施の形態に限定されず、以下の形態であってもよい。
(1)すなわち実施の形態は、低反発パッドとパッド部が接している形態であった。しかしクッションパッドがモールド品の場合、パッド部のウレタン原液が低反発パッドに含浸するおそれがある。そのためパッド部と低反発パッドの間には、パッド部のウレタン原液が低反発パッドに含浸することを防止するシートが設けられる形態であってもよい。すなわち低反発パッドをモールド内に設置し、低反発パッドの上面にシートを設置し、その状態でパッド部のウレタン原液を注入して発泡させてクッションパッドを成形する形態であってもよい。これにより低反発パッドがパッド部のウレタン原液の含浸により硬くなることを抑制できる。
(2)また実施の形態に係る低反発パッドは、ウレタンフォーム等の樹脂フォームによって形成されていた。しかし低反発パッドが弾性変形可能でかつパッド部よりも反発弾性率が小さいものであればよく、例えば綿や布(例えば粗毛布やフェルト等の不織布)などによって形成される形態であってもよい。
(3)また実施の形態に係るシート座部は、裏面材を有する形態であった。しかし裏面材を有さない形態であってもよい。
参考の形態1に係るシートの左側面図である。 参考の形態1に係るシートの上面図である。 図2の矢印B−B線の一部拡大断面図である。 図2の矢印C−C線断面図である。 参考の形態2に係るシート座部の図3に相当する拡大断面図である。 実施の形態に係るシート座部の図3に相当する拡大断面図である。
符号の説明
1…シート
2…シート座部
4…低反発パッド
5,52…前滑り防止手段
14,16…支持パネル
20…クッションパッド
21…表皮材
22…骨枠体
23…パッド部
23a…凹部
24a…窓部
24…裏面材
50…エアバッグ(持上部材)
51…インフレータ
53…棒部材(持上部材)
54…アーム

Claims (4)

  1. シート座部のクッションパッドと、前記クッションパッドの一部を裏面から持上げる持上部材とを有し、前記持上部材が所要時に前記クッションパッドの一部を持上げることで前記シート座部に着座した乗員の前滑りを防止する前滑り防止手段付き車両用シートであって、
    前記前滑り防止手段は、幅方向に延出する前記持上部材と、前記持上部材から後方に延出しかつ後端部を中心に傾動することで前記持上部材を持上げるアームを有し、
    前記持上部材と前記クッションパッドの間には、前記クッションパッドよりも反発弾性率の小さい低反発パッドが設けられており、前記低反発パッドは、前記持上部材と前記クッションパッドに挟まれることで弾性的に潰された状態で配設されていることを特徴とする前滑り防止手段付き車両用シート。
  2. 請求項1に記載の前滑り防止手段付き車両用シートであって、
    クッションパッドのパッド部は、下面から上方に窪む凹部を有し、
    前記凹部内に低反発パッドが設置され、前記低反発パッドが弾性的に潰されることで持上部材の少なくとも一部が前記凹部内に設置される構成になっていることを特徴とする前滑り防止手段付き車両用シート。
  3. シート座部のクッションパッドと、前記クッションパッドの一部を裏面から持上げる持上部材とを有し、前記持上部材が所要時に前記クッションパッドの一部を持上げることで前記シート座部に着座した乗員の前滑りを防止する前滑り防止手段付き車両用シートであって、
    前記前滑り防止手段は、幅方向に延出する前記持上部材と、前記持上部材から後方に延出しかつ後端部を中心に傾動することで前記持上部材を持上げるアームを有し、
    前記クッションパッドは、パッド部とそのパッド部の裏面を覆う裏面材とを有し、
    該裏面材には、前記持上部材と対向する箇所に窓部が形成され、該窓部には、前記クッションパッドと前記持上部材の間に位置するよう前記クッションパッドよりも反発弾性率が小さい低反発パッド設けられ、前記低反発パッドは、前記クッションパッドと前記持上部材に挟まれることで弾性的に潰された状態で配設されていることを特徴とする前滑り防止手段付き車両用シート。
  4. 請求項3に記載の前滑り防止手段付き車両用シートであって、
    クッションパッドのパッド部は、前記裏面材に形成された窓部から上方に窪む凹部を有し、
    前記凹部内に低反発パッドが設置され、前記低反発パッドが弾性的に潰されることで持上部材の少なくとも一部が前記凹部内に設置されていることを特徴とする前滑り防止手段付き車両用シート。
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