JP5572978B2 - 車両用シート - Google Patents
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Description
本発明は、背凭れ面の外形を形作るパッド部材で骨格をなすフレーム部材が被覆されたシートバックを備えるとともに、着座者の頭部が当接するヘッドレスト本体と、該ヘッドレスト本体から垂下して前記シートバックの上部から前記シートバック内に挿入されて前記シートバックのフレーム部材の上端部位置に支持されたステーとを有するヘッドレストを備える車両用シートであって、前記フレーム部材の上端部位置における前記ステーの支持箇所には、車両の後方衝突時に着座者の背中が前記シートバックに当接する際の第1胸椎の加速度(T1G)のピーク時期をコントロールすることのできるT1Gコントロール部位が設定されており、該T1Gコントロール部位を、前記シートバック内において前記ステーよりも前記背凭れ面側に張り出して設け、該T1Gコントロール部位による第1胸椎の加速度(T1G)のピーク時期と着座者の頭部が前記ヘッドレストに当接する際の頭部の加速度のピーク時期との両者のピーク時期のずれを低減したことを特徴とする。
また、独立形成されたT1Gコントロール部材がステーの支持箇所に取り付けられてT1Gコントロール部位を設ければ、シートバックのフレーム部材ないしヘッドレストのステーの形状の自由度を確保しつつも、容易にT1Gコントロール部位を設けて第1胸椎と頭部との相対的な変位を小さくすることができる。
また、T1Gコントロール部材が衝撃吸収構造を備えていれば、車両の後方衝突時の第1胸椎と頭部との相対的な変位を一層小さくすることができ、着座者の頸部の傷害低減に一層寄与することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。本実施形態のシート11は自動車等の車両に装備される車両用シートであり、図1に示されるように、座面となるシートクッション13、背凭れとなるシートバック21及びヘッドレスト41を備えている。なお、各図において矢印で示すFR,RR,UPはシート11の着座者から見た方向を基準として定めたシート11の前方,後方,上方を示している。また、各図において矢印で示すWはシート11の幅方向を示している。
図6を参照しながら変更例1について説明する。変更例1は、上記実施形態1において、T1Gコントロール部材のみを変更した例である。T1Gコントロール部材62は、衝撃加重Fを受ける当接部64が、圧縮可能な材料で形成されている。該材料として、例えば、シートバックパッド33よりは硬いが、衝撃加重Fにより圧縮され得る程度の硬さのチップウレタンや発泡ウレタン等のパッド材を好適に用いることができる。当接部64は、サポートホルダ35の背凭れ面21a側の面35bに配設され、当該当接部64の厚み分だけサポートホルダ35よりも背凭れ面21a側に張り出している。このT1Gコントロール部材62では、当接部64に後方RRへの衝撃加重Fが加わると、圧縮されることで衝撃荷重Fを吸収しつつも、サポートホルダ35の位置よりは背凭れ面21aに近い位置で着座者の背中を受け止めてT1Gのピーク時期と頭部Gのピーク時期とのずれを低減することができる。
図7を参照しながら変更例2について説明する。変更例2は、上記実施形態1において、T1Gコントロール部材のみを変更した例である。T1Gコントロール部材72は、ポリプロピレン等の合成樹脂が成形されてなる。T1Gコントロール部材72は、衝撃加重Fが直接的に付加される当接部74の背凭れ面21aとは反対側に複数のリブ76を備えている。これらのリブ76がサポートホルダ35の背凭れ面21a側の面35bに突き当たった状態で配設されており、当接部74はサポートホルダ35よりも背凭れ面21a側に張り出して配設されている。このT1Gコントロール部材72は、当接部64に後方RRへの衝撃加重Fが加わると、リブ76がサポートホルダ35に押し付けられて座屈することにより衝撃加重Fを吸収しつつも、サポートホルダ35よりは背凭れ面21aに近い位置で着座者の背中を受け止めてT1Gのピーク時期と頭部Gのピーク時期とのずれを低減することができる。
13 シートクッション
21 シートバック
21a 背凭れ面
23 シートバックフレーム
27 アッパフレーム
27a 横架部
33 シートバックパッド
35 サポートホルダ
37 ステー用サポート
39 ステーの支持箇所
41 ヘッドレスト
43 ヘッドレスト本体
45 ステー
50 コントロール部位
52 コントロール部材
54 当接部
55 傾斜部
56 取り付け部
57,57 屈曲部
58,58 段部
62 コントロール部材
64 当接部
72 コントロール部材
74 当接部
76 リブ
Claims (1)
- 背凭れ面の外形を形作るパッド部材で骨格をなすフレーム部材が被覆されたシートバックを備えるとともに、着座者の頭部が当接するヘッドレスト本体と、該ヘッドレスト本体から垂下して前記シートバックの上部から前記シートバック内に挿入されて前記シートバックのフレーム部材の上端部位置に位置するアッパフレームの前方に固定されたサポートホルダにより支持されたステーとを有するヘッドレストを備える車両用シートであって、
前記フレーム部材の上端部位置における前記ステーの支持箇所には、車両の後方衝突時に着座者の背中が前記シートバックに当接する際の第1胸椎の加速度(T1G)のピーク時期をコントロールすることのできるT1Gコントロール部位が設定されており、該T1Gコントロール部位を、前記シートバック内において前記ステーよりも前記背凭れ面側に張り出して設け、前記T1Gコントロール部位は、独立形成されたT1Gコントロール部材がサポートホルダに架設されることで前記ステーの支持箇所に取り付けられて設けられており、前記T1Gコントロール部材は、後方衝突時に後方へ退避することで着座者の背中が前記シートバックに当接する際の衝撃を吸収することのできる衝撃吸収構造を備えており、前記コントロール部材はサポートホルダによって後退が規制されており、該T1Gコントロール部位による第1胸椎の加速度(T1G)のピーク時期と着座者の頭部が前記ヘッドレストに当接する際の頭部の加速度のピーク時期との両者のピーク時期のずれを低減したことを特徴とする車両用シート。
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