JP2006193040A - 自動車用シートのシートクッションフレーム - Google Patents
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Abstract
【課題】前面衝突時に乗員の前方移動に伴う荷重を段階的に受けるようにして乗員に無理な衝撃を与えることなく前方移動を効果的に抑止するように受け止めることのできる自動車用シートのシートクッションフレームを提供する。
【解決手段】左右の各サイドフレーム10,9、フロントクロスメンバ11およびリアクロスメンバ12とにより平面視四角形の枠状に構成する。フロントクロスメンバ11が、ほぼ矩形状の金属平板材を屈曲して形成され、前後方向の切断線に沿った横断面形状が、前側から後方へ向けて下り勾配に徐々に低くなるよう緩やかに湾曲する形状を有する上面部13と、上面部13の前端から前端屈曲部14を介して後方側へ向け傾斜して垂下する前面部17と、上面部13の後端から前方側へ向けて延出する後端部20とを有してなる。上面部13、前面部17および後端部20の各々の両端部における少なくとも一部を左右の各サイドフレーム10,9に固着する。
【選択図】 図3
【解決手段】左右の各サイドフレーム10,9、フロントクロスメンバ11およびリアクロスメンバ12とにより平面視四角形の枠状に構成する。フロントクロスメンバ11が、ほぼ矩形状の金属平板材を屈曲して形成され、前後方向の切断線に沿った横断面形状が、前側から後方へ向けて下り勾配に徐々に低くなるよう緩やかに湾曲する形状を有する上面部13と、上面部13の前端から前端屈曲部14を介して後方側へ向け傾斜して垂下する前面部17と、上面部13の後端から前方側へ向けて延出する後端部20とを有してなる。上面部13、前面部17および後端部20の各々の両端部における少なくとも一部を左右の各サイドフレーム10,9に固着する。
【選択図】 図3
Description
本発明は、自動車の主としてフロントシートにおけるシートクッションの骨格を構成するシートクッションフレームの構造に関するものである。
自動車の運転席または助手席であるフロントシートについて、本発明の実施の形態を示す図9を参照しながら説明すると、自動車のフロントシート1は、乗員Hが腰掛けるシートクッション2の後端部に、アジャスト機構3を介してシートバック4がリクライニング可能に取り付けられた構成になっている。シートクッション2は、平面視で四角形の枠状のシートクッションフレームまたは平面視でほぼ矩形状の板金製のシートパネルを、パッドおよびカバーにより被覆して構成されている。
ところで、自動車が前面衝突したときには、慣性によって前方へ移動させる荷重が加わるのに対し、乗員Hが通常着用しているシートベルト7が乗員Hの上体の前方移動を阻止するように機能するので、乗員Hには、図9に矢印で示すように、シートベルト7をすり抜けさせるようにして前方斜め下方へ移動させようとする荷重が加わり、乗員Hがそのまま前方斜め下方へ移動されてしまう(以下、この現象をサブマリンと称する)と、乗員が内装パネルなどに下肢を強打するなどして下肢障害が生じるおそれがある。そこで、シートクッション2には、上記サブマリンを防止するために、乗員Hを前方斜め下方へ移動させるのを阻止するための阻止構造体を設ける必要がある。
従来の一般的な上記阻止構造体は、図11に示すように、平面視四角形のシートクッションフレームの前側部分を構成するフロントクロスメンバ40の後側下面にサブマリンリィンフォース41を溶接などの固着手段で取り付けることにより、乗員からの荷重を直接受けるフロントクロスメンバ40の後側部分の剛性を高めて、前面衝突時のフロントクロスメンバ40の変形を可及的に抑制する構成になっている。
図8は、自動車の前面衝突の発生時点からの時間経過とシートクッションフレームの耐荷重との関係を示した特性曲線である。同図において、前面衝突時には、その発生時点から一定時間t2が経過するまでの間、乗員Hに対し前方斜め下方へ移動させる荷重が加わるので、フロントクロスメンバ40は、上記一定時間t2が経過するまでは少なくとも所定の耐荷重LH1を維持し続けている必要がある。
しかしながら、図11の阻止構造体では、一定時間t2の経過時に所定の耐荷重LH1を維持することを目的として、サブマリンリィンフォース41によってフロントクロスメンバ40の剛性を必要以上に高め過ぎているため、図8の2点鎖線の特性曲線のように、耐荷重のピーク値LH2が極めて大きくなっている。そのため、この阻止構造体では、その大きなピーク値LH2の耐荷重によりサブマリンの発生を確実に阻止して下肢障害などの発生を防止することができるが、乗員Hが前方斜め下方へ移動されようとするのをほぼ完全に阻止することになるので、その阻止力の反作用によって乗員Hに対し後方向への別の衝撃を与えてしまい、乗員Hに腰痛などの別の障害が発生するおそれがある。
そこで、本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたもので、前面衝突時に乗員の前方移動に伴う荷重を段階的に受けるようにして乗員に無理な衝撃を与えることなく前方移動を効果的に抑止するように受け止めることのできる自動車用シートのシートクッションフレームを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、自動車に設置状態での左右両側位置に互いに平行に並置された左側および右側の各サイドフレームと、この両サイドフレームにおける前後方向の各両端部間に架け渡す配置で各々の両端部がそれぞれ固着されたフロントクロスメンバおよびリアクロスメンバとを備えて、平面視四角形の枠状に構成された自動車用シートのシートクッションフレームにおいて、前記フロントクロスメンバが、ほぼ矩形状の金属平板材を屈曲して形成され、前後方向の切断線に沿った横断面形状が、前側から後方へ向けて下り勾配に徐々に低くなるよう緩やかに湾曲する形状を有する上面部と、前記上面部の前端から前端屈曲部を介して後方側へ向け傾斜して垂下する前面部と、前記上面部の後端から前方側へ向けて延出する後端部とを有してなり、前記上面部、前面部および後端部の各々の両端部における少なくとも一部が前記左右の各サイドフレームに固着されていることを特徴としている。
請求項2に係る発明の自動車用シートのシートクッションフレームは、請求項1に係る発明におけるフロントクロスメンバが、上面部の後端から屈曲部を介して後端部が連続する一体形成品になっている。
請求項3に係る発明の自動車用シートのシートクッションフレームは、請求項1に係る発明におけるフロントクロスメンバが、ほぼU字状の横断面形状を有する別部材の後端部が上面部の後端内面に固着された構成になっている。
請求項1の発明の自動車用シートのシートクッションフレームでは、前面衝突の発生時点で前方移動されようとする乗員をフロントクロスメンバの上面部が受け止めるが、この上面部は、従来の阻止構造体のように下面側が何ら補強されていないことから、剛性がさほど高くなく、また、前面部が側面視で前傾姿勢であって前端屈曲部が容易に屈曲可能になっているので、上面部の中央部分のみが乗員から受ける荷重によって下方へ凹む座屈状態に変形して、乗員に加わる初期の荷重を若干吸収しながら、乗員に無理な衝撃を与えることなく乗員の前方移動を予め抑止するように受け止めることができる。
また、乗員に前方斜め下方へ移動させる荷重が本格的に負荷され始めたときには、フロントクロスメンバの両端近傍部分も押し潰れる形状に変形されていくが、この変形される過程において、上面部の後端部分の剛性を局部的に高めることができる保形形状を形作っている後端部が、変形の進行を抑制するように作用し続けるため、乗員から加わる荷重を少しずつ吸収しながら乗員の前方斜め下方への移動を抑止する。そのため、このシートクッションフレームでは、従来の阻止構造体のように自体が有する高い剛性によって乗員の前方斜め下方への移動をほぼ完全に抑止する場合と比べて、フロントクロスメンバによる乗員の移動阻止力が比較的長い時間にわたり持続するとともに、耐荷重が少なくとも衝突発生初期時と荷重が本格的に加わる時点との2段階にピーク値に達する変形過程を経ることから、フロントクロスメンバ自体の絶対耐荷重値および総変形量が共に低くなり、さらに、耐荷重のピーク値も格段に低く抑えることができる。その結果、乗員は、前方移動を強制的に阻止されるような無理な衝撃が与えられることなしに、前方移動しようとするのが効果的に抑止される。
請求項2の発明の自動車用シートのシートクッションフレームでは、フロントクロスメンバを安価に製作できる。
請求項3の発明の自動車用シートのシートクッションフレームでは、フロントクロスメンバを容易に製作できるので、歩留り良く高能率に大量生産できる利点がある。
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施の形態に係る自動車用シートのシートクッションフレーム8の構造を示す前方Fから見た斜視図、図2は同シートクッションフレーム8の後方Rから見た斜視図である。このシートクッションフレーム8は、図9に示すシートクッション2の骨格として機能するものであり、自動車の前後方向FRに沿った配置で左右方向に間隔を存して互いに平行に並置された右側サイドフレーム9および左側サイドフレーム10と、この両サイドフレーム9,10に対しこれらの前方F側端部間および後方R側端部間にそれぞれ架け渡れて各々の両端面が溶接などの手段で固着されたフロントクロスメンバ11およびリアクロスメンバ12とを備えて、平面視四角形の枠状に構成されている。
図3は、図1のA−A線に沿って切断したフロントクロスメンバ11の拡大横断面図である。このフロントクロスメンバ11は、左右方向に延びる細長いほぼ四角形の金属平板材を屈曲して形成されたものであり、前側から後方へ向けて下り勾配に徐々に低くなるよう緩やかに湾曲する形状を有する上面部13と、この上面部13の前端から前端屈曲部14を介して後方側へ向け傾斜して垂下する前面部17と、この前面部17の下端から後方へ向け屈曲して延びる前端部18と、上面部13の後端から後端屈曲部19を介して前方へ向け延出する後端部20とを備えた横断面形状を有している。
上記フロントクロスメンバ11は、これの左右方向の両端部が以下のようにして左右のサイドフレーム10,9に固着されている。すなわち、図1および図2に示すように、上面部13は、これの前側寄り両端部から延設された一対の取付片13a,13bが、両サイドフレーム10,9の上面に重合した状態でレーザー溶接されて、このレーザー溶接による接合部21により前側寄りの一部が左右のサイドフレーム10,9に固着されている。また、要部の右側面図である図4に示すように、上面部13は、これの後側寄り両端部が、左右のサイドフレーム10,9の内面に固着された支持片22に重合した状態でレーザー溶接されて、このレーザー溶接による接合部23により後側寄りの一部が左右のサイドフレーム10,9に固着されている。
前面部17は、図1〜3に示すように、左右両端から一体に突設された取付片17a,17bが、直角に屈曲されて左右のサイドフレーム10,9の外側面に重ね合わせた状態でレーザー溶接されて、このレーザー溶接による接合部24により一部が左右のサイドフレーム10,9の各外側面に固着されている。
図2のB部の拡大斜視図である図6に示すように、後端部20の左右両端近傍部には、後端屈曲部19から連続する切欠き27が形成されており、図4のC−C線断面図である図5に示すように、上記切欠き27に左右のサイドフレーム10,9(右側サイドフレーム9のみ図示)のインサイドブラケット28が係入されて、このインサイドブラケット28に切欠き27が掛止されている。
なお、後端部20における左右両端部分のサイドフレーム10,9への固定は、上述の切欠き27とインサイドブラケット28との掛止手段に代えて、図5に2点鎖線で示すように、後端部20に切欠き27を形成せずに、インサイドブラケット28における後端部20の下方まで垂下させた部分を内側水平方向に向け屈曲して後端部20の下面に重合させて、後端部20をインサイドブラケット28に重合状態でレーザー溶接して固着するようにしてもよい。
つぎに、前面衝突が発生した場合における上記シートクッションフレーム8のフロントクロスメンバ11の作用について説明する。自動車が前面衝突したときには、図9で既に説明したように、乗員Hに加わる前方斜め下方へ移動させようとする荷重の大部分が、シートクッションフレーム8におけるフロントクロスメンバ11に負荷される。その荷重を受けるフロントクロスメンバ11では、上面部13が後方斜め上方を向いた配置で乗員Hに対面しているので、その上面部13が前方移動されようとする乗員Hを受け止める。このとき、フロントクロスメンバ11は、上面部13、前端部18および後端部20の各々の左右両端の一部分が両サイドフレーム9,10に接合または掛止されているので、図8に示す前方衝突の発生時点から70〜100msec程度の時間t1が経過するまでの間に、図7に示すように、上面部13における中央部分が、乗員から受ける荷重によって下方へ凹む座屈状態に変形する。このように前面衝突の発生直後に上面部13の中央部が容易に変形するのは、上面部13が従来の阻止構造体のように下面側が何ら補強されていないことから剛性がさほど高くないとともに、前端部18が側面視で前傾姿勢であることによって前端屈曲部14が容易に屈曲するからである。
すなわち、フロントクロスメンバ11は、前面衝突が発生して乗員の前方斜め下方へ向けての移動が始まった時点からその乗員の移動を抑制するように作用して、上記座屈状態の変形によって乗員に加わる初期の荷重を若干吸収しながら、乗員に無理な衝撃を与えることなく乗員の前方移動を予め抑止するように受け止める。
前面衝突の発生によって上面部13に対し前方斜め下方へ向けての荷重が加わったときには、この荷重で上面部13が押し潰されるのに対し、後端屈曲部19が屈曲しようとするのを後端部20が阻止するように機能する。すなわち、後端部20は、上面部13と共にこれらを圧潰する外力に抗して保形する剛性が得られる形状を形作っており、これにより、上述した変形の進行を抑制するように機能する。そのため、上記時間t1が経過した時点では、上面部13の中央部分の座屈変形が瞬間的に止められて、図8の実線の特性曲線に示すように、フロントクロスメンバ11の耐荷重がピークLH1値近くに達する。
そののち、乗員に前方斜め下方へ移動させる荷重が本格的に負荷され始めると、フロントクロスメンバ11は、これらの上面部13における両サイドフレーム10,11の近傍箇所も押し潰れる形状に変形されていくが、この変形される過程においても、上面部13と共に外力に抗して保形する剛性が得られる形状を形作っている後端部20が、上記変形を阻止することはできないが、その変形の進行を抑制するように作用する。そのため、図8に示すように、フロントクロスメンバ11の耐荷重は、ピークLH1値を一旦超えたのちに、所定時間t2が経過するまでの間、ピークLH1に近い値を維持し続ける。これは、一定時間t1の間に乗員の前方移動を予め抑止したことと、変形しながら乗員の前方移動の荷重を吸収しながら乗員の前方移動を抑制していることとによる。
上述のように、上記シートクッションフレーム8では、乗員から加わる荷重によって衝突発生時点から座屈変形が生じ、且つその座屈変形の進行が後端部20によって常に抑制され続けることにより、上記荷重を少しずつ吸収しながら乗員の前方斜め下方への移動を抑止する。そのため、このシートクッションフレーム8では、従来の阻止構造体を備えたフロントクロスメンバが自体の有する高い剛性によって乗員の前方斜め下方への移動をほぼ完全に抑止する場合と比べて、フロントクロスメンバ11による乗員の移動阻止力が比較的長い時間にわたり持続するとともに、耐荷重が少なくとも衝突発生初期時と荷重が本格的に加わる時点との2段階でピーク値LH1に達する変形過程を経ることから、フロントクロスメンバ11自体の絶対耐荷重値および総変形量が共に低くなり、さらに、耐荷重のピーク値LH1も従来のピーク値LH2に比較して格段に低く抑えることができる。その結果、乗員は、前方移動を強制的に阻止されるような無理な衝撃が与えられることなしに、前方移動しようとするのが効果的に抑止される。
図10は、本発明の他の実施の形態に係る変形例のフロントクロスメンバ29を示す横断面図であり、同図において、図3と同一若しくは同等のものには、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。このフロントクロスメンバ29は、上記フロントクロスメンバ11と比較して、これと同様の上面部13、前端屈曲部14、前面部17および前端部18を有しており、相違するのは、上面部13の後端から後方へ延びる小片部30が設けられ、その上面部13の後端内面に、U字状の横断面形状を有する別部材の後端部31が溶接などの手段で固着された構成のみである。
このフロントクロスメンバ29を用いて構成したシートクッションフレームにおいても、後端部31が一実施の形態の後端部20と同様に作用する機能を有しているから、上述したと全く同様の効果を得ることができ、一実施の形態と比較して、別部材の後端部31を固着する分だけ工程が増えて製造コストが高くつくが、フロントクロスメンバ29の製造が容易となることから、歩留り良く高能率に大量生産できる利点がある。
本発明に係る自動車用シートのシートクッションフレームは、フロントクロスメンバの上面部の下端部分に後端屈曲部を介して前方へ延出する後端部を設けるだけの簡単な構成により、前面衝突発生時に、乗員の移動阻止力を比較的長い時間にわたり持続でき、耐荷重が少なくとも2回ピーク値に達する2段階の変形過程を経ることによってフロントクロスメンバ自体の絶対耐荷重値および総変形量を共に低く設定でき、且つピーク値を従来のピーク荷重よりも格段に低く抑えることができる結果、乗員に与える衝撃を緩和しながら乗員の前方移動を確実に抑止することができる顕著な効果を得られる。
8 シートクッションフレーム
9 右側サイドフレーム
10 左側サイドフレーム
11,29 フロントクロスメンバ
12 リアクロスメンバ
13 上面部
14 前端屈曲部
17 前面部
20 後端部
31 別部材の後端部
9 右側サイドフレーム
10 左側サイドフレーム
11,29 フロントクロスメンバ
12 リアクロスメンバ
13 上面部
14 前端屈曲部
17 前面部
20 後端部
31 別部材の後端部
Claims (3)
- 自動車に設置状態での左右両側位置に互いに平行に並置された左側および右側の各サイドフレームと、この両サイドフレームにおける前後方向の各両端部間に架け渡す配置で各々の両端部がそれぞれ固着されたフロントクロスメンバおよびリアクロスメンバとを備えて、平面視四角形の枠状に構成された自動車用シートのシートクッションフレームにおいて、
前記フロントクロスメンバが、
ほぼ矩形状の金属平板材を屈曲して形成され、前後方向の切断線に沿った横断面形状が、前側から後方へ向けて下り勾配に徐々に低くなるよう緩やかに湾曲する形状を有する上面部と、前記上面部の前端から前端屈曲部を介して後方側へ向け傾斜して垂下する前面部と、前記上面部の後端から前方側へ向けて延出する後端部とを有してなり、
前記上面部、前面部および後端部の各々の両端部における少なくとも一部が前記左右の各サイドフレームに固着されていることを特徴とする自動車用シートのシートクッションフレーム。 - フロントクロスメンバが、上面部の後端から屈曲部を介して後端部が連続する一体形成品である請求項1に記載の自動車用シートのシートクッションフレーム。
- フロントクロスメンバが、ほぼU字状の横断面形状を有する別部材の後端部が上面部の後端内面に固着されてなる請求項1に記載の自動車用シートのシートクッションフレーム。
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