JPH11194171A - 物体検出装置、物体検出方法および乗員検出装置 - Google Patents

物体検出装置、物体検出方法および乗員検出装置

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JPH11194171A
JPH11194171A JP10001842A JP184298A JPH11194171A JP H11194171 A JPH11194171 A JP H11194171A JP 10001842 A JP10001842 A JP 10001842A JP 184298 A JP184298 A JP 184298A JP H11194171 A JPH11194171 A JP H11194171A
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electrode
signal
detection device
object detection
humidity
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JP10001842A
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Yuji Oda
祐司 小田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 湿度の変化に影響されない乗員検出装置を提
案する。 【解決手段】 座席の背部分100に設けられた第1の
電極20と、座席の脚部分110に設けられた第2の電
極10と、脚部分110の下部において、互いに近接し
て設けられた第3の電極(30)と第4の電極(40)
と、第1の電極から電磁界を放射し前記第2の電極で受
信した第1の信号RMを、前記第3の電極から電磁界を
放射し前記第4の電極で受信した第2の信号RSに基づ
いて補正し、補正結果に基づいて前記第1の電極と第2
の電極の間に物体が存在するか否かを判断する信号処理
部300とを具備する乗員検出装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物体が所定の位置
に存在するか否かを検出する物体検出装置に関する。こ
の物体は、無生物に限られず、特に人間、例えば座席に
乗員であってもよい。乗員の場合には、その乗員が実際
に着座しているか否かを検出する。
【0002】
【従来の技術】SRSエア・バック装置が正確に作動する
ためには、乗員が着座していることを正確に検知しなけ
ればならない。通常、エア・バック装置は乗員が着座し
ていなければ作動しないからである。周知の乗員検知装
置は、例えば、図1に示すように、座席の背部シート内
に埋め込まれたアンテナ20と、脚部シート内に埋め込
まれたアンテナ10とを具備し、アンテナ10から電波
を放射し、この電波をアンテナ20で受信し、受信電波
の振幅に基づいて乗員の着座の有無を判断するようにし
ている。
【0003】受信電波の振幅は、アンテナ10とアンテ
ナ20との間に媒質に依存する。特に、媒質の誘電率が
大きい場合には振幅は大きくなる。一般的に、乗員(即
ち、人間)は体内水分故に誘電率が比較的に大きい。従
って、図2に示すように、乗員が着座した場合には、ア
ンテナ10とアンテナ20との間に誘電率の大きい誘電
体が存在することとなり、その結果、図3に示すよう
に、アンテナ20の受信する信号Rの振幅は乗員が着座
していない場合に比して大きくなる。
【0004】即ち、信号Rが所定値を越えた場合には乗
員が着座していると、越えていない場合には着座してい
ないと判断する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、湿度が高い
環境下、例えば雨天中においてエア・バック装置が用い
られた場合には、空気中に水滴が多く存在することとな
り、図3に示すように、信号Rの振幅が大きくなり、そ
のために、乗員が着座していないにも関わらず、乗員が
着座している場合の振幅と同じとなって誤判断に導く。
【0006】そこで、本発明は、上記従来技術の問題に
鑑みてなされたものであり、その目的は、湿度の高低に
関わらず物体の存在を精度よく検出する物体検出装置を
提案するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めの、本発明は、物体の存在を電磁界の変動によって計
測するシステムと、物体の存在には影響されず、湿度に
依存して変動する物理量を観測するシステムを別途組み
込むことにより、湿度変動の影響をキャンセルするもの
である。
【0008】具体的には、本発明の物体の存在を検出す
る物体検出装置は、検出対象の物体を間に介在させる位
置に設けられた第1の電極と第2の電極と、前記物体か
ら離間し、且つその物体を間に介在させない位置に設け
られた第3の電極と第4の電極と、前記第1の電極から
電磁界を放射し前記第2の電極で受信した第1の信号
を、前記第3の電極から電磁界を放射し前記第4の電極
で受信した第2の信号に基づいて補正し、補正結果に基
づいて前記第1の電極と第2の電極の間に物体が存在す
るか否かを判断する信号処理手段とを具備することを特
徴とする。
【0009】本発明の電極を電磁波を放射するアンテナ
で構成してもよい。この場合、本発明の好適な一態様で
ある請求項2に拠れば、前記第1の電極と第2の電極は
一対のアンテナを構成し、前記信号処理手段は前記第1
の電極から電磁波を放射する。また、請求項2のアンテ
ナを座席などに用いれば、請求項21のように、前記一
対のアンテナは通常の使用状態で互いに90度以上で交
差する。
【0010】物理量を電界によってもよい。この場合
は、本発明の好適な一態様である請求項3に拠れば、前
記第3の電極と第4の電極は互いに近接し、両電極間に
交流電界を発生させて前記4の電極で電圧の変化を検出
することを特徴とする。本発明の好適な一態様である請
求項4に拠れば、前記第1の電極及び第2の電極は車両
用座席シートの背部と脚部の内部に設けられたことを特
徴とする。
【0011】本発明の好適な一態様である請求項5に拠
れば、前記物体は生体であることを特徴とする。生体は
誘電体であるから電磁界に影響を与えるからである。本
発明の好適な一態様である請求項6に拠れば、前記生体
は車両の乗員である。本発明は生体のみ適用されること
はなく、本発明の好適な一態様である請求項7に拠れ
ば、前記物体は誘電率の高い物質からなる物体である。
【0012】本発明の好適な一態様である請求項8に拠
れば、前記信号処理手段は、湿度とその湿度に対応した
判定値定数とを記憶する記憶手段を具備し、前記第2の
信号に基づいて現在の湿度を推定し、推定された湿度か
ら判定値定数を決定し、この定数と前記第1の信号との
比較に基づいて前記物体が存在するか否かを判定する。
【0013】本発明の好適な一態様である請求項9に拠
れば、前記信号処理手段は、第2の信号の複数通りの値
と各々の値に対応する判定値定数とを前もって記憶する
記憶手段を具備し、検出された第2の信号に対応する判
定値定数を前記記憶手段から取り出し、この定数と検出
された第1の信号との比較に基づいて前記物体が存在す
るか否かを判定することを特徴とする。
【0014】本発明の好適な一態様である請求項10に
拠れば、前記信号処理手段は、前記第1の信号と第2の
信号の値の比の値の大小に基づいて前記物体が存在する
か否かを判定することを特徴とする。上記検出装置に組
み込まれた方法は例えば請求項11乃至12の検出方法
によっても実質的に実現される。
【0015】本発明は乗員検出に適用すると効果的であ
る。この場合、請求項20の、乗員が座席に着座してい
るか否かを検出する乗員検出装置は、座席の背部分に設
けられた第1の電極と、前記座席の脚部分に設けられた
第2の電極と、前記座席の脚部分の下部において、互い
に近接して設けられた第3の電極と第4の電極と、前記
第1の電極から電磁界を放射し前記第2の電極で受信し
た第1の信号を、前記第3の電極から電磁界を放射し前
記第4の電極で受信した第2の信号に基づいて補正し、
補正結果に基づいて前記第1の電極と第2の電極の間に
物体が存在するか否かを判断する信号処理手段とを具備
する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を自動車の乗員検知
装置に適用した実施形態を図面を参照しながら説明す
る。図4は実施形態の乗員検知装置のシステム構成を示
す。図中、100は、座席の背部シートを、110は脚
部シートをそれぞれ示す。背部シート100の内部には
アンテナ(もしくは電極)20が乗員の邪魔にならない
ように埋め込まれ、同じく、脚部シート110の内部に
はアンテナ(もしくは電極)10が埋め込まれている。
アンテナ10とアンテナ20とはコントローラ300の
制御を受ける。
【0017】図5に、コントローラ300の構成を示
す。コントローラ300は、CPUとROMと、このC
PUにバスを介して接続された送信機10T、30T、
受信機20R、40Rとを具備する。送信機10Tには
前述のアンテナ10が接続され、受信20Rにはアンテ
ナ20が接続されている。CPUは、ROM内に格納さ
れた後述のプログラムの制御の下で、信号TMにより送
信機10Tを駆動してアンテナ10から所定の周波数で
所定の強度の電磁波を放射させる。この電磁波はアンテ
ナ20で受信されて、受信機20Rで復調増幅されて、
受信信号RMの振幅値がCPUに取り込まれる。アンテ
ナ10とアンテナ20とは電磁波を送受信するものであ
るから、電磁波を効率よく送受するための形状であれ
ば、ループアンテナでもロッドアンテナでもよい。
【0018】図6に送信号TMに対する受信信号のRM
示す。信号RMは湿度が低い場合には実線のように小さ
な値を示し、高い場合には大きな値を示す。図4におい
て、脚部40の下部の乗員に干渉されない位置には一対
の電極(もしくはアンテナ)30,40が配置されてい
る。図5に示すように、アンテナ30は送信機30T
に、アンテナ40は受信機40Rに接続されている。
【0019】図7はアンテナ30と40をロッドアンテ
ナで形成した場合の構成を示す。両アンテナの間を空気
が通過する。アンテナ30とアンテナ40を電磁波を送
受信するもののとした場合には、これらアンテナは、電
磁波を効率よく送受するための形状であれば、ループア
ンテナでもロッドアンテナでもよい。図8は、アンテナ
30,アンテナ40を平板のアンテナ素子で構成した場
合を示す。かかる場合は、アンテナ30,アンテナ40
とはコンデンサを構成する。アンテナ30,40がコン
デンサを構成する場合には、送信機30Tからはアンテ
ナ30に交流電圧を送り、受信機40Rはアンテナ40
に誘起された交流電圧を検出する。また、誘起電圧を高
くするためには、間隙を狭くすることが好ましいが、狭
すぎると空気の流れが阻害されるので、アンテナ即ち電
極の表面積を大きくすることにより対処する。
【0020】図9は、アンテナ30から送信される信号
Sに対する受信信号強度RSを示す。信号RSは、湿度
が低い場合には実線のように小さな値を示し、高い場合
には大きな値を示す。図10は、湿度Hに対するアンテ
ナ40で受信した受信信号RSの関係を示すもグラフで
ある。このグラフの特性は、前もって工場などで、湿度
Hの値をいろいろと変更しながら、送信機30Tから既
知の強度(一定)の信号をアンテナ30に送って、受信
機40Rで受信した信号RSをプロットしたものであ
る。アンテナや送信機、受信機の特性さえ一致していれ
ば、図10の特性は個体によって変わらない。
【0021】従って、ある環境下で受信機40Rで受信
した信号RSXの値がわかれば、図10の特性から湿度H
Xを推定することができる。図6に示すように湿度によ
ってアンテナ20の信号RMの強度は変化する。従っ
て、乗員が着座しているか否かを信号RMの強度によっ
て判断するときは、判断のための閾値THを湿度に応じ
て変化させねばならない。図11の縦軸はこの判断のた
めに用いる閾値THの湿度変化に対する特性を示す。
【0022】図11によれば、湿度が値HXとして推定
されたときには、閾値として値THXを採用すべきこと
を示している。図10の特性及び図11の特性は予めR
OMに記憶しておくことができる。図12は図10の信
号RSと湿度Hとの関係及び図11の閾値THと湿度H
との関係を統合して、信号RSと閾値THとの関係とし
て表したものである。即ち、閾値は、湿度が高くなるほ
ど(アンテナ40が受信した信号RSが大きくなるほ
ど)、大きな値を取ることにより、乗員着座の判断を確
実ならしめることができる。図10の特性及び図11の
特性をROMに記憶する代わりに、図12の特性をRO
Mに記憶しておいてもよい。
【0023】図13は、CPUによる制御手順のフロー
チャートである。ステップS2では、送信機10Tを駆
動してアンテナ10から電磁波を送信させる。ステップ
S4では受信機20Rから信号RMを受信する。次に、
ステップS6では、送信機30Tを駆動してアンテナ3
0から電磁波を送信させる。ステップS8では受信機4
0Rから信号RSを受信する。尚、ステップS2,ステ
ップS4同士、並びにステップS6,ステップS8同士
は同時に実行しなければならないが、ステップS2乃至
ステップS8を同時に実行することは漏洩電波が干渉を
起こすので好ましくない。
【0024】ステップS10では信号RSから図10の
テーブルに従って、その時点の湿度HXを推定する。ス
テップS12では図11のテーブルに従って湿度HX
見合った閾値THXを決定する。ステップS14で、ア
ンテナ20で受信した信号RMを閾値THXと比較し、R
M≧THXであれば乗員が存在すると判定し(ステップS
16)、RM<THXであれば乗員が存在しないと判定
(ステップS18)する。閾値THXはその時点の湿度
Xに見合ったものであるので、ステップS16または
ステップS18での判定は正確なものとなる。
【0025】本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で種々
変形が可能である。即ち、上記実施形態では、アンテナ
10から電磁波を放射し、アンテナ20で受けていた
が、その逆、即ち、アンテナ20から電磁波を放射しア
ンテナ10で受けてもよい。また更に、アンテナ10か
ら電磁波を放射し、アンテナ20で受けて、第1の受信
信号強度を計測し、その後に、アンテナ20から電磁波
を放射しアンテナ10で受けて第2の受信信号強度を計
測するようにしてもよい。この2つの受信信号強度の差
もしくは比によって、座席の背部が後ろにたとれた状態
にあるのか、前に倒れ込んでいる状態にあるのか、判断
することができる。
【0026】また、上記実施形態では閾値を変更するこ
とにより、湿度変動の影響をキャンセルしていたが、本
発明はこれに限られず、例えば図14に示すように、ア
ンテナ20とアンテナ40とで受信された信号値をキャ
ンセルすることによっても達成される。このようにする
と、閾値を湿度に合わせて多種類用意する必要はなくな
る。
【0027】また、上記実施形態では、図10乃至図1
2のようなテーブルを記憶していたが、さらにテーブル
のデータを簡略化することができる。即ち、湿度と受信
信号のレベルとの関係はアンテナの形状が同じであれ
ば、傾きが同じ直線で近似することができる。この場
合、湿度が変動すると、その直線の切片が変動する傾向
が生まれる。
【0028】従って、工場出荷時に乗員検出システムを
自動車に組み付けるときに、そのときの湿度及び温度デ
ータを初期値としてROMに焼き付けてもよい。本明細
書では、アンテナは電磁波を放射する電極として位置づ
けた。一方、本発明は、電磁波だけではなく、交流電界
を放射する場合にも拡大適用が可能である。この場合2
つのアンテナはコンデンサを構成し、そのコンデンサの
電極はアンテナ素子を指すことになる。従って、本明細
書では、電極は、アンテナ素子の意味とコンデンサの電
極としての意味も有する。
【0029】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明の物体検出装
置によれば、湿度の変動に影響されることなく、物体を
精度よく検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来例にかかる物体検出装置の構成を説明す
る図。
【図2】 図1の物体検出装置を適用した座席に乗員が
着座したときの様子を説明する図。
【図3】 従来例の問題点を説明するタイミングチャー
ト。
【図4】 実施形態の乗員検出装置の構成を説明する
図。
【図5】 図4のコントローラ300の回路構成を説明
する図。
【図6】 図4の装置のメインアンテナシステムにおけ
る信号(TM、RM)のタイミングチャート。
【図7】 第3のアンテナ及び第4のアンテナの変形例
を説明する図。
【図8】 第3のアンテナ及び第4のアンテナの第2の
変形例を説明する図。
【図9】 図4の装置のサブアンテナシステムにおける
信号(TS、RS)のタイミングチャート。
【図10】 実施形態で用いられる湿度Hと信号RS
の関係を説明するグラフ。
【図11】 実施形態で用いられる湿度Hと閾値THX
との関係を説明するグラフ。
【図12】 実施形態で用いられる閾値THと信号RS
との関係を説明するグラフ。
【図13】 コントローラ300の制御手順を示すフロ
ーチャート。
【図14】 制御手順の他の変形例を示すフローチャー
ト。

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体の存在を検出する物体検出装置にお
    いて、 検出対象の物体を間に介在させる位置に設けられた第1
    の電極と第2の電極と、 前記物体から離間し、且つその物体を間に介在させない
    位置に設けられた第3の電極と第4の電極と、 前記第1の電極から電磁界を放射し前記第2の電極で受
    信した第1の信号を、前記第3の電極から電磁界を放射
    し前記第4の電極で受信した第2の信号に基づいて補正
    し、補正結果に基づいて前記第1の電極と第2の電極の
    間に物体が存在するか否かを判断する信号処理手段とを
    具備する物体検出装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の電極と第2の電極は一対のア
    ンテナを構成し、前記信号処理手段は前記第1の電極か
    ら電磁波を放射することを特徴とする請求項1に記載の
    物体検出装置。
  3. 【請求項3】 前記第3の電極と第4の電極は互いに近
    接し、両電極間に交流電界を発生させて前記4の電極で
    電圧の変化を検出することを特徴とする請求項1乃至2
    のいずれかに記載の物体検出装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の電極及び第2の電極は車両用
    座席シートの背部と脚部の内部に設けられたことを特徴
    とする請求項1乃至3のいずれかに記載の物体検出装
    置。
  5. 【請求項5】 前記物体は生体であることを特徴とする
    請求項1乃至4のいずれかに記載の物体検出装置。
  6. 【請求項6】 前記生体は車両の乗員であることを特徴
    とする請求項5に記載の物体検出装置。
  7. 【請求項7】 前記物体は誘電率の高い物質からなる物
    体であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに
    記載の物体検出装置。
  8. 【請求項8】 前記信号処理手段は、 湿度とその湿度に対応した判定値定数とを記憶する記憶
    手段を具備し、 前記第2の信号に基づいて現在の湿度を推定し、推定さ
    れた湿度から判定値定数を決定し、この定数と前記第1
    の信号との比較に基づいて前記物体が存在するか否かを
    判定することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに
    記載の物体検出装置。
  9. 【請求項9】 前記信号処理手段は、 第2の信号の複数通りの値と各々の値に対応する判定値
    定数とを前もって記憶する記憶手段を具備し、 検出された第2の信号に対応する判定値定数を前記記憶
    手段から取り出し、この定数と検出された第1の信号と
    の比較に基づいて前記物体が存在するか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の物
    体検出装置。
  10. 【請求項10】 前記信号処理手段は、前記第1の信号
    と第2の信号の値の比の値の大小に基づいて前記物体が
    存在するか否かを判定することを特徴とする請求項1乃
    至7のいずれかに記載の物体検出装置。
  11. 【請求項11】 物体の存在を検出する方法において、 検出対象の物体を間に介在させて第1の電極と第2の電
    極を設け、 前記物体からは離間し且つその物体を間に介在させない
    位置に第3の電極と第4の電極とを設け、 前記第1の電極から電磁界を放射し前記第2の電極で受
    信した第1の信号を、前記第3の電極から電磁界を放射
    し前記第4の電極で受信した第2の信号に基づいて補正
    し、 補正結果に基づいて前記第1の電極と第2の電極の間に
    物体が存在するか否かを判断することを特徴とする物体
    検出方法。
  12. 【請求項12】 前記第1の電極と第2の電極は互いに
    90度以上で交差する一対のアンテナを構成し、前記第
    1の電極から電磁波が放射されることを特徴とする請求
    項11に記載の物体検出方法。
  13. 【請求項13】 前記第3の電極と第4の電極は互いに
    近接し、両電極間に交流電界を発生させて前記4の電極
    で電圧の変化を検出することを特徴とする請求項11乃
    至12のいずれかに記載の物体検出方法。
  14. 【請求項14】 前記第1の電極及び第2の電極は車両
    用座席シートの背部と脚部の内部に設けられたことを特
    徴とする請求項11乃至13のいずれかに記載の物体検
    出方法。
  15. 【請求項15】 前記物体は生体であることを特徴とす
    る請求項11乃至14のいずれかに記載の物体検出方
    法。
  16. 【請求項16】 前記生体は車両の乗員であることを特
    徴とする請求項15に記載の物体検出方法。
  17. 【請求項17】 前記物体は誘電率の高い物質からなる
    物体であることを特徴とする請求項11乃至14のいず
    れかに記載の物体検出方法。
  18. 【請求項18】 湿度とその湿度に対応した判定値定数
    とを予め記憶手段に記憶し、 前記第2の信号に基づいて現在の湿度を推定し、 推定された湿度から判定値定数を決定し、 この定数と前記第1の信号との比較に基づいて前記物体
    が存在するか否かを判定することを特徴とする請求項1
    1乃至17のいずれかに記載の物体検出方法。
  19. 【請求項19】 第2の信号の複数通りの値と各々の値
    に対応する判定値定数とを予め記憶手段に記憶し、 検出された第2の信号に対応する判定値定数を前記記憶
    手段から取り出し、 この定数と検出された第1の信号との比較に基づいて前
    記物体が存在するか否かを判定することを特徴とする請
    求項11乃至17のいずれかに記載の物体検出方法。
  20. 【請求項20】 乗員が座席に着座しているか否かを検
    出する乗員検出装置において、 座席の背部分に設けられた第1の電極と、 前記座席の脚部分に設けられた第2の電極と、 前記座席の脚部分の下部において、互いに近接して設け
    られた第3の電極と第4の電極と、 前記第1の電極から電磁界を放射し前記第2の電極で受
    信した第1の信号を、前記第3の電極から電磁界を放射
    し前記第4の電極で受信した第2の信号に基づいて補正
    し、補正結果に基づいて前記第1の電極と第2の電極の
    間に物体が存在するか否かを判断する信号処理手段とを
    具備する乗員検出装置。
  21. 【請求項21】 前記一対のアンテナは通常の使用状態
    で互いに90度以上で交差することを特徴とする請求項
    2に記載の物体検出装置。
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