JP2005283167A - ビーム切替式レーダ装置 - Google Patents

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JP2005283167A JP2004093784A JP2004093784A JP2005283167A JP 2005283167 A JP2005283167 A JP 2005283167A JP 2004093784 A JP2004093784 A JP 2004093784A JP 2004093784 A JP2004093784 A JP 2004093784A JP 2005283167 A JP2005283167 A JP 2005283167A
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隆 藤井
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隆 佐伯
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Naoto Terada
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Abstract

【課題】ビーム切替式レーダ装置において、簡単な構成で対象物の方位を精度良く検出す
ることができるようにする。
【解決手段】
ビーム切替式レーダ装置は、送信アンテナ及び受信アンテナのアンテナ角度を順次切り
替えて、複数のアンテナ角度θ〜θから対象物の反射波を受信し、各アンテナ角度θ
〜θに対応する受信信号の受信レベルP〜Pを得る。そして、これらアンテナ角
度及び受信レベルとからなるデータ(θ,P),(θ,P),(θ,P)を
用いて、これら各点を通る方位角推定曲線P(θ)を求め、この方位角推定曲線P(θ)
の受信レベルが最大となる点Mのアンテナ角度θを対象物の方位角とする。方位角推定
曲線P(θ)に基づいて対象物の方位角を求めるので、少ないデータ点数で対象物の方位
を精度良く検出することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、送信アンテナ及び受信アンテナのビーム方向を切り替えて周囲の物体の位置を検知するビーム切替式レーダ装置に関するものである。
一般に、対象物の方位角を求める方式として、ビームスキャン方式とモノパルス方式が挙げられる。前者のビームスキャン方式では、例えば、図10(a)(b)に示されるように、レーダ装置101より電磁波等のビームB101〜B105を複数のアンテナ角度θ101〜θ105へ放射し、対象物Tからの反射波を受信した際に受信レベルの得られた角度θ104を対象物Tの方位角として求めていた(例えば、特許文献1参照)。
また、後者のモノパルス方式(ここでは振幅モノパルス方式)では、図11(a)(b)に示されるように、一部が重なりあった2個のビームB201,B202を一組として用い、一つの送信機からの送信信号の対象物Tでの反射波を二つの受信機で同時に検波し、受信レベルの差成分Δと和成分Σに関してビーム指向性より予め求めた特性曲線ε(θ)に照らし合わせて対象物Tの方位角θ201として求めていた(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−180529号公報 特開平6−347540号公報
ところが、従来の方式では、ビームスキャン方式の場合、上記特許文献1に示されるように、方位角の分解能を上げるにはビーム幅を細かく設定する必要があり、アンテナが複雑な構成となってしまう。また、モノパルス方式の場合、上記特許文献2に示されるように、二つ受信機での各受信レベルを用いて対象物Tの方位角を求めるため、片方のアンテナの性能が落ちただけで、対象物測定結果の信頼性が格段に下がってしまう(モノパルス方式の場合、最低条件として、略等しい性能のアンテナが2つ必要である)。また、レーダ装置の探知能力は、信号対雑音比(S/N比)に依存する。従って、対象物の方位を精度良く検出するためには、レーダ装置の送信部分と受信部分の干渉を防止して雑音を低減することが望ましい。
本発明は、上記の点に鑑みて成されたものであり、簡単な構成で対象物の方位を精度良く検出することができるレーダ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、送信信号を生成する送信機と、前記送信機からの送信信号を複数の方向へ放射する送信アンテナと、前記送信機からの送信信号を複数の方向へ放射するために、前記送信アンテナのアンテナ角度を切り替えて、前記送信機から前記送信アンテナに前記送信信号を供給する送信アンテナ切替手段と、対象物からの反射波を複数の方向から受信する受信アンテナと、前記対象物からの反射波を複数の方向から受信するために、前記受信アンテナのアンテナ角度を切り替えて、該受信アンテナが受信した受信信号を受信機に供給する受信アンテナ切替手段と、前記受信アンテナからの受信信号を検波し、受信信号の受信レベルを検出する受信機と、前記送信アンテナ切替手段及び前記受信アンテナ切替手段を制御することにより前記送信アンテナ及び前記受信アンテナのアンテナ角度を切り替えて、これらアンテナを複数のアンテナ角度に順次設定するアンテナ角度制御手段と、前記アンテナ角度制御手段で設定した複数のアンテナ角度と前記受信機で検出したこれらアンテナ角度に対応する受信レベルとからなるデータを用いて対象物の方位角を求める方位角演算手段と、を備えたビーム切替式レーダ装置において、前記方位角演算手段は、前記データを少なくとも3点以上用いてこれら各点を通る曲線を求め、この曲線を対象物の方位角を推定するための方位角推定曲線とし、この方位角推定曲線の前記受信レベルが最大となるアンテナ角度を対象物の方位角とすることを特徴とする。
請求項2の発明は、送信信号を生成する送信機と、前記送信機からの送信信号を複数の方向へ放射する送信アンテナと、前記送信機からの送信信号を複数の方向へ放射するために、前記送信アンテナのアンテナ角度を切り替えて、前記送信機から前記送信アンテナに前記送信信号を供給する送信アンテナ切替手段と、対象物からの反射波を複数の方向から受信する受信アンテナと、前記対象物からの反射波を複数の方向から受信するために、前記受信アンテナのアンテナ角度を切り替えて、該受信アンテナが受信した受信信号を受信機に供給する受信アンテナ切替手段と、前記受信アンテナからの受信信号を検波し、受信信号の受信レベルを検出する受信機と、前記送信アンテナ切替手段及び前記受信アンテナ切替手段を制御することにより前記送信アンテナ及び前記受信アンテナのアンテナ角度を切り替えて、これらアンテナを複数のアンテナ角度に順次設定するアンテナ角度制御手段と、前記アンテナ角度制御手段で設定した複数のアンテナ角度と前記受信機で検出したこれらアンテナ角度に対応する受信レベルとからなるデータを用いて対象物の方位角を求める方位角演算手段と、を備えたビーム切替式レーダ装置において、前記方位角演算手段は、前記送信アンテナ及び前記受信アンテナの指向性に基づいて、前記アンテナ角度に対する前記受信レベルの特性を示す特性曲線を求め、前記データの少なくとも2点以上を前記特性曲線に当てはめて、対象物の方位角を推定するための方位角推定曲線を求め、前記方位角推定曲線において、前記受信レベルが最大となるアンテナ角度を対象物の方位角とすることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2に記載のビーム切替式レーダ装置において、方位角演算手段は、方位角推定曲線を求めるために用いられるデータとして、複数のデータの中から受信レベルが強いデータを選択して特性曲線に当てはめて、方位角推定曲線を求めることを特徴とする。
請求項4の発明は、送信信号を生成する送信機と、前記送信機からの送信信号を複数の方向へ放射する送信アンテナと、前記送信機からの送信信号を複数の方向へ放射するために、前記送信アンテナのアンテナ角度を切り替えて、前記送信機から前記送信アンテナに前記送信信号を供給する送信アンテナ切替手段と、対象物からの反射波を複数の方向から受信する受信アンテナと、前記対象物からの反射波を複数の方向から受信するために、前記受信アンテナのアンテナ角度を切り替えて、該受信アンテナが受信した受信信号を受信機に供給する受信アンテナ切替手段と、前記受信アンテナからの受信信号を検波し、受信信号の受信レベルを検出する受信機と、前記送信アンテナ切替手段及び前記受信アンテナ切替手段を制御することにより前記送信アンテナ及び前記受信アンテナのアンテナ角度を切り替えて、これらアンテナを複数のアンテナ角度に順次設定するアンテナ角度制御手段と、前記アンテナ角度制御手段で設定した複数のアンテナ角度と前記受信機で検出したこれらアンテナ角度に対応する受信レベルとからなるデータを用いて対象物の方位角を求める方位角演算手段と、を備えたビーム切替式レーダ装置において、前記方位角演算手段は、前記送信アンテナ及び前記受信アンテナの指向性に基づいて、前記アンテナ角度に対する前記受信レベルの特性を示す特性曲線を求め、前記データの中から任意のデータを2点以上選択して得た複数のデータの組み合わせを前記特性曲線に当てはめて、対象物の方位角を推定するための方位角推定曲線を各組み合わせ毎に求め、これら各方位角推定曲線毎に前記受信レベルが最大となるアンテナ角度を求め、これら求められた複数個のアンテナ角度に基づいて、対象物の方位角を演算することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のビーム切替式レーダ装置において、方位角演算手段は、所定範囲外の受信レベルを含むデータを異常値としてデータの中から除き、該異常値を含まないデータを用いて対象物の方位角を演算することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のビーム切替式レーダ装置において、受信機で検出した受信レベルの履歴を用いて、各アンテナ角度に対応する受信レベルを平均化して平均受信レベルを求める平均受信レベル演算手段を更に有し、方位角演算手段は、受信レベルに替えて、平均受信レベルに基づいて、対象物の方位角を演算することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のビーム切替式レーダ装置において、方位角演算手段により得られた対象物の方位角を平滑化して平滑化方位角を求める平滑化方位角演算手段を更に有し、方位角演算手段により得られた対象物の瞬時的な方位角に替えて、平滑化方位角演算手段により得られた平滑化方位角を対象物の方位角としたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、3点以上のデータを用いてこれら各点を通る方位角推定曲線を求め、この方位角推定曲線に基づいて対象物の方位角を求めるようにしたので、少ないデータ点数で対象物の方位角を精度良く検出することができる。このため、送信アンテナ及び受信アンテナのビーム幅を細くしてアンテナ角度を細かく設定する必要がなく、簡単な構成で対象物の方位角を検出することができる。また、送信アンテナを含む送信部分と受信アンテナを含む受信部分を別々に構成したので、送信部分と受信部分の干渉を防止して雑音を低減することができる。このため、受信機で検出されるS/N比を高くすることができ、対象物の方位角を精度良く検出することができる。
請求項2の発明によれば、送信アンテナ及び受信アンテナの指向性に基づいて、アンテナ角度に対する受信レベルの特性を示す特性曲線を求め、更に、この特性曲線に2点以上のデータを当てはめて方位角推定曲線を求め、この方位角推定曲線に基づいて対象物の方位角を求めるようにしたので、少ないデータ点数で対象物の方位角を精度良く検出することができる。
請求項3の発明によれば、方位角推定曲線は、受信レベルが強く、S/N比が高いデータを用いて求められるので、信頼度の高い方位角推定曲線が求められる。このため、対象物の方位角を精度良く検出することができる。
請求項4の発明によれば、複数のデータの組み合わせを用いて複数の方位角推定曲線を求め、これら各方位角推定曲線毎に受信レベルが最大となるアンテナ角度を求め、これら求められた複数個のアンテナ角度に基づいて、対象物の方位角を演算するようにしたので、1組のデータの組み合わせを用いて方位角を求める場合より、より信頼度の高い対象物の方位角を求めることができる。
請求項5の発明によれば、所定範囲外の受信レベルを含むデータを異常値としてデータの中から除き、異常値を含まないデータを用いて対象物の方位角を演算するようにしたので、信頼度の高い対象物の方位角を求めることができる。
請求項6の発明によれば、方位角演算手段において、受信レベルに替えて、受信レベルを平均化して求めた平均受信レベルに基づいて、対象物の方位角を演算するようにしたので、瞬時的なレベル変動に伴う方位角の誤差を抑制することができ、信頼度の高い対象物の方位角を求めることができる。
請求項7の発明によれば、方位角演算手段により得られた対象物の瞬時的な方位角に替えて、平滑化方位角演算手段により得られた平滑化方位角を対象物の方位角としたので、瞬時的な方位角の変動を抑制することができ、信頼度の高い対象物の方位角を求めることができる。
本発明の第1の実施形態によるビーム切替式レーダ装置(以下、レーダ装置という)について、図1乃至図3を参照して説明する。図1に示されるように、レーダ装置1は、送信信号を生成する送信機2と、送信機2からの送信信号を複数の方向へ放射する送信アンテナ3aと、送信アンテナ3aのアンテナ角度を切り替える送信アンテナ切替手段4aと、対象物T(図2参照)からの反射波を複数の方向から受信する受信アンテナ3bと、受信アンテナ3bのアンテナ角度を切り替える受信アンテナ切替手段4bと、受信アンテナ3bからの受信信号を検波し、受信信号の受信レベルを検出する受信機5と、送信アンテナ3a及び受信アンテナ3bのアンテナ角度を制御するアンテナ角度制御手段6と、対象物Tの方位角を演算する方位角演算手段7と、を備えている。
これら使用される送信機2、アンテナ3a,3b、受信機5等の種類には特に制限はなく、種々の公知の機器を使用することができる。例えば、送信機2としては、電子管(送信管)を使用したものに限られず、送信管をFETやダイオード等の半導体素子で置換した、いわゆる固体化送信機等であってもよい。送信アンテナ3a及び受信アンテナ3bとしては、例えば、素子アンテナ31〜36を複数個配列したアンテナアレー等が用いられる。送信アンテナ3aを含む送信部分と受信アンテナ3bを含む受信部分を別々に構成したので、送信部分と受信部分の干渉を防止して雑音を低減することができる。このため、受信機5で検出されるS/N比を高くすることができ、対象物Tの方位角を精度良く検出することができる。
送信アンテナ切替手段4aは、送信機2からの送信信号を複数の方向へ放射するために、送信アンテナ3aのアンテナ角度を切り替えて、送信機2から送信アンテナ3aに送信信号を供給する。また、受信アンテナ切替手段4bは、対象物Tからの反射波を複数の方向から受信するために、受信アンテナ3bのアンテナ角度を切り替えて、受信アンテナ3bが受信した受信信号を受信機5に供給する。これら送信アンテナ切替手段4a及び受信アンテナ切替手段4bとしては、例えば、移相器等を利用した電子的な手段が用いられる。
アンテナ角度制御手段6は、アンテナ角度に関する信号を生成し、送信アンテナ切替手段4a及び受信アンテナ切替手段4bに出力する。送信アンテナ切替手段4a及び受信アンテナ切替手段4bは、この信号に基づいてアンテナ角度を切り替え、アンテナ3a,3bを複数のアンテナ角度に順次設定する。方位角演算手段7は、アンテナ角度制御手段6で設定したアンテナ角度と受信機5で検出したアンテナ角度に対応する受信レベルとからなるデータを用いて対象物Tの方位角を演算する。
次に、レーダ装置1により対象物Tの方位角を求める手順について、図1に加えて図2を参照して説明する。レーダ装置1は、送信機2で送信信号を生成し、送信アンテナ3aを介してアンテナ角度θで送信信号を空間に放射する。放射された送信信号が対象物Tに照射され、対象物Tにより四方に反射された反射波の一部が照射された方向へ戻ると、反射波は受信アンテナ3bで受信され、受信信号が受信機5で増幅されて、アンテナ角度θにおける受信レベルPが検出される。続けて、レーダ装置1は、アンテナ角度制御手段6の制御により送信アンテナ3a及び受信アンテナ3bのアンテナ角度を切り替えて、アンテナ角度θのビームB1とビーム領域の一部が重なり合うようにしてアンテナ角度θでビームB2を放射し、アンテナ角度θにおける受信レベルPを得る。更に、レーダ装置1は、ビームB1,B2とビーム領域の一部が重なり合うようにしてアンテナ角度θでビームB3を放射し、アンテナ角度θにおける受信レベルPを得る。
次に、方位角演算手段7について、図3を参照してより詳細に説明する。図3において、横軸はアンテナ角度θであり、縦軸は受信レベルPであり、各アンテナ角度θ〜θとこれらに対応する受信レベルP〜Pとからなるデータ(θ,P),(θ,P),(θ,P)がプロットされている。また、これらデータの各点を通る曲線P(θ)が示されており、この曲線P(θ)において受信レベルが最大となる点をMで示している。この曲線P(θ)が対象物Tの方位角を推定するために用いられる。以下、このように、対象物Tの方位角を推定するために用いられる曲線を方位角推定曲線という。
方位角推定曲線P(θ)を、データ(θ,P),(θ,P),(θ,P)を通る曲線で定義すると、方位角推定曲線P(θ)は、以下の2次方程式(1)で与えられる。
P(θ)=A×θ+B×θ+C (1)
ここで、A,B,Cは係数あり、これらの係数は以下の連立方程式(2)〜(4)より求められる。
=A×θ +B×θ+C (2)
=A×θ +B×θ+C (3)
=A×θ +B×θ+C (4)
そして、この方位角推定曲線P(θ)において受信レベルが最大となる点Mのアンテナ角度θは、1次微分(P’(θ)=0)より求められ、以下の式(5),(6)の通りとなる。
P’(θ)=2A×θ+B=0 (5)
θ=−B/2A (6)
本実施形態においては、以上により求められたアンテナ角度θを対象物Tの方位角とする。すなわち、仮にレーダ装置1のアンテナ角度を細かく設定すると、アンテナ角度と対象物Tの方位角が一致した場合に、受信レベルが最大となることが予想されるが、本実施形態においては、アンテナ角度を細かく設定することなく、方位角推定曲線P(θ)を利用して受信レベルが最大となるアンテナ角度θを求め、アンテナ角度θを対象物Tの方位角とする。このため、図10に示される従来例のようにビーム幅を細くしてアンテナ角度を細かく設定する必要がなく、少ないデータ点数で対象物Tの方位角を精度良く検出することができ、簡単な構成で対象物Tの方位角を検出することができる。
次に、第2の実施形態によるレーダ装置について図4(a)(b)及び図5を参照して説明する。本実施形態によるレーダ装置1は、方位角演算手段7において、送信アンテナ3a及び受信アンテナ3bの指向性に基づいて求められたアンテナ角度に対する受信レベルの特性を示す特性曲線S(θ)、及び2点のデータを用いて方位角推定曲線P(θ)を求める点で第1の実施形態と異なり、他の構成は、図1に示される第1の実施形態と同様である。
本実施形態の方位角演算手段7は、例えば、図4(a)に示されるようなレーダ装置1の送信アンテナ3a及び受信アンテナ3bの指向特性に基づいて、図4(b)に示されるような角度θに対する受信レベルの特性を示す特性曲線S(θ)を求め、得られた特性曲線S(θ)を不図示のメモリ内に記憶しておいて対象物Tの方位角を演算する際に使用する。具体的には、特性曲線S(θ)は、送信アンテナ3a及び受信アンテナ3bの指向特性に基づいて、例えば、式(7)に示されるような2次方程式に近似することができる。 S(θ)=A×θ+B×θ+C (7)
ここで、A<0である。
方位角推定曲線P(θ)は、この特性曲線S(θ)を縦軸方向にP,横軸方向にθだけシフトした式(8)で表される。
P(θ)=S(θ−θ)+P (8)
そして、図5に示されるように、複数のビームで検出されたデータ(θ,P),(θ,P),(θ,P)の中、例えば、受信レベルが強いデータ(θ,P),(θ,P)を用いれば、方位角推定曲線P(θ)は、以下の連立方程式(9),(10)より求められる。
=A×(θ−θ+B×(θ−θ)+C+P (9)
=A×(θ−θ+B×(θ−θ)+C+P (10)
そして、この方位角推定曲線P(θ)において受信レベルが最大となる点Mのアンテナ角度θは、1次微分(P’(θ)=0)より求められ、以下の式(11),(12)の通りとなる。
P’(θ)=2A×(θ−θ)+B=0 (11)
θ=−B/2A+θ (12)
以上より、方位角推定曲線P(θ)において、受信レベルが最大となるアンテナ角度θを求め、このアンテナ角度θを方位角とすることにより、対象物Tの方位角を精度よく求めることができる。
本実施形態では、3点のデータ(θ,P),(θ,P),(θ,P)を使用した第1の実施形態と異なり、2点のデータ(例えば、(θ,P),(θ,P))だけで方位角推定曲線P(θ)を求めることができる。また、複数のビームで検出されたアンテナ角度に対する受信レベルの中、受信レベルが強いデータ(θ,P),(θ,P)を選んで方位角推定曲線P(θ)を求めたが、このように、受信レベルが強く、S/N比が高いデータを用いて方位角推定曲線P(θ)を求めることにより、信頼度の高い方位角推定曲線を求めることができ、信頼度の高い方位角を求めることができる。
次に、第3の実施形態によるレーダ装置について図6(a)(b)を参照して説明する。本実施形態では、方位角演算手段7は、複数のデータの組み合わせを用いて複数の方位角推定曲線を求め、これら各方位角推定曲線毎に受信レベルが最大となるアンテナ角度を求め、これら求められた複数個のアンテナ角度に基づいて、対象物Tの方位角を演算する点で、1組のデータの組み合わせを用いて方位角を求める第2の実施形態と異なる。
具体的には、方位角演算手段7は、複数のビームで検出されたデータ(θ,P),(θ,P),(θ,P)の中から、複数の組み合せ、例えば、図6(a)に示されるように、(θ,P)及び(θ,P)の組み合わせ、並びに、図6(b)に示されるように、(θ,P)及び(θ,P)の組み合わせの2種類を用いて方位角推定曲線P(θ),Q(θ)を求め、これら方位角推定曲線P(θ),Q(θ)毎に受信レベルが最大となる点M,M’のアンテナ角度θ,θ’を求める。そして、これらアンテナ角度θ,θ’が所定の範囲内であれば、アンテナ角度θ若しくはθ’のいずれか、又はこれらアンテナ角度θ,θ’の平均値を対象物Tの方位角として出力することにより、1組のデータの組み合わせを用いて対象物Tの方位角を求める場合と比較して、より信頼度の高い対象物Tの方位角を求めることができる。
次に、第4の実施形態によるレーダ装置について図7(a)(b)を参照して説明する。本実施形態では、方位角演算手段7は、所定範囲外の受信レベルを含むデータを異常値としてデータの中から除き、異常値を含まないデータを用いて対象物Tの方位角を演算する点で、第1乃至第3の実施形態と異なる。
一般に、受信レベルは、レーダ装置1と対象物Tの位置に応じて、以下のレーダ方程式(13)により与えられる。
={P×G×λ×σ}/{(4π)×R} (13)
ここで、Pは受信レベル、Pは送信電力、Gはアンテナ利得、λは電波の波長、σは
対象物のレーダ反射断面積、Rは対象物までの距離を表している。
本実施形態におけるレーダ装置1においては、例えば、第1の実施形態のように3点以
上のデータを用いて方位角推定曲線P(θ)を求める場合、予め式(10)において想定
する最大距離、対象物のレーダ反射断面積の最小値、エリア外側での最小利得、想定送信
電力から求められる最小想定受信レベルを閾値レベルLとして設定する。そして、図7
(a)に示されるように、閾値レベルLより低い受信レベルを含むデータ(θ,P
)は異常値としてデータの中から除き、異常値を含まないデータを用いて方位角推定曲線
P(θ)を求める。そして、方位角推定曲線P(θ)において、受信レベルが最大となる
アンテナ角度θを求めることにより、対象物Tの方位角を求める。
また、例えば、第2の実施形態のように、特性曲線S(θ)に受信データに当てはめて方位角推定曲線P(θ)を求める場合には、予め式(10)において想定する最大距離又は最小距離、対象物のレーダ反射断面積の最小値又は最大値、想定送信電力から求められる、アンテナ角度に対する受信レベルの最大/最小曲線を閾値レベルL(θ),L(θ)として設定する。なお、閾値レベルL(θ),L(θ)は、以下の式(14),(15)により与えられる。
(θ)={P×G(θ)×λ×σmax}/{(4π)×Rmin } (14)
(θ)={P×G(θ)×λ×σmin}/{(4π)×Rmax } (15)
ここで、σmaxは想定するレーダ反射断面積の最大値、σminは想定するレーダ反射断面積の最小値、Rmaxは想定する検知距離の最大値、Rminは想定する検知距離の最小値、Pは想定送信電力、G(θ)はアンテナ利得である。
そして、図7(b)に示されるように、閾値レベルL(θ),L(θ)の範囲外にある受信レベルを含むデータ(θ,P)は異常値としてデータの中から除き、異常値を含まないデータを用いて方位角推定曲線P(θ)を求める。そして、方位角推定曲線P(θ)において、受信レベルが最大となるアンテナ角度θを求めることにより、対象物Tの方位角を求める。
このように、本実施形態においては、所定範囲外の受信レベルを含むデータを異常値と
してデータの中から除き、異常値を含まないデータを用いて対象物Tの方位角を演算する
ようにしたので、信頼度の高い方位角を求めることができる。
次に、第5の実施形態によるレーダ装置について図8を参照して説明する。図8に示さ
れるように、本実施形態によるレーダ装置1は、受信機5で検出した受信レベルの履歴を
用いて、各アンテナ角度に対応する受信レベルを平均化して平均受信レベルを求める平均
受信レベル演算手段8を、更に有する点で第1乃至第4の実施形態と異なる。
平均受信レベル演算手段8は、受信機5で検出した受信レベルを、不図示のメモリ内に
記憶し、所定走査回数毎に、各アンテナ角度毎に受信レベルを平均化して、平均受信レベ
ルを求める。そして、方位角演算手段7において、受信レベルに替えて平均受信レベルに
基づいて、対象物Tの方位角を演算する。平均受信レベルに基づいて対象物Tの方位角を
求めるので、瞬時的なレベル変動に伴う方位角の誤差を抑制することができ、信頼度の高
い方位角を求めることができる。
次に、第6の実施形態によるレーダ装置について図9を参照して説明する。図9に示さ
れるように、本実施形態によるレーダ装置1は、方位角演算手段7により得られた対象物
Tの方位角を平滑化して平滑化方位角を求める平滑化方位角演算手段9を、更に有する点
で第1乃至第5の実施形態と異なる。
平滑化方位角演算手段9は、方位角演算手段7により得られた対象物Tの方位角を、各瞬間における対象物Tの方位角(以下、瞬時方位角という)として、不図示のメモリ内に記憶する。そして、測定時点tにおける瞬時方位角θから、以下の式(16)を用いて測定時点tにおける平滑化方位角θn+1を求める。
θn+1=α×θ+β×θ (16)
ここで、θは過去から測定時点tまでのデータを基にして求めた平滑化方位角、α及びβは重み係数であり、例えば、α=1/2,β=1/2である。
式(16)から分かるように、平滑化方位角θn+1は、過去のデータ蓄積の結果であるθの影響をαだけ受け、測定時点tでの瞬時方位角θの影響をβだけ受けることになる。この平滑化方位角θn+1を、瞬時方位角θに替えて対象物Tの方位角とすることにより、瞬時方位角θが、例えば、ノイズ等に起因して異常値を示したときであっても、異常値であるθの影響がβ倍されて平滑化方位角θn+1に反映されるので、異常値に基づく瞬時的な方位角の変動を抑制することができる。このため、信頼度の高い方位角を求めることができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を変更しない範
囲で種々の変形が可能である。
本発明の第1の実施形態によるレーダ装置のブロック図。 同レーダ装置の送受共用アンテナのビームを示す図。 同レーダ装置により検出された受信レベルとアンテナ角度の関係を示す図。 (a)は第2の実施形態によるレーダ装置の送受共用アンテナの指向性を示す図、(b)は同アンテナの指向性に基づいて求められた特性曲線を示す図。 同レーダ装置により検出された受信レベルとアンテナ角度の関係を示す図。 (a),(b)は第3の実施形態のレーダ装置により検出された受信レベルとアンテナ角度の関係を示す図。 (a),(b)は第4の実施形態のレーダ装置により検出された受信レベルとアンテナ角度の関係を示す図。 第5の実施形態によるレーダ装置のブロック図。 第6の実施形態によるレーダ装置のブロック図。 (a)は従来例によるビームスキャン方式レーダ装置のアンテナのビームを示す図、(b)は同レーダ装置により検出された受信レベルとアンテナ角度の関係を示す図。 (a)は従来例によるモノパルス方式レーダ装置のアンテナのビームを示す図、(b)は同レーダ装置により検出された受信レベルとアンテナ角度の関係を示す図、及び同アンテナの指向性に基づいて求められた特性曲線を示す図。
符号の説明
1 レーダ装置(ビーム切替式レーダ装置)
2 送信機
3a 送信アンテナ
3b 受信アンテナ
4a 送信アンテナ切替手段
4b 受信アンテナ切替手段
5 受信機
6 アンテナ角度制御手段
7 方位角演算手段
8 平均受信レベル演算手段
9 平滑化方位角演算手段
P(θ),Q(θ) 方位角推定曲線
S(θ) 特性曲線

Claims (7)

  1. 送信信号を生成する送信機と、
    前記送信機からの送信信号を複数の方向へ放射する送信アンテナと、
    前記送信機からの送信信号を複数の方向へ放射するために、前記送信アンテナのアンテナ角度を切り替えて、前記送信機から前記送信アンテナに前記送信信号を供給する送信アンテナ切替手段と、
    対象物からの反射波を複数の方向から受信する受信アンテナと、
    前記対象物からの反射波を複数の方向から受信するために、前記受信アンテナのアンテナ角度を切り替えて、該受信アンテナが受信した受信信号を受信機に供給する受信アンテナ切替手段と、
    前記受信アンテナからの受信信号を検波し、受信信号の受信レベルを検出する受信機と、
    前記送信アンテナ切替手段及び前記受信アンテナ切替手段を制御することにより前記送信アンテナ及び前記受信アンテナのアンテナ角度を切り替えて、これらアンテナを複数のアンテナ角度に順次設定するアンテナ角度制御手段と、
    前記アンテナ角度制御手段で設定した複数のアンテナ角度と前記受信機で検出したこれらアンテナ角度に対応する受信レベルとからなるデータを用いて対象物の方位角を求める方位角演算手段と、を備えたビーム切替式レーダ装置において、
    前記方位角演算手段は、
    前記データを少なくとも3点以上用いてこれら各点を通る曲線を求め、この曲線を対象物の方位角を推定するための方位角推定曲線とし、この方位角推定曲線の前記受信レベルが最大となるアンテナ角度を対象物の方位角とすることを特徴とするビーム切替式レーダ装置。
  2. 送信信号を生成する送信機と、
    前記送信機からの送信信号を複数の方向へ放射する送信アンテナと、
    前記送信機からの送信信号を複数の方向へ放射するために、前記送信アンテナのアンテナ角度を切り替えて、前記送信機から前記送信アンテナに前記送信信号を供給する送信アンテナ切替手段と、
    対象物からの反射波を複数の方向から受信する受信アンテナと、
    前記対象物からの反射波を複数の方向から受信するために、前記受信アンテナのアンテナ角度を切り替えて、該受信アンテナが受信した受信信号を受信機に供給する受信アンテナ切替手段と、
    前記受信アンテナからの受信信号を検波し、受信信号の受信レベルを検出する受信機と、
    前記送信アンテナ切替手段及び前記受信アンテナ切替手段を制御することにより前記送信アンテナ及び前記受信アンテナのアンテナ角度を切り替えて、これらアンテナを複数のアンテナ角度に順次設定するアンテナ角度制御手段と、
    前記アンテナ角度制御手段で設定した複数のアンテナ角度と前記受信機で検出したこれらアンテナ角度に対応する受信レベルとからなるデータを用いて対象物の方位角を求める方位角演算手段と、を備えたビーム切替式レーダ装置において、
    前記方位角演算手段は、
    前記送信アンテナ及び前記受信アンテナの指向性に基づいて、前記アンテナ角度に対する前記受信レベルの特性を示す特性曲線を求め、
    前記データの少なくとも2点以上を前記特性曲線に当てはめて、対象物の方位角を推定するための方位角推定曲線を求め、
    前記方位角推定曲線において、前記受信レベルが最大となるアンテナ角度を対象物の方位角とすることを特徴とするビーム切替式レーダ装置。
  3. 前記方位角演算手段は、
    前記方位角推定曲線を求めるために用いられる前記データとして、複数のデータの中から受信レベルが強いデータを選択して前記特性曲線に当てはめて、前記方位角推定曲線を求めることを特徴とする請求項2に記載のビーム切替式レーダ装置。
  4. 送信信号を生成する送信機と、
    前記送信機からの送信信号を複数の方向へ放射する送信アンテナと、
    前記送信機からの送信信号を複数の方向へ放射するために、前記送信アンテナのアンテナ角度を切り替えて、前記送信機から前記送信アンテナに前記送信信号を供給する送信アンテナ切替手段と、
    対象物からの反射波を複数の方向から受信する受信アンテナと、
    前記対象物からの反射波を複数の方向から受信するために、前記受信アンテナのアンテナ角度を切り替えて、該受信アンテナが受信した受信信号を受信機に供給する受信アンテナ切替手段と、
    前記受信アンテナからの受信信号を検波し、受信信号の受信レベルを検出する受信機と、
    前記送信アンテナ切替手段及び前記受信アンテナ切替手段を制御することにより前記送信アンテナ及び前記受信アンテナのアンテナ角度を切り替えて、これらアンテナを複数のアンテナ角度に順次設定するアンテナ角度制御手段と、
    前記アンテナ角度制御手段で設定した複数のアンテナ角度と前記受信機で検出したこれらアンテナ角度に対応する受信レベルとからなるデータを用いて対象物の方位角を求める方位角演算手段と、を備えたビーム切替式レーダ装置において、
    前記方位角演算手段は、
    前記送信アンテナ及び前記受信アンテナの指向性に基づいて、前記アンテナ角度に対する前記受信レベルの特性を示す特性曲線を求め、
    前記データの中から任意のデータを2点以上選択して得た複数のデータの組み合わせを前記特性曲線に当てはめて、対象物の方位角を推定するための方位角推定曲線を各組み合わせ毎に求め、
    これら各方位角推定曲線毎に前記受信レベルが最大となるアンテナ角度を求め、これら求められた複数個のアンテナ角度に基づいて、対象物の方位角を演算することを特徴とするビーム切替式レーダ装置。
  5. 前記方位角演算手段は、
    所定範囲外の受信レベルを含むデータを異常値として前記データの中から除き、該異常値を含まないデータを用いて対象物の方位角を演算することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のビーム切替式レーダ装置。
  6. 前記受信機で検出した受信レベルの履歴を用いて、各アンテナ角度に対応する受信レベルを平均化して平均受信レベルを求める平均受信レベル演算手段を更に有し、
    前記方位角演算手段は、
    前記受信レベルに替えて、前記平均受信レベルに基づいて、対象物の方位角を演算することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のビーム切替式レーダ装置。
  7. 前記方位角演算手段により得られた対象物の方位角を平滑化して平滑化方位角を求める平滑化方位角演算手段を更に有し、
    前記方位角演算手段により得られた対象物の瞬時的な方位角に替えて、前記平滑化方位角演算手段により得られた平滑化方位角を対象物の方位角としたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のビーム切替式レーダ装置。
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