JP2018116000A - レーダ装置および物体認識方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】限られたアンテナ数において、グレーティングローブによる誤測角を排除し、測角精度の向上を図ったレーダ装置および物体認識方法を得る。
【解決手段】物標に反射した反射波を受信する複数の受信アンテナ1を備え、複数の受信アンテナの内、受信アンテナ間隔が使用周波数の半波長以上の間隔で配列され、反射波を受信する主アンテナ2と、所定の受信アンテナ間隔で配列され、主アンテナのメインビームと同方向にビームを形成し、主アンテナのグレーティングローブ発生角度で受信強度を抑圧した振幅パターンで反射波を受信する副アンテナ3と、主アンテナおよび副アンテナの受信信号の振幅差を計算し、予め設定された閾値に基づき物標の存在を判定する信号処理部5を備える。
【選択図】図6

Description

この発明は、複数の受信アンテナを用いて物標から反射された電波(反射波)を受信することで、物標が存在する位置(距離および角度)を検出するレーダ装置および物体認識方法に関するものである。
複数のアンテナで受信される反射波の振幅、位相情報を用いて、物標から反射波の到来方向(物標が存在する角度)を高精度で算出できる測角技術がある(非特許文献1参照)。
レーダ装置は、複数のアンテナ数を多く、またアンテナが存在する領域、つまりアンテナ開口長を大きくすることで、物標からの反射波の到来角度をより精度良く測角することができる(非特許文献2参照)。
ところで、限られたアンテナの数で物標からの反射波の到来角度を精度よく測角するためには、複数のアンテナ間隔を広げる必要がある。しかし、複数のアンテナ間隔を使用周波数の半波長以上にするとメインビームと同じ振幅、位相情報を持ったグレーティングローブが発生し、反射波の到来方向を一意に特定できない、つまり物標を間違った位置に誤測角する問題がある(非特許文献3、特許文献1参照)。
特許第4143007号公報
電子情報通信学会編 「アンテナ工学ハンドブック(第2版)」オーム社 2008年7月 P492〜P515 Steven M. Kay 著 「Fundamentals of Statistical Signal Processing Estimation Theory」 P57〜P59 電子情報通信学会編 「改訂 レーダ技術」コロナ社 P119〜P123
以上のように複数のアンテナを用いたレーダ装置では誤測角を発生させないためにアンテナ間隔を使用周波数の半波長以下で、アンテナを配列することが望ましいが、実用上は限られたアンテナ数で構成されることになり、グレーティングローブの誤測角を許容しない場合、目標とする測角精度を実現できるアンテナ開口長を確保できない課題がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、限られたアンテナ数において、グレーティングローブによる誤測角を排除し、測角精度の向上を図ったレーダ装置および物体認識方法を提供することを目的とするものである。
この発明に係わるレーダ装置は、物標に反射した反射波を受信する複数の受信アンテナを備えたレーダ装置において、複数の受信アンテナの内、受信アンテナ間隔が使用周波数の半波長以上の間隔で配列され、反射波を受信する主アンテナと、複数の受信アンテナの
内、所定の受信アンテナ間隔で配列され、主アンテナのメインビームと同方向にビームを形成し、主アンテナのグレーティングローブ発生角度で受信強度を抑圧した振幅パターンで反射波を受信する副アンテナと、主アンテナおよび副アンテナの受信信号の振幅差を計算し、予め設定された閾値に基づき物標の存在を判定する信号処理部を備えたものである。
この発明に係わる物体認識方法は、複数の受信アンテナの内、受信アンテナ間隔が使用周波数の半波長以上の主アンテナで物標に反射した反射波を受信する第1のステップと、主アンテナのメインビームと同方向にビームを形成し、主アンテナの受信により発生したグレーティングローブ発生角度で受信強度を抑圧した振幅パターンを持つ、所定の受信アンテナ間隔の副アンテナで反射波を受信する第2のステップと、第1のステップおよび第2のステップの受信波の振幅差を計算し、予め設定された閾値に基づき物体の存在を認識する第3のステップを備えたものである。
この発明に係るレーダ装置によれば、限られたアンテナ数において、測角精度を向上させ、グレーティングローブによる誤側角を適確に排除できるレーダ装置を提供することができる。
この発明の実施の形態におけるレーダ装置の共通部分を示す受信系のブロック図である。 この発明の実施の形態におけるレーダ装置の共通部分を示すフローチャート図である。 レーダ装置を構成する等間隔アレーアンテナの構成を示す図である。 受信アンテナ開口長とビーム幅の関係を示す図である。 受信アンテナ間隔とグレーティングローブ、ナル発生角度の関係を示す図である。 この発明の実施の形態1におけるレーダ装置を示す受信系のブロック図である。 この発明の実施の形態1におけるレーダ装置の主アンテナおよび副アンテナ(同相励振)の振幅パターンを示す図 この発明の実施の形態1におけるレーダ装置の主アンテナおよび副アンテナ(中央逆相励振)の振幅パターンを示す図である。 この発明の実施の形態2におけるレーダ装置の主アンテナおよび副アンテナ(同相励振)でビームシフトさせたときの振幅パターンを示す図である。 この発明の実施の形態3におけるレーダ装置を示す受信系のブロック図である。
実施の形態
以下、この発明の実施の形態に係るレーダ装置および物体認識方法について説明する。
図1はこの発明の実施の形態におけるレーダ装置の共通部分を示す受信系のブロック図である。
図1において、レーダ装置は、主アンテナ2と副アンテナ3からなる受信アンテナ1、受信アンテナ1からの信号を受信するRF(無線周波数)受信機4、RF受信機4で受信された信号を処理して物標の位置を検出する信号処理部5で構成されている。なお、送信系も当然、必要であるがこの発明は送信系の構成に依らないため記載を省略する。
主アンテナ2はA1〜Amの合計m個の受信アンテナ1で構成され、それぞれの受信ア
ンテナ1の間隔が使用周波数の半波長以上の間隔d1で配列された等間隔アレーアンテナである。また副アンテナ3はB1〜Bnの合計n個の受信アンテナ1で構成され、それぞれの所定の受信アンテナ1の間隔d2で配列された等間隔アレーアンテナである。なお、受信アンテナ1は1つのアンテナ素子、または複数のアンテナ素子が給電回路で接続されたアレーアンテナで構成してもよい。
RF受信機4は、主アンテナ2と副アンテナ3に接続される構成であり、夫々の受信アンテナ1から得た受信信号を、例えばスーパーヘトロダイン方式(送信信号と受信信号をミキシング)で高周波周波数から中間周波数に変換・増幅し、最終的にA/D変換でデジタル信号を出力する機能を持つものである。
信号処理部5はRF受信機4に接続され、RF受信機4から出力されるデジタル信号を図2に示すフローチャートに基づいて信号処理を行い、物体(物標)の認識を行う。この信号処理動作を以下に説明する。
図2において、ステップS1は、それぞれの受信アンテナ1から得られたデジタル信号を周波数軸へ高速フーリエ変換(FFT)する。
ステップS2は、主アンテナ2の受信アンテナ1から得られたFFT信号を所定の重みづけを行い、足し合わせるデジタル ビームフォーミング(Digital Beam Forming=DBF)合成を行う。
ステップS3およびS4は、DBF合成で得られたFFT信号のピークを検出し、このピークの振幅、位相情報から物標からの反射波の到来方向を測角する。
ステップS5は、主アンテナ2からのFFT信号のピークの周波数に該当する副アンテナ3の受信アンテナ1のFFT信号を所定の重みづけを行い、足し合わせるDBF合成を行う。
ステップS6は、主アンテナ2のDBF合成後のFFT信号の振幅と副アンテナ3のDBF合成後のFFT信号の振幅を比較し、その振幅差を計算する。
ステップS7は、主アンテナ2と副アンテナ3のDBF合成後のFFT信号の振幅差が予め設定された閾値α以上であれば物標は測角方向に物体なしと判定し、振幅差が閾値α以下であれば物標は測角方向に物体ありとして、物標情報(位置、測角値)を出力する。
なお、主アンテナ2、副アンテナ3の受信アンテナ1の合成は、RF受信機4に接続される前にアンテナ部でRF(無線周波数)合成を行ってもよい。この場合の信号処理は図2の主アンテナ2、副アンテナ3のDBF合成が省かれるだけなので、記載を省略する。
次に主アンテナ2、副アンテナ3で得られるDBF合成後の振幅パターン(放射パターン)について説明する。
図3に示すm個(m≧2)の受信アンテナ1が間隔dで等間隔に配列されたアレーアンテナで夫々の受信アンテナ1の受信信号に重みづけ係数W()を掛け合わせて、合成器6で足し合わせた時のアレーアンテナの振幅パターンを考える。夫々の受信アンテナ1の重みづけ係数Wを1、つまり同振幅で足し合わせた時の振幅パターンは次式(1)で表される。
Figure 2018116000
但し、kは使用周波数での波数、θは反射波の角度、βは受信アンテナ1の重みづけ係数で与える初期位相成分である。
また上記の同振幅等間隔アレーアンテナのビーム幅は次式(3)(4)で近似される。
Figure 2018116000
但し、λは使用周波数での波長、Lは受信アンテナ開口長、θはビームシフト角である。
図4は、ビームシフト角θ=0度の時の式(3)、式(4)より求められる波長で規格化した受信アンテナ1の開口長Lに対するビーム幅を示す。レーダ装置の測角精度は受信アンテナ1のビーム幅に反比例するため、受信アンテナ1の開口長Lを大きくすれば、ビーム幅が小さくなり、測角精度を向上することができる。
次に図3に示すm個(m≧2)の受信アンテナ1の数が奇数個で、同振幅かつ中央((m−1)/2+1番目)の受信アンテナ1が他の受信アンテナと逆相になるように重みづけ係数を掛け合わせて、合成器6で足し合わせた時のアレーアンテナの振幅パターンは次式(5)で表される。
Figure 2018116000
式(1)、式(5)から同一方向(β=0の場合はθ=0度方向)にビームを持つことがわかる。また式(1)、式(5)からアレーアンテナの受信アンテナ間隔に対するグレーティングローブと受信強度を抑圧したナルの発生角度が求められる。例えば、m=3のときの式(1)のグレーティングローブとナル発生角度および式(5)のナル発生角度は次式(6)(7)(8)となる。
Figure 2018116000

ここでβ=0の時の受信アンテナ間隔に対する、式(1)における第1グレーティングローブ発生角度(式(6)でn=1)、第1ナル発生角度(式(7)でn=1)と式(5)における第1ナル発生角度(式(8)でn=0)の関係を図5に示す。
図5から式(1)で発生する第1グレーティングローブを、受信アンテナ間隔を適切に選べば、グレーティングローブ発生角度にナルを同方向に向けられることがわかる。
以上より主アンテナ2がグレーティングローブが発生する受信アンテナ間隔でも、副アンテナ3の受信アンテナ間隔および重みづけ係数を変えることで、主アンテナ2のメインビーム方向にビームを持った状態でグレーティングローブ発生角度に受信強度を抑圧したナルを向けることができ、主アンテナ2と副アンテナ3の振幅パターンの振幅差を計算し、所定の閾値で判定することでメインビーム方向に物標の存在判定が可能となる。
また主アンテナ2のグレーティングローブの発生を許容することで、主アンテナ2における受信アンテナ1の開口長を大きくすることができ、主アンテナ2のビーム幅が細くなるため、レーダ装置の測角精度を向上させることができる。
次にこの発明の具体的な実施の形態を説明する。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1におけるレーダ装置について図6から図8に基づいて説明する。
図6は実施の形態1のレーダ装置を示す受信系のブロック図、図7は実施の形態1の主アンテナおよび副アンテナ(同相励振)の振幅パターンを示す図、図8は実施の形態1の主アンテナおよび副アンテナ(中央逆相励振)の振幅パターンを示す図である。
図6には、主アンテナ2の受信アンテナ1を6列、副アンテナ3の受信アンテナ1を3列、配列した実施例を示し、受信アンテナ1にRF受信機4および信号処理部5がそれぞれ接続されている。
主アンテナ2の受信アンテナ間隔d1と、副アンテナ3の受信アンテナ間隔d2は式(6)=式(7)および式(6)=式(8)が成立する条件がそれぞれの適正な受信アンテナ間隔となり、下記の関係式(9)(10)が成り立つ。
副アンテナ3が式(1)の振幅パターンの場合(同相励振) :d1=3d2 (9)
副アンテナ3が式(5)の振幅パターンの場合(中央逆相励振):d1=6d2(10)
式(9)、式(10)より、主アンテナ2の受信アンテナ間隔d1を1.5λとすると、副アンテナ3の受信アンテナ間隔d2が同相励振の場合は0.5λ、副アンテナ3が中央逆相励振の場合は0.25λとなる。これより中央逆相励振の副アンテナ3が同相励振よりもアンテナ開口長を小さくできることがわかる。
この時の主アンテナ2、副アンテナ3のDBF合成後の振幅パターンを図7、図8に示す。同図により主アンテナ2のグレーティングローブの発生角度で副アンテナ3はナルを形成していることがわかる。
そして信号処理部5で主アンテナ2と副アンテナ3のFFT信号の振幅差を計算し、所定の閾値α以上になる場合は、物標がメインビーム方向で測角したものではなく、グレーティングローブで誤測角した結果と判断することができる。この時の振幅差の所定の閾値αとしては、例えば主アンテナ2の最小サイドローブレベルである−22dBに設定することが望ましい。
また実施の形態1では主アンテナ2のアンテナ開口長は7.5λである一方、受信アンテナ数(主アンテナ6個、副アンテナ3個)が同じで、グレーティングローブを許容しない場合のレーダ装置のビーム幅は、受信アンテナ間隔を0.5λとした場合、アンテナ開口長は4λとなるため、図4から実施の形態1は従来のレーダと比較して、約0.5倍のビーム幅となり、その結果、測角精度が2倍改善される効果を奏する。
以上のように実施の形態1の発明は、主アンテナ2は受信アンテナ間隔が使用周波数の半波長以上の間隔で配列し、副アンテナ3は主アンテナ2のメインビームと同方向にビームを形成し、主アンテナ2のグレーティングローブ発生角度で受信強度を抑圧した振幅パターンで反射波を受信し、物標の認識手段である信号処理部5は主アンテナ2および副アンテナ3の受信信号の振幅差を計算し、予め設定された閾値に基づき物標の存在を判定するようにしたから、グレーティングローブによる誤側角を適確に排除して測角精度を向上させたレーダ装置および物体認識方法が得られる。
またその際、主アンテナ2はRF合成またはDBF合成で振幅パターンを形成し、副アンテナは、受信アンテナ数が奇数かつ中央の受信アンテナを他の受信アンテナと逆相、またはすべての受信アンテナを同相でRF合成またはDBF合成することにより振幅パターンを形成することで、受信信号の振幅差を計算するだけで簡単に物体の認識ができるレーダ装置が得られる。
次に受信アンテナ1をDBF合成する時の重みづけ係数の位相項を変えてビームシフトを行う場合を考える。ビームシフトする場合の副アンテナ3は同相励振の場合が最適であり、その一例を実施の形態2として以下に図面を用いて説明する。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2のレーダ装置について図9に基づいて説明する。
図9は実施の形態2におけるレーダ装置の主アンテナ2および副アンテナ3(同相励振)でビームシフトさせたときの振幅パターンを示す図である。
主アンテナ2および副アンテナ3は実施の形態1と同じく、主アンテナ2は6列で受信アンテナ間隔が1.5λ、副アンテナ3は3列の受信アンテナ間隔が0.5λであるレーダ装置で、ビームシフトを10度〜90度まで行った時の振幅パターンを図9に示す。
図9に示すようにビームシフト+90degまで主アンテナ2で発生するグレーティングローブに副アンテナ3のナルを向けることができることがわかる。
これは主アンテナ2で測角精度を保ったままビームシフトすることで物標の検知角度領域を広げることができ、かつ副アンテナ3も同様にビームシフトさせることで副アンテナ3のナルを主アンテナ2のグレーティングローグ発生角度に向けることができることでグレーティングローブによる誤測角を除去できる。しかしながら、ビームシフト量を増やすと副アンテナ3の振幅パターンにも高いサイドローブが発生するため、実用上は副アンテ
ナ3のサイドローブレベルが主アンテナ2のサイドローブレベルを超えないビームシフト量40度にすることが望ましい。
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3のレーダ装置について図10に基づいて説明する。
図10は実施の形態3のレーダ装置を示す受信系のブロック図である。主アンテナ2と副アンテナ3の振幅パターン形成をDBF合成で行う場合は、一部の受信アンテナ1を主アンテナ2と副アンテナ3で共用して使用することが可能である。
図10に示すように1列目の受信アンテナ1を主アンテナ2、副アンテナ3を共用で使用し、主アンテナ2の広い受信アンテナ間隔(A1とA2の間隔)の間に、その他の副アンテナ3の受信アンテナ1(B1〜B3)を配列する。このようにすることにより、主アンテナ2と副アンテナ3の受信アンテナ1の総数を減らし、且つ全体のアンテナ開口長の面積を小さくすることができる効果を奏する。
以上、この発明の実施の形態を記述したが、この発明は実施の形態に限定されるものではなく、種々の設計変更を行うことが可能であり、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1:受信アンテナ、 2:主アンテナ、 3:副アンテナ、4:RF受信機、
5:信号処理部
この発明に係わるレーダ装置は、物標に反射した反射波を受信する複数の受信アンテナを備えたレーダ装置において、複数の受信アンテナの内、受信アンテナ間隔が使用周波数の半波長以上の間隔で配列され、反射波を受信する主アンテナと、複数の受信アンテナの内、所定の受信アンテナ間隔で配列され、主アンテナのメインビームと同方向にビームを形成し、主アンテナのグレーティングローブ発生角度で受信強度を抑圧した振幅パターンで反射波を受信する副アンテナと、主アンテナおよび副アンテナの受信信号の振幅差を計算し、予め設定された閾値に基づき物標の存在を判定する信号処理部を備え、グレーティングローブ発生角度と受信強度を抑圧した振幅パターンのナル発生角度を次の式(6)(7)(8)となるようにし、
Figure 2018116000
主アンテナの受信アンテナ間隔と副アンテナの受信アンテナ間隔を、式(6)=式(7)および式(6)=式(8)が成立する条件としたものである。
この発明に係わる物体認識方法は、複数の受信アンテナの内、受信アンテナ間隔が使用周波数の半波長以上の主アンテナで物標に反射した反射波を受信する第1のステップと、 主アンテナのメインビームと同方向にビームを形成し、主アンテナの受信により発生したグレーティングローブ発生角度で受信強度を抑圧した振幅パターンを持つ、所定の受信アンテナ間隔の副アンテナで反射波を受信する第2のステップと、第1のステップおよび第2のステップの受信波の振幅差を計算し、予め設定された閾値に基づき物体の存在を認識する第3のステップを備え、グレーティングローブ発生角度と受信強度を抑圧した振幅パターンのナル発生角度を次の式(6)(7)(8)となるようにし、
Figure 2018116000
主アンテナの受信アンテナ間隔と副アンテナの受信アンテナ間隔を、式(6)=式(7)および式(6)=式(8)が成立する条件としたものである。

Claims (5)

  1. 物標に反射した反射波を受信する複数の受信アンテナを備えたレーダ装置において、
    前記複数の受信アンテナの内、受信アンテナ間隔が使用周波数の半波長以上の間隔で配列され、前記反射波を受信する主アンテナと、
    前記複数の受信アンテナの内、所定の受信アンテナ間隔で配列され、前記主アンテナのメインビームと同方向にビームを形成し、前記主アンテナのグレーティングローブ発生角度で受信強度を抑圧した振幅パターンで前記反射波を受信する副アンテナと、
    前記主アンテナおよび前記副アンテナの受信信号の振幅差を計算し、予め設定された閾値に基づき物標の存在を判定する信号処理部を備えたことを特徴とするレーダ装置。
  2. 前記主アンテナは、RF合成またはDBF合成で振幅パターンを形成することを特徴とする請求項1記載のレーダ装置。
  3. 前記副アンテナは、受信アンテナ数が奇数かつ中央の受信アンテナを他の受信アンテナと逆相、または受信アンテナが任意の数で、すべての受信アンテナを同相でRF合成またはDBF合成することにより振幅パターンを形成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレーダ装置。
  4. 主アンテナと副アンテナはDBF合成により共通した受信アンテナを使用して振幅パターンを形成することを特徴とする請求項1に記載のレーダ装置。
  5. 複数の受信アンテナの内、受信アンテナ間隔が使用周波数の半波長以上の主アンテナで物標に反射した反射波を受信する第1のステップと、
    前記主アンテナのメインビームと同方向にビームを形成し、前記主アンテナの受信により発生したグレーティングローブ発生角度で受信強度を抑圧した振幅パターンを持つ、所定の受信アンテナ間隔の副アンテナで反射波を受信する第2のステップと、
    前記第1のステップおよび前記第2のステップの受信波の振幅差を計算し、予め設定された閾値に基づき物体の存在を認識する第3のステップを備えたことを特徴とする物体認識方法。
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