JP2002346389A - 触媒コンバータならびにその製造方法 - Google Patents

触媒コンバータならびにその製造方法

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JP2002346389A
JP2002346389A JP2002079212A JP2002079212A JP2002346389A JP 2002346389 A JP2002346389 A JP 2002346389A JP 2002079212 A JP2002079212 A JP 2002079212A JP 2002079212 A JP2002079212 A JP 2002079212A JP 2002346389 A JP2002346389 A JP 2002346389A
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wash coat
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 触媒コンバータにおいて、ウォッシュコート
の厚塗り部を防止し、良好な触媒性能を有する触媒コン
バータならびにその製造方法を提供する。 【解決手段】 触媒コンバータにおいて、貴金属触媒を
担持するためのウォッシュコート層が、粒径10μm以
上200μm以下の比較的大きな粒の集合体から構成さ
れている。これにより通常のスラリーのみを用いるウォ
ッシュコート層と比べるとガスと接触する面積が大きく
なり、かつ平坦部でのウォッシュコート厚みが確保され
つつ、コーナー部でのウォッシュコート溜まりが著しく
軽減できるため、塗布されたウォッシュコートの質量と
しては通常のスラリーを用いる方法で形成されたものよ
りもむしろ少なくでき、触媒の熱容量が小さくなり、ウ
ォームアップ特性向上にも有効である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の排ガス
浄化等の目的で用いられる触媒を担持するための触媒コ
ンバータ、及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車などの内燃機関の排ガスに含有さ
れる炭化水素、窒素酸化物、一酸化炭素などの有害物質
を浄化するための装置として、触媒を担持した触媒コン
バータが、排ガス経路に配置される。また、近年では、
メタノール等の炭化水素化合物を水蒸気改質して、水素
リッチなガスを生成する改質装置においても、同様の触
媒コンバータを用いることが研究されている。これら触
媒コンバータは、ガスが通過する多数のセルを有するハ
ニカム構造からなり、各セルの壁面には触媒がコーティ
ングされ、通過するガスと触媒とが広い接触面積で接触
することが可能になっている。
【0003】これらの目的で用いられる触媒コンバータ
の基材となる触媒担体としては、主としてセラミック製
の触媒担体(以下セラミック担体という)と金属製の触
媒担体(以下メタル担体という)とがある。そのうちセ
ラミック担体は、コーディエライト等の原料を押し出し
成形し、正方形状の格子を形成せしめ、ハニカム構造を
形成するのが一般的である。一方、メタル担体は、耐熱
合金を用いた平箔と波箔を交互に積層して円筒形の金属
製の外筒に装入され、ハニカム構造が形成され、そのセ
ル形状は、直角二等辺三角形に近い形状となる。
【0004】これら触媒担体のガス通路となるハニカム
構造体のセルの壁表面に、ウォッシュコート層と呼ばれ
るポーラスなγアルミナ層を主体とする層がコーティン
グされ、このウォッシュコート層に貴金属等からなる触
媒を含浸させる方法、又は、貴金属触媒を含んだウォッ
シュコート層を触媒担体にコーティングする方法等があ
って、触媒担体に触媒を担持させている。
【0005】ウォッシュコート層形成においては、γア
ルミナ等を主体とする微粉末と溶媒からなるスラリー状
のウォッシュコート液中にハニカム構造を浸漬すること
によって、ハニカム構造のセル表面に該ウォッシュコー
ト液を付着させ、ついで乾燥して溶媒を除去することに
よって、ウォッシュコート層をセル表面に形成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】例えば、図7の(a)
あるいは(b)に示すように、金属製触媒担体(メタル
担体)7は、金属製の平箔1と波箔2とを積層したり、
平箔1と波箔2を交互にらせん状に巻き回してハニカム
構造を形成し、あるいは波箔2同士を積層してハニカム
構造を形成し、更に平箔1と波箔2あるいは波箔2同士
の接触部の全部あるいは一部を接合する。ハニカム構造
の各セル3の断面形状は、図8、あるいは図9のように
構成される。このハニカム構造をウォッシュコート液中
に浸漬すると、ウォッシュコート液の表面張力により、
平箔1と波箔2の狭い隙間の部分あるいは、波箔2同士
の狭い隙間の部分(以降コーナー部10と称する)が液
溜まり部になり、図11に示すように該コーナー部10
には他の表面部分(以降平坦部11と称する)に比較し
て多量のウォッシュコート液が付着して、図1に示すよ
うにウォッシュコート層9の厚塗り部が形成されること
となる。
【0007】コーナー部10におけるウォッシュコート
液の厚塗り部はセル内周長を短くし、その結果、ガスと
接触する有効表面積を少なくし、触媒性能を落とす。ま
た、ウォッシュコート液の厚塗り部の深い位置にある貴
金属触媒は、有効に触媒反応に寄与しないので、ウォッ
シュコート液や貴金属が無駄になり、しかもウォッシュ
コート層の厚塗り部によって、触媒担体全体の熱容量が
大きくなり、コールドスタート時に触媒が機能する温度
まで到達する時間が長くなるという問題がある。
【0008】コーナー部10のウォッシュコート溜まり
を軽減するには、粘度の低いウォッシュコート液を塗布
する方法も考えられるが、この方法では平坦部11のウ
ォッシュコートが極端に薄くなり、結果として触媒量が
減り、やはり触媒性能を落とす結果となる。
【0009】すなわち、平坦部11で十分な触媒厚みを
確保し、かつコーナー部10のウォッシュコート溜まり
が少ないウォッシュコート層あるいはその形成方法が望
まれている。
【0010】一方、図7の(c)に示されるセラミック
担体においても、図10に示す正方形セル31の四隅の
コーナー部101において、やはり図12に示すような
ウォッシュコート溜まりが形成され、前述したことと同
じ問題点が生じる。
【0011】メタル担体の場合には、平箔及び波箔に予
めウォッシュコートを塗布しておいて、しかる後にハニ
カム構造を形成する方法が考えられる。しかしながら、
特に自動車用排ガス浄化担体に利用される場合、ハニカ
ム構造を構成する平箔と波箔は、構造耐久性を得るため
に互いに接合されていなければならない。接合方法はロ
ウ付けが一般的であるが、ロウ付けは1100℃以上の
温度で処理されなければならず、ウォッシュコートを構
成するγアルミナがαアルミナに変態してしまい、表面
積を著しく減少してしまう欠点がある。従って、ウォッ
シュコートはあくまで、ハニカム構造を構成し箔同士の
接合を施した後に、行うことが好ましい。
【0012】均一ウォッシュコートの形成方法として、
特開平11−138020号公報には、セルコーナー部
のコート溜まりが問題であるとし、コート溜まりを防止
するために水分量の多いスラリーを用いると、コート層
にクラックが入り、剥離するという問題点を有するた
め、ウォッシュコートを施した後にウォッシュコートセ
ル内に静水圧を加えて均一に塗布する方法等が開示され
ている。しかしながら、本方法は静水圧を加える設備な
ど製造コストが高くなる。
【0013】更に、均一ウォッシュコートの形成方法と
して、セル形状を六角形にする方法が、例えば特開平1
0−263416号公報や特開2000−237602
号公報に開示されている。しかし六角形セルの場合、三
角形や四角形セルに比較してセル密度の割に表面積が低
いという欠点もあった。
【0014】更に、近年の排ガス規制強化を背景とし
て、触媒コンバータは、反応表面積を大きくするために
セル密度を高める傾向にある。すなわち、従来のスラリ
ーを用いるウォッシュコート法では、細かいセル密度に
対してはウォッシュコートが目詰まりしやすいなどの問
題点があった。
【0015】そこで、本発明は、触媒コンバータにおけ
るウォッシュコートの厚塗り部形成を防止し、良好な触
媒性能を有する触媒コンバータならびにその製造方法を
提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明は、触媒を担持するためのハニカム構造を有する触媒
担体のセル壁面上に、平均粒径10〜200μmのウォ
ッシュコート粒を含む、第1のウォッシュコートからな
るウォッシュコート層を有し、該ウォッシュコート層に
貴金属触媒が担持されてなることを特徴とする触媒コン
バータである。また、触媒を担持するためのハニカム構
造を有する触媒担体のセル壁面上に平均粒径10〜20
0μmのウォッシュコート粒を含む、第1のウォッシュ
コートと、該ウォッシュコート粒の隙間を充填する第2
のウォッシュコートからなるウォッシュコート層を有
し、該ウォッシュコート層上に貴金属触媒が担持されて
なることを特徴とする触媒コンバータである。そして、
第1のウォッシュコートを構成するウォッシュコート粒
の平均粒径が30μm〜100μmであることが好まし
い。
【0017】また、前記のウォッシュコート粒が、種類
の異なる複数のウォッシュコート粒から構成されている
ことを特徴とする。また、触媒コンバータが、金属製平
箔と波箔及び/又は金属製波箔同士を積層及び/又は巻
き回すことにより構成されるハニカム構造を有するメタ
ル担体から構成されていることを特徴とする。また、ハ
ニカム構造のセル密度が62セル/cm2以上であるこ
とを特徴とする。
【0018】また、ハニカム構造を有する触媒担体のセ
ル壁面にバインダを塗布し、平均粒径10〜200μm
のウォッシュコート粒を前記バインダ上に散布して固着
した後に、焼成することによりウォッシュコート層を形
成することを特徴とする触媒コンバータの製造方法であ
る。また、ハニカム構造を有する触媒担体のセル壁面に
バインダを塗布し、平均粒径10〜200μmのウォッ
シュコート粒を前記バインダ上に散布して固着した後
に、更にスラリーを前記粒子間に充填してから、焼成す
ることによりウォッシュコート層を形成することを特徴
とする触媒コンバータの製造方法である。そして、前記
ウォッシュコート粒の平均粒径が30μm〜100μm
であることが好ましい。
【0019】また、前記ウォッシュコート粒が、種類の
異なる複数のウォッシュコート粒から構成されているこ
とを特徴とする。また、ハニカム構造を有する触媒担体
が、金属製平箔(小波平箔を含む)と波箔及び/又は金
属製波箔同士を積層及び/又は巻き回すことにより構成
されることを特徴とする。更に、前記ウォッシュコート
層に貴金属触媒を含浸させることにより触媒を担持させ
ることを特徴とする。更に、貴金属触媒を事前に前記ウ
ォッシュコート粒及び/又はスラリーに含有させること
を特徴とする。
【0020】更にハニカム構造のセル密度が62セル/
cm2以上であることを特徴とする。更にバインダを塗
布する前に、ハニカム構造のコーナー部に撥水剤を塗布
することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】前述したように触媒コンバータの
基材となる触媒担体は、大別してメタル担体とセラミッ
ク担体に分類することができる。
【0022】メタル担体は、図7(a)に示すように、
主として耐熱性のステンレス鋼製の平箔1(小波平箔を
含む)と、該平箔に波付け加工を行った波箔2とを用
い、平箔1と波箔2、あるいは図7(b)に示すように
波箔2同士を交互にスパイラル状に巻き回して積層し、
あるいは平行に積層して製造する。ハニカム構造には平
箔1と波箔2とで囲まれた多数のセル3が形成され、こ
のセル3を構成する箔の表面に触媒を担持し、排ガスが
このセルを通過する際には、触媒反応によって排ガスが
浄化される。
【0023】一方、セラミック担体は、図7(c)に示
すように、コーディエライト等からなる正方形断面を有
するハニカム構造が、押し出し成形、焼成という手順で
形成される。やはり形成されたセル31の表面に触媒が
担持され、セルを排ガスが通過し浄化される。
【0024】本発明においては、以上のようなメタル担
体あるいはセラミック担体を形成した後、図1(a)に
示すようにセル3の金属箔、あるいは図1(b)に示す
ようにセル31のセラミック担体のセル壁21の表面に
平均粒径10〜200μmの範囲で造粒されたウォッシ
ュコート粒4が配置され、第1のウォッシュコート51
を形成する。
【0025】本構造は、例えば、ウォッシュコート粒4
を固着するためのバインダ液を予め、セル3の内壁に塗
布しておき、バインダ液の溶媒が乾燥する前にウォッシ
ュコート粒4をハニカム構造の端面から散布して、ウォ
ッシュコート粒4をセル3の内壁に固着せしめた後、5
00〜800℃程度の温度で焼成して、ウォッシュコー
ト粒4をセル3の内壁に焼き付けることで形成すること
ができる。
【0026】バインダ液としては、PVA(ポリビニル
アルコール)、アクリル酸系ポリマー、エチルセルロー
ス等のバインダを、水あるいは有機溶剤の溶媒に溶解さ
せた公知の液を使用する。また、バインダ液の塗布は、
ウォッシュコート粒4がセル3の内壁全面に付着させる
場合には、セル3の内壁全面に塗布されている必要があ
る。逆に部分的に、例えば排ガス入側のみに付着させ、
出側には触媒担持しないような場合には、排ガス入側の
みにバインダを付着させればよい。
【0027】また、バインダ液は多量に付着するとそれ
自体がセルを塞いだり、量が多すぎるとウォッシュコー
ト粒4が多量に付着しすぎるため、エアーブローや遠心
力付与等の方法で、塗布量を制御しておくとよい。例え
ば、20%PVA水溶液を塗布する場合は、塗布量が、
1セルの単位長さ(1cm)あたり、0.1mg〜10
mgの範囲に制御しておくことが好ましい。
【0028】この場合、散布するのは固体の粒であるか
ら、従来のスラリーを用いたウォッシュコート法とは異
なり表面張力が作用せず、コーナー部においてもウォッ
シュコートが必要以上に厚くなることもなく、また平坦
部でも、ウォッシュコート粒4の粒径に応じたウォッシ
ュコート厚みが確保できる。従って、第1のウォッシュ
コート51によるウォッシュコート層のコーナー部10
での厚塗り部ができないので、長いセル内周長を確保で
き、更にウォッシュコート層が比較的粒径の大きい球状
粒の集合体から構成されるために、排ガスと接触する有
効面積が通常のスラリーのみを用いて形成された、マク
ロ的な表面が平坦なウォッシュコート層と比べると、排
ガスに直接接触するマクロ的な幾何学的面積が3倍以上
と飛躍的に大きくなり、触媒性能が向上する。更にウォ
ッシュコート液の厚塗り部がなく、すべての貴金属触媒
が有効に触媒反応に寄与し、ウォッシュコート液や貴金
属が無駄にならない。また、ウォッシュコート層の厚塗
り部がないため、触媒担体の熱容量を低下させられるた
め触媒が機能する温度まで到達する時間を短縮でき、コ
ールドスタート時の浄化性能が向上する利点もある。
【0029】ウォッシュコート粒4は、小さい粒径の粉
末のウォッシュコート成分と造粒用のバインダ、及び溶
媒からなるスラリーからスプレードライで造粒する方法
など、公知の方法で製造できる。すなわちウォッシュコ
ート粒4自体は、γアルミナ、セリア、ランタン酸化物
等、ウォッシュコートを構成する成分の細かい粉末の集
合体として構成され、通常のウォッシュコートと同等の
ミクロ的表面積を有するものである。
【0030】貴金属触媒の担持は、例えばウォッシュコ
ート粒4を造粒する際のスラリーに、貴金属成分を予め
含有させておいてもよいし、あるいはウォッシュコート
粒4を焼き付けてから貴金属を含浸させるなど別工程で
担持してもよい。
【0031】散布するウォッシュコート粒4の平均粒径
は10μm以上、好ましくは30μm以上必要である。
平均粒径が10μmを下回ると、ウォッシュコート粒が
二次凝集して粒の流動性が著しく悪くなり、ウォッシュ
コート粒4を散布する工程で粒がハニカムのセル内に詰
まりやすいという問題がある。特に平均粒径が30μm
以上あれば、粒の流動性は著しく改善され好ましい。
【0032】ウォッシュコート粒4の粒径の平均粒径の
上限は200μm以下にすることが好ましい。200μ
mを超えると、ウォッシュコート自体の熱容量の増加を
招く。また、粒の中心部付近に担持されている触媒は、
排ガス浄化に寄与せず無駄になる。
【0033】また、ウォッシュコート粒は、セルサイズ
に合わせて適宜粒径を選択すべきである。例えば、1平
方インチあたり400セル(1平方センチメートルあた
り62セル)程度のセル密度であれば、平均粒径が10
〜200μm程度の粒を用いることができるが、1平方
インチあたり1600セル(1平方センチメートルあた
り248セル)程度の細かいセルでは、平均粒径が20
0μmのウォッシュコート粒は、セルを塞いでしまうの
で、このような細かいセルでは平均粒径を100μm以
下にすることが好ましい。また、触媒は、低いセル密
度、例えばセル密度16セル/cmで、担持可能であ
るが、特に好ましくはセル密度62セル/cm以上と
することにより、担持された触媒はその機能を効果的に
発揮する。従って、本発明ではセル密度62セル/cm
以上とした。
【0034】また、図1においてはウォッシュコート層
の厚さ方向に、ウォッシュコート粒4が1層で担持され
ている例を示しているが、特に1層に限定するものでは
なく、ウォッシュコート粒4が厚み方向に複数層積層さ
れていても差し支えない。ただし、複数層積層されてい
る部分の合計厚みは、前記理由により200μm以下に
することが好ましい。
【0035】また、例えば特開平7−88374号公報
に開示されている、異なる触媒成分の第一触媒層と第二
触媒層を層状に構成する場合などのように、触媒層に複
数の機能を付与しようとする場合、本発明において、図
2に示すように第一触媒層の作用を有するウォッシュコ
ート粒41と第二触媒層の作用を有するウォッシュコー
ト粒42を混合して第1のウォッシュコートを形成する
ことも可能である。勿論2種類以上の異なる成分のウォ
ッシュコート粒を混合して使用することも可能である。
【0036】このようにして得られた第1のウォッシュ
コート層を有する触媒コンバータは、自動車用排ガス浄
化担体としてのみならず、例えば燃料電池用の燃料改質
器や、生ごみから発生する悪臭成分の分解などの脱臭用
触媒などにも適用可能である。
【0037】ただし、稀なケースとして、エンジン直下
に設置する触媒コンバータなどの、熱サイクルや排ガス
の脈動など非常に厳しい環境下では、第1のウォッシュ
コートを構成しているウォッシュコート粒4が、ハニカ
ム基材から脱落してしまう場合が生じ得る。この場合に
は、図3に示すように、ウォッシュコート粒4の隙間を
第2のウォッシュコート52で充填して、ウォッシュコ
ート層を形成することにより、接合強度を高めることが
効果的である。ウォッシュコート粒4の隙間を充填する
第2のウォッシュコート52を構成するものとしては、
例えば低粘度のウォッシュコートスラリーなどが挙げら
れる。通常のウォッシュコートに用いられるような高粘
度のスラリーで第2のウォッシュコートを形成しようと
すると、コーナー部にやはりウォッシュコートが溜まっ
てしまうため、第2のウォッシュコート52を構成する
ためのスラリーの粘度は500mPa・s以下であるこ
とが好ましい。
【0038】この場合はウォッシュコート粒4の隙間が
埋められるので、ウォッシュコート層と排ガスが接触で
きる表面積が、ウォッシュコート粒4により第1のウォ
ッシュコート層のみが形成されている場合と比較して若
干減少するが、図3に示すように、第2のウォッシュコ
ート52の表面も第1のウォッシュコートのウォッシュ
コート粒の形状に倣い、相変わらず凹凸形状を保つた
め、従来のスラリーのみを用いる方法で形成された平坦
な表面のウォッシュコート層と比較すれば、排ガスと接
触できる面積が大きいという優位性を保つし、また、低
粘度のスラリーを塗布するものであるから、コーナー部
10へのウォッシュコート溜まりは少なく、かつ造粒さ
れたウォッシュコート粒4が予め存在して第1のウォッ
シュコート層を形成しているので、平坦部11において
も十分な厚みが確保される。
【0039】第2のウォッシュコートを形成するための
ウォッシュコートスラリーは、第1のウォッシュコート
を構成している成分と同じ組成のものを用いてもよい
し、異なる組成のものを用いてもよい。例えば、粒の壁
面への付着強度を向上させるだけを目的とし、市販され
ているアルミナディップコート剤(例えば(株)高純度
化学研究所製のAL03P等)を用いてもよいし、ある
いは第2のウォッシュコート52とウォッシュコート粒
4の間で助触媒としての機能を分担するといった使い方
も可能である。また、図2のような第1ウォッシュコー
ト粒41と第2ウォッシュコート粒42、あるいはそれ
以上の種類のウォッシュコート粒が混合されて第1のウ
ォッシュコートを形成している場合も、更に第2のウォ
ッシュコートを用いることは何ら差し支えない。
【0040】また、コーナー部10の厚塗り部を更に低
減する方法として、図4に示すようにコーナー部10に
撥水剤8を予め塗布しておくことも効果的である。コー
ナー部10への撥水材塗布は、撥水性物質の液が入った
槽にハニカム構造の一方の端面のみを浸漬することによ
り、毛管現象により、セル3内のコーナー部10のみに
撥水剤成分が吸い上がり、図4に示すコーナー部10の
みへの撥水剤8の塗布が可能となる。撥水剤8として
は、シリコーンゴム、テフロン(登録商標)、パラフィ
ンなどを用いることができ、撥水剤塗布のためにこれら
の成分が水中に研濁されている液などを用いればよい。
【0041】セル断面が図4に示すように撥水剤8が塗
布された状態では、ウォッシュコート粒を固着するため
のバインダ液や、第2のウォッシュコート層を構成する
ためのウォッシュコートスラリー等が、撥水剤8によっ
てはじかれるためコーナー部10に付着しがたく、図
5、図6に示すようにコーナー部10にウォッシュコー
ト層がない状態を得ることも可能である。
【0042】
【実施例】(実施例1〜6、比較例1)排ガス浄化用の
触媒コンバータとして用いる目的で、図7(a)に示す
ような厚み50μmのステンレス鋼製平箔1と波箔2と
を巻き回し、外筒6に収納して直系80mm、長さ10
0mmの金属製触媒担体(メタル担体)7を製造した。
波箔2の波ピッチは2.5mm、波高さは1.25mm
とした。この場合担体のセル3の密度はおよそ1平方イ
ンチあたり400セル(1平方センチメートルあたり、
62セル)である。
【0043】ウォッシュコート粒は、γアルミナ粉末1
00質量部、ランタン酸化物40質量部、セリウム酸化
物40質量部、硝酸アルミニウム9水和物20質量部、
バインダ(PVA)10質量部、水500質量部からな
るスラリーを、スプレードライ法により平均粒径50μ
mに調製した。
【0044】ウォッシュコート粉末の散布は以下の手順
で行った。実施例1〜3では20%PVA水溶液をバイ
ンダとして、バインダ液中にハニカム状のメタル担体7
をドブ漬けしてハニカムセル壁面にバインダ成分を付着
せしめ、前記ウォッシュコート粉末をハニカム端面から
散布して、壁面にウォッシュコート粉末を付着せしめ
た。その後、バインダ中の水分を100℃で乾燥させ
て、完全に粉末をハニカムセル壁面に固着させた。
【0045】その後、実施例2ではγアルミナ粉末10
0質量部、ランタン酸化物40質量部、セリウム酸化物
40質量部、硝酸アルミニウム9水和物80質量部、水
500質量部のウォッシュコートスラリーに、ウォッシ
ュコート粒が固着した後のハニカムをドブ漬けすること
により、セル3の壁面に塗布した。このときスラリーの
粘度は100mPa・sであった。実施例3では(株)
高純度化学研究所製のアルミナコート液AL03Pをや
はりハニカムを液中にドブ漬けすることにより、セル3
の壁面に塗布した。
【0046】その後、実施例1、2、3ともに700℃
で1時間大気中焼成した。
【0047】実施例4、5、6では、バインダ液中にハ
ニカム状メタル担体7をドブ漬けする前に、主成分がオ
ルガノポリシロキサン40%の水溶液を、ハニカム端面
に浸漬し、撥水剤をコーナー部に塗布後、100℃で乾
燥した後、実施例1〜3と同様の手順の処理を行った。
【0048】比較例1としてγアルミナ粉末100質量
部、ランタン酸化物40質量部、セリウム酸化物40質
量部、硝酸アルミニウム9水和物100質量部、水50
0質量部からなるスラリーを、粉末を散布することな
く、平坦部のウォッシュコート厚さが50μmになるよ
うに塗布―乾燥を繰り返して複数回塗布した。
【0049】この後実施例1〜6と比較例のウォッシュ
コート層に触媒として担体1リットルあたりPt1.2
g、Rh0.2gになるように、ジニトロジアミノ白
金、硝酸ロジウムの水溶液を含浸させ、乾燥後、700
℃で1時間大気中焼成し、貴金属触媒を担持した。
【0050】以上のようにして製造したメタル担体7を
自動車の排ガス系に設置し、LA#4モードにて排ガス
浄化性能を調査した。その結果、いずれの実施例におい
ても、比較例1のスラリーのみを塗布する方法を用いた
ウォッシュコート層のメタル担体と比較して、HC及び
NOxの浄化率が20%以上向上し、排ガスの清浄度を
確認することができた。
【0051】(実施例7、8 比較例2)実施例1と同
様に厚み50μmのステンレス鋼製平箔1と波箔2とを
巻き回し、図7(a)に示すような直径80mm、長さ
100mmの金属製触媒担体(メタル担体)7を製造し
た。セル密度はおよそ1平方インチあたり400セル
(1平方センチメートルあたり、62セル)とした。そ
の後20%PVA水溶液をバインダとして、バインダ液
中にハニカムをドブ漬けしてハニカムセル壁面にバイン
ダ成分を付着せしめ、平均粒径3μmのウォッシュコー
ト粒(比較例2)、10μmのウォッシュコート粒(実
施例7)、30μmのウォッシュコート粒(実施例8)
をハニカム端面から散布した。
【0052】比較例2の平均粒径3μmのウォッシュコ
ート粒散布では、粉体が凝集し全てのセルにおいて目詰
まりが生じ、セル内部まで粉体が達し得なかった。実施
例7の平均粒径10μmのウォッシュコート粒では、全
セルのうち5%程度にセルの目詰まりが認められたが、
残りのセルにはウォッシュコート粒の付着が可能であ
り、実用に供するには問題なかった。更に実施例8の平
均粒径30μmでは、全くセルの目詰まりが生じなかっ
た。
【0053】(実施例9、比較例3)実施例1と同様
の、平均粒径50μmのウォッシュコート粒(実施例
9)、ならびにγアルミナ粉末100質量部、ランタン
酸化物40質量部、セリウム酸化物40質量部、硝酸ア
ルミニウム9水和物100質量部、水200質量部から
なるウォッシュコースラリー塗布(比較例3)を、種々
のセル密度のメタル担体に試みた。
【0054】セル密度が1平方インチあたりの100セ
ル(1平方センチメートルあたり、16セル)の担体で
は、比較例3のセル詰まりは生じなかった。セル密度が
1平方インチあたりの400セル(1平方センチメート
ルあたり、62セル)の担体では、比較例3のウォッシ
ュコートスラリーを用いた場合にセル詰まりが生じたセ
ルが、全体の1%程度存在していた。セル密度が1平方
インチあたり1600セル(1平方センチメートルあた
り、248セル)の担体では実に、比較例3のウォッシ
ュコートスラリーで80%がセル詰まりであった。一
方、実施例1相当のウォッシュコート粒散布を行った場
合(実施例9)では、1平方インチあたり、100セ
ル、400セル、及び1600セル(1平方センチメー
トルあたり16セル、62セル、及び248セル)のい
ずれの担体でもセル詰まりは生じなかった。
【0055】
【発明の効果】金属製の平箔と波箔、あるいは波箔同士
を積層してメタルハニカム構造を形成してなる金属製触
媒担体(メタル担体)、あるいはコーディエライト等か
ら構成されるセラミック担体において、ハニカム構造の
セル内壁を、ウォッシュコート粒を用いてウォッシュコ
ート層を形成することにより、コーナー部にウォッシュ
コートが溜まるのを抑制し、触媒の有効表面積を増加さ
せるとともに、無駄な触媒を排することにより触媒層の
熱容量を低減することによって、良好な触媒性能を有
し、ウォッシュコート液及び貴金属の無駄を排する触媒
コンバータならびにその製造方法を提供することができ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の触媒コンバータにおいて、第1のウォ
ッシュコートがウォッシュコート粒により形成されたセ
ルの状況を示す模式図である。
【図2】本発明の触媒コンバータにおいて、第1のウォ
ッシュコートが種類の異なる2種のウォッシュコート粒
により形成されたセルの状況を示す模式図である。
【図3】本発明の触媒コンバータにおいて、第1のウォ
ッシュコートがウォッシュコート粒により形成され、更
に該ウォッシュコート粒の隙間を充填する第2のウォッ
シュコートが形成されたセルの状況を示す模式図であ
る。
【図4】本発明の金属製触媒コンバータにおいて、コー
ナー部に撥水剤が塗布されたセルの状況を示す模式図で
ある。
【図5】本発明の金属製触媒担体において、コーナー部
に撥水剤が塗布された状態のセルに、第1のウォッシュ
コート層がウォッシュコート粒により形成されたセルの
状況を示す模式図である。
【図6】本発明の金属製触媒担体において、コーナー部
に撥水剤が塗布された状態のセルに、第1のウォッシュ
コートがウォッシュコート粒により形成され、更に該ウ
ォッシュコート粒の隙間を充填する第2のウォッシュコ
ートが形成された状況を示す模式図である。
【図7】平箔と波箔をスパイラル上に巻き回して、ある
いは波箔同士を積層して形成される金属製触媒担体(メ
タル担体)、あるいは正方形格子からなるセラミック担
体を示す図である。
【図8】平箔と波箔から構成されるセルの断面図であ
る。
【図9】波箔同士から構成されるセルの断面図である。
【図10】セラミック担体のセルの断面図である。
【図11】従来のウォッシュコートスラリーをメタル担
体のセル壁に塗布することにより、ウォッシュコート層
が形成されたセルの状況を示す模式図である。
【図12】従来のウォッシュコートスラリーをセラミッ
ク担体のセル壁に塗布することにより、ウォッシュコー
ト層が形成されたセルの状況を示す模式図である。
【符号の説明】
1 メタル担体の平箔 2 メタル担体の波箔 21 セル壁 3、31 セル 4 ウォッシュコート粒 41 第1ウォッシュコート粒 42 第2ウォッシュコート粒 5 第2のウォッシュコート 51 第1のウォッシュコート 52 第2のウォッシュコート 6 外筒 61 緩衝材 7 金属製触媒担体(メタル担体) 71 セラミック担体 8 撥水剤 9 ウォッシュコート層 10、101 コーナー部 11、 111 平坦部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01J 35/04 321 B01J 23/56 301A 37/02 301 ZAB F01N 3/28 301 B01D 53/36 C Fターム(参考) 3G091 AA02 AB01 BA03 GA06 GA07 GA09 GA16 GB01X GB05W GB17X 4D048 AA06 AA13 AA18 AB05 BA03X BA18X BA19X BA30X BA33X BA39X BA41X BB02 4G069 AA03 AA08 BA01A BA01B BA22C BA29C BB02A BB02B BB04A BB04B BC42A BC42B BC43A BC43B BC69A BC71A BC71B BC75A BC75B BE06C CA02 CA03 CA13 CA15 CA17 CC32 EA20 EA21 EA24 EB12X EB12Y EC28 ED01 FA04 FB15 FB23 FB78 FC05

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 触媒を担持するためのハニカム構造を有
    する触媒担体のセル壁面上に平均粒径10〜200μm
    のウォッシュコート粒を含む、第1のウォッシュコート
    からなるウォッシュコート層を有し、該ウォッシュコー
    ト層に貴金属触媒が担持されてなることを特徴とする触
    媒コンバータ。
  2. 【請求項2】 触媒を担持するためのハニカム構造を有
    する触媒担体のセル壁面上に平均粒径10〜200μm
    のウォッシュコート粒を含む第1のウォッシュコート
    と、該ウォッシュコート粒間の隙間を充填する第2のウ
    ォッシュコートからなるウォッシュコート層を有し、該
    ウォッシュコート層上に貴金属触媒が担持されてなるこ
    とを特徴とする触媒コンバータ。
  3. 【請求項3】 第1のウォッシュコートを構成するウォ
    ッシュコート粒の平均粒径が30μm〜100μmであ
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の触媒コンバー
    タ。
  4. 【請求項4】 前記ウォッシュコート粒が、種類の異な
    る複数のウォッシュコート粒から構成されていることを
    特徴とする、請求項1〜3のいずれか1つに記載の触媒
    コンバータ。
  5. 【請求項5】 前記触媒コンバータが、金属製平箔と波
    箔及び/又は金属製波箔同士を積層及び/又は巻き回す
    ことにより構成されるハニカム構造を有するメタル担体
    から構成されていることを特徴とする、請求項1〜4の
    いずれか1つに記載の触媒コンバータ。
  6. 【請求項6】 ハニカム構造のセル密度が62セル/c
    2以上であることを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    か1つに記載の触媒コンバータ。
  7. 【請求項7】 ハニカム構造を有する触媒担体のセル壁
    面にバインダを塗布し、平均粒径10〜200μmのウ
    ォッシュコート粒を前記バインダ上に散布して固着した
    後に、焼成することによりウォッシュコート層を形成す
    ることを特徴とする触媒コンバータの製造方法。
  8. 【請求項8】 ハニカム構造を有する触媒担体のセル壁
    面にバインダを塗布し、平均粒径10〜200μmのウ
    ォッシュコート粒を前記バインダ上に散布して固着した
    後に、更にスラリーを前記粒子間に充填してから、焼成
    することによりウォッシュコート層を形成することを特
    徴とする触媒コンバータの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記ウォッシュコート粒の平均粒径が3
    0μm〜100μmであることを特徴とする請求項7又
    は8に記載の触媒コンバータの製造方法。
  10. 【請求項10】 前記ウォッシュコート粒が、種類の異
    なる複数のウォッシュコート粒から構成されていること
    を特徴とする、請求項7〜9のいずれか1つに記載の触
    媒コンバータの製造方法。
  11. 【請求項11】 ハニカム構造を有する触媒担体が、金
    属製平箔と波箔及び/又は金属製波箔同士を積層及び/
    又は巻き回すことにより構成されることを特徴とする請
    求項7〜10のいずれか1つに記載の触媒コンバータの
    製造方法。
  12. 【請求項12】 更に前記ウォッシュコート層に貴金属
    触媒を含浸させることにより触媒を担持させる請求項7
    〜11のいずれか1つに記載の触媒コンバータの製造方
  13. 【請求項13】 貴金属触媒を事前に前記ウォッシュコ
    ート粒及び/又はスラリーに含有させる請求項7〜11
    のいずれか1つに記載の触媒コンバータの製造方法。
  14. 【請求項14】 ハニカム構造のセル密度が62セル/
    cm2以上であることを特徴とする請求項7〜13のい
    ずれか1つに記載の触媒コンバータの製造方法。
  15. 【請求項15】 バインダを塗布する前に、ハニカム構
    造のセルコーナー部に撥水剤を塗布する請求項7〜14
    のいずれか1つに記載の触媒コンバータの製造方法。
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