JP2002345435A - 乾燥卵白組成物 - Google Patents

乾燥卵白組成物

Info

Publication number
JP2002345435A
JP2002345435A JP2001161084A JP2001161084A JP2002345435A JP 2002345435 A JP2002345435 A JP 2002345435A JP 2001161084 A JP2001161084 A JP 2001161084A JP 2001161084 A JP2001161084 A JP 2001161084A JP 2002345435 A JP2002345435 A JP 2002345435A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
egg white
dried egg
white composition
water
noodles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001161084A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3655563B2 (ja
Inventor
Hajime Hiramatsu
肇 平松
Hiroyuki Shidara
弘之 設楽
Akihiro Handa
明弘 半田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
QP Corp
Original Assignee
QP Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by QP Corp filed Critical QP Corp
Priority to JP2001161084A priority Critical patent/JP3655563B2/ja
Publication of JP2002345435A publication Critical patent/JP2002345435A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3655563B2 publication Critical patent/JP3655563B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
  • Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)
  • Noodles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 麺類、餃子の皮、パン等の小麦粉加工品用に
適しており、乾燥卵白を予め水で溶解する作業を必要と
せず、粉体混合して用いても、食品の物性改良効果をよ
り高めた乾燥卵白組成物を提供する。 【解決手段】乾燥卵白組成物に対して、水不溶性微粉末
を0.2%〜20%、乳化剤を0.5%〜20%含有する
乾燥卵白組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は乾燥卵白組成物に関
する。
【0002】
【従来の技術】乾燥卵白は、食品の物性改良剤として、
さまざまの用途に利用されている。物性改良剤の効果
は、麺類に用いた場合に、硬さや弾力、粘りを出し、ま
た、パンに用いた場合に、きめが細かくなり、膨らみが
向上する等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、乾燥卵
白それ自体に食品の物性改良効果はあるものの、物性改
良効果を充分引き出すためには、乾燥卵白を予め水で溶
解する必要があり、作業が煩雑になるものであった。
【0004】したがって、本発明は、乾燥卵白を予め水
で溶解する作業を必要とせず、食品の物性改良効果を高
めた乾燥卵白組成物を提供することを目的になされたも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するために種々検討した結果、本発明に到達した。
すなわち、本発明は、(1)水不溶性微粉末を含有し、
かつ、乳化剤が乾燥卵白組成物に対して0.5%〜20
%含有することを特徴とする乾燥卵白組成物、(2)水
不溶性微粉末が乾燥卵白組成物に対して0.2%〜20
%含有する(1)記載の乾燥卵白組成物、(3)小麦粉
加工品用である(1)又は(2)に記載の乾燥卵白組成
物を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
なお、本発明において、「%」はすべて「質量%」を意
味する。
【0007】本発明の乾燥卵白組成物は、主成分が乾燥
卵白であり、少なくとも乳化剤及び水不溶性微粉末を含
有する組成物のことをいう。乾燥卵白組成物は、水分含
量が2%〜14%程度と調節されている粉状であり、長
期保存にも耐えうるものである。主成分の乾燥卵白は食
品用に市販されているものを用いればよい。また、具体
的には、次のような乾燥卵白を用いることができる。乾
燥卵白の原料である卵白液は、殻付卵を割卵して卵黄を
除いたもの、凍結卵白を解凍したもの、酵素処理したも
の、脱塩処理したもの、リゾチーム等卵白中のある成分
を除いたもの、卵白蛋白に脂肪酸や糖類で化学修飾した
もの、酵素、酵母、細菌等により脱糖処理したものなど
を用いることができる。卵白液は、水分2%〜14%程
度となるように乾燥すればよく、方法としては、噴霧乾
燥、凍結乾燥、浅盤乾燥などの常法を用いればよい。乾
燥卵白は乾燥した後に熱蔵したものを用いてもよい。な
お、乾燥卵白組成物は、他の成分として、適宜、乾燥卵
黄、乳蛋白等を添加してもよい。
【0008】水不溶性微粉末としては、水に不溶であっ
て、平均粒子径が50μm以下である食品用の粒子をい
う。具体的には、微粒二酸化ケイ素、卵殻粉、リン酸三
カルシウム、炭酸カルシウム、骨粉、貝殻粉等があり、
一種類を単独で使用しても、二種類以上を併用しても差
し支えない。これらの中でも、特に、微粒二酸化ケイ素
は、食品に多用されており、安価に利用でき、また、卵
殻粉は、安価に利用できるだけでなく、添加量の制限も
ないため、より用い易く望ましい。50μm以下である
と、乾燥卵白組成物を食品に添加したときに、物性改良
効果が得られるが、さらに、30μm以下であると、乾
燥卵白組成物を食品に添加したときに得られる物性改良
効果がより強く安定して得られるため望ましい。物性改
良効果としては、例えば、乾燥卵白組成物を食品に使用
したときに、麺がツルツルし、弾力や粘りや歯ごたえが
得られ、また、パンがきめ細かく、膨らみがよくなる等
が挙げられる。なお、水不溶性微粉末は、粒径が小さい
ほど物性改良効果が得られ好ましいが、0.1μm以下
程度となると、実質上入手困難となるため、0.1μm以
上程度が望ましい。
【0009】水不溶性微粉末は、乳化剤とともに乾燥卵
白組成物に含有していれば、食品に用いたときに、通常
の乾燥卵白だけを用いるよりも、食品に弾力や粘りが出
る等の物性改良効果を得ることができる。より望ましく
は、水不溶性微粉末は、乾燥卵白組成物に対して0.2
%以上であると、食品に添加したときの物性改良効果が
より得られ、また、0.5%以上であると、物性改良効
果がより強く安定して得られる。添加率は多すぎても比
例して効果が増大するわけではないので、20%以下、
望ましくは10%以下であればよい。なお、乾燥卵白組
成物に対する水不溶性微粉末の含有量は、水不溶性微粉
末の種類によって多少異なり、具体的には、例えば、微
粒二酸化ケイ素の場合は0.2%以上、2.0%以下程度
でよく、リン酸三カルシウムの場合は0.2%以上、2.
5%以下程度でよく、また、卵殻紛の場合は0.2%以
上、20.0%以下程度でよい。
【0010】乳化剤は、食品に使用可能であればよい。
例えば、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸
エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ショ
糖脂肪酸エステル、レシチン等が挙げられ、一種類を単
独で使用しても、二種類以上を併用しても差し支えな
い。また、乳化剤のHLBは0以上、8以下が望ましい。H
LBが8以上であるとパンの膨らみがよい、きめが細か
い、麺がツルツルする等の物性改良効果が得られ難くな
る場合がある。
【0011】乳化剤は、乾燥卵白組成物に対して、0.
5%以上、より望ましくは1.0%以上含有するように
配合すればよい。0.5%以上であると、乾燥卵白組成
物を食品に使用したときに、食品に弾力と粘りがでる、
きめが細かくなる等の物性改良効果が得られ、1.0%
以上であるとより物性改良効果が得られるため望まし
い。一方、乳化剤の配合割合を増やしても乾燥卵白組成
物の食品に対する効果が比例して増大するわけではない
ので、20%以下、より望ましくは10%以下含有する
ように配合すればよい。
【0012】次に、本発明でいう小麦粉加工品用とは、
小麦粉を用いた食品のことをいう。例えば、ラーメン、
うどん、パスタ、焼きそば、そうめん、そば等の麺類、
また、餃子の皮、春巻きの皮、パン、ホットケーキ等が
挙げられる。これらの中でも、うどん、ラーメン等の麺
類や、餃子の皮や春巻きの皮に用いると、弾力を強くす
る、粘りをだす、歯ごたえが良くなる、茹で伸びを防止
し、茹で汁の濁りを少なくする等の効果が高いため、好
適である。
【0013】乾燥卵白は、食品に使用する場合、清水に
予め溶解してから他の材料と混合する方法を用いると、
乾燥卵白の物性改良効果がより得られるものであるが、
作業が煩雑になるため、乾燥卵白は、食品に使用する場
合、清水に予め溶解することなく、小麦粉や乾燥卵白を
含む粉類を粉体混合して用いることが多い。このように
粉体混合する場合、予め清水で溶解した乾燥卵白と比較
して、物性改良効果を充分に得ることができないもので
あったが、本発明の乾燥卵白組成物は、そのような粉体
混合する場合でも、物性改良効果を充分に得ることがで
きるため、小麦粉加工品の粉体混合用として、より好適
である。
【0014】小麦粉加工品への乾燥卵白組成物の添加量
としては、特に限定はしないが、小麦粉加工品中の小麦
粉に対して、0.2%以上、3.0%以下程度であると望
ましい。0.2%以上であると、小麦粉加工品への物性
改良効果をより得ることができ、3.0%以下であると
小麦粉加工品の弾力性を保つことができるからである。
【0015】本発明の乾燥卵白組成物が、水不溶性微粉
末及び乳化剤を配合することによって、通常の乾燥卵白
よりも物性改良効果が得られるのか、詳しくはわからな
いが、水不溶性微粉末と乳化剤の相乗効果によって乾燥
卵白の物性改良効果が最大限に引き出されるからではな
いかと推察される。
【0016】次に、本発明の乾燥卵白組成物の代表的製
造方法について説明する。まず、乾燥卵白を用意する。
用いる乾燥卵白は、一般的に市販されているものを用い
ればよく、特に問わない。ここで、乾燥卵白組成物に用
いる乾燥卵白の製造方法の一例を示す。まず、卵白液
を、必要に応じて、酵母、細菌、酵素等を用いて脱糖処
理を行う。例えば酵母脱糖の場合は、卵白液に対して
0.2%程度の酵母を添加し、30℃で3時間程度脱糖
する。こうして脱糖すると、卵白液に対して遊離のグル
コース含量は0.05%以下に脱糖することができる。
次に、水分4〜14%となるように、噴霧乾燥、静置乾
燥、凍結乾燥等の方法を用いて乾燥する。例えば、噴霧
乾燥の場合は、送風温度150℃〜160℃、排風温度
60℃〜70℃で乾燥すればよい。乾燥した後、殺菌の
ために、熱蔵処理してもよい。熱蔵する場合は、55℃
〜120℃で2時間〜1ヶ月間加熱する。必要に応じ湿度
20%〜50%程度に加湿するとよい。
【0017】次に、乾燥卵白と乳化剤、水不溶性微粉末
を混合する。水不溶性微粉末は、適宜配合すればよく、
乳化剤は、乾燥卵白組成物に対して、0.5%〜20%
含有するように配合すればよい。配合方法としては、乾
燥卵白をミキサー、V型混合機、ニーダー等を用いて攪
拌しながら、乳化剤と水不溶性微粉末を除々に配合し、
均一にする。具体的には、乾燥卵白をミキサー(ホバー
ト(株)製C−100型)に投入し、中速で攪拌しなが
ら、乳化剤は必要であれば予め加温して融解してから、
水不溶性微粉末はそのまま、少量ずつ数回にわけて添加
し、さらに中速で5〜30分間程度攪拌を続けて、乾燥
卵白と水不溶性微粉末と乳化剤を均一になるように攪拌
する。その後、32メッシュ(目開き500μm)のス
トレーナーで篩通しを行い、乾燥卵白組成物を調製す
る。
【0018】このようにして調製した本発明の乾燥卵白
組成物は、麺に用いた場合、弾力を強くし、粘りを出
し、麺の表面がツルツルし、茹で伸びを防止し、茹で汁
の濁りを抑制し、また、パンに用いた場合、膨らみがよ
くなり、きめが細かくなる等の物性改良効果を得ること
ができる。
【0019】
【実施例】実施例1 まず、卵を割卵し卵黄と卵白を分離して取り出し、卵白
液を20kg用意した。卵白液にパン酵母(Saccharomy
ces cerevisiae)を40g添加し、30℃の恒温室に
て、攪拌しながら3時間保管して脱糖を行い、水分含量
6%となるように噴霧乾燥を行った。63℃の雰囲気下
で72時間、熱蔵処理を行い、乾燥卵白を得た。得られ
た乾燥卵白930gをミキサー(ホバート(株)製C−
100型)に投入し、中速で攪拌しながら、微粒二酸化
ケイ素20g(平均粒径1.7μm)と予め加温して十分
に融解させたグリセリン脂肪酸エステル50g(HLB5.
5)とを3回に分け、徐々に添加した。添加終了後、さ
らに、5分間中速で攪拌をした後、32メッシュのスト
レーナー(目開き500μm)で篩通しし、乾燥卵白組
成物を得た。得られた乾燥卵白組成物を用いて中華麺を
調製した。麺用ミキサー((株)尾久葉製作所製VO‐2
5)に準強力粉(日清製粉(株)製(特)ナンバーワ
ン)1000g、得られた乾燥卵白組成物10gを投入
し、75rpmで5分間攪拌した。そのまま攪拌を続けな
がら、予め清水380gに食塩10gと粉末のかんすい
(オリエンタル酵母(株)粉末かんすいH)10gを溶解
しておいたものを少しずつ添加し、全量添加後、さらに
12分間攪拌した。その後、製麺機((株)尾久葉製作
所RC‐60BS)を用いて、常法通りに整形、複合、圧延、
切り出し(切刃#22角、麺の厚み1.2mm)を行っ
た後、常温で24時間熟成させ、中華麺を調製した。中
華麺を沸騰水中で2分間茹でた後、素早く湯切りし、予
め調製しておいたスープに入れ、ラーメンを調製し、試
食した。
【0020】乾燥卵白組成物を添加した中華麺は、茹で
汁の濁りが少なく、スープに入れた直後は、麺のコシが
強く、ツルツルとして喉越しがよく、麺に弾力があり食
べ応えがあった。また、スープに入れた後10分経過後
に再び中華麺を試食したところ、麺があまり伸びておら
ず、コシが強く、弾力のある食感であった。
【0021】実施例2 実施例1で得られた乾燥卵白組成物を用いて、食パンを
調製した。原料配合は下記の通りである。ショートニン
グ以外の原料をミキサー(関東混合機工業(株)製HM
型20)に投入し、原料が均一となるように、低速で4
分間、中速で3分間、高速で1分間攪拌した後、ショー
トニングを添加し、さらに、低速で2分間、中速で2分
間、高速で2分間攪拌混合を行った。次に、28℃、相
対湿度85%の雰囲気下で、80分間一次発酵を行い、
ガス抜きした後、一次発酵と同じ雰囲気下で30分間二
次発酵を行った。発酵後、450gずつ分割し、室温に
て25分間静置し、モルダー((株)オシキリ製WF型)
にて成形し、38℃、相対湿度85%の雰囲気下で成形
発酵を行い、予め210℃に暖めたオーブンで、25分
間焼成し、食パンを調製した。
【0022】<原料配合> 強力粉 2000g イースト 40g イーストフード 2g 砂糖 100g 食塩 40g 脱脂粉乳 40g 乾燥卵白組成物 20g ショートニング 100g 清水 1300g
【0023】得られた食パンは、容積が大きく膨らみの
よい食パンであった。また、試食したところ、食パンは
内相のきめが細かく、ソフトな食感であった。
【0024】
【試験例】試験例1 実施例1と同様の方法にて、乾燥卵白を調製し、次に、
乳化剤の種類と添加量、また、水不溶性微粉末の種類と
添加量を変えて乾燥卵白組成物を調製した。実施例1と
同様の方法にて、それぞれ調製した乾燥卵白組成物を準
強力粉に対して1%ずつ添加して、中華麺を調製し、ス
ープに入れ、試食試験を行った。なお、本試験に使用し
た微粒二酸化ケイ素の平均粒径は1.7μm、リン酸三カ
ルシウムの平均粒径は5.1μm、卵殻粉の平均粒径は
8.3μmである。また、本試験に使用したグリセリン脂
肪酸エステルのHLBは5.5、ソルビタン脂肪酸エステル
のHLBは4.9、プロピレングリコール脂肪酸エステルの
HLBは3.4であった。また、乳化剤及び水不溶性微粉末
を全く添加せず調整した乾燥卵白を用いて、同様に中華
麺を調製し、対照とした。
【0025】試食試験は10名の訓練されたパネラーに
以下の基準にもとづき、中華麺の食感の評価を行った。
評価基準は、対照を基準として比較したものである。 <評価基準> 3点 茹で上げ直後の麺の弾力と粘りが非常に強く、
茹で上げ10分後の麺の弾力と粘りも強い。 2点 茹で上げ直後の麺の弾力と粘りが強いが、茹で
上げ10分後の弾力と粘りはあまり強くない。 1点 茹で上げ直後から既に麺の弾力と粘りがあまり
強くない。 0点 茹で上げ直後から既に麺の弾力と粘りが弱い。 試食試験の結果は表1、表2及び表3の通りである。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】
【表3】
【0029】表1、表2及び表3より、水不溶性微粉末
が乾燥卵白組成物に対して0.2%以上であると、中華
麺の弾力と粘りが強くなることがわかる。また、0.5
%以上であると、中華麺の弾力と粘りが非常に強くなる
だけでなく、茹で上げ10分後の弾力と粘りが強いこと
から、茹で伸びも防止できたことが理解できる。そし
て、乳化剤が乾燥卵白組成物に対して0.5%以上であ
ると、中華麺の弾力と粘りが強くなることがわかる。ま
た、1.0%以上であると、中華麺の弾力と粘りが非常
に強くなるだけでなく、茹で伸びも防止できていること
が理解できる。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の乾燥卵白組
成物は、麺類や餃子の皮等に使用した場合は、弾力と粘
りが強くなる、表面がツルツルして喉越しがよくなる、
茹で伸びが抑制される、茹で汁の濁りを抑える、また、
パンに使用した場合は、膨らみがよくなる、きめが細か
くなる等の効果を得ることができるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4B032 DB02 DK01 DK10 DK21 DL02 4B042 AC05 AD40 AE01 AG07 AH11 AK01 AK05 AP14 4B046 LA05 LB01 LC01 LC04 LG01 LG10 LG44

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水不溶性微粉末を含有し、かつ、乳化剤が
    乾燥卵白組成物に対して0.5%〜20%含有すること
    を特徴とする乾燥卵白組成物。
  2. 【請求項2】水不溶性微粉末が乾燥卵白組成物に対して
    0.2%〜20%含有する請求項1記載の乾燥卵白組成
    物。
  3. 【請求項3】小麦粉加工品用である請求項1又は請求項
    2に記載の乾燥卵白組成物。
JP2001161084A 2001-05-29 2001-05-29 乾燥卵白組成物 Expired - Fee Related JP3655563B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001161084A JP3655563B2 (ja) 2001-05-29 2001-05-29 乾燥卵白組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001161084A JP3655563B2 (ja) 2001-05-29 2001-05-29 乾燥卵白組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002345435A true JP2002345435A (ja) 2002-12-03
JP3655563B2 JP3655563B2 (ja) 2005-06-02

Family

ID=19004414

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001161084A Expired - Fee Related JP3655563B2 (ja) 2001-05-29 2001-05-29 乾燥卵白組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3655563B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010148479A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Asahi Flour Mills Co Ltd 打ち粉及びその製造方法
JP2016111944A (ja) * 2014-12-12 2016-06-23 日清製粉株式会社 春巻皮の製造方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5476846A (en) * 1977-11-29 1979-06-19 Eisai Co Ltd Quality improver of noodles
JPS585152A (ja) * 1981-06-30 1983-01-12 Q P Corp 麺の製造方法
JPH02312562A (ja) * 1989-05-26 1990-12-27 Sakanushi Shoji Kk めん質改良剤
JPH06253718A (ja) * 1993-03-02 1994-09-13 Kumamoto Seifun Kk 小麦粉配合物
JPH07289187A (ja) * 1994-04-28 1995-11-07 Asama Kasei Kk 麺質改良方法および麺質改良剤
WO1999038389A2 (en) * 1998-01-30 1999-08-05 The Procter & Gamble Company Agent for imparting creamy lubricious mouthfeel to foods and beverages
JPH11221050A (ja) * 1998-02-06 1999-08-17 Fuji Oil Co Ltd 卵を使用した食品素材及び食品

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5476846A (en) * 1977-11-29 1979-06-19 Eisai Co Ltd Quality improver of noodles
JPS585152A (ja) * 1981-06-30 1983-01-12 Q P Corp 麺の製造方法
JPH02312562A (ja) * 1989-05-26 1990-12-27 Sakanushi Shoji Kk めん質改良剤
JPH06253718A (ja) * 1993-03-02 1994-09-13 Kumamoto Seifun Kk 小麦粉配合物
JPH07289187A (ja) * 1994-04-28 1995-11-07 Asama Kasei Kk 麺質改良方法および麺質改良剤
WO1999038389A2 (en) * 1998-01-30 1999-08-05 The Procter & Gamble Company Agent for imparting creamy lubricious mouthfeel to foods and beverages
JPH11221050A (ja) * 1998-02-06 1999-08-17 Fuji Oil Co Ltd 卵を使用した食品素材及び食品

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010148479A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Asahi Flour Mills Co Ltd 打ち粉及びその製造方法
JP2016111944A (ja) * 2014-12-12 2016-06-23 日清製粉株式会社 春巻皮の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3655563B2 (ja) 2005-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3702709B2 (ja) 新規酵素処理蛋白質含有食品、及びその製造方法
AU717301B2 (en) Modified cereal flour and cereal-flour processed food using the same
JP2011092064A (ja) 麺類及び麺類の製造方法
JP2010200696A (ja) 製パン練り込み用油中水型乳化油脂組成物
WO2014142243A1 (ja) グルテン改質物、その製造方法、及びそれを含む食品
JP2008263833A (ja) 酵素処理風味材及びこれを使用するパン類の製造法
JP5136467B2 (ja) 卵白用起泡性向上剤
JP2007125006A (ja) 製パン用小麦粉およびその製造方法
JPH08224057A (ja) 食品練り込み用油脂組成物
JP2005168499A (ja) 食品品質改良剤の製造方法及びその方法で製造された食品品質改良剤
JP2006345803A (ja) 穀物粉食品用品質改良剤及び穀物粉食品の製造方法
JPS62285773A (ja) 氷結晶調整剤
JP2006288341A (ja) パン生地改良剤
JP2002345435A (ja) 乾燥卵白組成物
JP2002291445A (ja) 鶏卵粉末
JP4171521B2 (ja) パンの製造方法
JP2009005615A (ja) こんにゃくペーストを用いた加工食品
JP2012065554A (ja) 食感改良剤
JP4942719B2 (ja) パン類の製造方法
JP2688525B2 (ja) 製パン改良剤およびパン類の製造法
JP6066258B2 (ja) 穀類加工品の老化防止用組成物
JP2005328794A (ja) 脂肪酸エステル類を含有する粉末食品添加物製剤およびそれを使用した食品
JP7461178B2 (ja) 麺類用品質改良剤
JP2004267157A (ja) 易加工性米粉組成物
JPH07289187A (ja) 麺質改良方法および麺質改良剤

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040706

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040817

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050303

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3655563

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110311

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140311

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees