JP2002341299A - 光変調方法とその光変調装置及び光無線伝送システム - Google Patents
光変調方法とその光変調装置及び光無線伝送システムInfo
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Abstract
周波信号へ周波数変換する際に不要波が生じ、無線周波
数帯に対応した帯域フィルタが必要であった。 【解決手段】 中間周波数帯の電気信号に第1のバイア
ス電圧を印加する第1のドライバ部と、局発信号に第2
のバイアス電圧を印加する第2のドライバ部と、入力し
た光信号を2分岐する2分岐部と、前記2分岐部で2分
岐された一方の光信号を前記第1のドライバ部から出力
される電気信号により変調する第1の光変調部と、前記
2分岐部で2分岐された他方の光信号を前記第2のドラ
イバ部から出力される電気信号により変調する第2の光
変調部とを有し、少なくとも、前記第1のバイアス電圧
と前記第2のバイアス電圧とは、前記第1及び第2の変
調部とでそれぞれ変調された光信号とが有するそれぞれ
の搬送波成分の位相が反転するように設定されることを
特徴とする。
Description
波信号を光伝送するための高周波光送信器に関し、特
に、中間周波数帯の変調信号(以下、IF信号)を光学
的に高周波無線信号に周波数変換するとともに、高周波
無線信号周波数の近傍に不要波が生じない光変調方法と
その光変調装置及び無線伝送システムに関する。
テムの従来の構成を図7に示す。401はセンター局、
402は無線基地局、410は下り用光源、710は強
度変調部、420は光ファイバ、430は下り用光電気
変換部、720は下り用周波数変換部、690は局発信
号源、730はフィルタ部、450はアンテナ部であ
る。
ついて説明する。センター局401において、下り用光
源410から出力された光が強度変調部710に入力さ
れる。強度変調部710では、伝送すべき中間周波数の
変調信号(IF信号)に基づいて、光信号強度を変調す
る。変調された光信号は、光ファイバ420を介して無
線基地局402へ伝送される。伝送された光信号は、無
線基地局402において、下り用光電気変換部430に
より強度変調成分が電気信号に変換され、IF信号が出
力される。下り用周波数変換部720では、局発信号源
690から出力される局発信号によりIF信号を周波数
変換して、無線周波数の変調信号(RF信号)を出力す
る。下り用周波数変換部720からは所望のRF信号以
外の不要波成分を含んでいるため、フィルタ部730に
おいて不要波成分を取り除く。また、RF信号は下り用
光電気変換部430または下り用周波数変換部720に
おいて適切なレベルに増幅され(下り用光電気変換部4
30で増幅する場合は、IF信号の状態で増幅)、アン
テナ部450から空間へ放射されて無線端末へ情報が伝
送される。以上の構成とすることにより、光ファイバの
低損失性により無線信号を高品質に伝送することができ
る。
光無線伝送システムを用いる場合、無線基地局内で周波
数変換を行う際に不要波が生じるため、無線周波数帯に
対応した帯域フィルタが必要になるという問題がある。
成の光変調器を用いて、IF信号と局発信号を入力して
IF信号をRF信号に周波数変換するとともに、各導波
路へ入力する電気信号の位相等の条件を調整することに
よって、不要波が生じない光変調方式を実現し、帯域フ
ィルタが不要となる光無線伝送システムを提供する。
は、光信号を入力し、入力した前記光信号を変調し出力
する光変調装置であって、前記光変調装置は、中間周波
数帯の電気信号を入力し、前記中間周波数帯の電気信号
に第1のバイアス電圧を印加する第1のドライバ部と、
前記電気信号を無線周波数帯に周波数変換するために用
いる局発信号を入力し、前記局発信号に第2のバイアス
電圧を印加する第2のドライバ部と、入力した前記光信
号を2分岐する2分岐部と、前記2分岐部で2分岐され
た一方の光信号を前記第1のドライバ部から出力される
電気信号により変調する第1の光変調部と、前記2分岐
部で2分岐された他方の光信号を前記第2のドライバ部
から出力される電気信号により変調する第2の光変調部
とを有し、少なくとも、前記第1のドライバ部で印加さ
れる第1のバイアス電圧と前記第2のドライバ部で印加
される第2のバイアス電圧とは、前記第1及び第2の変
調部とでそれぞれ変調された光信号とが有するそれぞれ
の搬送波成分の位相が反転するように設定されることを
特徴とする。
あって、請求項1記載の光変調装置において、前記第1
及び第2の光変調部においてそれぞれ行われる変調は、
変調された光信号の周波数スペクトルが搬送波成分と片
側側帯波成分とを有し、かつ、第1の光変調部で変調さ
れた光信号の有する片側側帯波成分と第2の光変調部で
変調された光信号の有する片側側帯波成分とが上下反対
に位置するように変調するSSB変調であることを特徴
とする。
ステムであって、下り用光源と、前記下り用光源から出
力される光を変調する下り用光変調器と、前記下り用光
変調器から出力される光信号を伝送する光ファイバと、
前記光ファイバから出力される光信号を電気信号に変換
する光電気変換器とを備え、前記下り用光変調器は、請
求項1または2記載の光変調装置であることを特徴とす
る。
ステムであって、請求項3記載の光無線伝送システムに
おいて、前記光電気変換器は、前記光ファイバから出力
される光信号を変換した電気信号を無線信号として空間
へ放出する平面アンテナをさらに有することを特徴とす
る。
ステムであって、下り用光信号を出力する下り用光源
と、前記下り用光源から出力される光を変調する下り用
光変調器と、上り用光信号を出力する上り用光源と、前
記下り用光変調器で変調された下り用光信号と前記上り
用光信号とを合波する光合波部と、前記光合波部から出
力される光信号を伝送する光ファイバと、前記光ファイ
バから出力される光信号を、前記下り用光信号と前記上
り用光信号とに分離する光分離部と、前記光分離部から
出力される下り用光信号を電気信号に変換する下り用光
電気変換部と、前記下り用光電気変換部から出力される
電気信号をアンテナ部へ送出し、前記アンテナ部から出
力される電気信号を上り用光変調器に出力するサーキュ
レータ部と、前記サーキュレータ部を介して、前記下り
用光電気変換部から出力された電気信号を無線信号とし
て空間へ放出し、入射する無線信号を受信し、前記サー
キュレータ部へ出力する前記アンテナ部と、前記サーキ
ュレータ部を介して前記アンテナ部から出力された電気
信号により、上り用光信号を変調する上り用光変調部
と、前記上り用光信号を伝送する光ファイバと、前記光
ファイバから出力される上り用光信号を電気信号に変換
する上り用光電気変換部と、前記局発信号を出力する局
発信号源とを備え、前記下り用光変調器は、請求項1ま
たは2記載の光変調装置であることを特徴とする。
ステムであって、請求項5記載の光無線伝送システムに
おいて、前記局発信号源から出力される局発信号を2分
岐する局発信号分岐部と、前記上り用光電気変換部から
出力される電気信号を、前記局発信号分岐部から出力さ
れる一方の局発信号を入力して、中間周波数帯の電気信
号に変換する周波数変換部とをさらに備え、前記局発信
号分岐部から出力される他方の局発信号を前記下り用光
変調器に入力することを特徴とする。
し、入力した前記光信号を変調し出力する光変調方法で
あって、前記光変調方法は、中間周波数帯の電気信号を
入力し、前記中間周波数帯の電気信号に第1のバイアス
電圧を印加する第1のドライバステップと、前記電気信
号を無線周波数帯に周波数変換するために用いる局発信
号を入力し、前記局発信号に第2のバイアス電圧を印加
する第2のドライバステップと、入力した前記光信号を
2分岐する2分岐ステップと、前記2分岐ステップで2
分岐された一方の光信号を前記第1のドライバステップ
から出力される電気信号により変調する第1の光変調ス
テップと、前記2分岐ステップで2分岐された他方の光
信号を前記第2のドライバステップから出力される電気
信号により変調する第2の光変調ステップとを有し、少
なくとも、前記第1のドライバステップで印加される第
1のバイアス電圧と前記第2のドライバ部で印加される
第2のバイアス電圧とは、前記第1及び第2の光変調ス
テップとでそれぞれ変調された光信号とが有するそれぞ
れの搬送波成分の位相が反転するように設定されること
を特徴とする。
あって、請求項7記載の光変調方法において、前記第1
及び第2の光変調ステップにおいてそれぞれ行われる変
調は、変調された光信号の周波数スペクトルが搬送波成
分と片側側帯波成分とを有し、かつ、第1の光変調ステ
ップで変調された光信号の有する片側側帯波成分と第2
の光変調ステップで変調された光信号の有する片側側帯
波成分とが上下反対に位置するように変調するSSB変
調であることを特徴とする。
実施の形態1の光変調方式を実現する光変調器の構成の
1例を示す。1はIF入力端子、2は局発入力端子、1
00は光変調部、110は並列光変調部、120−1、
2は第1及び第2の分岐部、130−1〜4は第1〜4
のドライバ部、140−1、2は第1及び第2の光変調
器、1はIF入力端子、2は局発入力端子、21から2
4は、第1〜第4の電極、11〜16は第1〜第6の光
導波部、31は光入力端子、32は光出力端子である。
を説明する。IF入力端子1及び局発入力端子2にそれ
ぞれIF信号及び局発信号を入力し、第1及び第2の分
岐部120−1、2へ供給する。第1及び第2の分岐部
120−1、2は、それぞれIF信号及び局発信号を位
相が直交するように分岐する。分岐されたIF信号は第
1及び第2のドライバ部130−1、2に、分岐された
局発信号は第3及び第4のドライバ部130−3、4に
それぞれ入力され、適切なレベルに調整されるとともに
バイアス電圧が加えられる。
〜4の電極21〜24において、第1〜4の光導波部1
1〜14の屈折率をそれぞれ変化させ、伝搬する光の位
相を変化させる。その結果、第1及び第2の光変調器1
40−1、2において、IF信号による強度変調と局発
信号による強度変調が行われる。ここで、光の位相が1
80°変化する電圧をVπとすると、各バイアス電圧値
は、第1または第2の光変調器140−1、2における
2つの光導波部(光導波部11と12、または13と1
4)におけるバイアス電圧値の差をVπ/2に設定す
る。このとき、第1及び第2の光変調器140−1、2
における変調は、片側側帯波がない光SSB変調とな
る。この様子を図2(a)、(b)に示す。図2(a)
は、第5の光導波部15における光スペクトルを示して
おり、光SSB変調により光搬送波と周波数がIF信号
周波数(ここではfIF)だけ離れた周波数に片側側帯
波が生じる。同様に、図2(b)は、第6の光導波部1
6における光スペクトルを示している。光搬送波と周波
数が局発信号周波数(ここではfLO)だけ離れた周波
数に片側側帯波が生じる。但し、IF信号の側帯波と局
発信号の側帯波とが、光搬送波に対して、上下逆に発生
するようにバイアス電圧を設定する。さらに、この2つ
の光信号を合波して出力する時、光搬送波の位相が18
0°異なるように設定する。その結果、図2(c)に示
すように、光信号スペクトルは搬送波成分が相殺され、
周波数間隔が(fIF+fLO)だけ離れた2つの側帯
波成分のみが残る。従って、この光信号が電気光変換さ
れる場合には、2つの側帯波成分のビート成分が電気信
号として取り出され、結果として周波数fIFのIF信
号が、周波数(fIF+fLO)のRF信号へ周波数変
換されることになる。また、2つの側帯波成分以外の光
信号成分はほとんど生じないため、光電気変換後の電気
信号には、所望のRF信号成分以外の不要波成分がほと
んど発生しない。
器140−1、2での変調方式として、SSB変調方式
について説明したが、比較的簡易な変調方式である光D
SB変調方式を用いても周波数変換機能が実現できる。
図3は、光DSB変調方式を用いた場合の光スペクトル
の様子を示す。図3(a)、(b)は、IF信号及び局
発信号により変調されたスペクトルであり、光搬送波の
両側に側帯波が生じる。この2つの光信号を光搬送波の
位相が180°異なるように設定して合波することによ
り、図3(c)に示すように、光信号スペクトルは搬送
波成分が相殺され、周波数間隔が(fIF+fLO)だ
け離れた側帯波成分のペアが2組残る。従って、この光
信号が電気光変換される場合には、2つの側帯波成分の
ビート成分が電気信号として取り出され、結果として周
波数fIFのIF信号が、周波数(fIF+fLO)の
RF信号へ周波数変換されることになる。
に構成された2つの光変調器にそれぞれIF信号と局発
信号を入力し、光変調を行い、お互いの光搬送波が相殺
するようにバイアス電圧を設定することにより、所望の
RF信号成分以外の不要波がほとんど発生しない周波数
変換を行える。その結果、電気的に周波数変換を行う場
合に必要となる不要波を除去するための帯域フィルタが
不要となる。
態2の光無線伝送システムの構成を示す。1はIF入力
端子、2は局発入力端子、401はセンター局、402
は無線基地局、410は下り用光源、100は光変調
部、420は光ファイバ、430は下り用光電気変換
部、440は下り用増幅部、450はアンテナ部であ
る。なお、前述の実施の形態と同一の動作を行う光変調
部には同一の番号を割り当て、ここでの説明は割愛す
る。
を説明する。センター局401において、IF入力端子
1及び局発入力端子2にそれぞれIF信号及び局発信号
が入力され、光変調部100に供給される。光変調部1
00では、下り用光源410から出力される光信号を、
IF信号及び局発信号により変調する。変調された光信
号は、光ファイバ420を介して無線基地局402内の
下り用光電気変換部430において光電気変換され、R
F信号が出力される。RF信号は、下り用増幅部440
で増幅された後、アンテナ部450から空間に放出され
る。実施の形態1で示した通り、光変調部100は、不
要波をほとんど発生せずに周波数変換を行うため、下り
用光電気変換部430から出力される無線信号には、ほ
とんど不要波が含まれないため、アンテナ部450から
空間へそのまま放出することが可能である。
の形態1で示した光変調部を使用し、無線基地局へ無線
信号を光伝送により供給することにより、光電気変換部
と増幅部のみで構成される小型で高品質な無線基地局を
提供できる。その結果、小型の無線基地局の設置許容度
が高まるため、柔軟な光無線伝送システムを実現でき
る。
態3の光無線伝送システムの構成を示す。401はセン
ター局、402は無線基地局、410は下り用光源、1
00は光変調部、510は光増幅部、420は光ファイ
バ、520はアンテナ一体光電気変換部である。なお、
前述の実施の形態と同一の動作を行うものには、同一の
番号を割り当て、ここでの説明は割愛する。
を説明する。センター局において、光変調部100で変
調された光信号は、光増幅部510で増幅された後、光
ファイバ420へ入力され、無線基地局402へ伝送さ
れる。無線基地局402においては、アンテナ一体光電
気変換部520において、光信号を電気信号に変換する
と同時に、アンテナから無線信号を空間へ放出する。実
施の形態2と同様に、光電気変換部430から出力され
る無線信号には、ほとんど不要波が含まれないため、ア
ンテナ部450から空間へそのまま放出することが可能
である。アンテナ一体光電気変換部520の一構成例と
しては、光電気変換を行うフォトダイオードと平面基板
上に作成可能なパッチアンテナを同一基板上に設置し、
フォトダイオードからの出力をパッチアンテナへ直結し
て電気信号を空間へ放出する構成とすれば、無線基地局
402の大幅な小型化が実現できる。
の形態1で示した光変調部を使用し、光信号の状態で増
幅して無線基地局へ信号を供給することによって、不要
波がほとんど含まれない、レベルの大きな信号が供給さ
れるため、光電気変換後に無線信号をそのままアンテナ
から放出することができ、光電気変換を行うフォトダイ
オードとアンテナを一体化することにより、無線基地局
の大幅な小型化が実現できる。
態4の光無線伝送システムの構成を示す。401はセン
ター局、402は無線基地局、410は下り用光源、1
00は光変調部、620は光合波部、420は光ファイ
バ、630は光分離部、430は下り用光電気変換部、
440は下り用増幅部、640はサーキュレータ部、4
50はアンテナ部、650は上り用増幅部、660は上
り用光変調部、670は上り用光電気変換部、680は
上り用周波数変換部、690は局発信号源である。な
お、前述の実施の形態と同一の動作を行うものには、同
一の番号を割り当て、ここでの説明は割愛する。
を説明する。センター局401において、IF入力端子
1及び局発入力端子2にそれぞれ下りIF信号及び局発
信号が入力され、光変調部100に供給される。光変調
部100では、下り用光源410から出力される下り用
光信号を、下りIF信号及び局発信号により変調する。
変調された下り用光信号は、上り用光源610から出力
される上り用光信号と光合波部620において合波され
た後、光ファイバ420に入力され、無線基地局402
へ伝送される。無線基地局402においては、光分離部
630において、下り用光信号と上り用光信号が分離さ
れる。上り用光信号は上り用光変調部660に入力され
る。また、下り用光信号は下り用光電気変換部430に
おいて電気信号に変換され、下り用増幅部440で増幅
された後、サーキュレータ部640を介して、アンテナ
部450から空間へ放射される。
信号は、サーキュレータ部640を介して上り用増幅部
650へ入力され、増幅された後上り用光変調部650
において、上り用光信号を変調する。変調された上り用
光信号は、光ファイバ420に入射され、センター局4
01へ伝送される。上り用光電気変換部670におい
て、光信号は電気信号に変換され、上り用周波数変換部
680において、局発信号源690から出力される局発
信号を用いて、上りIF信号に周波数変換される。
光信号を下り用光信号に多重して伝送し、無線基地局に
おいて上り用光信号を分離し、アンテナ部で受信した無
線信号により変調し、再び光伝送することによって、無
線信号周波数からIF信号周波数への周波数変換をセン
ター局側で行うことができ、無線基地局の小型化を実現
できる。
接続した光変調器を使用して、光学的に周波数変換を行
うことにより、電気的に周波数変換を行う必要がない。
さらに、所望のRF信号成分以外の不要波がほとんど発
生しないため、電気的に周波数変換を行う場合に必要と
なる不要波を除去するための帯域フィルタが不要とな
り、光電気変換器からの出力を直接アンテナから放射す
ることが可能となる。従って、無線基地局の小型化、低
コスト化を実現できる。
号とも比較的高い周波数に設定することが可能であり、
周波数変換後に所望信号と不要波の周波数間隔が比較的
広くなるため、不要波の除去を行うための帯域フィルタ
を容易に実現できる。
して伝送し、無線基地局で光分離して上り用光信号をア
ンテナで受信した無線信号で変調することにより、無線
基地局設備を簡略化でき、小型の無線基地局を提供でき
る。
用光電気変換部に接続された周波数変換部における周波
数変換で使用する局発信号を共用することによって、局
発信号源が1台で済む。
図
力される光スペクトル例を示す図
力される光スペクトルの他の例を示す図
テムの構成図
テムの構成図
テムの構成図
Claims (8)
- 【請求項1】 光信号を入力し、入力した前記光信号を
変調し出力する光変調装置であって、 前記光変調装置は、 中間周波数帯の電気信号を入力し、前記中間周波数帯の
電気信号に第1のバイアス電圧を印加する第1のドライ
バ部と、 前記電気信号を無線周波数帯に周波数変換するために用
いる局発信号を入力し、前記局発信号に第2のバイアス
電圧を印加する第2のドライバ部と、 入力した前記光信号を2分岐する2分岐部と、 前記2分岐部で2分岐された一方の光信号を前記第1の
ドライバ部から出力される電気信号により変調する第1
の光変調部と、 前記2分岐部で2分岐された他方の光信号を前記第2の
ドライバ部から出力される電気信号により変調する第2
の光変調部とを有し、 少なくとも、前記第1のドライバ部で印加される第1の
バイアス電圧と前記第2のドライバ部で印加される第2
のバイアス電圧とは、前記第1及び第2の変調部とでそ
れぞれ変調された光信号とが有するそれぞれの搬送波成
分の位相が反転するように設定されることを特徴とする
光変調装置。 - 【請求項2】 前記第1及び第2の光変調部においてそ
れぞれ行われる変調は、変調された光信号の周波数スペ
クトルが搬送波成分と片側側帯波成分とを有し、かつ、
第1の光変調部で変調された光信号の有する片側側帯波
成分と第2の光変調部で変調された光信号の有する片側
側帯波成分とが上下反対に位置するように変調するSS
B変調であることを特徴とする請求項1記載の光変調装
置。 - 【請求項3】 下り用光源と、 前記下り用光源から出力される光を変調する下り用光変
調器と、 前記下り用光変調器から出力される光信号を伝送する光
ファイバと、 前記光ファイバから出力される光信号を電気信号に変換
する光電気変換器とを備え、 前記下り用光変調器は、請求項1または2記載の光変調
装置であることを特徴とする光無線伝送システム。 - 【請求項4】 前記光電気変換器は、前記光ファイバか
ら出力される光信号を変換した電気信号を無線信号とし
て空間へ放出する平面アンテナをさらに有することを特
徴とする請求項3記載の光無線伝送システム。 - 【請求項5】 下り用光信号を出力する下り用光源と、 前記下り用光源から出力される光を変調する下り用光変
調器と、 上り用光信号を出力する上り用光源と、 前記下り用光変調器で変調された下り用光信号と前記上
り用光信号とを合波する光合波部と、 前記光合波部から出力される光信号を伝送する光ファイ
バと、 前記光ファイバから出力される光信号を、前記下り用光
信号と前記上り用光信号とに分離する光分離部と、 前記光分離部から出力される下り用光信号を電気信号に
変換する下り用光電気変換部と、 前記下り用光電気変換部から出力される電気信号をアン
テナ部へ送出し、前記アンテナ部から出力される電気信
号を上り用光変調器に出力するサーキュレータ部と、 前記サーキュレータ部を介して、前記下り用光電気変換
部から出力された電気信号を無線信号として空間へ放出
し、入射する無線信号を受信し、前記サーキュレータ部
へ出力する前記アンテナ部と、 前記サーキュレータ部を介して前記アンテナ部から出力
された電気信号により、上り用光信号を変調する上り用
光変調部と、 前記上り用光信号を伝送する光ファイバと、 前記光ファイバから出力される上り用光信号を電気信号
に変換する上り用光電気変換部と、 前記局発信号を出力する局発信号源とを備え、 前記下り用光変調器は、請求項1または2記載の光変調
装置であることを特徴とする光無線伝送システム。 - 【請求項6】 前記光無線伝送システムは、 前記局発信号源から出力される局発信号を2分岐する局
発信号分岐部と、 前記上り用光電気変換部から出力される電気信号を、前
記局発信号分岐部から出力される一方の局発信号を入力
して、中間周波数帯の電気信号に変換する周波数変換部
とをさらに備え、 前記局発信号分岐部から出力される他方の局発信号を前
記下り用光変調器に入力することを特徴とする請求項5
記載の光無線伝送システム。 - 【請求項7】 光信号を入力し、入力した前記光信号を
変調し出力する光変調方法であって、 前記光変調方法は、 中間周波数帯の電気信号を入力し、前記中間周波数帯の
電気信号に第1のバイアス電圧を印加する第1のドライ
バステップと、 前記電気信号を無線周波数帯に周波数変換するために用
いる局発信号を入力し、前記局発信号に第2のバイアス
電圧を印加する第2のドライバステップと、 入力した前記光信号を2分岐する2分岐ステップと、 前記2分岐ステップで2分岐された一方の光信号を前記
第1のドライバステップから出力される電気信号により
変調する第1の光変調ステップと、 前記2分岐ステップで2分岐された他方の光信号を前記
第2のドライバステップから出力される電気信号により
変調する第2の光変調ステップとを有し、 少なくとも、前記第1のドライバステップで印加される
第1のバイアス電圧と前記第2のドライバ部で印加され
る第2のバイアス電圧とは、前記第1及び第2の光変調
ステップとでそれぞれ変調された光信号とが有するそれ
ぞれの搬送波成分の位相が反転するように設定されるこ
とを特徴とする光変調方法。 - 【請求項8】 前記第1及び第2の光変調ステップにお
いてそれぞれ行われる変調は、変調された光信号の周波
数スペクトルが搬送波成分と片側側帯波成分とを有し、
かつ、第1の光変調ステップで変調された光信号の有す
る片側側帯波成分と第2の光変調ステップで変調された
光信号の有する片側側帯波成分とが上下反対に位置する
ように変調するSSB変調であることを特徴とする請求
項7記載の光変調方法。
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