JP2002340345A - 電気コンロ - Google Patents
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- A47J37/0709—Roasting devices for outdoor use; Barbecues with horizontal fire box with electric heating elements
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24C—DOMESTIC STOVES OR RANGES ; DETAILS OF DOMESTIC STOVES OR RANGES, OF GENERAL APPLICATION
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Abstract
つ、小型化が図られ、一般家庭でも調理用に気軽に使え
る電気コンロを提供する。 【解決手段】 電気コンロ10は、支持プレート12,
14を含む。支持プレート12,14間には、鏡面部1
6,18が対向配置される。鏡面部16,18の内側に
は、被加熱体52の直下から外れたところに電熱要素3
6,38が配置される。鏡面部16,18は、電熱要素
の付近に一方の焦点を有し、電熱要素36,38から輻
射された熱線を被加熱体52の下側に照射し加熱する。
Description
し、特に、輻射熱により被加熱体を加熱するもので、例
えば魚および肉その他の食材等を調理するのに用いられ
る、電気コンロに関する。
では、ヒータ等の加熱手段を被加熱物の直下に配設し、
輻射熱と対流熱により被加熱物を加熱しているものがあ
った。このような電気コンロを含む調理用加熱器具で
は、例えば金網や金格子の上に魚および肉などを載せて
焼く調理を行った場合、魚および肉より出る肉汁・油等
の汚染物がヒータ等の高温部に落下し、該汚染落下物が
燃えるときに、多量の煙を発生するものであった。ま
た、この発生した煙の排出を抑えるために、従来の電気
コンロには、電気コンロの上側の周縁部に空気吸入口を
配設し、該空気吸入口から空気と共に煙を吸い込んで屋
外に排出するもの、あるいは、フィルタで煙を除去する
装置を配設したものも見うけられる。一方、近年の集合
住宅では、安全性の為に各住居内にガスを配管供給せず
電気のみで暖房や調理を行う住宅が増加している。
うな住宅では、防災の関係上、煙感知器を設けている場
合が多くあるため、煙の発生を伴う調理に、ヒータ等の
加熱手段を被加熱物の直下に配設した従来の電気コンロ
を用いるのは、極めて不向きなものであった。また、煙
を屋外に排出する空気吸入口を設けた電気コンロ、ある
いは、フィルタ等で煙を除去する装置を設けた電気コン
ロでは、煙の排出を抑えられても、電気コンロ自体の構
造が複雑で大型のものとなり、小型化を図ることが困難
であった。そのため、このような従来の電気コンロは、
業務用ならともかく、一般家庭で使用するには不向きな
ものである。
の発生自体を極力抑えることができ、且つ、小型化が図
られ、一般家庭でも調理用に気軽に使える電気コンロを
提供することである。
明は、被加熱体の直下から外れたところに配設される電
熱要素と、電熱要素の付近に一方の焦点を有し、電熱要
素から輻射された熱線を被加熱体の下側に集熱する鏡面
部とを含む、電気コンロである。請求項2にかかる本願
発明は、請求項1にかかる発明に従属するものであっ
て、鏡面部は、部分楕円柱面部を含む、電気コンロであ
る。請求項3にかかる本願発明は、請求項1にかかる発
明に従属するものであって、前記鏡面部は、電熱要素の
付近に一方の焦点を有し、電熱要素から輻射された熱線
を被加熱体の下側に集熱する第1の部分楕円柱面部と、
電熱要素の付近に一方の焦点を有し、もう一方の焦点を
対向する第1の部分楕円柱面部の焦点付近に有する第2
の部分楕円柱面部とを含み、電熱要素から輻射され、被
加熱体に照射されない熱線の一部は、第2の部分楕円柱
面部により、第1の部分楕円柱面部の焦点に集められ
る、電気コンロである。請求項4にかかる本願発明は、
請求項3にかかる発明に従属するものであって、第1の
部分楕円柱面部の表面に形成される酸化促進用触媒皮膜
をさらに含む、電気コンロである。請求項5にかかる本
願発明は、被加熱体の直下から外れたところに被加熱体
を囲むように配設される円弧状の電熱要素と、電熱要素
の付近に一方の焦点を有し、電熱要素から輻射された熱
線を被加熱体の下側に集熱する鏡面部とを含む、電気コ
ンロである。請求項6にかかる本願発明は、請求項5に
かかる発明に従属するものであって、鏡面部は、部分楕
円回転体部を含む、電気コンロである。請求項7にかか
る本願発明は、請求項5にかかる発明に従属するもので
あって、前記鏡面部は、電熱要素の付近に一方の焦点を
有し、電熱要素から輻射された熱線を被加熱体の下側に
集熱する第1の部分楕円回転体部と、電熱要素の付近に
一方の焦点を有し、もう一方の焦点を第1の部分楕円回
転体部の対向する焦点付近に有する第2の部分楕円回転
体部とを含み、電熱要素から輻射され、被加熱体に照射
されない熱線の一部を、第2の部分楕円回転体部によ
り、第1の部分楕円回転体部の対向する焦点に集められ
る、電気コンロである。請求項8にかかる本願発明は、
請求項7にかかる発明に従属するものであって、第1の
部分楕円回転体部の表面に形成される酸化促進用触媒皮
膜をさらに含む、電気コンロである。
は、被加熱部の直下から外れたところに電熱要素が配設
されるため、例えば被加熱部に魚や肉等の被加熱物が配
置された場合、肉汁や油分等の被加熱物の汚染物が電熱
要素に付着する恐れがほとんどない。そのため、電熱要
素に付着した汚染物の燃焼による煙の発生が極力抑えら
れる。また、請求項1および請求項2にかかる電気コン
ロでは、それぞれ、電熱要素から鏡面部ないし部分楕円
柱面部に照射され反射される熱線は、該鏡面部ないし部
分楕円柱面部の焦点に集熱した後、被加熱部の下側に当
たる。さらに、請求項3にかかる電気コンロでは、電熱
要素から輻射され、被加熱部に照射されない熱線の一部
が、第2の部分楕円柱面部により対向する第1の部分楕
円柱面部の焦点に集められ、被加熱部に照射される。請
求項4にかかる電気コンロでは、第1の部分楕円柱面部
の表面に酸化促進用触媒皮膜が形成されるため、例えば
被加熱部に魚や肉等の被加熱物が配置された場合、肉汁
や油分等の被加熱物の汚染物が、該第1の部分楕円柱面
部の表面に付着しても、付着した汚染物は、酸化促進用
触媒皮膜によって酸化される。そのため、該第1の部分
楕円柱面部は、その表面の劣化が防止され、牽いては、
反射効率の低下が防止される。請求項5および請求項6
にかかる電気コンロでは、被加熱部の直下から外れたと
ころに電熱要素が配設されるため、例えば被加熱部に魚
や肉等の被加熱物が配置された場合、肉汁や油分等の被
加熱物の汚染物が電熱要素に付着する恐れがほとんどな
い。そのため、電熱要素に付着した汚染物の燃焼による
煙の発生が極力抑えられる。また、請求項5および請求
項6にかかる電気コンロでは、それぞれ、電熱要素から
鏡面部ないし部分楕円回転体部に照射され反射される熱
線は、該鏡面部ないし部分楕円回転体部の焦点に集熱し
た後、被加熱部の下側に当たる。さらに、請求項7にか
かる電気コンロでは、電熱要素から輻射され、被加熱部
に照射されない熱線の一部が、第2の部分楕円回転体部
により第1の部分楕円回転体部の対向する焦点に集めら
れ、被加熱部に照射される。請求項8にかかる電気コン
ロでは、第1の部分楕円回転体部の表面に酸化促進用触
媒皮膜が形成されるため、例えば被加熱部に魚や肉等の
被加熱物が配置された場合、肉汁や油分等の被加熱物の
汚染物が、該第1の部分楕円回転体部の表面に付着して
も、付着した汚染物は、酸化促進用触媒皮膜によって酸
化される。そのため、該第1の部分楕円回転体部は、そ
の表面の劣化が防止され、牽いては、反射効率の低下が
防止される。
徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施
の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図であり、図2は、図1の線II−IIにおける断面図
解図である。本実施例にかかる電気コンロ10は、支持
プレート12および14を含む。支持プレート12およ
び14は、金属等で同形同大に形成される。本実施例で
は、支持プレート12および14は、それぞれ、たとえ
ば矩形状に形成される。支持プレート12および14
は、所定の間隔を隔てて平行に対向配置される。
持プレート12,14の長さ方向に所定の間隔を隔て
て、2つの鏡面部16および18が配置される。この場
合、2つの鏡面部16および18は、後述するように、
たとえば図3に示す楕円柱面Bの短軸で構成される面に
関して、面対称に対向配置される。
を有するので、一方の鏡面部16についてのみ詳細に説
明し、他方の鏡面部18の詳細な説明については割愛す
る。鏡面部16は、焦点F1aおよび焦点F1bを有す
る第1の部分楕円柱面部20と、焦点F2aおよび焦点
F2bを有する第2の部分楕円柱面部22とを含む。第
1の部分楕円柱面部20および第2の部分楕円柱面部2
2は、それぞれ、楕円柱面の一部分の面で構成される。
すなわち、第1の部分楕円柱面部20は、たとえば図3
に示すように、楕円柱面Aの一部分の曲面aで構成さ
れ、第2の部分楕円柱面部22は、楕円柱面Bの一部分
の曲面bで構成されるものである。
および第2の部分楕円柱面部22は、ステンレス等の金
属材料で一体的に形成され、この場合、たとえばステン
レン板を板金作業等で折り曲げ加工されることにより形
成される。
面部および第2の部分楕円柱面部は、一体的に形成され
てもよく、また、別々に形成された第1の部分楕円柱面
部および第2の部分楕円柱面部を適宜な接続手段で接続
してもよい。さらに、第1の部分楕円柱面部および第2
の部分楕円柱面部としては、たとえば銅板あるいは鉄板
の表面にめっき等の方法により鏡面処理が施されたもの
を適宜用いてもよい。
焦点F3bを有する第1の部分楕円柱面部24と、焦点
F2aおよび焦点F2bを有する第2の部分楕円柱面部
26とで形成される。本実施例では、図3に示すよう
に、鏡面部16および18が楕円柱面Bの短軸で構成さ
れる面に関して面対称に対向配置されるため、焦点F1
aと焦点F2aとが同じ線上に位置し、焦点F2bと焦
点F3aとが同じ線上に位置するものである。
により、支持プレート12および14に取付けられる。
本実施例では、たとえば図4(A),図4(B),図4
(C)に示すように、鏡面部16および18の端面の所
々に、舌片等からなる複数の突出部28が配設される。
また、支持プレート12および14は、該突出部28の
位置に対応して配置されるスリット孔30を有する。そ
して、突出部28がスリット孔30に挿通され、突出部
28が変形されることによって、鏡面部16および18
は、支持プレート12および14にそれぞれ取付けられ
る。
図5に示すように、支持プレート12および14は、小
ねじ,ボルト,ピン等の固着手段32によって、ねじ止
めすることも適宜可能である。この場合、鏡面部16お
よび18の端部を折り曲げてなる取付片34と支持プレ
ート12および14の所定の部位とが、固着手段32に
より固着される。
10は、さらに、電熱要素として、たとえば2つのシー
ズヒータ36および38を含む。シーズヒータ36およ
び38は、それぞれ、鏡面部16および18の内面側に
配設される。シーズヒータ36および38等の電熱要素
は、後述する被加熱体の直下から外れた両側に配設され
る。この場合、シーズヒータ36は、第1の部分楕円柱
面部20の焦点F1a近傍に配設され、シーズヒータ3
8は、第1の部分楕円柱面部24の焦点F3a近傍に配
設される。すなわち、第1の部分楕円柱面部20および
24は、支持プレート12および14間で、該支持プレ
ート12および14の長さ方向の両側に配置される。
図6(A),図6(B)に示すように、ばね性を有する
金属カラー等の抜け止め保持手段40により、支持プレ
ート12および14に保持される。この場合、保持手段
40は、図6(A)に示すように、支持プレート12お
よび14の外面側から取着するようにしてもよく、ま
た、図6(B)に示すように、たとえば一方の支持プレ
ート12の内面側および外面側の両方から取着するよう
にしてもよい。
び38以外にも、たとえば遠赤外線を多く放射する炭化
珪素ヒータ42等のセラミックヒータを用いてもよい。
この場合、炭化珪素ヒータ42は、導電性を有するの
で、たとえば図7に示すように、つば付きセラミックカ
ラー44により絶縁支持し、且つ、ばね性を有する金属
カラー等の抜け止め保持手段46により、支持プレート
12および14に保持される。シーズヒータ36および
38は、低電力用として用いられ、炭化珪素ヒータ42
は、高電力用として用いられる。なお、電熱要素には、
セラミックヒータ以外の遠赤外線ヒータも適宜用いられ
得る。
10では、さらに、鏡面部16および18において、そ
れぞれ、第1の部分楕円柱面部20および24の内周面
に、白金および酸化チタン等の酸化促進用触媒皮膜48
が形成される。
10では、支持プレート12および14間に、たとえば
金網ないし金格子等の受け部材50が載置される。そし
て、受け部材50の上には、被加熱体として、肉および
魚等の被調理物52が載置される。この電気コンロ10
では、被調理物52の直下から十分離れて置かれた熱線
を多く発生するシーズヒータ36,38には被調理物5
2から出た肉汁,油分等の汚染物が付着することが殆ど
無く、煙の発生も極力抑えられる。
0では、特に、たとえば図2に示すように、シーズヒー
タ36,38から輻射された熱線の大半が、被調理物5
2、鏡面部16,18の第1の部分楕円柱面部20,2
4、鏡面部16,18の第2の部分楕円柱面部22,2
6に照射される。シーズヒータ36,38から該第1の
部分楕円柱面部20,24に照射され反射した熱線は、
受け部材50の下方の焦点に集熱した後、被調理物52
に当たる。なお、図2では、シーズヒータ36,38か
ら放射される熱線の反射状態が、主として、鏡面部16
を中心に図示されているが、これは便宜上、単に、見や
すくするためであり、実際には、鏡面部18においても
同様に、熱線の反射状態が発生するものである。
け部材50の下側に照射されない熱線の一部は、鏡面部
16,18の第2の部分楕円柱面部22,26に照射さ
れ反射される。該反射した熱線は、対向配置された鏡面
部16,18の第1の部分楕円柱面部20,24で反射
され、受け部材50の下側に照射される。この場合、鏡
面部16,18の第2の部分楕円柱面部22,26から
反射された熱線は、鏡面部16,18の第1の部分楕円
柱面部20,24の焦点に集められた後、受け部材50
の下側に照射される。
円柱面部20,24は、被加熱体を加熱するための加熱
用としての機能を有し、鏡面部16,18の第2の部分
楕円柱面部22,26は、シーズヒータ36,38等の
電熱要素から輻射された熱線を効率良く被加熱体に照射
するための効率改善用としての機能を有する。
た被調理物52より飛び出る肉汁および油分等の汚染物
が、該第1の部分楕円柱面部20および24の表面に付
着したとしても、酸化促進用触媒皮膜48によって酸化
されるため、該第1の部分楕円柱面部20および24の
反射効率が低下することを防止できる。
図解図であり、図9は、図8の線IX−IXにおける断
面図解図である。図8,図9に示す実施例は、上述した
図1,図2の実施例と比べて、特に、上記酸化促進用触
媒皮膜48の代わりに、汚染防止部材54が配置されて
いる点で相違する。すなわち、汚染防止部材54は、鏡
面部16,18の第1の部分楕円柱面部20,24の一
端部と、鏡面部16,18の第2の部分楕円柱面部2
2,26の一端部との間に配設される。汚染防止部材5
4は、熱線通過効率が高く、且つ、耐熱性にすぐれたた
とえば矩形状の耐熱ガラスで形成される。汚染防止部材
54は、シーズヒータ36,38等の電熱要素の周囲お
よび鏡面部16,18の内側面に上記汚染物が侵入して
付着することを防止できる。
や肉を焼く調理の時に発生する煙の発生それ自体を極力
抑えることにより、煙の回収装置が不要となり一般の家
庭でも手軽に使うことができる。そのため、煙を発生さ
せることなく焼肉や焼魚の調理が可能となる。この場
合、座敷等の従来のように換気装置が整った場所以外で
も調理が可能となる。さらに、電熱要素として、たとえ
ば炭化珪素ヒータを用いた場合には、熱線に多くの遠赤
外線を含むので、調理食材内部まで加熱する事ができ、
内部の水分を保ったまま表面を適度に焦がす調理も可能
となる。
分楕円面柱部に代えて、たとえば方物柱面の一部分で構
成される部分方物柱面部を用いても良い。
示す斜視図解図であり、図11は、図10の線XI−X
Iにおける断面図解図である。本実施例にかかる電気コ
ンロ100は、X−X軸を中心軸とした回転体鏡面部1
16が配置される。この場合、回転体鏡面部116の回
転軸は、たとえば図12に示すように、後述する回転体
楕円面Bの回転軸と同一である。
転体部として、焦点F11aおよび焦点F11bを有す
る第1の部分楕円回転体面部120と、第2の部分楕円
回転体部として、焦点F12aおよび焦点F12bを有
する第2の部分楕円回転体面部122とを含む。第1の
部分楕円回転体面部120および第2の部分楕円回転体
面部122は、それぞれ、回転楕円面の一部分の面で構
成される。すなわち、第1の部分楕円回転体面部120
は、たとえば図12に示すように、部分楕円回転体面部
A´の一部分の曲面a´で構成され、第2の部分楕円回
転体面部122は、楕円回転体面B´の一部分の曲面b
´で構成されるものである。
120および第2の部分楕円回転体面部122は、ステ
ンレス等の金属材料で作られ、最大外径部で上下に2分
割し形成され、この場合、たとえばステンレン板をヘラ
加工や深絞り加工されることにより形成される。さら
に、第1の部分楕円回転体面部120および第2の部分
楕円回転体面部122としては、たとえば銅版あるいは
鉄板の表面にめっき等の方法により鏡面処理が施された
ものを適宜用いてもよい。
ンロ100は、さらに、円環状の電熱要素として、たと
えばシーズヒータ136を含む。シーズヒータ136は
回転体鏡面部116の内面側に配設される。シーズヒー
タ136等の円環状の電熱要素は、後述する被加熱体の
直下から外れ配設される。この場合、シーズヒータ13
6は、第1の部分楕円回転体面部120の焦点F11a
近傍に配設される。すなわち、第1の部分楕円回転体面
部120は、シーズヒータ136を取囲むように配置さ
れる。
外にも、たとえば遠赤外線を多く放射する炭化珪素ヒー
タ142等のセラミックヒータを用いてもよい。なお、
電熱要素には、セラミックヒータ以外の遠赤外線ヒータ
も適宜用いられ得る。
ンロ100では、さらに、回転体鏡面部116におい
て、第1の部分楕円回転体面部120の内周面に、白金
および酸化チタン等の酸化促進用触媒皮膜148が形成
される。
ンロ100では、回転体鏡面部116の上方に、たとえ
ば金網ないし金格子等の受け部材150が載置される。
そして、受け部材150の上には、被加熱体として、肉
および魚等の被調理物152が載置される。この電気コ
ンロ100では、被調理物152の直下から十分離れて
置かれた熱線を多く発生するシーズヒータ136には被
調理物152から出た肉汁,油分等の汚染物が付着する
ことが殆ど無く、煙の発生も極力抑えられる。
00では、特に、たとえば図11に示すように、シーズ
ヒータ136から輻射された熱線の大半が、被調理物1
52、回転体鏡面部116の第1の部分楕円回転体面部
120、回転体鏡面部116の第2の部分楕円回転体面
部122に照射される。シーズヒータ136から該第1
の部分楕円回転体面部120に照射され反射した熱線
は、受け部材150の下方の焦点に集熱した後、被調理
物152に当たる。なお、図11では、シーズヒータ1
36から放射される熱線の反射状態が、主として、回転
体鏡面部116の一方を中心に図示されているが、これ
は便宜上、単に、見やすくするためであり、実際には、
回転体鏡面部116の反対側においても同様に、熱線の
反射状態が発生するものである。
材150の下側に照射されない熱線の一部は、回転体鏡
面部116の第2の部分楕円回転体面部122に照射さ
れ反射される。該反射した熱線は、回転体鏡面部116
の対向する第1の部分楕円回転体面部120で反射さ
れ、受け部材150の下側に照射される。
楕円回転体面部120は、被加熱体を加熱するための加
熱用としての機能を有し、回転体鏡面部116の第2の
部分楕円回転体面部122は、シーズヒータ136等の
電熱要素から輻射された熱線を効率良く被加熱体に照射
するための効率改善用としての機能を有する。
れた被調理物152より飛び出る肉汁および油分等の汚
染物が、該第1の部分楕円回転体面部120の表面に付
着したとしても、酸化促進用触媒皮膜148によって酸
化されるため、該第1の部分楕円回転体面部120の反
射効率が低下することを防止できる。
示す斜視図解図であり、図14は、図13の線XIV−
XIVにおける断面図解図である。図13,図14に示
す実施例は、上述した図10,図11の実施例と比べ
て、特に、上記酸化促進用触媒皮膜148の代わりに、
汚染防止部材154が配置されている点で相違する。す
なわち、汚染防止部材154は、回転体鏡面部116の
第1の部分楕円回転体面部120の一端部と、回転体鏡
面部116の第2の部分楕円回転体面部122の一端部
との間に配設される。汚染防止部材154は、熱線通過
効率が高く、且つ、耐熱性にすぐれたたとえば円筒状の
耐熱ガラスで形成される。汚染防止部材154は、シー
ズヒータ136等の電熱要素の周囲および回転体鏡面部
116の内側面に上記汚染物が侵入して付着することを
防止できる。
魚や肉を焼く調理の時に発生する煙の発生それ自体を極
力抑えることにより、煙の回収装置が不要となり一般の
家庭でも手軽に使うことができる。そのため、煙を発生
させることなく焼肉や焼魚の調理が可能となる。この場
合、座敷等の従来のように換気装置が整った場所以外で
も調理が可能となる。さらに、電熱要素として、たとえ
ば炭化珪素ヒータを用いた場合には、熱線に多くの遠赤
外線を含むので、調理食材内部まで加熱する事ができ、
内部の水分を保ったまま表面を適度に焦がす調理も可能
となる。
分楕円回転体面部に代えて、たとえば方物回転体面の一
部分で構成される部分方物回転体面部を用いても良い。
抑えることができ、且つ、小型化が図られ、一般家庭で
も調理用に気軽に使える電気コンロが得られる。
る。
部の第1の部分楕円柱面部および第2の部分楕円柱面部
の焦点の配置を示す断面図解図である。
示す要部図解図であって、図4(A)はその要部正面図
解図であり、図4(B)はその要部断面図解図であり、
図4(C)はその要部平面図解図である。
を示す要部断面図解図である。
取付け状態の一例を示す要部断面図解図であって、図6
(B)はその他の例を示す要部断面図解図である。
の一例を示す要部断面図解図である。
る。
る。
図である。
ある。
る回転体鏡面部の第1の部分楕円回転体面部および第2
の部分楕円回転体面部の焦点の配置を示す断面図解図で
ある。
図である。
図である。
部の焦点 F2a,F2b 第2の部分楕円柱面部の焦点 A,B 楕円柱面 A´,B´ 楕円回転体面部 a,b 楕円柱面の一部分の曲面 a´,b´ 楕円回転体面部の一部分の曲面 116 回転体鏡面部 120 第1の部分楕円回転体面部 122 第2の部分楕円回転体面部 F11a,F11b 第1の部分楕円回転体面部の焦点 F12a,F12b 第2の部分楕円回転体面部の焦点 142 炭化珪素ヒーター
Claims (8)
- 【請求項1】 被加熱体の直下から外れたところに配設
される電熱要素、および前記電熱要素の付近に一方の焦
点を有し、前記電熱要素から輻射された熱線を前記被加
熱体の下側に集熱する鏡面部を含む、電気コンロ。 - 【請求項2】 前記鏡面部は、部分楕円柱面部を含む、
請求項1に記載の電気コンロ。 - 【請求項3】 前記鏡面部は、前記電熱要素の付近に一
方の焦点を有し、前記電熱要素から輻射された熱線を前
記被加熱体の下側に集熱する第1の部分楕円柱面部、お
よび前記電熱要素の付近に一方の焦点を有し、もう一方
の焦点を対向する前記第1の部分楕円柱面部の焦点付近
に有する第2の部分楕円柱面部を含み、 前記電熱要素から輻射され、前記被加熱体に照射されな
い熱線の一部は、前記第2の部分楕円柱面部により、前
記第1の部分楕円柱面部の焦点に集められる、請求項1
に記載の電気コンロ。 - 【請求項4】 前記第1の部分楕円柱面部の表面に形成
される酸化促進用触媒皮膜をさらに含む、請求項3に記
載の電気コンロ。 - 【請求項5】 被加熱体の直下から外れたところに被加
熱体を囲むように配設される円弧状の電熱要素、および
前記電熱要素の付近に一方の焦点を有し、前記電熱要素
から輻射された熱線を前記被加熱体の下側に集熱する鏡
面部を含む、電気コンロ。 - 【請求項6】 前記鏡面部は、部分楕円回転体部を含
む、請求項5に記載の電気コンロ。 - 【請求項7】 前記鏡面部は、 前記電熱要素の付近に一方の焦点を有し、前記電熱要素
から輻射された熱線を前記被加熱体の下側に集熱する第
1の部分楕円回転体部、および前記電熱要素の付近に一
方の焦点を有し、もう一方の焦点を前記第1の部分楕円
回転体部の対向する焦点付近に有する第2の部分楕円回
転体部を含み、 前記電熱要素から輻射され、前記被加熱体に照射されな
い熱線の一部を、前記第2の部分楕円回転体部により、
前記第1の部分楕円回転体部の対向する焦点に集められ
る、請求項5に記載の電気コンロ。 - 【請求項8】 前記第1の部分楕円回転体部の表面に形
成される酸化促進用触媒皮膜をさらに含む、請求項7に
記載の電気コンロ。
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