JP3547426B2 - 電気コンロ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本願発明は、電気コンロに関し、特に、輻射熱により被加熱体を加熱するもので、例えば魚および肉その他の食材等を調理するのに用いられる、電気コンロに関する。
【0002】
【従来の技術】
本願発明の背景となる従来の電気コンロでは、ヒータ等の加熱手段を被加熱物の直下に配設し、輻射熱と対流熱により被加熱物を加熱しているものがあった。このような電気コンロを含む調理用加熱器具では、例えば金網や金格子の上に魚および肉などを載せて焼く調理を行った場合、魚および肉より出る肉汁・油等の汚染物がヒータ等の高温部に落下し、該汚染落下物が燃えるときに、多量の煙を発生するものであった。
また、この発生した煙の排出を抑えるために、従来の電気コンロには、電気コンロの上側の周縁部に空気吸入口を配設し、該空気吸入口から空気と共に煙を吸い込んで屋外に排出するもの、あるいは、フィルタで煙を除去する装置を配設したものも見うけられる。
一方、近年の集合住宅では、安全性の為に各住居内にガスを配管供給せず電気のみで暖房や調理を行う住宅が増加している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような住宅では、防災の関係上、煙感知器を設けている場合が多くあるため、煙の発生を伴う調理に、ヒータ等の加熱手段を被加熱物の直下に配設した従来の電気コンロを用いるのは、極めて不向きなものであった。
また、煙を屋外に排出する空気吸入口を設けた電気コンロ、あるいは、フィルタ等で煙を除去する装置を設けた電気コンロでは、煙の排出を抑えられても、電気コンロ自体の構造が複雑で大型のものとなり、小型化を図ることが困難であった。そのため、このような従来の電気コンロは、業務用ならともかく、一般家庭で使用するには不向きなものである。
【0004】
それゆえに、本願発明の主たる目的は、煙の発生自体を極力抑えることができ、且つ、小型化が図られ、一般家庭でも調理用に気軽に使える電気コンロを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1にかかる本願発明は、被加熱体の直下から外れたところに配設される電熱要素と、電熱要素の付近に一方の焦点を有し、電熱要素から輻射された熱線を被加熱体の下側に集熱する鏡面部とを含み、鏡面部は、電熱要素の付近に一方の焦点を有し、電熱要素から輻射された熱線を被加熱体の下側に集熱する第1の部分楕円柱面部と、電熱要素の付近に一方の焦点を有し、もう一方の焦点を対向する第1の部分楕円柱面部の焦点付近に有する第2の部分楕円柱面部とを含み、電熱要素から輻射され、被加熱体に照射されない熱線の一部は、第2の部分楕円柱面部により、第1の部分楕円柱面部の焦点に集められる、電気コンロである。
請求項2にかかる本願発明は、請求項1にかかる発明に従属するものであって、第1の部分楕円柱面部の表面に形成される酸化促進用触媒皮膜をさらに含む、電気コンロである。
請求項3にかかる本願発明は、被加熱体の直下から外れたところに被加熱体を囲むように配設される円弧状の電熱要素と、電熱要素の付近に一方の焦点を有し、電熱要素から輻射された熱線を被加熱体の下側に集熱する鏡面部とを含む、電気コンロである。
請求項4にかかる本願発明は、請求項3にかかる発明に従属するものであって、鏡面部は、部分楕円回転体部を含む、電気コンロである。
請求項5にかかる本願発明は、請求項3にかかる発明に従属するものであって、鏡面部は、電熱要素の付近に一方の焦点を有し、電熱要素から輻射された熱線を被加熱体の下側に集熱する第1の部分楕円回転体部と、電熱要素の付近に一方の焦点を有し、もう一方の焦点を第1の部分楕円回転体部の対向する焦点付近に有する第2の部分楕円回転体部とを含み、電熱要素から輻射され、被加熱体に照射されない熱線の一部を、第2の部分楕円回転体部により、第1の部分楕円回転体部の対向する焦点に集められる、電気コンロである。
請求項6にかかる本願発明は、請求項5にかかる発明に従属するものであって、第1の部分楕円回転体部の表面に形成される酸化促進用触媒皮膜をさらに含む、電気コンロである。
【0006】
請求項1にかかる電気コンロでは、被加熱部の直下から外れたところに電熱要素が配設されるため、例えば被加熱部に魚や肉等の被加熱物が配置された場合、肉汁や油分等の被加熱物の汚染物が電熱要素に付着する恐れがほとんどない。そのため、電熱要素に付着した汚染物の燃焼による煙の発生が極力抑えられる。
また、請求項1にかかる電気コンロでは、電熱要素から鏡面部ないし部分楕円柱面部に照射され反射される熱線は、該鏡面部ないし部分楕円柱面部の焦点に集熱した後、被加熱部の下側に当たる。
さらに、請求項1にかかる電気コンロでは、電熱要素から輻射され、被加熱部に照射されない熱線の一部が、第2の部分楕円柱面部により対向する第1の部分楕円柱面部の焦点に集められ、被加熱部に照射される。
請求項2にかかる電気コンロでは、第1の部分楕円柱面部の表面に酸化促進用触媒皮膜が形成されるため、例えば被加熱部に魚や肉等の被加熱物が配置された場合、肉汁や油分等の被加熱物の汚染物が、該第1の部分楕円柱面部の表面に付着しても、付着した汚染物は、酸化促進用触媒皮膜によって酸化される。そのため、該第1の部分楕円柱面部は、その表面の劣化が防止され、延いては、反射効率の低下が防止される。
請求項3および請求項4にかかる電気コンロでは、被加熱部の直下から外れたところに電熱要素が配設されるため、例えば被加熱部に魚や肉等の被加熱物が配置された場合、肉汁や油分等の被加熱物の汚染物が電熱要素に付着する恐れがほとんどない。そのため、電熱要素に付着した汚染物の燃焼による煙の発生が極力抑えられる。
また、請求項3および請求項4にかかる電気コンロでは、それぞれ、電熱要素から鏡面部ないし部分楕円回転体部に照射され反射される熱線は、該鏡面部ないし部分楕円回転体部の焦点に集熱した後、被加熱部の下側に当たる。
さらに、請求項5にかかる電気コンロでは、電熱要素から輻射され、被加熱部に照射されない熱線の一部が、第2の部分楕円回転体部により第1の部分楕円回転体部の対向する焦点に集められ、被加熱部に照射される。
請求項6にかかる電気コンロでは、第1の部分楕円回転体部の表面に酸化促進用触媒皮膜が形成されるため、例えば被加熱部に魚や肉等の被加熱物が配置された場合、肉汁や油分等の被加熱物の汚染物が、該第1の部分楕円回転体部の表面に付着しても、付着した汚染物は、酸化促進用触媒皮膜によって酸化される。そのため、該第1の部分楕円回転体部は、その表面の劣化が防止され、延いては、反射効率の低下が防止される。
【0007】
本願発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0008】
【発明の実施の形態】
【実施例】
図1は、本願発明の一実施例を示す斜視図解図であり、図2は、図1の線II−IIにおける断面図解図である。本実施例にかかる電気コンロ10は、支持プレート12および14を含む。支持プレート12および14は、金属等で同形同大に形成される。本実施例では、支持プレート12および14は、それぞれ、たとえば矩形状に形成される。支持プレート12および14は、所定の間隔を隔てて平行に対向配置される。
【0009】
支持プレート12および14の間には、支持プレート12,14の長さ方向に所定の間隔を隔てて、2つの鏡面部16および18が配置される。この場合、2つの鏡面部16および18は、後述するように、たとえば図3に示す楕円柱面Bの短軸で構成される面に関して、面対称に対向配置される。
【0010】
2つの鏡面部16および18は、同じ構造を有するので、一方の鏡面部16についてのみ詳細に説明し、他方の鏡面部18の詳細な説明については割愛する。鏡面部16は、焦点F1aおよび焦点F1bを有する第1の部分楕円柱面部20と、焦点F2aおよび焦点F2bを有する第2の部分楕円柱面部22とを含む。第1の部分楕円柱面部20および第2の部分楕円柱面部22は、それぞれ、楕円柱面の一部分の面で構成される。すなわち、第1の部分楕円柱面部20は、たとえば図3に示すように、楕円柱面Aの一部分の曲面aで構成され、第2の部分楕円柱面部22は、楕円柱面Bの一部分の曲面bで構成されるものである。
【0011】
本実施例では、第1の部分楕円柱面部20および第2の部分楕円柱面部22は、ステンレス等の金属材料で一体的に形成され、この場合、たとえばステンレン板を板金作業等で折り曲げ加工されることにより形成される。
【0012】
なお、上述したように、第1の部分楕円柱面部および第2の部分楕円柱面部は、一体的に形成されてもよく、また、別々に形成された第1の部分楕円柱面部および第2の部分楕円柱面部を適宜な接続手段で接続してもよい。さらに、第1の部分楕円柱面部および第2の部分楕円柱面部としては、たとえば銅板あるいは鉄板の表面にめっき等の方法により鏡面処理が施されたものを適宜用いてもよい。
【0013】
同様に、鏡面部18は、焦点F3aおよび焦点F3bを有する第1の部分楕円柱面部24と、焦点F2aおよび焦点F2bを有する第2の部分楕円柱面部26とで形成される。本実施例では、図3に示すように、鏡面部16および18が楕円柱面Bの短軸で構成される面に関して面対称に対向配置されるため、焦点F1aと焦点F2aとが同じ線上に位置し、焦点F2bと焦点F3aとが同じ線上に位置するものである。
【0014】
鏡面部16および18は、適宜な取付手段により、支持プレート12および14に取付けられる。本実施例では、たとえば図4(A),図4(B),図4(C)に示すように、鏡面部16および18の端面の所々に、舌片等からなる複数の突出部28が配設される。また、支持プレート12および14は、該突出部28の位置に対応して配置されるスリット孔30を有する。そして、突出部28がスリット孔30に挿通され、突出部28が変形されることによって、鏡面部16および18は、支持プレート12および14にそれぞれ取付けられる。
【0015】
なお、鏡面部16および18は、たとえば図5に示すように、支持プレート12および14は、小ねじ,ボルト,ピン等の固着手段32によって、ねじ止めすることも適宜可能である。この場合、鏡面部16および18の端部を折り曲げてなる取付片34と支持プレート12および14の所定の部位とが、固着手段32により固着される。
【0016】
図1および図2に示す実施例の電気コンロ10は、さらに、電熱要素として、たとえば2つのシーズヒータ36および38を含む。シーズヒータ36および38は、それぞれ、鏡面部16および18の内面側に配設される。シーズヒータ36および38等の電熱要素は、後述する被加熱体の直下から外れた両側に配設される。この場合、シーズヒータ36は、第1の部分楕円柱面部20の焦点F1a近傍に配設され、シーズヒータ38は、第1の部分楕円柱面部24の焦点F3a近傍に配設される。すなわち、第1の部分楕円柱面部20および24は、支持プレート12および14間で、該支持プレート12および14の長さ方向の両側に配置される。
【0017】
シーズヒータ36および38は、たとえば図6(A),図6(B)に示すように、ばね性を有する金属カラー等の抜け止め保持手段40により、支持プレート12および14に保持される。この場合、保持手段40は、図6(A)に示すように、支持プレート12および14の外面側から取着するようにしてもよく、また、図6(B)に示すように、たとえば一方の支持プレート12の内面側および外面側の両方から取着するようにしてもよい。
【0018】
電熱要素としては、シーズヒータ36および38以外にも、たとえば遠赤外線を多く放射する炭化珪素ヒータ42等のセラミックヒータを用いてもよい。この場合、炭化珪素ヒータ42は、導電性を有するので、たとえば図7に示すように、つば付きセラミックカラー44により絶縁支持し、且つ、ばね性を有する金属カラー等の抜け止め保持手段46により、支持プレート12および14に保持される。シーズヒータ36および38は、低電力用として用いられ、炭化珪素ヒータ42は、高電力用として用いられる。
なお、電熱要素には、セラミックヒータ以外の遠赤外線ヒータも適宜用いられ得る。
【0019】
図1および図2に示す実施例の電気コンロ10では、さらに、鏡面部16および18において、それぞれ、第1の部分楕円柱面部20および24の内周面に、白金および酸化チタン等の酸化促進用触媒皮膜48が形成される。
【0020】
図1および図2に示す実施例の電気コンロ10では、支持プレート12および14間に、たとえば金網ないし金格子等の受け部材50が載置される。そして、受け部材50の上には、被加熱体として、肉および魚等の被調理物52が載置される。この電気コンロ10では、被調理物52の直下から十分離れて置かれた熱線を多く発生するシーズヒータ36,38には被調理物52から出た肉汁,油分等の汚染物が付着することが殆ど無く、煙の発生も極力抑えられる。
【0021】
すなわち、本実施例にかかる電気コンロ10では、特に、たとえば図2に示すように、シーズヒータ36,38から輻射された熱線の大半が、被調理物52、鏡面部16,18の第1の部分楕円柱面部20,24、鏡面部16,18の第2の部分楕円柱面部22,26に照射される。シーズヒータ36,38から該第1の部分楕円柱面部20,24に照射され反射した熱線は、受け部材50の下方の焦点に集熱した後、被調理物52に当たる。
なお、図2では、シーズヒータ36,38から放射される熱線の反射状態が、主として、鏡面部16を中心に図示されているが、これは便宜上、単に、見やすくするためであり、実際には、鏡面部18においても同様に、熱線の反射状態が発生するものである。
【0022】
シーズヒータ36,38から輻射され、受け部材50の下側に照射されない熱線の一部は、鏡面部16,18の第2の部分楕円柱面部22,26に照射され反射される。該反射した熱線は、対向配置された鏡面部16,18の第1の部分楕円柱面部20,24で反射され、受け部材50の下側に照射される。この場合、鏡面部16,18の第2の部分楕円柱面部22,26から反射された熱線は、鏡面部16,18の第1の部分楕円柱面部20,24の焦点に集められた後、受け部材50の下側に照射される。
【0023】
つまり、鏡面部16,18の第1の部分楕円柱面部20,24は、被加熱体を加熱するための加熱用としての機能を有し、鏡面部16,18の第2の部分楕円柱面部22,26は、シーズヒータ36,38等の電熱要素から輻射された熱線を効率良く被加熱体に照射するための効率改善用としての機能を有する。
【0024】
また、この電気コンロ10では、加熱された被調理物52より飛び出る肉汁および油分等の汚染物が、該第1の部分楕円柱面部20および24の表面に付着したとしても、酸化促進用触媒皮膜48によって酸化されるため、該第1の部分楕円柱面部20および24の反射効率が低下することを防止できる。
【0025】
図8は、本願発明の他の実施例を示す斜視図解図であり、図9は、図8の線IX−IXにおける断面図解図である。図8,図9に示す実施例は、上述した図1,図2の実施例と比べて、特に、上記酸化促進用触媒皮膜48の代わりに、汚染防止部材54が配置されている点で相違する。すなわち、汚染防止部材54は、鏡面部16,18の第1の部分楕円柱面部20,24の一端部と、鏡面部16,18の第2の部分楕円柱面部22,26の一端部との間に配設される。汚染防止部材54は、熱線通過効率が高く、且つ、耐熱性にすぐれたたとえば矩形状の耐熱ガラスで形成される。汚染防止部材54は、シーズヒータ36,38等の電熱要素の周囲および鏡面部16,18の内側面に上記汚染物が侵入して付着することを防止できる。
【0026】
本実施例にかかる電気コンロ10では、魚や肉を焼く調理の時に発生する煙の発生それ自体を極力抑えることにより、煙の回収装置が不要となり一般の家庭でも手軽に使うことができる。そのため、煙を発生させることなく焼肉や焼魚の調理が可能となる。この場合、座敷等の従来のように換気装置が整った場所以外でも調理が可能となる。
さらに、電熱要素として、たとえば炭化珪素ヒータを用いた場合には、熱線に多くの遠赤外線を含むので、調理食材内部まで加熱する事ができ、内部の水分を保ったまま表面を適度に焦がす調理も可能となる。
【0027】
なお、上述の各実施例において、第1の部分楕円面柱部に代えて、たとえば方物柱面の一部分で構成される部分方物柱面部を用いても良い。
【0028】
図10は、本願発明のさらに他の実施例を示す斜視図解図であり、図11は、図10の線XI−XIにおける断面図解図である。本実施例にかかる電気コンロ100は、X−X軸を中心軸とした回転体鏡面部116が配置される。この場合、回転体鏡面部116の回転軸は、たとえば図12に示すように、後述する回転体楕円面Bの回転軸と同一である。
【0029】
回転体鏡面部116は、第1の部分楕円回転体部として、焦点F11aおよび焦点F11bを有する第1の部分楕円回転体面部120と、第2の部分楕円回転体部として、焦点F12aおよび焦点F12bを有する第2の部分楕円回転体面部122とを含む。第1の部分楕円回転体面部120および第2の部分楕円回転体面部122は、それぞれ、回転楕円面の一部分の面で構成される。すなわち、第1の部分楕円回転体面部120は、たとえば図12に示すように、部分楕円回転体面部A´の一部分の曲面a´で構成され、第2の部分楕円回転体面部122は、楕円回転体面B´の一部分の曲面b´で構成されるものである。
【0030】
本実施例では、第1の部分楕円回転体面部120および第2の部分楕円回転体面部122は、ステンレス等の金属材料で作られ、最大外径部で上下に2分割し形成され、この場合、たとえばステンレン板をヘラ加工や深絞り加工されることにより形成される。さらに、第1の部分楕円回転体面部120および第2の部分楕円回転体面部122としては、たとえば銅版あるいは鉄板の表面にめっき等の方法により鏡面処理が施されたものを適宜用いてもよい。
【0031】
図10および図11に示す実施例の電気コンロ100は、さらに、円環状の電熱要素として、たとえばシーズヒータ136を含む。シーズヒータ136は回転体鏡面部116の内面側に配設される。シーズヒータ136等の円環状の電熱要素は、後述する被加熱体の直下から外れ配設される。この場合、シーズヒータ136は、第1の部分楕円回転体面部120の焦点F11a近傍に配設される。すなわち、第1の部分楕円回転体面部120は、シーズヒータ136を取囲むように配置される。
【0032】
電熱要素としては、シーズヒータ136以外にも、たとえば遠赤外線を多く放射する炭化珪素ヒータ142等のセラミックヒータを用いてもよい。
なお、電熱要素には、セラミックヒータ以外の遠赤外線ヒータも適宜用いられ得る。
【0033】
図10および図11に示す実施例の電気コンロ100では、さらに、回転体鏡面部116において、第1の部分楕円回転体面部120の内周面に、白金および酸化チタン等の酸化促進用触媒皮膜148が形成される。
【0034】
図10および図11に示す実施例の電気コンロ100では、回転体鏡面部116の上方に、たとえば金網ないし金格子等の受け部材150が載置される。そして、受け部材150の上には、被加熱体として、肉および魚等の被調理物152が載置される。この電気コンロ100では、被調理物152の直下から十分離れて置かれた熱線を多く発生するシーズヒータ136には被調理物152から出た肉汁,油分等の汚染物が付着することが殆ど無く、煙の発生も極力抑えられる。
【0035】
すなわち、本実施例にかかる電気コンロ100では、特に、たとえば図11に示すように、シーズヒータ136から輻射された熱線の大半が、被調理物152、回転体鏡面部116の第1の部分楕円回転体面部120、回転体鏡面部116の第2の部分楕円回転体面部122に照射される。シーズヒータ136から該第1の部分楕円回転体面部120に照射され反射した熱線は、受け部材150の下方の焦点に集熱した後、被調理物152に当たる。
なお、図11では、シーズヒータ136から放射される熱線の反射状態が、主として、回転体鏡面部116の一方を中心に図示されているが、これは便宜上、単に、見やすくするためであり、実際には、回転体鏡面部116の反対側においても同様に、熱線の反射状態が発生するものである。
【0036】
シーズヒータ136から輻射され、受け部材150の下側に照射されない熱線の一部は、回転体鏡面部116の第2の部分楕円回転体面部122に照射され反射される。該反射した熱線は、回転体鏡面部116の対向する第1の部分楕円回転体面部120で反射され、受け部材150の下側に照射される。
【0037】
つまり、回転体鏡面部116の第1の部分楕円回転体面部120は、被加熱体を加熱するための加熱用としての機能を有し、回転体鏡面部116の第2の部分楕円回転体面部122は、シーズヒータ136等の電熱要素から輻射された熱線を効率良く被加熱体に照射するための効率改善用としての機能を有する。
【0038】
また、この電気コンロ100では、加熱された被調理物152より飛び出る肉汁および油分等の汚染物が、該第1の部分楕円回転体面部120の表面に付着したとしても、酸化促進用触媒皮膜148によって酸化されるため、該第1の部分楕円回転体面部120の反射効率が低下することを防止できる。
【0039】
図13は、本願発明のさらに他の実施例を示す斜視図解図であり、図14は、図13の線XIV−XIVにおける断面図解図である。図13,図14に示す実施例は、上述した図10,図11の実施例と比べて、特に、上記酸化促進用触媒皮膜148の代わりに、汚染防止部材154が配置されている点で相違する。すなわち、汚染防止部材154は、回転体鏡面部116の第1の部分楕円回転体面部120の一端部と、回転体鏡面部116の第2の部分楕円回転体面部122の一端部との間に配設される。汚染防止部材154は、熱線通過効率が高く、且つ、耐熱性にすぐれたたとえば円筒状の耐熱ガラスで形成される。汚染防止部材154は、シーズヒータ136等の電熱要素の周囲および回転体鏡面部116の内側面に上記汚染物が侵入して付着することを防止できる。
【0040】
本実施例にかかる電気コンロ100では、魚や肉を焼く調理の時に発生する煙の発生それ自体を極力抑えることにより、煙の回収装置が不要となり一般の家庭でも手軽に使うことができる。そのため、煙を発生させることなく焼肉や焼魚の調理が可能となる。この場合、座敷等の従来のように換気装置が整った場所以外でも調理が可能となる。
さらに、電熱要素として、たとえば炭化珪素ヒータを用いた場合には、熱線に多くの遠赤外線を含むので、調理食材内部まで加熱する事ができ、内部の水分を保ったまま表面を適度に焦がす調理も可能となる。
【0041】
なお、上述の各実施例において、第1の部分楕円回転体面部に代えて、たとえば方物回転体面の一部分で構成される部分方物回転体面部を用いても良い。
【0042】
【発明の効果】本願発明によれば、煙の発生自体を極力抑えることができ、且つ、小型化が図られ、一般家庭でも調理用に気軽に使える電気コンロが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施例を示す斜視図解図である。
【図2】図1の線II−IIにおける断面図解図である。
【図3】図1および図2に示す実施例に適用される鏡面部の第1の部分楕円柱面部および第2の部分楕円柱面部の焦点の配置を示す断面図解図である。
【図4】支持プレートと鏡面部との取付け状態の一例を示す要部図解図であって、図4(A)はその要部正面図解図であり、図4(B)はその要部断面図解図であり、図4(C)はその要部平面図解図である。
【図5】支持プレートと鏡面部との取付け状態の他の例を示す要部断面図解図である。
【図6】図6(A)は支持プレートとシーズヒータとの取付け状態の一例を示す要部断面図解図であって、図6(B)はその他の例を示す要部断面図解図である。
【図7】支持プレートと炭化珪素ヒータとの取付け状態の一例を示す要部断面図解図である。
【図8】本願発明の他の実施例を示す斜視図解図である。
【図9】図8の線IX−IXにおける断面図解図である。
【図10】本願発明のさらに他の実施例を示す斜視図解図である。
【図11】図10の線XI−XIにおける断面図解図である。
【図12】図10および図11に示す実施例に適用される回転体鏡面部の第1の部分楕円回転体面部および第2の部分楕円回転体面部の焦点の配置を示す断面図解図である。
【図13】本願発明のさらに他の実施例を示す斜視図解図である。
【図14】図13の線XIV−XIVにおける断面図解図である。
【符号の説明】
10,100 電気コンロ
12,14 支持プレート
16,18 鏡面部
20,24 第1の部分楕円柱面部
22,26 第2の部分楕円柱面部
36,38,136 シーズヒータ
48,148 酸化促進用触媒皮膜
50,150 受け部材
52,152 被調理物
F1a,F1b,F3a,F3b 第1の部分楕円柱面部の焦点
F2a,F2b 第2の部分楕円柱面部の焦点
A,B 楕円柱面
A´,B´ 楕円回転体面部
a,b 楕円柱面の一部分の曲面
a´,b´ 楕円回転体面部の一部分の曲面
116 回転体鏡面部
120 第1の部分楕円回転体面部
122 第2の部分楕円回転体面部
F11a,F11b 第1の部分楕円回転体面部の焦点
F12a,F12b 第2の部分楕円回転体面部の焦点
142 炭化珪素ヒーター
Claims (6)
- 被加熱体の直下から外れたところに配設される電熱要素、および
前記電熱要素の付近に一方の焦点を有し、前記電熱要素から輻射された熱線を前記被加熱体の下側に集熱する鏡面部を含み、
前記鏡面部は、
前記電熱要素の付近に一方の焦点を有し、前記電熱要素から輻射された熱線を前記被加熱体の下側に集熱する第1の部分楕円柱面部、および
前記電熱要素の付近に一方の焦点を有し、もう一方の焦点を対向する前記第1の部分楕円柱面部の焦点付近に有する第2の部分楕円柱面部を含み、
前記電熱要素から輻射され、前記被加熱体に照射されない熱線の一部は、前記第2の部分楕円柱面部により、前記第1の部分楕円柱面部の焦点に集められる、電気コンロ。 - 前記第1の部分楕円柱面部の表面に形成される酸化促進用触媒皮膜をさらに含む、請求項1に記載の電気コンロ。
- 被加熱体の直下から外れたところに被加熱体を囲むように配設される円弧状の電熱要素、および
前記電熱要素の付近に一方の焦点を有し、前記電熱要素から輻射された熱線を前記被加熱体の下側に集熱する鏡面部を含む、電気コンロ。 - 前記鏡面部は、部分楕円回転体部を含む、請求項3に記載の電気コンロ。
- 前記鏡面部は、
前記電熱要素の付近に一方の焦点を有し、前記電熱要素から輻射された熱線を前記被加熱体の下側に集熱する第1の部分楕円回転体部、および
前記電熱要素の付近に一方の焦点を有し、もう一方の焦点を前記第1の部分楕円回転体部の対向する焦点付近に有する第2の部分楕円回転体部を含み、
前記電熱要素から輻射され、前記被加熱体に照射されない熱線の一部を、前記第2の部分楕円回転体部により、前記第1の部分楕円回転体部の対向する焦点に集められる、請求項3に記載の電気コンロ。 - 前記第1の部分楕円回転体部の表面に形成される酸化促進用触媒皮膜をさらに含む、請求項5に記載の電気コンロ。
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