JP2002340275A - 仕切弁の不断水撤去方法及びその装置 - Google Patents

仕切弁の不断水撤去方法及びその装置

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JP2002340275A JP2001150028A JP2001150028A JP2002340275A JP 2002340275 A JP2002340275 A JP 2002340275A JP 2001150028 A JP2001150028 A JP 2001150028A JP 2001150028 A JP2001150028 A JP 2001150028A JP 2002340275 A JP2002340275 A JP 2002340275A
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実 澤田
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直樹 金田
Yoshinao Iwatani
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分岐管部を本止水した後の作業を、仕切弁を
完全に撤去して行いうるようにする。 【解決手段】 分岐管部2aを止水ゴム20により本止
水したのち、開口端に2分割構造の固定板30を取付
け、止水ゴム20の抜け止めを防止してから、受け板1
9と押皿25より進退ロッド15と移動ロッド16を取
外し、前工程で取外した仕切弁3を完全に撤去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水道本管等に取付
けられた仕切弁を、不断水状態で撤去する方法及びその
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】水道本管に装着された割T字管の分岐部
に仕切弁を取付け、この仕切弁に取付けた分岐管を不断
水状態で取外すには、仕切弁により水道本管から分岐管
への水の流れを遮断して行われる。
【0003】従って、分岐管を取外したのち、仕切弁は
そのままとして残されることが多く、水道本管よりの側
方への突出量が大きくなることから、その近傍を掘削す
る際に支障を来したり、掘削機により仕切弁を破損させ
たりする恐れがある。
【0004】この問題点を解決するようにした従来の工
法としては、例えば、特開昭63−13997号公報に
記載されているものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の工法では、
水道本管に装着した割T字管の分岐管部を、操作手段の
ロッドの先端に取付けたシール材により仮止水したまま
の状態で、仕切弁を取外すようにしているため、取外し
た仕切弁は操作手段のロッドを囲んで残されており、そ
の後の本止水作業を終了し、操作手段を取外すまでは完
全に撤去することができないようになっている。
【0006】そのため、残された仕切弁が障害となって
その後のロッド等の取外し作業等に支障を来さないよう
にするためには、操作手段のロッドの寸法を大として、
取外した仕切弁を水道本管より大きく離間させ、十分な
作業スペースを確保する必要がある。
【0007】しかし、このようにすると、操作手段の突
出寸法が大となるため、水道本管の埋設地盤に大きな作
業用ピットを掘削しなければならず、その作業や埋め戻
し作業に時間がかかって作業能率が低下する。
【0008】また、大型の仕切弁では、その重量が操作
手段のロッドに加わると、本止水作業が不能となる恐れ
があるので、取外した仕切弁を工事終了時まで吊支した
り支持しておくための装置等が別途必要となる。
【0009】さらに、上記従来のものは、本止水する際
のシール材の圧接作業を、分岐管部内において複数の引
寄せボルトを締込んで行うようにしているため、作業性
が悪く、また複数のボルトを均等に締込んでシール材を
径方向に均一に拡張させないと、漏水する恐れがある。
【0010】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、本止水した後の作業を、仕切弁を完全に
撤去して行いうるようにすることにより、作業性を向上
させるとともに、大きな作業用スペースを確保する必要
がなく、かつ簡単で確実に止水を行うことができるよう
にした仕切弁の不断水撤去方法及びその装置を提供する
ことを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の仕切弁の不断水撤去方法は、水道本管等に
装着した割T字管に取付けられた仕切弁を、不断水状態
で撤去する撤去方法であって、前記仕切弁を全閉させた
状態で、その流路の中心に向かって進退可能に保持され
たロッドを前進させ、その先端に着脱可能に取付けられ
た、径方向に拡張可能な止水部材を前記仕切弁の開口端
部内に嵌挿して仮止水する行程と、前記仕切弁を全開し
てロッドをさらに前進させ、前記止水部材を前記割T字
管の分岐管部内まで挿入して仮止水状態に保持する行程
と、前記止水部材を分岐管部内において拡張させて本止
水したのち、この仮止水状態において割T字管の分岐管
部より仕切弁を取外し、前記ロッドを囲むようにして支
持する行程と、分岐管部の開口端面に、少なくとも2分
割構造の固定具を取付けて止水部材を抜け止めする行程
と、止水部材より前記ロッドを取外してこれを後退させ
たのち、前記仕切弁を撤去する行程と、前記固定具の開
口部を閉塞する行程とを含むことを特徴としている。上
記方法によると、割T字管の分岐管部を本止水した後
に、分割構造の固定具を取付けて止水部材の抜け出しを
防止しているので、ロッドを止水部材より取外して仕切
弁を完全に撤去することができる。従って、その後の作
業が能率的となる。また、従来のように、ロッドを長寸
として大きな作業スペースを確保したり、大きな作業用
ピットを掘削したり、最後まで取外した仕切弁を保持す
るなどしなくてもよく、作業性が向上するとともに、工
費が削減される。
【0012】上記方法において、ロッドの外周面に、仮
止めフランジ板を、水密性を保持して、かつ軸方向に摺
動可能に嵌合しておき、この仮止めフランジ板を仕切弁
の開口端面に固着したのち、止水部材を割T字管の分岐
管部内に嵌挿するのが好ましい。このようにすると、水
圧が比較的高く、仮止水した止水部材より漏水しても、
仮止めフランジ板により外部に漏出するのが防止され
る。
【0013】上記方法において、仕切弁の撤去後におい
て、ロッドに一体構造の固定具を遊嵌し、再度ロッドの
先端を分岐管部内の止水部材に取付けたのち、先に取付
けた分割構造の固定具を取外して前記一体構造の固定具
に付け換え、そののち、ロッドを止水部材より取外し
て、固定具の開口部を閉塞するのが好ましい。このよう
にすると、水圧が高くても、一体構造の固定具により止
水部材の抜け防止が確実に行われる。
【0014】上記目的を達成するために、本発明の仕切
弁の不断水撤去装置は、水道本管における割T字管を挟
む両側に、管と直交する方向に突出させて取外し可能に
固定された支持体と、該支持体に、ねじ送り操作機構に
より前記割T字管の分岐管部に取付けた仕切弁の流路の
中心に向かって進退移動可能に設けられ、かつ先端に、
前記分岐管部内において径方向に拡張させて止水可能な
止水部材が着脱可能として取付けられた中空状の進退ロ
ッドと、該進退ロッド内に軸方向に移動可能に嵌挿さ
れ、かつ先端に、後方に引き込むことにより、前記止水
部材のテーパ孔内に挿入して止水部材を拡張させる押圧
部材が着脱可能として取付けられた移動ロッドと、前記
止水部材を前記分岐管部内において拡張させ、該分岐管
部より前記仕切弁を取外したのち、分岐管部の端面に、
前記進退ロッド及び移動ロッドがそれぞれ止水部材と押
圧部材より取外し可能に固定され、かつ止水部材とその
押圧部材の抜け出しを防止する少なくとも2分割構造の
固定具とを備えることを特徴としている。上記装置によ
ると、比較的簡単な装置で、仕切弁を容易に撤去しうる
とともに、移動ロッドの操作のみで、止水部材を径方向
に均一に拡張しうるため、止水が確実となる。
【0015】上記装置において、固定具を、複数のボル
ト挿通孔を有する1対の半円板よりなるものとし、かつ
それらの突合わせ部の一方の端部上面に、各半円板にお
ける他方の端部上面に互いに重合し合う補強片を固着す
るとともに、その重合部側に、前記ボルト挿通孔と整合
する通孔を穿設することにより、補強片と半円板とを共
締め可能とするのが好ましい。このようにすると、2分
割構造の固定具であっても、互いの突合わせ部の両側部
が、共締め可能な補強片により補強されるので、水圧が
高くても止水部材の大きな抜け止め作用が生じる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0017】図1及び図2を参照して、まず本発明の仕
切弁の不断水撤去装置について説明する。
【0018】両図において、1は、埋設地盤を掘削して
露出させた水道本管、2は、水道本管1の周囲に水密性
を保持して装着された3分割構造の割T字管、3は、水
道本管1の側壁に穿設された分岐孔4と連通するように
側方に向けて割T字管2の分岐管部2aに取付けられた
仕切弁である。
【0019】5は撤去装置で、割T字管2の両側の水道
本管1の外周面に固定された前後1対の支持体6、6
と、その側端に取付けられた止水操作機構7とからなっ
ている。
【0020】各支持体6は、水道本管1にボルト8とナ
ット9により固定された左右1対の半円形の取付バンド
10、10と、右方の取付バンド10の右端中央に螺着
された右方を向く支持杆11とからなり、両支持杆11
の右端には、垂直の支持板12がナット13により固着
されている。
【0021】上記止水操作機構7は、分岐管部2aと同
軸をなし、左端側を除いた外周面に逆雄ねじ14が形成
された中空パイプ状の進退ロッド15と、この中に左右
方向に摺動可能に嵌挿された移動ロッド16と、進退ロ
ッド15の逆雄ねじ14に中心の雌ねじ筒17が螺合さ
れた操作ハンドル18と、進退ロッド15の左端にねじ
により着脱可能に固定された受け板19の左面に固着し
た止水ゴム20と、移動ロッド16の左端にピン21に
より取外し可能に嵌合され、外周面に形成された逆雄ね
じ22を受け板19の中心の雌ねじ孔23に螺合したジ
ョイント24と、この左端に回転自在に嵌合され、外周
面が止水ゴム20のテーパ孔20a内に進入可能なテー
パ面25aとなっている押皿25とを備えている。
【0022】上記受け板19と押皿25の外径は、仕切
弁3における右端部の分岐管(図示略)取付部3a及び
分岐管部2a内に挿入しうるように、それらの内径より
も若干小さくしてあり、また、止水ゴム20の拡張前の
外径は、挿入時に仮止水作用を有するように、上記分岐
管部2aの内径とほぼ同等か、僅かに小としてある。
【0023】上記操作ハンドル18の雌ねじ筒17の外
周面は、支持板12の挿通孔部に取付けたベアリング2
6により回転自在に保持されている。
【0024】支持板12には、仕切弁3の撤去の際に用
いられる仮止めフランジ板27を取付けておくための複
数の支持ボルト28が、左方に突出させてナットにより
固定されている。
【0025】次に、上記撤去装置5を用いた仕切弁3の
撤去方法について説明する。
【0026】まず、図1及び図2に示すように、仕切弁
3の弁体29を下降させて、水道本管1よりの水の流れ
を遮断し、仕切弁3の取付部3aより分岐管を取外した
のち、上記撤去装置5を水道本管1に取付ける。
【0027】次いで、図3に示すように、操作ハンドル
18を回転させて進退ロッド15を左方にねじ送りし、
その先端の受け板19と止水ゴム20及び移動ロッド1
6の先端の押皿25を、仕切弁3の取付部3a内に挿入
したのち、予め進退ロッド15に水密性を保持して嵌挿
され、支持ボルト28により支持しておいた仮止めフラ
ンジ板27を取外し、取付部3aのフランジにボルト止
めする。
【0028】次いで、仕切弁3の弁体29を引上げて開
弁したのち、図4に示すように、さらに進退ロッド15
を前進させて、受け板19、止水ゴム20及び押皿25
を、割T字管2の分岐管部2a内に挿入する。
【0029】次いで、図5に示すように、移動ロッド1
6を、進退ロッド15を回転不能に保持した状態で回転
させ、ジョイント24部をねじ送りにより右方に引き込
むことにより、押皿25を止水ゴム20内に嵌合し、こ
れを拡張させて止水する。
【0030】この状態で、仕切弁3を分岐管部2aより
取外し、進退ロッド15に挿通したまま、図示しない重
機等により吊支するとともに、仮止めフランジ板27を
取外して、再度支持ボルト28により支持したのち、分
岐管部2aのフランジに、円板状の仮固定板30をボル
ト止めする。
【0031】仮固定板30は、図10及び図11に示す
ように、中心に受け板19の外径よりも小さな半円孔を
有する2分割構造の1対の半円板30a、30aよりな
り、各半円板30aの突合わせ部の一方の端部上面に
は、それぞれの半円板30aにおける他方の端部上面に
互いに重合し合う補強片31が溶接により固着されてい
る。各補強片31の重合部側には、各半円板30aの端
部のボルト挿通孔32と整合する通孔33が穿設されて
いる。
【0032】このような構造の仮固定板30を分岐管部
2aのフランジにボルト止めすると、各半円板30aの
対向端部の両端部同士が、各補強片31により共締めさ
れて互いに補強されるので、ボルトの本数が少なくて
も、受け板19、止水ゴム20及び押皿25の強力な抜
け止めがなされる。
【0033】仮固定板30を取付けたのち、図6に示す
ように、進退ロッド15の先端を受け板19のスタッド
ボルトより取外すとともに、移動ロッド16の先端を、
ピン21(図2参照)を引き抜いてジョイント24より
取外し、それらを右方に移動させる。
【0034】次いで、両ロッド15、16と分岐管部2
aとの間より、仕切弁3を撤去する。
【0035】次いで、図7に示すように、中心に受け板
19の外径よりも若干小さな挿通孔34aが穿設された
一体構造の円板形の本固定板34を、進退ロッド15に
挿入しておいてから、再度進退ロッド15の先端を受け
板19に取付け、それと止水ゴム20及び押皿25の抜
け止めを図る。
【0036】次いで、図8に示すように、仮固定板30
を取外したのち、本固定板34を分岐管部2aのフラン
ジにボルト止めする。
【0037】最後に、図9に示すように、進退ロッド1
5を受け板19より取外し、水道本管1に取付けた撤去
装置5全体を撤去したのち、本固定板34の挿通孔34
aにキャップ35を嵌着すれば、一連の作業が完了す
る。
【0038】以上説明したように、上記実施形態の仕切
弁の撤去方法によれば、2分割構造の仮固定板30を用
いて、受け板19や止水ゴム20等の抜け出しを一時的
に防止し、進退ロッド15等を割T字管2より離間させ
て仕切弁3を完全に撤去するようにしているため、その
後の本固定板35等の取付作業等に仕切弁3が邪魔にな
ることはなく、作業性が向上する。
【0039】また、仕切弁を完全に撤去できない従来の
もののように、進退ロッド15等の寸法を大として大き
な作業用スペースを確保する必要がないので、大きな作
業用ピットを掘削する必要もなく、その作業や埋め戻し
作業が容易となる。
【0040】さらに、工事終了時まで、取外した仕切弁
3を吊支したり支持しておく装置等が不要となるので、
工費が削減される。
【0041】上記実施形態の撤去装置5においては、止
水ゴム20による止水作業を、中空状の進退ロッド15
内に挿入した移動ロッド16を回転させ、その先端の押
皿25を止水ゴム20のテーパ孔20a内に引き込んで
これを拡張することにより行っているため、従来の複数
の引き寄せボルトの操作により行うものに比して、作業
性がよく、かつ止水ゴム20を径方向に均一に拡張しう
るので、確実に止水される。
【0042】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
ではない。
【0043】上記実施形態では、止水ゴム20を分岐管
部2a内に嵌挿する際の漏水を最小限とするために、仕
切弁3の開口端に仮止めフランジ板27を取付けるよう
にしているが、水道本管1内の水圧が比較的低い場合に
は、仮止めフランジ板27は省略することもある。
【0044】また、分岐管部2aよりの受け板19や止
水ゴム20等の抜け防止を確実なものとするために、仕
切弁3の撤去後において仮固定板30を取外し、その代
わりに一体構造の円板形の本固定板34に付け換えてい
るが、水道本管1内の水圧が低く、仮固定板30でも十
分な抜け防止が図れる場合には、本固定板34の取付工
程は省略することもある。
【0045】仮固定板30は、上記形状の外、補強片3
1を省略した2分割構造や3分割構造又は、取付部3a
の複数の取付孔に個々に取付けられる固定片のようなも
のとしてもよい。
【0046】上記装置において、支持板12に雌ねじ孔
を穿設して、これに進退ロッド15の雄ねじ14を螺合
し、進退ロッド15の軸端にハンドル等を取付けて直接
回転させ、ねじ送りするようにしてもよい。
【0047】また、進退ロッド15の内面に形成した雌
ねじに、移動ロッド16の外周面に形成した雄ねじを螺
合させて、移動ロッド16を進退ロッド15に対してね
じ送りするようにし、押皿25を引き込むようにしても
よい。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果を奏す
ることができる。
【0049】(a)請求項1記載の方法によれば、作業
の途中において仕切弁を完全に撤去しうるので、その後
の作業能率が向上する。
【0050】また、仕切弁を作業終了時までに撤去でき
ない従来のもののように、ロッド等の寸法を大として大
きな作業スペースを確保したり、大きな作業用ピットを
掘削したり、最後まで取外した仕切弁を保持したりする
必要がないため、作業性が向上するとともに、工費も削
減される。
【0051】(b)請求項2記載の方法によれば、水圧
が高く、仮止水した止水部材より漏水したとしても、仮
止めフランジ板が漏水した水を外部に流出するのを防止
することができる。
【0052】(c)請求項3記載の方法によれば、水圧
が高くても、付け換えた一体構造の固定具により、止水
部材の抜け防止が確実に行われる。
【0053】(d)請求項4記載の装置によれば、比較
的簡単な装置で、仕切弁の撤去作業を容易に行いうると
ともに、移動ロッドの操作のみで、止水部材を径方向に
簡単かつ均一に拡張しうるため、止水が確実となる。
【0054】(e)請求項5記載の装置によれば、2分
割構造の固定具であっても、互いの突合わせ部の両端部
が、共締め可能な補強片により補強されるので、水圧が
高くても止水部材の大きな抜け止め効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置を水道本管に取付けた状態の平面
図である。
【図2】同じく、図1の中央縦断正面図である。
【図3】本発明の方法において、受け板、止水ゴム、押
皿を仕切弁の開口端部内に挿入する工程を示す中央縦断
正面図である。
【図4】同じく、仕切弁を開弁して、受け板、止水ゴ
ム、押皿を分岐管内に挿入し、仮止水する工程を示す中
央縦断正面図である。
【図5】同じく、止水ゴムを分岐管内で拡張させたの
ち、仕切弁を取外し、仮固定板を取付ける工程を示す中
央縦断正面図である。
【図6】同じく、受け板と押皿より進退ロッドと移動ロ
ッドを取外して、仕切弁を撤去する工程を示す中央縦断
正面図である。
【図7】同じく、再度受け板と押皿に進退ロッドと移動
ロッドを取付ける工程を示す中央縦断正面図である。
【図8】同じく、仮固定板を取外して本固定板を取付け
る工程を示す中央縦断正面図である。
【図9】同じく、受け板と押皿より進退ロッドと移動ロ
ッドを取外して、本固定板にキャップを試着したのち、
撤去装置全体を取外した状態を示す中央縦断正面図であ
る。
【図10】仮固定板の平面図である。
【図11】同じく、図10のXI−XI線の縦断側面図
である。
【符号の説明】
1 水道本管 2 割T字管 2a 分岐管部 3 仕切弁 3a 分岐管取付部 4 分岐孔 5 撤去装置 6 支持体 7 止水操作機構 8 ボルト 9 ナット 10 取付バンド 11 支持杆 12 支持板 13 ナット 14 逆雄ねじ 15 進退ロッド 16 移動ロッド 17 雌ねじ筒 18 操作ハンドル 19 受け板 20 止水ゴム(止水部材) 20a テーパ孔 21 ピン 22 逆雄ねじ 23 雌ねじ孔 24 ジョイント 25 押皿(押圧部材) 25a テーパ面 26 ベアリング 27 仮止めフランジ板 28 支持ボルト 29 弁体 30 仮固定板(固定具) 30a 半円板 31 補強片 32 ボルト挿通孔 33 通孔 34 本固定板(固定具) 34a 挿通孔 35 キャップ
フロントページの続き (72)発明者 金田 直樹 東京都港区新橋2丁目16番の1の701号ニ ュー新橋ビル706号室 コスモ工機株式会 社内 (72)発明者 岩谷 芳直 東京都港区新橋2丁目16番の1の701号ニ ュー新橋ビル706号室 コスモ工機株式会 社内 Fターム(参考) 3H066 AA05 BA19

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水道本管等に装着した割T字管に取付け
    られた仕切弁を、不断水状態で撤去する撤去方法であっ
    て、 前記仕切弁を全閉させた状態で、その流路の中心に向か
    って進退可能に保持されたロッドを前進させ、その先端
    に着脱可能に取付けられた、径方向に拡張可能な止水部
    材を前記仕切弁の開口端部内に嵌挿して仮止水する行程
    と、前記仕切弁を全開してロッドをさらに前進させ、前
    記止水部材を前記割T字管の分岐管部内まで挿入して仮
    止水状態に保持する行程と、前記止水部材を分岐管部内
    において拡張させて本止水したのち、この仮止水状態に
    おいて割T字管の分岐管部より仕切弁を取外し、前記ロ
    ッドを囲むようにして支持する行程と、分岐管部の開口
    端面に、少なくとも2分割構造の固定具を取付けて止水
    部材を抜け止めする行程と、止水部材より前記ロッドを
    取外してこれを後退させたのち、前記仕切弁を撤去する
    行程と、前記固定具の開口部を閉塞する行程とを含むこ
    とを特徴とする仕切弁の不断水撤去方法。
  2. 【請求項2】 ロッドの外周面に、仮止めフランジ板
    を、水密性を保持して、かつ軸方向に摺動可能に嵌合し
    ておき、この仮止めフランジ板を仕切弁の開口端面に固
    着したのち、止水部材を割T字管の分岐管部内に嵌挿す
    ることを特徴とする請求項1に記載の仕切弁の不断水撤
    去方法。
  3. 【請求項3】 仕切弁の撤去後において、ロッドに一体
    構造の固定具を遊嵌し、再度ロッドの先端を分岐管部内
    の止水部材に取付けたのち、先に取付けた分割構造の固
    定具を取外して前記一体構造の固定具に付け換え、その
    のち、ロッドを止水部材より取外して、固定具の開口部
    を閉塞することを特徴とする請求項1または2に記載の
    仕切弁の不断水撤去方法。
  4. 【請求項4】 水道本管における割T字管を挟む両側
    に、管と直交する方向に突出させて取外し可能に固定さ
    れた支持体と、該支持体に、ねじ送り操作機構により前
    記割T字管の分岐管部に取付けた仕切弁の流路の中心に
    向かって進退移動可能に設けられ、かつ先端に、前記分
    岐管部内において径方向に拡張させて止水可能な止水部
    材が着脱可能として取付けられた中空状の進退ロッド
    と、該進退ロッド内に軸方向に移動可能に嵌挿され、か
    つ先端に、後方に引き込むことにより、前記止水部材の
    テーパ孔内に嵌入して止水部材を拡張させる押圧部材が
    着脱可能として取付けられた移動ロッドと、前記止水部
    材を前記分岐管部内において拡張させ、該分岐管部より
    前記仕切弁を取外したのち、分岐管部の端面に、前記進
    退ロッド及び移動ロッドがそれぞれ止水部材と押圧部材
    より取外し可能に固定され、かつ止水部材とその押圧部
    材の抜け出しを防止する少なくとも2分割構造の固定具
    とを備えることを特徴とする仕切弁の不断水撤去装置。
  5. 【請求項5】 固定具を、複数のボルト挿通孔を有する
    1対の半円板よりなるものとし、かつそれらの突合わせ
    部の一方の端部上面に、各半円板における他方の端部上
    面に互いに重合し合う補強片を固着するとともに、その
    重合部側に、前記ボルト挿通孔と整合する通孔を穿設す
    ることにより、補強片と半円板とを共締め可能とした請
    求項4に記載の仕切弁の不断水撤去装置。
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