JP2023112444A - 弁脱着装置、弁脱着装置取り付け方法、弁取り外し方法及び弁取り付け方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】、鉛直方向に沿って延びる配管に対する弁の脱着に関し、作業効率及び安全性の高い弁脱着作業を実現可能な弁脱着装置を提供する。【解決手段】弁脱着装置であって、配管に固定される第1クランプと、第2クランプと、第1クランプに接続され、第1方向に沿って延在する第1フレームと、第2クランプに接続され、第1方向に沿って延在する第2フレームと、弁棒カバーに固定される弁棒カバー固定用クランプと、第1フレームと弁棒カバー固定用クランプとに接続される第1支柱と、第2フレームと弁棒カバー固定用クランプとに接続される第2支柱と、を備え、第1支柱は、第1フレーム及び弁棒カバー固定用クランプのうち少なくとも一方に対して回動可能に接続され、第2支柱は、第2フレーム及び弁棒カバー固定用クランプのうち少なくとも一方に対して回動可能に接続される。【選択図】 図1
Description
本開示は、弁脱着装置、弁脱着装置取り付け方法、弁取り外し方法及び弁取り付け方法に関する。
従来、鉛直方向に沿って延びる配管に設置されている弁の脱着は、水平方向に沿って延びる配管に設置されている弁の脱着と比較して困難な場合がある。
例えば鉛直方向に沿って延びる配管に設置されているバタフライ弁の場合、まずバタフライ弁が設置されている配管近傍に仮設櫓等を設置し、吊上装置を使用して、バタフライ弁に吊上装置のチェーンブロックを斜めに引っかけて、人力により水平方向に横引き作業を行った後、垂直方向に降ろす方法がある。
また、特許文献1には、水平方向に沿って延在する配管に設置される弁体の撤去に関して、作業効率を高めることできるように弁体を吊上げて弁体を撤去する弁体撤去装置及び弁体撤去方法について記載されている。
鉛直方向に沿って延びる配管に設置されている弁の脱着に関して、上述した仮設櫓と吊り上げ装置を用いて横引き作業を行う脱着装置は、作業効率が悪く時間が掛かり、また、弁を配管から横引きした後に弁が重力によってスイングする懸念があるため、より安全に弁を脱着できる脱着装置が望まれる。また、特許文献1に記載の弁体撤去装置は、水平方向に沿って延在する配管に設置される弁体の撤去に用いられており、鉛直方向に沿って延びる配管に適用することはできない。
上述の事情に鑑みて、本開示の少なくとも一実施形態は、鉛直方向に沿って延びる配管に対する弁の脱着に関し、作業効率及び安全性の高い弁脱着作業を実現可能な弁脱着装置及び弁脱着装置取り付け方法並びに弁脱着装置を用いた弁取り外し方法及び弁取り付け方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示の少なくとも一実施形態に係る弁脱着装置は、
鉛直方向に沿って延在する配管に対して弁を脱着するための弁脱着装置であって、
前記配管に固定される第1クランプと、
前記配管における前記弁が設置される位置を挟んで前記第1クランプとは反対側の位置に固定される第2クランプと、
前記第1クランプに接続され、前記配管の軸方向と交差する第1方向に沿って延在する第1フレームと、
前記第2クランプに接続され、前記第1方向に沿って延在する第2フレームと、
前記弁の弁棒を覆う弁棒カバーに固定される弁棒カバー固定用クランプと、
前記第1フレームと前記弁棒カバー固定用クランプとに接続され、前記軸方向に沿って延在する第1支柱と、
前記第2フレームと前記弁棒カバー固定用クランプとに接続され、前記軸方向に沿って延在する第2支柱と、
を備え、
前記第1支柱は、前記第1フレーム及び前記弁棒カバー固定用クランプのうち少なくとも一方に対して前記軸方向に沿った回転軸線の周りに回動可能に接続され、
前記第2支柱は、前記第2フレーム及び前記弁棒カバー固定用クランプのうち少なくとも一方に対して前記回転軸線の周りに回動可能に接続される。
鉛直方向に沿って延在する配管に対して弁を脱着するための弁脱着装置であって、
前記配管に固定される第1クランプと、
前記配管における前記弁が設置される位置を挟んで前記第1クランプとは反対側の位置に固定される第2クランプと、
前記第1クランプに接続され、前記配管の軸方向と交差する第1方向に沿って延在する第1フレームと、
前記第2クランプに接続され、前記第1方向に沿って延在する第2フレームと、
前記弁の弁棒を覆う弁棒カバーに固定される弁棒カバー固定用クランプと、
前記第1フレームと前記弁棒カバー固定用クランプとに接続され、前記軸方向に沿って延在する第1支柱と、
前記第2フレームと前記弁棒カバー固定用クランプとに接続され、前記軸方向に沿って延在する第2支柱と、
を備え、
前記第1支柱は、前記第1フレーム及び前記弁棒カバー固定用クランプのうち少なくとも一方に対して前記軸方向に沿った回転軸線の周りに回動可能に接続され、
前記第2支柱は、前記第2フレーム及び前記弁棒カバー固定用クランプのうち少なくとも一方に対して前記回転軸線の周りに回動可能に接続される。
上記目的を達成するため、本開示の少なくとも一実施形態に係る弁脱着装置の取り付け方法は、
鉛直方向に沿って延在する配管に対して弁を脱着するための弁脱着装置を取り付ける弁脱着装置取り付け方法であって、
第1支柱と第2支柱とが鉛直方向に沿った同一直線上に配置されるように、前記第1支柱と前記第2支柱とを弁棒カバー固定用クランプを介して弁棒カバーにそれぞれ接続する支柱接続ステップと、
第1フレームが前記配管の軸方向と交差する第1方向に沿って延在するように、前記第1フレームを第1クランプを介して前記配管に接続する第1フレーム接続ステップと、
第2フレームが前記第1方向に沿って延在するように、前記配管における前記弁を設置する位置を挟んで前記第1クランプとは反対側の位置に前記第2フレームを第2クランプを介して接続する第2フレーム接続ステップと、
を備える。
鉛直方向に沿って延在する配管に対して弁を脱着するための弁脱着装置を取り付ける弁脱着装置取り付け方法であって、
第1支柱と第2支柱とが鉛直方向に沿った同一直線上に配置されるように、前記第1支柱と前記第2支柱とを弁棒カバー固定用クランプを介して弁棒カバーにそれぞれ接続する支柱接続ステップと、
第1フレームが前記配管の軸方向と交差する第1方向に沿って延在するように、前記第1フレームを第1クランプを介して前記配管に接続する第1フレーム接続ステップと、
第2フレームが前記第1方向に沿って延在するように、前記配管における前記弁を設置する位置を挟んで前記第1クランプとは反対側の位置に前記第2フレームを第2クランプを介して接続する第2フレーム接続ステップと、
を備える。
上記目的を達成するため、本開示の少なくとも一実施形態に係る弁取り外し方法は、
上記弁脱着装置を用いて前記弁を前記配管から取り外す弁取り外し方法であって、
前記第1支柱と前記第2支柱とを通る回転軸線の周りに前記弁を回動させて鉛直方向視において前記配管とオーバーラップしない位置に前記弁を移動させるステップを備える。
上記弁脱着装置を用いて前記弁を前記配管から取り外す弁取り外し方法であって、
前記第1支柱と前記第2支柱とを通る回転軸線の周りに前記弁を回動させて鉛直方向視において前記配管とオーバーラップしない位置に前記弁を移動させるステップを備える。
上記目的を達成するため、本開示の少なくとも一実施形態に係る弁取り付け方法は、
上記弁脱着装置を用いて前記弁を前記配管に取り付ける弁取り付け方法であって、
前記第1支柱と前記第2支柱とを通る回転軸線の周りに前記弁を回動させて前記第1クランプと前記第2クランプとの間の位置に前記弁を移動させるステップを備える。
上記弁脱着装置を用いて前記弁を前記配管に取り付ける弁取り付け方法であって、
前記第1支柱と前記第2支柱とを通る回転軸線の周りに前記弁を回動させて前記第1クランプと前記第2クランプとの間の位置に前記弁を移動させるステップを備える。
本開示の少なくとも一実施形態によれば、鉛直方向に沿って延びる配管に対する弁の脱着に関し、作業効率及び安全性の高い弁脱着作業を実現可能な弁脱着装置及び弁脱着装置取り付け方法並びに弁脱着装置を用いた弁取り外し方法及び弁取り付け方法が提供される。
以下、添付図面を参照して本開示の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
(配管及び弁の構成)
以下、本開示の一実施形態に係る弁脱着装置が取り付けられる配管及び弁の構成例を説明する。
図1は、配管2に取り付けられた状態の弁脱着装置4の概略構成を示す図である。図2は、図1におけるA-A断面の一部を示す図である。図3は、図1におけるB-B断面図(B方向視図)である。図4は、図1におけるC-C断面を概略的に示す図である。
以下、本開示の一実施形態に係る弁脱着装置が取り付けられる配管及び弁の構成例を説明する。
図1は、配管2に取り付けられた状態の弁脱着装置4の概略構成を示す図である。図2は、図1におけるA-A断面の一部を示す図である。図3は、図1におけるB-B断面図(B方向視図)である。図4は、図1におけるC-C断面を概略的に示す図である。
例えば図1に示すように、配管2は鉛直方向に沿って延在しており、配管2には配管2を流れる流体の流量を調節可能なバタフライ弁6が取り付けられている。
配管2は、鉛直方向に沿って延在しており、図示する例では配管2の軸方向は鉛直方向に平行である。配管2は、鉛直方向に沿って延在する上配管部2aと、上配管部2aの下方において上配管部2aと同軸上に鉛直方向に沿って延在する下配管部2bとを含む。上配管部2aの下端にはフランジ2a1が設けられており、下配管部2bの上端にはフランジ2b1が設けられている。
例えば図1又は図2に示すように、バタフライ弁6は、円板状の弁体8と、弁体8を鉛直方向と直交する回転軸線Oの周りに回動させるように回転軸線Oに沿って延在する弁棒10と、弁体8を収容する弁ハウジング12と、弁棒10を収容するとともに弁ハウジング12とモータ14とに接続する弁棒カバー16とを含む。
弁棒10の一端部は弁体8に固定され、弁棒10の他端部はモータ14に接続している。モータ14は、弁棒10を介して弁体8を回転軸線Oの周りに回動させることにより、配管2を流れる流体の流量を調節可能に構成される。
弁ハウジング12は、筒状に構成されており、配管2と同軸上(上配管部2a及び下配管部2bの各々と同軸上)に鉛直方向に沿って延在する。弁ハウジング12の上端にはフランジ12aが設けられており、フランジ12aとフランジ2a1とが複数のボルト18a(及び複数のナット)を用いて締結されている。弁ハウジング12の下端にはフランジ12bが設けられており、フランジ12bとフランジ2b1とが複数のボルト18b(及び複数のナット)を用いて締結されている。
弁棒カバー16は、筒状に構成されており、回転軸線Oに沿って延在する。弁棒カバー16の一端は弁ハウジング12の外周面22に接続しており、弁棒カバー16の他端はモータ14(モータ14のケーシング)に接続している。
(弁脱着装置の構成)
例えば図1に示すように、弁脱着装置4は、上クランプ24a、下クランプ24b、上フレーム26a、下フレーム26b、上支柱28a、下支柱28b及び弁棒カバー固定用クランプ30を備える。
例えば図1に示すように、弁脱着装置4は、上クランプ24a、下クランプ24b、上フレーム26a、下フレーム26b、上支柱28a、下支柱28b及び弁棒カバー固定用クランプ30を備える。
上クランプ24aは、例えば金属製であり、配管2におけるバタフライ弁6が設置される位置よりも上方の位置に固定(締結)される。上クランプ24aは、上配管部2aにおけるバタフライ弁6の近傍の位置に固定される。バタフライ弁6の近傍の位置とは、配管2に対するバタフライ弁6の脱着作業の時にバタフライ弁6が上フレーム26a及びボルト34a(及びボルト34aに締結されるナット)等の周囲の部材に干渉しない程度に近い位置を意味する。上クランプ24aの構造は特に限定されないが、図示する例では、上クランプ24aは、上配管部2aの外周面に沿って配置された一対の半円状部材24a1,24a2を少なくとも1つのボルト33a(図3に示す例では2つのボルト33a及び2つのナット)で締結することによって上配管部2aの外周面に固定される。
下クランプ24bは、例えば金属製であり、配管2におけるバタフライ弁6が設置される位置を挟んで上クランプ24aとは反対側の位置、すなわち、配管2におけるバタフライ弁6が設置される位置よりも下方の位置に固定(締結)される。下クランプ24bは、下配管部2bにおけるバタフライ弁6の近傍の位置に固定される。ここでのバタフライ弁6の近傍の位置とは、配管2に対するバタフライ弁6の脱着作業の時にバタフライ弁6が下フレーム26b及びボルト18b(及びボルト18bに締結するナット)等の周囲の部材に干渉しない程度に近い位置を意味する。下クランプ24bの構造は特に限定されないが、図示する例では、下クランプ24bは、下配管部2bの外周面に沿って配置された一対の半円状部材24b1,24b2を少なくとも1つのボルト33b(図3に示す例では2つのボルト33b及び2つのナット)で締結することによって下配管部2bの外周面に固定される。
上フレーム26aは、例えば金属製の棒状部材であり、上クランプ24aに接続され、上クランプ24aから配管2の軸方向と交差する第1方向d1に沿って延在する。図示する例では第1方向d1は、配管2の軸方向と直交する水平方向であり、上フレーム26aの長手方向である。また、例えば図3に示すように、上クランプ24aは半円状の断面を有する半円状部材24a2の外表面から第1方向d1に向けて突出する連結板24a3を含み、上フレーム26aの一端部26a1は、連結板24a3に少なくとも1つのボルト34a(及び少なくとも1つのナット)で固定されている。上フレーム26aの他端部26a2は、上支柱28aの上端部28a1に接続している。また、図示する例では、少なくとも1つのボルト34aは、第1方向d1に沿って配列された複数のボルト34aを含む。
例えば図1に示すように、下フレーム26bは、例えば金属製の棒状部材であり、下クランプ24bに接続され、下クランプ24bから上記第1方向d1に沿って延在する。図示する例では、下フレーム26bは、上フレーム26aの延在する方向と平行な方向に沿って延在し、上フレーム26aの長手方向と下フレーム26bの長手方向とは平行である。また、図示する例では、下クランプ24bは半円状の断面を有する半円状部材24b2の外表面から第1方向d1に向けて突出する連結板24b3を含み、下フレーム26bの一端部26b1は、連結板24b3に少なくとも1つのボルト34b(及び少なくとも1つのナット)で固定されている。下フレーム26bの他端部26b2は、下支柱28bの下端部28b2に接続している。また、図示する例では、少なくとも1つのボルト34bは、第1方向d1に沿って配列された複数のボルト34bを含む。
例えば図1及び図4に示すように、上支柱28aは、例えば金属製の柱状部材であり、上フレーム26aと弁棒カバー固定用クランプ30とに接続され、配管2の軸方向に沿って延在する。図示する例では、上支柱28aの上端部28a1は、上フレーム26aの他端部26a2に対して配管2の軸方向に沿った回転軸線L(上支柱28aの軸心)の周りに回動可能に接続され、回転軸線Lは、配管2の軸方向と平行である。また、上支柱28aの下端部28a2は、弁棒カバー固定用クランプ30の上端に接続される。ここで、上支柱28aの下端部28a2は、弁棒カバー固定用クランプ30の上端に例えば溶接等により固定されていてもよい。
下支柱28bは、例えば金属製の柱状部材であり、下フレーム26bと弁棒カバー固定用クランプ30とに接続され、配管2の軸方向に沿って延在する。図示する例では、下支柱28bの下端部28b2は、下フレーム26bの他端部26b2に対して上記回転軸線L(下支柱28bの軸心)の周りに回動可能に接続される。また、下支柱28bの上端部28b1は、弁棒カバー固定用クランプ30の下端に接続される。ここで、下支柱28bの上端部28b1は、弁棒カバー固定用クランプ30の下端に例えば溶接等により固定されていてもよい。
弁棒カバー固定用クランプ30は、例えば金属製であり、弁棒カバー16に固定(締結)される。弁棒カバー固定用クランプ30は、弁棒カバー固定用クランプ30の上端に接続される上支柱28aの軸心と弁棒カバー固定用クランプ30の下端に接続される下支柱28bの軸心とが鉛直方向に沿った同一直線上(すなわち上記回転軸線L上)に揃うように、上支柱28a及び下支柱28bに接続する。弁棒カバー固定用クランプ30の構造は特に限定されないが、図示する例では、弁棒カバー固定用クランプ30は、弁棒カバー16の外周面に沿って弁棒カバー16の上下に配置された一対の半円状部材30a,30bを少なくとも1つのボルト35(図4に示す例では2つのボルト35及び2つのナット)で締結することによって弁棒カバー16に固定される。また、図1に示す例では、弁棒カバー固定用クランプ30は、弁棒カバー16におけるモータ14寄りの位置に固定されており、弁棒カバー固定用クランプ30とモータ14との距離は、弁棒カバー固定用クランプ30と配管2との距離よりも小さい。
以下、弁脱着装置4を配管2に取り付けてバタフライ弁6を配管2から取り外す方法について説明する。
(配管に対する弁脱着装置の取り付け方法)
図5は、バタフライ弁6が接続されている配管2に対する弁脱着装置4の取り付け方法の一例を示すフローチャートである。
図5は、バタフライ弁6が接続されている配管2に対する弁脱着装置4の取り付け方法の一例を示すフローチャートである。
図5に示すように、S101において、上支柱28aと下支柱28bとが鉛直方向に沿った同一直線上(上記回転軸線L上)に配置されるように、上支柱28aと下支柱28bとを弁棒カバー固定用クランプ30を介して弁棒カバー16にそれぞれ接続する(支柱接続ステップ)。S101では、好ましくは、上支柱28aの軸心と下支柱28bの軸心とが鉛直方向に沿った同一直線上(上記回転軸線L上)に揃うように、上支柱28aと下支柱28bとを弁棒カバー固定用クランプ30を介して弁棒カバー16の上端及び下端にそれぞれ接続する。
S101では、具体的には、例えば、弁棒カバー16の外周面に沿って配置された一対の半円状部材30a,30bを少なくとも1つのボルト35で締結することによって弁棒カバー固定用クランプ30を弁棒カバー16の外周面に固定する。そして、上支柱28aの軸心及び下支柱28bの軸心が配管2の軸方向と平行になるように、且つ、同一直線上に揃うように、上支柱28a及び下支柱28bを弁棒カバー固定用クランプ30の上端及び下端にそれぞれ接続する。ただし、S101の前に上述のように半円状部材30a及び半円状部材30bをそれぞれ上支柱28a及び下支柱28bに溶接等により固定してもよく、この場合、S101では、上支柱28aが予め上端に固定され下支柱28bが予め下端に固定された弁棒カバー固定用クランプ30を少なくとも1つのボルト35で締結することによって、上支柱28a及び下支柱28bを弁棒カバー固定用クランプ30を介して弁棒カバー16の上端及び下端にそれぞれ接続する。
S102において、上フレーム26aの他端部26a2を上支柱28aの上端部28a1に対して回転軸線Lの周りに回動可能に接続する。また、下フレーム26bの他端部26b2を下支柱28bの下端部28b2に対して回転軸線Lの周りに回動可能に接続する。ただし、上フレーム26aは、S101の前に上支柱28aに回動可能に接続されて上支柱28aと一体になっていてもよく、下フレーム26bは、S101の前に下支柱28bに回動可能に接続されて下支柱28bと一体になっていてもよい。この場合、上フレーム26aと上支柱28aとは、弁脱着装置4の取り付けを行う場所とは別の場所で予め接続されていてもよく、下フレーム26bと下支柱28bとは、弁脱着装置4の取り付けを行う場所とは別の場所で予め接続されていてもよい。
S103において、上フレーム26aが配管2の軸方向と交差する第1方向d1に沿って延在するように(好ましくは上フレーム26aの長手方向が配管2の軸方向と直交するように)、上フレーム26aの一端部26a1を上クランプ24aを介して上配管部2aに接続する(上フレーム接続ステップ)。例えば、上クランプ24aと上フレーム26aの一端部26a1とを少なくとも1つのボルト34a(及び少なくとも1つのナット)によって固定するとともに、上クランプ24aを上配管部2aにおけるバタフライ弁6の近傍の位置(フランジ2a1の近傍の位置)に固定する。
S104において、また、下フレーム26bが上記第1方向d1に沿って延在するように(好ましくは下フレーム26bの長手方向が配管の軸方向と直交するように)、且つ下フレーム26bの長手方向と上フレーム26aの長手方向が平行になるように、下フレーム26bの一端部26b1を下クランプ24bを介して下配管部2bに接続する(下フレーム接続ステップ)。例えば、下クランプ24bと下フレーム26bの一端部26b1とを少なくとも1つのボルト34b(及び少なくとも1つのナット)によって固定するとともに、下クランプ24bを配管2におけるバタフライ弁6を設置する位置を挟んで上クランプ24aとは反対側の位置に固定する。S104では、下クランプ24bは、下配管部2bにおけるバタフライ弁6の近傍の位置(フランジ2b1の近傍の位置)に固定される。
(弁の取り外し方法)
図6は、弁脱着装置4(図1参照)を用いて配管2からバタフライ弁6を取り外す方法の一例を示すフローチャートである。図6に示すフローは、配管2に対する弁脱着装置4の取り付けが完了した状態(図1参照)から行う。
図6は、弁脱着装置4(図1参照)を用いて配管2からバタフライ弁6を取り外す方法の一例を示すフローチャートである。図6に示すフローは、配管2に対する弁脱着装置4の取り付けが完了した状態(図1参照)から行う。
図6に示すように、S201において、バタフライ弁6と配管2とを締結している複数のボルト18a,18b(及び対応する複数のナット)を全て取り外す。すなわち、フランジ2a1とフランジ12aとを締結している複数のボルト18a(及び対応する複数のナット)を全て取り外し、フランジ2b1とフランジ12bとを締結している複数のボルト18b(及び対応する複数のナット)を全て取り外す。
S202において、上支柱28aの軸心と下支柱28bの軸心とを通る回転軸線Lの周りにバタフライ弁6を水平面内で回動させて、鉛直方向視において配管2とオーバーラップしない位置に移動させる(図7参照)。図7に示す例では、回転軸線Lの周りにバタフライ弁6を回動させて搬送用台車36の上に載せる。
S203において、弁脱着装置4の少なくとも一部を解体して、バタフライ弁6を弁脱着装置4から取り外す。S203では、弁脱着装置4の全てを各パーツに分解してもよい。或いは、例えば、図1において、弁脱着装置4のうちバタフライ弁6の下側に位置する部分(下クランプ24b、下フレーム26b、下支柱28b及び半円状部材30bからなる部分)を配管2及びバタフライ弁6から取り外して、弁脱着装置4のうちバタフライ弁6の上側に位置する部分(上クランプ24a、上フレーム26a、上支柱28a及び半円状部材30aからなる部分)を配管2に固定された状態で残しておいてもよい。或いは、例えば弁脱着装置4が上支柱28aを上フレーム26aに対して鉛直方向に沿って上方にスライドさせることが可能な構成である場合には、ボルト35の各々を外して上支柱28aを半円状部材30aとともに鉛直方向に沿って上方にスライドさせて、弁棒カバー16を半円状部材30aと半円状部材30bとの隙間から取り外すことにより、バタフライ弁6を弁脱着装置4から取り外してもよい。この場合、弁脱着装置4を配管2に残しておき、配管2に残された弁脱着装置4をバタフライ弁6を再び配管2に取り付ける際に利用してもよい。
(弁脱着装置による弁の取り付け方法)
図8は、弁脱着装置4(図1参照)を用いて配管2にバタフライ弁6を取り付ける取り付け方法の一例を示すフローチャートである。
図8は、弁脱着装置4(図1参照)を用いて配管2にバタフライ弁6を取り付ける取り付け方法の一例を示すフローチャートである。
弁脱着装置4を用いて配管2にバタフライ弁6を取り付ける方法は、上述したバタフライ弁6の取り外し方法と逆の手順により行う。
S301において、上フレーム26aが配管2の軸方向と交差する第1方向d1に沿って延在するように(好ましくは上フレーム26aの長手方向が配管2の軸方向と直交するように)、上フレーム26aの一端部26a1を上クランプ24aを介して上配管部2aに接続する(上フレーム接続ステップ)。例えば、上クランプ24aと上フレーム26aの一端部26a1とを少なくとも1つのボルト34a(及び少なくとも1つのナット)によって固定するとともに、上クランプ24aを上配管部2aにおけるバタフライ弁6の近傍の位置(フランジ2a1の近傍の位置)に固定する。
S302において、下フレーム26bが上記第1方向d1に沿って延在するように(好ましくは下フレームの長手方向が配管の軸方向と直交するように)、且つ下フレーム26bの長手方向と上フレーム26aの長手方向とが平行になるように、下フレーム26bの一端部26b1を下クランプ24bを介して下配管部2bに接続する(下フレーム接続ステップ)。例えば、下クランプ24bと下フレーム26bの一端部26b1とを少なくとも1つのボルト34a(及び少なくとも1つのナット)によって固定するとともに、下クランプ24bを配管2におけるバタフライ弁6を設置する位置を挟んで上クランプ24aとは反対側の位置に固定する。S302では、下クランプ24bは、下配管部2bにおけるバタフライ弁6の近傍の位置(フランジ2b1の近傍の位置)に固定される。
S303において、上支柱28aの上端部28a1を上フレーム26aの他端部26a2に回動可能に接続する。また、下支柱28bの下端部28b2を下フレーム26bの他端部26b2に回動可能に接続する。ただし、上支柱28aは、S301の前に上フレーム26aに回動可能に接続されて上フレーム26aと一体になっていてもよく、下支柱28bは、S301の前に下フレーム26bに回動可能に接続されて下フレーム26bと一体になっていてもよい。
S304において、上支柱28aと下支柱28bとが鉛直方向に沿った同一直線上(上記回転軸線L上)に配置されるように、上支柱28aと下支柱28bとを弁棒カバー固定用クランプ30を介して弁棒カバー16にそれぞれ接続する(支柱接続ステップ)。S304では、好ましくは、上支柱28aの軸心と下支柱28bの軸心とが鉛直方向に沿った同一直線上(上記回転軸線L上)に配置されるように、上支柱28aと下支柱28bとを弁棒カバー固定用クランプ30を介して弁棒カバー16の上端及び下端にそれぞれ接続する。
S304では、具体的には、例えば、弁棒カバー16の外周面に沿って配置された一対の半円状部材30a,30bを少なくとも1つのボルト35で締結することによって弁棒カバー固定用クランプ30を弁棒カバー16の外周面に固定する。そして、上支柱28aの軸心及び下支柱28bの軸心が配管2の軸方向と平行になるように、且つ、同一直線上に揃うように、上支柱28a及び下支柱28bを弁棒カバー固定用クランプ30の上端及び下端にそれぞれ接続する。ただし、S301の前に上述のように半円状部材30a及び半円状部材30bをそれぞれ上支柱28a及び下支柱28bに溶接等により固定してもよく、この場合、S304では、上支柱28aが予め上端に固定され下支柱28bが予め下端に固定された弁棒カバー固定用クランプ30を少なくとも1つのボルト35で締結することによって、上支柱28a及び下支柱28bを弁棒カバー固定用クランプ30を介して弁棒カバー16の上端及び下端にそれぞれ接続する。
S305において、上記回転軸線Lの周りにバタフライ弁6を水平面内で回動させて、バタフライ弁6を配管2における上クランプ24aと下クランプ24bとの間(上配管部2aと下配管部2bとの間)の位置に移動させる。
S306において、バタフライ弁6と配管2とを複数のボルト18a,18b(及び対応する複数のナット)を用いて締結する。すなわち、フランジ2a1とフランジ12aとを複数のボルト18a(及び対応する複数のナット)を用いて締結し、フランジ2b1とフランジ12bとを複数のボルト18b(及び対応する複数のナット)を用いて締結する。
以下、上記実施形態が奏する効果について説明する。
上記弁脱着装置4によれば、上支柱28aは、上フレーム26aに対して配管2の軸方向に沿った回転軸線Lの周りに回動可能に接続され、下支柱28bは、下フレーム26bに対して回転軸線Lの周りに回動可能に接続される。このため、配管2とバタフライ弁6との締結を解除した状態(複数のボルト18aと複数のボルト18bを対応するフランジ2a1及びフランジ2b1から取り外した状態)において、上支柱28a及び下支柱28bの各々に接続する弁棒カバー固定用クランプ30は、配管2の軸方向に沿った回転軸線Lの周りに回動することができる。このため、弁棒カバー固定用クランプ30が固定された弁棒カバー16を含むバタフライ弁6も、配管2の軸方向に沿った回転軸線Lの周りに弁棒カバー固定用クランプ30とともに回動することができ、この回動によって配管2に対してバタフライ弁6を脱着することができる。
上記弁脱着装置4によれば、上支柱28aは、上フレーム26aに対して配管2の軸方向に沿った回転軸線Lの周りに回動可能に接続され、下支柱28bは、下フレーム26bに対して回転軸線Lの周りに回動可能に接続される。このため、配管2とバタフライ弁6との締結を解除した状態(複数のボルト18aと複数のボルト18bを対応するフランジ2a1及びフランジ2b1から取り外した状態)において、上支柱28a及び下支柱28bの各々に接続する弁棒カバー固定用クランプ30は、配管2の軸方向に沿った回転軸線Lの周りに回動することができる。このため、弁棒カバー固定用クランプ30が固定された弁棒カバー16を含むバタフライ弁6も、配管2の軸方向に沿った回転軸線Lの周りに弁棒カバー固定用クランプ30とともに回動することができ、この回動によって配管2に対してバタフライ弁6を脱着することができる。
このため、前述したような仮説櫓と吊り上げ装置を用いて弁の横引き作業を行う従来の弁脱着装置と比較して、仮設櫓を設置する必要がなく配管2に対して効率的にバタフライ弁6の脱着作業を行うことができる。また、バタフライ弁6の脱着の際にバタフライ弁6が重力によってスイングすることを抑制し、配管2に対して安全にバタフライ弁を脱着することができる。したがって、鉛直方向に沿って延びる配管2に対するバタフライ弁6の脱着に関し、作業効率及び安全性の高い弁脱着作業を実現することができる。
また、上記弁脱着装置4によれば、上支柱28aは、上フレーム26aに対して回転軸線Lの周りに回動可能に接続され、下支柱28bは、下フレーム26bに対して回転軸線Lの周りに回動可能に接続される。
弁棒カバー固定用クランプ30は一対の半円状部材30a,30bによって構成されているため、弁棒カバー固定用クランプ30に対して上支柱28a及び下支柱28bを回動可能に接続するよりも、上支柱28a及び下支柱28bをそれぞれ上フレーム26a及び下フレーム26bに回動可能に接続する方が構造を簡素化することができる。
また、弁棒カバー16にモータ14が接続されている場合、バタフライ弁6を配管2から取り外して回転軸線Lの周りに回転させる際に、弁棒カバー固定用クランプ30の位置を支点としてモータ14側とバタフライ弁6の弁体8側とで重力によるモーメントをある程度釣り合わせることが望ましい。このため、モータ14の重量が相対的に大きくなる傾向にあることを考慮し、弁棒カバー固定用クランプ30を弁棒カバー16におけるモータ14寄りの位置に固定することにより、バタフライ弁6を配管2から取り外して回転軸線Lの周りに回転させる際に、バタフライ弁6を水平方向に安定して移動させることができる。
また、図4に示すフローにおいて、上記支柱接続ステップ(S101)を上フレーム接続ステップ(S103)及び下フレーム接続ステップ(S104)の前に行うことにより、S101において上支柱28aと下支柱28bとを鉛直方向に沿った同一直線上に配置することと、S103及びS104において上フレームの長手方向と下フレームの長手方向とを一致させることとを両立することが容易となる。
(その他の変形例)
本開示は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
本開示は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
例えば、本開示に係る弁脱着装置4を適用可能な弁はバタフライ弁に限らない。例えば、鉛直方向に沿って延在する配管に設置される弁であって、鉛直方向と交差(好ましくは直交)する方向に沿って延在する弁棒及びその弁棒を覆う弁棒カバーを有する弁であれば、仕切弁、ボール弁、玉形弁、ダイヤフラム弁等にも適用可能である。
例えば、上述した実施形態では、図1に示す構成において、上支柱28aの下端部28a2が弁棒カバー固定用クランプ30の上端に溶接等により固定され、下支柱28bの上端部28b1は、弁棒カバー固定用クランプ30の下端に溶接等により固定されていてもよい旨を記載した。
しかしながら、図1に示す構成において、上支柱28aは、弁棒カバー固定用クランプ30に対して軸方向に沿った回転軸線Lの周りに回動可能に接続され、下支柱28bが弁棒カバー固定用クランプ30に対して回転軸線Lの周りに回動可能に接続されていてもよい。この場合、上支柱28aは、上フレーム26aに対して回転軸線Lの周りに回動可能に接続していてもよいし、上フレーム26aに対して回動不能に固定されていてもよい。また、下支柱28bは、下フレーム26bに対して回転軸線Lの周りに回動可能に接続していてもよいし、下フレーム26bに対して回動不能に固定されていてもよい。すなわち、上支柱28aは、上フレーム26a及び弁棒カバー固定用クランプ30のうち少なくとも一方に対して軸方向に沿った回転軸線Lの周りに回動可能に接続され、下支柱28bは、下フレーム26b及び弁棒カバー固定用クランプ30のうち少なくとも一方に対して回転軸線Lの周りに回動可能に接続されていればよい。
また、図1に示した弁脱着装置4における各構成要素(各クランプ、各フレーム及び各支柱)の寸法や形状は、対象とするべき配管の寸法や形状をもとに決めてもよいし、若干の寸法変化に対応できるように、例えばフレームと支柱の接続位置が特定の範囲で変更できるような構造であってもよい。また、各クランプ、各フレーム及び各支柱について複数のサイズを準備することにより、サイズの異なる複数のバタフライ弁を分解することが可能となる。
また、例えば、図5に示すフロー及び図8に示すフローでは、上クランプ24aを介して上フレーム26aを配管2に接続した後で下クランプ24bを介して下フレーム26bを配管2に接続したが、その順序は逆でもよい。すなわち、下クランプ24bを介して下フレーム26bを配管2に接続した後で上クランプ24aを介して上フレーム26aを配管2に接続してもよい。
上記各実施形態に記載の内容は、例えば以下のように把握される。
(1)本開示の少なくとも一実施形態に係る弁脱着装置(例えば上述の弁脱着装置4)は、
鉛直方向に沿って延在する配管(例えば上述の配管2)に対して弁(例えば上述のバタフライ弁6等)を脱着するための弁脱着装置であって、
前記配管に固定される第1クランプ(例えば上述の上クランプ24a及び下クランプ24bのうち一方)と、
前記配管における前記弁が設置される位置を挟んで前記第1クランプとは反対側の位置に固定される第2クランプ(例えば上述の上クランプ24a及び下クランプ24bのうち他方)と、
前記第1クランプに接続され、前記配管の軸方向と交差する第1方向に沿って延在する第1フレーム(例えば上述の上フレーム26a及び下フレーム26bのうち一方)と、
前記第2クランプに接続され、前記第1方向に沿って延在する第2フレーム(例えば上述の上フレーム26a及び下フレーム26bのうち他方)と、
前記弁の弁棒(例えば上述の弁棒10)を覆う弁棒カバー(例えば上述の弁棒カバー16)に固定される弁棒カバー固定用クランプ(例えば上述の弁棒カバー固定用クランプ30)と、
前記第1フレームと前記弁棒カバー固定用クランプとに接続され、前記軸方向に沿って延在する第1支柱(例えば上述の上支柱28a及び下支柱28bのうち一方)と、
前記第2フレームと前記弁棒カバー固定用クランプとに接続され、前記軸方向に沿って延在する第2支柱(例えば上述の上支柱28a及び下支柱28bのうち他方)と、
を備え、
前記第1支柱は、前記第1フレーム及び前記弁棒カバー固定用クランプのうち少なくとも一方に対して前記軸方向に沿った回転軸線(例えば上述の回転軸線L)の周りに回動可能に接続され、
前記第2支柱は、前記第2フレーム及び前記弁棒カバー固定用クランプのうち少なくとも一方に対して前記回転軸線の周りに回動可能に接続される。
鉛直方向に沿って延在する配管(例えば上述の配管2)に対して弁(例えば上述のバタフライ弁6等)を脱着するための弁脱着装置であって、
前記配管に固定される第1クランプ(例えば上述の上クランプ24a及び下クランプ24bのうち一方)と、
前記配管における前記弁が設置される位置を挟んで前記第1クランプとは反対側の位置に固定される第2クランプ(例えば上述の上クランプ24a及び下クランプ24bのうち他方)と、
前記第1クランプに接続され、前記配管の軸方向と交差する第1方向に沿って延在する第1フレーム(例えば上述の上フレーム26a及び下フレーム26bのうち一方)と、
前記第2クランプに接続され、前記第1方向に沿って延在する第2フレーム(例えば上述の上フレーム26a及び下フレーム26bのうち他方)と、
前記弁の弁棒(例えば上述の弁棒10)を覆う弁棒カバー(例えば上述の弁棒カバー16)に固定される弁棒カバー固定用クランプ(例えば上述の弁棒カバー固定用クランプ30)と、
前記第1フレームと前記弁棒カバー固定用クランプとに接続され、前記軸方向に沿って延在する第1支柱(例えば上述の上支柱28a及び下支柱28bのうち一方)と、
前記第2フレームと前記弁棒カバー固定用クランプとに接続され、前記軸方向に沿って延在する第2支柱(例えば上述の上支柱28a及び下支柱28bのうち他方)と、
を備え、
前記第1支柱は、前記第1フレーム及び前記弁棒カバー固定用クランプのうち少なくとも一方に対して前記軸方向に沿った回転軸線(例えば上述の回転軸線L)の周りに回動可能に接続され、
前記第2支柱は、前記第2フレーム及び前記弁棒カバー固定用クランプのうち少なくとも一方に対して前記回転軸線の周りに回動可能に接続される。
上記(1)に記載の弁脱着装置によれば、第1支柱は、第1フレーム及び弁棒カバー固定用クランプのうち少なくとも一方に対して軸方向に沿った回転軸線の周りに回動可能に接続され、第2支柱は、第2フレーム及び弁棒カバー固定用クランプのうち少なくとも一方に対して回転軸線の周りに回動可能に接続される。このため、第1支柱及び第2支柱の各々に接続する弁棒カバー固定用クランプは、軸方向に沿った上記回転軸線の周りに回動することができる。このため、弁棒カバー固定用クランプが固定された弁棒カバーを含む弁も、軸方向に沿った上記回転軸線の周りに弁棒カバー固定用クランプとともに回動することができ、この回動によって配管に対して弁を脱着することができる。
このため、前述したような仮説櫓と吊り上げ装置を用いて弁の横引き作業を行う従来の弁脱着装置と比較して、仮設櫓を設置する必要がなく配管に対して効率的に弁の脱着作業を行うことができる。また、弁の脱着の際に弁が重力によってスイングすることを抑制し、配管に対して安全に弁を脱着することができる。したがって、鉛直方向に沿って延びる配管に対する弁の脱着に関し、作業効率及び安全性の高い弁脱着作業を実現することができる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)に記載の弁脱着装置において、
前記第1支柱は、前記第1フレームに対して前記回転軸線の周りに回動可能に接続され、
前記第2支柱は、前記第2フレームに対して前記回転軸線の周りに回動可能に接続される。
前記第1支柱は、前記第1フレームに対して前記回転軸線の周りに回動可能に接続され、
前記第2支柱は、前記第2フレームに対して前記回転軸線の周りに回動可能に接続される。
上記(2)に記載の弁脱着装置によれば、典型的なクランプは例えば一対の半円状部材等の湾曲した部材によって構成されているため、弁棒カバー固定用クランプに対して第1支柱及び第2支柱を回動可能に接続するよりも、第1支柱及び第2支柱をそれぞれ第1フレーム及び第2フレームに回動可能に接続する方が接続に寄与する肉厚を確保しやすく、接続部の強度を容易に確保することができる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(1)又は(2)に記載の弁脱着装置において、
前記第1支柱は、前記弁棒カバー固定用クランプに対して前記軸方向に沿った回転軸線の周りに回動可能に接続され、
前記第2支柱は、前記弁棒カバー固定用クランプに対して前記回転軸線の周りに回動可能に接続される。
前記第1支柱は、前記弁棒カバー固定用クランプに対して前記軸方向に沿った回転軸線の周りに回動可能に接続され、
前記第2支柱は、前記弁棒カバー固定用クランプに対して前記回転軸線の周りに回動可能に接続される。
上記(3)に記載によれば、鉛直方向に沿って延びる配管に対する弁の脱着に関し、作業効率及び安全性の高い弁脱着作業を実現することができる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(3)の何れかに記載の弁脱着装置において、
前記弁棒カバーにはモータ(例えば上述のモータ14)が接続されており、
前記弁棒カバー固定用クランプは、前記弁棒カバーにおける前記モータ寄りの位置に固定される。
前記弁棒カバーにはモータ(例えば上述のモータ14)が接続されており、
前記弁棒カバー固定用クランプは、前記弁棒カバーにおける前記モータ寄りの位置に固定される。
弁棒カバーにモータが接続されている場合、弁を配管から取り外して水平方向に移動させる際に、弁棒カバー固定用クランプの位置を支点としてモータ側と弁の弁体側とで重力によるモーメントをある程度釣り合わせることが望ましい。このため、モータの重量が相対的に大きくなる傾向にあることを考慮し、弁棒カバー固定用クランプを弁棒カバーにおけるモータ寄りの位置に固定することにより、弁を配管から取り外して水平方向に安定して移動させることができる。
(5)本開示の少なくとも一実施形態に係る弁脱着装置取り付け方法は、
鉛直方向に沿って延在する配管(例えば上述の配管2)に対して弁(例えば上述のバタフライ弁6等)を脱着するための弁脱着装置(例えば上述の弁脱着装置4)を取り付ける弁脱着装置取り付け方法であって、
第1支柱(例えば上述の上支柱28a及び下支柱28bのうち一方)と第2支柱(例えば上述の上支柱28a及び下支柱28bのうち他方)とが鉛直方向に沿った同一直線(例えば上述の回転軸線L)上に配置されるように、前記第1支柱と前記第2支柱とを弁棒カバー固定用クランプ(例えば上述の弁棒カバー固定用クランプ30)を介して弁棒カバー(例えば上述の弁棒カバー16)にそれぞれ接続する支柱接続ステップと、
第1フレーム(例えば上述の上フレーム26a及び下フレーム26bのうち一方)が前記配管の軸方向と交差する第1方向(例えば上述の第1方向d1)に沿って延在するように、前記第1フレームを第1クランプ(例えば上述の上クランプ24a及び下クランプ24bのうち一方)を介して前記配管に接続する第1フレーム接続ステップと、
第2フレーム(例えば上述の上フレーム26a及び下フレーム26bのうち他方)が前記第1方向に沿って延在するように、前記配管における前記弁を設置する位置を挟んで前記第1クランプとは反対側の位置に前記第2フレームを第2クランプ(例えば上述の上クランプ24a及び下クランプ24bのうち他方)を介して接続する第2フレーム接続ステップと、
を備える。
鉛直方向に沿って延在する配管(例えば上述の配管2)に対して弁(例えば上述のバタフライ弁6等)を脱着するための弁脱着装置(例えば上述の弁脱着装置4)を取り付ける弁脱着装置取り付け方法であって、
第1支柱(例えば上述の上支柱28a及び下支柱28bのうち一方)と第2支柱(例えば上述の上支柱28a及び下支柱28bのうち他方)とが鉛直方向に沿った同一直線(例えば上述の回転軸線L)上に配置されるように、前記第1支柱と前記第2支柱とを弁棒カバー固定用クランプ(例えば上述の弁棒カバー固定用クランプ30)を介して弁棒カバー(例えば上述の弁棒カバー16)にそれぞれ接続する支柱接続ステップと、
第1フレーム(例えば上述の上フレーム26a及び下フレーム26bのうち一方)が前記配管の軸方向と交差する第1方向(例えば上述の第1方向d1)に沿って延在するように、前記第1フレームを第1クランプ(例えば上述の上クランプ24a及び下クランプ24bのうち一方)を介して前記配管に接続する第1フレーム接続ステップと、
第2フレーム(例えば上述の上フレーム26a及び下フレーム26bのうち他方)が前記第1方向に沿って延在するように、前記配管における前記弁を設置する位置を挟んで前記第1クランプとは反対側の位置に前記第2フレームを第2クランプ(例えば上述の上クランプ24a及び下クランプ24bのうち他方)を介して接続する第2フレーム接続ステップと、
を備える。
上記(5)に記載の弁脱着装置取り付け方法によれば、前述したような仮説櫓と吊り上げ装置を用いて弁の横引き作業を行う従来の弁脱着装置と比較して、仮設櫓を設置する必要がなく、弁の脱着装置を容易に配管に取り付けることができる。また、弁脱着装置を取り付けた後に、第1支柱と第2支柱とを通る回転軸線を回転中心として弁を水平面内で回転させることにより弁を配管に脱着することができるため、弁の脱着の際に弁が重力によってスイングすることを抑制し、配管に対して安全に弁を脱着することが可能となる。
(6)幾つかの実施形態では、上記(5)に記載の弁脱着装置取り付け方法において、
前記支柱接続ステップを前記第1フレーム接続ステップ及び前記第2フレーム接続ステップの前に行う。
前記支柱接続ステップを前記第1フレーム接続ステップ及び前記第2フレーム接続ステップの前に行う。
上記(6)に記載の弁脱着装置取り付け方法によれば、支柱接続ステップにおいて第1支柱と第2支柱とが鉛直方向に沿った同一直線上に配置することと、第2フレーム接続ステップにおいて、第2フレームの長手方向と前記第1フレームの長手方向とを一致させることとを両立することが容易となる。
(7)幾つかの実施形態では、上記(5)又は(6)の何れかに記載の弁脱着装置取り付け方法において、
前記第1フレーム接続ステップでは、前記第1支柱に対して回動可能に接続された前記第1フレームを前記第1クランプを介して前記配管に接続し、
前記第2フレーム接続ステップでは、前記第2支柱に対して回動可能に接続された前記第2フレームを前記第2クランプを介して前記配管に接続する。
前記第1フレーム接続ステップでは、前記第1支柱に対して回動可能に接続された前記第1フレームを前記第1クランプを介して前記配管に接続し、
前記第2フレーム接続ステップでは、前記第2支柱に対して回動可能に接続された前記第2フレームを前記第2クランプを介して前記配管に接続する。
上記(7)に記載の弁脱着装置取り付け方法によれば、第2フレームの長手方向と前記第1フレームの長手方向とを一致させることが容易となる。
(8)本開示の少なくとも一実施形態に係る弁取り外し方法は、
上記(1)に記載の弁脱着装置を用いて前記弁を前記配管から取り外す弁取り外し方法であって、
前記第1支柱と前記第2支柱とを通る回転軸線の周りに前記弁を回動させて鉛直方向視において前記配管とオーバーラップしない位置(例えば上述の搬送用台車36の位置)に前記弁を移動させるステップを備える。
上記(1)に記載の弁脱着装置を用いて前記弁を前記配管から取り外す弁取り外し方法であって、
前記第1支柱と前記第2支柱とを通る回転軸線の周りに前記弁を回動させて鉛直方向視において前記配管とオーバーラップしない位置(例えば上述の搬送用台車36の位置)に前記弁を移動させるステップを備える。
上記(8)に記載の弁取り外し方法によれば、前述したような仮説櫓と吊り上げ装置を用いて弁の横引き作業を行う従来の弁脱着装置と比較して、仮設櫓を設置する必要がなく配管に対して効率的に弁の取り外し作業を行うことができる。また、弁の取り外しの際に弁が重力によってスイングすることを抑制し、弁を配管から安全に取り外すことができる。したがって、鉛直方向に沿って延びる配管に設置された弁について、作業効率及び安全性の高い弁の取り外し作業を実現することができる。
(9)本開示の少なくとも一実施形態に係る弁取り付け方法は、
上記(1)に記載の弁脱着装置を用いて前記弁を前記配管に取り付ける弁取り付け方法であって、
前記第1支柱と前記第2支柱とを通る回転軸線の周りに前記弁を回動させて前記第1クランプと前記第2クランプとの間の位置に前記弁を移動させるステップを備える。
上記(1)に記載の弁脱着装置を用いて前記弁を前記配管に取り付ける弁取り付け方法であって、
前記第1支柱と前記第2支柱とを通る回転軸線の周りに前記弁を回動させて前記第1クランプと前記第2クランプとの間の位置に前記弁を移動させるステップを備える。
上記(9)に記載の弁取り付け方法によれば、前述したような仮説櫓と吊り上げ装置を用いて弁の横引き作業を行う従来の弁脱着装置と比較して、仮設櫓を設置する必要がなく配管に対して効率的に弁の取り付け作業を行うことができる。また、弁の取り付けの際に弁が重力によってスイングすることを抑制し、弁を配管に安全に取り付けることができる。したがって、鉛直方向に沿って延びる配管に対して、作業効率及び安全性の高い弁の取り付け作業を実現することができる。
2 配管
2a 上配管部
2a1,2b1,12a,12b フランジ
2b 下配管部
4 弁脱着装置
6 バタフライ弁
8 弁体
10 弁棒
12 弁ハウジング
14 モータ
16 弁棒カバー
18a,18b,33a,33b,34a,34b,35 ボルト
22 外周面
24a 上クランプ
24b 下クランプ
24a1,24a2,24b1,24b2,30a,30b 半円状部材
24a3,24b3 連結板
26a1,26b1 一端部
26a2,26b2 他端部
26a 上フレーム
26b 下フレーム
28a1,28b1 上端部
28a2,28b2 下端部
28a 上支柱
28b 下支柱
30 弁棒カバー固定用クランプ
36 搬送用台車
2a 上配管部
2a1,2b1,12a,12b フランジ
2b 下配管部
4 弁脱着装置
6 バタフライ弁
8 弁体
10 弁棒
12 弁ハウジング
14 モータ
16 弁棒カバー
18a,18b,33a,33b,34a,34b,35 ボルト
22 外周面
24a 上クランプ
24b 下クランプ
24a1,24a2,24b1,24b2,30a,30b 半円状部材
24a3,24b3 連結板
26a1,26b1 一端部
26a2,26b2 他端部
26a 上フレーム
26b 下フレーム
28a1,28b1 上端部
28a2,28b2 下端部
28a 上支柱
28b 下支柱
30 弁棒カバー固定用クランプ
36 搬送用台車
Claims (9)
- 鉛直方向に沿って延在する配管に対して弁を脱着するための弁脱着装置であって、
前記配管に固定される第1クランプと、
前記配管における前記弁が設置される位置を挟んで前記第1クランプとは反対側の位置に固定される第2クランプと、
前記第1クランプに接続され、前記配管の軸方向と交差する第1方向に沿って延在する第1フレームと、
前記第2クランプに接続され、前記第1方向に沿って延在する第2フレームと、
前記弁の弁棒を覆う弁棒カバーに固定される弁棒カバー固定用クランプと、
前記第1フレームと前記弁棒カバー固定用クランプとに接続され、前記軸方向に沿って延在する第1支柱と、
前記第2フレームと前記弁棒カバー固定用クランプとに接続され、前記軸方向に沿って延在する第2支柱と、
を備え、
前記第1支柱は、前記第1フレーム及び前記弁棒カバー固定用クランプのうち少なくとも一方に対して前記軸方向に沿った回転軸線の周りに回動可能に接続され、
前記第2支柱は、前記第2フレーム及び前記弁棒カバー固定用クランプのうち少なくとも一方に対して前記回転軸線の周りに回動可能に接続された、弁脱着装置。 - 前記第1支柱は、前記第1フレームに対して前記回転軸線の周りに回動可能に接続され、
前記第2支柱は、前記第2フレームに対して前記回転軸線の周りに回動可能に接続された、請求項1に記載の弁脱着装置。 - 前記第1支柱は、前記弁棒カバー固定用クランプに対して前記軸方向に沿った回転軸線の周りに回動可能に接続され、
前記第2支柱は、前記弁棒カバー固定用クランプに対して前記回転軸線の周りに回動可能に接続された、請求項1又は2に記載の弁脱着装置。 - 前記弁棒カバーにはモータが接続されており、
前記弁棒カバー固定用クランプは、前記弁棒カバーにおける前記モータ寄りの位置に固定された、請求項1乃至3の何れか1項に記載の弁脱着装置。 - 鉛直方向に沿って延在する配管に対して弁を脱着するための弁脱着装置を取り付ける弁脱着装置取り付け方法であって、
第1支柱と第2支柱とが鉛直方向に沿った同一直線上に配置されるように、前記第1支柱と前記第2支柱とを弁棒カバー固定用クランプを介して弁棒カバーにそれぞれ接続する支柱接続ステップと、
第1フレームが前記配管の軸方向と交差する第1方向に沿って延在するように、前記第1フレームを第1クランプを介して前記配管に接続する第1フレーム接続ステップと、
第2フレームが前記第1方向に沿って延在するように、前記配管における前記弁を設置する位置を挟んで前記第1クランプとは反対側の位置に前記第2フレームを第2クランプを介して接続する第2フレーム接続ステップと、
を備える、弁脱着装置取り付け方法。 - 前記第1フレーム接続ステップ及び前記第2フレーム接続ステップを前記支柱接続ステップの後に行う、請求項5に記載の弁脱着装置取り付け方法。
- 前記第1フレーム接続ステップでは、前記第1支柱に対して回動可能に接続された前記第1フレームを前記第1クランプを介して前記配管に接続し、
前記第2フレーム接続ステップでは、前記第2支柱に対して回動可能に接続された前記第2フレームを前記第2クランプを介して前記配管に接続する、請求項5又は6に記載の弁脱着装置取り付け方法。 - 請求項1に記載の弁脱着装置を用いて前記弁を前記配管から取り外す弁取り外し方法であって、
前記第1支柱と前記第2支柱とを通る回転軸線の周りに前記弁を回動させて鉛直方向視において前記配管とオーバーラップしない位置に前記弁を移動させるステップを備える、弁取り外し方法。 - 請求項1に記載の弁脱着装置を用いて前記弁を前記配管に取り付ける弁取り付け方法であって、
前記第1支柱と前記第2支柱とを通る回転軸線の周りに前記弁を回動させて前記第1クランプと前記第2クランプとの間の位置に前記弁を移動させるステップを備える、弁取り付け方法。
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JP2022014240A JP7263578B1 (ja) | 2022-02-01 | 2022-02-01 | 弁脱着装置、弁脱着装置取り付け方法、弁取り外し方法及び弁取り付け方法 |
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JP2002340275A (ja) * | 2001-05-18 | 2002-11-27 | Cosmo Koki Co Ltd | 仕切弁の不断水撤去方法及びその装置 |
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JP2020190262A (ja) * | 2019-05-20 | 2020-11-26 | 横浜市 | 流体機器の取替方法及び機器取替治具 |
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2022
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