JP2002340164A - 過給機を有する車両の制御装置 - Google Patents

過給機を有する車両の制御装置

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JP2002340164A JP2001144259A JP2001144259A JP2002340164A JP 2002340164 A JP2002340164 A JP 2002340164A JP 2001144259 A JP2001144259 A JP 2001144259A JP 2001144259 A JP2001144259 A JP 2001144259A JP 2002340164 A JP2002340164 A JP 2002340164A
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤学習を防止しつつ学習機会を増加させるこ
とができる過給機を有する車両の制御装置を提供する。 【解決手段】 過給圧および空燃比A/Fの少なくとも
一方の変化に伴ってエンジン10の出力トルクが変化す
る場合には、学習制御禁止手段168によって学習制御
手段162による係合油圧の学習が禁止されるので、誤
学習が防止される。同時に、過給圧の変化によるエンジ
ンのトルク変化と空燃比A/Fの変化によるエンジン1
0のトルク変化とが相殺される場合には、学習制御許可
手段174によって学習制御手段162による係合油圧
の学習が許可されることから、従来では学習が禁止され
ていた過給圧および空燃比の変化時においても学習制御
手段162による学習が実行されるので、学習機会が増
加させられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、過給圧および空燃
比を制御可能なエンジンと、そのエンジンから駆動輪に
至る動力伝達経路に設けられた油圧式の動力伝達装置と
を有する車両の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両の一種に、エンジンから駆動輪に至
る動力伝達経路に油圧式摩擦係合装置などを有する変速
機が備えられるとともに、その油圧式摩擦係合装置を作
動させるための係合油圧を制御する係合油圧制御手段
と、その係合油圧制御手段により制御される係合油圧を
学習により補正する学習制御手段とが設けられる場合が
ある。この車両では、油圧式摩擦係合装置が滑らかに作
動させられ、その係合作動に起因するショックの発生が
抑制されるようになっている。
【0003】ところで、上記の車両において、ターボチ
ャージャやスーパーチャージャに代表される過給機がエ
ンジンに備えられる場合がある。このような場合には、
その過給機の作動に伴ってエンジン出力トルクが変化さ
せられることから、係合ショックを抑制する方向に過渡
的な係合油圧を学習により補正すると、その学習により
補正された過渡的な係合油圧が入力トルクに対応したも
のとならなくなって、所謂誤学習状態が発生し、係合シ
ョックが発生することになる。このため、過給機による
過給状態に基づいて学習を禁止する制御装置が提案され
ている。たとえば、特開平9−144866号公報に記
載された制御装置がそれである。
【0004】また、空燃比が変化させられる場合もそれ
に伴ってエンジン出力トルクが変化させられることか
ら、上記過給圧の場合と同様に、係合ショックを抑制す
る方向に過渡的な係合油圧を学習により補正すると、そ
の学習により補正された過渡的な係合油圧が入力トルク
に対応したものとならなくなって、所謂誤学習状態が発
生し、係合ショックが発生することになる。このため、
空燃比の状態に基づいて学習を禁止する制御装置が提案
されている。たとえば、特開平5−209677号公報
に記載された制御装置がそれである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、過給圧およ
び空燃比を制御可能なエンジンを有する車両では、過給
圧が変化したときおよび空燃比が変化したときにおいて
係合油圧の学習をそれぞれ禁止することになるが、この
ようにされると、学習の実行機会が少なくなるという問
題が発生する可能性があった。
【0006】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであり、その目的とするところは、誤学習を防止し
つつ学習機会を増加させることができる過給機を有する
車両の制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、過給圧および空燃比
を制御可能なエンジンと、そのエンジンから駆動輪に至
る動力伝達経路に設けられた油圧式の動力伝達装置とを
有する車両において、その油圧式の動力伝達装置を作動
させるための作動油圧を制御する作動油圧制御手段と、
その作動油圧制御手段により制御される作動油圧を学習
により補正する学習制御手段とを備える制御装置であっ
て、(a) 前記過給圧および空燃比の少なくとも一方の変
化に伴って前記エンジンの出力トルクが変化する場合に
は前記学習制御手段による作動油圧の学習を禁止する学
習制御禁止手段と、(b) 前記過給圧の変化によるエンジ
ンのトルク変化と前記空燃比の変化によるエンジンのト
ルク変化とが相殺される場合には前記エンジンの出力ト
ルクが変化しないときには前記学習制御手段による作動
油圧の学習を許可する学習制御許可手段とを、含むこと
にある。
【0008】
【発明の効果】このようにすれば、前記過給圧および空
燃比の少なくとも一方の変化に伴って前記エンジンの出
力トルクが変化する場合には、学習制御禁止手段によっ
て前記学習制御手段による作動油圧の学習が禁止される
ので、誤学習が防止される。同時に、過給圧の変化によ
るエンジンのトルク変化と前記空燃比の変化によるエン
ジンのトルク変化とが相殺される場合には、学習制御許
可手段により前記学習制御手段による作動油圧の学習が
許可されることから、従来では学習が禁止されていた過
給圧および空燃比の変化時においても前記学習制御手段
による学習が実行されるので、学習機会が増加させられ
る。
【0009】
【発明の他の態様】ここで、好適には、前記過給圧の変
更が発生したか否かを判定する過給圧変更判定手段と、
前記空燃比の変更が発生したか否かを判定する空燃比変
更判定手段と、それら過給圧変更判定手段による過給圧
の変更判定および空燃比変更判定手段による空燃比変更
判定の少なくとも一方が判定されたとき、前記学習制御
禁止手段は、前記学習制御手段による作動油圧の学習を
禁止するものである。
【0010】また、好適には、前記過給圧の変更と空燃
比の変更とが同時に発生したか否かを判定する過給圧空
燃比変更判定手段と、その過給圧空燃比変更判定手段に
より前記過給圧の変更と空燃比の変更とが同時に発生し
たと判定された場合に、その過給圧の変化によるエンジ
ンのトルク変化と前記空燃比の変化によるエンジンのト
ルク変化とが相殺されるか否かを判定するトルク変化相
殺判定手段とが設けられ、そのトルク変化相殺判定手段
によって上記過給圧の変化によるエンジンのトルク変化
と前記空燃比の変化によるエンジンのトルク変化とが相
殺されると判定されると、前記学習制御許可手段は前記
学習制御手段による作動油圧の学習を許可するものであ
る。
【0011】また、好適には、前記エンジンは、過給状
態において希薄燃焼させられるものである。このように
すれば、燃費が改善される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施例の制御装置が適
用された車両用動力伝達装置の構成を説明する骨子図で
ある。図において、動力源としてのエンジン10の出力
は、クラッチ12、トルクコンバータ14を介して自動
変速機16に入力され、図示しない差動歯車装置および
車軸を介して駆動輪へ伝達されるようになっている。上
記クラッチ12とトルクコンバータ14との間には、電
動モータおよび発電機として機能する第1モータジェネ
レータMG1が配設されている。上記トルクコンバータ
14は、クラッチ12に連結されたポンプ翼車20と、
自動変速機16の入力軸22に連結されたタービン翼車
24と、それらポンプ翼車20およびタービン翼車24
の間を直結するためのロックアップクラッチ26と、一
方向クラッチ28によって一方向の回転が阻止されてい
るステータ翼車30とを備えている。
【0014】上記自動変速機16は、ハイおよびローの
2段の切り換えを行う第1変速機32と、後進変速段お
よび前進4段の切り換えが可能な第2変速機34とを備
えている。第1変速機32は、サンギヤS0、リングギ
ヤR0、およびキャリアK0に回転可能に支持されてそ
れらサンギヤS0およびリングギヤR0に噛み合わされ
ている遊星ギヤP0から成るHL遊星歯車装置36と、
サンギヤS0とキャリアK0との間に設けられたクラッ
チC0および一方向クラッチF0と、サンギヤS0およ
びハウジング38間に設けられたブレーキB0とを備え
ている。
【0015】第2変速機34は、サンギヤS1、リング
ギヤR1、およびキャリアK1に回転可能に支持されて
それらサンギヤS1およびリングギヤR1に噛み合わさ
れている遊星ギヤP1から成る第1遊星歯車装置40
と、サンギヤS2、リングギヤR2、およびキャリアK
2に回転可能に支持されてそれらサンギヤS2およびリ
ングギヤR2に噛み合わされている遊星ギヤP2から成
る第2遊星歯車装置42と、サンギヤS3、リングギヤ
R3、およびキャリアK3に回転可能に支持されてそれ
らサンギヤS3およびリングギヤR3に噛み合わされて
いる遊星ギヤP3から成る第3遊星歯車装置44とを備
えている。
【0016】上記サンギヤS1とサンギヤS2は互いに
一体的に連結され、リングギヤR1とキャリアK2とキ
ャリアK3とが一体的に連結され、そのキャリアK3は
出力軸46に連結されている。また、リングギヤR2が
サンギヤS3に一体的に連結されている。そして、リン
グギヤR2およびサンギヤS3と中間軸48との間にク
ラッチC1が設けられ、サンギヤS1およびサンギヤS
2と中間軸48との間にクラッチC2が設けられてい
る。また、サンギヤS1およびサンギヤS2の回転を止
めるためのバンド形式のブレーキB1がハウジング38
に設けられている。また、サンギヤS1およびサンギヤ
S2とハウジング38との間には、一方向クラッチF1
およびブレーキB2が直列に設けられている。この一方
向クラッチF1は、サンギヤS1およびサンギヤS2が
入力軸22と反対の方向へ逆回転しようとする際に係合
させられるように構成されている。
【0017】キャリアK1とハウジング38との間には
ブレーキB3が設けられており、リングギヤR3とハウ
ジング38との間には、ブレーキB4と一方向クラッチ
F2とが並列に設けられている。この一方向クラッチF
2は、リングギヤR3が逆回転しようとする際に係合さ
せられるように構成されている。
【0018】以上のように構成された自動変速機16で
は、例えば図2に示す作動表に従って後進1段および変
速比が順次異なる前進5段の変速段のいずれかに切り換
えられる。図2において「○」は係合状態を表し、空欄
は解放状態を表し、「◎」はエンジンブレーキのときの
係合状態を表し、「△」は動力伝達に関与しない係合を
表している。この図2から明らかなように、第2変速段
(2nd)から第3変速段(3rd)へのアップシフト
では、ブレーキB3を解放すると同時にブレーキB2を
係合させるクラッチツークラッチ変速が行われ、ブレー
キB3の解放過程で係合トルクを持たせる期間とブレー
キB2の係合過程で係合トルクを持たせる期間とがオー
バラップして設けられる。それ以外の変速は、1つのク
ラッチまたはブレーキの係合或いは解放作動だけで行わ
れるようになっている。上記クラッチおよびブレーキは
何れも油圧アクチュエータによって係合させられる油圧
式摩擦係合装置である。
【0019】前記エンジン10は、後述する過給機54
を備えているとともに、燃料消費を減少させるために、
燃料が筒内噴射されることにより軽負荷時においては空
燃比A/Fが理論空燃比よりも高い燃焼である希薄燃焼
が行われるリーンバーンエンジンである。このエンジン
10は、3気筒ずつから構成される左右1対のバンクを
備え、その1対のバンクは単独で或いは同時に作動させ
られるようになっている。すなわち、作動気筒数の変更
が可能となっている。
【0020】たとえば図3に示すように、上記エンジン
10の吸気配管50および排気管52には、排気タービ
ン式過給機(以下、過給機という)54が設けられてい
る。この過給機54は、排気管52内において排気の流
れにより回転駆動されるタービン翼車56と、エンジン
10への吸入空気を圧縮するために吸気配管50内に設
けられ且つタービン翼車56に連結されたポンプ翼車5
8とを備え、そのポンプ翼車58がタービン翼車56に
よって回転駆動されるようになっている。また排気管5
2内には、タービン翼車56が設けられた部分とは並列
に、吸気配管50内の過給圧Pa を調節するための排気
ウエイストゲート弁59を有するバイパス管61が設け
られている。
【0021】上記エンジン10の吸気配管50には、ス
ロットルアクチュエータ60によって操作されるスロッ
トル弁62とが設けられている。このスロットル弁62
は、基本的には図示しないアクセルペダルの操作量すな
わちアクセル開度θACC に対応する開度θTHとなるよう
に制御されるが、エンジン10の出力を調節するために
変速過渡時などの種々の車両状態に応じた開度となるよ
うに制御されるようになっている。
【0022】また、図3に示すように、前記第1モータ
ジェネレータMG1はエンジン10と自動変速機16と
の間に配置され、クラッチ12はエンジン10と第1モ
ータジェネレータMG1との間に配置されている。上記
自動変速機16の各油圧式摩擦係合装置およびロックア
ップクラッチ26は、電動油圧ポンプ64から発生する
油圧を元圧とする油圧制御回路66により制御されるよ
うになっている。また、エンジン10には第2モータジ
ェネレータMG2が作動的に連結されている。そして、
第1モータジェネレータMG1および第2モータジェネ
レータMG2の電源として機能する燃料電池70および
二次電池72と、それらから第1モータジェネレータM
G1および第2モータジェネレータMG2へ供給される
電流を制御したり或いは充電のために二次電池72へ供
給される電流を制御するための切換スイッチ74および
76とが設けられている。この切換スイッチ74および
76は、スイッチ機能を有する装置を示すものであっ
て、たとえばインバータ機能などを有する半導体スイッ
チング素子などから構成され得るものである。
【0023】図4は、電子制御装置80に入力される信
号およびその電子制御装置80から出力される信号を例
示している。たとえば、電子制御装置80には、アクセ
ルペダルの操作量であるアクセル開度θACC を表すアク
セル開度信号、自動変速機16の出力軸46の回転速度
OUT に対応する車速信号、エンジン回転速度NE を表
す信号、吸気配管50内の過給圧Pa を表す信号、空燃
比A/Fを表す信号、シフトレバーの操作位置SH を表
す信号などが図示しないセンサから供給されている。ま
た、電子制御装置80からは、燃料噴射弁からエンジン
10の気筒内へ噴射される燃料の量を制御するための噴
射信号、自動変速機16のギヤ段を切り換えるために油
圧制御回路66内のシフト弁を駆動するシフトソレノイ
ドを制御する信号、ロックアップクラッチ26を開閉制
御するために油圧制御回路66内のロックアップコント
ロールソレノイドを制御する信号などが出力される。
【0024】上記電子制御装置80は、CPU、RO
M、RAM、入出力インターフェースなどから成る所謂
マイクロコンピュータを含んで構成されており、RAM
の一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプ
ログラムに従って信号処理を行うことにより、自動変速
機16のギヤ段を自動的に切り換える変速制御や、ロッ
クアップクラッチ26の係合、解放、或いはスリップを
実行する制御を実行する。たとえば、上記変速制御で
は、予め記憶されたよく知られた関係(変速線図)から
アクセル開度θACC (%)および車速Vに基づいて変速
判断を行い、その変速判断に対応してギヤ段が得られる
ように油圧制御回路66内の電磁弁(シフトソレノイ
ド)S1、S2、S3を制御し、エンジンブレーキを発
生させる際には電磁弁S4を駆動する。また、ロックア
ップクラッチ制御では、図示しない予め記憶された関係
から実際の車両走行状態を表す車速V(出力側回転速度
OUT に対応)および運転者の要求出力量を表すアクセ
ル開度θACC に基づいて、係合領域、解放領域、スリッ
プ領域のいずれに属するかを判定し、その判定された領
域に対応する状態が得られるように油圧制御回路66内
のロックアップコントロールソレノイドを制御してロッ
クアップクラッチ26を係合、解放、或いはスリップの
いずれかの状態とする制御を実行する。また、上記電子
制御装置80は、スロットル弁62の開度TAに対応し
た大きさのスロットル圧PTHを発生させ或いはアキュム
背圧を制御するためにリニヤソレノイド弁SLT を駆動
し、ロックアップクラッチ26の係合、解放、スリップ
量および変速時のブレーキB3内の油圧を制御するため
にリニヤソレノイド弁SLU をそれぞれ駆動する。
【0025】図5および図6は、上記油圧制御回路66
の要部を示している。図の1−2シフト弁88および2
−3シフト弁90は、電磁弁S1、S2の出力圧に基づ
いて、第1速ギヤ段から第2速ギヤ段への変速時および
第2速ギヤ段から第3速ギヤ段への変速時においてそれ
ぞれ切り換えられる切換弁であり、その切換位置を示す
数値はギヤ段を示している。前進レンジ圧PD は、シフ
トレバー72が前進レンジ(D、4、3、2、L)へ操
作されているときに図示しないマニュアル弁から出力さ
れる圧であり、図示しないレギュレータ弁によりスロッ
トル弁開度あるいは自動変速機16の入力トルクに応じ
て高くなるように調圧されるライン圧P L を元圧として
いる。この前進レンジ圧PD は、前進走行時の変速に関
与する各油圧式摩擦係合装置の元圧であるので、それら
各油圧式摩擦係合装置の係合圧に影響する。
【0026】第1速ギヤ段から第2速ギヤ段へ切り換え
る変速出力が出された時には、上記前進レンジ圧P
D は、1−2シフト弁88、2−3シフト弁90、油路
L01、B3コントロール弁92、油路L02を経てブ
レーキB3および圧力振動吸収用のダンパー94へ供給
される。また、第2速ギヤ段から第3速ギヤ段へ切り換
える変速出力が出された時には、前進レンジ圧PD は、
2−3シフト弁90、油路L03を経て、ブレーキB2
およびB2アキュムレータ100へ供給されると同時
に、ブレーキB3内の作動油は、油路L02、B3コン
トロール弁92、油路L01、2−3シフト弁90、戻
り油路L04、2−3タイミング弁98を経て調圧ドレ
ンされるとともに、戻り油路L04から分岐する分岐油
路L05およびB2オリフィスコントロール弁96を経
て急速ドレンされるようになっている。
【0027】上記B2アキュムレータ100の背圧室1
00B には、リニヤソレノイド弁SLT の出力圧PSLT
各変速に際して供給され、ブレーキB2内の作動油圧が
制御される。
【0028】前記B3コントロール弁92は、アキュム
レータが設けられていないブレーキB3の係合圧を直接
的に調圧するための係合油圧調圧弁として機能し、油路
L01と油路L02との間を開閉するスプール弁子10
4と、スプリング106を挟んでスプール弁子104と
同心に設けられ且つそのスプール弁子104よりも大径
のプランジャ108と、スプリング106を収容し、前
記2−3シフト弁90が第3速側へ切り換えられたとき
にそれから出力される前進レンジ圧PD を油路L07を
介して受け入れる油室110と、プランジャ108の軸
端に設けられてリニヤソレノイド弁SLU からの制御圧P
SLU を受け入れる油室112とを備えている。このた
め、B3コントロール弁92は、1→2変速に際して
は、リニヤソレノイド弁SLU の制御圧PSLU に従ってス
プール弁子104を中心線の左側に示す開位置に位置さ
せてファーストフィルをその初期に行うとともに、その
後は油路L01からの作動油を油路L02に供給したり
或いは油路L02内の作動油を排出油路L06へ流出さ
せることによりブレーキB3内の係合圧PB3の立ち上が
り速度が一定となるように調圧し、ブレーキB3の係合
が予測されるときの直前に急速に立ち上げる。また、2
→1変速に際しては、電磁弁S1およびS2は第2速の
変速出力に維持されて油路L01にはDレンジ圧が保持
されており、B3コントロール弁92は、制御圧PSLU
に従って所定の速度で圧力降下させられた後、ブレーキ
B3内に作動油が供給されたと仮定したときにそのブレ
ーキB3の係合直前となるように予め設定された設定圧
力値PSLUHに維持され、第1速ギヤ段の変速完了が判定
されるまでそれを持続する。また、上記B3コントロー
ル弁92は、3→2変速および2→3変速に際しても、
ブレーキB3の係合圧および解放圧を制御圧PSLU に従
って直接的に制御する。なお、数式1において、S1
よびS2 はプランジャ108およびスプール弁子104
の断面積である。
【0029】(数1)PB3=PSLU ・S1 /S2
【0030】B2オリフィスコントロール弁96は、ブ
レーキB2およびB2アキュムレータ100と油路L0
3との間を開閉すると同時に排出油路L06とドレンポ
ート113との間を開閉するスプール弁子114と、ス
プール弁子114をファーストドレン位置へ向かって付
勢するスプリング116と、スプール弁子114の軸端
に設けられて第3電磁弁S3の出力圧PS3を3−4シフ
ト弁118を通して受け入れる油室120とを備えてい
る。これにより、3→2変速時などには第3電磁弁S3
がオン状態とされてその出力圧PS3が油室120に供給
されなくなるので、スプール弁子114によりブレーキ
B2およびB2アキュムレータ100と油路L03との
間を開かれて、それらブレーキB2およびB2アキュム
レータ100からの作動油の排出を速やかに行うファー
ストドレン作動が行われる。また、1→2変速において
は、上記第3電磁弁S3がオフ状態とされて制御圧PS3
が油室120に供給されることにより、B3コントロー
ル弁92の調圧作動によりそれから排出される作動油を
排出させる排出油路L06とドレンポート113との間
が開かれてそのB3コントロール弁92の調圧作動が許
容されるが、1→2変速が完了すると第3電磁弁S3が
オン状態とされて排出油路L06とドレンポート113
との間が閉じられることによりB3コントロール弁92
の調圧作動が停止させられる。
【0031】2−3タイミング弁98は、第2速ギヤ段
から第3速ギヤ段へのクラッチツウクラッチ変速に関与
し、ブレーキB3からの解放圧をリニヤソレノイド弁SL
U から制御圧PSLU に従って調圧するドレーン調圧弁と
して機能する。すなわち、2−3タイミング弁98は、
2→3変速が出力されたときに2−3シフト弁90から
出力された比較的高圧の前進レンジ圧PD (ライン圧と
同じ値)が3−4シフト弁118およびソレノイドリレ
ー弁122を通して供給される高圧ポート124と、ド
レンポート126と、油路L04をその高圧ポート12
4またはドレンポート126に連通させることによりブ
レーキB3のドレン期間の圧力PB3を調圧するスプール
弁子128と、スプリング130を介してスプール弁子
128と同心に設けられ且つそのスプール弁子128と
同径の第1プランジャ132と、スプール弁子128と
同心に且つその一端に当接可能に設けられ且つそのスプ
ール弁子128よりも大径の第2プランジャ134と、
スプリング130を収容し、前記2−3シフト弁90が
第2速側へ切り替えられたときにそれから出力される前
進レンジ圧PD を油路L08を介して受け入れる油室1
36と、第1プランジャ132の軸端に設けられ、リニ
ヤソレノイド弁SLU からの制御圧PSLU を受け入れる油
室138と、第2プランジャ134の軸端に設けられ、
ブレーキB2内の油圧PB2を受け入れる油室140と、
フィードバック圧を受け入れるフィードバック油室14
2とを備えている。
【0032】したがって、スプール弁子128および第
1プランジャ132の断面積をS3、スプール弁子12
8の第2プランジャ134側のランドの断面積をS4
第2プランジャ134の断面積をS5 とすると、2→3
変速出力が出された状態における解放過程のブレーキB
3の圧力PB3は、2−3タイミング弁98による調圧作
動により、数式2から、ブレーキB2の係合圧PB2の増
加に応じて減少し、リニヤソレノイド弁SLU の制御圧P
SLU に応じて増加するように調圧される。
【0033】(数2)PB3=PSLU ・S3 /(S3 −S
4 )−PB2・S5 /(S3 −S4
【0034】また、上記2−3タイミング弁98は、第
2速側へ切り換えられた2−3シフト弁90から出力さ
れる前進レンジ圧PD が油室136へ供給されると、上
記スプール弁子128がロックされるようになってい
る。これも、2−3タイミング弁98の油室138とB
3コントロール弁92の油室112とが接続されている
ことから、第1速および第2速の状態では2−3タイミ
ング弁98の油室138の容積変化を阻止して、B3コ
ントロール弁92の調圧作動に影響を与えないようにす
るためである。
【0035】C0エキゾースト弁150は、第3電磁弁
S3の出力圧PS3および油路L01内の油圧に従って位
置させられるが、第4電磁弁S4の出力圧PS4に従って
開位置に位置させられるスプール弁子152を備え、図
示しない4−5シフト弁が第4速以下の切り換え状態で
あるときにそれを経由して供給されるライン圧PL を、
第2速および第5速時以外のときにクラッチC0および
C0アキュムレータ154に供給する。
【0036】図7は、上記電子制御装置80の制御機能
の要部すなわち係合油圧の学習許可制御機能を説明する
機能ブロック線図である。
【0037】図7において、変速制御手段160は、予
め記憶された変速線図からアクセル開度および車速度に
基づいて変速判断し、判断された変速が実現されるよう
に電磁弁を駆動する。また、クラッチツウクラッチ変速
に際してはリニヤソレノイド弁SLU から出力される制御
圧PSLU を自動変速機16の入力トルクTINに応じて制
御することにより、たとえばクラッチツウクラッチの3
→2ダウン変速では、開放側のブレーキB2の係合圧を
低下させると同時に係合側のブレーキB3の係合圧を上
昇させることにより滑らかに変速を実行させる。このた
め、変速制御手段160は、油圧式摩擦係合装置の作動
油圧を制御するための作動油圧制御手段としても機能し
ている。
【0038】学習制御手段162は、上記クラッチツウ
クラッチ変速たとえばブレーキB2の開放途中にブレー
キB3を係合させることにより実行される3→2ダウン
変速に際して、ブレーキB2の開放時期の遅れやブレー
キB3の係合時期の早まりによるタイアップ、あるいは
ブレーキB2の開放時期の早まりやブレーキB3の係合
時期の遅れ過ぎにより発生するエンジン回転速度のオー
バシュート(一時的吹き上がり)の発生を判定し、所定
値以下となるように次回以後の制御圧PSLU を修正すな
わち学習補正する。
【0039】過給圧変更判定手段164は、過給機54
により吸気管50内に発生させられる過給圧Pa が他の
制御などからの要求により変更されたか否かを判定す
る。空燃比変更判定手段166は、エンジン10に吸入
される混合気の空燃比A/Fが他の制御などからの要求
により変更されたか否かを判定する。この空燃比A/F
の変更要求としては、排気系に設けられたNOx吸蔵還
元触媒のNOx吸蔵量を積極的に低下させるためのリッ
チパルスすなわち空燃比A/Fの一時的減少(混合気濃
度の上昇)が考えられる。学習制御禁止手段168は、
それら過給圧変更判定手段164による過給圧の変更判
定および空燃比変更判定手段166による空燃比変更判
定の少なくとも一方が肯定されたとき、エンジン10の
出力トルクTE が変化させられた状態であるので、前記
学習制御手段162による作動油圧の学習補正を禁止す
る。
【0040】過給圧空燃比変更判定手段170は、上記
過給圧変更判定手段164による過給圧の変更判定およ
び空燃比変更判定手段166による空燃比変更判定が同
時に行われたか否か、すなわち上記過給圧の変更と空燃
比の変更とが同時に発生したか否かを判定する。トルク
変化相殺判定手段172は、その過給圧空燃比変更判定
手段170により過給圧の変更と空燃比の変更とが同時
に発生したと判定された場合には、その過給圧の変化に
よるエンジン10のトルク変化と空燃比A/Fの変化に
よるエンジンのトルク変化とが相殺されるか否かを判定
する。たとえば、エンジン10の特性を示す図8のA点
からB点への移動に示すように、空燃比A/Fが小さく
なる側に所定幅変更されることによりエンジン出力トル
クが増大されようとすると同時に、過給圧が小さくなる
側に所定幅変更されることによりエンジン出力トルクが
低下されようとすることにより、それらのエンジン出力
トルク変化が相殺されて、一対の破線にはさまれる判定
領域H内に略一定に維持されるか否かが判断されるので
ある。学習制御許可手段174は、上記過給圧の変化に
よるエンジン10のトルク変化と上記空燃比の変化によ
るエンジン10のトルク変化とが相殺される場合には前
記学習制御手段162による作動油圧の学習を許可す
る。
【0041】図9は、電子制御装置80による制御作動
の要部すなわち学習制御禁止許可制御ルーチンを説明す
るフローチャートであり、数msec 乃至数十msec 程度
の極めて短い周期で繰り返し実行される。なお、上記変
速制御手段(作動油圧制御手段)160、学習制御手段
162は、よく知られたものであるので、その作動を説
明するフローチャートは省略されている。
【0042】図9において、ステップ(以下、ステップ
を省略する)SA1では、学習前提条件、たとえばエン
ジン10の暖機完了、自動変速機16の作動油温度が適
温範囲内、システムフェイルなしなどの条件が成立した
か否かが判断される。この判断が否定される場合は本ル
ーチンが終了させられるが、肯定される場合は、前記過
給圧変更判定手段164に対応するSA2において、他
の制御からの過給圧の所定量の変更(要求)が行われた
か否かが判断される。このSA2の判断が否定される場
合は、前記空燃比変更判定手段166に対応するSA3
において、他の制御からの空燃比A/Fの所定量の変更
(要求)が行われたか否かが判断される。このSA3の
判断が否定される場合は、過給圧および空燃比A/Fの
いずれも変更されない走行状態であるので、学習制御手
段162による学習制御が許可されて実行される。
【0043】上記SA2の判断が肯定される場合は、前
記過給圧空燃比変更判定手段170に対応するSA5に
おいて、他の制御からの過給圧の所定量の変更(要求)
と空燃比A/Fの所定量の変更(要求)とが同時に行わ
れたか否かが判断される。このSA5の判断が否定され
る場合は、前記学習制御禁止手段170に対応するSA
6において、学習制御手段162による学習制御が禁止
される。あるいは仮に実施したとしても、その学習制御
値が次回の補正値として利用されない。また、前記SA
3の判断が肯定された場合も上記SA6において、学習
制御手段162による学習制御が禁止される。すなわ
ち、過給圧および空燃比A/Fの少なくとも一方が変更
される場合は、エンジン10の出力トルク変化が相殺さ
れる場合を除いてSA6の学習制御禁止が実行されるの
である。
【0044】上記過給圧および空燃比A/Fの両方が変
更される場合は、SA5の判断が肯定されるので、前記
トルク変化相殺判定手段172に対応するSA7におい
て、たとえばエンジン10の特性を示す図8のA点から
B点への移動に示すように、空燃比A/Fが小さくなる
側に所定幅変更されることによりエンジン出力トルクが
増大されようとすると同時に、過給圧が小さくなる側に
所定幅変更されることによりエンジン出力トルクが低下
されようとすることにより、それらのエンジン出力トル
ク変化が相殺されて、一対の破線にはさまれる判定領域
H内に略一定に維持されるか否かが判断される。このS
A7の判断が否定される場合は前記SA6において学習
制御が禁止されるが、肯定される場合は、前記学習制御
許可手段174に対応するSA8において、前記学習制
御手段162による学習制御が許可される。
【0045】上述のように、本実施例によれば、前記過
給圧および空燃比A/Fの少なくとも一方の変化に伴っ
てエンジン10の出力トルクが変化する場合には、学習
制御禁止手段168(SA6)によって学習制御手段1
62による係合油圧の学習が禁止されるので、誤学習が
防止される。同時に、過給圧の変化によるエンジンのト
ルク変化と空燃比A/Fの変化によるエンジン10のト
ルク変化とが相殺される場合には、学習制御許可手段1
74(SA8)によって学習制御手段162による係合
油圧の学習が許可されることから、従来では学習が禁止
されていた過給圧および空燃比の変化時においても学習
制御手段162による学習が実行されるので、学習機会
が増加させられる。
【0046】すなわち、本施例においては、過給圧の変
更が発生したか否かを判定する過給圧変更判定手段16
4(SA2)と、空燃比A/Fの変更が発生したか否か
を判定する空燃比変更判定手段166(SA3)とが設
けられており、それら過給圧変更判定手段164による
過給圧の変更判定および空燃比変更判定手段166によ
る空燃比変更判定の少なくとも一方が判定されたとき、
学習制御禁止手段168(SA6)が、学習制御手段1
62による係合油圧の学習を禁止するものである。ま
た、本実施例においては、過給圧の変更と空燃比A/F
の変更とが同時に発生したか否かを判定する過給圧空燃
比変更判定手段170(SA5)と、その過給圧空燃比
変更判定手段170により過給圧の変更と空燃比A/F
の変更とが同時に発生したと判定された場合に、その過
給圧の変化によるエンジン10のトルク変化と前記空燃
比の変化によるエンジン10のトルク変化とが相殺され
るか否かを判定するトルク変化相殺判定手段172(S
A7)とが設けられ、そのトルク変化相殺判定手段17
2によって上記過給圧の変化によるエンジン10のトル
ク変化と空燃比A/Fの変化によるエンジン10のトル
ク変化とが相殺されると判定されると、学習制御許可手
段174(SA8)が学習制御手段162による係合油
圧の学習を許可するものである。
【0047】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明したが、本発明はその他の態様においても適用され
る。
【0048】たとえば、前述の実施例では、作動油圧制
御手段として自動変速機16のブレーキB3、B2の係
合圧を制御する変速制御手段160が設けられていた
が、それに代えて、ロックアップクラッチ26の係合圧
を制御するロックアップ制御手段、図示しない駆動力配
分制御(差動制限)クラッチの係合圧を制御する駆動力
配分制御手段が作動油圧制御手段として設けられていて
もよい。要するにエンジンから駆動輪に至る動力伝達経
路に設けられた油圧式動力伝達装置の作動油圧を制御す
るものであればよいのである。また、ベルト式無段変速
機にあっては、セカンダリプーリのベルト挟圧力を制御
するベルト挟圧力制御手段が作動油圧制御手段として設
けられていてもよい。
【0049】また、前述の実施例の過給機54は、排気
流によって回転駆動されるターボ式であったが、エンジ
ン10のクランク軸に作動的に連結されることにより回
転駆動される形式のものであっても差支えない。
【0050】その他、一々例示はしないが、本発明は当
業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で
実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の制御装置によって係合油圧
が制御される油圧式摩擦係合装置を含む車両用自動変速
機の構成を説明する図である。
【図2】図1の自動変速機における、複数の油圧式摩擦
係合装置の作動の組合わせとそれにより成立するギヤ段
との関係を示す図表である。
【図3】図1の自動変速機を含む車両の原動機および駆
動系の要部を説明する図である。
【図4】図1の車両に設けられた電子制御装置の入出力
信号を説明する図である。
【図5】図3の油圧制御回路の要部を図6と共に説明す
る図である。
【図6】図3の油圧制御回路の要部を図5と共に説明す
る図である。
【図7】図4の電子制御装置の制御機能の要部を説明す
る機能ブロック線図である。
【図8】図3の過給圧および空燃比をパラメータとする
エンジンの出力特性を説明する図である。
【図9】図3の変速用電子制御装置による制御作動の要
部、すなわち学習制御禁止許可制御ルーチンを説明する
フローチャートである。
【符号の説明】
10:エンジン 54:過給機 160:変速制御手段(作動油圧制御手段) 162:学習制御手段 168:学習制御禁止手段 174:学習制御許可手段 B2、B3:ブレーキ(油圧式摩擦係合装置)
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 29/00 F02D 29/00 H 3J552 41/02 301 41/02 301D 301F 43/00 301 43/00 301E 301R // F16H 59:14 F16H 59:14 63:12 63:12 Fターム(参考) 3D041 AA53 AA59 AB01 AC01 AC09 AC15 AC18 AD02 AD05 AD10 AD31 AD51 AE07 AE22 AE31 AF07 3G084 AA04 BA07 BA09 BA32 CA08 DA18 FA05 FA06 FA07 FA10 FA12 FA26 FA33 3G092 AA01 AA09 AA18 AB02 BA04 BB01 DB00 DB03 FA04 HA01Z HA05Z HA06Z HA16Z HB01X HD05Z HE01Z HF08Z HF11X HF12Z HF21Z 3G093 AA05 AB02 BA02 BA03 CB08 DA01 DA03 DA06 DA11 DB05 DB11 EA05 EB03 EC04 FA09 3G301 HA01 HA11 HA15 JA04 LB01 ND21 PA01Z PA07Z PA11Z PB03A PD13Z PE01Z PF01Z PF08Z 3J552 MA02 MA12 NA01 NB02 NB04 PA02 PA54 RA02 RC14 RC17 SA07 TA12 TA13 UA08 VA52W VA52Y VC02W VC05W VC06W

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 過給圧および空燃比を制御可能なエンジ
    ンと、該エンジンから駆動輪に至る動力伝達経路に設け
    られた油圧式の動力伝達装置とを有する車両において、
    該動力伝達装置を作動させるための作動油圧を制御する
    作動油圧制御手段と、該作動油圧制御手段により制御さ
    れる作動油圧を学習により補正する学習制御手段とを備
    える制御装置であって、 前記過給圧および空燃比の少なくとも一方の変化に伴っ
    て前記エンジンの出力トルクが変化する場合には前記学
    習制御手段による作動油圧の学習を禁止する学習制御禁
    止手段と、 前記過給圧の変化によるエンジンのトルク変化と前記空
    燃比の変化によるエンジンのトルク変化とが相殺される
    場合には前記学習制御手段による作動油圧の学習を許可
    する学習制御許可手段を、 含むことを特徴とする過給機を有する車両の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記エンジンは、希薄燃焼させられるも
    のである請求項1の過給機を有する車両の制御装置。
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