JP2002339998A - 密封装置 - Google Patents

密封装置

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JP2002339998A
JP2002339998A JP2001147165A JP2001147165A JP2002339998A JP 2002339998 A JP2002339998 A JP 2002339998A JP 2001147165 A JP2001147165 A JP 2001147165A JP 2001147165 A JP2001147165 A JP 2001147165A JP 2002339998 A JP2002339998 A JP 2002339998A
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Japan
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ring
slinger
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seal
magnetic ring
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JP2001147165A
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English (en)
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Shinzaburo Hitohata
慎三郎 一幡
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Uchiyama Manufacturing Corp
Original Assignee
Uchiyama Manufacturing Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/72Sealings
    • F16C33/76Sealings of ball or roller bearings
    • F16C33/78Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members
    • F16C33/7869Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted with a cylindrical portion to the inner surface of the outer race and having a radial portion extending inward
    • F16C33/7879Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted with a cylindrical portion to the inner surface of the outer race and having a radial portion extending inward with a further sealing ring
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C41/00Other accessories, e.g. devices integrated in the bearing not relating to the bearing function as such
    • F16C41/007Encoders, e.g. parts with a plurality of alternating magnetic poles

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 相対回転する軸受部の回転数を検出するシー
ル構造に関し、回転検出部の保護と正確な位置固定をな
さしめることを目的とする。 【解決手段】 磁性環6を持つスリンガー7と、シール
リップ81を設けたシールリング8からなり、前記スリ
ンガー7の固定部を筒状に形成して折り返し、この折り
返し周面に押えリング9を圧入固定せしめ磁性環6を挟
み固定する。 【効果】これにより磁性環6は正確な位置をもって強固
に挟み固定され、外部に影響されない正確な回転数検出
を長期間にわたって保証し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相対回転するホィ
ール軸受部のシール構造に関し、具体的には自動車のホ
ィールコントロールシステムにおける前後・左右の車輪
の回転数を検出する回転検出装置を持ったシール構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のホィールロックとかスキ
ッドを防止するためのアンチロック・スキッド用車輪回
転数検出装置としては次のような構造が多く用いられて
いる。すなわち、前記の如くの回転数検出装置はパルス
発生リングとこのパルスを感知する感知センサーからな
っており、その一般的な構造としては、ホィールの軸受
を密封するシール装置に併設して配置し、密封手段と回
転数検出手段とを一体化した回転数検出装置付シールを
構成しているものが開発され実用化に至っている。昨今
ではシール装置をより密封力の高い複数の部材を組み合
せた組み合わせシールが採用されるようになっており、
パルス発生リングもより大型のものが取付けられるよう
になっている。以下、図面を参照しつつ詳述する。
【0003】このような従来例の一例を図面によつて説
明すると、図3に示すように、外輪(1a)に嵌合され
たシール部材(2)と内輪(1b)に嵌合されたスリン
ガー(3)でなり、このスリンガー(3)の外側面へパ
ルス発生リング(4)が取り付けられており、このパル
ス発生リング(4)の発するパルスを回転数検出センサ
ー(5)で感知検出する構造を示すことができる。ここ
で軸受(1a、1b)はスリンガー(3)にリップが摺
接するシール部材(2)によって水分あるいは異物の侵
入から守られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな回転数検出装置の付いた組み合わせシールにおいて
は、前記パルス発生リング(4)及び回転数検出センサ
ー(5)が最も外部側の大気に露出した配置となってい
るので、飛散する水あるいは異物に直接曝される酷い状
況にあり、この水が侵入すれば錆びの発生を招いて回転
数の検出能力を低下させ、悪くすると該部分へ異物さえ
付着しかねず、異物がパルス発生リング(4)と回転数
検出センサー(5)間へ付着侵入すれば該パルス発生リ
ング(4)または回転数検出センサー(5)が異物の回
転噛み込みによって損傷を起こし回転検出数を誤らせる
と云う回転数検出装置として致命的な欠点となって現わ
れる。また、パルス発生リング(4)は多くの場合スリ
ンガー(3)のフランジ部に接着剤を用いて直接貼着さ
れており、その表面の平滑性と取り付け強度において不
安の残るものであった。本発明はこのような欠点に鑑
み、回転数検出部の完璧な保護と正確な位置固定をなし
感知性能と耐久性を飛躍的に向上せしめた車輪回転数検
出装置を持つ密封装置を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明を図面に基づいて
説明すると、図1に示すように、自動車用ホィール等の
軸受部(1a、1b)の密封をなす弾性体と剛性材の補
強環からなった密封装置であって、前記密封装置は、合
成ゴムまたは合成樹脂等からなる弾性体とハードフェラ
イト等の強磁性材料を混合して形成した磁性環(6)を
フランジ部(71)の内方へ配備したスリンガー(7)
と、前記スリンガー(7)に相対配置され該スリンガー
(7)の円筒外周面と磁性環を押さえる押えリングの内
側面に摺接するシールリップ(81)を持つシールリン
グ(8)との二部材の組み合わせでなり、前記スリンガ
ー(7)の内周部材との固定部を筒状に形成して更に折
り返しせしめ、前記磁性環(6)を押さえる押えリング
(9)の嵌合固定部を前記筒状の折り返し周面に圧入し
て該押えリング(9)で前記磁性環(6)をスリンガー
(7)のフランジ部(71)に押し付け挟み固定せしめ
る。この状態で前記フランジ部(71)の外方から回転
数検出センサー(5、ここでは図示していない)を近接
配備せしめることを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の密封装置は、磁性環
(6)を持つスリンガー(7)とシールリップ(81と
か82)を持つシールリング(8)の二部材の組み合わ
せからなっており、このスリンガー(7)へ磁性環
(6)を配置するに、筒状に形成した前記スリンガー
(7)の内周部材との固定部を折り返して二重に形成せ
しめ、図2に示すように押えリング(9)によって前記
磁性環(6)を押動しながら前記筒状の折り返し周面に
該押えリング(9)を圧入して前記磁性環(6)をスリ
ンガー(7)のフランジ部(71)に押し付けることで
正確な位置に挟み固定せしめている。
【0007】このように装着固定された密封装置はパル
スを発生する磁性環(6)をスリンガー(7)のフラン
ジ部(71)へ径方向に向けて配備しており、該フラン
ジ部(71)によって磁性環(6)が覆われ完全に外部
から遮断された状態にあるので、外方からの水あるいは
異物等の侵入から完璧に守られる。ここでパルスを発生
する磁性環(6)とこれを感知する回転数検出センサー
(5)は外部のマイナス要因(損傷、腐食、変質など)
に全く影響されない最良の感知環境におかれ、誤作動の
ない正確な回転数検出を長期間にわたって保証し得るも
のとなる。
【0008】
【実施例】本発明でのスリンガー(7)の造形において
は、図2に示すように前記スリンガー(7)の内周側の
固定部を筒状に形成して更に折り返し形成せしめ該筒状
部分を重ね形成する。この重ね形成部の周面へ押えリン
グ(9)の嵌合固定部を圧入固定するが、ここで磁性環
(6)と共に圧入せしめスリンガー(7)と一体化を図
る。
【0009】この磁性環(6)とスリンガー(7)との
一体化では前記前記磁性環(6)を押えリング(9)と
前記スリンガー(7)とで挟み込むとき、接着剤にて固
着せしめてもよく、これによって挟み合う押えリング
(9)及びスリンガー(7)との強力な密着が図られ確
実な固定が実現されるものとなる。
【0010】ここでの強磁性材料を混合した弾性体から
なる磁性環(6)は、焼入硬化形材料あるいは析出硬化
形あるいは焼結形等の粉体または粒体状材料を合成ゴム
あるいは合成樹脂等の弾性素材に混入せしめて加圧形成
し、必要なら予め下地処理と接着剤の塗布された押えリ
ング(9)を型内に投入し、これを加熱加圧して加硫接
着成形することもできる。
【0011】一方、シールリング(8)の造形において
は、前記スリンガー(7)に相対するように配置され、
該スリンガー(7)の内側面に摺接するシールリップ
(81)を設けてなり、場合によっては図1に示すよう
にサイドへ延びるシールリップ(82)を併設しこれを
押えリング(9)の背面へ摺接させることもできる。
【0012】ここで重要なことは、前記磁性環(6)を
外方から包む形状のフランジ部(71)は、内包する磁
性環(6)が発生する磁場を有効最大に回転数検出セン
サー(5)へ届かせるために、該フランジ部(71)を
ほとんど抵抗なしに透過せしめる非磁性材で形成するこ
とであり、これにより強い保護構造を持ちながら他部へ
影響を与えないものとなる。
【0013】なお、図1及び図2で示した密封装置は回
転する内周部材(内輪1b)へ磁性環(6)を取り付け
固定せしめる構造を採用したが、外周部材(外輪1a)
が回転する場合ではこの逆に形成すれば問題なく、その
回転数検出性能は変わるものでない。
【0014】
【発明の効果】本発明によると、回転パルスを発生する
磁性環(6)は内方部から押えリング(9)によってス
リンガー(7)のフランジ部(71)へ挟み正確に固定
され、それも折り返して反発弾性を大きく高めたスリン
ガー(7)の折り返し部へ押えリング(9)の固定部が
圧入されるので、圧入し易く強固に固定することができ
るものとなった。そしてスリンガー(7)はその折り返
し部によって取り付け時の固定力が強まると共に、シー
ルリップ(81)が接する摺動部の摩耗量が二倍に増加
しているから密封安全性の高いものとなっている。ま
た、この折り返し部はシールリング(8)を組付けると
きシールリップ(81)の先端をその曲がり部が円滑に
通過させ組付け不備を起こさせない。このように磁性環
(6)はフランジ部(71)によって完全に外気から隔
離されており、異物あるいは潤滑油等の被着から守られ
て正確で安定した磁場を形成する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装着状態を示す一実施例の断面図であ
る。
【図2】本発明の一体化工程を示す一実施例の断面図で
ある。
【図3】本発明を用いない従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1a 外輪 1b 内輪 2 シール部材 3 スリンガー 4 パルス発生リング 5 回転数検出センサー 6 磁性環 7 折り返し筒部を有するスリンガー 71 フランジ部 8 シールリング 81 シールリップ 82 サイドへ延びるシールリップ 9 押えリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のホィール軸受部にあってその回
    転数の検出と密封とをなさしめる弾性体と補強環からな
    った密封装置において、前記密封装置は、弾性体と強磁
    性材料を混合して形成した磁性環をフランジ部の内方へ
    配備したスリンガーと、前記スリンガーに相対配置され
    該スリンガーの円筒外周面と磁性環を押さえる押えリン
    グの内側面に摺接するシールリップを持つシールリング
    との組み合わせでなり、前記スリンガーの内周部材との
    固定部を筒状に形成して更に折り返しせしめ、前記押え
    リングの固定部を該筒状の折り返し周面に圧入して、該
    押えリングで前記磁性環をスリンガーに挟み固定せしめ
    ることを特徴とした密封装置。
  2. 【請求項2】 前記スリンガーに固定する前記磁性環を
    押えリングに加硫接着成形せしめることを特徴とした請
    求項1の密封装置。
  3. 【請求項3】 前記前記磁性環を押えリングと前記スリ
    ンガーとで挟み、接着剤にて固定せしめることを特徴と
    した請求項1の密封装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007292092A (ja) * 2006-04-21 2007-11-08 Nsk Ltd エンコーダ付シールリングとエンコーダ付転がり軸受ユニット
JP2012107753A (ja) * 2011-12-19 2012-06-07 Jtekt Corp 転がり軸受装置の組立て方法
CN103104617A (zh) * 2013-03-04 2013-05-15 苏州航天特谱风能技术有限公司 一种用于风力发电机组的主轴承密封系统
JP2019095001A (ja) * 2017-11-24 2019-06-20 光洋シーリングテクノ株式会社 ハブユニット用密封装置

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