JP2002338075A - 紙送りローラ - Google Patents

紙送りローラ

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JP2002338075A
JP2002338075A JP2001144062A JP2001144062A JP2002338075A JP 2002338075 A JP2002338075 A JP 2002338075A JP 2001144062 A JP2001144062 A JP 2001144062A JP 2001144062 A JP2001144062 A JP 2001144062A JP 2002338075 A JP2002338075 A JP 2002338075A
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paper feed
feed roller
grain pattern
rubber
elastomer
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Application number
JP2001144062A
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English (en)
Inventor
Yasutoki Ito
靖時 伊藤
Kenji Mishima
健司 三島
Hideyuki Okuyama
英之 奥山
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡便且つ低コストで製造され、加熱・溶融に
よる再利用が可能であり、しかも長期間にわたって適度
な摩擦係数が維持される給紙ローラ1の提供。 【解決手段】 給紙ローラ1は、その表側にシボ模様を
備えている。シボ模様では、紙葉類と直接的に接する面
を形成する陸地部Lとこの陸地部Lから凹陥する海部S
とが無秩序に配置されている。シボ模様の陸地部占有率
Rは、30%以上80%以下である。給紙ローラ1の表
側の10点平均粗さRzは、20μm以上である。給紙
ローラ1は、動的架橋によって得られたエラストマー組
成物から成形されている。このエラストマー組成物で
は、EPDMを主成分とするゴム粒子が、ポリオレフィ
ン又は水素添加スチレン系熱可塑性エラストマーを主成
分とするマトリックス中に分散している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、事務機器等に装着
されて紙の搬送に寄与する紙送りローラに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】複写機、ファクシミリ、プリンター、A
TM等の事務機器の給紙機構、画像形成機構、定着機
構、排紙機構等には、紙送りローラ(給紙ローラ、搬送
ローラ、排紙ローラ等と呼ばれている)が用いられてい
る。紙送りローラは紙を送るものなので、紙との摩擦係
数が高いことが要求され、しかもこの高い摩擦係数が長
期間維持されることが要求される。
【0003】通常、紙送りローラは架橋ゴムから構成さ
れている。用いられるゴムとしては、天然ゴム、エチレ
ン−プロピレン−ジエン共重合体(EPDM)、ウレタ
ンゴム、シリコーンゴム、ポリノルボルネン等が一般的
である。これらのゴムが用いられることにより紙送りロ
ーラに柔軟性が付与され、紙との摩擦係数が高められて
いる。ゴム製の紙送りローラを得るには、ゴム組成物を
架橋する工程が必要であり、量産性及び製造コストとい
う点で問題がある。また、ゴム製の紙送りローラは加熱
によっても溶融しないので、使用後の再利用(原料ポリ
マーとしての再利用)ができない。省資源及び環境保全
の機運が高まりつつある今日、再利用が可能な紙送りロ
ーラが望まれている。
【0004】表面粗度を調整して摩擦係数を最適化する
目的で、紙送りローラの表面が研磨されることが多い。
この表面研磨によっても、紙送りローラの製造コストが
高くなってしまう。通常紙送りローラの表面研磨では、
紙送りローラが回転させられつつ、その表面が研磨材
(砥石やサンドペーパー)に当接される。このため、得
られる紙送りローラでは、研磨時の回転方向に沿った方
向での摩擦係数とこの回転方向とは逆の方向に沿った方
向での摩擦係数とが、ある程度異ってしまう。このよう
に摩擦係数に方向性がある紙送りローラが事務機器に装
着される場合は、その装着方向が制約されることがあ
る。このことは、事務機器の組立作業を煩雑にする。さ
らに、表面が研磨された紙送りローラでは、長期間の使
用による摩耗によって表面粗度が変化してしまい、搬送
力が低下してしまうという問題もある。
【0005】特許第2851799号公報には、表面に
シボ模様を備えたゴムローラが開示されている。シボ模
様は方向性なく形成されうるので、このゴムローラが装
着された事務機器では、組立作業の煩雑が解消される。
しかしながら、このローラはゴム製なので、架橋工程が
必要であるということ、及び使用後の再利用が困難であ
ることという問題は依然として解消されない。
【0006】特開平11−236465号公報には、動
的架橋によって得られた熱可塑性エラストマー組成物か
らなるローラが開示されている。このローラは成形・架
橋工程を経ることなく得られる。また、このローラは加
熱によって溶融するので、ポリマー原料として再利用が
可能である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、熱可塑
性エラストマー組成物からなるローラでは、架橋ゴム製
のローラに比べて表面研磨に手間がかかり、この表面研
磨によって製造コストが高くなってしまうという問題が
ある。さらに、熱可塑性エラストマーからなるローラ
は、OHP用フィルム、樹脂コート紙等の、表面が合成
樹脂である紙葉類と密着しやすいという問題もある。
【0008】本発明はこのような実状に鑑みてなされた
ものであり、簡便且つ低コストで製造され、加熱・溶融
による再利用が可能であり、しかも長期間にわたって適
度な摩擦係数が維持される紙送りローラの提供をその目
的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めになされた発明は、熱可塑性のエラストマー材料から
なり、その表側に陸地部と海部とからなるシボ模様を備
えており、このシボ模様における陸地部占有率Rの値が
30%以上80%以下である紙送りローラ、である。
【0010】この紙送りローラでは、シボ模様によって
適度な摩擦係数が達成され、この摩擦係数が長期間にわ
たって維持される。また、シボ模様によって紙送りロー
ラと紙葉類との密着も抑制される。この紙送りローラは
熱可塑性のエラストマー材料からなるので、成形・架橋
工程が不要であり、その製造工程は簡便である。シボ模
様は型(モールド又はダイ)で形成されうるので、この
点でも製造工程が簡略化される。方向性を備えていない
シボ模様が形成されることにより、摩擦係数のバラツキ
も防止される。この紙送りローラは加熱によって溶融す
るので、原料ポリマーとしての再利用も可能である。
【0011】好ましいエラストマー材料は、樹脂架橋剤
によって動的架橋されたゴム粒子が熱可塑性ポリマー中
に分散したエラストマー組成物である。このエラストマ
ー組成物は、分散質の材質であるゴムの長所と、マトリ
クスの材質である熱可塑性ポリマーの長所とを併せ持
つ。このエラストマー組成物が用いられた紙送りローラ
は全体としては熱可塑性であり、しかもゴム粒子による
摩擦係数の適正化が図られうる。
【0012】好ましくは、エラストマー組成物のゴム粒
子は、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体(EPD
M)を主成分とする。これにより、紙送りローラの耐候
性が向上する。
【0013】エラストマー組成物のマトリクスは、好ま
しくはポリオレフィン又は水素添加スチレン系熱可塑性
エラストマーである。ポリオレフィン及び水素添加スチ
レン系熱可塑性エラストマーは、動的架橋時に架橋され
ることがない。
【0014】紙送りローラの好ましい製造方法は、下記
の(1)及び(2)の工程を含む。 (1)キャビティ面にシボ模様を備えた金型内に、加熱
によって溶融したエラストマー材料を供給する工程。 (2)このエラストマー材料を冷却して凝固させ、キャ
ビティ面のシボ模様が反転された形状のシボ模様をこの
エラストマー材料の表面に形成する工程。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面が参照されつつ、
好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明され
る。
【0016】図1は、本発明の一実施形態にかかる紙送
りローラとしての給紙ローラ1が軸芯2とともに示され
た斜視図である。給紙ローラ1が軸芯2に圧入されるこ
とにより、又は両者が接着剤で接合されることにより、
給紙ローラ1が軸芯2に固定されている。給紙ローラ1
の肉厚は、通常1mmから8mm、特には2mmから5
mmとされる。また、給紙ローラ1の全長は、通常は1
0mmから20mmとされる。
【0017】図2は、図1の給紙ローラ1の表側(すな
わち紙葉類と当接する側)の一部が示された拡大図であ
る。また、図3は、図1の給紙ローラ1の一部が示され
た拡大断面図である。図2及び図3に示されるように、
給紙ローラ1は表側にシボ模様を備えている。シボ模様
とは、紙葉類と直接的に接する面を形成する陸地部Lと
この陸地部Lから凹陥する海部Sとが無秩序に配置され
た模様である。陸地部Lは、ほぼ平坦面である。シボ模
様によって、給紙ローラ1に適度な摩擦係数が付与され
る。この給紙ローラ1では陸地部Lと海部Sとが無秩序
に配置されているので、摩擦係数に方向性がない。
【0018】このシボ模様において陸地部Lが少なすぎ
る場合(すなわち海部Sが多すぎる場合)、及び陸地部
Lが多すぎる場合(すなわち海部Sが少なすぎる場合)
は、給紙ローラ1の摩擦係数が不十分となる。この観点
から、陸地部占有率Rは30%以上80%以下とされる
必要があり、40%以上70%以下とされるのが特に好
ましい。
【0019】陸地部占有率Rは、下記数式(I)で算出
される。 R=((X+Y×0.5)/400)×100 −−−(I) 陸地部占有率Rの算出では、まず給紙ローラ1から一辺
が6mmである正方形の領域が20倍に拡大撮影され
る。次にこの写真から一辺が100mmである正方形領
域が抽出され、これが格子状に区画されて一辺が5mm
である400個の小正方形が想定される。これらの小正
方形のうち、全てが陸地部Lであって海部Sを全く含ま
ない小正方形(一例として図2において符号xで示され
ている)の数がXとされる。また、これらの小正方形の
うち陸地部Lと海部Sとの両方を含む小正方形(一例と
して図2において符号yで示されている)の数がYとさ
れる。このX及びYの値が上記数式(I)に代入され、
陸地部占有率Rが算出される。なお、図2において符号
zで示されているのは、全てが海部Sであって陸地部L
を全く含まない小正方形である。
【0020】陸地部占有率Rは、給紙ローラ1の表側の
複数箇所(通常は3箇所)において測定される。そし
て、測定結果の平均が算出される。なお、給紙ローラ1
の表側は曲面であるが、この表側近傍が薄肉状にスライ
スされ、ほぼ平面状とされて写真撮影される。
【0021】陸地部占有率Rが上記範囲内であっても、
極めて広面積な陸地部Lが存在する場合は紙葉類との当
接箇所に応じた摩擦係数のバラツキが大きくなる傾向が
見られるので、比較的小面積な陸地部Lが均一に分散す
るのが好ましい。具体的には、一辺が100mmである
正方形領域における、陸地部Lと海部Sとの両方を含む
小正方形yの数Yが50個以上、さらには150個以
上、特には250個以上となるように、シボ模様が構成
されるのが好ましい。また、給紙ローラ1の表面のいか
なる箇所において一辺が100mmである正方形領域が
抽出された場合でも、小正方形yの数Yがこの範囲内と
なるような状態が達成されているのが好ましい。
【0022】給紙ローラ1の表側の10点平均粗さRz
は、20μm以上が好ましく、30μm以上が特に好ま
しい。シボ模様を備えた給紙ローラ1では、表側の10
点平均粗さRzは、陸地部Lと海部Sとの段差の高さと
相関する。10点平均粗さRzが上記範囲内とされるこ
とにより、段差が十分となり、紙葉類と擦動する際の陸
地部Lの変形が容易となる。これにより、適度な摩擦係
数が発現される。また、段差が十分に大きい給紙ローラ
1では、長期間の使用によって陸地部Lが多少摩耗して
も、依然として陸地部Lの高さが海部Sの高さよりも高
い状態が維持される。なお、あまりに段差が大きすぎる
と陸地部Lが倒れてしまうおそれがあるので、10点平
均粗さRzは150μm以下が好ましい。なお、10点
平均粗さRzは、「JIS B−0601」に準拠して
測定される。
【0023】この給紙ローラ1は、動的架橋によって得
られたエラストマー組成物から成形されている。このエ
ラストマー組成物では、熱可塑性ポリマーのマトリック
スに架橋ゴムからなる微細粒子が分散している。このエ
ラストマー組成物は、マトリックスである熱可塑性ポリ
マーの長所と分散質であるゴム粒子の長所とを併せ持
つ。このエラストマー組成物からなる給紙ローラ1で
は、優れた耐摩耗性が達成されうる。また、この給紙ロ
ーラ1では適切な摩擦係数μRが達成され、しかも紙葉
類との密着が防がれるので、搬送不良が防止される。
【0024】マトリックスである熱可塑性ポリマーとし
ては、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリスチレン、ポ
リカーボネート、ポリアセタール、アクリル樹脂等が挙
げられ、特にポリオレフィンが好適である。ポリオレフ
ィンは分子鎖が飽和状態であるので、動的架橋時に架橋
させてしまうことがない。また、ポリオレフィンは一般
的に安価であり入手が容易なので、これが用いられるこ
とにより給紙ローラ1の製造コストが抑えられる。ポリ
オレフィンの具体例としては、例えばポリプロピレン、
ポリエチレン、エチレン−エチルアクリレート樹脂、エ
チレン−ビニルアセテート樹脂、エチレン−メタクリル
酸樹脂、アイオノマー樹脂等が挙げられる。また、いわ
ゆるメタロセン触媒によって重合されたポリプロピレン
又はポリエチレンも、好適に用いられる。さらに、超高
分子量ポリエチレンも、好適に用いられ得る。これらの
ポリオレフィンは単独で用いられてもよく、また、2種
以上が併用されてもよい。
【0025】マトリックスである熱可塑性ポリマーとし
て、水素添加スチレン系熱可塑性エラストマーが用いら
れてもよい。水素添加スチレン系熱可塑性エラストマー
は、ポリスチレン末端ブロックとエラストマー中間ブロ
ックとからなるブロック共重合体を主成分としているも
のである。水素添加スチレン系熱可塑性エラストマー
は、中間ブロックが水素添加されることによって二重結
合が消滅しているので、動的架橋時に架橋させてしまう
ことがない。水素添加スチレン系熱可塑性エラストマー
の具体例としては、スチレン−エチレン−スチレン共重
合体、スチレン−エチレン/プロピレン−スチレン共重
合体、スチレン−エチレン/ブチレン−スチレン共重合
体等が挙げられる。これらの水素添加スチレン系熱可塑
性エラストマーと他の熱可塑性ポリマー(例えばポリオ
レフィン)とが併用されてもよい。
【0026】分散質であるゴムには、EPDM、ポリブ
タジエン、スチレン−ブタジエン共重合体、ポリイソプ
レン、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、エチレ
ン−プロピレン共重合体、ポリウレタン、クロロプレン
ゴム、アクリルゴム、シリコーンゴム、クロロスルホン
化ポリエチレン、天然ゴム等が用いられうる。
【0027】特に好適なゴムは、EPDMである。EP
DMの主鎖は飽和炭化水素からなるので、この主鎖には
二重結合が含まれない。このため、EPDMは高濃度オ
ゾン雰囲気、光線照射等の環境下に長時間曝されても分
子主鎖切断が起こりにくい(すなわち耐候性に優れ
る)。複写機等では画像形成時にオゾンが発生すること
があるが、EPDMが用いられることにより給紙ローラ
1のオゾン劣化が抑制される。また、EPDMは、熱可
塑性ポリマーへの分散性にも比較的優れる。
【0028】EPDMと他のゴムとが併用されてもよ
い。この場合でも、給紙ローラ1の耐候性維持の観点か
ら、EPDMが主成分であるのが好ましい。具体的に
は、全ゴムに占めるEPDMの比率が30質量%以上、
さらには50質量%以上、特には80質量%以上とされ
るのが好ましい。耐候性の観点から、EPDMが全ゴム
に占める比率は高いほど好ましいので、本発明ではこの
上限値は特には規定されない。
【0029】EPDMには、ゴム成分のみからなる非油
展タイプのEPDMとゴム成分とともに伸展油を含む油
展タイプのEPDMとが存在するが、給紙ローラ1には
いずれのタイプのEPDMも用いられ得る。なお、油展
タイプのEPDMが用いられる場合は、伸展油を除いた
ゴム成分が全ゴムに占める比率が、上記の範囲内(30
質量%以上、さらには50質量%以上、特には80質量
%以上)とされればよい。
【0030】粒子直径が小さいほど、ゴム粒子がマトリ
ックス中に均一に分散するので好ましい。具体的には、
ゴム粒子の平均粒子直径は10μm以下が好ましく、5
μm以下が特に好ましい。平均粒子直径は小さいほど好
ましいが、通常得られるゴム粒子の平均粒子直径は0.
1μm以上である。
【0031】ゴムと熱可塑性ポリマーとの質量比は30
/70以上80/20以下が好ましい。質量比が30/
70以下であると、給紙ローラ1の摩擦係数が小さくな
ってしまうことがある。この観点から、質量比は40/
60以上がより好ましく、50/50以上が特に好まし
い。逆に、質量比が80/20を超えると、熱可塑性ポ
リマーがマトリックスでなくなってしまい、エラストマ
ー組成物の可塑化が困難となってしまうことがある。こ
の観点から、質量比は70/30以下が特に好ましい。
なお、油展ゴムが用いられる場合は、この油展ゴム中の
ゴム成分と熱可塑性ポリマーとの質量比が、上記範囲内
とされる。
【0032】ゴムは、樹脂架橋剤によって架橋されてい
る。樹脂架橋剤が用いられることにより、硫黄と加硫促
進剤とによってゴムが架橋された場合にありがちなブル
ーミングが抑制される。従って、ブルーミングによる給
紙ローラ1の摩擦係数低下が防止される。好ましい樹脂
架橋剤として、ベンゼンのオルト位又はパラ位にアルキ
ル基が結合したアルキルフェノールとホルムアルデヒド
との反応によって得られる、アルキルフェノール・ホル
ムアルデヒド樹脂が挙げられる。また、このアルキルフ
ェノール・ホルムアルデヒド樹脂のハロゲン化物(塩素
化物、臭素化物、フッ素化物、ヨウ素化物等)も好適に
用いられる。これらの樹脂架橋剤はゴムとの相溶性に優
れており、また、反応性に富んでいて架橋反応開始時間
が早くなるので好ましい。
【0033】樹脂架橋剤の配合量は、ゴム100部(油
展ゴムの場合は、ゴム成分100部)に対して1部以上
20部以下が好ましく、3部以上15部以下が特に好ま
しい。配合量が上記範囲未満であると、架橋不足が起こ
り、給紙ローラ1の耐久性が低下してしまうことがあ
る。逆に、配合量が上記範囲を越えると、過剰架橋とな
って動的架橋時の異常発熱によるエラストマー組成物の
熱劣化が生じてしまうことがある。なお、本明細書にお
いて「部」で示される数値は、質量が基準とされたとき
の比を意味する。
【0034】エラストマー組成物には、必要に応じてオ
イル、可塑剤、充填剤、老化防止剤、着色剤、架橋助
剤、補強繊維、コルク粒子等が適量添加されてもよい。
【0035】このエラストマー組成物は、マトリックス
が熱可塑性ポリマーなので、加熱によって溶融する。す
なわち、このエラストマー組成物は、いわゆる熱可塑性
エラストマー組成物である。従って、使用期間が終了し
た後の給紙ローラ1は、加熱・溶融されることにより、
再生ポリマーの原料として利用されうる。従って、この
給紙ローラ1は、省資源に寄与しうる。また、再利用に
よって給紙ローラ1の廃棄処分や焼却処分の必要がなく
なるので、この給紙ローラ1は地球環境に悪影響を与え
ない。
【0036】この給紙ローラ1は、熱可塑性ポリマー中
にゴム粒子が分散しているエラストマー組成物からなる
という点において、ポリマー単体としての熱可塑性エラ
ストマー(ハードセグメントとソフトセグメントとから
なり、ブロック共重合で得られるもの)を主成分とする
給紙ローラとは明確に区別される。分散ゴム粒子を備え
た給紙ローラ1は圧縮永久歪みが小さいので、長期間の
使用によっても紙葉類搬送力が低下しにくい。
【0037】もちろん、動的架橋によって得られたエラ
ストマー組成物に代えてポリマー単体としての熱可塑性
エラストマーが用いられた場合でも、シボ模様による摩
擦係数最適化のメリットは得られる。ポリマー単体とし
ての熱可塑性エラストマーの好適な例としては、前述の
水素添加スチレン系熱可塑性エラストマーが挙げられ
る。
【0038】この給紙ローラ1の製造では、まず熱可塑
性ポリマー、ゴム、樹脂架橋剤、各種添加剤等が、例え
ばオープンロール、バンバリーミキサー、ニーダー、単
軸押出機、二軸押出機等の既知の混練機にて混練され、
エラストマー組成物が得られる。混練時にゴムが架橋さ
れ、微細粒子となって熱可塑性ポリマーマトリックス中
に分散する(いわゆる動的架橋)。次に、得られたエラ
ストマー組成物が加熱により溶融され、円柱状のキャビ
ティを備えた金型に射出される。この金型のキャビティ
面には、エッチング等の手段によってシボ模様が形成さ
れている。次に、エラストマー組成物が冷却され、その
表面にキャビティ面のシボ模様が反転した形状のシボ模
様が形成される。このエラストマー組成物が金型から取
り出され、表側にシボ模様を備えた給紙ローラ1が得ら
れる。この給紙ローラ1は、架橋工程及び研磨工程を経
ることなく製造されるので、その製造コストが低い。
【0039】図4は、図1の給紙ローラ1が用いられた
給紙機構3が示された模式的断面図である。この給紙機
構3は、給紙ローラ1の他に、分離パッド4、トレイ5
等を備えている。分離パッド4とトレイ5とは、離間し
ている。分離パッド4は基板6に固定されており、給紙
ローラ1と対向している。給紙ローラ1が図中の矢印R
で示される方向に回転することにより、トレイ5の上の
紙7が1枚ずつ送り出される。紙は、画像形成機構及び
定着機構へと搬送され、排出される。搬送には、搬送ロ
ーラが用いられる。また、排出には、排紙ローラが用い
られる。搬送ローラ及び排紙ローラに給紙ローラ1と同
様のエラストマー組成物が用いられることにより、これ
らのローラにおける安定した搬送力が達成されうる。す
なわち、本発明の紙送りローラには、給紙ローラ1の他
に搬送ローラ、排紙ローラ等の、紙の搬送に寄与するロ
ーラが含まれる。
【0040】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明の効果が明ら
かにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限
定的に解釈されるべきではない。
【0041】[実施例1]50質量%の伸展油が油展さ
れたEPDM(住友化学社の商品名「エスプレン670
F」)を二軸押出機(モリヤマ社の「2TR−75」)
を用いて押し出し、直径が4mmで長さが4mmのゴム
ペレットを得た。一方、水素添加スチレン系熱可塑性エ
ラストマー(クラレ社の商品名「SEPS4077」)
とパラフィンオイルとポリプロピレンとが100:17
0:35の質量比で予め混合された組成物(クラレ社の
商品名「SEPS CJ−001」)を200部用意
し、これと前述のゴムペレット200部(ゴム成分10
0部)とをタンブラーにて混合し、二軸押出機(アイベ
ック社の「HTM38」)に投入した。別の投入口より
樹脂架橋剤としての臭素化アルキルフェノール・ホルム
アルデヒド樹脂(田岡化学社の商品名「タッキロール
250−III」)10部及び酸化亜鉛(三井金属社の商
品名「酸化亜鉛2種」)5部を投入し、180℃で混練
して動的架橋を行わせ、エラストマー組成物を得た。こ
のエラストマー組成物を射出成形機(住友重機社の商品
名「ネスタールSG−25」)のシリンダーに投入して
加熱し、溶融させて、エッチングによってキャビティ面
にシボ模様が形成された金型内に射出した。冷却後エラ
ストマー組成物を金型から取り出し、実施例1の給紙ロ
ーラを得た。この給紙ローラの寸法は、外径が24mm
であり、幅が28mmである。また、表側に形成された
シボ模様の陸地部占有率Rは35%である。さらに、表
面粗さ計(東京精密社の商品名「SURFCOM」)に
よって測定された10点平均粗さRzは、38μmであ
る。
【0042】[実施例2から5並びに比較例1及び2]
金型を変更してシボ模様の陸地部占有率Rと10点平均
粗さRzとを下記の表1に示される通りとした他は実施
例1と同様にして、実施例2から5並びに比較例1及び
2の給紙ローラを得た。
【0043】[比較例3]キャビティ面にシボ模様を備
えていない金型を用い、得られた成形体の表側を回転砥
石で研磨した他は実施例1と同様にして、比較例3の給
紙ローラを得た。この給紙ローラの10点平均粗さRz
は、31μmである。
【0044】[比較例4]EPDM(前述の商品名「エ
スプレン670F」)200部(ゴム成分100部)、
炭酸カルシウム(備北粉化社の商品名「BF300」)
10部、酸化チタン(チタン工業社の商品名「クロノス
酸化チタンKR380」)10部、酸化ケイ素(日本シ
リカ社の商品名「ニプシールVN3」)5部、パラフィ
ンオイル(出光興産社の商品名「PW−90」)30
部、ステアリン酸(日本油脂社の商品名「つばき」)1
部、酸化亜鉛(三井金属社の商品名「酸化亜鉛2種」)
5部、カーボンブラック(東海カーボン社の商品名「シ
ーストSO」)3部、硫黄(鶴見化学社の商品名「粉末
硫黄」)2部、加硫促進剤としてのジベンゾチアジルジ
スルフィド(大内新興化学工業社の商品名「ノクセラー
DM」)1部及び他の加硫促進剤としてのテトラエチル
チウラムジスルフィド(大内新興化学工業社の商品名
「ノクセラーTET」)3部を密閉式混練機で混練し、
ゴム組成物を得た。このゴム組成物をエッチングによっ
てキャビティ面にシボ模様が形成された金型内に投入
し、加熱して架橋反応を起こさせて、比較例4の給紙ロ
ーラを得た。この給紙ローラのシボ模様における陸地部
占有率Rは49%であり、10点平均粗さRzは105
μmである。
【0045】[摩擦係数の測定]普通紙(富士ゼロック
ス社の「P紙」)を用意し、縦が60mmで横が210
mmの長方形に裁断して測定用紙とした。この測定用紙
を図5に示されるように給紙ローラ1とテフロン(登録
商標)プレート8との間にはさみ、軸芯2に250gf
の荷重Wを加えて給紙ローラ1をテフロンプレート8に
圧接した。次いで、給紙ローラ1を矢印Rで示される方
向に、周速50mm/秒で回転させた。そして、測定用
紙9の一端に連結されたロードセル10で、図3中矢印
Fで示される方向に発生した力(gf)を測定した。こ
の力Fを荷重Wで除した値を求めて摩擦係数とした。測
定は、温度23℃、湿度55%の条件下で行った。この
結果が、下記の表1に示されている。
【0046】[製造コストの算出]それぞれの給紙ロー
ラの製造に要するコストを算出し、比較例4の給紙ロー
ラを100としたときの指数を求めた。この結果が、下
記の表1に示されている。
【0047】
【表1】
【0048】表1に示されるように、陸地部占有率Rが
30%未満である比較例1の給紙ローラ及び陸地部占有
率Rが80%を超える比較例2の給紙ローラでは、摩擦
係数が低い。また、表面研磨された比較例3の給紙ロー
ラは摩擦係数が低く、また、研磨工程を経ているので製
造コストが高い。さらに、比較例4の給紙ローラは架橋
工程を経ているので、製造コストが高い。これに対し、
各実施例の給紙ローラでは、摩擦係数が高く、しかも製
造コストが低い。これらの評価結果より、本発明の優位
性は明らかである。
【0049】
【発明の効果】以上説明されたように、本発明の紙送り
ローラは簡便且つ低コストで製造されうる。また、この
紙送りローラは、加熱・溶融による再利用が可能であ
る。この紙送りローラでは、長期間にわたって適度な摩
擦係数が維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施形態にかかる紙送りロ
ーラとしての給紙ローラが軸芯とともに示された斜視図
である。
【図2】図2は、図1の給紙ローラの表側の一部が示さ
れた拡大図である。
【図3】図3は、図1の給紙ローラの一部が示された拡
大断面図である。
【図4】図4は、図1の給紙ローラが用いられた給紙機
構が示された模式的断面図である。
【図5】図5は、給紙ローラの摩擦係数測定の様子が示
された模式的正面図である。
【符号の説明】
1・・・給紙ローラ 2・・・軸芯 3・・・給紙機構 4・・・分離パッド 5・・・トレイ 6・・・基板 7・・・紙 8・・・テフロンプレート 9・・・測定用紙 10・・・ロードセル L・・・陸地部 S・・・海部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 23/16 C08L 23/16 53/02 53/02 // B29K 21:00 B29K 21:00 23:00 23:00 B29L 31:32 B29L 31:32 (72)発明者 奥山 英之 兵庫県神戸市中央区脇浜町3丁目6番9号 住友ゴム工業株式会社内 Fターム(参考) 3F049 AA10 CA12 CA15 CA16 LA02 LA05 LA07 LA08 4F070 AA05 AA06 AA07 AA08 AA09 AA16 AA32 AA53 AA60 AA77 AB06 AC05 AC86 AE08 GA06 GB07 GC07 4F202 AA03 AA45 AF01 AF05 AF07 AG14 AG26 AH04 CA11 CA30 CB01 CK11 4J002 AA01W AC03X AC06X AC07X AC08X AC09X BB00W BB03W BB06W BB07W BB08W BB12W BB15X BB23W BB27X BC03W BG04W BG05W BP01W CB00W CG00W CK02X CL00W CP03X FD140 GM00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性のエラストマー材料からなり、
    その表側に陸地部と海部とからなるシボ模様を備えてお
    り、このシボ模様における下記数式(I)で算出される
    陸地部占有率Rの値が30%以上80%以下である紙送
    りローラ。 R=((X+Y×0.5)/400)×100 −−−(I) (この式においてXは、紙送りローラの表側の一辺が6
    mmである正方形の領域が20倍に拡大撮影された写真
    から一辺が100mmである正方形領域が抽出され、こ
    の正方形領域が一辺が5mmである400個の小正方形
    に区画された際に、全てが陸地部であって海部を全く含
    まない小正方形の数を表す。また、Yは、同様の区画が
    なされた際に陸地部と海部との両方を含む小正方形の数
    を表す。)
  2. 【請求項2】 上記エラストマー材料が、樹脂架橋剤に
    よって動的架橋されたゴム粒子が熱可塑性ポリマー中に
    分散したエラストマー組成物である請求項1に記載の紙
    送りローラ。
  3. 【請求項3】 上記ゴム粒子の主成分がエチレン−プロ
    ピレン−ジエン共重合体である請求項2に記載の紙送り
    ローラ。
  4. 【請求項4】 上記熱可塑性ポリマーの主成分がポリオ
    レフィン又は水素添加スチレン系熱可塑性エラストマー
    である請求項2又は請求項3に記載の紙送りローラ。
  5. 【請求項5】 キャビティ面にシボ模様を備えた金型内
    に、加熱によって溶融したエラストマー材料を供給する
    工程と、 このエラストマー材料を冷却して凝固させ、キャビティ
    面のシボ模様が反転された形状のシボ模様をこのエラス
    トマー材料の表面に形成する工程とを含む紙送りローラ
    の製造方法。
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