JP2002338068A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002338068A
JP2002338068A JP2001143896A JP2001143896A JP2002338068A JP 2002338068 A JP2002338068 A JP 2002338068A JP 2001143896 A JP2001143896 A JP 2001143896A JP 2001143896 A JP2001143896 A JP 2001143896A JP 2002338068 A JP2002338068 A JP 2002338068A
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forming apparatus
projecting
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Yasufumi Tanaami
康文 棚網
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本体の移動時にカセットが本体から脱落するこ
とを防止するとともに本体の設置時においてカセットを
本体から容易に外すことを可能とする画像形成装置を提
供する。 【解決手段】画像形成装置は、その本体と、画像を形成
するためのシートを収容し前記本体に対して着脱自在な
カセットと、前記本体と前記カセットとの一方に設けら
れ、前記カセットが装着された前記本体が第1の位置に
ある場合には前記カセットが前記本体から離脱する方向
へ移動することを規制するとともに、前記カセットが装
着された前記本体が第2の位置にある場合には前記規制
を解除する規制手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本体と、画像を形
成するためのシートを収納し本体に対して着脱自在なカ
セットとを備える画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シートを収納するカセットを有す
る印刷装置において、カセットを印刷装置本体に対して
保持する機構(カセットが本体から離脱するのを防止す
る機構)としてばね部材を使用しているものが見られ
る。
【0003】図8はこのような離脱防止機構の従来例を
示す平面図(一部断面図)である。シートを収納するカ
セット102は、側面部に凹部102aを有し、印刷装
置本体101に対して矢印103方向に装着される。印
刷装置本体101には凸部104aを有する板ばね部材
104が取り付けられている。カセット102が印刷装
置本体101に装着された状態において、カセット10
2側面の凹部102aと板ばね部材104の凸部104
aとが係合するように板ばね部材104はカセット10
2側面に向かう方向(矢印105方向)に付勢されてい
る。この板ばね部材104の作用によりカセット102
は矢印103とは逆の方向へ移動することを規制してい
る。すなわちカセット102が印刷装置本体101から
離脱する方向へ移動することを防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような板
ばね部材104を用いた離脱防止機構では、印刷装置本
体101を移動する場合を考慮すれば移動時にはカセッ
ト102が離脱しないような強い規制力が必要とされる
が、使用状態ではカセット102の挿抜において印刷装
置本体101がカセット102に引きずられて動かない
ような適切な規制力が板ばね部材104に要求される。
つまりカセット102の離脱防止を優先して強い規制力
を有する板ばね部材104では、カセット102の挿抜
の際に印刷装置本体101ごと動いてしまい、印刷装置
の安定感を損なう可能性があった。印刷装置本体101
の軽量化などにより、印刷装置本体101が動いてしま
う可能性は増大している。またカセット102の挿抜感
を優先してやや弱い規制力を有する板ばね部材104を
使用した場合では、印刷装置の移動時などにおいてカセ
ット102が離脱する可能性があった。
【0005】この問題は印刷装置のみではなく、複写
機、ファクシミリ装置など本体に対して着脱自在なカセ
ットを持つ画像形成装置に共通する問題である。
【0006】そこで、本発明ではこのような問題点を解
決し、画像形成装置の移動時にカセットが本体から脱落
することを防止するとともに画像形成装置の設置時にお
いてカセットを本体から容易に外すことを可能とする画
像形成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【発明を解決するための手段】本発明による画像形成装
置は、本体と、画像を形成するためのシートを収容し前
記本体に対して着脱自在なカセットと、前記本体と前記
カセットとの一方に設けられ、前記カセットが装着され
た前記本体が第1の位置にある場合には前記カセットが
前記本体から離脱する方向へ移動することを規制すると
ともに、前記カセットが装着された前記本体が第2の位
置にある場合には前記規制を解除する規制手段とを備え
る。
【0008】また、本発明は、規制手段が、前記画像形
成装置の内部に設けられた突出部材と、前記突出部材が
前記画像形成装置の外部へ突出するための付勢力をこの
突出部材に与える付勢手段と、前記突出部材が前記外部
へ突出した場合に前記本体又は前記カセットの他方と接
触して前記カセットが前記本体から離脱する方向へ移動
することを規制するとともに、前記外部に存し前記画像
形成装置が設置されたときに前記突出部材の突出方向に
対向する接触面と前記突出部材とが接触し前記突出部材
の前記突出方向への移動が前記付勢力に抗して抑止され
る場合に前記他方との接触が離れて前記規制を解除する
規制部とを含み、前記第1の位置は、前記突出部材が前
記接触面と離間する位置であり、前記第2の位置は、前
記突出部材が前記接触面と接触する位置であるように構
成するのが好ましい。
【0009】また、本発明は、規制部が前記他方に設け
られた被係合部と係合することによって前記カセットが
前記本体から離脱する方向へ移動することを規制する係
合部を含むように構成しても良い。
【0010】また、本発明は、突出部材と前記規制部と
が一体に形成されるように構成しても良い。
【0011】また、本発明は、前記カセットが装着され
た本体が前記第2の位置にあるか否かを検出する検出手
段をさらに備えるようにしても良い。
【0012】また、本発明は、前記カセットが装着され
た本体が前記第2の位置にないことを前記検出手段が検
出した場合に、その旨を報知する報知手段をさらに備え
るようにしても良い。
【0013】また、本発明は、前記カセットが装着され
た本体が前記第2の位置にないことを前記検出手段が検
出した場合に、前記本体に設けられた画像形成部の画像
形成動作を停止する停止手段をさらに備えるようにして
も良い。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。以下の実施形態で示す構成は例示で
あり、本発明は実施形態の構成に限定されない。
【0015】図1は、本発明による画像形成装置の実施
形態を示す図であり、カセット離脱防止機構を有する印
刷装置(本発明の画像形成装置に相当)を左側から見た
断面を示している。
【0016】印刷装置は、本体1とこの本体1に対して
着脱自在なカセット4とからなる。カセット4はシート
(用紙)5を積載収納し、本体1の下部に設けられた凹
部1dにその正面1aから背面へ向かう方向(矢印12
で示す方向)で挿入されることによって本体1に装着さ
れる。
【0017】カセット4の各側面には図示せぬリブが設
けられている。各リブは、カセット4の挿入時において
カセット4の各側面と対向する本体1の各面に設けられ
た図示せぬガイドレールにその下方から支持される。こ
れによって、カセット4は、本体1に装着され、本体1
が平面上に設置されたときに宙に浮いた状態となる。
【0018】凹部1dの奥には、本体1の底面から立設
するリブ状の突き出し部1cが設けられており、カセッ
ト4の挿入側の端部(先端部)が突き出し部1cに突き
当たるまで挿入されるとカセット4は本体1に対して適
正に装着された状態となる。一方、カセット4は、凹部
1dから抜けきるまで本体1の背面から正面1aに向か
う方向(矢印12Aの方向)に引っ張られることにより
本体1から離脱する。
【0019】カセット4内には、シート5の積載面の一
部となる圧版6が裏側より圧板ばね7により給紙ローラ
8に向かう方向に付勢されている。シート5は給紙ロー
ラ8により1枚ずつ分離され、搬送ローラ10とそれに
付勢されたピンチローラ9とにより挟持され、点線で示
す搬送路11を通り印字機構2へと搬送される。そして
印字機構2内の印字ヘッド3により印刷が行われた後、
本体1の上部に設けられた斜面1b上に排出される。
【0020】なお、印字機構2,印字ヘッド3,給紙ロ
ーラ8,ピンチローラ9,及び搬送ローラ10が本発明
の画像形成部に相当する。
【0021】本体1の内部には、カセット保持部材13
(本発明の規制手段に相当)が設けられている。カセッ
ト保持部材13は、突き当て部1cの後方(本体1の背
面側)に配置されている。カセット保持部材13は、本
体1に固定された固定軸13fに軸受けを介して回動自
在に取り付けられることで形成された回転中心13aを
有し、固定軸13fに取り付けられたねじりコイルばね
14によって矢印15方向に付勢されている。
【0022】また、カセット保持部材13は、カセット
4の先端部に設けられたリブ4aと係合する側面L字形
の係合部13b(本発明の規制部に相当)、ねじりコイ
ルばね14からの付勢力によって本体1の下面に設けら
れた開口部1bから本体1の外部に突出する扇形部13
c(本発明の突出部に相当)、ねじりコイルばね14の
一端を支持する引っ掛け部13dとから構成されてい
る。係合部13bは、扇形部13cから本体1の正面1
a側へ延出する腕部13eの末端に設けられており、突
き出し部1cの上方を通って本体1の凹部1d内に位置
している。
【0023】ねじりコイルばね14の他端は、本体1の
背面の内壁に当接し、扇形部13cに矢印15方向へ回
動するための付勢力を与える。係合部13bと扇形部1
3cとは腕部13eとともに一体に形成されている。な
お、矢印15の方向は、適正に装着された状態にあるカ
セット4に係合部13bが近づく方向であり、矢印15
の逆方向は、カセット4から係合部13bが離れる方向
である。
【0024】図2は、図1に示した本体1を底面側から
見た斜視図である。図2には、本体1が設置状態にない
状態、例えば移動状態にあり本体1の裏面(底面)が設
置面16(図3参照:本発明の接触面に相当)から浮い
ている状態(カセットが装着された本体が第2の位置に
位置している状態)が示されている。この状態では、カ
セット保持部材13の扇形部13cは、ねじりコイルば
ね14からの付勢力によって、本体1の裏面(底面)に
設けられた開口部1bから突出する。なお、本実施形態
では、図2に示すように、二つのカセット保持部材13
が設けられているが、少なくとも一つあれば良い。
【0025】図3は、本体1が正しく設置されている状
態(カセットが装着された本体1が第1の位置に位置し
ている状態)におけるカセット保持部材13の近傍を示
す断面図である。印刷装置は、カセット4が装着された
本体1が設置位置をなす水平面(設置面16:本発明の
接触面に相当)上に本体1の底面が接触する状態で設置
されることによって正しく設置される。
【0026】このとき、カセット保持部材13の扇形部
13cは、設置面16に突き当たり、矢印15方向の逆
方向へ回動し、本体1の内部に止まる状態となる。即
ち、扇形部13cが設置面16と接触することによっ
て、扇形部13cの外部へ突出する方向への移動(回
転)がねじりコイルばね14の付勢力に抗して抑止され
た状態となる。
【0027】このため、カセット保持部材13は、矢印
15方向に完全には回転しきらず、L字形の係合部13
bはカセット4のリブ4aに係合しない位置に位置す
る。よって、この状態では本体1とカセット4とはロッ
クされていない(カセット4が本体1から離脱する方向
への移動の規制が解除される)。従って、カセット4
は、本体1に設けられた図示せぬガイドレールによって
下方から支持されているだけの状態となる。このため、
ユーザは、カセット4の挿抜を容易に行うことができ
る。
【0028】図4は、図2と同様に本体1が設置面16
より浮いている状態におけるカセット保持部材13の近
傍を示す断面図である。ここでは図3で説明したような
設置面16が存在しない。このため、カセット保持部材
13は、設置面16による規制を受けず、ねじりコイル
ばね14からの付勢力によって完全に回転しきった状態
となり、扇形部13cが本体1の開口部1bから突出す
る。この状態では、カセット保持部材13の腕部13e
は、突き当て部1cの上面と当接するまで矢印15方向
に回動し、係合部13bの先端は、リブ4aとカセット
4の周壁4bとの間に設けられた溝4cにはまり込む。
【0029】これによって、カセット4が離脱方向(矢
印12A方向)に引っ張られても、係合部13bとカセ
ット4のリブ4aとが係合(接触)することによって、
カセット4は、装着方向である矢印12の方向とは逆方
向、すなわちカセット4の離脱方向(矢印12Aの方
向)へ移動できなくなる。
【0030】このような機構により、本体1の移動時な
ど正しい設置状態にない場合にはカセット4はカセット
保持部材13によりロックされ、本体1から離脱する方
向への移動を規制される。このため、カセット4が本体
1からその離脱方向に脱落することが防止される。
【0031】図5は、本発明による画像形成装置の他の
実施形態を示す図であり、本体1が正しく設置されてい
る(カセット保持部材13が設置面16に接触してい
る)状態におけるカセット保持部材13の近傍を示す断
面図である。同図では、カセット保持部材13の扇形部
13cは設置面16に突き当たりその動き(本体1の外
部へ突出する方向への移動)を規制されている。このた
め、カセット保持部材13は、矢印15方向に完全には
回転しきらず、係合部13bはカセット4のリブ4aに
係合しない位置に位置する。この状態においてカセット
保持部材13の係合部13bと扇形部13cとをつなげ
ている腕部13eによって図示しないLEDからの光が
遮断されるような位置(ここでは光が遮断された状態を
フォトセンサ17がオフである状態とする)にフォトセ
ンサ17(本発明の検出手段に相当)が設置されてい
る。
【0032】図6は、図2と同様に本体1が設置面16
より浮いている状態におけるカセット保持部材13の近
傍を示す断面図である。ここでは、図5で説明したよう
な設置面16が存在しないため、カセット保持部材13
は、設置面16による規制を受けず、ねじりコイルばね
14の作用によって扇形部13cが本体1の開口部1b
から突出するように完全に回転しきった状態で付勢され
ている。この状態では、係合部13bとカセット4のリ
ブ4aとが係合するようになるため、カセット4は、そ
の装着方向である矢印12とは逆方向、すなわちカセッ
ト4を外す方向(矢印12Aの方向)への移動が規制さ
れる。
【0033】このとき、腕部13eは、矢印15方向へ
回動することによって、LEDからフォトセンサ17へ
向かう光を遮断することのない位置に移動する。このた
め、フォトセンサ17はオンの状態(図示しないLED
と対向する位置においてLEDからの光を受光する状
態)となる。
【0034】図7は、フォトセンサ17の出力に対する
印刷装置の動作を示すフローチャートである。この動作
は、例えば本体1内に設けられた印刷装置の印刷動作
(画像形成動作)を制御するプロセッサ(マイコン)2
A(図1参照)によって実行される。
【0035】図7において、印刷装置の電源がオンされ
る(S1)と、プロセッサ2Aは、フォトセンサ17が
オンかオフかを確認し(S2)、オフであれば(S2;
Y)印刷装置が図5に示すような設置面16に設置され
ている(設置状態正常:第2の位置に位置している)と
判断し(S6)、スタンバイ状態(ユーザからの印刷命
令を受け付ける状態)に入る。
【0036】これに対し、フォトセンサ17がオンであ
れば(S2;N)、扇形部13cが本体1の外部に突出
している状態であるので、プロセッサ2Aは、図6に示
すように印刷装置が設置面16から浮いている状態にあ
るものと判断し、本体1に設けられた図示しないアラー
ム出力装置(例えば、スピーカー、ブザー)から音声を
出力させる(S4:本発明の報知手段に相当)。これに
よって、ユーザに印刷装置が正しく設置されていないこ
とが報知される。そして、プロセッサ2Aは、画像形成
部としての印字機構2,印字ヘッド3,給紙ローラ8,
ピンチローラ9,及び搬送ローラ10の動作を一時停止
させる(S5:本発明の停止手段に相当)。
【0037】なお、図2に示すようにカセット保持部材
13が複数個設けられる場合に、全てのカセット保持部
材13に対してフォトセンサ17とLEDとのペアを設
けてそのオン・オフを確認するようにすれば、図7に示
したS2において全てのフォトセンサ17がオフになっ
た状態が、本体1が正しく設置面16に設置されている
状態と判断でき、フォトセンサ17のどれか一つでもオ
ンであればその部分が設置面16から離間している状態
にあると判断できる。
【0038】このような構成により本体1の移動時など
正しい設置位置にない(接触面から離間した状態にあ
る)場合にはカセット4がカセット保持部材13により
ロック(本体1から離脱する方向への移動を規制)され
ていて、カセット4が本体1から離脱(脱落)すること
を防止することが可能となる。
【0039】一方、本体1を設置すべき設置面16に何
らかの障害物が存在し、本体1が傾いた状態で設置され
た場合には、印刷装置の動作が(一時)停止するので、
印刷装置が傾いた状態で印刷動作が行われることを防止
することが可能となり、常に正しい設置状態での印刷動
作を可能となる。
【0040】本実施形態によれば、本体1が正しい設置
状態にない場合(接触面から離間した状態にある場合)
にシート5を収納したカセット4を本体1に対してロッ
クするようなカセット保持部材13(離脱する方向へ移
動することを規制するような離脱防止機構)を設けたた
め、印刷装置の移動時におけるカセット4の脱落(画像
形成装置本体からの離脱)を確実に防止する。
【0041】また、本実施形態では印刷装置の本体1が
正しい設置位置にない場合(接触面から離間した状態に
ある場合)にシート5を収納したカセット4を本体1に
対してロックするようなカセット保持部材13(離脱す
る方向へ移動することを規制するような離脱防止機構)
と、そのカセット保持部材13(離脱防止機構)がカセ
ット4をロックしているか否か(カセット4の本体1か
ら離脱する方向への移動を規制しているか否か)を検出
する検出手段(フォトセンサ17)を設け、この検出手
段によりカセット4がロックされている状態にあること
(上記規制下にあること)が検出された場合には本体1
が正しい設置状態にない(接触面から離間した)状態に
あるものと判断し、ユーザにこのことを報知するととも
に印刷動作を停止する機能停止手段(プロセッサ2A)
を持たせることにより、設置面16上に何らかの障害物
が存在し、印刷装置が傾いた状態で印刷が行われること
を防止することが可能となった。これにより常に正しい
設置状態(カセット保持部13が設置面16に接触した
状態)における印刷、つまり安定した印刷品位の提供が
可能となった。
【0042】なお、本実施形態では印刷装置について説
明したが、本発明の画像形成装置は複写機やファクシミ
リ装置を含む。即ち本実施形態におけるカセットの離脱
を防止する機構は、複写機やファクシミリ装置に適用可
能である。
【0043】また、本実施形態では、カセット保持部材
13が本体1に設けられるように構成したが、カセット
保持部材13がカセット4に設けられるようにしても良
い。
【0044】また、本実施形態では、カセット保持部材
13(突出部材)が本体1の底面(下面)から突出し、
設置位置における設置面16(接触面)と接触するよう
にしたが、印刷装置(画像形成装置)がその設置位置に
設置されたときに突出部材が本体1の側面や上面(平
面)から突出し、当該設置位置に存し突出部材の突出方
向に対向する壁面や天井面と接触してカセット保持部材
13による規制が解除されるようにしても良い。この場
合には、壁面や天井面が本発明における接触面となる。
【0045】さらに、本実施形態では、フォトセンサ1
7がオンのときにアラーム(音声)が警報として出力さ
れるようにしたが、フォトセンサ17がオフのときに音
声が所定時間出力されるようにしても良い。この場合に
は、カセット4が本体1に対してロックされているとき
に音声がユーザに報知されるので、ユーザは、印刷装置
の使用に際し、カセット4がロックされているか否か
を、カセット4を引っ張ってみることなく知ることがで
きる。
【0046】また、カセット4の移動規制/規制解除に
ついての報知は、音声の代わりに、光(例えばLEDや
電球の点灯),振動,部材の駆動等の五官を通じてユー
ザにそのことを伝達する構成となっていれば良い。
【0047】
【発明の効果】本発明による画像形成装置によれば、画
像形成装置の移動時にカセットが本体から脱落するのを
防止するとともに画像形成装置の設置時にカセットを本
体から容易に外すことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像形成装置の一実施形態を示す
断面図である。
【図2】図1に示した実施形態を装置の裏面(底面)か
ら見た斜視図である。
【図3】図1に示した装置本体が設置面に接触した状態
におけるカセット保持部材を示す断面図である。
【図4】図1に示した装置本体が設置面より離間した状
態におけるカセット保持部材を示す断面図である。
【図5】本発明による他の実施形態における画像形成装
置の本体が設置面に接触した状態におけるカセット保持
部材を示す図である。
【図6】本発明による他の実施形態における画像形成装
置の本体が設置面より離間した状態におけるカセット保
持部材を示す断面図である。
【図7】図5に示した他の実施形態における画像形成装
置の動作を示すフローチャートである。
【図8】従来のカセット離脱防止機構を示す平面図(一
部断面図)である。
【符号の説明】
1 画像形成装置本体 1b 開口部 2 印字機構 2A プロセッサ 3 印字ヘッド 4 カセット 4a リブ 5 シート 8 給紙ローラ 9 ピンチローラ 10 搬送ローラ 13 カセット保持部材 13a 回転中心 13b 係合部 13c 扇形部 13e 腕部 13f 固定軸 14 ねじりコイルばね 17 フォトセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H071 BA03 BA13 DA22 EA02 3F343 FA02 FB02 FC03 GA03 GB01 GC01 GD01 HA12 HA16 HA33 HB03 HC04 HC11 HC25 KB03 KB08 KB20 LA02 LA04 LA13 LC27 MA10 MA23 MB10 MC20

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体と、 画像を形成するためのシートを収容し前記本体に対して
    着脱自在なカセットと、 前記本体と前記カセットとの一方に設けられ、前記カセ
    ットが装着された本体が第1の位置にある場合には前記
    カセットが前記本体から離脱する方向へ移動することを
    規制するとともに、前記カセットが装着された本体が第
    2の位置にある場合には前記規制を解除する規制手段と
    を備えた画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記規制手段は、 前記画像形成装置の内部に設けられた突出部材と、 前記突出部材が前記画像形成装置の外部へ突出するため
    の付勢力をこの突出部材に与える付勢手段と、 前記突出部材が前記外部へ突出した場合に前記本体又は
    前記カセットの他方と接触して前記カセットが前記本体
    から離脱する方向へ移動することを規制するとともに、
    前記外部に存し前記画像形成装置が設置されたときに前
    記突出部材の突出方向に対向する接触面と前記突出部材
    とが接触し、前記突出部材の前記突出方向への移動が前
    記付勢力に抗して抑止される場合に前記他方との接触が
    離れて前記規制を解除する規制部とを含み、 前記第1の位置は、前記突出部材が前記接触面と離間す
    る位置であり、 前記第2の位置は、前記突出部材が前記接触面と接触す
    る位置である請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記規制部は、前記他方に設けられた被係
    合部と係合することによって前記カセットが前記本体か
    ら離脱する方向へ移動することを規制する係合部を含む
    請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記突出部材と前記規制部とが一体に形成
    されている請求項2又は3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】前記カセットが装着された本体が前記第2
    の位置にあるか否かを検出する検出手段をさらに備えた
    請求項1〜4の何れかに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】前記カセットが装着された本体が前記第2
    の位置にないことを前記検出手段が検出した場合に、そ
    の旨を報知する報知手段をさらに備えた請求項5記載の
    画像形成装置。
  7. 【請求項7】前記カセットが装着された本体が前記第2
    の位置にないことを前記検出手段が検出した場合に、前
    記本体に設けられた画像形成部の画像形成動作を停止す
    る停止手段をさらに備えた請求項5又は6記載の画像形
    成装置。
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