JP2006182463A - 給紙装置とその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 給紙カセットが挿着されていない状態で、カセット収容部に直に用紙をセットした場合に、給紙動作の実行による用紙ジャムの発生を防止することのできる給紙装置を提供する。
【解決手段】 本発明に係る給紙装置200は、装置本体21のカセット収容部31に給紙カセット33が挿着されているか否かを検出するカセット検出機構71と、カセット収容部31における用紙35の有無を検出する用紙検出機構81と、を備え、給紙ユニット49の動作を制御する制御ユニットは、カセット検出機構71及び用紙検出機構81の検出信号を監視し、給紙カセット33が挿着されていて、かつ用紙35が存在する時にのみ、給紙ユニット49に給紙動作をさせる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、装置本体のカセット収容部の給紙カセットに積層収容されている用紙を最上層のものから一枚ずつ給紙カセットの先方の用紙搬送部に供給する給紙装置とその制御方法に関する。
プリンタ、複写機、あるいはファクシミリ等の情報処理装置には、装置本体のカセット収容部の給紙カセットに積層収容されている用紙を最上層のものから一枚ずつ前記給紙カセットの先方の用紙搬送部に供給する給紙装置を備えたものがある。
このような給紙装置としては、用紙を積層収容して装置本体のカセット収容部に着脱自在に挿着されるとともに挿着方向先端側に用紙の繰り出し方向を規制するガイド壁が装備された給紙カセットと、カセット収容部の最上層の用紙表面に接触可能に装置本体に装備され、接触している用紙表面にガイド壁側へ向かう繰り出し力を作用させる給紙ユニットと、給紙ユニットの動作を制御する制御ユニットとを備えて、給紙カセットに積層収容されている用紙を最上層のものから一枚ずつガイド壁の先方の用紙搬送部に供給する構成のものが各種提案されている。
なお、このような給紙装置は、給紙ユニットが繰り出し力を作用させる用紙の表面及び裏面に作用する摩擦力差と用紙のこしの強さを利用して最上層の用紙のみを用紙搬送部に送るため、ガイド壁の傾斜角や、用紙が接触するガイド壁表面の摩擦係数等に所望の設計がなされている。
ところで、このような給紙装置では、給紙カセットが用紙切れになった状態で、給紙ユニットが給紙動作を実行すると、本来は用紙表面と接触するはずの給紙ユニットの給紙ローラが給紙カセットの底壁に接触してしまう。その場合、給紙ローラの回転駆動により、給紙ローラと給紙カセットとの間に異常な衝撃力や摩擦力が作用することとなって、これらの給紙ユニットや給紙カセットあるいは装置本体に破損を招く虞がある。
そこで、このような空送りの発生を防止するために、従来の給紙装置では、カセット収容部における用紙の有無を検出する用紙検出機構を備え、用紙が存在する時にのみ、給紙ユニットに給紙動作をさせるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−58506号公報
ところで、上記のような従来の給紙装置では、カセット収容部に給紙カセットが挿着されていない状態で、誤ってカセット収容部に直に用紙をセットした場合でも、用紙検出機構は用紙の存在を検出するため、装置は給紙可能と判断する。そして、給紙命令があった場合、給紙動作を実行してしまう。
しかし、給紙カセットが挿着されていない状態では、給紙ユニットによる繰り出しを受けた用紙は、給紙カセットに装備されていたガイド壁による搬送方向の規制が行われないため、正確に用紙搬送部に受け渡すことができず、また、ガイド壁への接触による摩擦力差を利用した重送防止機能が働かないため、重送や用紙ジャムが発生し、その復旧に多大な手間がかかってしまう。
そこで、本発明の目的は、カセット収容部に給紙カセットが挿着されていない状態で、カセット収容部に直に用紙をセットした場合に、給紙動作の実行による用紙ジャムの発生を防止して、取り扱い性や信頼性を向上させることのできる給紙装置とその制御方法を提供することにある。
上記課題を解決することのできる本発明に係る給紙装置は、用紙を積層収容して装置本体のカセット収容部に着脱自在に挿着されるとともに挿着方向先端側に用紙の繰り出し方向を規制するガイド壁が装備された給紙カセットと、前記カセット収容部の最上層の用紙表面に接触可能に前記装置本体に装備され、接触している用紙表面に前記ガイド壁側へ向かう繰り出し力を作用させる給紙ユニットと、前記給紙ユニットの動作を制御する制御ユニットとを備えて、前記給紙カセットに積層収容されている用紙を最上層のものから一枚ずつ前記ガイド壁の先方の用紙搬送部に供給する給紙装置であって、前記カセット収容部に前記給紙カセットが挿着されているか否かを検出するカセット検出機構と、前記カセット収容部における用紙の有無を検出する用紙検出機構と、を備え、前記制御ユニットは、前記カセット検出機構及び前記用紙検出機構の検出信号を監視し、前記給紙カセットが挿着されていて、かつ用紙が存在する時にのみ、前記給紙ユニットに給紙動作をさせることを特徴としている。
上記構成の給紙装置によれば、制御ユニットが給紙命令を受けても、給紙ユニットによる給紙動作は、装置本体のカセット収容部に給紙カセットが挿着されていて、かつ用紙が存在する時にしか、実行されない。すなわち、カセット収容部に給紙カセットが挿着されていない状態で、カセット収容部に直に用紙をセットした場合には、給紙ユニットによる給紙動作は実行されず、給紙動作の実行による用紙ジャムの発生を防止することができる。
したがって、用紙ジャムの発生を低減させて、取り扱い性や信頼性を向上させることができる。
また、上記構成の給紙装置において、収容する用紙の大きさに応じて給紙カセットに形成される構造差を前記カセット検出機構が検出し、挿着された給紙カセットの種別が前記カセット検出機構の検出信号から判別されることが好ましい。
この構成によれば、カセット収容部に挿着されている給紙カセットの種別の判別から、給紙カセットに収容されている用紙の大きさを検知できるため、制御ユニットが受ける給紙命令中に給紙すべき用紙の大きさ等のデータが含まれている場合には、給紙カセットに積層収容されている用紙のサイズが給紙命令に合致するか否かを判定することができ、用紙のサイズが給紙命令に適合しない時には給紙動作を取りやめることで、供給する用紙のサイズの不適合等を未然に防止することができる。
さらに、上記構成の給紙装置において、前記カセット検出機構が、位置をずらして配置された複数の検出センサを備え、各検出センサの動作状態から、給紙カセットの有無、給紙カセットの種類を検出する構成とすることが好ましい。
この構成によれば、収容する用紙の大きさ等が異なる給紙カセット相互は、検出センサを作動させるための特徴構造としての切り欠き等の装備位置を、対応する検出センサの位置に相応してずらして装備しておくだけで、簡単に、カセット種別の判別が可能になる。
また、上記課題を解決することのできる本発明に係る給紙装置の制御方法は、本発明に係る上記何れかの給紙装置が給紙命令を受けた時の給紙ユニットによる給紙動作の制御方法であって、前記カセット検出機構の検出信号から給紙カセットの挿着の有無を判定するカセット有無判定処理と、前記用紙検出機構の検出信号から用紙の有無を判定する用紙有無判定処理とを実施し、前記カセット有無判定処理によりカセット有りと判定され、かつ、前記用紙有無判定処理により用紙有りと判定された時にのみ、前記給紙ユニットを作動させて、給紙を実行させることを特徴としている。
上記構成の給紙装置の制御方法によれば、制御ユニットが給紙命令を受けると、カセット有無判定処理と用紙有無判定処理とが実施され、カセット有無判定処理で「カセット有り」と判定され、かつ、用紙有無判定処理で「用紙有り」と判定された時以外は、給紙ユニットによる給紙動作は実行されない。すなわち、カセット収容部に給紙カセットが挿着されていない状態で、カセット収容部に直に用紙をセットした場合には、カセット有無判定処理で「カセット無し」と判定され、給紙処理実行の条件が成立しないため、給紙ユニットによる給紙動作は実行されず、給紙動作の実行による用紙ジャムの発生を防止することができる。したがって、用紙ジャムの発生を低減させて、取り扱い性や信頼性を向上させることができる。
以下、本発明に係る給紙装置とその制御方法の実施形態の例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は本発明に係る給紙装置を搭載した情報処理装置の一実施形態の外観斜視図であり、図2は図1に示した情報処理装置のカセット収容部に挿着された給紙装置の縦断面図であり、図3は図2の要部の拡大図であり、図4は図2に示した給紙カセットを挿着方向先方から見た斜視図であり、図5は図4に示した給紙カセットの下面図であり、図6は図2に示した給紙装置の給紙動作の制御方法を示すフローチャートである。
なお、本発明の給紙装置が搭載される情報処理装置としては、例えばプリンタ、複写機、あるいはファクシミリ等が挙げられる。本実施形態では、情報処理装置として図1に示すプリンタ100を例に説明するが、本発明に係る給紙装置200は、複写機あるいはファクシミリ等の種々の情報処理装置に応用することができる。
本実施形態のプリンタ100は、図1に示すように、装置本体21が、上部筐体23と下部筐体25とに大別して構成されている。上部筐体23の前面左右には、インジケータ等の表示部27や電源スイッチ等の操作部29が配設されている。また、下部筐体25の前面中央にはカセット収容部31が開口していて、このカセット収容部31に、用紙35を積層収容した給紙カセット33が着脱自在に挿着されている。
装置本体21の内部には、図2及び図3に示すように、給紙カセット33に積層収容されている用紙35を一枚ずつ、該給紙カセット33の挿入方向(図2の矢印A方向)の先方に所定の角度で送り出す給紙装置200と、この給紙装置200が送り出した用紙35を、円弧状の搬送経路に沿って搬送する用紙搬送部39と、この用紙搬送部39から搬送されてきた用紙35を記録位置に挾持搬送する紙送りローラ対41,43と、この紙送りローラ対41,43の用紙搬送方向下流側の水平搬送部において、用紙35上に文字や図形等の画像を記録する画像記録部(印刷部)45と、画像記録部45によって印刷が済んだ用紙35を装置前面の排出トレイ(図示省略)に排出する排出搬送機構47とが組み込まれている。
本実施形態のプリンタ100は、所謂前面給排紙型のプリンタで、装置本体21内の給紙カセット33、用紙搬送部39、紙送りローラ対41,43、排出搬送機構47及び排出トレイは、前面中央下部の給紙カセット33から一枚ずつ送り出された用紙35を円弧状の搬送経路によって装置前面側に方向転換する略U字状の搬送経路を形成している。
給紙カセット33は、図4に示すように、底壁33aと、この底壁33aの両側縁に立設された左右側壁部33b,33cと、前面壁33dと、後面壁33eとを備えて、上面を開放した箱形構造になっている。そして、カセット収容部31への挿入方向の先端側となる後面壁33eの内側には、図3に示したように、収容している用紙35の繰り出し方向を規制するガイド壁57が一体的に形成されている。
このガイド壁57は、用紙35の表面及び裏面に作用する摩擦力差と用紙35のこしの強さを利用して最上層の用紙35のみを用紙搬送部39に送るため、図3に示すように、所定の傾斜角が付与されるとともに、用紙が接触するガイド壁表面57aを接触摩擦の大きなコルク板で形成している。
また、図3に示すように、底壁33aの表面にも、接触摩擦を調整するために、部分的にコルク板37が貼付されている。
用紙搬送部39は、ガイド壁表面57aから送り出された用紙を紙送りローラ対41,43側に反転させる略円弧状のガイド部39aと、このガイド部39aに沿って用紙を送るための中間ローラ39bと、ガイド壁表面57aから送り出された用紙を中間ローラ39bとの間に挾持する補助ローラ39cとから構成されている。
給紙装置200は、図3に示すように、上記給紙カセット33と、この給紙カセット33に積層収容された用紙35の最上層の用紙表面に接触させた給紙ローラ(ピックアップローラ)55によって最上層の用紙35にガイド壁57側へ向かう繰り出し力を作用させる給紙ユニット49と、この給紙ユニット49の動作を制御する制御ユニット(図示省略)と、を備えている。
給紙ユニット49は、図3に示すように、用紙幅方向(図3では、図面に直交する方向)に長尺の短冊板状構造を成した給紙レバー51と、この給紙レバー51の一方の長辺側に該長辺に沿って設けられて給紙レバー51を装置本体21に揺動自在に連結した回転軸53と、給紙レバー51の他方の長辺側に回転自在に支持された給紙ローラ55とを備えている。
給紙ローラ55は、図示せぬプーリ、ベルト、歯車を介して回転軸53に接続され、駆動源(図示省略)から回転軸53を介して駆動力が伝達されるようになっている。給紙ローラ55の用紙35と接触する表面には、ゴム等がライニングされており、用紙35と接触した状態で回転駆動することにより用紙35との間に摩擦力を発生させ、その摩擦力によって用紙35を搬送可能としている。
また、給紙レバー51は、電源投入状態で昇降制御機構(図示省略)によって揺動位置が制御され、給紙ローラ55を適宜昇降位置に保持する。すなわち、給紙装置200は、給紙ユニット49の下方向への揺動により、給紙カセット33内の最上層の用紙35に対して給紙ローラ55を接触可能にしている。
なお、給紙ユニット49の動作を制御する制御ユニットは、同時に、給紙レバー51を揺動させる昇降制御機構の動作も制御している。
本実施形態の給紙装置200は、図3に示すように、カセット収容部31に給紙カセット33が挿着されているか否かを検出するカセット検出機構71と、カセット収容部31における用紙35の有無を検出する用紙検出機構81と、を備えている。
カセット検出機構71は、図5に示すように、カセット収容部31内で、該カセット収容部31に挿着された給紙カセット33の後面壁33eの下部に対向するように配置されたセンサ取付部材72と、このセンサ取付部材72に取り付けられた2個の検出センサ73,74と、これらの検出センサ73,74を作動させるために給紙カセット33の後面壁33eに形成された切り欠き75とから構成される。なお、センサ取付部材72は、図3に示すように、カセット収容部31を形成している下部筐体25に固定されている。
検出センサ73,74は、本実施形態の場合、図5に示すように、センサ本体73a,74aから突出した接触子73b,74bが、給紙カセット33の後面壁33eに接触して図5の矢印Cに示すようにカセット挿入方向に傾倒すると、「カセット有り」を示す所定の信号を出力する。各検出センサ73,74は、給紙カセット33の種別を判別するために、用紙の幅方向に位置をずらして配置されている。
給紙カセット33の後面壁33eに形成された切り欠き75は、一方の検出センサ73の接触子73bの傾倒を回避するために、検出センサ73の装備位置に対応して形成されている。したがって、給紙カセット33をカセット収容部31に挿着した場合、他方の検出センサ74の接触子74bは後面壁33eとの接触によって傾倒してカセットの存在を検出するが、一方の検出センサ73の接触子73bは切り欠き75により接触が回避され、カセットの存在を検出しない。
したがって、両方の検出センサ73,74がカセットの存在を検出しない場合は、カセット無しと判定でき、図示のように一方の検出センサ73のみがカセットの存在を検出しない場合には検出センサ73の位置に対応して切り欠き75が装備された給紙カセット33が挿着されていると判定でき、他方の検出センサ74のみがカセットの存在を検出しない場合には検出センサ74の位置に対応して切り欠き75が装備された別種の給紙カセットが挿着されていると判定できる。また、両方の検出センサ73,74がカセットの存在を検出する場合には、切り欠き75が形成されていない更に別種の給紙カセットが挿着されていると判定できる。
すなわち、本実施形態のカセット検出機構71は、位置をずらして2個の検出センサ73,74を配置する一方、収容する用紙の大きさ等に応じて給紙カセット33に形成する切り欠き75の位置を変更するというカセット種別毎の構造差を設定しておくことで、カセット種別に応じた構造差をカセット検出機構71が検出でき、収容する用紙の大きさ(例えば、A4サイズや、はがきサイズ等)が異なる3種の給紙カセットの挿着の有無と、カセット種別を判定することが可能になっている。
用紙検出機構81は、図3に示すように、給紙カセット33の底壁33aに開口した用紙検出用開口83と、一端の軸部85aが用紙検出用開口83の近傍で下部筐体25に回転自在に支持された用紙検出レバー85と、軸部85aに結合されて用紙検出レバー85と一体に回動する補助レバー86と、用紙検出レバー85が所定量下降した時に補助レバー86が透過光の遮断を解除する透過型センサ87とから構成されている。また、用紙検出レバー85は、軸部85aの逆側に設けられた錘部85cと一体的に形成されている。
用紙検出レバー85は、屈曲部85bが用紙検出用開口83から給紙カセット33内に突出するように、錘部85cの自重により付勢されている。図3に実線で示した用紙検出レバー85は、給紙カセット33が用紙切れとなって、屈曲部85bが給紙カセット33内に突出した状態を示している。この用紙切れの状態の場合は、補助レバー86が透過型センサ87の設定した透過光を遮断していて、透過型センサ87は「用紙無し」を示す所定の信号を出力する。
給紙カセット33内に用紙35が存在する場合は、屈曲部85bに用紙35の重さが作用することで、用紙検出レバー85の先端が図3に細線で示した用紙有り位置Hまで降下した状態になる。この用紙有り位置Hまで用紙検出レバー85が下方に揺動すると、それに伴う補助レバー86の移動によって、それまでの補助レバー86による透過光の遮断が解除され、透過型センサ87が「用紙有り」を示す所定の信号を出力する。
図3に示したようにカセット収容部31に挿着されている給紙カセット33を、カセット収容部31から抜き出すとき、給紙カセット33の移動に伴って、用紙検出用開口83の端部が屈曲部85bに当接すると、それにより下方への押圧力が用紙検出レバー85に働くため、用紙検出レバー85は下方に揺動して退避し、給紙カセット33の挿抜を妨げない。
カセット収容部31から給紙カセット33が抜き取られた状態で、カセット収容部31内に用紙35がセットされると、用紙35の重量が屈曲部85bにかかるため、用紙検出レバー85は下方に揺動し、給紙カセット33内に用紙35が残っている場合と同様に、透過型センサ87は「用紙有り」の信号を出力する。
本実施形態の給紙装置200において、給紙ユニット49及び昇降制御機構の動作を制御する制御ユニットは、電源が投入されると、カセット検出機構71及び用紙検出機構81の検出信号を監視して、プリンタ100の休止時には、給紙レバー51を水平に保持して、給紙ローラ55が給紙カセット33内の用紙35から離れた状態に維持する。
そして、給紙命令を受けると、図6に示す手順で処理を行う。
まず、カセット検出機構71の検出信号に基づいてカセット収容部31に給紙カセット33が挿着の有無を判定するカセット有無判定処理を実施する(ステップS101)。このカセット有無判定処理で、カセット無しと判定された場合には、カセット無しエラーの表示又は警告をして(ステップS102)、給紙動作は実行しない。
一方、S101のカセット有無判定処理で、カセット有りと判定された場合には、昇降制御機構によって給紙レバー51を下方に揺動させ、給紙ユニット49の給紙ローラ55を最上層の用紙35に接触させ(ステップS111)、次のステップS112に移行する。
ステップS112は、用紙検出機構81の検出信号から用紙35の有無を判定する用紙有無判定処理で、この判定処理によって用紙無しと判定された場合には、用紙無しエラーの表示又は警告をして(ステップS113)、給紙ローラ55を駆動させず、給紙動作は実行しない。
一方、ステップS112の用紙有無判定処理で用紙有りと判定された場合には、ステップS121に移行し、給紙ローラ55を駆動させて、給紙を実行する。この給紙動作時には、給紙ローラ55が押し付けられた用紙35は、給紙ローラ55の図3矢印B方向の回転によって、先端がガイド壁表面57aに押し当てられ、その摩擦力と用紙35のこしの強さによって下層の用紙から分離されながら、一枚ずつ、用紙搬送部39の入口に繰り出される。
そして、給紙が済んだ給紙レバー51は、昇降制御機構によって、再び休止状態の時と同様の水平位置に戻される。
すなわち、本実施形態の給紙装置200は、カセット検出機構71によりカセットの有無を検出する一方、用紙検出機構81により用紙の有無を検出し、給紙カセット33が挿着されていて、かつ用紙35が存在する時にのみ、給紙ユニット49に給紙動作をさせる。
以上説明した給紙装置200によれば、制御ユニットが給紙命令を受けても、給紙ユニット49による給紙動作は、装置本体21のカセット収容部31に給紙カセット33が挿着されていて、かつ用紙35が存在する時にしか、実行されない。
すなわち、カセット収容部31に給紙カセット33が挿着されていない状態で、カセット収容部31に直に用紙35をセットした場合には、給紙ユニット49による給紙動作は実行されず、給紙動作の実行による用紙35ジャムの発生を防止することができる。
したがって、用紙35のジャムの発生を防止して、給紙装置の取り扱い性や信頼性を向上させることができる。また、カセット収容部31に給紙カセット33が挿着されていると給紙ローラ55は下降するが、カセット収容部31に用紙35がセットされていないことを判定した場合には、給紙ローラ55の回転駆動を行わないため、給紙ローラ55の表面を磨耗させることがなく、給紙ローラ55からカセット収容部31や装置本体21等へ異常な衝撃や摩擦力を作用させることもない。そのため、給紙装置200及び装置本体21の寿命低下を防止することができる。
さらに、本実施形態の場合は、収容する用紙の大きさ等に応じて給紙カセット33に形成する切り欠き75の位置を変更するというカセット種別毎の構造差を設定しておくことで、カセット種別に応じた構造差をカセット検出機構71が検出し、挿着された給紙カセット33の種別がカセット検出機構71の検出信号から判別できる。
そして、カセット収容部31に挿着されている給紙カセット33の種別の判別から、給紙カセット33に収容されている用紙の大きさを検知できるため、制御ユニットが受ける給紙命令中に給紙すべき用紙の大きさ等のデータが含まれている場合には、給紙カセット33に積層収容されている用紙35のサイズが給紙命令に合致するか否かを判定することができ、用紙35のサイズが給紙命令に適合しない時には給紙動作を取りやめることで、供給する用紙35のサイズの不適合等を未然に防止することができる。
また、本実施形態の場合は、カセット検出機構71が、位置をずらして配置された複数の検出センサ73,74を備え、各検出センサ73,74の動作状態から給紙カセット33の有無や給紙カセット33の種類を検出する構成であって、収容する用紙の大きさ等が異なる給紙カセット33相互は、検出センサ73,74を作動させるための特徴構造としての切り欠き75の位置を、対応する検出センサ73,74の位置に相応してずらしておくだけで、簡単にカセット種別の判別が可能になる。
なお、検出センサ73,74を作動させるための特徴構造は、上記実施形態に示した切り欠き75に限らない。使用するセンサの構造に合わせて、凹部や突起など、種々に設計変更することができる。
本発明に係る給紙装置を搭載した情報処理装置の一実施形態の外観斜視図である。 図1に示した情報処理装置のカセット収容部に挿着された給紙装置の縦断面図である。 図2の要部の拡大図である。 図2に示した給紙カセットを挿着方向先方から見た斜視図である。 図4に示した給紙カセットの下面図である。 図2に示した給紙装置の給紙動作の制御方法を示すフローチャートである。
符号の説明
21:装置本体、23:上部筐体、25:下部筐体、31:カセット収容部、33:給紙カセット、33a:底壁、33e:後面壁、35:用紙、37:コルク板、39:円弧状の用紙搬送部、45:画像記録部、47:排出搬送機構、49:給紙ユニット、51:給紙レバー、55:給紙ローラ、57:ガイド壁、57a:ガイド壁表面、71:カセット検出機構、73,74:検出センサ、75:切り欠き、81:用紙検出機構、83:用紙検出用開口、85:用紙検出レバー、86:補助レバー、87:透過型センサ、100:プリンタ(情報処理装置)、200:給紙装置

Claims (4)

  1. 用紙を積層収容して装置本体のカセット収容部に着脱自在に挿着されるとともに挿着方向先端側に用紙の繰り出し方向を規制するガイド壁が装備された給紙カセットと、前記カセット収容部の最上層の用紙表面に接触可能に前記装置本体に装備され、接触している用紙表面に前記ガイド壁側へ向かう繰り出し力を作用させる給紙ユニットと、前記給紙ユニットの動作を制御する制御ユニットとを備え、前記給紙カセットに積層収容されている用紙を最上層のものから一枚ずつ前記ガイド壁の先方の用紙搬送部に供給する給紙装置であって、
    前記カセット収容部に前記給紙カセットが挿着されているか否かを検出するカセット検出機構と、前記カセット収容部における用紙の有無を検出する用紙検出機構と、を備え、
    前記制御ユニットは、前記カセット検出機構及び前記用紙検出機構の検出信号を監視し、前記給紙カセットが挿着されていて、かつ用紙が存在する時にのみ、前記給紙ユニットに給紙動作をさせることを特徴とする給紙装置。
  2. 収容する用紙の大きさに応じて給紙カセットに形成される構造差を前記カセット検出機構が検出し、挿着された給紙カセットの種別が前記カセット検出機構の検出信号から判別されることを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。
  3. 前記カセット検出機構が、位置をずらして配置された複数の検出センサを備え、各検出センサの動作状態から、給紙カセットの有無、給紙カセットの種類を検出することを特徴とする請求項2に記載の給紙装置。
  4. 請求項1から3の何れか一項に記載の給紙装置が給紙命令を受けた時の給紙ユニットによる給紙動作を制御する方法であって、
    前記カセット検出機構の検出信号から給紙カセットの挿着の有無を判定するカセット有無判定処理と、
    前記用紙検出機構の検出信号から用紙の有無を判定する用紙有無判定処理とを実施し、
    前記カセット有無判定処理によりカセット有りと判定され、かつ、前記用紙有無判定処理により用紙有りと判定された時にのみ、前記給紙ユニットを作動させて、給紙を実行させることを特徴とする給紙装置の制御方法。
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