JP2001019229A - 自動給紙装置の用紙残量検出装置 - Google Patents

自動給紙装置の用紙残量検出装置

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JP2001019229A
JP2001019229A JP11193117A JP19311799A JP2001019229A JP 2001019229 A JP2001019229 A JP 2001019229A JP 11193117 A JP11193117 A JP 11193117A JP 19311799 A JP19311799 A JP 19311799A JP 2001019229 A JP2001019229 A JP 2001019229A
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JP11193117A
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Toshio Hanami
敏男 花見
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NEC Engineering Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動給紙装置内の用紙残量を最大積載状態か
ら無くなるまでの過程で複数レベルで検出し、そのデー
タをネットワークに接続されたコンピュ−タに送信して
そこで確認できるようにする。 【解決手段】 自動給紙装置(100)の給紙カセット
(1)は傾動式の記録用紙積載板(3)を有し、積載板
(3)はモータ(11)とリフトギヤ(5)によりリフト
プレート(6)を回動することにより傾動せられ、記録
用紙(104)を給紙位置へと上昇させる。リフトギヤ
(5に)は3つの遮光板(5−a )が設けてあり、透
過型フォトインタラプタ(12)と協働してリフトプレー
ト(6)、ひいては、積載板(3)の角位置を検出す
る。フォトインタラプタ(12)の出力は演算部(106)
に送られて記録用紙残量が演算され、演算結果は出力部
(108)からコンピュ−タ等へ送信される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、複写
機、印刷装置等の記録装置に搭載される自動給紙装置の
用紙残量検出装置に関し、特に、用紙残量の表示及び報
知方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機、印刷装置等に搭載さ
れる自動給紙装置においては、自動給紙装置内の記録用
紙が完全に無くなることにより連続印刷時に動作が途中
で停止するのを未然に防ぐために、自動給紙装置内の記
録用紙の残量を検出し予め使用者に報知するようになっ
ている。従来技術の代表的な用紙残量検出装置は、実開
平3−113342号公報および特開平7−18744
5号公報に記載されている。
【0003】実開平3−113342号に記載された装
置では、記録用紙を保持する用紙カセット内部に、一端
が記録用紙の積載板に当接し、他端に用紙残量表示部を
形成した回転可能な変位部材が配置してあると共に、そ
の用紙残量表示部を用紙カセット外部から目視によって
確認可能な表示窓が形成してあり、自動給紙装置内の用
紙残量を表示するようになっている。特開平7−187
445号には、自動給紙装置本体から着脱可能な用紙カ
セットに、積載板上の記録用紙が所定量以下となったと
きに記録用紙面と水平方向へ回転する検出レバーを設け
ると共に、その検出レバー回転を検知する検出手段を自
動給紙装置本体に設けることにより、積載板上の記録用
紙が所定量以下となったことを使用者に報知する方式が
記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】実開平3−11334
2号公報に提案されているような、自動給紙装置本体の
一部に記録用紙の残量表示部を設ける方式の問題点は、
使用者は目視でなければ記録装置の用紙残量を確認でき
ないということである。これは次のような不便を伴う。
即ち、近年では、パーソナルコンピュータを始めとする
情報機器のネットワーク化が進み、記録装置を複数のコ
ンピュータ等が共有する使用状況が急増しているので、
記録装置とそれに接続されるコンピュータ等が必ずしも
近くにあるとは限らない。このため、記録装置が離れた
場所にある場合には、自動給紙装置内の用紙残量を確認
するには、使用者はわざわざ記録装置の設置場所まで赴
かなければならず、使い勝手が良くない。
【0005】特開平7−187445号公報に記載され
たような、積載板上の記録用紙が所定量以下となった場
合に記録用紙面と水平方向へ回転する検出レバーを設け
る方法の問題点は、記録用紙の残量を異なる複数のレベ
ルについて検出するのが不可能であり、使い勝手が悪い
ということである。その理由は、検出レバーは記録用紙
残量が所定量以下となった場合にしか変位しないからで
ある。このやり方を応用し、複数のレベルでの残量検出
を可能にするためには、設定した複数の検出レベル毎に
検出レバーと検出手段を設けることが必要となり、構造
が複雑化すると共に、装置コストが高額となる。
【0006】本発明の目的は、記録装置から離れた場所
にいる使用者に対して自動給紙装置内の記録用紙残量を
報知することが可能で、印刷前に使用者が直接に記録用
紙残量を目視により確認する必要のない、使い勝手の良
い記録用紙残量検出手段を提供することにある。本発明
の他の目的は、記録用紙の最大積載状態から記録用紙が
無くなるまでの過程における複数のレベルで記録用紙残
量を検出することの可能な簡単且つ低コストの記録用紙
残量検出手段を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は記録用紙を積載
する傾動可能な用紙積載板を備えた用紙カセットを有す
る自動給紙装置の用紙残量検出装置を提供するもので、
本発明の最も簡素な実施形態においては、この用紙残量
検出装置は、用紙積載板の傾動角位置を検出して角位置
を表す電気信号を出力する角位置検出手段と、角位置検
出手段の出力信号に基いて用紙カセット内の記録用紙残
量を演算する演算手段と、演算された記録用紙残量を表
す電気信号を出力する出力手段、とを備えている。
【0008】記録用紙残量と用紙積載板の傾動角度とは
相関関係にあるので、用紙積載板の傾動角位置を検出す
ることにより用紙カセット内の記録用紙残量を演算する
ことができる。出力手段から出力された記録用紙残量デ
ータはネットワークを介してホストコンピータ等へ送ら
れ、その表示装置に表示される。こうして、記録装置か
ら離れた場所にいる使用者に対しても記録用紙残量を報
知することが可能となる。
【0009】好ましい実施態様においては、角位置検出
手段は、用紙積載板の複数の角位置を段階的に検出する
ように構成されている。その結果、積載板上の記録用紙
の残量が、最大積載状態から記録用紙が無くなるまでの
過程において複数段階で検出されるので、使用者は記録
用紙残量をよりきめ細かく知ることができる。
【0010】他の観点においては、本発明は、自動給紙
装置本体に着脱可能に装着された用紙カセットと、装置
本体に対する用紙カセットの着脱を検知して用紙カセッ
トの有無を表す電気信号を出力する用紙カセット検出手
段と、用紙カセット内に傾動可能に配置され記録用紙を
積載する積載板と、積載板を傾動させるべく積載板に係
合する揺動部材を備え積載板に積載された記録用紙の最
上位の用紙を給紙位置まで上昇させるべく積載板を傾動
させる駆動手段と、最上位の記録用紙が給紙位置に達し
たことを検出する用紙検出手段とを備えた自動給紙装置
において、用紙残量検出装置を提供するもので、この用
紙残量検出装置は、駆動手段の揺動部材の角位置を検出
して角位置を表す電気信号を出力する角位置検出手段
と、角位置検出手段の出力信号と用紙カセット検出手段
の出力信号に基いて用紙カセット内の記録用紙残量を演
算する演算手段と、演算された記録用紙残量を表す電気
信号を出力する出力手段とを備えている。
【0011】この実施態様においては、用紙カセットが
自動給紙装置本体に装着されると、用紙カセット検出手
段がカセットの装着状態を検知する。これに伴い、駆動
手段の揺動部材が揺動を開始して、積載板を傾動させ、
積載板に積載された記録用紙の最上位の用紙を給紙位置
まで上昇させる。最上位の記録用紙が給紙位置に達した
ことを用紙検出手段が検出すると、以後は駆動手段は最
上位の記録用紙が常に給紙位置に保持されるように給紙
に伴い積載板を傾動・上昇させる。積載板の上昇に伴い
駆動手段の揺動部材が揺動するが、この揺動部材の角位
置は積載板の角位置に比例するので、揺動部材の角位置
を検出することにより積載板の角位置、ひいては、記録
用紙残量を検出することができる。演算手段は、用紙カ
セットが自動給紙装置本体に装着された時からの揺動部
材の角位置の変化に基いて用紙カセット内の記録用紙残
量を演算し、演算された記録用紙残量はホストコンピー
タ等へ送られその表示装置に表示される。
【0012】
【発明の実施の形態】図1を参照するに、自動給紙装置
100の本体102はフレーム側板13、14とステイ
25を備え、用紙カセット1は着脱可能に本体に装着さ
れる。記録用紙104は用紙カセット1の積載板3上に
積載されると共に、その側端部は3つの用紙ガイド板2
−1、2−2、2−3によって規制され、用紙カセット
1内の所定位置に位置決めされる。積載板3は2本の軸
1−a (そのうちの1本のみが図1に現れている)に
よって用紙カセット1に傾動可能に軸支されている。用
紙カセット1には、積載板3を傾動させるためのリフト
ユニット4が設けられている。
【0013】リフトユニット4の詳細を示す図2を参照
するに、リフトユニット4は、リフトシャフト7、リフ
トプレート6、およびリフトギヤ5によって構成され
る。リフトシャフト7は、その両端部が円形断面、中央
部が正方形断面のシャフトであり、円形断面の両端部7
−a、7−bは用紙カセット1に形成された貫通孔1−
cに2つの軸受け30を介して回転可能に支持されてい
る。リフトプレート6の一方の側端部はリフトシャフト
7の正方形断面部の所定位置にネジ29によって固定さ
れ、他方の側端部6−aは積載板3の底面に係合するよ
うに配置されている。
【0014】リフトギヤ5は扇形形状であり、リフトシ
ャフト7の円形断面部7−aに装着されている。リフト
ギヤ5は、リフトシャフト7の円形断面部7−aに形成
された貫通穴7−dに打ち込んだ平行ピン28と、リフ
トギヤ5の片側面に形成されたキー溝とによって、リフ
トシャフト7と一体的に回転可能に固定されている。従
って、リフトギヤ5の回転に応じてリフトシャフト7を
介してリフトプレート6が回転可能であり、リフトプレ
ート6の回転によりその側端部6−aが積載板3の底面
に当接して積載板3を軸1−aを中心に回転させる。
【0015】図1を参照するに、記録用紙104を収納
する用紙カセット1は、図示しないガイドレールによっ
て図中の矢印A−A′方向の所定範囲を移動可能に構成
されている。用紙カセット1を矢印A′方向側の限界位
置まで移動させることにより、用紙カセット1に形成さ
れたリブ1−bが、自動給紙装置本体のフレーム側板1
4に保持された透過型フォトインタラプタ27の発光部
と受光部の間に入り込み、用紙カセット1の装着状態が
検知される。その際、前述したリフトユニット4のリフ
トギヤ5と、自動給紙装置本体102のフレーム側板1
4にスライドスプリング9とギヤスタッド10を介して
回転可能に保持された減速ギヤ8が係合し、同じくフレ
ーム側板14に固定されたステップモータ11の駆動力
が減速ギヤ8を介して、リフトユニット4へ伝達可能な
状態となる。この状態においてステップモータ11を駆
動することにより、積載板3が回転して、積載された記
録用紙先端部分が上昇し、最上位の記録用紙を給紙ロー
ラ17へ接近させることが可能である。
【0016】反対に、用紙カセット1を装着状態から矢
印A方向へ移動させると、リブ1−bが透過型フォトイ
ンタラプタ27の発光部と受光部の間から引き抜かれ、
自動給紙装置本体から用紙カセット1が引き出されたこ
とが検出される。また、その際、リフトギヤ5と減速ギ
ヤ8の係合が外れるので、記録用紙と積載板3の自重に
よって積載板3が記録用紙先端部を降下させる方向へ回
転し、用紙カセット1は自動給紙装置本体に装着する前
の初期位置に戻る。
【0017】ステップモータ11の駆動によって上昇す
る積載板3上の最上位の記録用紙先端部分の用紙面位置
を検知する検出手段として、ステイ25には透過型フォ
トインタラプタ16とアクチュエータ15が装着してあ
る。ステップモータ11が駆動を開始すると、積載板3
の傾動により記録用紙先端部分が上昇する。やがて記録
用紙の最上位の用紙がアクチュエータ15のレバー15
−aと接触するが、アクチュエータ15はその軸部15
−cの両端をステイ25によって回転可能に保持されて
いるので、アクチュエータ15は最上位の記録用紙の接
触によって軸部15−cを中心に回転する。
【0018】アクチュエータ15の回転に伴いフィーラ
ー部15−bも回転を始め、やがて透過型フォトインタ
ラプタ16の発光部と受光部の間にフィーラー部15−
bが入り込み、フォトインタラプタの受光部への入射光
を遮断する。自動給紙装置の制御部はこの時の透過型フ
ォトインタラプタ16の出力信号によって、最上位の記
録用紙の位置を認識することが可能である。また、アク
チュエータ15は、最上位の記録用紙の位置が給紙ロー
ラ17によって給紙が可能である下限位置に到達した時
点で透過型フォトインタラプタ16を遮光するように構
成されており、透過型フォトインタラプタ16からの検
出信号を受けた制御部は、その時点からのステップモー
タ11の駆動ステップ数を制御することにより、最上位
の記録用紙を給紙可能上限位置まで上昇させる。こうし
て、自動給紙装置の制御部は、透過型フォトインタラプ
タ16の検出結果に基づいてステップモータ11の駆動
を制御することにより、最上位の記録用紙面位置を給紙
ローラ17による給紙動作が可能な所定範囲内に保つ。
【0019】図3は、前述した最上位の記録用紙の位置
制御と給紙ローラ17との位置関係を説明する断面図で
ある。図3に示すように、最上位の記録用紙の給紙可能
位置範囲αは、予め実験等によって求めることができ
る。そして、前述したように、最上位の記録用紙が給紙
可能下限位置に到達した際に、フィーラー部15−bに
よって透過型フォトインタラプタ16の受光部への入射
光が遮断されるように透過型フォトインタラプタ16と
アクチュエータ15を配置する。自動給紙装置の制御部
は、透過型フォトインタラプタ16からの検出信号受信
後、最上位の記録用紙が給紙可能上限位置に到達するま
での間に、所定ステップ数だけステップモータ11を駆
動させた後にステップモータ11を停止させるよう制御
を行なうことにより、用紙カセット1の装着時、および
連続給紙によって最上位の記録用紙が給紙可能下限位置
まで下がってしまった場合に、透過型フォトインタラプ
タ16からの検出信号に基づいて常に積載板3上の最上
位の記録用紙位置を給紙可能範囲内に保持することがで
きる。
【0020】用紙カセット1からの記録用紙の給紙は、
図1に示す給紙ローラ17によって行われる。給紙ロー
ラ17は、メインシャフト26によって回転可能に支持
されるホルダー部材18と給紙ローラシャフト19を介
して回転可能に支持されている。給紙動作の際には、図
示しない駆動機構によりメインシャフト26が回転し、
ドライブギヤ24、アイドルギヤ21、給紙ローラギヤ
20を介して給紙ローラ17が図中の矢印B方向へ回転
する。また、その際、ホルダー部材18がメインシャフ
ト26を中心に図中の矢印C方向へ回転することによ
り、給紙ローラ17は記録用紙に向かって降下する。な
お、図1において、22は分離ローラ 、23は分離ロ
ーラ駆動ギヤである。積載板3上の最上位の記録用紙
は、前述した制御手段によって、常に給紙可能な所定位
置範囲内に保持されているので、矢印B方向へ回転する
給紙ローラ17が最上位の記録用紙に接触して記録用紙
の搬送が行われる。
【0021】以上が給紙機構部の構造とその動作であ
る。次に、積載板3上の記録用紙の残量を検出するため
の残量検出装置について説明する。前述したように、図
示した実施例では、積載板3上に積載された記録用紙が
最上位の用紙から順次給紙されても、積載板3の傾斜角
度を制御することによって、その最上位の記録用紙位置
は給紙ローラ17に対して常に所定の距離範囲に保持さ
れる。また、積載板3の傾動はステップモータ11によ
りリフトユニット4等を介して行われ、積載板3の傾斜
角度はリフトギヤ5の回転角度と常に比例する関係とな
っている。従って、積載板3の傾斜角度と記録用紙残量
の関係、及び、積載板3とリフトギヤ5の回転角度(角
位置)の関係を予め実験等にて求めておき、所望の用紙
残量に対応するリフトギヤ5の回転角度を検出すること
によって、記録用紙残量を演算によって求めることが可
能である。
【0022】図示した実施例においては、リフトギヤ5
のこの回転角度検出を行なうのが、自動給紙装置本体の
フレーム側板14に設けられた透過型フォトインタラプ
タ12(図1)と、リフトギヤ5の片側面に設けられた
3つの遮光部5−a(図1および図2)である。図2か
ら良く分かるように、遮光部5−aはリフトシャフト7
の軸心を中心とした所定の円周上に後述する所定間隔で
一体的に形成されている。3つの遮光部5−aは用紙カ
セット1が自動給紙装置に装着された状態において、リ
フトギヤ5の回転に応じて透過型フォトインタラプタ1
2の発光部と受光部の間を順次通過するように構成され
ている。従って、透過型フォトインタラプタ12の受光
部への入射光は、各遮光部5−aが発光部と受光部の間
に入り込んだ位置では遮断され(遮光状態)、遮光部5
−aがない位置では透過される(透過状態)ので、リフ
トギヤ5の回転角度に応じて透過型フォトインタラプタ
12の出力信号が切り替わる。所望の用紙残量に対応す
るリフトギヤ5の回転角位置において透過型フォトイン
タラプタ12が遮光状態となるように遮光部5−aを配
置し、フォトインタラプタ12の出力信号の変化をカウ
ントすることにより、後述するように積載板3上の記録
用紙の残量を演算することが可能である。
【0023】図4はこの実施例における積載板3上の記
録用紙の残量とリフトギヤ5の回転角度と透過型フォト
インタラプタ12の出力信号の状態を示し、図5はリフ
トギヤ5が図4のθ1〜θ3の回転角度となった際の自
動給紙装置の状態を示す。図示した実施例では、用紙カ
セット1に収納可能な記録用紙量を100%とした場
合、用紙残量が75%、50%、25%となる3つの段
階で残量を検出できるように構成してある。図4及び図
5に示すように、用紙残量75%、50%、25%の各
状態に対応するリフトギヤ5の回転角度は、用紙カセッ
ト1を自動給紙装置本体に装着した時点を初期値(=0
゜)とした場合、各々θ1、θ2、θ3である。リフト
ギヤ5の回転角位置がθ1、θ2、θ3へと順次変化し
ていく際には、3つの各遮光部5−aが透過型フォトイ
ンタラプタ12を遮光状態とするので、透過型フォトイ
ンタラプタ12の出力信号が変化する。
【0024】図6はこの実施例の用紙残量演算部と報知
部(出力手段)の回路構成を示す。図6に示すように、
用紙残量演算部106はカウンタ回路40、不揮発性R
AM41、演算回路42、およびROM43によって構
成され、報知部108は出力インターフェイス44によ
って構成される。カウンタ回路40は、用紙カセット1
の着脱を判断する透過型フォトインタラプタ27からの
出力信号をリセット信号として、リフトギヤ5の回転角
度を検出する透過型フォトインタラプタ12からの出力
信号をカウントし、演算回路42へ出力する。カウンタ
回路40のカウント値に対応する記録用紙の残量の情報
は予めROM43へ書き込んであり、演算回路42はカ
ウンタ回路40のカウント値とROM43の情報に基づ
いて用紙残量を演算し、カウント値を不揮発性RAM4
1へ書き込む。
【0025】演算回路42は、通常、カウンタ回路40
のカウント値に基づいて記録用紙の残量を演算するが、
装置電源が投入された直後であると共に、透過型フォト
インタラプタ27から用紙カセット1が装着されている
という検出結果が得られた場合には、前回装置電源が切
断される以前のカウント値を不揮発性RAM41から呼
び出し、用紙残量を演算する。
【0026】演算回路42での用紙残量の演算結果は出
力インターフェイス44を介して、記録装置に接続され
たホストコンピュータ等へ送られる。即ち、自動給紙装
置の制御部は、透過型フォトインタラプタ27から用紙
カセット1の着脱を示す出力信号を得た後、1回目の透
過型フォトインタラプタ27の出力信号を得るまでの用
紙残量を100〜75%であると判断し、以後、2回目
の出力信号を得るまでの用紙残量を75%〜50%、3
回目の出力信号を得るまでの用紙残量を50%〜25
%、3回目の出力信号を得てからを25%以下と判断し
て、その情報を記録装置に接続されたコンピュータ等へ
出力インターフェイス44を介して報知する。
【0027】
【発明の効果】本発明の主たる効果は、記録装置をネッ
トワーク環境等で使用し、記録装置が使用者から離れた
位置にある場合でも、使用者はネットワークに接続され
たコンピュータ等から記録用紙残量を確認することがで
きるので、従来のようにわざわざ記録装置の設置場所ま
で確認に行く必要がなく、使い勝手が向上することであ
る。その理由は、記録用紙の残量を電気的に検出し、演
算によって求めるので、得られた情報を様々なネットワ
ーク接続機器へ転送することが可能であるからである。
好ましい実施態様に従い、用紙積載板の複数の角位置を
段階的に検出するように角位置検出手段を構成した場合
には、記録用紙の最大積載状態から記録用紙が無くなる
までの過程において記録用紙の残量を複数段階で検出す
ることができるので、低コストで簡素な構造としながら
も記録用紙残量をきめ細かく検出することができ、用紙
補充時期の判断に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の用紙残量検出装置を備えた自動給紙装
置の一部の一部切欠き斜視図である。
【図2】図1に示した自動給紙装置の用紙カセットのリ
フトユニットの一部切欠き分解斜視図である。
【図3】図1に示した自動給紙装置の用紙位置制御機構
の断面図である。
【図4】図1に示した自動給紙装置における用紙残量、
リフトギヤ回転角度、透過型フォトインタラプタ出力信
号の関係を示すグラフである。
【図5】図1に示した自動給紙装置における異なる用紙
残量段階における残量検出状態を示す説明図である。
【図6】図1に示した自動給紙装置の演算手段と報知手
段のブロックである。
【符号の説明】
1: 用紙カセット 1−b/27: 用紙カセット検出手段 3: 用紙積載板 4: リフトユニット(駆動手段) 5−a/12: 角位置検出手段 6: リフトプレート 15/16: 用紙検出手段 100: 自動給紙装置 102: 給紙装置本体 104: 記録用紙 106: 演算手段 108: 出力手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録用紙を積載する傾動可能な用紙積載
    板を備えた用紙カセットを有する自動給紙装置におい
    て、前記用紙積載板の傾動角位置を検出して角位置を表
    す電気信号を出力する角位置検出手段と、前記角位置検
    出手段の出力信号に基いて前記用紙カセット内の記録用
    紙残量を演算する演算手段と、演算された記録用紙残量
    を表す電気信号を出力する出力手段、とを有することを
    特徴とする用紙残量検出装置。
  2. 【請求項2】 前記角位置検出手段は、前記用紙積載板
    の複数の角位置を段階的に検出することを特徴とする請
    求項1に基づく用紙残量検出装置。
  3. 【請求項3】 自動給紙装置本体に着脱可能に装着され
    た用紙カセットと、前記装置本体に対する用紙カセット
    の着脱を検知して用紙カセットの有無を表す電気信号を
    出力する用紙カセット検出手段と、前記用紙カセット内
    に傾動可能に配置され記録用紙を積載する積載板と、前
    記積載板を傾動させるべく積載板に係合する揺動部材を
    備え前記積載板に積載された記録用紙の最上位の用紙を
    給紙位置まで上昇させるべく前記積載板を傾動させる駆
    動手段と、前記最上位の記録用紙が給紙位置に達したこ
    とを検出する用紙検出手段とを有する自動給紙装置にお
    いて、 前記駆動手段の揺動部材の角位置を検出して角位置を表
    す電気信号を出力する角位置検出手段と、前記角位置検
    出手段の出力信号と前記用紙カセット検出手段の出力信
    号に基いて前記用紙カセット内の記録用紙残量を演算す
    る演算手段と、演算された記録用紙残量を表す電気信号
    を出力する出力手段、とを備えていることを特徴とする
    自動給紙装置の用紙残量検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2374593A (en) * 2001-03-22 2002-10-23 Hewlett Packard Co System and method for detecting number of remaining sheets of print media
CN101927913A (zh) * 2009-06-23 2010-12-29 京瓷美达株式会社 供纸装置以及图像形成装置

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