JP2008013357A - 給紙装置 - Google Patents

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昌巳 淵
Koyo Ito
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Abstract

【課題】記録シート材収納部を昇降自在とするモータ等の異常を早いタイミングで検出し、当該異常による記録シート材収納部の昇降動作の不具合を未然に防止することができる、給紙装置を提供する。
【解決手段】用紙Pが収納された給紙トレイ18と、給紙トレイ18を昇降自在に変位させる昇降駆動モータ20と、給紙トレイ18の所定の給紙位置から用紙Pを送り出す給紙手段40を有する給紙装置10であって、給紙トレイ18の昇降経路の上部近傍に配設され、給紙トレイ18が上限位置に到達したことを検知する上限位置検知手段30と、昇降経路の下部近傍に配設され、給紙トレイ18が下限位置に到達したことを検知する下限位置検知手段32と、昇降経路の中間部近傍に配設され、用紙Pの残量を検出する残量検出手段34,36,38を含み、残量検出手段34〜38は、給紙トレイ18の昇降動作の異常を検出する異常検出手段としての機能を兼ね備えている。
【選択図】図1

Description

本願発明は、給紙装置関し、複写機、プリンタ、ファクシミリおよびそれらの複合機等の画像形成装置に適用され、紙,フイルム等の記録シート材が収納され、昇降自在に配設された記録シート材収納部を有する給紙装置に関する。
本願発明の背景となる従来の給紙装置には、多数枚の用紙を収納した用紙収納部としてのたとえば給紙トレイが昇降自在に形成され、給紙トレイへの用紙の過剰積載に起因する耳折れ等の発生を防止するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。この給紙装置は、給紙トレイの先端部上方に配設された給紙ユニットを含み、該給紙ユニットには、給紙トレイに収納された用紙の最上面の上限を検知する上限検知センサが配設されている。また、この給紙装置には、給紙トレイの底板の下降位置を検知する下限検知センサが配設されている。
この給紙装置では、上限検知センサがオンになっている場合、用紙の過剰積載と見なして給紙を禁止することによって、用紙の過剰積載に起因する用紙の耳折れおよび給紙遅れ等を防止することができる。また、この給紙装置では、用紙を積載した給紙トレイをセットしたにもかかわらず、上限検知センサに信号変化が生じない(オンからオフに戻らないとき)とき、給紙トレイを下降させて一定時間が経過しても上限検知センサの出力信号に変化が生じない場合に、給紙トレイを昇降させる駆動源としてのモータを停止し、異常発生の表示を行うことで、モータの損傷を未然に防止することができる。さらに、給紙トレイの降下開始の指令から一定時間が経過してもモータの回転が検知できなかった場合、モータ異常の表示を行えば、過負荷状態に起因してのモータに損傷が生じるのを防止することができる。
特開平6−199428号公報
しかしながら、上述した従来の給紙装置では、上限検知センサおよび下限検知センサの出力信号の変化を受けたときになって、はじめて、モータを停止させ、異常が発生したことの表示を行うようにしている。この場合、特に、給紙トレイに収納される用紙が大量になると、給紙トレイが嵩高になって、給紙位置と下降位置との間の給紙トレイの昇降距離が長くなるので、上限検知センサが給紙トレイに収納された用紙の最上面の上限を検知するまでに要する時間、および、下限検知センサが給紙トレイの底板の下降位置を検知するまでに要する時間が長くなる。そのため、早いタイミングでモータの異常を検知し、給紙装置の昇降動作の異常を発見することができないものであった。
すなわち、この従来の給紙装置では、モータが異常動作した際に、モータ異常の発生を迅速に検知することができず、当該給紙装置の異常状態に対して速やかに対応することができなかった。このような不具合は、給紙トレイに大量の用紙が収納された場合、給紙トレイ全体の重量が重くなって、給紙トレイを昇降させる駆動源のモータにかかる負荷が大きくなることを考慮すれば、尚更、問題となっているのが実情である。
それゆえに、本願発明の主たる目的は、記録シート材収納部を昇降自在とするモータ等の異常を早いタイミングで検知し、当該異常による記録シート材収納部の昇降動作の不具合を未然に防止することができる、給紙装置を提供する。
請求項1にかかる本願発明は、記録シート材が収納された記録シート材収納部と、記録シート材収納部を昇降自在に変位させる昇降手段と、記録シート材収納部の所定の給紙位置から記録シート材を送り出す給紙部を有する給紙装置であって、記録シート材収納部の昇降経路の上部近傍に配設され、記録シート材収納部が上限位置に到達したことを検知する上限位置検知手段と、昇降経路の下部近傍に配設され、記録シート材収納部が下限位置に到達したことを検知する下限位置検知手段と、昇降経路の中間部近傍に配設され、記録シート材の残量を検出する残量検出手段とを含み、残量検出手段は、記録シート材収納部の昇降動作の異常を検出する異常検出手段としての機能を兼ね備えていることを特徴とする、給紙装置である。
請求項1にかかる本願発明では、昇降手段により記録シート材収納部が昇降自在に変位する。記録シート材収納部は、給紙部によって所定の給紙位置から記録シート材が送り出される。記録シート材収納部が昇降手段で昇降経路を上昇あるいは下降したとき、上限位置あるいは下限位置に到達したことが、上限位置検知手段あるいは下限位置検知手段によって、それぞれ、検知される。また、記録シート材収納部が昇降経路の中間部、つまり、上限位置と下限位置との間を昇降するとき、残量検出手段により記録シート材収納部が検知されることによって、記録シート材の残量がわかる。この場合、残量検出手段は、異常検出手段としての機能を有し、記録シート材収納部の昇降動作の異常を検出するものである。
請求項2にかかる本願発明は、請求項1にかかる発明に従属する発明であって、昇降経路において、上限位置検知手段と残量検出手段との間、残量検出手段と下限位置検知手段との間を、記録シート材収納部が通過する時間が設定され、当該設定時間が経過しても、上限位置検知手段、残量検出手段および下限位置検知手段が、記録シート材収納部を検知できなかったときに、記録シート材収納部の昇降動作の異常の表示を行わせる異常状態表示手段をさらに含むことを特徴とする、給紙装置である。
請求項2にかかる本願発明では、昇降経路を昇降する記録シート材収納部が、上限位置検知手段と残量検出手段との間を通過する時間と、残量検出手段と下限位置検知手段との間をとが、予め設定されていて、設定時間が経過しても、上限位置検知手段、残量検出手段および下限位置検知手段記録によってシート材収納部が検知されないときは、昇降動作の異常表示が異常状態表示手段によって表示される。
請求項3にかかる本願発明は、請求項1または請求項2にかかる発明に従属する発明であって、残量検出手段による検知結果を記憶する記憶手段をさらに含むことを特徴とする、給紙装置である。
請求項3にかかる本願発明では、残量検出手段により得られた検知結果が、記憶手段によって記憶される。この場合、たとえば給紙装置の電源が切れた場合でも、残量検出手段による残量検知結果の履歴が残るため、記録シート材収納部の現在位置と記録シート材の残量がわかる。
本願発明にかかる給紙装置によれば、記録シート材収納部を昇降自在とするモータ等の駆動源の異常を早いタイミングで検出し、当該異常による記録シート材収納部の昇降動作の不具合を未然に防止することができる。
本願発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための最良の形態の説明から一層明らかとなろう。
本実施形態例にかかる給紙装置は、記録シート材収納部を昇降自在とするモータ等の駆動源の異常を早いタイミングで検出し、当該異常による記録シート材収納部の昇降動作の不具合を未然に防止するという目的を、記録シート材収納部が昇降経路の所定の位置に達する時間と予め設定した時間とを比較して、当該異常を検出することによって実現した。
図1は、本願発明にかかる給紙装置の実施形態の一例を模式的に示した概略正面図解図である。本実施形態例にかかる給紙装置10は、複写機、プリンタ、ファクシミリおよびそれらの複合機等の画像形成装置に装備され、紙,フイルム等の記録シート材(以下、単に、「用紙」という。)Pが積載・収納され、昇降自在に配設された記録シート材収納部(以下、単に、「用紙収納部」という。)を有するものである。
この給紙装置10は、上部に開放部(図示せず)を有した筐体12と、筐体12の開放部を開閉自在とする開閉蓋部14とを含む。筐体12内には、用紙収納部としての用紙収納手段16が配設されている。用紙収納手段16は、用紙Pを積載・収納するための給紙トレイ18を含む。給紙トレイ18は、昇降手段としての駆動源となるたとえば昇降駆動モータ20、後述する変位部材44、ワイヤ47、巻き取りプーリ49、レール部54,56等によって、昇降駆動自在に配設されている。
給紙トレイ18は、トレイ本体22を含み、トレイ本体22には、用紙Pが載置・積載される底板(図示せず)が上下に揺動自在に取付けられている。
また、給紙トレイ18のトレイ本体22内に収納された用紙Pの最上部は、その一端側上面がピックアップローラ24に押し付けられている。ピックアップローラ24が回動されることにより、載置・積載された用紙Pは最上部の用紙から順次に所定の送出方向に送り出される。給紙トレイに残った用紙Pは、底板で押し上げられて、最上部に位置する用紙Pは、常時、ピックアップローラ24に押し付けられた状態に維持されている。ピックアップローラ24によって送り出された用紙Pは、一対の給紙ローラ26a,26bの間を搬送され、さらに、静電潜像を利用した画像形成装置では、用紙Pのレジスト合わせを行う一対のレジストローラ28a,28bに搬送された後、感光ドラム(図示せず)に搬送される。
すなわち、この給紙装置10では、給紙トレイ18、ピックアップローラ24および給紙ローラ26a,26b等が、所定の給紙位置から用紙Pを所定の送出方向に送り出す給紙手段として構成されている。
また、給紙トレイ18が昇降駆動自在となる昇降経路の上部近傍と、下部近傍とには、それぞれ、給紙トレイ18が当該昇降経路の上限位置に到達したことを検知する上限位置検知手段30と、給紙トレイ18が当該昇降経路の下限位置に到達したことを検知する下限位置検知手段32とが配設されている。
さらに、昇降経路の中間部近傍には、上限位置検知手段30と下限位置検知手段32との間に、たとえば3つの残量検出手段34,36,38が間隔を隔てて、配設されている。残量検出手段34,36,38は、給紙トレイ18の位置を検知することによって、給紙トレイ18内の用紙の残量を検出することができるものである。残量検出手段34,36,38は、特に、給紙トレイ18の昇降動作の異常を検出する異常検出手段としての機能を兼ね備えている。
上限位置検知手段30は、上限位置検知センサ30aを含む。上限位置検知センサ30aは、給紙トレイ18の昇降経路の上部近傍に位置するように、給紙装置10の筐体12の側壁面に配設されている。また、上限位置検知手段30は、上限位置検知センサ30aのスイッチ手段となる遮蔽板等の遮蔽部材(図示せず)を含む。当該遮蔽部材は、給紙トレイ18の上昇により持ち上げられるピックアップローラ24と共に回動する可動板42に配設されている。この可動板42は、たとえば図1に示すように、給紙トレイ18内に積載・収納された用紙Pの残量に応じて、ピックアップローラ24の上下位置変動に伴って、回動軸25を中心に上下に揺動可能となる機構を有する。
上限位置検知センサ30aは、投光器と受光器とが対向して配置され、その間の光路に遮蔽部材が入ると作動するものであり、給紙トレイ18が昇降経路の上限位置にある状態、つまり、トレイ本体22に積載された最上部の用紙Pがピックアップローラ24に当接するまで持ち上げられた状態では、当該光路が遮蔽部材によって遮蔽される。そして、給紙トレイ18が上限位置にない状態、つまり、用紙Pの減少に伴ってピックアップローラ24が所定位置まで落ち込んだ状態では、遮蔽部材が移動して当該光路の遮蔽が解除される。そのため、上限位置検知手段30では、上限位置検知センサ30aにおける受光の有無に応じて、給紙トレイ18が昇降経路の上限位置にあるか否かを検出することが可能となる。
下限位置検知手段32は、たとえば図3に示すように、下限位置検知センサ32aを含む。下限位置検知センサ32aは、給紙トレイ18の昇降経路の下部近傍に位置するように、給紙装置10の筐体12の側壁面に配設されている。また、下限位置検知手段32は、給紙トレイ18に配設され、下限位置検知センサ32aのスイッチ手段となる遮蔽部材としての機能を持ったアーム部50を含む。アーム部50は、給紙トレイ18の側面に配設され、給紙トレイ18の昇降動作に伴って、給紙トレイ18と共に昇降経路を上下に変位可能となる。
この場合、給紙トレイ18は、たとえば図2,図3に示すように、トレイ本体22の側面に配設された変位部材44を有する。変位部材44は、たとえば2つの変位ローラ46a,46bを有する。2つの変位ローラ46a,46bは、トレイ本体22の側面壁に上下に間隔を隔てて配設され、支持板48により回動自在に支持されている。2つの変位ローラ46a,46bは、トレイ本体22の底部22aの面方向に対して、略垂直となる方向に配設されている。変位部材44は、支持板48に略直交するように配設されたアーム部50をさらに含むものである。
一方、給紙装置10は、その筐体12の側壁面にたとえば縦長矩形状のスリット部52を備え、スリット部52の幅方向の一端側および他端側には、それぞれ、レール部54および56が配設されている。給紙トレイ18の側面に配設された変位部材44は、その2つの変位ローラ46a,46bが、それぞれ、レール部54,56に当接して回動しながら、レール部54,56に沿って上下に変位可能となる。したがって、給紙トレイ18の昇降に連動して、変位部材44のアーム部50も上下に変位可能となっている。
すなわち、本実施形態例に用いられている昇降手段は、トレイ本体22の側面に固定された変位部材44を含む。変位部材44の変位ローラ46aは動滑車としての機能を備え、変位ローラ46bは支持プーリとしての機能を備えている。変位ローラ46a,46bは、レール部54,56に対して、摺動可能に嵌合され、変位ローラ46aには、たとえば図2,3に示すように、その一端が給紙装置10の筐体12側に固定されたワイヤ47が掛け渡されている。ワイヤ47の他端は、筐体12の側面側に配設された巻き取りプーリ49に固定されている。巻き取りプーリ49は、駆動シャフト(図示せず)に連結されている。駆動シャフトは、昇降駆動モータ20により駆動される。
本実施形態例では、昇降駆動モータ20が正回転すると、その回転駆動力が駆動シャフトを介して、巻き取りプーリ49に伝達され、巻き取りプーリ49が回転することにより、ワイヤ47が巻き取られる。そのため、ワイヤ47は、中継プーリ(図示せず)等を介して、変位ローラ46aを上方に引き上げ、変位部材44を上方に上昇させることができる。また、昇降駆動モータ20が逆回転すると、上記動作と反対の動作が行われて、変位部材44を下降させることができる。そのため、本実施形態例では、上記昇降手段によって、トレイ本体22を適宜昇降自在とすることが可能となっている。
下限位置検知センサ32aは、上限位置検知センサ30aと同様の構造を有し、投光器と受光器とが対向して配置され、その間の光路に上述した変位部材44のアーム部50が入ると作動するものであり、給紙トレイ18が昇降経路の下限位置にある状態では、当該光路が遮蔽部材によって遮蔽される。そして、給紙トレイ18が下限位置から上昇し、下限位置から離脱した状態では、アーム部50が移動して当該光路の遮蔽が解除される。そのため、下限位置検知手段32では、下限位置検知センサ32aにおける受光の有無に応じて、給紙トレイ18が昇降経路の下限位置にあるか否かを検出することが可能となる。
次に、給紙トレイ18の昇降動作の異常を検出する異常検出手段としての機能を兼ね備えた残量検出手段34,36,38について説明する。本実施形態例にかかる給紙装置10では、残量検出手段34,36,38の構成が同一であるため、1つの残量検出手段34について詳述し、他の2つの残量検出手段36,38については簡略的に説明する。
すなわち、残量検出手段34は、特に、たとえば図4に示すように、残量検知センサ34aを含み、この残量検知センサ34aのスイッチ手段となる遮蔽部材としての機能を備えた1つの連動部材58を有するものである。残量検知センサ34aおよび連動部材58は、取付けブラケット部材60によって、給紙装置10の筐体12の側壁面の所定の位置に取付けられるものである。取付けブラケット部材60は、残量検知センサ34aを支持する支持ブラケット62および連動部材58を支持する支持ブラケット64を有し、残量検知センサ34aの近傍に連動部材58が配置されるように、2つの支持ブラケット62,64は、たとえば断面L字状に一体的に形成されている。
この場合、3つの残量検出手段34,36a,38aは、給紙トレイ18の昇降経路の中間部近傍に所定の間隔を隔てて位置するように、それぞれ、取付けブラケット部材60によって、給紙装置10の筐体12の側壁面に取付けられている。
残量検知センサ34aは、互いに対向して配置される投光器66および受光器68を含み、投光器66および受光器68間の光路に後述する連動部材58の遮蔽レバー70が入り、当該光路を遮光すると作動するものである。
連動部材58は、図4に示すように、残量検知センサ34aの投光器66および受光器68間に出入り可能な遮蔽レバー70を含む。遮蔽レバー70は、たとえば扇状に形成され、遮蔽レバー70の反対側に延びた連動部72と一体的に形成されている。連動部72は、所定の間隔を隔てて配設されたたとえば矩形状の連動レバー74および76を備えている。連動部材58は、軸部78を中心にして、支持ブラケット62に回動自在に配設されている。
また、連動部材58の連動レバー74,76は、給紙トレイ18の昇降に伴って上下に変位する変位部材44のアーム部50に押圧されることによって、軸部78を中心に、たとえば図2および図3で見て、時計方向ないし反時計方向に回転する。さらに、連動レバー74,76が回転することに連動して、遮蔽レバー70も軸部78を中心に回転する。すなわち、給紙トレイ18が下限位置から上限位置へと上昇していく場合、アーム部50が連動レバー74を押圧し、連動レバー74が図2で見て反時計方向に回転し、それに連動して、遮蔽レバー70も反時計方向に回転する。逆に、給紙トレイ18が上限位置から下限位置へと下降していく場合、アーム部50が連動レバー76を押圧し、連動レバー76が図3で見て時計方向に回転し、それに連動して、遮蔽レバー70も時計方向に回転する。
本実施形態例にかかる給紙装置10では、たとえば図1に示すように、筐体12の開放部を開閉自在とする開閉蓋部14の開閉状態を検知する開閉蓋部検知手段80が配設されている。開閉蓋部検知手段80は、筐体12の上部近傍に配設された開閉蓋部検知センサ80aを含み、開閉蓋部検知センサ80aは、用紙補給信号発生手段としての機能を有する。この場合、開閉蓋部14を閉じた時に、開閉蓋部14の一部が開閉蓋部検知センサ80aに検知されて給紙トレイ18が上昇し、開閉蓋部14を開いた時に、開閉蓋部検知センサ80aの検知が解除されて用紙補給信号が発せられ、後述する制御手段(図示せず)からの指令により昇降駆動モータ20が駆動され、給紙トレイ18が下降される。
なお、本実施形態例では、上限位置検知センサ30a、下限位置検知センサ32aおよび残量検出センサ34a,36a,38aが、透過型フォトセンサ等で構成され、開閉蓋部検知センサ80aがマイクロスイッチ等で構成されている。
本実施形態例にかかる給紙装置10では、特に、昇降経路を昇降する給紙トレイ18が、昇降経路の上限位置から残量検出手段34の近傍を通過するまでの時間、残量検出手段34の近傍から残量検出手段36の近傍を通過するまでの時間、残量検出手段36の近傍から残量検出手段38の近傍を通過するまでの時間、および、残量検出手段38の近傍から下限位置に到達するまでの時間、逆に、昇降経路の下限位置から残量検出手段38の近傍を通過するまでの時間、残量検出手段38の近傍から残量検出手段36の近傍を通過するまでの時間、残量検出手段36の近傍から残量検出手段34の近傍を通過するまでの時間、および、残量検出手段34の近傍から上限位置に到達するまでの時間が、それぞれ、予め設定されている。この場合、本実施形態例では、上限検知センサ30aおよび下限検知センサ32aの作動状態が条件となっていて、つまり、上限検知センサ30aが作動した場合、および、下限検知センサ32aが作動した場合に、それぞれ、異常検知タイマー(図示せず)がリセットされるように構成されている。
そして、この予め設定された設定時間が経過しても、上限位置検知手段30の上限位置検知センサ30a、残量検出手段34の残量検知センサ34a、残量検出手段36の残量検知センサ36a、残量検出手段38の残量検知センサ38a、および、下限位置検知手段32の下限位置検知センサ32aが作動せず、給紙トレイ18の位置が検知されないときは、給紙トレイ18の昇降動作に異常があるか否かを検出することが可能となる。この場合、給紙トレイ18の昇降動作の異常表示は、異常状態表示手段(図示せず)によって表示される。また、残量検出手段34,36,38により得られた残量検知センサ34a,36a,38aの検知結果は、記憶手段(図示せず)によって記憶されている。そのため、たとえば給紙装置10の電源が切れた場合でも、給紙トレイ18の現在位置と給紙トレイ18内の用紙Pの残量がわかるものである。
本実施形態例にかかる給紙装置10では、便宜上、給紙トレイ18内に積載・収納された用紙の残量を「ゼロ」から「フル」の間で、たとえばレベルL、M、Hの3段階で区切るとすると、給紙トレイ18の昇降経路における現在位置が、下限位置(下限位置検知手段32)から残量検出手段38の間に位置する場合には、用紙Pが「フル」にある状態で給紙トレイ18内に積載・収納されていることがわかり、給紙トレイ18の現在位置が、残量検出手段36から上限位置(上限位置検知手段30)の間に位置する場合には、用紙Pが略「ゼロ」に近い残り僅かな状態であることがわかり、給紙トレイ18の現在位置が、残量検出手段36から残量検出手段38の間に位置する場合には、用紙Pが用紙の残量を「ゼロ」から「フル」の間の状態にあることがわかるものとなっている。
本実施形態例にかかる給紙装置10では、昇降手段、給紙手段、用紙補給信号発生手段、上限位置検知手段30、下限位置検知手段32、残量検出手段34,36,38、異常検知タイマーおよび異常状態表示手段を制御する制御部を含み、制御部は、CPU、記憶手段としてのRAM,ROM等で構成され、給紙装置10をシーケンシャルに制御するものとなっている。
なお、本実施形態例にかかる給紙装置10では、残量検知手段の数が3つになっているが、残量検知手段の数は、2つ以上であればよく、3つに限られるものではない。
図5は、本願発明にかかる給紙装置の他の実施形態の一例を側面側から見た要部斜視図である。本実施形態例では、上述した実施形態例と比べて、特に、残量検出手段の構成が相違する。すなわち、本実施形態例にかかる残量検出手段82は、給紙トレイ18を昇降自在にリフトアップする昇降台84の側面に配設される残量検知センサとしてのたとえば反射センサ86を含む。昇降台84は、上述の実施形態例と同様、昇降駆動モータ20によって昇降駆動自在となっている。反射センサ86は、昇降台84の側面に配設された変位部材44のアーム部50に取付けられている。反射センサ86は、昇降台84の昇降動作に伴って上下動する変位部材44と共に、上下方向に変位される。
また、給紙装置10の筐体12の側面には、当該反射センサ86と対向可能なように反射センサ86の変位方向に沿って、マーキング手段88が配設されている。マーキング手段88は、たとえばピッチの相違する3つのマーキングパターン部90,92,94を有する。マーキングパターン部90,92,94は、たとえば樹脂部材に光を反射するアルミテープ等を貼付した構成を有するもので、白黒の反射率の違う印刷部分によりピッチ線が形成されている。
なお、この反射センサ86は、LED(発光ダイオード)からなる発光器と、フォトトランジスタからなる受光器と、増幅器とが同じケース内に納められ、発光器からの投光がマーキングパターン部90,92,94からの反射光を受光して作動するもので、当該マーキングパターン部90,92,94のピッチ線の白黒部分の反射率の違いによって、昇降台84の現在位置を検知するものである。
本実施形態例では、起動時に一定距離昇降台84を変位させれば、反射センサ86のON/OFFのタイミングから昇降台86がどのマーキングパターン部90,92,94のどの位置に位置するかが判別可能となる。また、予め設定されたタイミングよりも大きく外れる場合には、昇降駆動モータ20の異常等が検出され、昇降台86の昇降動作の異常が検出されるものとなっている。
図6は、本願発明にかかる給紙装置のさらに他の実施形態の一例を模式的に示した要部側面図解図であって、図6(A)は2つの残量検出センサの配置を示す要部側面図解図であり、図6(B),図6(C)はマーキングパターンの一例およびマーキングパターン上に照射された2つの残量検出センサの光路を当該センサの正面側から見た要部図解図である。本実施形態例では、たとえば2つの反射センサ96,98が、所定の間隔を隔てて給紙装置10の筐体12側に配設されている。一方、昇降台84は、たとえばベルト駆動機構(図示せず)により昇降駆動される。このベルト駆動機構(図示せず)の変位するベルト部材(図示せず)の表面に、たとえば図6(B),図6(C)に示すようなマーキングパターン部100が配設されている。また、このマーキング手段100は、昇降台84の昇降駆動に連動して、上下動する別のベルト部材(図示せず)の表面に配設する構成としてもよい。マーキング手段100は、図5の実施形態例にかかるマーキング手段88と同様の構造を有し、ピッチの相違するマーキングパターン部102,104,106を有する構成となっている。
本実施形態例では、特に、2つの反射センサ96,98のON/OFFのタイミングの違いを比較することによって、昇降台86がどのマーキングパターン部102,104,106のどのピッチ区間の位置に位置するかが認識可能となる。そのため、昇降駆動モータ20のより小さな異常等の検出も可能となり、昇降台86の昇降動作の僅かの異常でも検出することができるものとなっている。
本願発明にかかる給紙装置の実施形態の一例を模式的に示した概略正面図解図である。 図1で模式的に示した実施形態例をより詳細に示した要部図解図であり、用紙収納部が昇降経路の上限位置に到達した状態を示す要部側面図解図である。 図1で模式的に示した実施形態例をより詳細に示した要部図解図であり、用紙収納部が昇降経路の下限位置に到達した状態を示す要部側面図解図である。 図2および図3に示された残量検出手段の一例を示す斜視図解図である。 本願発明にかかる給紙装置の他の実施形態の一例を側面側から見た要部斜視図である。 本願発明にかかる給紙装置のさらに他の実施形態の一例を模式的に示した要部側面図解図であって、図6(A)は2つの残量検出センサの配置を示す要部側面図解図であり、図6(B),図6(C)はマーキングパターンの一例およびマーキングパターン上に照射された2つの残量検出センサの光路を当該センサの正面側から見た要部図解図である。
符号の説明
10 給紙装置
12 筐体
14 開閉蓋部
16 用紙収納手段(記録シート材収納手段)
18 給紙トレイ
20 昇降駆動モータ
22 トレイ本体
22a 底部
24 ピックアップローラ
26a,26b 給紙ローラ
28a,28b レジストローラ
30 上限位置検知手段
32 下限位置検知手段
34,36,38,82 残量検出手段
30a 上限位置検知センサ
32a 下限位置検知センサ
34a,36a,38a, 残量検知センサ
40 給紙手段
42 可動板
44 変位部材
46a,46b 変位ローラ
47 ワイヤ
48 支持板
49 巻き取りプーリ
50 アーム部
52 スリット部
54,56 レール部
58 連動部材
60 取付ブラケット部材
62,64 支持ブラケット
66 投光器
68 受光器
70 遮蔽レバー
72 連動部
74,76 連動レバー
78 軸部
80 開閉蓋部検知手段
80a 開閉蓋部検知センサ
84 昇降台
86,96,98 反射センサ
88,100 マーキング手段
90,92,94,102,104,106 マーキングパターン部

Claims (3)

  1. 記録シート材が収納・積載される記録シート材収納部、
    前記記録シート材収納部を昇降自在に変位させる昇降手段、および
    前記記録シート材収納部の所定の給紙位置から前記記録シート材を送り出す給紙手段を有する給紙装置であって、
    前記記録シート材収納部の昇降経路の上部近傍に配設され、前記記録シート材収納部が上限位置に到達したことを検知する上限位置検知手段、
    前記昇降経路の下部近傍に配設され、前記記録シート材収納部が下限位置に到達したことを検知する下限位置検知手段、および
    前記昇降経路の中間部近傍に配設され、前記記録シート材の残量を検出する残量検出手段を含み、
    前記残量検出手段は、前記記録シート材収納部の昇降動作の異常を検出する異常検出手段としての機能を兼ね備えていることを特徴とする、給紙装置。
  2. 前記昇降経路において、前記上限位置検知手段および前記残量検出手段の間、前記残量検出手段および前記下限位置検知手段の間を、前記記録シート材収納部が通過する時間が設定され、当該設定時間が経過しても、前記上限位置検知手段、前記残量検出手段および前記下限位置検知手段が前記記録シート材収納部を検知できなかったときに、前記記録シート材収納部の昇降動作の異常の表示を行わせる異常状態表示手段をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の給紙装置。
  3. 前記残量検出手段による検知結果を記憶する記憶手段をさらに含むことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の給紙装置。
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