JP2002302300A - 記録シート管理装置 - Google Patents

記録シート管理装置

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JP2002302300A
JP2002302300A JP2001111383A JP2001111383A JP2002302300A JP 2002302300 A JP2002302300 A JP 2002302300A JP 2001111383 A JP2001111383 A JP 2001111383A JP 2001111383 A JP2001111383 A JP 2001111383A JP 2002302300 A JP2002302300 A JP 2002302300A
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sheet
tray
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JP2001111383A
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English (en)
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Hirofumi Katayama
浩文 片山
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡易且つ安価な構成で給紙トレイ内にセットさ
れた記録シートの盗難、又はすり替えを防止することが
可能な記録シート管理装置を提供する。 【解決手段】画像形成装置の給紙トレイにセットされた
記録シートを管理する装置であって、上記給紙トレイが
画像形成装置本体から引き出されたか否かを検出するト
レイ検出センサと、上記給紙トレイ内における記録シー
トの残量を検出するシート残量検出手段と、上記トレイ
検出センサの出力信号に基づいて上記給紙トレイが画像
形成装置本体から抜き差しされたと判断される場合に、
かかる給紙トレイの抜き差しの前後におけるシート残量
検出手段の検出値を比較する残量比較手段と、この残量
比較手段における比較結果から給紙トレイ内の記録シー
トの残量が変化したと判断される場合に画像形成装置の
管理者に対して警告を発する警告手段とから構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機や
ファクシミリ等の画像形成装置の給紙トレイ内にセット
された記録シートを管理するシート管理装置に係り、詳
細には、かかる記録シートの盗難やすり替えを防止する
ための改良に関する。また、本発明は、記録媒体に対し
て情報を書き込む情報出力端末に付設され、かかる情報
出力端末に対して記録媒体を連続的に供給する記録媒体
収容装置に係り、詳細には、未使用の記録媒体の盗難を
防止するための改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の電子写真複写機やファクシミリ等
の画像形成装としては、異なるサイズの記録シートをセ
ットすることが可能な複数段の給紙トレイを備えたもの
が広く知られている。この種の画像形成装置では、例え
ば、複写原稿をプラテンにセットすると、原稿サイズに
合致したサイズの記録シートが収容されている給紙トレ
イが自動的に選択され、かかる給紙トレイから画像形成
部に対して記録シートを給紙しながら複写作業か行われ
るようになっている。
【0003】また、各給紙トレイには記録シートの有無
を検出するセンサが設けられており、複写作業中に給紙
トレイ内の記録シートを使い切ってしまった場合には、
かかるサイズの記録シートの補給を促すメッセージが操
作パネル内の液晶表示部等に示されるようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年ではコ
ンビニエンスストア等に電子写真複写機やファクシミリ
等が設置されており、客が自ら操作して複写作業等を自
由に行い得るようにしたサービスが普及定着してきてい
る。このサービスでは、店員が立ち会うことなく、客が
一人で操作して複写作業等を行うことになるが、その
際、給紙トレイには記録シートが既にセットされてお
り、複写作業の途中で記録シートが不足する場合には、
操作パネルの表示に従って客が店員に記録シートの不足
を告げ、新たな記録シートが給紙トレイ内に補給される
ことになる。従って、大抵の場合、客が複写機を利用し
ていなくとも、給紙トレイ内には記録シートがセットさ
れたままの状態にある。
【0005】このため、上記サービスの普及に伴い、給
紙トレイにセットされていた記録シートが心許ない客に
よって盗難に遭うといった問題点が生じて来ている。ま
た、この他にも、客が自らが持ち込んだ記録シートを給
紙トレイに勝手にセットしてしまい、紙質等の原因から
複写作業中に紙詰まりが発生してしまうといった問題点
もあった。
【0006】このようなトラブルに対処するため、給紙
トレイに施錠することが可能な画像形成装置も提案され
ているが、給紙トレイ周りの構造が複雑になり、生産コ
ストも嵩むといった問題点があった。
【0007】近年では、コンビニエンスストア内等に情
報出力端末が設置され、この情報出力端末を用いて客自
らが磁気記録媒体や光記録媒体等にコンピュータソフト
等をダウンロードするサービスも開始されている。従っ
て、複写機の給紙トレイの管理に関する前述の問題点
は、今後、上記情報処理端末に対して各種記録媒体を供
給する装置にも発生してくるものと考えられる。
【0008】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、その目的とするところは、簡易且つ安価な
構成で給紙トレイ内にセットされた記録シートの盗難、
又はすり替えを防止することが可能な記録シート管理装
置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、画
像形成装置の給紙トレイにセットされた記録シートを管
理する装置であって、上記給紙トレイが画像形成装置本
体から引き出されたか否かを検出するトレイ検出センサ
と、上記給紙トレイ内における記録シートの残量を検出
するシート残量検出手段と、上記トレイ検出センサの出
力信号に基づいて上記給紙トレイが画像形成装置本体か
ら抜き差しされたと判断される場合に、かかる給紙トレ
イの抜き差しの前後におけるシート残量検出手段の検出
値を比較する残量比較手段と、この残量比較手段におけ
る比較結果から給紙トレイ内の記録シートの残量が変化
したと判断される場合に画像形成装置の管理者に対して
警告を発する警告手段とから構成されることを特徴とす
るものである。
【0010】このような技術的手段によれば、上記トレ
イ検出センサの出力信号をチェックすることにより、給
紙トレイが画像形成装置本体から引き出されたか否かを
判別することができ、更に、上記シート残量検出手段の
出力信号を確認することにより、給紙トレイ内の記録シ
ートの残量が画像形成装置に対する給紙トレイの抜き差
しの前後で変化したか否かを確認することができる。従
って、上記残量比較手段は給紙トレイが画像形成装置本
体から抜き差しされたと判断される場合に、かかる給紙
トレイの抜き差しの前後におけるシート残量検出手段の
検出値を比較する。このような比較の結果、給紙トレイ
内の記録シートの残量が給紙トレイの抜き差しの前後で
減ったと判断される場合には、給紙トレイを引き出した
者、例えば複写サービスを利用する客によって給紙トレ
イから記録シートが抜き出されたと判断することがで
き、上記警告手段は画像形成装置の管理者に対して警告
を発する。
【0011】また、比較の結果、給紙トレイ内の記録シ
ートの残量が給紙トレイの抜き差しの前後で増加したと
判断される場合には、客が自ら持ち込んだ記録シートを
給紙トレイに補充した可能性があり、その後の複写作業
等における紙詰まりの発生を回避するため、やはり上記
警告手段は画像形成装置の管理者に対して警告を発生す
る。
【0012】但し、客自らが給紙トレイを引き出す場合
として、画像形成時に紙詰まりが発生してしまい、かか
る紙詰まりを除去するために給紙トレイを開ける場合
や、記録シートの補給を促すメッセージが操作パネルに
表示され、これに従って補給作業を行うために給紙トレ
イを開ける場合があり、これらの場合には給紙トレイの
抜き差しの前後で該給紙トレイ内の記録シートの残量が
変化する可能性が高い。
【0013】従って、これらの適切な作業については警
告を発する必要がないことから、画像形成装置が紙詰ま
りを発生たことに起因して給紙トレイが引き出された場
合、あるいは記録シートの補給が促されたことに起因し
て給紙トレイが引き出された場合には、譬え給紙トレイ
の抜き差しの前後で記録シートの残量が変化していて
も、上記警告手段が警告を発しないように構成するのが
好ましい。
【0014】また、このような本発明は画像形成装置の
給紙トレイに対してのみ適用し得るものではなく、情報
処理端末に対して磁気記録媒体や光記録媒体等の各種記
録媒体を供給する装置にも適用可能である。すなわち、
本発明は、記録媒体に対して情報を書き込む情報出力端
末に付設され、かかる情報出力端末に対して記録媒体を
連続的に供給する記録媒体収容装置にも適用可能であ
り、かかる場合には、複数の記録媒体が収容されると共
に収容装置本体内に格納可能な供給カセットと、この供
給カセットが収容装置本体から引き出されたか否かを検
出するカセット検出センサと、上記供給カセット内にお
ける記録媒体の残量を検出する残量検出手段と、上記カ
セット検出センサの出力信号に基づいて上記供給カセッ
トが収容装置本体から抜き差しされたと判断される場合
に、かかる供給カセットの抜き差しの前後における残量
検出手段の検出値を比較する残量比較手段と、この残量
比較手段における比較結果から供給カセット内の記録媒
体の残量が変化したと判断される場合に管理者に対して
警告を発する警告手段とから構成されるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の記録シート管理装置を詳細に説明する。図1は本発明
の記録シート管理装置を搭載したデジタルカラー複写機
の一例を示すものである。この複写機は、プラテンガラ
ス10上に置かれた原稿11の画情報を光学的に読み取
ってこれをCCDセンサ12で電気的な画像データに変
換する画像入力部1と、この画像入力部1から転送され
た画情データに基づいて記録シートP上に画像形成を行
う画像出力部2とから構成されている。
【0016】上記画像出力部2は画像入力部1から転送
された画像データに基づいて感光体ドラム20上にトナ
ー像を形成した後、かかるトナー像を無端状の転写ベル
ト3に一次転写し、更に転写ベルト3上のトナー像を記
録シートPに二次転写することで該記録シートP上に記
録画像を形成しており、トナー像が二次転写された記録
シートPは定着器4を経て排出トレイ50上に排出され
るようになっている。
【0017】また、上記感光体ドラム20は所定のプロ
セス速度で矢線方向に回動しており、その周囲には、か
かる感光体ドラム20の表面を所定の背景部電位にまで
一様帯電する帯電コロトロン21と、画像データに基づ
いて変調されたレーザピームで感光体ドラム20を露光
し、該感光体ドラム20上に静電潜像を形成するレーザ
ビームスキャナ22と、ブラック、イエロー、マゼン
タ、シアンの各色現像器を有し、いずれかの現像器で感
光体ドラム上の静電潜像を現像するロータリ現像ユニッ
ト23と、転写ベルト3に対するトナー像の一次転写に
先立って感光体ドラム20上の電位を除去する転写前処
理コロトロン24と、トナー像の一次転写が終了した後
の感光体ドラム20上の残留トナーを除去するクリーナ
25とが配置されている。
【0018】一方、上記転写ベルト3は複数のロールに
掛け回されて矢線方向に回動しており、感光体ドラム2
0上に順次形成される各色トナー像はこの転写ベルト3
に多重転写された後に、かかる転写ベルト3から記録シ
ートPへ一括して二次転写されるようになっている。こ
の転写ベルト3を挟んで感光体ドラム20と対向する位
置には該感光体ドラム20との間に転写電界を形成する
一次転写ロール30が配設される一方、トナー像の二次
転写位置には二次転写ロール31及び対向電極ロール3
2が転写ベルト3を挟んで配設されており、記録シート
Pは上記二次転写ロール31と転写ベルト3との間に挿
通されてトナー像の転写を受けるように構成されてい
る。また、転写ベルト3の回動経路のうち、二次転写位
置と一次転写位置との間には、二次転写が終了した転写
ベルト3の表面から紙粉や残留トナーを除去するベルト
クリーナ33が設けられている。
【0019】また、上記画像出力部2の下方にはサイズ
の異なる記録シートPを収容した4段の給紙トレイ5a
〜5dが装備されており、画像入力部1で検知された原
稿サイズに応じた適切なサイズの記録シートPがピック
アップローラ51の回動により、いずれかの給紙トレイ
から画像出力部2へ送り出されるようになっている。各
給紙トレイ5a〜5dからトナー像の二次転写位置へ至
る記録シートPの搬送経路上には複数のシート搬送ロー
ル52が配設されると共に、二次転写位置の直前にはレ
ジストレーションロール53が配設されており、かかる
レジストレーションロール53は給紙トレイ5a〜5d
から送り出された記録シートPを感光体ドラム20に対
する静電潜像の書き出しタイミングに同期した所定のタ
イミングで二次転写位置に送り込む。
【0020】尚、図1中において、符号13はプラテン
カバー、符号26は画像入力部1から画像出力部2に転
送されてきた画像データを複写作業の内容に応じて処理
した後に上記レーザビームスキャナ22に供給する画像
処理部、符号54は記録シートPの手差し給紙に用いる
手差しトレイ、符号55はトナー像が二次転写された記
録シートPを定着器4へ給送するためのシート搬送ベル
ト、符号56は記録シートPの両面コピーの際に該記録
シートPを反転させて定着器4から二次転写位置へ給送
するためのインバータ通路である。
【0021】以上のように構成された本実施例のカラー
複写機では、画像入力部1によって取り込まれた原稿の
画情報に基づいてレーザビームスキャナ22が感光体ド
ラム20を露光し、先ず、感光体ドラム20上にはブラ
ックに対応した静電潜像の書き込みが行われる。一方、
ロータリー現像ユニット23ではブラックトナーの現像
器が感光体ドラム20との対向位置に設定され、上記静
電潜像はこのブラック現像器によってその書き込みタイ
ミングから少し遅れて現像される。そして、このように
して形成されたブラックのトナー像は一次転写ロール3
0によって転写ベルト3上に一次転写され、転写ベルト
3はトナー像を担持したまま回転する。また、ブラック
現像器による現像工程が終了すると、転写ベルト3が1
回転サイクルを終了する迄の間に現像器の交換が行わ
れ、ロータリ現像ユニット23の90°回転によってイ
エロートナーの現像器が感光体ドラム20との対向位置
に設定される。
【0022】以降は転写ベルト8の1回転サイクル毎に
これら動作が繰り返され、その度毎にイエロー、マゼン
タ及びシアンのトナー像が感光体ドラム20から転写ベ
ルト3に転写され、かかる転写ベルト3上には4色のト
ナー像による重ね合わせトナー像が形成される。そし
て、このようにして形成されたフルカラーの多重転写ト
ナー像は所定のタイミングでレジストレーションロール
53から送られてきた記録シートPに二次転写され、未
定着トナー像が転写された記録シートPは定着器4を経
て排出トレイ50に排出される。
【0023】図2は複写機の筐体Bに挿入される各給紙
トレイ5a〜5dを示す平面図である。この給紙トレイ
5は図中の矢線方向に沿って複写機の筐体B内に挿入さ
れる。筐体B側には各給紙トレイ5に対応してトレイ検
出センサ71が設けられており、各給紙トレイ5を筐体
B内に確実に挿入すると、図3に示すように、かかる給
紙トレイ5の挿入側の中央付近に設けられた検出片72
がトレイ検出センサ73の発光部と受光部との間に挿入
され、給紙トレイ5の装着状態を確認することができる
ようになっている。また、逆にこのトレイ検出センサ7
3の出力信号を確認することにより、給紙トレイ5が引
き出されたか否かも確認することができるようになって
いる。
【0024】図4は各給紙トレイ5(5a〜5d)の具
体的構成を示す概略図である。この給紙トレイ5は記録
シートPの収容空間を備えて略矩形状に形成されてお
り、給紙部を構成する複写機の筐体に対してフロント側
(図1の紙面手前側)から挿入し得るように構成されて
いる。給紙トレイ5の内部には記録シートPを搭載する
と共に、該記録シートPの先端を上方へ向けて押し上げ
るボトムプレート60が設けられており、このボトムプ
レート60は記録シートPの後端側に対応した後端部6
1を支点として揺動するように構成されている。また、
このボトムプレート60の下側には該ボトムプレート6
0の先端を上方へリフトアップさせるための押し上げア
ーム62が配置されており、この押し上げアーム62が
回転することによってボトムプレート60が後端部61
を中心として揺動し、記録シートPの先端が持ち上がる
ようになっている。
【0025】また、この給紙トレイ5が挿入される複写
機の筐体側には、給紙トレイ5内に位置決めされた記録
シートPの先端に対応して前述のピックアップロール5
1が設けられており、ボトムプレート60の上昇によっ
て記録シートPの先端が持ち上がると、給紙トレイ5内
で最上位に位置する記録シートPの先端がピックアップ
ロール51と圧接するようになっている。これにより、
ピックアップロール51が回転すると、記録シートPと
ピックアップロール51との間に所定の摩擦力が作用
し、最上位の記録シートPが給紙トレイ5から引き出さ
れる。一方、給紙トレイ5から引き出された記録シート
Pが多数枚重なった状態で搬送される所謂重送を防止す
るため、複写機の筐体側には上記ピックアップロール5
1に隣接してフィードロール63及びリタードロール6
4が設けられている。給紙トレイ5から引き出された記
録シートPはこれらフィードロール63及びリタードロ
ール64の間を通過する際に一枚ずつに分離される。
尚、フィードロール63とピックアップロール51は共
通のモータによって回転駆動される一方、リタードロー
ル64は所定以上のトルクが作用した場合にのみ回転す
るよう、トルクリミッタを介して支承されている。
【0026】上記押し上げアーム62は複数枚のギヤ6
5及びワンウェイクラッチ(図示せず)を介して駆動モ
ータ66に接続されており、この駆動モータ66が特定
の一方向へ回転すると、その回転量に応じて押し上げア
ーム62が回動し、ボトムプレート60がリフトアップ
するように構成されている。この駆動モータ66による
ボトムプレート60のリフトアップは、記録シートPの
圧接によって押し上げられたピックアップロール51を
リフトアップセンサ67で検出することにより制御され
ている。すなわち、ピックアップロール51とフィード
ロール63はリンク68を介して接続されており、ボト
ムプレート60の上昇に伴って記録シートPがピックア
ップロール51に接すると、かかるピックアップロール
51がフィードロール63を回転中心として揺動するよ
うに構成されている。一方、リフトアップセンサ67は
透過型のフォトセンサであり、上記リンク68の上方に
設けられている。かかるリンク68には検出片69が立
設されており、ピックアップロール51が記録シートP
によって所定の位置にまで押し上げられると、上記検出
片69がリフトアップセンサ67の発光部と受光部との
間にさし込まれ、かかるリフトアップセンサ67の出力
信号が変化するようになっている。従って、記録シート
Pの補給等のために複写機の筐体から引き出された後、
かかる給紙トレイ5が該筐体内に挿入されると、上記ト
レイ検出センサの出力信号がトリガーとなって駆動モー
タ66が回動を開始し、リフトアップセンサ67の出力
信号が変化して所定時間が経過する迄、ボトムプレート
60のリフトアップが行われる。
【0027】また、各給紙トレイ5には記録シートPの
有無を検知するシート検出センサ73が設けられてお
り、このシート検出センサ73の出力信号をチェックす
ることで、複写機の制御部は記録シートPの補給を使用
者に対して促すことができるようになっている。このシ
ート検出センサ73は、記録シートPに押し上げられて
揺動する検出片73aと、この検出片73aが受光部と
発光部との間に挿入される透過型フォトセンサ73bと
から構成されており、ボトムプレート60上に記録シー
トPが存在している場合は、かかる検出片73aの先端
が記録シートPによって押し上げられて、その後端がフ
ォトセンサ73bから抜き出され(図中の実線状態)、
逆にボトムプレート60上に記録シートPが存在してい
ない場合には、検出片73aの先端がボトムプレート6
0の中空部を通過してしまい、その後端がフォトセンサ
73bの中にさし込まれるように構成されている(図中
の一点鎖線状態)。これにより、記録シートPがピック
アップロール51に圧接する程度にまでボトムプレート
60がリフトアップされると、シート検出センサ73の
出力信号から給紙トレイ5内の記録シートPの有無が判
明するようになっている。
【0028】一方、各給紙トレイ5には記録シートPの
残量を検出するための残量検出センサ70が設けられて
いる。図6に示すように、この残量検出センサ70は給
紙トレイ5の内側壁に高さ方向に沿って配設された複数
個の反射型光学センサ70a〜70eから構成されてお
り、各光学センサ70a〜70eは例えば記録シートP
が前面に存在する場合はオン信号を、存在しない場合は
オフ信号を出力するようになっている。給紙トレイ5内
にセットされている記録シートPの量が少なくなると、
図7に示すようにボトムプレート60が上昇し、これに
伴ってオン信号を出力する光学センサ70a〜70eの
数が減少してくることから、オン信号を出力する光学セ
ンサ70a〜70eの数をカウントすることにより、給
紙トレイ5内の記録シートPの残量を把握することがで
きる。
【0029】図8は給紙トレイを管理するための制御系
を示すブロック図である。前述のトレイ検出センサ7
1、シート検出センサ73、残量検出センサ70の各出
力信号はマイクロコンピュータシステムからなる比較制
御部75へ入力され、かかる比較制御部75はこれら検
出センサの出力信号に基づいて予め定められたプログラ
ムを実行し、例えばシート検出センサ73の出力信号か
ら特定の給紙トレイ5に記録シートPの補給が必要であ
ると判断される場合には、かかる補給を促すメッセージ
を複写機に備えられた液晶表示パネル76に表示する。
また、この比較制御部75は給紙トレイ5から記録シー
トPが抜き取られるトラブルを防止するため、図9に示
すフローチャートに従って記録シートPの管理を行い、
必要な場合には管理者の注意を喚起するために警告ブザ
ー77のオン信号を出力する。上記比較制御部75には
メモリとしての状態記憶部74が接続されており、かか
る状態記憶部74は各給紙トレイ5に関し、該給紙トレ
イ5が引き出される直前の記録シート残量を記憶してい
る。
【0030】図9は上記比較制御部75によって実行さ
れる記録シート管理の処理手順を示すフローチャートで
ある。この管理プログラムは複写機の電源が投入される
とスタートし、先ずはトレイ検出センサ71の出力信号
がオフになったか否かをチェックする(ST1)。ここ
で、トレイ検出センサ71の出力信号がオフになると
は、給紙トレイ5が複写機の筐体Bから引き出されたこ
とを意味する。そして、トレイ検出センサ71の出力信
号がオフになったなら、引き出された給紙トレイ5に関
し、記録シートPの補給が促されていたか否かをチェッ
クする(ST2)。引き出された給紙トレイ5に関して
記録シートPの補給が促されていないのであれば、複写
作業において紙詰まりの除去処理が促されていないか否
かをチェックし(ST3)、紙詰まり処理中でないと判
断される場合には、再びトレイ検出センサ71の出力信
号をチェックして、引き出されていた給紙トレイ5が複
写機の筐体Bに挿入されたか否かを判断する(ST
4)。
【0031】ST4において給紙トレイ5が複写機筐体
B内に格納されたと判断される場合には、かかる給紙ト
レイ5が筐体Bから引き出される直前の記録シートPの
残量を状態記憶部74から読み出すと共に(ST5)、
給紙トレイ5の格納後における記録シートPの残量を残
量検出センサ70の出力信号から把握し、これら両者を
比較して記録シートPの残量が給紙トレイ5の引き出し
及び格納の前後で変化したか否かをチェックする(ST
6)。この比較の結果、シート残量が減少していると判
断される場合には、給紙トレイ5を引き出した際に、か
かる給紙トレイ内の記録シートPを使用者が抜き出した
ことが想定されるため、かかる記録シートPの盗難を防
止する観点から、警告ブザー77に対してオン信号を出
力し、警告音を発生させる。また、比較の結果、シート
残量が増加していると判断される場合には、記録シート
Pの補給が促されていないにも拘らず、使用者が記録シ
ートPを補給したことが意味され、予定外の紙質の記録
シートPの使用によって複写機に紙詰まりや定着不良、
発火等のトラブルが発生するのを防止する観点から、や
はり警告ブザー77に対してオン信号を出力し、警告音
を発生させる。すなわち、ST6においてシート残量が
変化していると判断される場合には警告音を発生させる
のである(ST7)。
【0032】但し、記録シートPの補給が促すメッセー
ジが液晶パネル76上に表示され、これに従って記録シ
ートPの補給を行った場合は、給紙トレイ5内の記録シ
ートPの残量は増加するが、何ら警告音を鳴らす必要は
ないので、引き出された給紙トレイ5に関して格納後の
残量を比較する処理をスキップするように構成し(ST
2)、警告音を発生させないようにしている。また、複
写作業中に紙詰まりが発生した場合には、かかる紙詰ま
り処理において給紙トレイ5内の記録シートPを除去す
ることもあり得るので、ST3において紙詰まり処理中
と判断される場合には、やはり引き出された給紙トレイ
5に関して格納後の残量を比較する処理をスキップする
ように構成し、警告音を発生させないようにしている。
【0033】これによって、例えばコンビニエンススト
ア等で複写サービスを利用する客が勝手に給紙トレイ5
を引き出し、かかる給紙トレイ5内に格納されていた記
録シートPを抜き出してから該給紙トレイ5を元に戻し
た場合や、客が自ら持ち込んだ記録シートPを給紙トレ
イ5にセットしてしまった場合等には、複写機から警告
音が発せられ、かかる複写機の管理者に対して注意が喚
起されることになる。このとき、記録シートPの残量が
減少した場合と増加した場合とでは、警告ブザーの音色
を変更し、いずれの事態が発生したかを直ぐに把握でき
るようにしても良い。
【0034】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の記録
シート管理装置によれば、給紙トレイ内の記録シートの
残量が給紙トレイの抜き差しの前後で変化したと判断さ
れる場合には、給紙トレイを引き出した者、例えば複写
サービスを利用する客によって給紙トレイから記録シー
トが抜き出され、あるいは客が自ら持ち込んだ記録シー
トにすり替えられたと判断され、上記警告手段が画像形
成装置の管理者に対して警告を発するので、簡易且つ安
価な構成で給紙トレイ内にセットされた記録シートの盗
難、又はすり替えを防止することが可能となる。
【0035】また、情報処理端末に対して磁気記録媒体
や光記録媒体等の各種記録媒体を供給する装置に本発明
を適用した場合には、供給カセット内の記録媒体の残量
が供給カセットの抜き差しの前後で変化したと判断され
る場合には、供給カセットを引き出した者、例えば情報
処理端末を利用する客によって供給カセットから記録媒
体が抜き出されと判断され、上記警告手段が情報処理端
末の管理者に対して警告を発するので、簡易且つ安価な
構成で供給カセット内にセットされた記録媒体の盗難を
防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した複写機の例を示す概略図で
ある。
【図2】 複写機の筐体に対する給紙トレイの装着の状
態を示す平面図である。
【図3】 トレイ検出センサを示す図である。
【図4】 給紙トレイ内の構造を示す概略図である。
【図5】 シート検出センサの構成を示す概略図であ
る。
【図6】 残量検出センサの構成を示す概略図である。
【図7】 給紙トレイ内の記録シートと残量検出センサ
との関係を示す概略図である。
【図8】 複写機の給紙部の制御系を示すブロック図で
ある。
【図9】 給紙トレイ内の記録シートを管理するための
処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
5…給紙トレイ、70…残量検出センサ(シート残量検
出手段)、71…トレイ検出センサ、75…比較制御部
(残量比較手段)、77…警告ブサー(警告手段)、P
…記録シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DC14 DC18 DE02 DE07 EK03 GA30 2H072 AA09 AA12 AA22 AA27 AB27 BA03 BA08 3F048 AA02 AA04 AB01 BA01 BA02 BC04 CA05 CB02 CB03 CB12 CB13 DA01 DB01 DC13 DC14 3F343 FA01 FB02 FB03 FC06 GA02 GB01 GC01 GD01 HA12 HA16 HA33 HB01 HB03 HC28 HD07 HD17 KB03 KB20 LA03 LA04 MA02 MA09 MA10 MA23 MA24 MA32 MA51 MB02 MC28

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置の給紙トレイにセットされ
    た記録シートを管理する装置であって、 上記給紙トレイが画像形成装置本体から引き出されたか
    否かを検出するトレイ検出センサと、上記給紙トレイ内
    における記録シートの残量を検出するシート残量検出手
    段と、上記トレイ検出センサの出力信号に基づいて上記
    給紙トレイが画像形成装置本体から抜き差しされたと判
    断される場合に、かかる給紙トレイの抜き差しの前後に
    おけるシート残量検出手段の検出値を比較する残量比較
    手段と、この残量比較手段における比較結果から給紙ト
    レイ内の記録シートの残量が変化したと判断される場合
    に画像形成装置の管理者に対して警告を発する警告手段
    とから構成されることを特徴とする記録シート管理装
    置。
  2. 【請求項2】 画像形成装置が記録シートのジャムを発
    生したことに起因して給紙トレイが抜き差しされたと判
    断される場合には、上記警告手段が警告を発しないよう
    に構成したことを特徴とする請求項1記載の記録シート
    管理装置。
  3. 【請求項3】 上記給紙トレイが画像形成装置から引き
    出される前に、上記シート残量検出手段が給紙トレイ内
    の記録シートが空であることを検出した場合には、上記
    警告手段が警告を発しないように構成したことを特徴と
    する請求項1記載の記録シート管理装置。
  4. 【請求項4】 上記比較手段による比較の結果、給紙ト
    レイ内の記録シートの残量が減少したと判断される場合
    と、増加したと判断される場合とで、上記警告手段によ
    る警告内容を異ならせることを特徴とする請求項1記載
    の記録シート管理装置。
  5. 【請求項5】 記録媒体に対して情報を書き込む情報出
    力端末に付設され、かかる情報出力端末に対して記録媒
    体を連続的に供給する記録媒体収容装置であって、 複数の記録媒体が収容されると共に収容装置本体内に格
    納可能な供給カセットと、この供給カセットが収容装置
    本体から引き出されたか否かを検出するカセット検出セ
    ンサと、上記供給カセット内における記録媒体の残量を
    検出する残量検出手段と、上記カセット検出センサの出
    力信号に基づいて上記供給カセットが収容装置本体から
    抜き差しされたと判断される場合に、かかる供給カセッ
    トの抜き差しの前後における残量検出手段の検出値を比
    較する残量比較手段と、この残量比較手段における比較
    結果から供給カセット内の記録媒体の残量が変化したと
    判断される場合に管理者に対して警告を発する警告手段
    とから構成されることを特徴とする記録媒体収容装置。
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