JP2002060090A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002060090A
JP2002060090A JP2000247673A JP2000247673A JP2002060090A JP 2002060090 A JP2002060090 A JP 2002060090A JP 2000247673 A JP2000247673 A JP 2000247673A JP 2000247673 A JP2000247673 A JP 2000247673A JP 2002060090 A JP2002060090 A JP 2002060090A
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JP2000247673A
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Masayuki Watanabe
政行 渡邉
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、紙残量の検出の誤検出を防止する
とともに、低コストで検出精度の向上を実現できる画像
形成装置を提供する。 【解決手段】 複数の記録材を収納する収納手段より記
録材を搬送系を介して給送し、記録材上に画像を形成す
る画像形成装置である。記録材の残量変化に応じて移動
する機構を介して形成された複数のスリット付きの被検
出部材を有する。残量変化に応じて移動する被検出部材
のスリットの端縁を検出する検出手段を有する。検出手
段の検出結果に基づき、検出手段がスリットの端縁を最
初に検出してから記録材の給紙枚数のカウントを開始
し、所定の枚数の間に被検出部材の端縁に変化がない場
合に、カウントを有効として紙残量モードの状態を変更
するように制御する制御手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
し、特に、給紙カセット内の紙残量を検知することので
きる画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成装置として、例えばプ
ラテンガラス上に原稿を載置し原稿に描かれた画像を転
写紙に複写する複写機、パソコン等で作成した画像を転
写紙に印刷するプリンタ、通信回線を介して受信される
画像を印刷するファクシミリ等が知られている。さら
に、これら複写機、プリンタ、ファクシミリ等の機能を
備えたマルチファンクション型のいわゆる「複合機」も
知られている。
【0003】このような画像形成装置において、特にパ
ソコン上から上記複合機のプリンタにプリント出力を行
うというような状況では、ユーザーは該複合機とは物理
的に遠隔位置にいるため、該複合機の給紙カセット内に
収納されている転写紙がなくなったとしても、ユーザー
は上記事態を認識することができなかった。
【0004】このため、給紙カセット内に存在する転写
紙の残量をユーザーが事前に把握する手段を設けること
が望まれていた。
【0005】一方、複写機において、給紙カセット内の
紙残量の検知を行う手段として様々な手法が試みられて
いる。例えば、図10に簡略して示すように、カセット
200内の持ち上げ板202上に紙束Yを載置するとと
もに、持ち上げ板202の角度に応じた位置に複数の検
出センサー206を設け、ローラー204にて紙束Yの
上端より当該紙が順次給紙されるに従い、持ち上げ板2
02の角度が変化し前記検出センサー206によって上
記変化を検出して紙束Yの残量を検出しようとする方法
が挙げられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、持ち上げ板
202上に複数枚載置された紙束Yをカセット200か
ら給送する際には、搬送用のローラー204が前記紙束
Yの天面を矢印T方向に押し下げることに起因して、前
記持ち上げ板202の位置が頻繁にUV方向に上下移動
して振動することがあった。このため、従来の紙残量を
検出する検出センサー206は、持ち上げ板202の昇
降位置によって紙残量を検出していたために、前記持ち
上げ板202の移動に伴い、検出センサー206は紙残
量を誤検出してしまうという問題点があった。
【0007】さらに加えて、これらの検出センサー20
6は、持ち上げ板202の移動範囲に応じて複数設置す
る必要があり、検出精度を高めるためにはより多数のセ
ンサーを設けなければならず、コストがかかるという問
題点があった。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、紙残量の検出の誤検
出を防止するとともに、低コストで検出精度の向上を実
現でき、かつ、事前に紙残量を的確にユーザーに認識せ
しめることのできる画像形成装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、複数の記録材を収納する
収納手段より前記記録材を搬送系を介して給送し、前記
記録材上に画像を形成する画像形成装置であって、前記
収納手段内の前記記録材の残量を検出する検出手段と、
前記検出手段の検出結果に基づき、前記検出手段がオン
状態となり前記記録材の給紙枚数のカウントを開始し、
所定の枚数以内で前記検出手段がオフ状態となった場合
に前記カウントを無効とし、前記所定の枚数以上となっ
た場合に、紙残量モードの状態を変更するように制御す
る制御手段と、を含むことを特徴としている。
【0010】また、請求項2に記載の発明は、複数の記
録材を収納する収納手段より前記記録材を搬送系を介し
て給送し、前記記録材上に画像を形成する画像形成装置
であって、記録材の残量変化に応じて移動する機構を介
して形成された複数のスリット付きの被検出部材と、残
量変化に応じて移動する前記被検出部材のスリットの端
縁を検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に基
づき、前記検出手段が前記スリットの端縁を最初に検出
してから前記記録材の給紙枚数のカウントを開始し、所
定の枚数の間に前記被検出部材の前記端縁に変化がない
場合に、前記カウントを有効として紙残量モードの状態
を変更するように制御する制御手段と、を含むことを特
徴としている。
【0011】また、請求項3に記載の発明は、前記制御
手段は、前記記録紙の給紙中に、前記検出手段を通過す
る複数の前記スリットの端縁を前記検出手段が検出する
毎に、前記紙残量モードの状態を段階的に変更すること
を特徴としている。
【0012】また、請求項4に記載の発明は、前記制御
手段は、前記記録紙の給紙中に前記検出手段にて前記ス
リットの端縁を検出した場合に、検出時点からの給紙枚
数をカウントし、設定枚数カウントされる間に再度前記
スリットの端縁を検知した場合に、給紙枚数のカウント
をクリアするように制御されることを特徴としている。
【0013】また、請求項5に記載の発明は、前記制御
手段は、前記記録紙の給紙中に前記検出手段にて前記ス
リットの端縁を検出した場合に、検出時点からの給紙枚
数をカウントし、設定枚数カウントされる間に前記スリ
ットの端縁を検知しない場合に、紙残量モードの状態を
1段階変更するように制御されることを特徴としてい
る。
【0014】また、請求項6に記載の発明は、前記収納
手段の段数毎に前記給紙枚数のカウントを記憶する記憶
手段をさらに有し、前記制御手段は、電源オフや前記収
納手段の段が差し替えられた場合でも、前記記憶手段に
前記カウントを保持するように制御することを特徴とし
ている。
【0015】また、請求項7に記載の発明は、前記制御
手段は、複数の前記収納手段が装置本体から引き抜かれ
た場合に、前記給紙枚数のカウントをクリアとするよう
に制御されることを特徴としている。
【0016】また、請求項8に記載の発明は、前記被検
出部材は、少なくとも前記記録材の所定の枚数分となる
ように前記スリットの幅が予め形成されていることを特
徴としている。
【0017】また、請求項9に記載の発明は、前記被検
出部材は、前記検出手段が前記スリットの端縁を最初に
検出してから次の前記スリットの端縁が検出されるまで
の間隔が、少なくとも前記記録材の所定の枚数分となる
ように各々の前記スリットの位置が予め形成されている
ことを特徴としている。
【0018】また、請求項10に記載の発明は、前記被
検出部材は、扇形部材と、この扇形部材の円周部にて立
ち上がる立ち上がり部と、を有し、前記立ち上がり部に
沿って前記スリットが複数形成されることを特徴として
いる。
【0019】また、請求項11に記載の発明は、前記検
出手段は、前記収納手段が挿入される装置本体に対する
前記収納手段の着脱を検出する挿着検出部に兼用される
ことを特徴としている。
【0020】また、請求項12に記載の発明は、複数の
記録材を収納する収納手段より前記記録材を搬送系を介
して給送し、前記記録材上に画像を形成する画像形成装
置であって、前記記録材の残量変化に応じて移動する機
構を介して形成された複数のスリット付きの被検出部材
と、残量変化に応じて移動する前記被検出部材のスリッ
トの端縁を検出する検出手段と、前記記録材の紙残量に
応じた複数段階の紙残量モードの情報を、複数の前記収
納手段の各々との対応が分明される形で表示する表示手
段と、前記検出手段の検出結果に基づき、前記検出手段
が前記スリットの端縁を最初に検出してから前記記録材
の給紙枚数のカウントを開始し、所定の枚数の間に前記
被検出部材の前記端縁に変化がない場合に、前記カウン
トを有効として紙残量モードの状態を変更するように制
御する制御手段と、を含み、前記制御手段は、前記検出
手段の検出に基づき、前記紙残量モードの表示を制御す
ることを特徴としている。
【0021】また、請求項13に記載の発明は、複数の
記録材を収納する収納手段の給紙位置より前記記録材を
搬送系を介して給送し、前記記録材上に画像を形成する
画像形成装置であって、前記収納手段内の前記記録材の
残量を検出する残量検出手段と、前記記録材の上限が前
記収納手段内の給紙可能な位置まで来たことを検出する
上限検出手段と、前記収納手段内に前記記録材が入って
いないことを検出するゼロ検出手段と、前記残量検出手
段、前記上限検出手段、前記ゼロ検出手段の各々の検出
結果に基づき、前記収納手段の挿抜を判断制御する制御
手段と、を含むことを特徴としている。
【0022】また、請求項14に記載の発明は、複数の
記録材を収納する収納手段より前記記録材を搬送系を介
して給送し、前記記録材上に画像を形成する画像形成装
置であって、前記記録材の残量変化に応じて移動する機
構を介して形成された複数のスリット付きの被検出部材
と、残量変化に応じて移動する前記被検出部材のスリッ
トの端縁を検出する残量検出手段と、前記記録材の上限
が前記収納手段内の給紙可能な位置まで来たことを検出
する上限検出手段と、前記収納手段内に前記記録材が入
っていないことを検出するゼロ検出手段と、前記残量検
出手段、前記上限検出手段、前記ゼロ検出手段の各々の
検出結果に基づき、前記上限検出手段及び前記ゼロ検出
手段の各々がオン状態となり、かつ、前記残量検出手段
がオン状態となり前記記録材の給紙枚数のカウントを開
始し、所定の枚数以内で前記残量検出手段がオフ状態と
なった場合に前記カウントを無効とし、前記所定の枚数
以上となった場合に、紙残量モードの状態を変更するよ
うに制御する制御手段と、を含むことを特徴としてい
る。
【0023】また、請求項15に記載の発明は、前記上
限検出手段は、前記収納手段が挿入される装置本体に対
する前記収納手段の着脱を検出する挿着検出部に兼用さ
れることを特徴としている。
【0024】また、請求項16に記載の発明は、前記ゼ
ロ検出手段は、前記収納手段が挿入される装置本体に対
する前記収納手段の着脱を検出する挿着検出部に兼用さ
れることを特徴としている。
【0025】また、請求項17に記載の発明は、ファク
シミリ手順で画像形成を行うファクシミリ手段、情報処
理装置からのデータにより画像形成を行う手段、原稿読
取手段からの画像情報に基づいて画像形成を行う手段、
をモード切換により使用し、各モードに応じて複数の記
録材を収納する収納手段より前記記録材を搬送系を介し
て給送し、前記記録材上に画像を形成する画像形成装置
であって、前記記録材の残量変化に応じて移動する機構
を介して形成された複数のスリット付きの被検出部材
と、残量変化に応じて移動する前記被検出部材のスリッ
トの端縁を検出する検出手段と、前記記録材の紙残量に
応じた複数段階の紙残量モードの情報を、複数の前記収
納手段の各々との対応が分明される形で表示する表示手
段と、前記検出手段の検出結果に基づき、前記検出手段
が前記スリットの端縁を最初に検出してから前記記録材
の給紙枚数のカウントを開始し、所定の枚数の間に前記
被検出部材の前記端縁に変化がない場合に、前記カウン
トを有効として紙残量モードの状態を変更するように制
御するとともに、前記紙残量モードの表示を制御する制
御手段と、を含み、前記制御手段は、前記表示手段の表
示態様を前記情報処理装置の表示部に表示するように制
御することを特徴としている。
【0026】また、請求項18に記載の発明は、ファク
シミリ手順で画像形成を行うファクシミリ手段、情報処
理装置からのデータにより画像形成を行う手段、原稿読
取手段からの画像情報に基づいて画像形成を行う手段、
をモード切換により使用し、各モードに応じて複数の記
録材を収納する収納手段より前記記録材を搬送系を介し
て給送し、前記記録材上に画像を形成する画像形成装置
であって、前記記録材の残量変化に応じて移動する機構
を介して形成された複数のスリット付きの被検出部材
と、残量変化に応じて移動する前記被検出部材のスリッ
トの端縁を検出する残量検出手段と、前記記録材の上限
が前記収納手段内の給紙可能な位置まで来たことを検出
する上限検出手段と、前記収納手段内に前記記録材が入
っていないことを検出するゼロ検出手段と、前記記録材
の紙残量に応じた複数段階の紙残量モードの情報を、複
数の前記収納手段の各々との対応が分明される形で表示
する表示手段と、前記残量検出手段、前記上限検出手
段、前記ゼロ検出手段の各々の検出結果に基づき、前記
上限検出手段及び前記ゼロ検出手段の各々がオン状態と
なり、かつ、前記残量検出手段がオン状態となり前記記
録材の給紙枚数のカウントを開始し、所定の枚数以内で
前記残量検出手段がオフ状態となった場合に前記カウン
トを無効とし、前記所定の枚数以上となった場合に、紙
残量モードの状態を変更するように制御するとともに、
前記紙残量モードの表示を制御する制御手段と、を含
み、前記制御手段は、前記表示手段の表示態様を前記情
報処理装置の表示部に表示するように制御することを特
徴としている。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
の一例について、図面を参照して具体的に説明する。
【0028】[第1の実施の形態] (全体構成)先ず、本発明の特徴的な構成であるカセッ
ト内の紙残量を検出する検出手段の説明に先立って、画
像形成装置の全体の概略構成について、図1を参照して
説明する。図1は、本例の画像形成装置の構成例を示す
概要図である。
【0029】本例の画像形成装置1は、ファクシミリ機
能、複写機能、及びプリンタ機能を有する複合機であ
り、図1に示すように、原稿読取手段10、画像書込手
段40、画像形成手段50、転写紙搬送手段60、転写
紙排紙手段64、転写紙反転手段70を含んで構成され
る。また、装置本体6に外付けされる形で、外部給紙手
段81Bが、ソーティグ、ステープリング、パンチング
等の後処理を行うフィッシャー部38が、各々設けられ
ている。なお、本例の「転写紙」とは、本発明の「記録
材」に該当する。
【0030】原稿読取手段10は、原稿の束X1の中か
ら例えば1枚の原稿Xに記載の画像(文字列、絵画等)
を光源の照射光に基づき、光情報として読み取り、これ
を電気情報に変換する機能を有する。一般に、原稿X
は、原稿面がプラテンガラス11表面と対面した状態
で、該プラテンガラス11上に載置される。光源12B
は、この載置された原稿面に対し光を投射する。原稿面
に達した光は、その画像情報を含む光(情報)となって
当該原稿面を反射しミラー13に到達する。なお、光源
12B及びミラー13は、原稿面全体を走査するようプ
ラテンガラス11面に沿って矢印AB方向に移動可能な
構成となっている。
【0031】また、本例では、自動原稿給送手段として
の自動両面原稿搬送部(RADF)20を備えている。
自動両面原稿搬送部20は、図1に示すように、原稿載
置台24に複数積層された原稿Xの束X1について、そ
の一枚を分離して給送ローラ21a及び21bにより送
り出し、これをローラ21cを介してプラテンガラス1
1A上に供給するようになっている。プラテンガラス1
1A下には、光源12Aとミラー13が設置されてい
る。これにより、上記同様、複数の原稿Xの束に関し、
その原稿面を連続して読み取ることができる。
【0032】この他、自動両面原稿搬送部20の構成に
おいては、原稿Xの表裏両面を読み取ることも可能であ
る。この場合には、一方の面を光源12Aにより読み取
り、該読み取りが完了すると、反転ローラ22により原
稿Xを一旦図中右方向に送り出し、その後反転ローラ2
2を反転させ当該原稿Xを図中左方向に搬送しつつそれ
をローラ21cによって巻き取り、原稿Xの他方の面を
プラテンガラス11A面に対面させる。なお、自動両面
原稿搬送部20から供給され、光源12Aにより読み取
られた原稿Xは、排紙台23上に順次積層される。
【0033】光源12A(12B)により読み取られた
原稿面に係る光情報は、以下、ミラー14、15で反射
を繰り返し、結像光学系16を介してCCD撮像装置1
7に達する。CCD撮像装置17には、光電変換機能を
有する複数の画素が配列された光電面を有し、これら複
数の画素によって前記原稿面の画像情報を含む光情報が
受け取られ、これが電気情報に変換されることになる。
【0034】画像書込手段40は、上述の電気情報に基
づき制御したレーザビームを、感光体ドラム51上に照
射し、静電潜像を形成する機能を有する。原稿面に係る
光情報が変換されその画像情報を含む電気情報は、図示
しない半導体レーザから発振するレーザビームに係る制
御を実施するために用いられる。前記電気情報に基づい
て制御され発振されたレーザビームは、駆動モータ41
にその中心部が接続され回転可能とされたポリゴンミラ
ー42に照射され、ここを反射した該レーザビームは感
光体ドラム51上に照射される。ここに、ポリゴンミラ
ー42がレーザビームを反射しつつ回転することによ
り、感光体ドラム51上では、該レーザビームの照射
が、その軸方向に関して走査されながら行われることに
なる。このレーザビームの照射により、感光体ドラム5
1上には、前記電気情報に基づいた静電潜像が形成され
る。
【0035】画像形成手段50は、上記感光体ドラム5
1上に形成される静電潜像を基にして転写紙Y上に画像
を形成する機能を有する。感光体ドラム51には、上述
したようにレーザビームの照射による静電潜像が形成さ
れるが、その前提作業として当該感光体ドラム51表面
全体を帯電部52によって一様に帯電させておく。現像
部53は、前記静電潜像に対して帯電したトナー粒子を
付着させてこれを可視化する。転写部54では、別途給
送されてくる転写紙Y面に対して、前記トナー粒子を転
写・付着させ、該転写紙Y面上にトナー像を形成する。
【0036】感光体ドラム51上に対しては、分離部5
5が該感光体ドラム51に吸着した転写紙Yを分離し、
クリーニング部56が転写後、感光体ドラム51上に残
ったトナーを清掃して清浄面を現出し、再び帯電部52
による一様帯電が行われ、レーザビーム照射による静電
潜像の形成が行われ得るようにする。一方、転写紙Yに
ついては圧着部58へと送られる。圧着部58は、熱ロ
ーラ59a及び59bによって転写紙Yに熱及び圧力を
加え、前記転写されたトナー像の圧着を図って、画像が
形成される。転写紙Yはこの後、転写紙排紙手段64に
設けられた複数のローラを介して、装置外部のフィッシ
ャー部36へと排紙される。この時点において、原稿面
に係る画像の、転写紙Y面に対する「複写」が完了する
ことになる。
【0037】なお、上記排紙は、転写紙Yを表裏反転さ
せて実施できる。この場合には、上記した感光体ドラム
51から転写紙Yへのトナー像の転写を、上述の一方の
面に加えて、他方の面に対しても実施する。すなわち、
片面複写を終えた転写紙Yは転写紙反転手段70へと搬
送される。ガイド部71は、この転写紙反転手段70と
上記転写紙排紙手段64とに関する転写紙Yの搬送経路
切換を行う。ガイド部71が転写紙Yを図中右上方に搬
送するように切り換わると、該転写紙Yは、反転ローラ
72を介して反転部73へと搬出される。次に、転写紙
Yが反転部73へ所定量送出された状態において、反転
ローラ76を反転させ、該転写紙Yを反転搬送経路74
へと搬送する。以下、転写紙Yは当該経路74を通過し
て、再び感光体ドラム51の上流側に到達する。このと
き、感光体ドラム51面と対向する転写紙Y面は、転写
紙反転手段70を通過する前に転写された面とは、別の
面となっている。なお、一般的には、このように反転さ
れた転写紙Yに実際に画像形成を行う際、感光体ドラム
51上には画像書込手段40によって新たな画像情報の
書き込みを行う。
【0038】転写紙搬送手段60は、画像形成手段50
の感光体ドラム51に対して転写紙Yを搬送する機能を
有する。転写紙Yは、複数例えば4段に形成された給紙
カセット(収納手段)82(図では、82−1、82−
2、82−3.82−4の4つの給紙カセット)内の各
々に設けられたトレイ83上に積層・載置される。これ
ら給紙カセット82は、上記画像形成手段50に転写紙
Yを送出する際には装置本体内に納まり、転写紙Yを補
充する際には装置本体から引き出すことができる。ま
た、給紙カセット82−1、82−2、82−3、82
−4の各々については、例えば第1の給紙カセット82
−1には「A4」、第2の給紙カセット82−2には
「A3」等、サイズの異なる転写紙Pを対応させて収納
しておくことが可能である。
【0039】このような状態において、例えば複写実行
時に転写紙Yに関するサイズの指定や紙種の指定があれ
ば、それに従って、対応する給紙カセット82内のトレ
イ83が図中上方に押し上げられることにより、転写紙
Y面が送出ローラ62の周面に接触し、該ローラ62が
回転することにより、当該転写紙Yが給紙カセット82
から送出される。以降、この転写紙Yは、図1に示す複
数の搬送ローラ等の構成によって画像形成手段50に向
け搬送されることになる。
【0040】なお、転写紙Yは、給紙カセット82から
感光体ドラム51へと間断なく搬送されるのではなく、
これら給紙カセット82と感光体ドラム51との間にお
いて、所定のインターバル(PPMインターバル)の
間、転写紙Yを一旦待機させるような搬送制御条件を課
すのが一般的である。これは連続複写を実施するような
場合において、先行した転写紙Yと後行の転写紙Yとの
調整を図る必要があるからである。
【0041】また、本例においては、給紙カセット82
の他、転写紙Yを給紙する手段として、図1に示すよう
に、手差トレイ81Aと、大量の転写紙Yを予めストッ
クしておくことが可能な外部給紙手段81B(いわゆる
LCT)とが設けられている。前者によれば、特別な転
写紙やOHP等への画像形成を特別に行うような場合に
対応することが可能となり、後者では大量の転写紙Yに
対する連続した画像形成ができる。
【0042】(給紙カセット及び各種センサーについ
て)次に、本例の画像形成装置の給紙カセットについ
て、図2を用いて説明する。図2は、本例の画像形成装
置の4段ある給紙カセットのうちある特定の1つの段の
給紙カセットの構成の詳細を示した平面図である。
【0043】同図に示すように、収納手段である給紙カ
セット82は、複数枚の転写紙を搭載して図の上下方向
(Y方向)にスライドして装置本体に挿入されるもので
あり、図のX方向に転写紙が給紙される。この給紙カセ
ット82は、天面が開口する四角枠状の枠体にて形成さ
れ、この枠体の底面には、底面に対して上下方向(図で
は紙面方向)に回動することで、転写紙の束を持ち上げ
ることで一番上の転写紙を給紙位置にまで位置させるカ
セット持ち上げ板84を形成している。
【0044】乃ち、給紙カセット82の給紙方向一端に
は、該給紙カセット82の端面とほぼ平行に支点軸86
が設けられ、この支点軸86にカセット持ち上げ板84
の一端が回動自在に連結される。そして、支点軸86が
回動することによって、カセット持ち上げ板84の84
a部分が持ち上がり、このカセット持ち上げ板84の上
に重なる転写紙載置板85を押し上げることで、転写紙
の束を押し上げることができるような構成となってい
る。なお、支点軸86の一端部にはこの支点軸86の回
動を支持する支持部材87が設けられている。
【0045】このようにして、本例では、カセット持ち
上げ板84、支点軸86、支持部材87、等により本発
明の転写紙の残量変化に応じて移動する機構を形成して
いる。
【0046】次に、上述の支点軸86には、被検出部材
であるアクチュエータ90が軸支されており、この支点
軸86が図のθ方向に回動することによって、アクチュ
エータ90も連動して回動するようになっている。
【0047】このアクチュエータ90の回動する度合い
を、装置本体6側に設けられた本発明で定義された検出
手段もしくは残量検出手段である紙残量検知センサー1
02によって検出するようにしている。
【0048】すなわち、転写紙が給紙されるに従い転写
紙の束は、上方(図の紙面上方向)に持ち上がり、この
ため、転写紙載置板85及びカセット持ち上げ板84も
図の紙面上方向に持ち上がることとなる。これによっ
て、カセット持ち上げ板84が回動し、支点軸86及び
アクチュエータも回動することとなる。そして、この回
動した位置を紙残量検知センサー102が検出すること
によって、転写紙の残量を検出することができる。
【0049】以下、このアクチュエータ90と紙残量検
知センサー102との関係について、アクチュエータ9
0の詳細な構成を説明しつつ詳述する。
【0050】(アクチュエータの構成について)ここ
で、被検出部材であるアクチュエータ90の具体的構成
について、図3(A)(B)を用いて説明する。図3
は、アクチュエータの構成を示す図であり(A)は、正
面図、(B)は平面図である。
【0051】このアクチュエータ90は、図3(A)
(B)に示すように、略扇型に形成されて、この扇型の
円周領域にて屈曲してリブ状に立ち上がる立ち上がり部
92と、上述した支点軸86が装着される軸孔部94
と、この軸孔部94の形成領域と立ち上がり部92とを
連結する扇形部材である平板部96と、を含んで構成さ
れている。
【0052】上記立ち上がり部92には、複数例えば2
個のスリット93(93―1、93―2)が形成されて
いる。立ち上がり部92の端面からスリット93―1の
エッジまでの距離X1は、予め所望の長さに形成されて
いる。また、スリット93―1、93―2の幅X2は、
予め転写紙の枚数例えば50枚分の長さに形成されてい
る。
【0053】さらに、各スリット93―1、93―2間
の間隔も、予め転写紙の枚数例えば170枚分の長さに
形成されている。これにより、紙残量検知センサー10
2がスリット93―1の端縁を最初に検出してから次の
スリット93―2の端縁が検出されるまでの間隔によっ
て、紙残量の枚数の変化、すなわち段階的に表示される
紙残量モードと実際の残量枚数との関係を設定定義する
ことができる。
【0054】そして、図のθ方向にアクチュエータ90
が回動することによって、紙残量検知センサー102の
検出位置が変化し、上記スリット93―1、93―2等
を検出することで、転写紙の大体の残量を検出すること
ができる。
【0055】先ず、給紙カセット82内に、転写紙が満
旦となっている場合には、アクチュエータ90の立ち上
がり部92の端面例えばA1位置が紙残量検知センサー
102に検出される。
【0056】次いで、転写紙が少なくなると、アクチュ
エータ90は、θ方向に回動し、紙残量検知センサー1
02は、アクチュエータ90の例えばスリット93―1
の端縁A2を検出する。そうすると、残量(紙残量モー
ド)の状態は、1段階減ることとなる。ここに、表示手
段の表示は紙残量モードが満旦の状態から「中量」を表
示することとなる。
【0057】同様にして、転写紙が減り、次のスリット
93―2の端縁A3を紙残量検知センサー102が検出
すると、残量(紙残量モード)の状態は、当初に比して
2段階減ることとなる。ここに、表示手段の表示は紙残
量「少量」を表示することとなる。
【0058】なお、上述の端面A1部分から最初のスリ
ット93―1までの間隔は比較的長く形成される。
【0059】次に、従来のようなカセット持ち上げ板に
振動が生じたとしても、誤検出が生じない本発明の特徴
的な制御メカニズムを、本例の複合機全体の制御系と併
せて説明する。
【0060】(制御系)ここで、上記機構的構成となる
複写装置に関する電気的な装置構成例について、図4を
用いて説明する。図4は、本例の画像形成装置の制御系
を示す機能ブロック図である。
【0061】本例の画像形成装置1は、図4に示すよう
に、例えば所定のファクシミリ通信手順に従って通信を
行い、受信時に受信画像情報を復号化して伸長する復号
化手段、送信時に原稿画像情報を圧縮して符号化する符
号化手段等を含む通信手段3と、外部情報処理装置PC
4等から画像情報を受け取るためのデータ通信部を含む
プリンタポート5と、原稿サイズ検知手段30を具備す
るとともに所定の光学系からなり原稿画像を読み取るた
めの原稿読取手段10と、原稿読取手段10にて読み取
った画像情報、通信手段3にて受信した画像情報を記憶
する画像記憶手段32と、受信した又は読み取った画像
情報に所定の処理(変倍処理、画像の重ね合わせ処理
等)を施し画像記憶手段32に格納する画像処理手段3
4と、記録媒体としての転写紙上に画像形成を行う画像
形成手段50と、各種モードの設定や通信先の電話番号
入力等を行う多数のキー群、電源スイッチ122等を備
えた操作手段110と、例えばLCDタッチパネルを用
い、紙残量の表示を複数の段階的な紙残量モードなる図
柄等を例えばコピモードのメニュー画面に表示するため
の表示手段120と、表示手段120に表示される紙残
量表示手段(画面)122の画面データを記憶しておく
画面データ記憶手段126と、この画面データ記憶手段
126に基づいて表示手段120の表示制御を行う表示
制御手段124と、紙を画像形成手段50の動作に連動
させて搬送する転写紙搬送手段60と、上述の画像書込
手段40、転写紙排紙手段64、複写後反転手段70、
複数の給紙カセット82を含む転写紙収納手段80、各
給紙カセットに応じて複数各々設けられた上述の紙残量
検知センサー102等、紙残量制御データを記憶する紙
残量制御データ記憶手段130と、構成各部を所定の制
御プログラムに従って制御する制御手段140と、を含
んで構成されている。
【0062】なお、複合機である画像形成装置1におけ
るコピー機能のみ抽出した構成でも画像形成装置を構成
できる。
【0063】通信手段3は、NTTなどの公衆網との間
で発呼を行ったり、不特定多数の相手方からの着呼、復
旧、切断処理等の接続制御を行うための網制御装置(ネ
ットワークコントロールユニット)、受信時に公衆網に
よって伝送されてきた変調信号を復調してデジタルの受
信画像に変換し、送信時に公衆網の周波数帯に整合する
ように原稿画像情報を変調して変調信号に変換する通信
モデムを有している。
【0064】画像処理手段34においては、原稿読取手
段10によって読み取られたデジタル画像信号、又は通
信手段3によって受信されたデジタル画像信号に対し
て、必要に応じて拡大縮小回路、濃度補正回路で前処理
を行った後、圧縮伸長回路で画像圧縮し、画像記憶手段
32に記憶する。そして、この記憶した画像を読み出し
て、圧縮伸長回路で伸張し、画像形成手段50に出力す
る。
【0065】画像記憶手段32は、コピー領域と、ファ
クシミリ領域と、各国フォントビットマップデータ等の
画像データを内蔵する不揮発性メモリとからなってい
る。
【0066】紙残量制御データ記憶手段130(本発明
の記憶手段)は、各々の給紙カセット82内の各転写紙
の残量検知にかかる給紙枚数を各々カウントした給紙カ
ウント値132の情報と、紙残量検知センサー102が
オフ状態となった場合にカウントを無効とし、紙残量モ
ードの状態を変更するための基準となる設定枚数に関す
る設定データ134の情報と、を格納している。なお、
設定情報は、各給紙カセット82の各々に対応させつつ
固有の属性情報として記憶するが、各々について異なる
数値を設定するように形成してもよい。各給紙カセット
82毎に転写紙の1枚の厚さが異なる場合もありうるか
らである。
【0067】紙残量検知センサー102は、上記の紙残
量を検出する機能の他に、給紙カセット82が挿入され
る装置本体6に対する給紙カセット82の着脱を検出す
る挿着検出部としての機能を有し、双方の検出に兼用し
て使用しても構わない。これにより、部品点数を低減す
ることができる。
【0068】制御手段140は、複合機の構成各部の状
態を管理し制御を行うと共に、紙残量検知センサー10
2の検出結果に基づき、紙残量検知センサー102がオ
ン状態となりスリット93―1の端縁を最初に検出して
から転写紙の給紙枚数のカウントを開始し、所定の枚数
以内で紙残量検知センサー102がオフ状態となった場
合に前記カウントを無効とし、アクチュエータ90のス
リット93―1の端縁に変化がなく、所定の枚数以上と
なった場合に、カウントを有効として紙残量モードの状
態を変更するように制御する機能を有する。なお、これ
らの機能は、紙残量検知センサー102が単独の場合に
は、制御手段140は、上記の機能単独を有し、紙残量
検知センサー102が複数の場合には、制御手段140
は、上記の機能を各々有することとなる。
【0069】この他、制御手段140は、画像処理手段
34の制御を行うための画像制御部、画像形成手段50
の駆動制御を行うためのプリンタ制御部、操作手段11
0の制御を行うための操作制御部、通信手段3の制御を
行うための通信制御部(データ処理手段、データ通信制
御手段)等を有している。
【0070】また、制御手段140は、転写紙の給紙中
に、紙残量検知センサー102を通過する複数のスリッ
ト93(93―1、93―2)の端縁を紙残量検知セン
サー102が検出する毎に、表示手段120の紙残量表
示画面の紙残量モードの状態を段階的に変更する機能も
有している。
【0071】さらに加えて、制御手段140は、転写紙
の給紙中に紙残量検知センサー102にてスリット92
の端縁を検出した場合に、検出時点からの給紙枚数をカ
ウントする給紙カウント手段142と、設定枚数カウン
トされる間に再度前記スリット92の端縁を検知した場
合に、給紙枚数のカウントをクリアとしてリセットする
給紙カウントリセット手段144と、設定枚数カウント
される間に前記スリット92の端縁を検知しない場合
に、紙残量モードの状態を1段階変更する紙残量状態変
更手段146と、を含んで構成される。
【0072】また、制御手段140は、電源スイッチ1
12のオフや給紙カセット83の段が差し替えられた場
合でも、紙残量制御データ記憶手段132に給紙カウン
ト値132を保持するように制御する。これにより、仮
に一の段に挿入されていた残量N1の一の給紙カセット
83を、残量N2の他の給紙カセット83が挿入されて
いた他の段に挿入したとしても、一の給紙カセット83
の残量をN2と表示するような事態を防止し、一及び他
の各給紙カセット83を識別する手段を設けることで、
他の段に挿入された一の給紙カセット83の残量はN1
と表示し、一の段に挿入された他の給紙カセット83の
残量はN2と表示することができる。
【0073】さらにこれにより、不測の事態が生じた場
合に残量表示が変わるというようなことを防止すること
ができる。
【0074】逆に、制御手段140は、複数の給紙カセ
ット83が装置本体6から引き抜かれた場合に、給紙枚
数のカウントをクリアとするように制御される。
【0075】本例の制御系は上記のような構成からな
り、以下、これらの構成による作用効果を、以下の図5
のフローチャートによる動作説明とともに説明する。
【0076】(動作について)次に、上述のような構成
の画像形成装置において、給紙中の紙残量検知を図5の
フローチャートに基づいて説明する。なお、以下の各ス
テップは一の給紙カセット82についてであり、本例の
画像形成装置1では、複数の各給紙カセット82に対し
て各々以下のステップが実行される。
【0077】本例では、各給紙カセット82において、
給紙カセット82の挿入を検知した後に、カセット持ち
上げ板84が上昇する間に、紙残量検知センサー102
(カセット挿入検知センサーとしても機能する)を通過
するスリット93の端縁(エッジ)の数により給紙カセ
ット82内の紙残量を検知する。
【0078】先ず、紙残量検知センサー102がオン状
態であるか否かの制御判断を行う(ステップ、以下
「S」101)。ここで、紙残量検知センサー102が
オフの場合には、オン状態になるまでS101を繰り返
す。一方、紙残量検知センサー102がオン状態となる
と、給紙カウントをスタートする(S102)。
【0079】これらのステップでは、給紙が開始される
と、転写紙の紙束が小さくなりカセット持ち上げ板84
が回動して、例えば給紙中に紙残量検知センサー102
を通過するアクチュエータ90のスリット93―1(一
例)の端縁(エッジ)を該センサー102が検知した場
合、その時点からの給紙枚数をカウントするというもの
である。
【0080】次いで、紙残量検知センサー102がオフ
状態となったか否かの制御判断を行う(S103)。こ
こで、紙残量検知センサー102がオフ状態となった場
合には、S106において給紙カウントをリセットし、
S101に戻る。
【0081】このステップでは、設定枚数がカウントさ
れている間に、再度上述のステップ102で検出された
ものと同じスリット93―1のエッジを検知した場合
は、上述の制御手段140内の給紙カウント値リセット
手段144にて給紙枚数カウントをクリアとして、リセ
ットする。この理由は、給紙が開始されてしばらくの間
は、従来のようなカセット持ち上げ板84の振動が発生
し、この振動によって一度検出したスリット93―1の
端縁が再度検出されるという事態が生じるが、再検出さ
れた場合には、振動が安定しないということなので、こ
の期間は紙残量検知のカウントを行わないように、カウ
ント値をリセットするためである。
【0082】一方、紙残量検知センサーがオフ状態にな
っていない場合には、S104の制御判断を行う。
【0083】S104では、給紙カウント値が設定枚数
以上か否かの制御判断を行う。ここにおいて、設定枚数
以上でない場合には、S103に戻ることとなる。
【0084】このステップでは、カウント値が設定枚数
例えば30枚等にまで至らない場合は、30枚分の厚さ
の範囲のスリット93―1の端縁(エッジ)の移動は、
上述の振動の振幅によるものだという前提によって制御
がなされる。なお、この設定枚数は、紙残量制御データ
記憶手段130内の設定データ134として格納されて
おり、必要に応じて変更可能に形成してもよい。
【0085】一方、給紙カウント値が設定枚数を超える
と、紙残量状態を変更する(S105)。これにより、
表示手段120の紙残量表示画面の紙残量モードの状態
を1段階変化させる。このように、設定枚数カウントさ
れる間に、スリット93の端縁(エッジ)を検知して表
示状態を変化させる。
【0086】以降、上述のステップを繰り返して、次の
スリット93―2についても同様の処理がなされる。な
お、スリット93が複数例えば5個設けられているよう
な場合でも、上述のステップを繰り返せばよい。
【0087】なお、上記給紙枚数カウントは、各給紙カ
セット82の各段毎に紙残量制御データ記憶手段130
内に記憶されるので、上述のステップを実行している間
に、電源スイッチ112のオフや給紙カセット82の段
が切替られた場合でもその状態を保持する。また、給紙
枚数カウントは、各給紙カセット82が引き抜かれた場
合にはクリアとする。
【0088】このように、スリット93―1の端縁(エ
ッジ)を紙残量検知センサー102が検出して検出開始
し、再度スリット93―1を検出した場合には、リセッ
ト(検出無効)するので、搬送ローラーの押下による振
動が生じたとしても、紙残量検知センサー102が誤検
知することはない。
【0089】以上のように本実施の形態によれば、セン
サーを通過するアクチュエータのスリットが通過すると
きに、給紙中における振動によりエッジを誤検知する場
合があるが、一定の給紙カウントの間、スリットのエッ
ジが来ない場合にのみ、給紙カセット内の紙残量の状態
を変えるため、紙残量を正しく検出して、給紙中におけ
る紙残量の誤検知を防止することができる。
【0090】[第2の実施の形態]次に、本発明にかか
る第2の実施の形態について、図4に基づいて説明す
る。なお、以下には、前記第1の実施の形態の実質的に
同様の構成に関しては説明を省略し、異なる部分につい
てのみ述べる。上述の第1の実施の形態では、紙残量検
知センサーによる検知を行うむ構成としたが、本例の画
像形成装置では、さらに加えて、上限検出手段である上
限検知センサー104と、ゼロ検出手段である0枚検知
センサー106をさらに設けた構成としている。
【0091】なお、上述の第1の実施の形態の画像形成
装置を開示した図4及び図2においては、実際の図には
3つのセンサー(紙残量検知センサー102、上限検知
センサー104、0枚検知センサー106)を開示して
いたが、その第1の実施の形態を説明する際には、他の
2つのセンサーについての説明を意図的に除外すること
とした。その理由は、第1の実施の形態では、他の2つ
のセンサーのない画像形成装置を定義し、一方本例で
は、3つのセンサーを含む画像形成装置を定義し、これ
らを同一の図4及び図2を用いて説明を行うこととした
からである。
【0092】乃ち、本例の画像形成装置は、図4及び図
2に示すように、転写紙の上限が給紙カセット82内の
給紙可能な位置まで来たことを検出する上限検知センサ
ー104と、給紙カセット82内に転写紙が入っていな
いことを検出する0枚検知センサー106と、を含んで
構成される。なお、これらのセンサーは各給紙カセット
82の段数分だけ設けられる。このため、制御手段14
0は、紙残量検知センサー102、上限検知センサー1
04、0枚検知センサー106の各々の検出結果に基づ
き、上限検知センサー104及び0枚検知センサー10
6の各々がオン状態となり、かつ、紙残量検知センサー
102がオン状態となり転写紙の給紙枚数のカウントを
開始し、所定の枚数以内で紙残量検知センサー102が
オフ状態となった場合に前記カウントを無効とし、所定
の枚数以上となった場合に、紙残量モードの状態を変更
するように制御する機能を有することとなる。
【0093】なお、上限検知センサー104及び0枚検
知センサー106の各々は、給紙カセット82が挿入さ
れる装置本体6に対する給紙カセット82の着脱を検出
する挿着検出部としても機能し、この機能を兼用する構
成であってもよい。これにより、部品点数を低減でき
る。
【0094】本例では、給紙カセット82が挿入された
ときに紙残量検知センサー102とアクチュエータ90
のスリット93の位相がずれるような構成とすること
で、給紙カセット82が挿入されることを検知するよう
にしている。乃ち、給紙カセット82が装置本体6より
引き出されたときにカセット持ち上げ板84が下がる構
造とし、上限検知センサー104と0枚検知センサー1
06からの制御信号により、給紙カセット82が抜かれ
たことを検知する。
【0095】上述のような構成の画像形成装置におい
て、先ず、給紙カセット82のセット検知ステップにつ
いて、図6(A)のフローチャートを用いて説明する。
【0096】先ず、紙残量検知センサー102がオン状
態であるか、オフ状態であるかの制御判断を行う(ステ
ップ、以下「S」200)。ここで、紙残量検知センサ
ー102がオフ状態である場合には、オン状態と判断さ
れるまで上記制御判断を繰り返すこととなる。一方、紙
残量検知センサー102がオン状態である場合には、給
紙カセット82はセットされていると判断し(S20
1)、このステップは終了する。
【0097】次に、給紙カセット82の抜け検知フロー
について、図6(B)のフローチャートを用いて説明す
る。
【0098】先ず、上限検知センサー104がオン状態
であるか、オフ状態であるかの制御判断を行う(S30
1)。ここで、上限検知センサー104がオフ状態であ
る場合には、オン状態を判断されるまで上記制御判断を
繰り返すこととなる。一方、上限検知センサー104が
オン状態である場合には、次の判断ステップS302に
進む。
【0099】この判断ステップS302では、0枚検知
センサー106がオン状態であるか、オフ状態であるか
の制御判断を行う(S302)。
【0100】ここで、0枚検知センサー106がオフ状
態である場合には、S301に戻り、再度、上限検知セ
ンサー104がオン状態かオフ状態かの判断を行う。
【0101】一方、0枚検知センサー106がオン状態
である場合には、給紙カセット82が抜かれたと判断し
(S303)、このステップは終了する。
【0102】図7には、3つのセンサーを組み合わせた
場合のタイミングチャートが開示されている。同図に示
すように、上限検知センサー104及び0枚検知センサ
ー106がともにオフ状態になると、給紙カセット82
(給紙トレイ)がセットされたことを示す。ここで、給
紙カウントをスタートすべく、紙残量検知センサー10
2をオン状態とする。すると、給紙カウントを開始する
こととなる。
【0103】そして、紙残量検知センサー102がオフ
状態となると、給紙カウントはリセットされるが、再び
紙残量検知センサー102がオン状態となったところ
で、給紙カウントがスタートされる。
【0104】図8には、このようにして検出された紙残
量を表示する際の表示態様を開示している。図8は、主
としてコピーモードにおける基本画面200を示してお
り、右下部分のサイズ選択欄にB4、A3、A4R、B
5Rの各釦の数字とともに残量表示202―1、202
―2、202―3、202―4が開示されている。この
場合において、残量表示の段階は、202Aに示すよう
な紙残量なしの表示態様の状態、202Bに示すような
少量の残量の表示態様の状態、202Cに示すような中
量の残量の表示態様の状態、202Dに示すような満旦
の表示態様の状態の各段階を形成している。
【0105】図9には、上述の制御系を備えた複合機で
ある画像形成装置1の外観図が示されており、上述の表
示態様は、図9の装置本体6の上部の表示手段110で
得られることとなる。この図では、4段の給紙カセット
82(82―1、82―2。82―3、82―4)の各
段が装置本体6に対して着脱自在に設けられている。
【0106】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、別の用途で使用しているセンサーの組み合わせでカ
セット挿抜を検知することができるので、個別にセンサ
ーを設けることなく、安価な構成が可能である。
【0107】なお、本発明にかかる装置と方法は、その
いくつかの特定の実施の形態に従って説明してきたが、
当業者は本発明の主旨および範囲から逸脱することなく
本発明の本文に記述した実施の形態に対して種々の変形
が可能である。例えば、上述の各実施の形態では、扇形
部材にスリットを2つ設けた例を示したが、これに限定
されず、複数例えば3個、4個、5個、6個等スリット
を設けてもよい。しかも、それらのスリットの数に合わ
せて、紙残量検出モードを複数段階、例えば6段階ぐら
いにして、表示手段に表示できるようにしてもよい。
【0108】さらに、表示手段に各段階にて表示される
ような図8の一部に示す表示態様を、情報処理装置例え
ばPC上の表示部例えば液晶画面に表示できるように構
成してもよい。これにより、複合機をプリンタとして利
用する場合にも紙残量の確認をユーザーが移動する前に
事前に確認できることとなる。なお、この場合には、制
御手段は、紙残量モードの表示を制御し、表示手段の表
示態様を情報処理装置の表示部に表示するように制御す
る機能を有するように構成すればよい。
【0109】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、検
出手段を通過する被検出部材のスリットが通過するとき
に、給紙中における振動によりスリットの端縁を誤検知
する場合があるが、一定の給紙カウントの間、スリット
のエッジが来ない場合にのみ、給紙カセット内の紙残量
の状態を変えるため、紙残量を正しく検出して、給紙中
における紙残量の誤検知を防止することができる。
【0110】また、別の用途で使用している各検出手段
の組み合わせで収納手段の挿抜を検知することができる
ので、個別に検出手段を設けることなく、安価な構成が
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の構成の一例を示す説明
図である。
【図2】図1の画像形成装置の給紙カセットの構成を示
す平面図である。
【図3】同図(A)は、図1の画像形成装置のアクチュ
エータの構成を示す正面図であり、同図(B)は、該ア
クチュエータの構成を示す平面図である。
【図4】図1の画像形成装置の制御系の構成を示す機能
ブロック図である。
【図5】 図1の画像形成装置の処理手順の一例を示す
フローチャートである。
【図6】同図(A)(B)は、本発明の画像形成装置の
処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明の画像形成装置の処理の一例を示すタイ
ミングチャートである。
【図8】本発明の画像形成装置の表示手段に表示される
表示態様を説明するための説明図である。
【図9】本発明の画像形成装置の外観を示す斜視図であ
る。
【図10】従来の画像形成装置の問題点を説明するため
の説明図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 6 装置本体 82 給紙カセット 90 アクチュエータ 102 紙残量検知センサー 104 上限検知センサー 106 0枚検知センサー 120 表示手段 140 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA41 DC18 ED17 EF10 FA35 FB09 GB03 3F048 AA02 AB02 BA03 BB10 BC04 CA05 CB03 CB06 CB15 DA02 DC13 3F343 FA03 FB02 FC30 GA02 GB01 GC01 GD01 HA12 JA01 MA03 MA24 MC28 5C062 AA02 AA05 AB30 AC10 AC68 AF07

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録材を収納する収納手段より前
    記記録材を搬送系を介して給送し、前記記録材上に画像
    を形成する画像形成装置であって、 前記収納手段内の前記記録材の残量を検出する検出手段
    と、 前記検出手段の検出結果に基づき、前記検出手段がオン
    状態となり前記記録材の給紙枚数のカウントを開始し、
    所定の枚数以内で前記検出手段がオフ状態となった場合
    に前記カウントを無効とし、前記所定の枚数以上となっ
    た場合に、紙残量モードの状態を変更するように制御す
    る制御手段と、を含むことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 複数の記録材を収納する収納手段より前
    記記録材を搬送系を介して給送し、前記記録材上に画像
    を形成する画像形成装置であって、 前記記録材の残量変化に応じて移動する機構を介して形
    成された複数のスリット付きの被検出部材と、 残量変化に応じて移動する前記被検出部材のスリットの
    端縁を検出する検出手段と、 前記検出手段の検出結果に基づき、前記検出手段が前記
    スリットの端縁を最初に検出してから前記記録材の給紙
    枚数のカウントを開始し、所定の枚数の間に前記被検出
    部材の前記端縁に変化がない場合に、前記カウントを有
    効として紙残量モードの状態を変更するように制御する
    制御手段と、 を含むことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記記録紙の給紙中
    に、前記検出手段を通過する複数の前記スリットの端縁
    を前記検出手段が検出する毎に、前記紙残量モードの状
    態を段階的に変更することを特徴とする請求項2に記載
    の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記記録紙の給紙中に
    前記検出手段にて前記スリットの端縁を検出した場合
    に、検出時点からの給紙枚数をカウントし、設定枚数カ
    ウントされる間に再度前記スリットの端縁を検知した場
    合に、給紙枚数のカウントをクリアするように制御され
    ることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の画像
    形成装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記記録紙の給紙中に
    前記検出手段にて前記スリットの端縁を検出した場合
    に、検出時点からの給紙枚数をカウントし、設定枚数カ
    ウントされる間に前記スリットの端縁を検知しない場合
    に、紙残量モードの状態を1段階変更するように制御さ
    れることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか
    1項に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記収納手段の段数毎に前記給紙枚数の
    カウントを記憶する記憶手段をさらに有し、前記制御手
    段は、電源オフや前記収納手段の段が差し替えられた場
    合でも、前記記憶手段に前記カウントを保持するように
    制御することを特徴とする請求項2乃至請求項5のいず
    れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、複数の前記収納手段が
    装置本体から引き抜かれた場合に、前記給紙枚数のカウ
    ントをクリアとするように制御されることを特徴とする
    請求項2乃至請求項6のいずれか1項に記載の画像形成
    装置。
  8. 【請求項8】 前記被検出部材は、少なくとも前記記録
    材の所定の枚数分となるように前記スリットの幅が予め
    形成されていることを特徴とする請求項2乃至請求項7
    のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記被検出部材は、前記検出手段が前記
    スリットの端縁を最初に検出してから次の前記スリット
    の端縁が検出されるまでの間隔が、少なくとも前記記録
    材の所定の枚数分となるように各々の前記スリットの位
    置が予め形成されていることを特徴とする請求項2乃至
    請求項8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記被検出部材は、扇形部材と、この
    扇形部材の円周部にて立ち上がる立ち上がり部と、を有
    し、 前記立ち上がり部に沿って前記スリットが複数形成され
    ることを特徴とする請求項2乃至請求項9のいずれか1
    項に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記検出手段は、前記収納手段が挿入
    される装置本体に対する前記収納手段の着脱を検出する
    挿着検出部に兼用されることを特徴とする請求項2乃至
    請求項10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 複数の記録材を収納する収納手段より
    前記記録材を搬送系を介して給送し、前記記録材上に画
    像を形成する画像形成装置であって、 前記記録材の残量変化に応じて移動する機構を介して形
    成された複数のスリット付きの被検出部材と、 残量変化に応じて移動する前記被検出部材のスリットの
    端縁を検出する検出手段と、 前記記録材の紙残量に応じた複数段階の紙残量モードの
    情報を、複数の前記収納手段の各々との対応が分明され
    る形で表示する表示手段と、 前記検出手段の検出結果に基づき、前記検出手段が前記
    スリットの端縁を最初に検出してから前記記録材の給紙
    枚数のカウントを開始し、所定の枚数の間に前記被検出
    部材の前記端縁に変化がない場合に、前記カウントを有
    効として紙残量モードの状態を変更するように制御する
    制御手段と、 を含み、 前記制御手段は、前記検出手段の検出に基づき、前記紙
    残量モードの表示を制御することを特徴とする画像形成
    装置。
  13. 【請求項13】 複数の記録材を収納する収納手段の給
    紙位置より前記記録材を搬送系を介して給送し、前記記
    録材上に画像を形成する画像形成装置であって、 前記収納手段内の前記記録材の残量を検出する残量検出
    手段と、 前記記録材の上限が前記収納手段内の給紙可能な位置ま
    で来たことを検出する上限検出手段と、 前記収納手段内に前記記録材が入っていないことを検出
    するゼロ検出手段と、 前記残量検出手段、前記上限検出手段、前記ゼロ検出手
    段の各々の検出結果に基づき、前記収納手段の挿抜を判
    断制御する制御手段と、 を含むことを特徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】 複数の記録材を収納する収納手段より
    前記記録材を搬送系を介して給送し、前記記録材上に画
    像を形成する画像形成装置であって 前記記録材の残量変化に応じて移動する機構を介して形
    成された複数のスリット付きの被検出部材と、 残量変化に応じて移動する前記被検出部材のスリットの
    端縁を検出する残量検出手段と、 前記記録材の上限が前記収納手段内の給紙可能な位置ま
    で来たことを検出する上限検出手段と、 前記収納手段内に前記記録材が入っていないことを検出
    するゼロ検出手段と、 前記残量検出手段、前記上限検出手段、前記ゼロ検出手
    段の各々の検出結果に基づき、前記上限検出手段及び前
    記ゼロ検出手段の各々がオン状態となり、かつ、前記残
    量検出手段がオン状態となり前記記録材の給紙枚数のカ
    ウントを開始し、所定の枚数以内で前記残量検出手段が
    オフ状態となった場合に前記カウントを無効とし、前記
    所定の枚数以上となった場合に、紙残量モードの状態を
    変更するように制御する制御手段と、 を含むことを特徴とする画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記上限検出手段は、前記収納手段が
    挿入される装置本体に対する前記収納手段の着脱を検出
    する挿着検出部に兼用されることを特徴とする請求項1
    3又は請求項14に記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記ゼロ検出手段は、前記収納手段が
    挿入される装置本体に対する前記収納手段の着脱を検出
    する挿着検出部に兼用されることを特徴とする請求項1
    3乃至請求項15のいずれか1項に記載の画像形成装
    置。
  17. 【請求項17】 ファクシミリ手順で画像形成を行うフ
    ァクシミリ手段、情報処理装置からのデータにより画像
    形成を行う手段、原稿読取手段からの画像情報に基づい
    て画像形成を行う手段、をモード切換により使用し、各
    モードに応じて複数の記録材を収納する収納手段より前
    記記録材を搬送系を介して給送し、前記記録材上に画像
    を形成する画像形成装置であって、 前記記録材の残量変化に応じて移動する機構を介して形
    成された複数のスリット付きの被検出部材と、 残量変化に応じて移動する前記被検出部材のスリットの
    端縁を検出する検出手段と、 前記記録材の紙残量に応じた複数段階の紙残量モードの
    情報を、複数の前記収納手段の各々との対応が分明され
    る形で表示する表示手段と、 前記検出手段の検出結果に基づき、前記検出手段が前記
    スリットの端縁を最初に検出してから前記記録材の給紙
    枚数のカウントを開始し、所定の枚数の間に前記被検出
    部材の前記端縁に変化がない場合に、前記カウントを有
    効として紙残量モードの状態を変更するように制御する
    とともに、前記紙残量モードの表示を制御する制御手段
    と、 を含み、 前記制御手段は、前記表示手段の表示態様を前記情報処
    理装置の表示部に表示するように制御することを特徴と
    する画像形成装置。
  18. 【請求項18】 ファクシミリ手順で画像形成を行うフ
    ァクシミリ手段、情報処理装置からのデータにより画像
    形成を行う手段、原稿読取手段からの画像情報に基づい
    て画像形成を行う手段、をモード切換により使用し、各
    モードに応じて複数の記録材を収納する収納手段より前
    記記録材を搬送系を介して給送し、前記記録材上に画像
    を形成する画像形成装置であって、 前記記録材の残量変化に応じて移動する機構を介して形
    成された複数のスリット付きの被検出部材と、 残量変化に応じて移動する前記被検出部材のスリットの
    端縁を検出する残量検出手段と、 前記記録材の上限が前記収納手段内の給紙可能な位置ま
    で来たことを検出する上限検出手段と、 前記収納手段内に前記記録材が入っていないことを検出
    するゼロ検出手段と、 前記記録材の紙残量に応じた複数段階の紙残量モードの
    情報を、複数の前記収納手段の各々との対応が分明され
    る形で表示する表示手段と、 前記残量検出手段、前記上限検出手段、前記ゼロ検出手
    段の各々の検出結果に基づき、前記上限検出手段及び前
    記ゼロ検出手段の各々がオン状態となり、かつ、前記残
    量検出手段がオン状態となり前記記録材の給紙枚数のカ
    ウントを開始し、所定の枚数以内で前記残量検出手段が
    オフ状態となった場合に前記カウントを無効とし、前記
    所定の枚数以上となった場合に、紙残量モードの状態を
    変更するように制御するとともに、前記紙残量モードの
    表示を制御する制御手段と、 を含み、 前記制御手段は、前記表示手段の表示態様を前記情報処
    理装置の表示部に表示するように制御することを特徴と
    する画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008013357A (ja) * 2006-07-10 2008-01-24 Kyocera Mita Corp 給紙装置
JP2016190724A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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JP2008013357A (ja) * 2006-07-10 2008-01-24 Kyocera Mita Corp 給紙装置
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