JP2002169422A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成方法

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JP2002169422A
JP2002169422A JP2000369834A JP2000369834A JP2002169422A JP 2002169422 A JP2002169422 A JP 2002169422A JP 2000369834 A JP2000369834 A JP 2000369834A JP 2000369834 A JP2000369834 A JP 2000369834A JP 2002169422 A JP2002169422 A JP 2002169422A
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JP2000369834A
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English (en)
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Shinobu Kishi
岸  忍
Takatami Soma
宇民 相馬
Tadayuki Ueda
忠行 植田
Kenji Izumiya
賢二 泉宮
Hidefumi Nishikawa
英史 西川
Hiroyuki Maruyama
宏之 丸山
Takaharu Okutomi
隆治 奥富
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Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、センサーを数多く使用することな
く、しかもコストアップの防止を図ることのできる画像
形成装置及び画像形成方法を提供する。 【解決手段】 一又は複数の記録材を載置又は収納する
収納手段、記録材上に画像を形成する画像形成手段、収
納手段より画像形成手段に向けて記録材が搬送される第
1の搬送経路と記録材の両面に画像形成される際に一方
の面に画像形成された後に記録材が反転された状態で画
像形成手段に向けて搬送される第2の搬送経路とを構成
する搬送系を備えた画像形成装置である。第1、第2の
搬送経路が合流する領域に、第1の搬送経路から搬送さ
れてきた記録材が一面に既に画像が記録されたものであ
るか否かを検知し、第2の搬送経路から搬送されてきた
記録材の反転前の記録材に対する片寄り、収縮度合を検
知する検知手段を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置及び
画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、紙のリサイクル、紙資源の確保及
び効率化の観点から紙の一面が使用されたいわゆる「裏
紙」を用いるケースが多々みられるようになってきてい
るが、この種の画像形成装置では、給紙された転写紙が
裏紙である場合には画像形成を禁止する処理が行われ
る。
【0003】このような場合において、画像形成装置内
部で搬送される紙が裏紙であるか否かを検出するための
裏紙検出センサーを搬送経路上の特定位置に設けてい
る。
【0004】具体的には、図11に示すように、画像形
成装置300では、給紙カセット側から紙が配送されて
搬送経路Xを通り感光体ドラム302にて表面側の画像
形成がなされ、定着部304にて定着された後、表裏反
転されてADU搬送経路Yを通るとともに、再度搬送経
路Yを通り、感光体ドラム302にて裏面側の画像形成
がなされ、定着部304にて定着された後、機外に排紙
される。
【0005】ここで、一般に、紙が裏紙であるか否かを
検出する裏紙検出センサー320は、搬送経路X上の給
紙カセットの給紙開始位置などに配設されることが多
い。
【0006】さらに、両面コピーを行う際には、一旦画
像形成された転写紙が定着部304を通過すると転写紙
の収縮により裏面の画像倍率が変わるために、紙の収
縮、片寄りを検知する片寄り検出センサー310をAD
U搬送経路Y上に設け、この検出を行うために転写紙を
検出位置にて一旦停止して再度搬送開始するような制御
を行うための機構例えばローラー330、330などが
形成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な画像形成装置にあっては、給紙カセットは、複数段に
て形成されることが多く、裏紙検出センサーは、これら
の各段の給紙カセットに応じて設けているために、数多
くのセンサーを使用しなければならず、片寄り検出セン
サーをも加えると、かなりのコストアップとなってい
た。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、センサーを数多く使
用することなく、しかもコストアップの防止を図ること
のできる画像形成装置及び画像形成方法を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、一又は複数の記録材を載
置又は収納する収納手段と、前記記録材上に画像を形成
する画像形成手段と、前記収納手段より前記画像形成手
段に向けて前記記録材が搬送される第1の搬送経路と、
前記記録材の両面に画像形成される際に一方の面に画像
形成された後に前記記録材が反転された状態で画像形成
手段に向けて搬送される第2の搬送経路と、を構成する
搬送系を備えた画像形成装置であって、前記第1の搬送
経路と前記2の搬送経路とが合流する領域に、前記第1
の搬送経路から搬送されてきた前記記録材が少なくとも
一面に既に画像が記録されたものであるか否かを検知す
るとともに、前記第2の搬送経路から搬送されてきた前
記記録材の反転前の記録材に対する片寄り、収縮度合を
検知する検知手段を設けたことを特徴としている。
【0010】また、請求項2に記載の発明は、一又は複
数の記録材を載置又は収納する収納手段と、前記記録材
上に画像を形成する画像形成手段と、前記収納手段より
前記画像形成手段に向けて前記記録材が搬送される第1
の搬送経路と、前記記録材の両面に画像形成される際に
一方の面に画像形成された後に前記記録材が反転された
状態で画像形成手段に向けて搬送される第2の搬送経路
と、を構成する搬送系を備えた画像形成装置であって、
前記第1の搬送経路と前記2の搬送経路とが合流する領
域に、前記第1の搬送経路から搬送されてきた前記記録
材が少なくとも一面に既に画像が記録されたものである
か否かを検知するとともに、前記第2の搬送経路から搬
送されてきた前記記録材の反転前の記録材に対する片寄
り、収縮度合を検知する検知手段と、前記検知手段での
検知結果に基づき、前記第1の搬送経路から搬送されて
きた前記記録材が少なくとも一面に既に画像が記録され
たものである場合に、画像形成を停止させるように制御
する制御手段と、を含むことを特徴としている。
【0011】また、請求項3に記載の発明は、一又は複
数の記録材を載置又は収納する収納手段と、前記記録材
上に画像を形成する画像形成手段と、前記収納手段より
前記画像形成手段に向けて前記記録材が搬送される第1
の搬送経路と、前記記録材の両面に画像形成される際に
一方の面に画像形成された後に前記記録材が反転された
状態で画像形成手段に向けて搬送される第2の搬送経路
と、を構成する搬送系を備えた画像形成装置であって、
前記第1の搬送経路と前記2の搬送経路とが合流する領
域に、前記第1の搬送経路から搬送されてきた前記記録
材が少なくとも一面に既に画像が記録されたものである
か否かを検知するとともに、前記第2の搬送経路から搬
送されてきた前記記録材の反転前の記録材に対する片寄
り、収縮度合を検知する検知手段と、前記検知手段での
検知結果に基づき、前記第1の搬送経路から搬送されて
きた前記記録材が少なくとも一面に既に画像が記録され
たものである場合に、画像形成を停止させて前記記録材
を機外に排紙するように制御する制御手段と、を含むこ
とを特徴としている。
【0012】また、請求項4に記載の発明は、一又は複
数の記録材を載置又は収納する収納手段と、前記記録材
上に画像を形成する画像形成手段と、前記収納手段より
前記画像形成手段に向けて前記記録材が搬送される第1
の搬送経路と、前記記録材の両面に画像形成される際に
一方の面に画像形成された後に前記記録材が反転された
状態で画像形成手段に向けて搬送される第2の搬送経路
と、を構成する搬送系を備えた画像形成装置であって、
前記第1の搬送経路と前記2の搬送経路とが合流する領
域に、前記第1の搬送経路から搬送されてきた前記記録
材が少なくとも一面に既に画像が記録されたものである
か否かを検知するとともに、前記第2の搬送経路から搬
送されてきた前記記録材の反転前の記録材に対する片寄
り、収縮度合を検知する検知手段と、前記検知手段での
検知結果に基づき、前記第1の搬送経路から搬送されて
きた前記記録材が少なくとも一面に既に画像が記録され
たものである場合に、画像形成を停止させるように制御
する制御手段と、少なくとも画像形成に関する設定画面
を表示した表示手段と、を含み、前記制御手段は、前記
設定画面にエラー表示を行うように制御することを特徴
としている。
【0013】また、請求項5に記載の発明は、一又は複
数の記録材を載置又は収納する収納手段と、前記記録材
上に画像を形成する画像形成手段と、前記収納手段より
前記画像形成手段に向けて前記記録材が搬送される第1
の搬送経路と、前記記録材の両面に画像形成される際に
一方の面に画像形成された後に前記記録材が反転された
状態で画像形成手段に向けて搬送される第2の搬送経路
と、を構成する搬送系を備えた画像形成装置であって、
前記第1の搬送経路と前記2の搬送経路とが合流する領
域に、前記第1の搬送経路から搬送されてきた前記記録
材が少なくとも一面に既に画像が記録されたものである
か否かを検知するとともに、前記第2の搬送経路から搬
送されてきた前記記録材の反転前の記録材に対する片寄
り、収縮度合を検知する検知手段と、前記検知手段での
検知結果に基づき、予め両面モードに設定された状態で
前記第1の搬送経路から搬送されてきた前記記録材が少
なくとも一方の面に既に画像が記録されたものである場
合に、片面モードに移行して当該画像が記録されていな
い他方の面に画像形成を行うように制御する制御手段
と、を含むことを特徴としている。
【0014】また、請求項6に記載の発明は、一又は複
数の記録材を載置又は収納する収納手段と、前記記録材
上に画像を形成する画像形成手段と、前記収納手段より
前記画像形成手段に向けて前記記録材が搬送される第1
の搬送経路と、前記記録材の両面に画像形成される際に
一方の面に画像形成された後に前記記録材が反転された
状態で画像形成手段に向けて搬送される第2の搬送経路
と、を構成する搬送系を備えた画像形成装置であって、
前記第1の搬送経路と前記2の搬送経路とが合流する領
域に、前記第1の搬送経路から搬送されてきた前記記録
材が少なくとも一面に既に画像が記録されたものである
か否かを検知するとともに、前記第2の搬送経路から搬
送されてきた前記記録材の反転前の記録材に対する片寄
り、収縮度合を検知する検知手段と、前記検知手段での
検知結果に基づき、予め両面モードに設定された状態で
前記第1の搬送経路から搬送されてきた前記記録材が少
なくとも一方の面に既に画像が記録されたものである場
合に、前記記録材に画像形成を行わずに、次に前記第1
の搬送経路から搬送されてきた前記記録材に両面モード
の状態で画像形成を実行制御する制御手段と、を含むこ
とを特徴としている。
【0015】また、請求項7に記載の発明は、前記制御
手段は、前記検知手段での検知結果に基づき、前記記録
材に対する画像書き出しタイミングを補正する画像書出
タイミング補正手段を含むことを特徴としている。
【0016】また、請求項8に記載の発明は、前記検知
手段は、前記記録材の搬送方向に沿った端縁より外方に
突出して配置されることを特徴としている。
【0017】また、請求項9に記載の発明は、ファクシ
ミリ手順で画像形成を行う第1のモード、情報処理装置
からのデータにより画像形成を行う第2のモード、原稿
読取手段からの画像情報に基づいて画像形成を行う第3
のモード、をモード切換により使用するように形成され
たことを特徴としている。
【0018】また、請求項10に記載の発明は、一又は
複数の記録材を載置又は収納する収納手段より前記記録
材を給送し、原稿の両面の各画像を、前記記録材上に画
像形成する画像形成方法であって、前記記録材の反転前
の記録材に対する片寄り、収縮度合を検知する検知手段
を用いて、前記記録材が少なくとも一面に既に画像が記
録されたものであるか否かを検知するステップと、前記
記録材が少なくとも一面に既に画像が記録されたもので
ある場合に、前記記録材への画像形成を停止させるステ
ップを含むことを特徴としている。
【0019】また、請求項11に記載の発明は、画像形
成停止後、少なくとも画像形成に関する設定画面を表示
した表示手段に、エラー表示を行うようにするステップ
をさらに有することを特徴としている。
【0020】また、請求項12に記載の発明は、一又は
複数の記録材を載置又は収納する収納手段より前記記録
材を給送し、原稿の両面の各画像を、前記記録材上に画
像形成する画像形成方法であって、前記記録材の反転前
の記録材に対する片寄り、収縮度合を検知する検知手段
を用いて、前記記録材が少なくとも一面に既に画像が記
録されたものであるか否かを検知するステップと、前記
記録材が少なくとも一面に既に画像が記録されたもので
ある場合に、少なくとも画像形成に関する設定画面を表
示した表示手段に、エラー表示を行うようにするステッ
プと、を含むことを特徴としている。
【0021】また、請求項13に記載の発明は、一又は
複数の記録材を載置又は収納する収納手段より前記記録
材を給送し、原稿の両面の各画像を、前記記録材上に画
像形成する画像形成方法であって、前記記録材の反転前
の記録材に対する片寄り、収縮度合を検知する検知手段
を用いて、前記記録材が少なくとも一面に既に画像が記
録されたものであるか否かを検知するステップと、前記
記録材が少なくとも一面に既に画像が記録されたもので
ある場合に、片面モードに移行し、当該画像が記録され
ていない他方の面に画像形成を行うステップと、を含む
ことを特徴としている。
【0022】また、請求項14に記載の発明は、前記他
方の面の画像形成後、原稿の画像があるか否かを判断す
るステップと、原稿の画像がある場合に、新たな記録材
の一方の面に画像形成を行うステップと、をさらに有す
ることを特徴としている。
【0023】また、請求項15に記載の発明は、一又は
複数の記録材を載置又は収納する収納手段より前記記録
材を給送し、原稿の両面の各画像を、前記記録材上に画
像形成する画像形成方法であって、前記記録材の反転前
の記録材に対する片寄り、収縮度合を検知する検知手段
を用いて、前記記録材が少なくとも一面に既に画像が記
録されたものであるか否かを検知するステップと、前記
記録材が少なくとも一面に既に画像が記録されたもので
ある場合に、当該画像が記録されていない他方の面に画
像形成を行うステップと、新たな記録材の一方の面に画
像形成を行い、原稿の両面画像形成を行うステップと、
を含むことを特徴としている。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
の一例について、図面を参照して具体的に説明する。
【0025】[第1の実施の形態] (概略説明)先ず、本発明の特徴的な構成である片寄り
裏紙検知手段の説明に先立って、画像形成装置の全体の
概略構成について、図1を参照して説明する。図1は、
本例の画像形成装置の全体の概略構成を示す説明図であ
る。
【0026】本例の画像形成装置1は、ファクシミリ機
能、複写機能、及びプリンタ機能を有する複合機であ
り、図1に示すように、本例の特徴的構成である片寄り
裏紙検知手段(検知手段)である片寄り裏紙検知センサ
ー50と、原稿読取手段103、画像書込手段112、
画像形成手段107、転写紙搬送手段110、転写紙排
紙手段109、複写後反転手段111を含んで構成され
る。また、装置本体6に外付けされる形で、外部給紙手
段が、ソーティグ、ステープリング、パンチング等の後
処理を行うフィッシャー部が、各々設けることが好まし
い。
【0027】また、画像形成装置1は、装置本体6と、
この装置本体6の前面に設けられた扉と、装置本体6の
上面に設けられた操作手段104及び表示手段105
と、装置本体6に対して着脱自在に形成された複数たと
えば2段の給紙カセット10(10、10)(収納手
段)と、を含んで構成されている。なお、手差しトレイ
が形成されている場合には、この手差しトレイをも本発
明の収納手段として定義できる。
【0028】片寄り裏紙検知センサー50は、ADU搬
送経路Y(第2の搬送経路)と、給紙カセット10から
の転写紙搬送経路X(第1の搬送経路)とが合流する経
路上に配設されるものであり、給紙カセット10から搬
送される紙が裏紙であるか否かを検知する裏紙検知機能
と、両面コピー時における紙の片寄り具合を検知する片
寄り検知機能と、の双方の機能を有するものである。
【0029】具体的には、図2に示すように、片寄り裏
紙検知センサー50は、複数のセンサー群が一列状に配
置されたものであり、転写紙Pの上に配置することによ
りセンシングを行う。そして、転写紙Pが裏紙の場合に
は、この片寄り裏紙検知センサー50に基づく反射信号
は、図示のように裏紙記載面の表示に応じた波形、すな
わち、文字、画像等が形成された着色部分では、Lレベ
ル、白い部分では、Hレベルとなる。これにより、裏紙
であるか否かの検知を行うことができる。
【0030】さらに加えて、本例では、片寄り裏紙検知
センサー50は、転写紙Pの端縁に対してその端部が突
出するような位置にて配置されている。これにより、転
写紙Pの端縁では、反射信号は立ち上がる波形となる。
【0031】また、片寄り裏紙検知センサー50は、図
3に示すように、転写紙Pが白紙の場合には、立ち上が
りとともにHレベルの状態となるような反射信号を出力
する。
【0032】さらに、片寄り裏紙検知センサー50は、
図4に示すように、転写紙Pの端縁位置にて反射信号が
Hレベルになることから、表面を通紙した際の転写紙P
の端縁の信号(反射信号の立ち上がりタイミング)T1
と、裏面通紙時の転写紙Pの端縁の信号(反射信号の立
ち上がりタイミング)T2との差Δに基づき、転写紙P
の片寄り具合を検知することができる。
【0033】なお、これらの制御系のメカニズム等の詳
細は後述する。
【0034】図1に説明を戻すと、原稿読取手段103
は、原稿の束X1の中から例えば1枚の原稿Xに記載の
画像(文字列、絵画等)を光源の照射光に基づき、光情
報として読み取り、これを電気情報に変換する機能を有
する。一般に、原稿Xは、その原稿面がプラテンガラス
表面と対面した状態で、該プラテンガラス上に載置され
る。
【0035】なお、本例では、自動原稿給送手段として
の自動両面原稿搬送部(RADF)を備えることが好ま
しい。
【0036】光源により読み取られた原稿面に係る光情
報は、ミラーで反射を繰り返し、結像光学系を介してC
CD撮像装置に達する。CCD撮像装置には、光電変換
機能を有する複数の画素が配列された光電面を有し、こ
れら複数の画素によって前記原稿面の画像情報を含む光
情報が受け取られ、これが電気情報に変換されることに
なる。
【0037】画像書込手段112は、上述の電気情報に
基づき制御したレーザビームを、感光体ドラム20上に
照射し、静電潜像を形成する機能を有する。原稿面に係
る光情報が変換されその画像情報を含む電気情報は、図
示しない半導体レーザから発振するレーザビームに係る
制御を実施するために用いられる。前記電気情報に基づ
いて制御され発振されたレーザビームは、回転可能とさ
れたポリゴンミラーに照射され、ここを反射した該レー
ザビームは感光体ドラム20上に照射される。ここに、
ポリゴンミラーがレーザビームを反射しつつ回転するこ
とにより、感光体ドラム20上では、該レーザビームの
照射が、その軸方向に関して走査されながら行われるこ
とになる。このレーザビームの照射により、感光体ドラ
ム20上には、前記電気情報に基づいた静電潜像が形成
される。
【0038】画像形成手段107は、上記感光体ドラム
20上に形成される静電潜像を基にして転写紙Y上に画
像を形成する機能を有する。感光体ドラム20には、上
述したようにレーザビームの照射による静電潜像が形成
されるが、その前提作業として当該感光体ドラム20表
面全体を帯電部によって一様に帯電させておく。
【0039】カラー画像形成可能な複数の現像部30
は、前記静電潜像に対して帯電したトナー粒子を付着さ
せてこれを可視化する。転写部では、別途給送されてく
る転写紙面に対して、前記トナー粒子を転写・付着さ
せ、該転写紙Y面上にトナー像を形成する。
【0040】感光体ドラム20上に対しては、分離部が
該感光体ドラム20に吸着した転写紙Yを分離し、クリ
ーニング部が転写後、感光体ドラム20上に残ったトナ
ーを清掃して清浄面を現出し、再び帯電部による一様帯
電が行われ、レーザビーム照射による静電潜像の形成が
行われるようにする。
【0041】一方、転写紙については圧着部40へと送
られる。圧着部40は、熱ローラ42、42によって転
写紙に熱及び圧力を加え、前記転写されたトナー像の圧
着を図って、画像が形成される。転写紙はこの後、排紙
手段である転写紙排紙手段109に設けられた複数のロ
ーラを介して、装置外部のフィッシャー部へと排紙され
る。この時点において、原稿面に係る画像の、転写紙Y
面に対する「複写」が完了することになる。
【0042】なお、上記排紙は、転写紙を表裏反転させ
て実施できる。この場合には、上記した感光体ドラム2
0から転写紙へのトナー像の転写を、上述の一方の面に
加えて、他方の面に対しても実施する。すなわち、片面
複写を終えた転写紙は複写後反転手段111へと搬送さ
れる。ガイド部は、この複写後反転手段111と上記転
写紙排紙手段109とに関する転写紙の搬送経路切換を
行う。ガイド部が転写紙を図中右上方に搬送するように
切り換わると、該転写紙は、反転ローラを介して反転部
へと搬出される。次に、転写紙が反転部へ所定量送出さ
れた状態において、反転ローラを反転させ、該転写紙を
反転搬送経路であるADU搬送経路Yへと搬送する。
【0043】以下、転写紙は、当該経路Yを通過して、
再び感光体ドラム20の上流側に到達する。このとき、
感光体ドラム20面と対向する転写紙面は、複写後反転
手段111を通過する前に転写された面とは、別の面と
なっている。なお、一般的には、このように反転された
転写紙に実際に画像形成を行う際、感光体ドラム20上
には画像書込手段112によって新たな画像情報の書き
込みを行う。
【0044】搬送手段である転写紙搬送手段110は、
画像形成手段107の感光体ドラム20に対して転写紙
Yを搬送する機能を有する。転写紙は、複数例えば2段
に形成された給紙カセット(収納手段)10(図では、
10、10の2つの給紙カセット)内の各々に設けられ
たトレイ上に積層・載置される。これら給紙カセット1
0は、上記画像形成手段107に転写紙を送出する際に
は装置本体内に納まり、転写紙Yを補充する際には装置
本体から引き出すことができる。また、給紙カセット1
0、10の各々については、例えば第1の給紙カセット
10には「A4」、第2の給紙カセット10には「A
3」等、サイズの異なる転写紙を対応させて収納してお
くことが可能である。
【0045】このような状態において、例えば複写実行
時に転写紙に関するサイズの指定や紙種の指定があれ
ば、それに従って、対応する給紙カセット10内のトレ
イが図中上方に押し上げられることにより、転写紙面が
送出ローラの周面に接触し、該ローラが回転することに
より、当該転写紙が給紙カセット10から送出される。
以降、この転写紙は、複数の搬送ローラ等の構成によっ
て画像形成手段107に向け搬送されることになる。
【0046】なお、転写紙は、給紙カセット10から感
光体ドラム20へと間断なく搬送されるのではなく、こ
れら給紙カセット10と感光体ドラム20との間におい
て、所定のインターバル(PPMインターバル)の間、
転写紙を一旦待機させるような搬送制御条件を課すのが
一般的である。これは連続複写を実施するような場合に
おいて、先行した転写紙と後行の転写紙との調整を図る
必要があるからである。
【0047】また、本例においては、給紙カセット10
の他、転写紙Yを給紙する手段として、手差トレイと、
大量の転写紙Yを予めストックしておくことが可能な外
部給紙手段(いわゆるLCT)とを設けることが好まし
い。前者によれば、特別な転写紙やOHP等への画像形
成を特別に行うような場合に対応することが可能とな
り、後者では大量の転写紙Yに対する連続した画像形成
ができる。
【0048】ここで、転写紙搬送手段110、複写後反
転手段111、画像形成手段107及び転写紙排紙手段
109は、全体として「転写紙搬送系」を構成してお
り、多数の搬送ローラ等や、これら搬送ローラ等を回転
させるための図示しない駆動源等を備えたものとなって
いる。
【0049】(制御系)次に、上述の画像形成装置の全
体の制御系の構成について図5を参照して説明する。図
5は、本例の画像形成装置の制御系の構成を示す機能ブ
ロック図である。
【0050】本例の画像形成装置1は、図5に示すよう
に、上述の片寄り裏紙検知手段である片寄り裏紙検知セ
ンサー50と、例えば所定のファクシミリ通信手順に従
って通信を行う通信手段101と、上述の片寄り裏紙検
知手段50と、受信時に受信画像情報を復号化して伸長
し、送信時に原稿画像情報を圧縮して符号化する符号化
復号化手段102と、所定の光学系からなり原稿画像を
読み取るための原稿読取手段103と、原稿読取手段1
03にて読み取った画像情報、通信手段101にて受信
した画像情報を記憶する画像記憶手段108と、受信し
た又は読み取った画像情報に所定の処理(変倍処理、画
像の重ね合わせ処理等)を施し画像記憶手段108に格
納する画像処理手段106と、記録媒体としての転写紙
上に画像形成を行う画像形成手段107と、各種モード
の設定や通信先の電話番号入力等を行う多数のキー群
(テンキー)、スタート釦等を備えた操作を行う操作手
段104と、例えばLCDタッチパネルを用いて例えば
コピーモードにおいてコピーの設定を行うためのコピー
設定画面105aを表示するための表示手段105と、
表示手段105に表示される画面の画面データを記憶し
ておく画面データ記憶手段113と、この画面データ記
憶手段113に基づいて表示手段105の表示制御を行
う表示制御手段114と、画像形成手段107の動作に
連動させて給紙カセット内の転写紙を搬送する転写紙搬
送手段110と、上述の画像書込手段112、転写紙排
紙手段109、複写後反転手段111など構成各部を所
定の制御プログラムに従って制御する制御手段120
と、を含んで構成されている。
【0051】なお、複合機である画像形成装置1におけ
るコピー機能のみ抽出した構成でも画像形成装置を構成
できる。
【0052】ファクシミリ通信手段101は、NTTな
どの公衆網との間で発呼を行ったり、不特定多数の相手
方からの着呼、復旧、切断処理等の接続制御を行うため
の網制御装置(ネットワークコントロールユニット)、
受信時に公衆網によって伝送されてきた変調信号を復調
してデジタルの受信画像に変換し、送信時に公衆網の周
波数帯に整合するように原稿画像情報を変調して変調信
号に変換する通信モデムを有している。
【0053】操作手段104は、図8に示すように、操
作の受付けを行うタッチパネル104Sとパターンや文
字の表示を行うLCDからなる表示手段105とが重ね
て配置されてなり、LCDに表示されている位置でタッ
チパネル104Sを押して操作するようにされている表
示操作部104aと、ワンタッチ送信や同報通信等を実
行するためのワンタッチダイヤル用のワンタッチキー
と、「0」〜「9」のテンキーや「*」キー、「#」キ
ー等からなる電話番号入力用のキー釦104cと、チェ
ック釦104dと、ヘルプ釦104eと、アプリケーシ
ョン釦104fと、リセット釦104hと、ストップ/
クリア釦104iと、割込コピー釦104jと、スター
ト釦104mと、コピー機能、ファクシミリ機能、及び
プリンタ機能の切替えを行うためのモードチェンジキー
104n―1、104n―2、104n―3とを有して
いる。これによって、操作手段104は、表示手段10
5に後述するコピー設定画面105aが表示された場合
に、所望の設定が行われることとなる。
【0054】図5に説明を戻すと、画像処理手段106
においては、原稿読取手段103によって読み取られた
デジタル画像信号、又はファクシミリ通信手段3によっ
て受信されたデジタル画像信号に対して、必要に応じて
拡大縮小回路、濃度補正回路で前処理を行った後、圧縮
伸長回路で画像圧縮し、画像記憶手段32に記憶する。
そして、この記憶した画像を読み出して、圧縮伸長回路
で伸張し、画像形成手段107に出力する。
【0055】画像記憶手段108は、コピー領域と、フ
ァクシミリ領域と、各国フォントビットマップデータ等
の画像データを内蔵する不揮発性メモリとからなってい
る。
【0056】制御手段120は、複合機の構成各部の状
態を管理し制御を行う機能を有する。この他、制御手段
120は、画像処理手段106の制御を行うための画像
制御部、画像形成手段107の駆動制御を行うためのプ
リンタ制御部、操作手段104の操作制御を行う操作制
御部、通信手段101の制御を行うための通信制御部
(データ処理手段、データ通信制御手段)等を有してい
る。
【0057】さらに、いわゆる定型サイズを有する転写
紙よりもその面積が大となる転写紙に対して画像を形成
することが可能である。ここに、「定形サイズ」とは、
例えばA4,A3,B4,B5等、日本における標準規
格に則ったサイズ、また8.5×11inch,11×17inch等、
一般に外国等において定形とされるサイズ、の双方を意
味する。なお、後者においては、特に「定形特殊サイ
ズ」と呼称される場合がある。
【0058】そして、このような定形サイズを有する転
写紙よりも「その面積が大となる転写紙」とは、一般
に、「ワイド紙」と呼ばれるものがそれに該当する。
【0059】さらに加えて、このような原稿サイズの設
定を行いつつ、例えば原稿画像を転写紙P上に画像形成
する際に如何なる倍率を適用するか、又は紙種(普通
紙、厚紙、色紙、OHP等)を如何なるものとするか、
あるいはまた、転写紙Pの「両面に」画像形成するか又
は「片面に」画像形成するか等の条件を設定できるよう
に構成してもよい。そして、この場合においては、複写
実行前に、これら様々な条件を任意かつ所望なるものに
設定して「条件の束」を確定し、この確定された条件の
束を適用して画像形成することになる。また、このよう
な条件の束の複数を、各々一単位とし、これを「JO
B」として一時記憶するような機能を備えてもよい。
【0060】上述のような構成の画像形成装置1におい
て、ユーザーは、操作手段104及び表示手段105を
操作して、例えばコピーモードに設定して、原稿をセッ
トし、操作手段110内のスタート釦等を押下すること
によって、コピーがスタートする。
【0061】例えば代表的には、図1に示すように、上
記プラテンガラス上に直接に原稿を載置して、複写を実
行する場合や、自動両面原稿搬送手段から複数の原稿を
プラテンガラス上に供給し連続した複写を実行する場合
等が考えられる。
【0062】このとき、図1に示すように、例えば給紙
カセット10紙束から給送された転写紙は、転写紙搬送
手段110の搬送ローラーを介して搬送され、画像形成
手段107にて画像形成され、転写紙排紙手段109の
複数のローラーにて装置外部に排紙されることとなる。
あるいは、両面コピーの場合には、一方の面が画像形成
手段107にて画像形成されると、複写後反転手段11
1にて案内され、反転ローラを介して反転部へと搬出さ
れる。次に、転写紙が反転部へ所定量送出された状態に
おいて、反転搬送経路Yへと搬送する。以下、転写紙は
当該経路Yを通過して、再び感光体ドラム20の上流側
に到達することとなる。
【0063】一方、原稿載置台に複数積層された原稿の
束について、その一枚を分離して給送ローラにより送り
出し、これをローラを介してプラテンガラス上に供給す
るようにしている。
【0064】(本発明の特徴的構成)次に、本発明の特
徴的構成、すなわち、片寄り裏紙検出手段及びその制御
系の構成について、図6を参照して説明する。
【0065】本例の画像形成装置における片寄り裏紙検
知手段の制御系において、制御手段120は、片寄り裏
紙検知センサー50からのタイミング信号を入力する信
号入力手段121と、この信号入力手段121にて入力
された信号に基づき、当該信号を解析する信号解析手段
122と、解析された一方の信号T1を記憶する記憶手
段140と、この記憶手段140からの信号T1と、前
記信号解析手段122にて解析された他方の信号T2と
の差分を演算する差分演算手段150と、この差分演算
手段150にて算出された差分値に基づき、画像書出タ
イミングを補正する画像書出タイミング補正手段152
と、信号解析手段122での判断結果に基づき、各部の
動作を強制的に割り込むことによって停止制御するため
の強制割込停止制御手段130と、を含んで構成されて
いる。
【0066】信号解析手段122は、入力される信号に
基づき、前記転写紙が裏紙であるか否かを判断する第1
の判断手段である裏紙判断手段123と、この裏紙判断
手段123での判断結果が裏紙であると判断された場合
に、さらに当該転写紙が被画像形成面が表面であるとす
ると、表面126であるか裏面125であるかを判断す
る第2の判断手段である表面裏面判断手段124と、を
含んで構成されている。
【0067】強制割込停止制御手段130は、前記信号
解析手段122の裏紙判断手段123にて前記転写紙が
裏紙であると判断された場合に、表示手段105にエラ
ーである旨のエラー表示を表示せしめるためのエラー表
示制御手段132と、搬送経路上にある又は待機してい
る前記転写紙を、搬送手段並びに排紙手段を強制的に機
外へ排出するように駆動制御するための制御信号である
強制排出信号等を出力するための強制排紙制御手段13
4と、画像形成前に画像形成が行われないよう、画像形
成手段を停止制御するための画像形成停止制御手段13
6と、を含んで構成されている。
【0068】記憶手段140は、前記信号解析手段12
2の表面裏面判断手段124において、前記転写紙が表
面であると判断された場合に、表面側を検出した表面検
出信号を一時記憶する表面エッジ一時記憶手段142を
含んで構成される。
【0069】なお、差分演算手段150では、表面裏面
判断手段124にて前記転写紙が裏面であると判断され
た場合に、裏面側を検出した裏面検出信号の立ち上がり
タイミングエッジと、前記表面エッジ一時記憶手段14
2に記憶された表面検出信号の立ち上がりタイミングエ
ッジとの間の差分を演算することとなる。
【0070】上記のような構成の制御手段120におい
ては、先ず、信号入力手段121にて入力された検出信
号に基づき、裏紙判断手段123において前記転写紙が
裏紙であるか否かの判断が行われる。
【0071】ここにおいて、裏紙であると判断された場
合には、エラー表示制御手段132により表示手段10
5にエラー表示を行い、画像形成停止制御手段136に
より画像形成を強制的に停止させ、強制排紙制御手段1
34により機内にある前記転写紙を機外へと排出するよ
うに制御される。なお、これらの各制御は、全て同時に
行っても、いずれかの順で段階的に行ってもよい。
【0072】一方、前記裏紙判断手段123にて裏紙で
ないと判断された場合には、表面裏面判断手段124に
おいて前記転写紙が表面であるか裏面であるかの判断が
行われる。
【0073】ここにおいて、表面であると判断された場
合には、表面エッジ一時記憶手段142に表面側を検出
した表面検出信号の立ち上がりのタイミングエッジを一
時記憶する。
【0074】一方、前記表面裏面判断手段124におい
て前記転写紙が表面であると判断された場合には、裏面
側を検出した裏面検出信号の立ち上がりのタイミングエ
ッジを差分演算手段150に入力する。
【0075】そして、差分演算手段150では、表面裏
面判断手段124にて前記転写紙が裏面であると判断さ
れた場合に、裏面側を検出した裏面検出信号の立ち上が
りタイミングエッジと、前記表面エッジ一時記憶手段1
42に記憶された表面検出信号の立ち上がりタイミング
エッジとの間の差分を演算することとなる。
【0076】最後に、この差分値に基づき、画像書出タ
イミング補正手段152によりタイミング補正がなされ
る。
【0077】(処理手順について)次に、上述のような
構成の画像形成装置の処理手順について、図7を参照し
つつ説明する。図7には、両面コピーが実行される場合
のフローチャートが開示されている。
【0078】同図に示すように、先ず、表示手段(タッ
チパネル)105上の両面コピー機能を設定した上で、
操作手段104のコピー開始釦等を押下してコピーをス
タートさせる(ステップ、以下「S」101)。
【0079】次に、選択された用紙サイズに対応する給
紙カセット10から転写紙の搬送が開示される(S10
2)。
【0080】そして、給紙カセット10から排出された
前記記録紙が、片寄り裏紙検知センサー50が配置され
る搬送経路上に到達すると(図1参照)、当該片寄り裏
紙検知センサー50は、前記転写紙が裏紙であるか否か
を判断する(S103)。
【0081】このS103において、搬送されてきた前
記転写紙が裏紙でないと判断されると、S106へと進
む。一方、上記判断ステップにおいて、搬送されてきた
前記転写紙が裏紙であると判断された場合には、画像形
成を中止するような制御がなされる(S104)。
【0082】次いで、表示手段(操作手段)105に、
裏紙なのでコピーできない旨のエラー表示(図8の符号
104z参照)を行う制御がなされ(S105)、処理
が終了する。
【0083】一方、上述のS106では、転写紙が裏紙
でないので、一面に画像形成がなされる。そして、転
写、定着処理がなされ(S107)、ADU搬送処理が
行われる(S108)。
【0084】ここで、搬送経路上の前記片寄り裏紙検出
センサー50配設位置に反転された前記転写紙が搬送さ
れると、当該片寄り裏紙検出センサー50にて前記転写
紙のエッジの片寄り具合が検出される(S109)。そ
して、画像形成タイミングの補正が行われる。
【0085】このようにして、画像形成を行い(S11
0)、転写定着処理を行うことにより(S111)、両
面コピーの実施が完了する。その後、ADU搬送処理が
なされ(S112)、前記転写紙が機外に排紙されるこ
とにより処理が終了する。
【0086】このように、本例では、表面給紙経路Xと
裏面給紙経路Yが合流する部分に転写紙の情報を検知す
る片寄り裏紙検知センサー50を備えている。そして、
ユーザーが両面コピーを選択し、給紙カセット内の転写
紙が給紙されると、タイミングローラー22に到達する
前に、片寄り裏紙検知センサー50の反射信号によっ
て、給紙された転写紙上の有彩色を検知し、裏紙かを判
別する。
【0087】この際に、裏紙と判別された場合には、画
像形成を中止する。その後、転写紙は排出され、画像形
成を中止したメッセージを表示手段105に表示する。
【0088】他方、裏紙と判断されない場合には、画像
形成を行い転写、定着の処理を行う。定着部40を通過
した転写紙は、ADU搬送経路Yを通り、再度タイミン
グローラー22に到達する前に片寄り裏紙検知センサー
50の反射信号から今度は転写紙端縁の位置を読み取り
転写紙の片寄り、収縮を判別し、その条件に合わせて画
像形成を行い、転写、定着、を経て排出される。
【0089】以上のように本実施の形態の一例によれ
ば、一つのセンサーで、裏紙検知と片寄り検知との双方
を行うことができるので、使用されるセンサー数を低減
してコストダウンを図ることができる。
【0090】特に、表面給紙経路と裏面給紙経路が合流
する部分に当該センサーが配置されているので、従来の
ように複数段の各給紙カセットの各々にセンサーを設け
る必要もなく、この点においてもセンサー数の大幅な低
減が見込まれる。
【0091】なお、転写紙が裏紙であって、裏紙の記載
面が画像形成面となっている場合には、画像形成を行わ
ずに搬送経路を通過させて、前記転写紙を反転させ、前
記転写紙の他方の面を画像形成面とする処理を行うよう
な構成としてもよい。
【0092】[第2の実施の形態]次に、本発明にかか
る第2の実施の形態について、図9〜図10を用いて説
明する。なお、以下には、前記第1の実施の形態の実質
的に同様の構成に関しては説明を省略し、異なる部分に
ついてのみ述べる。図9は、本例の画像形成装置におけ
る片寄り裏紙検知手段の他の制御系の概念を示した機能
ブロック図である。
【0093】上述の第1の実施の形態では、転写紙が裏
紙である場合には、画像形成を停止する構成としたが、
本例では、裏紙の転写紙のうち、一方側の白紙の面に画
像形成を行うとともに、2枚目の転写紙の一方の面に、
両面コピーの他方の面の画像の画像形成を行う構成とし
ている。もちろん、これらの一連の処理は、両面コピー
を選択したのみで自動実行できることは言うまでもな
い。
【0094】具体的には、図9に示すように、本例の画
像形成装置における片寄り裏紙検知手段の制御系におい
て、制御手段200は、片寄り裏紙検知センサー50か
らのタイミング信号を入力する信号入力手段202と、
この信号入力手段202にて入力された信号に基づき、
当該信号を解析する信号解析手段210と、解析された
一方の信号T1を記憶する記憶手段230と、この記憶
手段230からの信号T1と、前記信号解析手段210
にて解析された他方の信号T2との差分を演算する差分
演算手段240と、この差分演算手段240にて算出さ
れた差分値に基づき、画像書出タイミングを補正する画
像書出タイミング補正手段242と、信号解析手段21
0での判断結果に基づき、裏紙の一方の白紙の面に画像
形成を行うように制御する裏紙画像形成実行制御手段2
20と、を含んで構成されている。
【0095】信号解析手段210は、入力される信号に
基づき、前記転写紙が裏紙であるか否かを判断する第1
の判断手段である裏紙判断手段212と、この裏紙判断
手段212での判断結果が裏紙であると判断された場合
に、さらに当該転写紙が被画像形成面が表面であるとす
ると、表面216であるか裏面215であるかを判断す
る第2の判断手段である表面裏面判断手段214と、を
含んで構成されている。
【0096】裏紙画像形成実行制御手段220は、前記
信号解析手段210の裏紙判断手段212にて前記転写
紙が裏紙であると判断された場合に、片面モードに移行
して前記裏紙の転写紙の一方の白紙面に画像形成を行う
ように制御するための片面モード移行制御手段222
と、片面モード移行制御手段222での片面モードに移
行された場合に、当該片面モードに移行した旨を通知す
る信号に基づき、原稿読取手段103(図1)にて読み
取られた両面コピー時の各面の画像情報が格納された画
像記憶手段108(図5)の中から当該画像情報が残っ
ているか否か、すなわちコピーが実行されていない画像
情報があるか否かを検知する一時記憶読取画像情報残量
検知手段224と、この一時記憶読取画像情報残量検知
手段224にて画像記憶手段108内にコピー実行され
るべき残りの画像情報がないと判断された場合に画像形
成を停止するための画像形成停止制御手段228と、前
記一時記憶読取画像情報残量検知手段224にてコピー
実行されるべき画像情報があると検知された場合に、画
像形成を継続して実行するための画像形成継続実行制御
手段226と、を含んで構成される。
【0097】記憶手段230は、前記信号解析手段21
0の表面裏面判断手段214において、前記転写紙が表
面であると判断された場合に、表面側を検出した表面検
出信号を一時記憶する表面エッジ一時記憶手段232を
含んで構成される。
【0098】なお、差分演算手段240では、表面裏面
判断手段214にて前記転写紙が裏面であると判断され
た場合に、裏面側を検出した裏面検出信号の立ち上がり
タイミングエッジと、前記表面エッジ一時記憶手段23
2に記憶された表面検出信号の立ち上がりタイミングエ
ッジとの間の差分を演算することとなる。
【0099】上記のような構成の制御手段200におい
ては、先ず、信号入力手段202にて入力された検出信
号に基づき、裏紙判断手段212において前記転写紙が
裏紙であるか否かの判断が行われる。
【0100】ここにおいて、裏紙であると判断された場
合には、片面モード移行制御手段222により片面モー
ドにて画像形成されるように制御される。すなわち、片
面モードに移行して前記裏紙の転写紙の一方の白紙面に
画像形成を行うこととなる。
【0101】さらに、片面モード移行制御手段222で
の片面モードに移行された場合には、前記裏紙の転写紙
の一方の白紙面に画像形成されることになるが、当初両
面コピーのモードであったために、原稿読取手段103
(図1)では、両面分の画像情報が読み取られたことと
なる。そして、両面分の一方の面の画像情報は、前記片
面モードのコピーにて画像形成されることとなるが、両
面分の他方の画像情報は、画像記憶手段108(図5)
内に格納されたままとなる。
【0102】そこで、両面コピー時の各面の画像情報が
格納された画像記憶手段108(図5)の中から当該画
像情報が残っているか否か、すなわちコピーが実行され
ていない画像情報があるか否かを一時記憶読取画像情報
残量検知手段224が検知する。
【0103】この一時記憶読取画像情報残量検知手段2
24にて画像記憶手段108内にコピー実行されるべき
残りの画像情報がないと判断された場合には、画像形成
停止制御手段228により画像形成の停止が行われる。
【0104】一方、前記一時記憶読取画像情報残量検知
手段224にてコピー実行されるべき画像情報があると
検知された場合には、画像形成継続実行制御手段226
にて画像形成を継続して実行することとなる。もちろ
ん、2枚目の転写紙が使用されることとなる。
【0105】さらに一方、前記裏紙判断手段212にて
裏紙でないと判断された場合には、表面裏面判断手段2
14において前記転写紙が表面であるか裏面であるかの
判断が行われる。
【0106】ここにおいて、表面であると判断された場
合には、表面エッジ一時記憶手段232に表面側を検出
した表面検出信号の立ち上がりのタイミングエッジを一
時記憶する。
【0107】一方、前記表面裏面判断手段214におい
て前記転写紙が表面であると判断された場合には、裏面
側を検出した裏面検出信号の立ち上がりのタイミングエ
ッジを差分演算手段240に入力する。
【0108】そして、差分演算手段240では、表面裏
面判断手段214にて前記転写紙が裏面であると判断さ
れた場合に、裏面側を検出した裏面検出信号の立ち上が
りタイミングエッジと、前記表面エッジ一時記憶手段2
32に記憶された表面検出信号の立ち上がりタイミング
エッジとの間の差分を演算することとなる。
【0109】最後に、この差分値に基づき、画像書出タ
イミング補正手段242によりタイミング補正がなされ
る。
【0110】(処理手順について)次に、上述のような
構成の画像形成装置の処理手順について、図9を参照し
つつ説明する。図9には、両面コピーが実行される場合
のフローチャートが開示されている。
【0111】同図に示すように、先ず、表示手段(タッ
チパネル)105上の両面コピー機能を設定した上で、
操作手段104のコピー開始釦等を押下してコピーをス
タートさせる(S201)。
【0112】次に、選択された用紙サイズに対応する給
紙カセット10から転写紙の搬送が開示される(S20
2)。
【0113】そして、給紙カセット10から排出された
前記記録紙が、片寄り裏紙検知センサー50が配置され
る搬送経路上に到達すると(図1参照)、当該片寄り裏
紙検知センサー50は、前記転写紙が裏紙であるか否か
を判断する(S203)。
【0114】このS203において、搬送されてきた前
記転写紙が裏紙でないと判断されると、S209へと進
む。一方、上記判断ステップにおいて、搬送されてきた
前記転写紙が裏紙であると判断された場合には、片面モ
ードに移行するような制御がなされる(S204)。
【0115】次いで、裏紙の転写紙の一方の白紙の面に
画像形成がなされる(S205)。そして、転写、定着
処理がなされ(S206)、ADU搬送処理が行われる
(S207)。
【0116】そして、次のコピーずべきぺージがあるか
否かの判断が行われる(S208)。このS208にお
いて、次のページがないと判断された場合には、画像形
成が終了する。
【0117】一方、S208において、コピーすべき次
のページがあると判断された場合には、S205に戻
り、2枚目の転写紙の一面に画像形成を行うこととなる
(S205)。以降は、S205〜S208を繰り返
す。
【0118】一方、上述のS203にて転写紙が裏紙で
ないと判断された場合には、一面に画像形成がなされる
(S209)。そして、転写、定着処理がなされ(S2
10)、ADU搬送処理が行われる(S211)。
【0119】ここで、搬送経路上の前記片寄り裏紙検出
センサー50配設位置に反転された前記転写紙が搬送さ
れると、当該片寄り裏紙検出センサー50にて前記転写
紙のエッジの片寄り具合が検出される(S212)。そ
して、画像形成タイミングの補正が行われる。
【0120】このようにして、画像形成を行い(S21
3)、転写定着処理を行うことにより(S214)、両
面コピーの実施が完了する。その後、ADU搬送処理が
なされ(S215)、前記転写紙が機外に排紙されるこ
とにより処理が終了する。
【0121】以上のように本実施の形態によれば、上記
第1の実施の形態と同様の作用効果を奏しながらも、給
紙カセット内の裏紙の一方の白紙面にも自動実行にて画
像形成を行うことができる。これにより、紙資源を有効
に活用することができる。
【0122】なお、本発明にかかる装置と方法は、その
いくつかの特定の実施の形態に従って説明してきたが、
当業者は本発明の主旨および範囲から逸脱することなく
本発明の本文に記述した実施の形態に対して種々の変形
が可能である。例えば、上述の各実施の形態では、例え
ば、上述の各実施の形態の一部では、複写装置、を例に
した説明をしたが、例えばパソコンのワープロ上等で作
成した画像を転写紙に印刷するプリンタ、また、通信回
線等を介して送信されてくる画像を印刷するファクシミ
リ等についても本発明を適用することは容易に可能であ
る。
【0123】また、上記実施形態で述べたような複写装
置、そして、いま述べたプリンタ及びファクシミリ等の
機能を一の装置内にすべて備えて構成した、いわゆる
「複合機」についても、本発明は全く同様に適用するこ
とが可能である。
【0124】さらにまた、予め両面モードに設定された
状態で第1の搬送経路から搬送されてきた記録材が少な
くとも一方の面に既に画像が記録されたものである場合
に、記録材に画像形成を行わずに、次に第1の搬送経路
から搬送されてきた記録材に両面モードの状態で画像形
成を実行制御する制御手段を構成してもよい。
【0125】さらに、上述の各実施の形態同士、及びそ
れらと各変形例との組み合わせによる例をも含むことは
言うまでもない。
【0126】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、別
々に設けられていた裏紙検知手段と片寄り検知手段を1
つの片寄り裏紙検知手段で対応することにより、使用さ
れるセンサー数を低減してコストダウン及び省スペース
化が可能になる。
【0127】特に、表面給紙経路と裏面給紙経路が合流
する部分に当該センサーが配置されているので、従来の
ように複数段の各給紙カセットの各々にセンサーを設け
る必要もなく、この点においてもセンサー数の大幅な低
減が見込まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の全体の概略構成の一例
を示す説明図である。
【図2】図1の画像形成装置に用いられる片寄り裏紙検
知センサーの概要を示す説明図である。
【図3】図1の画像形成装置に用いられる片寄り裏紙検
知センサーの概要を示す説明図である。
【図4】図1の画像形成装置に用いられる片寄り裏紙検
知センサーの概要を示す説明図である。
【図5】 図1の画像形成装置の全体の制御系の構成の
概略を示す機能ブロック図である。
【図6】図1の画像形成装置に用いられる片寄り裏紙検
知センサーの制御系の構成の概略を示す機能ブロック図
である。
【図7】本発明の画像形成装置の処理手順の一例を示す
フローチャートである。
【図8】図1の画像形成装置の表示手段及び操作手段の
概略を示す説明図である。
【図9】本発明の画像形成装置に用いられる片寄り裏紙
検知センサーの制御系の構成の他の例を示す機能ブロッ
ク図である。
【図10】本発明の画像処理装置の他の処理手順を示す
フローチャートである。
【図11】従来の画像形成装置の概略を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 画像形成装置 10 給紙カセット 20 感光体ドラム 50 片寄り裏紙検知センサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65H 7/06 B65H 7/06 85/00 85/00 G03G 15/00 106 G03G 15/00 106 21/14 21/00 372 (72)発明者 泉宮 賢二 東京都八王子市石川町2970 コニカ株式会 社内 (72)発明者 西川 英史 東京都八王子市石川町2970 コニカ株式会 社内 (72)発明者 丸山 宏之 東京都八王子市石川町2970 コニカ株式会 社内 (72)発明者 奥富 隆治 東京都八王子市石川町2970 コニカ株式会 社内 Fターム(参考) 2C061 AP03 AP04 AQ06 AR03 HH03 HJ02 HK11 HN02 HN15 HN18 HN22 2H027 DC00 DC10 DE02 DE07 DE10 ED04 EE06 EF09 EK03 EK10 FA13 FA35 FB07 FB19 FD08 GB07 GB14 ZA07 2H028 BA05 BA09 BB02 BB06 BB08 BD01 BD03 3F048 AA04 AB01 BA11 BA20 BB02 BB04 DA06 EA01 EB22 3F100 AA02 BA06 BA13 CA02 CA12 CA13 DA11 EA02 EA03

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一又は複数の記録材を載置又は収納する
    収納手段と、 前記記録材上に画像を形成する画像形成手段と、 前記収納手段より前記画像形成手段に向けて前記記録材
    が搬送される第1の搬送経路と、前記記録材の両面に画
    像形成される際に一方の面に画像形成された後に前記記
    録材が反転された状態で画像形成手段に向けて搬送され
    る第2の搬送経路と、を構成する搬送系を備えた画像形
    成装置であって、 前記第1の搬送経路と前記2の搬送経路とが合流する領
    域に、前記第1の搬送経路から搬送されてきた前記記録
    材が少なくとも一面に既に画像が記録されたものである
    か否かを検知するとともに、前記第2の搬送経路から搬
    送されてきた前記記録材の反転前の記録材に対する片寄
    り、収縮度合を検知する検知手段を設けたことを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 一又は複数の記録材を載置又は収納する
    収納手段と、 前記記録材上に画像を形成する画像形成手段と、 前記収納手段より前記画像形成手段に向けて前記記録材
    が搬送される第1の搬送経路と、前記記録材の両面に画
    像形成される際に一方の面に画像形成された後に前記記
    録材が反転された状態で画像形成手段に向けて搬送され
    る第2の搬送経路と、を構成する搬送系を備えた画像形
    成装置であって、 前記第1の搬送経路と前記2の搬送経路とが合流する領
    域に、前記第1の搬送経路から搬送されてきた前記記録
    材が少なくとも一面に既に画像が記録されたものである
    か否かを検知するとともに、前記第2の搬送経路から搬
    送されてきた前記記録材の反転前の記録材に対する片寄
    り、収縮度合を検知する検知手段と、 前記検知手段での検知結果に基づき、前記第1の搬送経
    路から搬送されてきた前記記録材が少なくとも一面に既
    に画像が記録されたものである場合に、画像形成を停止
    させるように制御する制御手段と、 を含むことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 一又は複数の記録材を載置又は収納する
    収納手段と、 前記記録材上に画像を形成する画像形成手段と、 前記収納手段より前記画像形成手段に向けて前記記録材
    が搬送される第1の搬送経路と、前記記録材の両面に画
    像形成される際に一方の面に画像形成された後に前記記
    録材が反転された状態で画像形成手段に向けて搬送され
    る第2の搬送経路と、を構成する搬送系を備えた画像形
    成装置であって、 前記第1の搬送経路と前記2の搬送経路とが合流する領
    域に、前記第1の搬送経路から搬送されてきた前記記録
    材が少なくとも一面に既に画像が記録されたものである
    か否かを検知するとともに、前記第2の搬送経路から搬
    送されてきた前記記録材の反転前の記録材に対する片寄
    り、収縮度合を検知する検知手段と、 前記検知手段での検知結果に基づき、前記第1の搬送経
    路から搬送されてきた前記記録材が少なくとも一面に既
    に画像が記録されたものである場合に、画像形成を停止
    させて前記記録材を機外に排紙するように制御する制御
    手段と、 を含むことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 一又は複数の記録材を載置又は収納する
    収納手段と、 前記記録材上に画像を形成する画像形成手段と、 前記収納手段より前記画像形成手段に向けて前記記録材
    が搬送される第1の搬送経路と、前記記録材の両面に画
    像形成される際に一方の面に画像形成された後に前記記
    録材が反転された状態で画像形成手段に向けて搬送され
    る第2の搬送経路と、を構成する搬送系を備えた画像形
    成装置であって、 前記第1の搬送経路と前記2の搬送経路とが合流する領
    域に、前記第1の搬送経路から搬送されてきた前記記録
    材が少なくとも一面に既に画像が記録されたものである
    か否かを検知するとともに、前記第2の搬送経路から搬
    送されてきた前記記録材の反転前の記録材に対する片寄
    り、収縮度合を検知する検知手段と、 前記検知手段での検知結果に基づき、前記第1の搬送経
    路から搬送されてきた前記記録材が少なくとも一面に既
    に画像が記録されたものである場合に、画像形成を停止
    させるように制御する制御手段と、 少なくとも画像形成に関する設定画面を表示した表示手
    段と、 を含み、 前記制御手段は、前記設定画面にエラー表示を行うよう
    に制御することを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 一又は複数の記録材を載置又は収納する
    収納手段と、 前記記録材上に画像を形成する画像形成手段と、 前記収納手段より前記画像形成手段に向けて前記記録材
    が搬送される第1の搬送経路と、前記記録材の両面に画
    像形成される際に一方の面に画像形成された後に前記記
    録材が反転された状態で画像形成手段に向けて搬送され
    る第2の搬送経路と、を構成する搬送系を備えた画像形
    成装置であって、 前記第1の搬送経路と前記2の搬送経路とが合流する領
    域に、前記第1の搬送経路から搬送されてきた前記記録
    材が少なくとも一面に既に画像が記録されたものである
    か否かを検知するとともに、前記第2の搬送経路から搬
    送されてきた前記記録材の反転前の記録材に対する片寄
    り、収縮度合を検知する検知手段と、 前記検知手段での検知結果に基づき、予め両面モードに
    設定された状態で前記第1の搬送経路から搬送されてき
    た前記記録材が少なくとも一方の面に既に画像が記録さ
    れたものである場合に、片面モードに移行して当該画像
    が記録されていない他方の面に画像形成を行うように制
    御する制御手段と、 を含むことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 一又は複数の記録材を載置又は収納する
    収納手段と、 前記記録材上に画像を形成する画像形成手段と、 前記収納手段より前記画像形成手段に向けて前記記録材
    が搬送される第1の搬送経路と、前記記録材の両面に画
    像形成される際に一方の面に画像形成された後に前記記
    録材が反転された状態で画像形成手段に向けて搬送され
    る第2の搬送経路と、を構成する搬送系を備えた画像形
    成装置であって、 前記第1の搬送経路と前記2の搬送経路とが合流する領
    域に、前記第1の搬送経路から搬送されてきた前記記録
    材が少なくとも一面に既に画像が記録されたものである
    か否かを検知するとともに、前記第2の搬送経路から搬
    送されてきた前記記録材の反転前の記録材に対する片寄
    り、収縮度合を検知する検知手段と、 前記検知手段での検知結果に基づき、予め両面モードに
    設定された状態で前記第1の搬送経路から搬送されてき
    た前記記録材が少なくとも一方の面に既に画像が記録さ
    れたものである場合に、前記記録材に画像形成を行わず
    に、次に前記第1の搬送経路から搬送されてきた前記記
    録材に両面モードの状態で画像形成を実行制御する制御
    手段と、 を含むことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記検知手段での検知
    結果に基づき、前記記録材に対する画像書き出しタイミ
    ングを補正する画像書出タイミング補正手段を含むこと
    を特徴とする請求項2乃至請求項6のいずれか一項に記
    載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記検知手段は、前記記録材の搬送方向
    に沿った端縁より外方に突出して配置されることを特徴
    とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の画
    像形成装置。
  9. 【請求項9】 ファクシミリ手順で画像形成を行う第1
    のモード、情報処理装置からのデータにより画像形成を
    行う第2のモード、原稿読取手段からの画像情報に基づ
    いて画像形成を行う第3のモード、をモード切換により
    使用するように形成された請求項1乃至請求項8のいず
    れか一項に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 一又は複数の記録材を載置又は収納す
    る収納手段より前記記録材を給送し、原稿の両面の各画
    像を、前記記録材上に画像形成する画像形成方法であっ
    て、 前記記録材の反転前の記録材に対する片寄り、収縮度合
    を検知する検知手段を用いて、前記記録材が少なくとも
    一面に既に画像が記録されたものであるか否かを検知す
    るステップと、 前記記録材が少なくとも一面に既に画像が記録されたも
    のである場合に、前記記録材への画像形成を停止させる
    ステップと、 を含むことを特徴とする画像形成方法。
  11. 【請求項11】 画像形成停止後、少なくとも画像形成
    に関する設定画面を表示した表示手段に、エラー表示を
    行うようにするステップをさらに有することを特徴とす
    る請求項10に記載の画像形成方法。
  12. 【請求項12】 一又は複数の記録材を載置又は収納す
    る収納手段より前記記録材を給送し、原稿の両面の各画
    像を、前記記録材上に画像形成する画像形成方法であっ
    て、 前記記録材の反転前の記録材に対する片寄り、収縮度合
    を検知する検知手段を用いて、前記記録材が少なくとも
    一面に既に画像が記録されたものであるか否かを検知す
    るステップと、 前記記録材が少なくとも一面に既に画像が記録されたも
    のである場合に、少なくとも画像形成に関する設定画面
    を表示した表示手段に、エラー表示を行うようにするス
    テップと、 を含むことを特徴とする画像形成方法。
  13. 【請求項13】 一又は複数の記録材を載置又は収納す
    る収納手段より前記記録材を給送し、原稿の両面の各画
    像を、前記記録材上に画像形成する画像形成方法であっ
    て、 前記記録材の反転前の記録材に対する片寄り、収縮度合
    を検知する検知手段を用いて、前記記録材が少なくとも
    一面に既に画像が記録されたものであるか否かを検知す
    るステップと、 前記記録材が少なくとも一面に既に画像が記録されたも
    のである場合に、片面モードに移行し、当該画像が記録
    されていない他方の面に画像形成を行うステップと、 を含むことを特徴とする画像形成方法。
  14. 【請求項14】 前記他方の面の画像形成後、原稿の画
    像があるか否かを判断するステップと、 原稿の画像がある場合に、新たな記録材の一方の面に画
    像形成を行うステップと、 をさらに有することを特徴とする請求項13に記載の画
    像形成方法。
  15. 【請求項15】 一又は複数の記録材を載置又は収納す
    る収納手段より前記記録材を給送し、原稿の両面の各画
    像を、前記記録材上に画像形成する画像形成方法であっ
    て、 前記記録材の反転前の記録材に対する片寄り、収縮度合
    を検知する検知手段を用いて、前記記録材が少なくとも
    一面に既に画像が記録されたものであるか否かを検知す
    るステップと、 前記記録材が少なくとも一面に既に画像が記録されたも
    のである場合に、当該画像が記録されていない他方の面
    に画像形成を行うステップと、 新たな記録材の一方の面に画像形成を行い、原稿の両面
    画像形成を行うステップと、 を含むことを特徴とする画像形成方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006054880A (ja) * 2004-08-13 2006-02-23 Xerox Corp センサ共有による複数オブジェクト源の管理及び選択
JP2007011183A (ja) * 2005-07-04 2007-01-18 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
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WO2024024782A1 (ja) * 2022-07-27 2024-02-01 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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