JP2801511B2 - シート給送装置及び画像形成装置 - Google Patents
シート給送装置及び画像形成装置Info
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- JP2801511B2 JP2801511B2 JP5290747A JP29074793A JP2801511B2 JP 2801511 B2 JP2801511 B2 JP 2801511B2 JP 5290747 A JP5290747 A JP 5290747A JP 29074793 A JP29074793 A JP 29074793A JP 2801511 B2 JP2801511 B2 JP 2801511B2
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Description
ァクシミリ等の画像形成装置に設けられるシート給送装
置に関するものであり、特に、シート最上位の高さを略
一定に保つためのリフター機構を設けたシート給送装置
に関する。
送装置において、積載されているシートの最上位の高さ
を略一定に保つためのリフター機構を設け、一定の高さ
からシートを給紙ローラ等の給送手段により送り出すよ
うにしたものがある。
最上位の高さを一定に保つための制御は、従来、シート
の最上面にレバーを当接させ、このレバーの変位をフォ
トセンサ等の電気的センサで検知し、この検知に基づい
てシートを積載している載置台を昇降するための専用の
モータ、電磁クラッチ、強力なソレノイドなどの電気的
なアクチュエーターを適宜駆動させることよって行われ
ていた。
給送手段をリフター機構で高さが一定にされた最上位の
シートに当接、離間させるようにしたものがある。これ
は、シートを一枚送り出したときに給送手段を送り出し
たシートから離間させることによりシートに加わる負荷
(バックテンション)を低減するために行われる。
接、離間させるための機構は、リフター機構と同様に専
用のモータ、電磁クラッチ、ソレノイド等の電気的なア
クチュエータが用いられている。
の上記リフター機構や上記給送手段を移動させる機構を
有するシート給送装置では次のような問題点を有してい
た。 1)電気的センサーやアクチュエータ等を用いるため、
コスト高となる。また、電気容量が必要である。 2)電気的センサーやアクチュエータ等を電気的に接続
するための配線等が増加して誤配線等の配線ミス等を招
きやすい。 3)給紙系の制御シーケンスが複雑となり、誤動作の原
因ともなり易い。
ので、低コストで組み付け性がよく、かつ、誤動作等の
発生を防止することのできるシート給送装置を提供する
ことにある。
する載置手段を有し、装置本体に着脱自在なシートカセ
ットと、上下に揺動自在に支持され、前記シート載置手
段に載置されたシートの最上位のシートに当接して該シ
ートを送り出す給送手段と、前記給送手段を最上位のシ
ートに当接させるために下降させ、該シートから離間さ
せるために上昇させる揺動手段と、回転駆動が伝達され
たときにリフトアーム爪を揺動させる作動部材と、前記
リフトアーム爪に噛合い可能に設けられ、該リフトアー
ム爪の揺動により回転するラチェットギアと、前記ラチ
ェットギアの回転により前記シート載置手段を上昇させ
るリフト部と、前記給送手段と前記シート載置手段に載
置されているシートの最上面との当接位置に応じて前記
作動部材に適宜回転駆動を伝達して、前記シート載置手
段を上昇させてシートの最上面を一定の高さに維持させ
るための回転制御手段と、前記シートカセットが装置本
体に装着されたときに、下がった位置にある前記給送手
段を前記揺動手段が上昇させないように前記揺動手段を
ロックし、前記シート載置手段の上昇によって上昇する
シートの最上面に押し上げられて前記給送手段が所定の
高さに上昇したときに前記揺動手段のロックを解除する
ロック手段と、を有することを特徴とする。
が下降してシート載置手段に載置されているシートの最
上位のシートに当接して該シートを送り出し、シートが
順次送り出されて最上面が低下すると、回転制御手段が
作動部材に回転を伝達してリフトアーム爪を揺動させて
ラチェットギアを回転させることによりリフト部がシー
ト載置手段を上昇させて、シートの最上面が一定の位置
となるようにする。
出されて再び装着されるときには、下がった位置にある
給送手段を揺動手段が上昇させないように揺動手段をロ
ックしているため、回転制御手段が回転を作動部材に伝
達して、載置されているシートの最上面が給送可能な所
定の位置になるまでシート載置手段が上昇される。そし
てロック手段のロックが解除され、その後は、上述した
シートの最上面が一定の位置となるようにする制御が行
われる。
図15に基づいてい説明する。図1は、シートカセット
4を矢印方向から装置本体に装着しようとしている状態
を示している。
ラ、3はピックアップローラをそれぞれ示しており、こ
れらの3個のローラによって、シートカセット4内に積
載収納されているシートSを1枚ずつ分離給送する。
モータが設けられており、ステッピングモータからの駆
動力はフィードローラ1の軸1a及びリタードローラ2
の軸2aに伝達される。ピックアップローラ3は、フィ
ードローラ1の駆動力が図示しないギア列を介して伝達
されて回転するようになっている。
な支持部材に支持されており、フィードローラ1に対し
て接離可能となっている。リタードローラ2の軸2aに
は、図示しないトルクリミッタが設けられており、トル
クリミッタによりリタードローラ2の正転逆転が制御さ
れる。
ラ3を支持しているローラホルダであり、このローラホ
ルダ5はフィードローラ1の軸1aに揺動自在に支持さ
れており、これによりピックアップローラ3はフィード
ローラ1の軸1a回りに揺動自在に支持される。6はピ
ックアップローラの軸(以下、ピックアップローラ軸と
いう)であり、フレーム7に形成されている長穴8を挿
通して図1中右方向に延びている。
ックアップローラ3をシートカセット4の装着に連動し
て上下動させるための機構が設けられている。この機構
は、図3及び図4に示すように、レバー部材40と、レ
バー部材40を時計方向に付勢するバネ45とから構成
されている。レバー部材40は金属の線材で形成され、
フレーム7に一体に形成された軸受け部7aに揺動自在
に支持されていて、長穴8に挿通されているピックアッ
プローラ軸6を押し上げるための押し上げ部40aと、
シートカセット4が装置本体に装着されたときに押圧さ
れてレバー部材40をバネ45の付勢力に抗して揺動さ
せる当接部40bとから構成される。
された軸9には、リフトアームレバー10が回動自在に
取り付けられており、このリフトアームレバー10は一
端に取り付けられているバネ11によって図1中時計方
向に付勢されている。そして、このリフトアームレバー
10の一端にピックアップローラ軸6が当接している。
また、リフトアームレバー10の他端はピックアップカ
ム12の近傍に延びていて、ピックアップカム12が回
転することによりリフトアームレバー10を揺動させ
る。これにより、ピックアップカム12が回転すること
によりリフトアームレバー10を介してピックアップロ
ーラ軸6を上下させてピックアップローラ3を上下動さ
せる。
バー10が摺接するカム部12aと、駆動ギア13と噛
み合い可能なギア部12bとから構成されており、この
ギア部12bは一部分歯がない、いわゆる欠け歯ギアと
なっている。このピックアップカム12は図1中反時計
方向に不図示のバネ等の付勢手段により付勢されてい
て、フラッパタイプのソレノイド14によって、付勢手
段の付勢力に抗して回転が規制されている。また、装置
本体のメインモータ15からの駆動力は、ギア16を介
して駆動ギア13に伝達され、駆動ギア13は常時回転
している。
関して詳細に説明する。
されており、ギア17はその同軸上にリフトアップカム
18を備えている。このギア17は、前記駆動ギア13
と噛み合い可能に設けられており、一部分歯がない欠け
歯ギアである。また、ギア17は図示しない付勢手段に
より反時計回りに付勢されている。
りに揺動自在に支持されていて、爪部19a(図10に
図示)がバネ19bにより扇形ラチェットギア22の歯
面に歯合するように付勢されている。そして、リフトア
ーム爪19は、リフトアップカム18の回転によって軸
20の回りに揺動し、扇形ラチェットギア22を一歯ず
つ図1中反時計回りの方向に回転する。
可能に支持されたリフトロック爪21の爪部21a(図
13に図示)がバネ21bにより付勢されており、扇形
ラチェットギア22の逆転(図1中時計回りの回転)を
防止している。
ック爪21が扇形ラチェットギア22の逆転を防止した
状態でリフトアーム爪19が扇形ラチェットギア22を
回転させて、扇形ラチェットギア22と一体成形された
リフトアップ部材23をシートカセット4に形成されて
いる開口4aから上昇させ、これによってシートカセッ
ト4内のシートSをリフトアップする。なお、シートカ
セット4は、揺動自在な中板4bを備えており、この中
板4bにシートSが積載され、下側からリフトアップ部
材23のリフト部23aが揺動することによりシートが
持ち上げられる。
23の構成を説明する。
アップ部材23であり、リフト部23a、扇形ラチェッ
トギア22及びそれぞれを連結する連結軸部23bを一
体に形成している。このリフトアップ部材23は、例え
ばガラス入りの樹脂等から構成して剛性の高いものとす
るとよい。
に必要な摺動性を有するポリアセタール系等の樹脂を用
い、リフト部23a及び連結軸部23bには剛性の強い
例えばガラス入りの樹脂等を用いた二体構成としたリフ
トアップ部材23である。扇形ラチェットギア22は、
ボスと穴との嵌合により連結軸部23bに位置決めさ
れ、ねじ27により強固に固定されている。
リフトアップ部材23では、大きな重量に耐えられるた
め、例えば大サイズのシートや大量にシートを積載可能
なシートカセットに関しても十分に対応可能となってい
る。また、一体構成のものでは扇形ラチェットギア22
とリフト部23aとの位相ずれが発生せず、また二体構
成のものでも位相ずれを極力防止することができるた
め、シートSの高さ制御を精度よく行うことができる。
バーである。このリフタートリガーレバー24は、フレ
ーム7から一体的に成形された軸9の回りに揺動可能に
支持され、バネ25によって図1中時計方向に付勢され
ている。リフタートリガーレバー24の一端は、先に述
べたリフトアップカム18と一体の欠け歯ギア17の回
転を規制する規制部材としての機能を有しており、歯欠
けギア17の歯欠け部分が駆動ギア13に対向している
状態で歯欠けギア17の回転を規制している。リフター
トリガーレバー24の他端は、ピックアップローラ3が
所定の高さまで下がったときにピックアップローラ3の
軸6と当接するように位置している。
高さに下がったときにリフタートリガーレバー24が回
転してその一端の規制部分がリフトアップカム18の回
転規制を解除することによって、リフトアップカム18
が図示しない付勢手段により微小回転する。この回転に
より欠け歯ギア17と駆動ギア13とが噛み合ってリフ
トアップカム18が回転し、リフトア−ム爪19が揺動
して扇形ラチェットギア22を回転させてリフトアップ
部材23を上昇させる。また、リフトアップ部材23が
上昇しシートSを介してピックアップローラ3が上昇す
ると、リフタートリガーレバー24が時計方向に回転復
帰して、再びリフトアップカム18の回転を規制する。
バネ25により図1中時計方向に付勢されていて、爪部
aとピックアップローラ軸6の上側にせり出す形状のひ
さし部bとが形成されている。爪部aは、リフトアップ
レバー10が最下位に移動した状態で先端が引っ掛かり
ロックする働きがあり、ひさし部bは、ピックアップロ
ーラ軸6が上昇するときに当接してピックアップロック
レバー30をバネ25の付勢力に抗して図1中反時計方
向に回転させ、リフトアップレバー10の先端を爪部a
から解除してリフトアップレバー10を上昇させる働き
を有している。
ためのフォトセンサであり、32は連結レバーであっ
て、該連結レバー32は軸33に揺動可能に支持されて
いる。
ラッチ爪41が回動可能に取り付けられており、ラッチ
爪41はロッド47を介して装置正面側に設けられてい
る把手48と連結されている。ラッチ爪41は通常はバ
ネ46により反時計方向に付勢されているが、把手48
を引くことにより時計方向に回転する。
に設けられているラッチ爪41が嵌合することにより揺
動するようになっている。図5のaに示すように、シー
トカセット4が装着されていないときには、連結レバー
32は下がっており、シートカセット4が装着される
と、図5のbに示すように、ラッチ爪41が連結レバー
32に嵌合すると共に連結レバー32を回動して上昇さ
せる。ラッチ爪41と連結レバー32が嵌合したときに
は、ラッチ爪41の爪部41aがフレーム7に形成され
ている係合部7bに係合することによりシートカセット
4が固定される。なお、連結レバー32にはフォトセン
サ31を遮光するためのフラグ32aが一体に形成され
ており、シートカセット4の装着時にこのフラグ32a
がフォトセンサ31を遮光してシートカセット4の装着
を検知する。
18の近傍に突出してシートカセット4が装着されない
状態のときに連結レバー32が下側に位置しているとき
には、リフトアップカム18の回転を規制するようにな
っている。この状態では、リフタートリガーレバー24
の位置に関係なくリフトアップカム18は回転すること
ができない。シートカセット4が装着されて連結レバー
32が上昇すると、リフトアップカム18の回転規制は
リフタートリガーレバー24に委ねられる。
トアップカム18に用いられている欠け歯ギア12b及
び17について図6及び図7に基づいて説明する。な
お、図6は従来の欠け歯ギアの例を示すものである。
ギア12b及び17は歯合する相手側ギアである駆動ギ
ア13との噛み始める部分12c及び17aの歯幅が他
の部分よりも狭くなっており、さらに噛み始めの部分に
近づくにつれて徐々に狭くなるように形成されている。
ア13との噛み始め部分12c及び17aの内側には肉
盗み部12d及び17bが形成されおり、これにより歯
の噛み合い時の衝撃を緩衝することができる。
径方向から見た図)に示すように、歯合する互いのギア
の軸の平行度が僅かに狂っていても歯先同士のぶつかり
合いを極力避けることができる。これは、図6に示す従
来の欠け歯ギアと比較して分るように、噛み始める瞬間
の歯先線の交差量Cが従来のものの交差量Cp (図6の
bに示す)と比べても非常に小さくなっていることから
も理解できる。
幅を他の部分よりも狭くして他の部分の歯の剛性の低下
を防いでいるが、例えば剛性の高い材料で形成すれば、
歯の部分全部を相手側のギアの歯幅よりも狭くすること
もできる。
動作を説明する。
ット4が装着される前は、図1、図8及び図10のaに
示すように、装置本体側のメインモータ15の駆動力に
よって駆動ギア13が連続的に回転しているが、ピック
アップカム12及びリフトアップカム18のいずれも欠
け歯部分が駆動ギア13に対向しているため、回転の伝
達が規制されて動作が停止状態となっている。
も下がった状態であり、ピックアップローラ3は最も上
がった状態に、リフトアップレバー10によりピックア
ップローラ軸6が押し上げられることによって保持され
ている。なお、図3のaに示すように、レバー部材40
もピックアップローラ軸6を持ち上げる位置に維持され
ている。この時には、図5のaに示すように、連結レバ
ー32は下がった状態にあり、フラグ32aがフォトセ
ンサ31を遮光していないためシートカセット4の装着
は検知されていない。
状態を説明する。
と、図5のbに示すように、シートカセット4のラッチ
爪41により連結レバー32が回動して持ち上げられ、
フラグ32aがフォトセンサ31を遮光してシートカセ
ット4の装着を検知する。
カセット4の装着が検知されると、ソレノイド14が作
動して、ピックアップカム12の回転規制を解除する。
これにより、ピックアップカム12は図示しない付勢手
段により微小回転してピックアップカム12のギア部1
2aと駆動ギア13とが噛み合い、駆動が伝達されてピ
ックアップカム12が矢印方向に1回転する。このギア
の噛み合い時に上述したように、欠け歯ギアであるギア
部12bの噛み始め部分12cが駆動ギア13より狭く
設定されているため、円滑に噛み合いが行われて衝突音
などの異音が発生することがない。1回転すると、ギア
部12aの欠け歯部が再び駆動ギア13と対向して駆動
の伝達が遮断される。
リフトアップレバー10が下がってその一端がピックア
ップロックレバー30の爪部分aに引っ掛かりリフトア
ップレバー10がロックされる。このとき、ピックアッ
プローラ3は自重または図示しないバネ等の付勢手段に
より下降する。この下降によりピックアップローラ軸6
が下がりリフタートリガーレバー24を回動させること
によりリフタートリガーレバー24の他端がリフトアッ
プカム18の回転規制位置から解除される。なお、レバ
ー部材40は、図3bに示すように、シートカセット4
の装着によりピックアップローラ軸6の持ち上げ位置か
ら下がった位置に移動しているため、ピックアップロー
ラ軸6の下降を規制することはない。
一体に形成されている欠け歯ギア17が駆動ギア13と
噛み合って回転し、リフトアーム爪19を揺動させる。
これにより扇形ラチェットギア22が反時計方向に回転
し、リフトアップ部材23のリフト部23aが回転して
シートカセット4内のシートが持ち上げられる(図11
及び図13のaに示す状態)。なお、このギアの噛み合
い時も上述したように、欠け歯ギア17の噛み始め部分
17aが駆動ギア13より狭く設定されているため、円
滑に噛み合いが行われて衝突音などの異音が発生するこ
とがない。
ーラ3が上昇し、ピックアップローラ軸6が所定の高さ
まで上昇すると、ピックアップロックレバー30のひさ
し部bが持ち上げられてピックアップロックレバー30
が反時計方向に回転してリフトアップレバー10のロッ
クが解除される。この解除された瞬間に、リフトアップ
レバー10はバネ11の作用によってピックアップロー
ラ3を最も上昇させた状態に持ち上げて、装置をシート
給送可能なスタンバイ状態にする(図12及び図13の
bに示す状態)。
開始信号に連動してソレノイド14を作動させることに
より、ピックアップカム12を回転させ、リフトアップ
レバー10を揺動させて、ピックアップローラ軸6を下
降させるが、ピックアップローラ3はシートSの紙面高
さ(最上面)よりも低い位置に下がらないので、ピック
アップローラ軸6によってピックアップロックレバー3
0の動きが規制され、図14に示す位置よりも時計方向
には回転しない。したがって、リフトアップレバー10
が下がった位置でピックアップロックレバー30により
ロックされることはなく、ピックアップローラ軸6が下
がった位置で固定されることはない。
角速度によって決められた時間だけピックアップローラ
3はシートの最上面に当接し、その後シートから離間し
て上昇する。この間に、不図示のステッピングモータに
よってフィードローラ1、リタードローラ2及びピック
アップローラ3が駆動されてシートカセット4からシー
トSを一枚づつ分離して送り出す。
ると、リフタートリガーレバー24の一端部がピックア
ップローラ軸6によって押し下げられ、リフトアップカ
ム18の回転規制部材がはずれ、1ラッチ分だけ扇形ラ
チェットギア22が回転してリフトアップ部材23のリ
フト部23aによりシートSを上昇させる。この動作の
繰り返しにより紙面高さが略一定に維持される。
プローラ3はシートSをカセット4から繰り出すときだ
けシートSに当接し、それ以外の時はシートSから上方
に離間することで、フィードローラ1とリタードローラ
2とによるシートSの重送防止力を最大限に発揮でき、
重送を確実に防止することができる。
トカセット4が装置本体に装着された後の最初の1枚目
のシート給送時のシート最上位の高さの設定について説
明する。
ター機構がシートを上昇させ、ピックアップロックレバ
ー30がリフトアップレバー10を解除し、リフトアッ
プレバー10によってピックアップローラ3が軸6を介
して跳ね上げられる。この跳ね上げ過程において、リフ
タートリガーレバー24がリフトアップカム18の回転
規制位置に移動することによりリフター機構によるシー
トSの上昇動作を停止する。すなわち、ピックアップロ
ックレバー30がリフトアップレバー10を解除するタ
イミングによってシート最上位の位置が決定され、この
解除タイミングは、図15に示すように、ピックアップ
ロックレバー30の形状によって適宜設定することがで
きる。このスタンバイ状態のときのシート最上位の高さ
P1 とする。
上述したように、シートSの量が減少してシート最上位
の高さがP2 になると、リフタートリガーレバー24が
リフトアップカム18の回転規制位置から移動して規制
を解除する。これにより、リフトアップカム18が回転
してリフトアーム爪19を揺動させ、扇形ラチェットギ
ア22をラチェット1歯分だけ反時計方向に回転し、リ
フトアップ部材23によりシートSを持ち上げる。この
ラチェット1歯分によるシートSの移動量ΔPをとし、
移動した後のシート最上位の高さをP3 とする(図16
参照)。
満たすことが最も理想的である。
機能し、実験的には次の式を満足すれば良いことが確認
できている。
1 を設定することにより最適な給紙が行える。
合について説明する。例えば、P2−5mm>P1 とした
場合には、図17のaに示すように、シートカセット4
を装着してスタンバイ状態となったときのシート最上位
が低くなり過ぎてしまい、ピックアップローラ3により
送り出したシートが分離手段であるリタードローラ2に
衝突してしまいジャム等の給送不良を発生する虞があ
る。
図17のbに示すように、スタンバイ状態でのシート最
上位が高くなり過ぎてしまい、ピックアップローラ3に
より送り出したシートが分離手段であるフィードローラ
1に衝突してしまいジャム等の給送不良を発生する虞が
ある。したがって、このような問題を起こさないために
上記シート最上位の高さの最適な設定が必要となる。
トカセット4の装置本体からの引き抜きについて説明す
る。シートカセット4を装置本体から引き抜く際には、
シートカセット4の把手48を操作することにより、シ
ートカセット4側のラッチ爪41が下がり、これによっ
て連結レバー32が下がることによりリフトアップカム
18の回転が規制される。同時に、リフトアーム爪1
9、リフトロック爪21の両方が扇形ラチェットギア2
2から解除されてこれと一体成形されたリフト部分が下
がって紙面が下がりシートカセット4が装置本体から抜
き出し可能となる。
切ってしまい装置本体のメインモータ15が停止したと
きなどには、ピックアップカム12が駆動ギア13と噛
み合った状態で停止してしまう場合がある。この場合
に、ピックアップカム12の位相によってはリフトアッ
プレバー10が最も低い位置に停止してしまうことがあ
り、この時には、ピックアップローラ3がシートカセッ
ト4内の最も低い位置に位置してしまいシートカセット
4が非常に抜きにくくなってしまう。
ように、シートカセット4の着脱に連動してピックアッ
プローラ3を上下に移動するレバー部材40の作用によ
り、シートカセット4を少し引き出すことによりピック
アップローラ3を上昇させ、シートカセット4の抜き出
しを容易にすることができる。
をフォトセンサ31により検知し、該検知に基づきソレ
ノイドを作動させてスタンバイ状態にセットしている
が、図18に示す構成によってスタンバイ状態にセット
するようにしてもよい。
カセット4のラッチ爪41がフレーム7と係合するとき
にラッチ爪41が回転し、連結レバー32を図中下方向
に押し下げる。このとき、連結レバー32の係合部32
bによってリフトアップレバー10を図中下方向に引き
下げることにより、リフトアップレバー10をピックア
ップロックレバー30により固定する。この固定状態
で、リフトアーム爪19が揺動し、扇形ラチェットギア
22が反時計方向に回転して、リフトアップ部材23に
よりシートカセット4内のシートが持ち上げられる。こ
の後の動作は上記実施例と同じである。なお、ラッチ爪
41が連結レバー32に嵌合した後は、連結レバー32
が上昇しているため、係合部32bがリフトアップレバ
ー10の上下動を妨げることはない(図18のcに示す
状態)。
に、シートカセット4の装着動作に連動させてリフトア
ップレバー10をリフトアップロックレバー30によっ
て固定するようにしたものでは、図18に示すような、
シートカセット4の装着を検知するフォトセンサ31を
用いなくてもスタンバイ状態にセットすることが可能と
なる。
装置を備えた画像形成装置について説明する。なお、本
実施例では、画像形成装置としてレーザービームプリン
タを用いたものについて説明する。
から装着するフロントローディングタイプであり、シー
トカセット4に積載されているシートはシートカセット
4の装着方向と直交する方向に送り出される。
は、画像形成部101及び後述する定着部109を通っ
て排出される。画像形成部101には、プリンタ100
から着脱自在なプロセスカートリッジ102が設けられ
ており、このプロセスカートリッジ102には、像担持
体である電写真感光ドラム103が、感光ドラム103
の表面を帯電させる帯電手段104、感光ドラム103
にトナー像を形成する現像手段105、感光ドラム10
3の表面に残留したトナーを除去するためのクリーニン
グ手段106等が設けられている。感光ドラム103
は、画像信号に応じてスキャナー部107から照射され
る画像光により露光される。
103の表面に形成されたトナー像をシートに転写する
ための転写ローラ108が設けられている。この転写ロ
ーラ108は感光ドラム103にシートカセット4から
送り出されたシートを押圧するものであり、転写ローラ
108にトナー像と逆極性の電圧を印加することによっ
て、感光ドラム103上のトナー像をシートに転写す
る。
れたシートは、定着部109に送られる。この定着部1
09には定着ローラ110が配置されており、この定着
ローラ110によって熱及び圧力が加えられてトナー像
がシートに定着される。
されたシートはプロセスカートリッジ102及び転写ロ
ーラ108によりトナー像が転写され、定着部109に
より転写されたトナー像が定着されて排出される。
ットが装置本体に装着されたときにシート載置手段が下
がっている状態であっても、下がった位置にある給送手
段を揺動手段が上昇させないように揺動手段をロックし
ているため、回転制御手段がすぐに回転を作動部材に伝
達して、リフトアーム爪及びラチェットギアを介してリ
フト部がシート載置手段を載置されているシートを給送
可能な位置まで迅速に上昇させることができる。
置の一例を示す斜視図
プ部材の一例を示す斜視図
装着に連動してピックアップローラの上下動を行う機構
の動作図
着動作を示す縦断面図
の状態を示す斜視図
ための開始状態を示す斜視図
着状態からスタンバイ状態にするための開始状態への動
作を示す要部拡大図
るための途中の状態を示す斜視図
す斜視図
るための途中の状態からスタンバイ状態への動作を示す
要部拡大図
を示す要部拡大図
部拡大図
シート最上位の移動範囲を示す図
シート最上位の高さ位置不良によるシート給送不良の状
態を示す図
態を示す縦断面図
プリンタの一例を示す縦断面図
Claims (7)
- 【請求項1】 シートを載置するシート載置手段を有
し、装置本体に着脱自在なシートカセットと、 上下に揺動自在に支持され、前記シート載置手段に載置
されたシートの最上位のシートに当接して該シートを送
り出す給送手段と、 前記給送手段を最上位のシートに当接させるために下降
させ、該シートから離間させるために上昇させる揺動手
段と、 回転駆動が伝達されたときにリフトアーム爪を揺動させ
る作動部材と、 前記リフトアーム爪に噛合い可能に設けられ、該リフト
アーム爪の揺動により回転するラチェットギアと、 前記ラチェットギアの回転により前記シート載置手段を
上昇させるリフト部と、 前記給送手段と前記シート載置手段に載置されているシ
ートの最上面との当接位置に応じて前記作動部材に適宜
回転駆動を伝達して、前記シート載置手段を上昇させて
シートの最上面を一定の高さに維持させるための回転制
御手段と、 前記シートカセットが装置本体に装着されたときに、下
がった位置にある前記給送手段を前記揺動手段が上昇さ
せないように前記揺動手段をロックし、前記シート載置
手段の上昇によって上昇するシートの最上面に押し上げ
られて前記給送手段が所定の高さに上昇したときに前記
揺動手段のロックを解除するロック手段と、 を有することを特徴とするシート給送装置。 - 【請求項2】 前記揺動手段は、回転駆動が伝達されて
いる駆動ギアと該駆動ギアに噛合って回転駆動が伝達さ
れる欠け歯ギアとを有し、欠け歯ギアの欠け歯部と駆動
ギアが対向したときに駆動伝達を停止して回転制御をす
るための欠け歯ギアクラッチと、前記欠け歯ギアクラッ
チによる回転伝達に連動して回転するカムと、前記カム
と前記給送手段とに係合して、カムの回転により給送手
段を揺動させる連結手段と、を有することを特徴とする
請求項1に記載のシート給送装置。 - 【請求項3】 前記ロック手段は、前記連結手段が前記
給送手段を下降させるための位置にあるときに該連結手
段の移動を規制することを特徴とする請求項2に記載の
シート給送装置。 - 【請求項4】 前記作動部材は回転することによりリフ
トアーム爪を揺動させるリフトアップカムであり、 前記回転制御手段は、回転駆動が伝達されている駆動ギ
アと該駆動ギアに噛合って回転駆動が伝達される欠け歯
ギアとを有し、欠け歯ギアの欠け歯部と駆動ギアとが対
向したときに駆動伝達を停止して回転制御をするための
欠け歯ギアクラッチと、前記給送手段の位置に応じて前
記欠け歯ギアの回転を規制可能であり、駆動ギアと欠け
歯ギアの欠け歯部とが対向した状態で欠け歯ギアを規制
したときに回転駆動を遮断し、規制を解除したときに駆
動ギアと欠け歯ギアとを噛み合わせて回転駆動を伝達す
るための規制手段とを有し、 前記リフトアップカムが前記欠け歯ギアに接続されてい
ることを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。 - 【請求項5】 前記シートカセットが装置本体に装着さ
れたときに、前記ロック手段により前記揺動手段がロッ
クされ、ロックを解除するための給送手段の所定の高さ
をP1とし、シートの給送動作に伴なってシート最上面
が低下し給送手段が低くなって前記欠け歯ギアクラッチ
の前記欠け歯ギアの規制を前記規制手段が解除する給送
手段の高さをP2とし、欠け歯ギアクラッチにより回転
駆動が伝達されてリフトアップ爪がラチェットギアを回
転させて載置されているシートを持ち上げて給送手段が
高くなり前記規制手段により前記欠け歯ギアを規制した
ときの給送手段の高さをP3としたとき、P2<P1<
P3を満足するように前記ロック手段のロックの解除タ
イミングを設定することを特徴とする請求項4に記載の
シート給送装置。 - 【請求項6】 前記シートカセットが装置本体に装着さ
れていないときに前記給送手段を上昇位置に規制する離
間手段を有し、該離間手段はシートカセットが装置本体
に装着されると給送手段の前記規制を解除することを特
徴とする請求項1に記載のシート給送装置。 - 【請求項7】 前記請求項1乃至6のいずれか1項に記
載のシート給送装置と、 前記シート給送装置によって送り出されるシートに画像
を形成する画像形成手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (11)
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---|---|---|---|
JP5290747A JP2801511B2 (ja) | 1993-11-19 | 1993-11-19 | シート給送装置及び画像形成装置 |
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EP94112901A EP0639518B1 (en) | 1993-08-19 | 1994-08-18 | Sheet supply apparatus |
EP98115106A EP0888988B1 (en) | 1993-08-19 | 1994-08-18 | Sheet supply apparatus |
ES98115106T ES2154923T3 (es) | 1993-08-19 | 1994-08-18 | Aparato para el suministro de hojas. |
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DE69421858T DE69421858T2 (de) | 1993-08-19 | 1994-08-18 | Apparat zum Zuführen von Bögen |
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CN94109107A CN1067959C (zh) | 1993-08-19 | 1994-08-19 | 供纸器 |
HK98112646A HK1011671A1 (en) | 1993-08-19 | 1998-12-01 | Sheet supply apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JP2801511B2 true JP2801511B2 (ja) | 1998-09-21 |
Family
ID=17760012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5290747A Expired - Lifetime JP2801511B2 (ja) | 1993-01-18 | 1993-11-19 | シート給送装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2801511B2 (ja) |
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JP4218509B2 (ja) * | 2003-11-26 | 2009-02-04 | 富士ゼロックス株式会社 | シート材給送装置 |
JP4340972B2 (ja) | 2004-11-30 | 2009-10-07 | ブラザー工業株式会社 | シート材供給装置及び画像形成装置 |
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Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02144347A (ja) * | 1988-11-25 | 1990-06-04 | Mita Ind Co Ltd | 給紙装置 |
-
1993
- 1993-11-19 JP JP5290747A patent/JP2801511B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02144347A (ja) * | 1988-11-25 | 1990-06-04 | Mita Ind Co Ltd | 給紙装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH07144771A (ja) | 1995-06-06 |
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