JP2002335082A - 多層プリント配線基板及び多層プリント配線基板の製造方法 - Google Patents

多層プリント配線基板及び多層プリント配線基板の製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】各導電層を低温で接続した後、高融点化するこ
とにより電子部品の表面実装時に融解しないはんだを用
いることにより耐熱性及び接続信頼性を有する多層プリ
ント配線基板を提供する。 【解決手段】導体パターン4〜7が形成され、導体パタ
ーン4〜7が対向配置されるように積層された複数のコ
ア基板10〜12と、複数のコア基板10〜12間に設
けられ導体パターン4〜7同士の絶縁を図る絶縁層1
4,15と、コア基板10〜12に形成された導体パタ
ーン4〜7同士を接続する接続部16とを備え、接続部
16は、コア基板10〜12の耐熱温度よりも融点が低
い第1の金属と、コア基板10〜12の耐熱温度よりも
融点が高い第2の金属との合金からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多層プリント配線
基板及び多層プリント配線基板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子機器の小型化、軽量化に
伴って、プリント配線基板の高密度化へのニーズも高ま
っている。このため、多層プリント配線板の製造工程に
おいても、絶縁層及び導体パターンを形成するとともに
小径の非貫通孔を形成し、絶縁層からなる層間接続層及
び導体パターンを形成して導体層を積層することにより
多層化するビルドアップ工法が多用されるようになって
いる。
【0003】このビルドアップ工法においては、導体層
の多層化を図るに際して一層づつ重ねて積層するため、
同一の工程を繰り返すこととなり、相当の時間を要す
る。また、積層する毎に歩留まりが悪くなり、各導電層
間の寸法精度が悪くなるという問題点があった。
【0004】そこで、各導電層を構成する導体パターン
が形成されたコア基板を一括して積層することにより、
多層プリント配線基板を製造する方法が考えられてい
る。
【0005】この多層プリント配線基板50を一括成型
する方法においては、図10(A)に示すように、銅張
積層板の両面に導体パターン51〜56及び導体パター
ン51〜56の導通を図るメッキスルーホール57〜5
9が形成されたコア基板60〜62を形成する。
【0006】これらコア基板60〜62は、図10
(B)に示すように、各導体パターン52,55の所定
箇所に、コア基板61に形成された導体パターン53,
54との電気的接続を図るバンプ63,64がメッキに
より形成される。
【0007】次いで、各コア基板60〜62は、基板間
にコア基板同士を接着するプリプレグ65,66が配置
され、積層編成された後、図10(C)に示すように、
加熱加圧され、多層プリント基板50が形成される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したコア基板を一
括して積層することにより、多層プリント配線基板を製
造する方法においては、各導電層の接続を銅ペースト、
スズ鉛はんだ、高融点はんだ等を用いて行っていた。し
かし、銅ペーストを用いた場合は、還元剤を用いている
ため、ファインパターンを形成するプリント配線基板の
形成には適していない。
【0009】また、スズ鉛はんだにおいては、鉛が人体
や環境に悪影響を及ぼす問題があるほか、共晶はんだを
用いた場合、融点が183℃と低く、電子部品を表面実
装する際に再溶融して体積が膨張する。そして、層間接
続用のはんだ層が溶融、膨張することにより、多層プリ
ント配線基板の各導電層は、電気的接続の信頼性が損な
われる場合があった。
【0010】さらに、高融点はんだを用いた場合、各導
電層の接続時に高融点はんだを溶融させる際、高融点は
んだの融点温度ではコア基板を形成する銅張積層板の耐
熱性が不十分である場合があった。
【0011】そこで、本発明は、各導電層を低温で接続
した後、高融点化することにより電子部品の表面実装時
に融解しないはんだを用いることにより耐熱性及び接続
信頼性を高めた多層プリント配線基板及び多層プリント
配線基板の製造方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明に係る多層プリント配線基板は、導体パ
ターンが形成され、該導体パターンが対向配置されるよ
うに積層された複数のコア基板と、上記複数のコア基板
に形成された導体パターン同士の絶縁を図る絶縁層と、
上記複数のコア基板に形成された導体パターン同士を接
続する接続部とを備え、上記接続部は、上記コア基板の
耐熱温度よりも融点が低い第1の金属と、上記コア基板
の耐熱温度よりも融点が高い第2の金属との合金からな
る。
【0013】また、本発明に係る多層プリント配線基板
の製造方法は、複数のコア基板に導体パターンを形成す
るステップと、一方の上記導体パターンに上記コア基板
の耐熱温度よりも融点が低い第1の金属層を形成し、他
方の上記導体パターンに上記コア基板の耐熱温度よりも
融点が高い金属からなる第2の金属層を形成するステッ
プと、上記導体パターン上に形成された第1の金属層と
第2の金属層とを対向させるように上記コア基板を積層
し、熱圧着することにより、上記第1の金属層と第2の
金属層の界面に上記第1の金属層と第2の金属層を構成
する金属からなる合金層を形成するステップとを有す
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用された多層プ
リント配線基板について、図面を参照して詳細に説明す
る。
【0015】本発明が適用された多層プリント配線基板
1は、導電層が6層形成された多層プリント配線基板で
あり、図1に示すように、基材3の少なくとも一方の面
に内層パターンとなる導体パターン4〜7及び多層プリ
ント配線基板1の最外層に形成され外層パターンとなる
導体パターン8,9とを備えるコア基板10〜12と、
導体パターン4と導体パターン5又は導体パターン6と
導体パターン7とを絶縁する絶縁層14,15と、この
絶縁層14,15を介して対向配置されている導体パタ
ーン4,5及び導体パターン6,7とを電気的に接続す
る接続部16とを有する。
【0016】この多層プリント配線基板1のコア基板1
0〜12は、ガラスエポキシ等の絶縁基板の両面に銅箔
が圧着された銅張積層板からなり、この銅箔上に回路パ
ターンを露光、現像した後これをエッチングすることに
より内層パターンとなる導体パターン4〜7又は外層パ
ターンとなる導体パターン8,9が形成されている。ま
た、コア基板10〜12は、適宜、所定箇所に、コア基
板10〜12の両面に形成された導体パターン4〜9同
士の電気的接続を図るメッキスルーホール18が形成さ
れている。このメッキスルーホール18は、基材3の所
定位置にドリル、レーザ等によって形成された貫通孔の
孔内を、電解又は無電解銅メッキによってメッキ処理さ
れることにより導電層が形成されている。
【0017】このコア基板10〜12に形成された導体
パターン4,5及び導体パターン6,7の絶縁を図る絶
縁層14,15は、エポキシ樹脂等の絶縁性を有する熱
硬化性樹脂が含浸されたプリプレグをコア基板10〜1
2間に配設し、熱圧着することにより形成される。コア
基板10〜12は、層間にプリプレグが配設され、熱圧
着されることにより、各導電層が絶縁されるとともに、
層間接続が図られている。
【0018】この絶縁層14,15により絶縁された導
体パターン4〜7の電気的接続を図る接続部16は、コ
ア基板の耐熱温度よりも融点が低い低融点金属とコア基
板の耐熱温度よりも融点が高い高融点金属との合金であ
る。絶縁層14により絶縁された導体パターン4,5の
電気的接続を図る接続部16を例にとって説明すると、
この接続部16は、導体パターン4の所定箇所に高融点
の金属又は低融点の金属のいずれか一方をメッキするこ
とによりバンプを形成するとともに、導体パターン5の
所定箇所に、導体パターン4上に形成された金属と異な
る、低融点の金属又は高融点の金属いずれか一方をメッ
キすることによりバンプを形成し、これら高融点金属か
らなるバンプと低融点金属からなるバンプを当接させ、
加熱することにより接合させて形成されている。
【0019】接続部16を構成する低融点金属は、融点
がコア基板10〜12の耐熱温度以下、例えば260℃
未満である。また、接続部16を構成する高融点金属
は、融点が、コア基板の耐熱温度に応じて決定される、
電子部品を外層パターンに表面実装する際のフロー又は
リフロー時における温度、例えば260℃よりも高い。
【0020】すなわち、高融点金属と低融点金属との合
金は、共晶点付近においては、該合金を構成する各金属
の融点よりも低い融点となる。したがって、接続部16
を構成する合金は、一方のバンプの材料としてコア基板
10〜12の耐熱温度未満の温度で融解する低融点金属
を選択し、コア基板10〜12を耐熱温度未満の温度で
加熱することにより低融点金属を高融点金属に拡散させ
ることにより形成される。これにより、接続部16は、
コア基板の耐熱温度以下の温度で形成される。
【0021】また、接続部16を構成する低融点金属と
高融点金属との合金は、高融点金属の組成比を多くする
ことにより、融点が高融点金属の融点側に上昇する。し
たがって、接続部16は、他方のバンプの材料としてコ
ア基板10〜12の耐熱温度以上の温度で融解する高融
点金属を選択し、低融点金属よりも組成比を多くするこ
とによりコア基板10〜12の耐熱温度より高い温度の
融点を有する合金とすることができる。これにより、接
続部16は、外層パターンとなる導体パターン8,9に
電子部品を実装する際のフロー又はリフロー時の温度に
おいても合金が融解せず、導体パターン4〜9の電気的
接続を維持することができる。また、接続部16の融点
が上昇することにより、多層プリント配線基板1は、高
温環境下における導体パターン4〜9の接続信頼性の向
上を図ることができる。
【0022】具体的に、接続部16は、図2に示すよう
に、導体パターン4にスズ(Sn)メッキによりスズメッキ
バンプ20を形成し、導体パターン5に銀(Ag)メッキに
よりバンプ21を形成し、これらスズメッキバンプ20
と銀メッキバンプ21を当接し、加熱することにより形
成される。導体パターン4に形成されたスズメッキバン
プ20は、融点が231.97℃であり、融点が96
1.93℃である銀メッキバンプ21より融点が低く、
かつ、コア基板10〜12の耐熱温度である260℃未
満とされている。
【0023】このようなスズメッキバンプ20は、銀メ
ッキバンプ21と当接された状態で加熱されることによ
り、231.97℃以上の温度で溶融し、銀メッキバン
プ21中に拡散する。したがって、接続部16は、コア
基板10〜12の耐熱温度である260℃未満の温度
で、スズメッキバンプ20と銀メッキバンプ21との界
面においてスズと銀との合金からなる合金層23が形成
される。
【0024】この合金層23は、銀メッキバンプ21中
に拡散するスズメッキバンプ20の組成比を調整するこ
とにより、融点がフロー又はリフロー時の温度よりも高
温とされている。すなわち、合金層23を構成するスズ
と銀の組成比は、図3に示すように、スズと銀の組成比
率により決定される溶融温度が260℃より高くなる組
成比、即ち、重量比で、Sn:Ag=93:7(共晶状態)
よりAgの重量比が多い組成比とされている。
【0025】したがって、Ag-Snの合金層23からなる
接合部16は、コア基板10〜12の耐熱温度以下の温
度で形成され、また、外層パターンとなる導体パターン
8,9に電子部品を実装する際のフロー又はリフロー温
度においても合金が融解せず、導体パターン4〜9の電
気的接続を維持することができる。さらに、接続部16
の融点が上昇することにより、多層プリント配線基板1
は、高温環境下における導体パターン4〜9の接続信頼
性の向上を図ることができる。
【0026】以上のような接続部16は、スズと銀の合
金により、各導体パターン4,5を電気的に接続させ
る。また、接続部16は、スズと銀の合金が形成される
ことにより、融点がコア基板の耐熱温度よりも上がる。
したがって、多層プリント配線基板1は、外層パターン
となる導体パターン8,9上に電子部品を表面実装する
フロー又はリフロー工程においてコア基板の耐熱温度に
より決定されるフロー温度下又はリフロー温度下でも、
接続部16が融解することなく、導体パターン4〜7の
電気的接続を維持することができる。また、接続部16
の融点が上昇することにより、多層プリント配線基板1
は、高温環境下における導体パターン4〜9の接続信頼
性の向上を図ることができる。
【0027】なお、上述のようにコア基板の耐熱温度以
下の温度で融解し、コア基板の耐熱温度以上の融点を有
する合金を形成する金属としてスズと銀からなる合金Ag
-Snについて説明したが、本発明はこれに限られること
なく、その他のフロー又はリフロー時の温度以下で接合
し、接合後はフロー又はリフロー時の温度以上の温度の
融点を有する金属を用いることができる。
【0028】例えば、スズと亜鉛(融点415℃)とか
らなるSn-Zn合金、スズと銅(融点1083℃)とから
なるSn-Cu合金、スズと金(融点1063℃)とからな
るSn-Au合金等により接続部16を形成してもよい。こ
の場合、Sn-Znの組成比は、図4に示すように、合金Sn-
Znの融点が260℃以上となる組成比、即ちSn:Zn=8
4:16(共晶状態)よりZnの重量比が多い組成比とさ
れ、Sn-Cuの組成比は、図5に示すように、合金Sn-Cuの
融点が260℃以上となる組成比、即ちSn:Cu=98:
2(共晶状態)よりCuの重量比が多い組成比とされ、Sn
-Auの組成比は、図6に示すように、合金Sn-Auの融点が
260℃以上となる組成比、即ちSn:Au=77:23
(共晶状態)よりAuの重量比が多い組成比とされる。
【0029】また、各導体パターン4〜7に形成される
金属メッキバンプは、単一の金属材料だけから形成され
るのみならず、2以上の材料から形成されている場合で
もよい。例えば、接続部16は、Sn91Znと亜鉛(Zn)
との合金から形成してもよい。この場合、Sn91Zn
Znの組成比は、Sn-Znの融点が260℃以上となる組成
比、即ちSn91Zn:Zn=92:8(共晶状態)よりZn
の重量比が多い組成比とされる。
【0030】次いで、多層プリント配線基板の製造方法
について説明する。この多層プリント配線基板1は、各
導電層を構成する導体パターン4〜9が形成されたコア
基板を、絶縁樹脂が含浸されたプリプレグを介して積層
し、一括して熱プレスすることにより製造される。
【0031】先ず、例えばガラス繊維にエポキシ樹脂等
を含浸させた基材に銅箔を貼着することにより銅張積層
板を形成する。次いで、この銅張積層板は、所定位置に
ドリル、レーザ等によって貫通孔が形成され、貫通孔内
のスミアが除去される。そして、接続孔は、この貫通孔
の内壁を含む銅箔全面に無電解銅メッキ等によって導電
層が形成される。これにより、銅張積層板は、コア基板
10〜12の両面に形成された導体パターン4〜9同士
の電気的接続を図るメッキスルーホール18が形成され
る。
【0032】次いで、銅張積層板には、銅箔に内層パタ
ーンとなる導体パターン4〜7及び外層パターンとなる
導体パターン8,9が形成される。これら導体パターン
4〜9は、銅張積層板上に形成された銅箔及びメッキ層
を露光、現像、エッチングすることによって形成され
る。これら導体パターン5,7,8と導体パターン4,
6,9とは、コア基板10〜12を貫通したメッキスル
ーホール18によって電気的に接続される。
【0033】次いで、これらコア基板10〜12は、導
体パターン4〜7の他の導電層との電気的接続を図る所
定箇所にコア基板10〜12の耐熱温度よりも融点の低
い低融点金属からなるバンプ又はコア基板10〜12の
耐熱温度よりも融点の高い高融点金属からなるバンプが
メッキ等により形成される。具体的には、コア基板10
〜12は、導体パターン4,6上に低融点金属であるス
ズ等のバンプ20を、導体パターン5,7上に高融点金
属である銀等のバンプ21が形成される。
【0034】その後、コア基板10〜12は、エポキシ
樹脂等が含浸されたプリプレグを介して積層編成され
る。このとき、コア基板10〜12は、導体パターン
4,6上に形成されたスズメッキバンプ20と導体パタ
ーン5,7上に形成された銀メッキバンプ21とが当接
される。そして、コア基板10〜12は、略130℃の
温度で30分熱プレスされることによりプリプレグが硬
化され、導体パターン4,6と導体パターン5,7との
絶縁を図る絶縁層14,15が形成される。次いで、コ
ア基板10〜12は、231.97℃以上260℃未満
の温度で熱加圧されることにより、スズバンプ20が銀
バンプ21に拡散し、図2に示すように、スズメッキバ
ンプ20と銀メッキバンプ21との界面にスズと銀の合
金層23が形成される。これにより、導体パターン4,
6と導体パターン5,7は、接続部16を介して接続さ
れる。
【0035】この合金層23は、融点が260℃以上と
なるようなスズと銀の組成比で形成されている。したが
って、合金層23は、後述する外層パターンとなる導体
パターン8,9上に電子部品を実装するフロー又はリフ
ロー工程においても、融解することなく、各導体層同士
の電気的接続を維持することができる。また、合金層2
3は、融点が上昇しているため、フロー又はリフロー工
程以外の高温環境下においても、各導電層の接続信頼性
を向上させることができる。
【0036】次いで、積層されたコア基板10〜12
は、最外層を構成する導体パターン8,9のパッドにス
クリーン版を用いてクリームはんだが塗布され、また、
両面実装の場合は実装部品が脱落しないように適宜接着
剤を塗布する。そして、コア基板10〜12は、各種の
表面実装部品がパッド上に搭載され、また、挿入実装部
品が挿入搭載される。その後、コア基板10〜12は、
熱風炉、赤外線炉等に搬送され、略260℃で加熱され
ることにより、実装部品がはんだ付けされ、多層プリン
ト配線基板1が製造される。
【0037】その後、多層プリント配線基板1は、目視
検査や外観検査機で実装状況やはんだ付けの状況が検査
され、テスタ等を使用して各導電層の接続状況や部品搭
載の良否、電気的動作の検査が行われる。
【0038】次に、本発明を適用して多層プリント配線
基板を形成した実験例について説明する。第1の実験例
では、図7に示すように、直径1.0mmの銅線26の
先端に低融点金属層としてスズ(Sn)をメッキにより
10μm形成し、コア基板27の銅箔28上に高融点金
属層として銀(Ag)をメッキにより10μm形成し
た。そして、スズメッキ層29が形成された銅線26
は、コア基板27上に形成された銀メッキ層30上に、
スズメッキ層29が形成された先端部が当接され、コア
基板27の反対側よりホットプレート31により加熱し
た。このとき、コア基板27は、260℃で2分間加熱
した。また、スズメッキ層29が形成された銅線26
は、フリップチップボンダーにより500gfの圧力を
印加した。これによりスズメッキ層29が形成された銅
線26を、銀メッキ層30が形成されたコア基板27上
に接続した。
【0039】この条件で、コア基板27上に接続された
銅線26の剪断応力を測定した結果、約1700gfの
強度が得られた。また、このサンプルに、−25℃、9
分〜常温、1分〜125℃、9分のサイクルからなる熱
衝撃試験を216サイクル、72時間行ったが、剪断応
力の低下は認められないことがわかった。
【0040】第2の実験例では、図8に示すように、厚
さ12μmの銅箔が貼着された一方のコア基板35の銅
箔上に厚さ10μmのスズ鉛(Sn−Pb)系はんだ3
6を塗布し、他方のコア基板35の銅箔上には、厚さ1
00〜120μmの金(Au)のスタッドバンプ37を
形成した。これらスズ鉛系はんだ36と金バンプ37と
が形成されたコア基板35同士は、スズ鉛系はんだ36
と金バンプ37とを対向させて、厚さ50μmのプリプ
レグ38を介して熱圧着した。このコア基板35は、1
80℃、90分間加熱されることにより、スズ鉛系はん
だ36が金バンプ37中に溶解して、スズ鉛系はんだ3
6と金バンプ37との合金が形成された。
【0041】しかし、熱衝撃試験の結果、金バンプ37
とスズ鉛系はんだ36との界面での接合不良が認められ
ており、これらの合金の組み合わせにおいては、融点が
上昇しても強固な接合が得られないことがわかった。
【0042】以上、導体パターンが形成された各コア基
板の所定箇所にそれぞれ接続部16を構成する金属バン
プを形成し、各金属バンプを熱圧着することにより高融
点化された合金層が形成された多層プリント配線基板に
ついて説明したが、本発明はこれに限られることなく、
コア基板の一方のみに金属バンプを形成し、他方のコア
基板に形成された導電パターンと当接させることにより
接続部を形成するようにしてもよい。
【0043】すなわち、絶縁層14により絶縁された導
体パターン4,5の電気的接続を図る接続部16を例に
とって説明すると、この接続部16は、図9に示すよう
に、コア基板10に貼着された銅箔をエッチングするこ
とにより導体パターン4を形成し、この導体パターン4
の所定位置に厚さ10μmのSnメッキ層28を形成す
る。一方、コア基板11にも、銅箔をエッチングするこ
とにより導体パターン5を形成し、この導体パターン5
の所定位置に電気メッキ法により厚さ100μmの銅メ
ッキバンプ40を形成する。そして、コア基板10とコ
ア基板11の間に厚さ50μmのプリプレグ41を配設
した後、コア基板10に形成されたSnメッキ層28
と、コア基板11に形成された銅メッキバンプ40とを
当接させ、熱圧着する。
【0044】このようなSnメッキ層28は、銅メッキ
バンプ40と当接された状態で加熱されることにより、
231.97℃以上の温度で溶融し、銅メッキバンプ4
0に拡散する。したがって、接続部16は、コア基板1
0〜12の耐熱温度である260℃未満の温度で、Sn
メッキ層28と銅メッキバンプ40との界面においてス
ズと銅の合金からなる合金層42が形成される。
【0045】この合金層42は、銅メッキバンプ40に
拡散するSnメッキ層28の組成比を調整することによ
り、融点がフロー又はリフロー時の温度よりも高温とさ
れている。すなわち、合金層42を構成するスズと銅の
組成比は、図5に示すように、スズと銅の組成比率によ
り決定される溶融温度が260℃より高くなる組成比と
されている。
【0046】したがって、Cu-Snの合金層42からなる
接合部16は、コア基板10〜12の耐熱温度以下の温
度で形成され、また、外層パターンとなる導体パターン
8,9に電子部品を実装する際のフロー又はリフロー温
度においても合金が融解せず、導体パターン4〜9の電
気的接続を維持することができる。さらに、接続部16
の融点が上昇することにより、多層プリント配線基板1
は、高温環境下における導体パターン4〜9の接続信頼
性の向上を図ることができる。
【0047】以上のように、本発明が適用された多層プ
リント配線基板及び多層プリント配線基板の製造方法に
よれば、複数のコア基板10〜12に形成された導体パ
ターン4〜9を接続する接続部16は、コア基板10〜
12の耐熱温度よりも融点が低い低融点金属とコア基板
10〜12の耐熱温度よりも融点が高い高融点金属との
合金により形成されている。
【0048】したがって、接続部16は、フロー又はリ
フロー時の温度を考慮した耐熱性を有するコア基板10
〜12の耐熱温度以下の温度で低融点金属が高融点金属
に融解、拡散することにより低融点金属と高融点金属と
の合金が形成されるとともに、高融点化する。これによ
り、接続部16は、外層パターンとなる導体パターン
8,9に電子部品を実装する際のフロー又はリフロー温
度においても合金が融解せず、導体パターン同士の電気
的接続を維持することができる。さらに、接続部16の
融点が上昇することにより、多層プリント配線基板1
は、高温環境下における導体パターン同士の接続信頼性
の向上を図ることができる。
【0049】なお、ガラスエポキシ等のコア材に銅箔を
貼着したコア基板上に導体パターンを形成し、この導体
パターン同士の接続を図るリジット多層プリント配線基
板について説明したが、本発明はこれに限られるもので
はなく、多層化されたフレキシブルプリント配線基板及
びこの製造方法に適用してもよい。
【0050】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
係る多層プリント配線基板及び多層プリント配線基板の
製造方法によれば、複数のコア基板に形成された導体パ
ターンを接続する接続部は、コア基板の耐熱温度よりも
融点が低い低融点金属とコア基板の耐熱温度よりも融点
が高い高融点金属との合金が形成される。
【0051】したがって、接続部は、フロー又はリフロ
ー時の温度を考慮した耐熱性を有するコア基板の耐熱温
度以下の温度で低融点金属が高融点金属に融解、拡散す
ることにより低融点金属と高融点金属との合金が形成さ
れる。また、接続部は、これら低融点金属と高融点金属
との組成比を調整することによりコア基板の耐熱温度よ
りも融点を高くされる。これにより、接続部は、外層パ
ターンとなる導体パターンに電子部品を実装する際のフ
ロー又はリフロー温度においても合金が融解せず、導体
パターンの電気的接続を維持することができる。さら
に、接続部の融点が上昇することにより、多層プリント
配線基板は、高温環境下における導体パターンの接続信
頼性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された多層プリント配線基板を示
す断面図である。
【図2】本発明が適用された多層プリント配線基板の接
続部を示す要部断面図である。
【図3】スズと銀からなる合金の融点の変化を示す特性
図である。
【図4】スズと亜鉛からなる合金の融点の変化を示す特
性図である。
【図5】スズと銅からなる合金の融点の変化を示す特性
図である。
【図6】スズと金からなる合金の融点の変化を示す特性
図である。
【図7】本発明が適用された多層プリント配線基板の接
合強度を測定する実験例を説明するために用いた図であ
る。
【図8】本発明が適用された多層プリント配線基板の接
合強度を測定する実験例を説明するために用いた図であ
る。
【図9】本発明が適用された他の多層プリント配線基板
の接続部を示す要部断面図である。
【図10】従来の多層プリント配線基板を一括成型する
方法を示す工程図である。
【符号の説明】
1 多層プリント配線基板、4〜9 導体パターン、1
0〜12 コア基板、14,15 絶縁層、16 接続
部、20 スズメッキバンプ、21 銀メッキバンプ、
23 合金層
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年8月1日(2002.8.1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】具体的に、接続部16は、図2に示すよう
に、導体パターン5にスズ(Sn)メッキによりスズメッキ
バンプ20を形成し、導体パターン4に銀(Ag)メッキに
よりバンプ21を形成し、これらスズメッキバンプ20
と銀メッキバンプ21を当接し、加熱することにより形
成される。導体パターン5に形成されたスズメッキバン
プ20は、融点が231.97℃であり、融点が96
1.93℃である銀メッキバンプ21より融点が低く、
かつ、コア基板10〜12の耐熱温度である260℃未
満とされている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】この合金層23は、銀メッキバンプ21中
に拡散するスズメッキバンプ20の組成比を調整するこ
とにより、融点がフロー又はリフロー時の温度よりも高
温とされている。すなわち、合金層23を構成するスズ
と銀の組成比は、図3に示すように、スズと銀の組成比
率により決定される溶融温度が260℃より高くなる組
成比、即ち、重量比で、Sn:Ag=93:7よりAgの重量
比が多い組成比とされている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】例えば、スズと亜鉛(融点415℃)とか
らなるSn-Zn合金、スズと銅(融点1083℃)とから
なるSn-Cu合金、スズと金(融点1063℃)とからな
るSn-Au合金等により接続部16を形成してもよい。こ
の場合、Sn-Znの組成比は、図4に示すように、合金Sn-
Znの融点が260℃以上となる組成比、即ち重量比でS
n:Zn=84:16よりZnの重量比が多い組成比とさ
れ、Sn-Cuの組成比は、図5に示すように、合金Sn-Cuの
融点が260℃以上となる組成比、即ち重量比でSn:Cu
=98:2よりCuの重量比が多い組成比とされ、Sn-Au
の組成比は、図6に示すように、合金Sn-Auの融点が2
60℃以上となる組成比、即ち重量比でSn:Au=77:
23よりAuの重量比が多い組成比とされる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】また、各導体パターン4〜7に形成される
金属メッキバンプは、単一の金属材料だけから形成され
るのみならず、2以上の材料から形成されている場合で
もよい。例えば、接続部16は、Sn91Zn9と亜鉛(Zn)と
の合金から形成してもよい。この場合、Sn91Zn9とZnの
組成比は、Sn-Znの融点が260℃以上となる組成比、
即ちSn91Zn9:Zn=92:8よりZnの重量比が多い組成
比とされる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】次いで、これらコア基板10〜12は、導
体パターン4〜7の他の導電層との電気的接続を図る所
定箇所にコア基板10〜12の耐熱温度よりも融点の低
い低融点金属からなるバンプ又はコア基板10〜12の
耐熱温度よりも融点の高い高融点金属からなるバンプが
メッキ等により形成される。具体的には、コア基板10
〜12は、導体パターン5,7上に低融点金属であるス
ズ等のバンプ20を、導体パターン4,6上に高融点金
属である銀等のバンプ21が形成される。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】その後、コア基板10〜12は、エポキシ
樹脂等が含浸されたプリプレグを介して積層編成され
る。このとき、コア基板10〜12は、導体パターン
5,7上に形成されたスズメッキバンプ20と導体パタ
ーン4,6上に形成された銀メッキバンプ21とが当接
される。そして、コア基板10〜12は、略130℃の
温度で30分熱プレスされることによりプリプレグが硬
化され、導体パターン4,6と導体パターン5,7との
絶縁を図る絶縁層14,15が形成される。次いで、コ
ア基板10〜12は、231.97℃以上260℃未満
の温度で熱加圧されることにより、スズバンプ20が銀
バンプ21に拡散し、図2に示すように、スズメッキバ
ンプ20と銀メッキバンプ21との界面にスズと銀の合
金層23が形成される。これにより、導体パターン4,
6と導体パターン5,7は、接続部16を介して接続さ
れる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安田 誠之 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5E346 AA35 CC04 CC09 CC32 DD12 EE02 FF05 FF08 FF13 FF14 GG15 HH07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体パターンが形成され、該導体パター
    ンが対向配置されるように積層された複数のコア基板
    と、 上記複数のコア基板間に設けられ上記導体パターン同士
    の絶縁を図る絶縁層と、 上記複数のコア基板に形成された導体パターン同士を接
    続する接続部とを備え、 上記接続部は、上記コア基板の耐熱温度よりも融点が低
    い第1の金属と、上記コア基板の耐熱温度よりも融点が
    高い第2の金属との合金からなる多層プリント配線基
    板。
  2. 【請求項2】 上記接続部は、相対向して積層編成され
    た上記コア基板の一方の導体パターン上に形成された上
    記第1の金属からなるバンプと、他方の導体パターン上
    に形成された上記第2の金属からなるバンプとを熱圧着
    することにより形成されていることを特徴とする請求項
    1記載の多層プリント配線基板。
  3. 【請求項3】 上記接続部は、相対向して積層された上
    記コア基板の一方の導体パターン上に形成された上記第
    1又は第2の金属いずれか一方からなるバンプと、他方
    の導体パターン上に上記第1又は第2の金属からなるバ
    ンプに対応して形成された上記第2又は第1の金属いず
    れか一方からなる金属層とを熱圧着することにより形成
    されていることを特徴とする請求項1記載の多層プリン
    ト配線基板。
  4. 【請求項4】 複数のコア基板に導体パターンを形成す
    るステップと、 一方の上記導体パターンに上記コア基板の耐熱温度より
    も融点が低い第1の金属層を形成し、他方の上記導体パ
    ターンに上記コア基板の耐熱温度よりも融点が高い金属
    からなる第2の金属層を形成するステップと、 上記導体パターン上に形成された第1の金属層と第2の
    金属層とを対向させるように上記コア基板を積層し、熱
    圧着することにより、上記第1の金属層と第2の金属層
    の界面に上記第1の金属層と第2の金属層を構成する金
    属からなる合金層を形成するステップとを有する多層プ
    リント配線基板の製造方法。
  5. 【請求項5】 上記第1の金属層と第2の金属層は、金
    属バンプからなることを特徴とする請求項4記載の多層
    プリント配線基板の製造方法。
  6. 【請求項6】 上記第1の金属層又は第2の金属層のい
    ずれか一方は、金属バンプからなり、上記第2の金属層
    又は第1の金属層のいずれか一方は、金属膜からなるこ
    とを特徴とする請求項4記載の多層プリント配線基板の
    製造方法。
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