JP2002332145A - 巻取紙端糊付装置 - Google Patents

巻取紙端糊付装置

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JP2002332145A
JP2002332145A JP2001139990A JP2001139990A JP2002332145A JP 2002332145 A JP2002332145 A JP 2002332145A JP 2001139990 A JP2001139990 A JP 2001139990A JP 2001139990 A JP2001139990 A JP 2001139990A JP 2002332145 A JP2002332145 A JP 2002332145A
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paper end
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JP2001139990A
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English (en)
Inventor
Mikiya Ohashi
幹也 大橋
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な機構によって、巻取紙の紙端部分を巻
取表面に固定する装置を提供する。 【解決手段】 周面梱包材除去装置において、巻取1か
ら巻取紙2を引き出し、それを巻取1から離れた位置で
切断して紙端部分を形成し、次いで巻取1を逆回転させ
て紙端部分を巻き戻し、その際に巻取1表面の、紙端部
分を巻き戻す領域に糊塗布装置12の糊吐出口18によ
って糊を塗布し、押えローラ14によって紙端部分を巻
取表面に押し付け、接着する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙やフィルム等の
ウェブをロール状に巻き取ってなる巻取において、ウェ
ブ(巻取紙という)の巻き終わりの部分を巻取の周面に
ほぐれないように固定するための装置に関する。なお、
本明細書では、巻取紙で形成されたロール状の部分を巻
取という。
【0002】
【従来の技術】一般に、巻取紙は、巻取の周面及び端面
を梱包材で覆った状態で製造工場から、印刷工場等の使
用場所に運搬されている。近年、印刷工場等の使用場所
では、巻取紙の供給に関する種々な作業の自動化が図ら
れており、例えば、倉庫から自動で搬送する装置とか、
自動で梱包材を切断、回収する装置などが開発されてい
る。このうち、梱包材の切断、回収装置としては、巻取
の端面を覆っている端面梱包材を切断して除去する端面
梱包材除去装置、及び、端面梱包材を除去した後の巻取
から周面梱包材を切断して除去する周面梱包材除去装置
がそれぞれ開発されている。
【0003】周面梱包材除去装置は、端面梱包材を除去
した後の巻取を、所定位置に保持し、その周面梱包材
を、その周面に沿って巻取の軸線方向に移動する切断刃
によって軸線方向に切開し、その後、その巻取を回転さ
せることで、周面梱包材をその切開された一方の端部か
ら巻き出して除去する構成となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した周
面梱包材除去装置で周面梱包材を切断、除去した際、巻
取紙の紙端部分がフリーになって巻取からほぐれやすく
なってしまうことがあった。例えば、巻取紙によっては
巻取紙の巻き終わりの部分が周面梱包材にテープ等で接
着されている場合があり、その場合、周面梱包材の巻き
出しにつれて巻取紙も引き出されるので、それを切断し
て巻取表面に巻き戻すが、巻き戻された紙端部分は単に
巻取表面に巻かれるだけであるので、フリー状態とな
る。また、巻取紙の紙端をテープ等で巻取表面に固定し
ていた場合でも、周面梱包材を切開する際に、巻取表層
の巻取紙を一緒に切断してしまうことがあり、これによ
ってもフリーな紙端が形成されてしまう。このようなフ
リーな紙端があると、その巻取を運搬する際に紙端がほ
ぐれて、トラブルを生じることがあった。
【0005】この問題を解決するには、フリーな紙端を
手作業で巻取表面に固定すればよいが、この方法は作業
工数を増加させ、作業負荷増となるという問題がある。
また、周面梱包材除去装置に、既存のテープ貼り装置を
搭載して紙端をテープで巻取表面に固定する方法も考え
られるが、テープ貼り装置は機構が複雑なため、装置が
高価となる。しかも、ランニングコストの面でも、消耗
品であるテープ代が高いこと、材料の継ぎ足しが容易で
ないため、テープ交換タイミングが難しい等、デメリッ
トが大きい。
【0006】本発明はかかる問題点に鑑みなされたもの
で、簡単な機構によって、巻取紙の紙端部分を巻取表面
に糊で貼り付けて固定することの可能な巻取紙端糊付装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、周面梱包材除
去装置において、フリーな紙端部分を巻取表面に固定す
るため、巻取紙の紙端部分を巻取表面から剥がし、その
紙端部分の裏面若しくは巻取表面の、紙端部分を巻き戻
す領域に糊塗布装置によって糊を塗布し、且つ巻取を回
転させて紙端部分を巻取表面に巻き戻しながら、押えロ
ーラによって紙端部分を巻取表面に押し付けるように構
成したものである。この構成により、フリー状態の紙端
部分を巻取表面に糊で貼り付けて固定することができ、
運搬中のトラブルを回避できる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態に係る巻取
紙端糊付装置は、巻取を所定位置に保持し、その巻取の
周面梱包材を巻取軸線方向に切開し、次いでその巻取を
回転させて前記周面梱包材を巻き出し、除去する構成の
周面梱包材除去装置に設ける巻取紙端糊付装置であっ
て、前記巻取の表面から巻取紙の紙端部分を剥がす紙端
剥がし手段と、剥がされた前記紙端部分の裏面若しくは
巻取表面の、前記紙端部分を巻き戻す領域に糊を塗布す
る糊塗布装置と、前記巻取を回転させて紙端部分を巻取
表面に巻き戻す際に該紙端部分を巻取表面に押し付ける
押えローラとを設けるという構成としたものである。こ
の構成により、巻取紙の紙端部分を巻取表面から剥がし
た後、前記紙端部分の裏面若しくは巻取表面の、前記紙
端部分を巻き戻す領域に糊塗布装置で糊を付与し、且
つ、紙端部分を巻取表面に押えローラで押し付けながら
巻き戻して、その紙端部分を巻取表面に糊によって固定
することができる。
【0009】ここで、前記紙端剥がし手段としては、紙
端部分を巻取表面から剥がすことができるものであれ
ば、その構成は任意であり、例えば、巻取周面にエアを
吹きつけて紙端部分を吹き上げて、剥離させるエアノズ
ルを用いたもの、巻取周面に近接配置され、紙端部分を
吸着して巻き付ける吸着ローラを用いたもの、巻取の中
心よりも低い位置で該巻取周面に近接配置され、自重で
垂れる紙端部分を支える支持ローラを用いるもの等を挙
げることができる。このうち、吸着ローラ及び支持ロー
ラを用いる場合には、その吸着ローラ及び支持ローラ
を、前記した押えローラとして使用してもよく、これに
よって部品点数を削減できる。
【0010】本発明の他の実施の形態に係る巻取紙端糊
付装置は、巻取を所定位置に保持し、その巻取の周面梱
包材を巻取軸線方向に切開し、次いでその巻取を回転さ
せて前記周面梱包材を巻き出し、該周面梱包材を搬送手
段によって更に下流に搬送し、除去する構成の周面梱包
材除去装置に設ける巻取紙端糊付装置であって、前記巻
取表面から前記搬送手段に引き出された巻取紙を巻取か
ら離れた位置で幅方向に切断する切断装置と、該切断装
置による切断によって形成された紙端部分の裏面若しく
は巻取表面の、前記紙端部分を巻き戻す領域に糊を塗布
する糊塗布装置と、前記巻取を回転させて紙端部分を巻
取表面に巻き戻す際に該紙端部分を巻取表面に押し付け
る押えローラを設けるという構成としたものである。こ
の構成により、巻取紙の紙端が周面梱包材につながって
いて、周面梱包材に引っ張られて搬送手段に引き出され
た時に、巻取から引き出されている巻取紙を、巻取から
離れた位置で幅方向に切断して紙端部分を形成し、その
紙端部分の裏面若しくは巻取表面の、前記紙端部分を巻
き戻す領域に糊塗布装置で糊を付与し、且つ、紙端部分
を巻取表面に押えローラで押し付けながら巻き戻して、
その紙端部分を巻取表面に糊によって固定することがで
きる。
【0011】以上の各実施の形態において用いる糊塗布
装置は、前記紙端部分の裏面若しくは巻取表面の、前記
紙端部分を巻き戻す領域に糊を塗布しうるものであれ
ば、その構成は任意であり、例えば、糊を糊吐出口から
滴下して供給する形式のもの、糊を糊吐出口から押し出
して塗布する形式のもの、糊を圧搾空気を利用して吹き
付ける糊吐出口を使用する形式のもの、糊塗布ローラを
使用する形式のもの等を挙げることができるが、中で
も、糊を圧搾空気を利用して吹き付ける構成の糊吐出口
を使用する形式のものを用いることが好ましい。この構
成の糊吐出口を用いると、少量の糊で、広く、均一に、
任意の方向に且つ遠方に糊を吹き付けて塗布することが
できるといった利点がえられる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を説明する。図
1〜図3は本発明の一実施例による巻取紙端糊付装置を
備えた周面梱包材除去装置を異なる作動状態で示す概略
断面図であり、1は巻取、2はその巻取を形成した巻取
紙、3は周面梱包材、4は巻取1を保持して回転させる
巻取保持装置、5は巻取1の搬入、搬出を行うコンベ
ア、6はコンベア5で搬入された巻取1を持ち上げ、ま
たコンベア5上に降ろす支持ローラを備えた巻取昇降装
置、7は巻取1から送り出される周面梱包材3を斜め下
方に案内すると共にその下面を支持するように傾斜して
配置されたガイドテーブル、8はガイドテーブル7上に
送り出された周面梱包材3を更に下方に搬送する搬送手
段であり、駆動ローラ8aと押えローラ8bを備えてい
る。9は送り出されてきた周面梱包材3を更に下方に送
り出して集積する回収装置である。なお、図示は省略し
ているが、所定位置に保持された巻取1の近傍には、周
面梱包材3を巻取軸線方向に切開するための梱包材切開
装置が設けられている。
【0013】11は巻取紙端糊付装置であり、巻取1の
表面に糊を塗布する糊塗布装置12と、巻取紙の紙端部
分を巻取表面から剥がすようにエアを吹きつけるエアノ
ズル13と、巻取1を回転させて巻取紙の紙端部分を巻
取1表面に巻き戻す際に紙端部分を巻取表面に押し付け
る押えローラ14と、巻取1から引き出された巻取紙2
を検出する巻取紙センサ15と、巻取1からガイドテー
ブル7上に引き出された巻取紙2を巻取1から離れた位
置で切断するための巻取紙切断装置16と、後述する紙
端固定動作を行うよう各部を制御する制御装置17等を
備えている。糊塗布装置12は、糊を塗布するための糊
吐出口18と、糊吐出口18に糊を送るためのポンプ、
ディスペンサ等の糊供給装置19と、糊タンク20を備
えている。糊吐出口18は、巻取1から引き出され、搬
送手段8に延びている巻取紙2の裏面に面する巻取表面
に糊を塗布することができる位置に配置されている。後
述するように、この巻取紙2は巻取紙切断装置16によ
って切断され、巻取紙の紙端部分となるので、前記した
糊吐出口18は、巻取表面の、紙端部分を巻き戻す領域
に糊を塗布するように配置されている。なお、糊吐出口
18をこの位置に配置する場合に限らず、巻取1から引
き出され、搬送手段8に延びている巻取紙2(紙端部
分)の裏面に糊を塗布するように配置してもよい。
【0014】糊吐出口18は巻取1の全幅に渡って糊を
塗布するものである必要はなく、狭い幅(例えば、5〜
20mm程度)に糊を塗布できるものであればよい。ま
た、糊塗布にあたっては、巻取1を回転させることで、
巻取の周方向に紙端部分の固定に必要な適当な長さに渡
って塗布できるので、糊吐出口18は塗布動作中に移動
させる必要はなく、このため、糊吐出口18の取り付け
機構を簡単とすることができる。糊吐出口18の巻取幅
方向の配置並びに使用個数は、巻取1の幅方向の中央に
1個としてもよいし、複数個を適当に間隔を開けて配置
してもよい。
【0015】糊吐出口18の構造は、巻取表面或いは巻
取紙裏面に糊を塗布することができるものであれば任意
であるが、圧搾空気を利用して糊を吹きつける構成のも
のを用いることが好ましい。図6(a)、(b)は圧搾
空気を利用した糊吐出口の具体例を示すものであり、図
6(a)の糊吐出口18は糊吐出管18aの周囲に圧搾
空気吹き出し管18bを配置している。また、図6
(b)の糊吐出口18は糊吐出管18aから吐出した糊
に圧搾空気を吹き付けることができるよう圧搾空気吹き
出し管18bを配置したものである。いずれの糊吐出口
18でも、糊を圧搾空気によって分散させて吹き付ける
ことができ、少量の糊で広く均一に且つ遠方へ糊を塗布
することができる。
【0016】次に、上記構成の周面梱包材の除去装置に
よる梱包材除去動作及び巻取紙端糊付装置11による紙
端固定動作を説明する。図2において、端面梱包材を除
去した後の巻取1がコンベア5で搬入されてくると、そ
の巻取1を巻取昇降装置6が所定高さに持ち上げ、巻取
保持装置4に保持させる。次に、周面梱包材切開装置
(図示せず)が周面梱包材3を巻取1の軸線方向に切開
してゆく。そして、周面梱包材3を全幅に渡って切開し
た後、巻取保持装置4が巻取1を矢印で示す方向に回転
させ、切開した周面梱包材3をガイドテーブル7上に巻
き出して行く。この際、周面梱包材3を巻取1の表面か
ら良好に剥がしてガイドテーブル7上に送り出すため、
エアノズル13からエアを吹き出している。ガイドテー
ブル7上に巻き出された周面梱包材3は搬送手段8によ
り下方に送り出され、巻取1から除去される。
【0017】上記した周面梱包材の除去動作中、巻取に
よっては、周面梱包材3が内部の巻取紙2に連結されて
いることがあり、その場合、周面梱包材3によって巻取
紙2が、図1に示すように引き出され、搬送手段8で更
に下流に送られる。巻取紙センサ15は巻取紙2が引き
出されたことを検出し、適当なタイミングで巻取1の回
転及び搬送手段8を停止させる。次いで、ガイドテーブ
ル7の上方に配置されている巻取紙切断装置16が巻取
紙2を幅方向に切断して切り離す。これにより、巻取1
から搬送手段8に延びている巻取紙2が紙端部分とな
る。
【0018】次に、巻取1が図1に矢印で示す方向に回
転を始め、延び出していた紙端部分を巻き取って行く。
その際、糊塗布装置12が予め設定した時間だけ作動し
て、巻取1の表面の、紙端部分が巻き戻される領域に塗
布してゆく。そして、紙端部分が押えローラ14の下を
通過する際に、押えローラ14がその紙端部分を巻取1
の表面に押し付け、糊によって接着する。以上によっ
て、紙端部分が巻取1の表面に糊で貼り付けられ、固定
される。その後、巻取1は次の工程に送り出されるが、
その搬送の際、巻取紙先端は巻取表面に固定されている
ため、ほぐれ等のトラブルを生じることはない。
【0019】以上の説明は、巻取紙2が周面梱包材3に
つながっていて、周面梱包材3によって引き出される場
合のものであるが、巻取1によっては巻取紙2が引き出
されない場合がある。その場合には次のようにして紙端
部分の巻取表面への固定が行われる。すなわち、巻取1
から周面梱包材3を引き出して除去した後、図3に示す
ように、エアノズル13が空気を吹き出した状態で、巻
取1が図1で時計方向(矢印方向)に回転する。これに
より、巻取紙2の紙端部分が巻取1の表面から剥がさ
れ、ガイドテーブル7に向かって送り出される。巻取紙
センサ15は紙端が通過したことを検出し、適当なタイ
ミングで巻取1の回転を停止させる。その後、図1に示
した場合と同様に、巻取1が図1に矢印で示す方向に回
転して延び出していた紙端部分を巻き取って行き、それ
に並行して糊塗布装置12が、巻取1表面の、紙端部分
を巻き戻す領域に糊を塗布してゆく。そして、紙端部分
が押えローラ14の下を通過する際に、押えローラ14
がその紙端部分を巻取1の表面に押し付け、糊によって
接着する。以上によって、紙端部分が巻取1の表面に固
定される。
【0020】図4は周面梱包材除去装置に設けた本発明
の他の実施例による巻取紙端糊付装置11Aを示すもの
である。この巻取紙端糊付装置11Aは、巻取表面に糊
を塗布する糊塗布装置12と、巻取紙の紙端部分を巻取
表面から離すための吸着ローラ22と、吸着ローラ22
の周面に吸着された巻取紙2を検出する巻取紙センサ1
5と、制御装置17等を備えている。この糊塗布装置1
2も、図1の実施例と同様に、巻取表面に糊を塗布する
ための糊吐出口18と、糊吐出口18に糊を送るための
ポンプ、ディスペンサ等の糊供給装置19と、糊タンク
20を備えている。糊吐出口18は、吸着ローラ22で
巻取表面から剥がした巻取紙の紙端部分を、再び巻取表
面に巻き戻した際にその紙端部分を巻き戻す領域に糊を
塗布することができるように配置されている。吸着ロー
ラ22は巻取紙の紙端部分を剥がす作用を果たすのみな
らず、その紙端部分を再び巻取1の表面に巻き戻す際に
その紙端部分を巻取表面に押し付ける押えローラとして
も作用するものであり、エアシリンダ等の押圧機構(図
示せず)で巻取表面に押し付けられるようになってい
る。
【0021】次に、この巻取紙端糊付装置11Aによる
紙端固定動作を説明する。吸着ローラ22が吸着動作を
開始した状態で、巻取1が矢印で示す時計方向に回転す
る。これにより、巻取紙1の紙端部分が吸着ローラ22
を通過する際に、その吸着ローラ22に吸着保持され、
吸着ローラ22に巻き付けられる。そして、紙端が巻取
紙センサ15の下を通過すると、巻取紙センサ15はそ
れを検出し、適当なタイミングで巻取1及び吸着ローラ
22の回転を停止させる。次に、巻取1が前回とは逆に
回転して、剥がしていた紙端部分を再び巻取表面に巻き
取って行く。この時、糊塗布装置12が予め設定した時
間だけ作動して、巻取表面の、紙端部分を巻き戻す領域
に糊を塗布してゆく。そして、紙端部分が吸着ローラ2
2の下を通過する際に、吸着ローラ22がその紙端部分
を巻取1の表面に押し付け、糊によって接着する。以上
によって、紙端部分が巻取1の表面に固定される。な
お、糊塗布装置12による糊塗布を停止する際に、糊供
給装置19を逆転させて糊吐出口18の先端にあった糊
先端を引き戻し、糊の不要な吐出や垂れを防止してもよ
い。また、図4に示す実施例では、糊吐出口18を、巻
取1の表面に糊を塗布するように配置しているが、この
代わりに、吸着ローラ22で剥がした巻取紙2の紙端部
分の裏面(吸着ローラ22の周面に保持された状態では
外面側)に糊を塗布するように配置してもよい。更に
は、上記実施例では吸着ローラ22で紙端部分を剥がし
ているが、吸着ローラに代えて吸着パッドを用いても良
い。
【0022】図5は周面梱包材除去装置に設けた本発明
の更に他の実施例による巻取紙端糊付装置11Bを示す
ものである。この巻取紙端糊付装置11Bは、糊塗布装
置12と、巻取の中心よりも低い位置で該巻取周面に近
接配置され、自重で垂れる巻取紙2の紙端部分を支える
支持ローラ24と、支持ローラ24から垂れ下がってい
る紙端部分を検出する巻取紙センサ15と、制御装置1
7等を備えている。この糊塗布装置12も図1の実施例
と同様に、糊を塗布するための糊吐出口18と、糊吐出
口18に糊を送るためのポンプ、ディスペンサ等の糊送
り装置19と、糊タンク20を備えており、その糊吐出
口18は、支持ローラ24に支持されている紙端部分の
裏面(上向きの面)に糊を塗布するように配置されてい
る。支持ローラ24は巻取1から剥がされた巻取紙1の
紙端部分を支持するのみならず、その紙端部分を再び巻
取1の表面に巻き戻す際にその紙端部分を巻取表面に押
し付ける押えローラとしても作用するものであり、エア
シリンダ等の押圧機構(図示せず)で巻取表面に押し付
けられるようになっている。なお、押圧機構を用いる代
わりに、巻取1の自重を支持ローラ24に作用させるこ
とで必要な押圧力を得る構成としてもよい。更に、支持
ローラ24を新たに設ける代わりに、巻取1を昇降させ
るための巻取昇降装置6(図1参照)の支持ローラを、
支持ローラ24として用いても良い。
【0023】次に、この巻取紙端糊付装置11Bによる
紙端固定動作を説明する。まず、巻取1が図面で反時計
方向(矢印とは反対方向)に回転する。そして、紙端が
支持ローラ24の上方に到達した時点で、巻取1が回転
方向を変換し、矢印で示す時計方向に回転する。これに
より、図示したように、巻取紙2の紙端部分が自重によ
って巻取1の表面から剥がれて支持ローラ24で支持さ
れ、それから垂れ下がった状態となる。なお、紙端部分
が巻取1の表面から剥がれにくい場合に対応するため、
紙端部分を巻取1の表面からエアで引き離す手段を設け
るとか、支持ローラ24を吸着ローラとする等の変更を
加えても良く、この構成とすることで巻取紙の紙端部分
を確実に、巻取1の表面から剥がし、支持ローラ24か
ら垂れ下がった状態とすることができる。巻取紙2の紙
端部分が支持ローラ24から垂れ下がった状態となり、
巻取紙センサ15がその紙端部分を検出すると、適当な
タイミングで巻取1及び支持ローラ22の回転を停止さ
せる。次に、巻取1が前回とは逆に回転して、剥がれて
いた紙端部分を再び巻取表面に巻き取って行く。この
時、糊塗布装置12が予め設定した時間だけ作動して、
支持ローラ24上の紙端部分の裏面に糊を塗布してゆ
く。そして、紙端部分が支持ローラ24と巻取1の間を
通過する際に、支持ローラ24がその紙端部分を巻取1
の表面に押し付け、糊によって接着する。以上によっ
て、紙端部分が巻取1の表面に固定される。なお、糊塗
布装置12による糊塗布を停止する際に、糊送り装置1
9を逆転させて糊吐出口18の先端にあった糊先端を引
き戻し、糊の不要な吐出や垂れを防止してもよい。ま
た、図5に示す実施例では、糊吐出口18を、巻取紙2
の紙端部分の裏面に糊を塗布するように配置している
が、この代わりに、巻取1の表面に糊を塗布するように
配置してもよい。
【0024】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明は、周面
梱包材除去装置上において、巻取紙の紙端部分を巻取表
面から剥がし、その紙端部分の裏面若しくは巻取表面
の、紙端部分を巻き戻す領域に糊を塗布し、紙端部分を
巻き戻して巻取表面に貼り付けることができる構成とし
たことにより、簡易に紙端を固定することができ、巻取
搬送時に紙端がほぐれてトラブルを起こすということを
防止できるという効果を有する。更に、以下の効果も期
待できる。 ・人手によるテープ貼り作業撤廃により、作業効率の向
上と、省人化によるコスト削減が見込まれる。また作業
時の見落としも防止できる。 ・従来のテープ貼り装置を用いる場合に比べて装置を簡
素化できるため、高価で複雑な機構が不要となる。 ・少量塗布でも接着可能であり、ランニングコストが安
く、消耗品である糊の継ぎ足しが可能なため、材料の無
駄がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による巻取紙端糊付装置を備
えた周面梱包材除去装置を、巻取から巻取紙を引き出し
た状態で示す概略側面図
【図2】図1に示す装置を、巻取から周面梱包材を引き
出した状態で示す概略側面図
【図3】図1に示す装置を、巻取から紙端部分を剥がし
た状態で示す概略側面図
【図4】本発明の他の実施例による巻取紙端糊付装置の
概略側面図
【図5】本発明の更に他の実施例による巻取紙端糊付装
置の概略側面図
【図6】(a)、(b)はそれぞれ、糊吐出口の具体例
を示す概略側面図
【符号の説明】
1 巻取 2 巻取紙 3 周面梱包材 4 巻取保持装置 7 ガイドテーブル 8 搬送手段 11 巻取紙端糊付装置 12 糊塗布装置 13 エアノズル 14 押えローラ 15 巻取紙センサ 16 巻取紙切断装置 17 制御装置 18 糊吐出口 19 糊供給装置 20 糊タンク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻取を所定位置に保持し、その巻取の周
    面梱包材を巻取軸線方向に切開し、次いでその巻取を回
    転させて前記周面梱包材を巻き出し、除去する構成の周
    面梱包材除去装置に設ける巻取紙端糊付装置であって、
    前記巻取の表面から巻取紙の紙端部分を剥がす紙端剥が
    し手段と、剥がされた前記紙端部分の裏面若しくは巻取
    表面の、前記紙端部分を巻き戻す領域に糊を塗布する糊
    塗布装置と、前記巻取を回転させて紙端部分を巻取表面
    に巻き戻す際に該紙端部分を巻取表面に押し付ける押え
    ローラとを有する巻取紙端糊付装置。
  2. 【請求項2】 前記紙端剥がし手段が、巻取表面にエア
    を吹きつけて紙端部分を吹き上げ、剥離させるエアノズ
    ルを有することを特徴とする請求項1記載の巻取紙端糊
    付装置。
  3. 【請求項3】 前記紙端剥がし手段が、巻取周面に近接
    配置され、紙端部分を吸着して巻き付ける吸着ローラを
    有することを特徴とする請求項1記載の巻取紙端糊付装
    置。
  4. 【請求項4】 前記紙端剥がし手段が、前記巻取の中心
    よりも低い位置で該巻取表面に近接配置され、自重で垂
    れる紙端部分を支える支持ローラを有することを特徴と
    する請求項1記載の巻取紙端糊付装置。
  5. 【請求項5】 巻取を所定位置に保持し、その巻取の周
    面梱包材を巻取軸線方向に切開し、次いでその巻取を回
    転させて前記周面梱包材を巻き出し、該周面梱包材を搬
    送手段によって更に下流に搬送し、除去する構成の周面
    梱包材除去装置に設ける巻取紙端糊付装置であって、前
    記巻取表面から前記搬送手段に引き出された巻取紙を巻
    取から離れた位置で幅方向に切断する切断装置と、該切
    断装置による切断によって形成された紙端部分の裏面若
    しくは巻取表面の、前記紙端部分を巻き戻す領域に糊を
    塗布する糊塗布装置と、前記巻取を回転させて紙端部分
    を巻取表面に巻き戻す際に該紙端部分を巻取表面に押し
    付ける押えローラとを有する巻取紙端糊付装置。
  6. 【請求項6】 前記糊塗布装置が、糊を圧搾空気で吹き
    つける構成の糊吐出口を有することを特徴とする請求項
    1から5のいずれか1項記載の巻取紙端糊付装置。
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