JP2002331436A - 切屑排出システム - Google Patents

切屑排出システム

Info

Publication number
JP2002331436A
JP2002331436A JP2001138439A JP2001138439A JP2002331436A JP 2002331436 A JP2002331436 A JP 2002331436A JP 2001138439 A JP2001138439 A JP 2001138439A JP 2001138439 A JP2001138439 A JP 2001138439A JP 2002331436 A JP2002331436 A JP 2002331436A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chip
chips
cover member
processing
work
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001138439A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4671533B2 (ja
Inventor
Hideo Fujiwara
秀夫 藤原
Masaichi Tsuchida
政一 土田
Hiroyuki Fukushima
宏之 福島
Kentaro Ichimura
謙太郎 市村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2001138439A priority Critical patent/JP4671533B2/ja
Publication of JP2002331436A publication Critical patent/JP2002331436A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4671533B2 publication Critical patent/JP4671533B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 工作機械でワークを加工する際に発生する切
屑を周囲に飛散させることなく所定箇所に収集して自動
的に排出処理出来るシステムを提供する。 【解決手段】 イケール2のパレット固定板2sに固定
されるワークWの前面側をカバー部材5で覆い、このカ
バー部材5の前面に開口部5hを設ける。またイケール
2の裏側に切屑収集室6を設けて、カバー部材5内部と
連通孔rで連通させ、開口部5hを通して工作機械1の
加工具9で加工する際発生する切屑を周囲に飛散させ
ず、カバー部材5内や切屑収集室6に堆積させる。加工
が終了すると、イケール2を排出位置Yに移動させ、反
転機構13によりイケール2を反転させ、切屑収集室6
の排出扉7を開いて内部の切屑を排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークを加工中に
発生する切屑を工作機械の周辺に飛散させないようにす
るための切屑排出システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、工作機械で加工する際に発生する
切屑が周囲に飛散するのを防止する技術として、例えば
特開平5−57556号のような技術が知られており、
この技術では、コラムの上部に取付けた加工具によっ
て、下方に載置されるワークの上面等を加工するような
工作機械において、コラムの中間部から水平方向にフレ
ームを突設して加工具とワークの間に臨ませるように
し、このフレームの下面外周にカーテンを設けて、その
下端部をワークの上面に接触させるとともに、フレーム
の上面外周にカバーを設けるようにしている。そして、
フレームの枠内を通して上方から加工具によりワークを
加工すると、カーテンやカバーの作用で切屑がワークの
上面に堆積するようにし、加工後、工作機械を水平移動
させることにより、カーテンの下端部でワークの加工面
を払拭するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記技術の
場合、加工中に切屑等が周辺に飛散するのを防止出来る
ものの、最終的に、ワークの上面に堆積した切屑をカー
テンにより床面等に払拭するようにしているため、床面
等に散乱した切屑等を収集する手間が増え、作業者に余
分な除去作業を強いるという問題がある。
【0004】そこで本発明は、切屑を周囲に飛散させる
ことなく確実に所定箇所に収集して排出処理出来るシス
テムの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、位置決め固定されるワークを加工位置の工作
機械で加工し、加工時に発生する切屑を排出位置で排出
するようにした切屑排出システムにおいて、ワークを縦
型パレット等で保持して位置決めするためのワーク保持
手段と、ワーク保持手段を加工位置から排出位置に向け
て搬送する搬送手段と、排出位置に設けられ且つワーク
保持手段を反転させるための反転手段を設け、ワーク保
持手段には、加工位置で工作機械に対面する側に開口部
を有するカバー部材をワークの前面側に着脱自在にする
とともに、ワークの後面側には、連通孔を通して切屑を
収容する切屑収集室を設け、この切屑収集室の裏側に
は、切屑排出用の排出扉を設けるようにした。
【0006】そして、ワーク保持手段の縦型パレット等
の前面にワークを保持した後、ワークの前面側にカバー
部材を装着し、加工位置において、カバー部材の開口部
から加工具を挿入して横方向からワークを加工する際、
切屑がカバー部材の内部に落下してカバー部材の外部に
飛散しないようにする。そして加工が終えると、搬送手
段によりワーク保持手段を排出位置に搬送し、排出位置
において反転手段でワーク保持手段を反転させることに
より、連通孔を通して切屑が切屑収集室に入るように
し、排出扉を開いて切屑収集室内の切屑を外部に排出す
る。
【0007】このようなシステム化により、加工中の切
屑の飛散を防止出来るとともに、作業者が切屑を収集す
るような手間をかけずに効率良く処理出来る。ここで、
ワーク保持手段としては例えば縦型パレットでワークを
保持するイケール等であり、この場合は、イケール等の
後面側に形成される切屑収集室と前面側のカバー部材内
部とを連通させる連通孔として、場合によってはパレッ
ト治具とイケールの両者をストレートに貫通するような
連通孔にする。勿論、縦型パレット以外の手段でワーク
を保持するようにしても良い。
【0008】また本発明では、前記カバー部材の底面側
を、断熱空間部を形成すべく二層構造にするようにし
た。このようにカバー部材の底面側を二層構造にして断
熱空間部を形成すれば、下方に堆積した切屑の熱が直接
イケール等のワーク保持手段やパレット等に伝達され
ず、これらの熱変形による加工精度の低下が防止され
る。
【0009】また本発明では、切屑収集室に集塵ダクト
を連結するようにした。このように切屑収集室に集塵ダ
クトを連結し、この集塵ダクトを通して集塵機等で吸引
すれば、小さな切粉やダスト等は集塵ダクトを通して集
塵機等に吸い込まれ、また、集塵機等で吸引できない切
屑等でも、軽量のものは、連通孔を通してカバー部材内
から切屑収集室内に収集することが出来る。
【0010】また本発明では、前記カバー部材の開口部
の内周縁部附近に、切屑飛散防止用のブラシカーテンを
設けるようにした。ここで、ブラシカーテンとは、切屑
の飛び出しを遮断し、加工具の移動を阻害しないような
ブラシ様の遮断材であり、開口部の内周縁部附近にブラ
シカーテンを設けることにより、切屑が開口部から外部
に飛び出すのを防止する。
【0011】また本発明では、前記工作機械側の加工具
のシャンク部に、切屑をカバー部材の内部に強制誘導す
る円錐形状の飛散防止カバーを取り付け、この飛散防止
カバーの径を拡縮自在にした。
【0012】すなわち、加工具がフライス工具等であれ
ば切屑はフライス工具の工具軸に対して水平方向に排出
され、カバー部材の開口部から外部に飛び出す可能性は
少ないが、加工具がドリル工具等であれば、切屑は工具
に向けて軸方向に排出されるため、カバー部材の開口部
から外部に排出される可能性が大きくなる。そこで、加
工具のシャンク部に円錐形状の飛散防止カバーを取付
け、強制的にカバー部材の内部に誘導するようにする。
また、径を拡縮自在にすることで、加工工具の種類や径
によって、切屑をカバー部材内部に誘導するのに効果的
な径にすることが出来る。因みに、径を拡縮自在にする
ため、例えば所定幅のリングの一部を半径方向に積重ね
た形態にし、リングを半径方向に引張ることにより、積
重ね幅を変化させて半径方向に伸縮させるような手段が
採用出来る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について添付
した図面に基づき説明する。ここで図1は本発明に係る
切屑排出システムの動作概要の説明図、図2は図1のA
−A線断面図、図3は図1のB−B線断面図、図4はワ
ーク保持手段の正面図、図5は図4のC−C線断面図、
図6はワーク保持手段を反転させる状態の説明図、図7
は反転したワーク保持手段から切屑が排出される状態の
説明図、図8は加工具の説明図である。
【0014】本発明に係る切屑排出システムは、工作機
械でワークを加工する際発生する切屑を工作機械の周囲
に飛散させることなく、一定箇所に堆積して、最後に所
定の排出部に自動的に排出出来るようにしたシステムで
あり、切屑の後処理を無くすことにより作業の効率化が
図られ、また工作機械まわりの環境美化が図られてい
る。
【0015】すなわち、図1に示すように、加工位置X
には、工作機械1が設置され、ワーク保持手段としての
イケール2には、縦型パレットPを介してワークWが横
向きに固定されるとともに、このイケール2は、姿勢変
更機構によって向きを変えた後、搬送手段としての不図
示の搬出装置により排出位置Yまで搬送可能とされ、ま
た排出位置Yには、イケール2を後倒しに反転させる後
述の反転機構13(図6)が設けられている。
【0016】そして反転機構13により後倒しに反転さ
れられたイケール2の下方には、図3にも示すように切
屑排出コンベア3が設けられ、後述するイケール2の切
屑収集室から排出される切屑を受取った後、この切屑を
排出部4に送り込むことが出来るようにされている。
【0017】前記イケール2の前面側は、図2にも示す
ように、カバー部材5で覆われて、保持するワークWが
加工される間、切屑が周辺に飛散するのを防止出来るよ
うにされ、またこのカバー部材5の前面側は、加工時に
加工具を挿入出来るようにするための開口部5hが局所
的に形成されている。
【0018】また、イケール2の裏側は、切屑を収集す
る切屑収集室6(図2)が設けられ、この切屑収集室6
の裏面側には、排出扉7が設けられている。そして、カ
バー部材5の内部の空間部と、切屑収集室6との間に
は、後述する連通孔rが設けられて、カバー部材5内の
切屑を切屑収集室6内に送り込むことが出来るようにさ
れ、また、切屑収集室6の上部には、集塵ダクト8が連
結自在にされている。
【0019】また、図2に示すように、工作機械1側の
加工具9には、円錐形状の切屑飛散防止カバー10が取
り付けられ、ワークWを加工中に切屑がカバー部材5の
開口部5hから外部に飛び出さないようにしている。
【0020】イケール2の細部について、図4及び図5
に基づき説明する。図5に示すように、イケール2は底
板2tの中間部から縦向きに延出するパレット固定板2
sを備えており、このパレット固定板2sの前面に、前
記パレットPが取り付けられるとともに、このパレット
Pの前面にワークWがクランプ可能にされている。
【0021】そして、このワークWの周囲には、若干の
隙間を持たせてステンレス材のカバー部材5が覆うよう
な形態で取付けられており、このカバー部材5の前面側
には、図4に示すように、開口部5hが設けられてい
る。そしてこの開口部5hは、ワークWに対して穴明け
は勿論のこと、フライス加工も出来るようにするため、
フライス加工時の工具退避位置まで確保されるよう、ワ
ークWの前面形状より若干大きめに形成されている。ま
た、開口部5hの内周縁部には、ブラシカーテン11が
設けられており、このブラシカーテン11により、カバ
ー部材5内部で発生する切屑等が外部に飛び出すのを阻
止するようにしている。
【0022】また、パレット固定板2sの裏側には、図
5に示すように、切屑収集室6が設けられ、この切屑収
集室6の裏面側には、バネヒンジ12で閉じ側に付勢さ
れる観音開き式の排出扉7が設けられるとともに、切屑
収集室6の上部には、前述のように集塵ダクト8が連結
可能にされている。そして、パレット固定板2sのう
ち、下方の底板2tとの接続部附近には、カバー部材5
内部の空間部と、切屑収集室6とを連通させるための複
数箇所(実施例では上下二段にそれぞれ3箇所、合計6
箇所)の連通孔rが設けられ、また、上方3箇所の連通
孔rは、パレットPの連通孔rとパレット固定板2sの
連通孔rがストレートに形成されている。
【0023】また、カバー部材5の下面側は、イケール
2の底板2t上に直接当接する底面部5aと、この底面
部5aより僅かに上方に配設される二層部5bを備えて
おり、底面部5aと二層部5bの間に空間部cが形成さ
れるようになっている。そして、落下する切屑を二層部
5bに堆積させることにより、切屑の熱が直接イケール
2やパレットPに伝達されて熱変形するような不具合を
抑制出来るようにされている。
【0024】前記排出位置Yの反転機構13は、図6に
示すように、反転駆動源14により反転自在な反転台1
5と、この反転台15の上部に配設される搬入台16を
備え、前記イケール2が搬入台16まで搬入されると、
反転駆動源14が作動して、反転台15ごと後向きに9
0度倒すことが出来るようにされている。
【0025】一方、前記切屑排出コンベア3には、図
6、図7に示すように、左右からそれぞれ一対のポール
17が立設されており、このポール17の先端には、そ
れぞれピン18が取り付けられている。そして反転機構
13によりイケール2が後倒しになると、排出扉7の端
部にピン18が当接して、排出扉7を自動的に開かせる
ことが出来るようにしており、イケール2が元の姿勢に
復元すると、排出扉7の端部からピン18が離れて、バ
ネヒンジ12の作用により排出扉7が自動的に閉じるよ
うにしている。
【0026】次に、前記工作機械1の加工具9まわりの
細部について、図8に基づき説明する。工作機械1の加
工具9には、前記のように、加工によって切屑が加工具
9側に排出されても、これを跳ね返してカバー部材5の
内部に落下させるための円錐形状の飛散防止カバー10
が取付けられており、飛散防止カバー10は、実施例の
場合、ステンレス材の所定幅のリングの一部を半径方向
に積重ねた形態にし、リングを半径方向に引張ったり縮
めたりして、積重ね幅を変化させれば、任意の径に変更
出来るようにしており、任意の径にセットした後、不図
示のストッパでその位置を固定出来るようにしている。
【0027】また、飛散防止カバー10は、加工具9の
シャンク部に軸受部材22を介して回転自在に取り付け
られており、この軸受部材22は、その前方からシャン
ク部に圧入される圧入リング23によって前後方向が位
置規制されている。また、この軸受部材22とシャンク
部の摺動性を確保するため、加工具9の切削油供給孔9
hから摺動面に向けて直角にオイル孔9rが形成され、
摺動面に切削油等を供給出来るようにしている。尚、こ
のオイル孔9rから供給される切削油等の代わりに、オ
イルミスト(圧縮空気中に切削油を霧化させた空気)を
供給するようにしても良く、軸受部材22の材質や回転
数等によっては、潤滑油無しで使用することも可能であ
る。
【0028】そして加工に際して、飛散防止カバー10
を備えた加工具9は、通常の工具交換と同じ要領で工具
交換等が可能であり、また、主軸が回転を開始しても飛
散防止カバー10は摩擦によって低速で回転するだけで
あり、大きな回転抵抗とはならない。
【0029】以上のような切屑排出システムの作用等に
ついて説明する。イケール2のパレット固定板2sにパ
レットPが縦向きに固定されると、このパレットPの前
面にワークWがクランプされ、その前面にカバー部材5
が装着される。そしてこのようなイケール2が不図示の
搬送装置によって加工位置Xに送り込まれると、工作機
械1の加工具9によって加工が行われ、発生した切屑は
カバー部材5の内部に堆積する。また、例えば加工具9
がドリル工具である場合のように、切屑が加工具9側に
向けて排出される場合でも、ブラシカーテン11や切屑
飛散防止カバー10により、切屑は跳ね返されてカバー
部材5の外部に飛び出すのが抑制される。この際、加工
具9の径や加工の形態等に応じて、飛散防止カバー10
の径は適切に調整される。
【0030】また、加工の際に集塵ダクト8を通して切
屑収集室6を負圧にすることにより、カバー部材5の内
部に堆積する切屑のうち、ダストや小さい切粉等は、連
通孔rを通して集塵ダスト8に吸い込まれ、また集塵ダ
スト8に吸引できない切屑のうち、比較的軽い切屑は切
屑収集室6内に吸い込まれる。また、カバー部材5の底
面側は、底面部5aと二層部5bによる二層構造にされ
ているため、イケール2やパレットPに直接切屑の熱が
伝わるのが抑制され、これらの熱変形による加工精度の
悪化等が抑制される。
【0031】加工が完了すると、例えば集塵ダクト8の
連結が外された後、図1の中央の図に示すように、イケ
ール2は姿勢変更機構により横向きに姿勢を変換させら
れて加工位置Xから払出され、搬送装置によって排出位
置Yに搬送される。そしてイケール2が反転台15上の
搬入台16に搬入されると、反転機構13によりイケー
ル2は、図6の鎖線状態に示すように、後倒しに反転さ
せられ、排出扉7の端部がポール17のピン18に当接
して自動的に排出扉7が開き、切屑収集室6やカバー部
材5内に堆積する切屑が、切屑排出コンベア3上に落下
する。そしてこの切屑は、排出部4に送り込まれ、一
方、切屑の排出が完了したイケール2は、反転機構13
により元の姿勢に起こされ、再び加工位置Xに戻され
る。
【0032】以上のような要領により、加工時に発生す
る切屑を効率的に回収することが出来、また工作機械1
の周囲の環境が悪化するような不具合を防止出来る。
【0033】尚、本発明は以上のような実施形態に限定
されるものではない。本発明の特許請求の範囲に記載し
た事項と実質的に同一の構成を有し、同一の作用効果を
奏するものは本発明の技術的範囲に属する。例えば反転
機構13の具体的構成や、排出位置Yにおけるイケール
2の反転時に排出扉7を開かせる手段等は任意であり、
ピン18を出没自在にすることも可能である。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明に係る切屑排出シス
テムは、ワーク保持手段の縦型パレット等で保持したワ
ークを加工位置で加工する際、カバー部材によって切屑
の飛散を防止しつつカバー部材内や切屑収集室に切屑を
堆積させ、加工が完了すると、ワーク保持手段を排出位
置に搬送して切屑を排出するようにしたため、切屑処理
のための労力削減が図られるとともに、環境悪化を防止
出来るようになった。また、カバー部材の底面側を二層
構造にすれば、ワーク保持手段等の熱変形による加工精
度の低下を防止出来、また、切屑収集室に集塵ダクトを
連結すれば、小さな切粉やダスト等を処理出来るため好
適である。また、カバー部材の開口部の内周縁部附近
に、切屑飛散防止用のブラシカーテンを設けたり、加工
具のシャンク部に切屑飛散防止カバーを設ければ、切屑
が開口部から外部に飛び出すのを一層防止することが出
来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る切屑排出システムの動作概要の説
明図
【図2】図1のA−A線断面図
【図3】図1のB−B線断面図
【図4】ワーク保持手段の正面図
【図5】図4のC−C線断面図
【図6】ワーク保持手段を反転させる状態の説明図
【図7】反転したワーク保持手段から切屑が排出される
状態の説明図
【図8】加工具の説明図
【符号の説明】
1…工作機械、2…イケール、5…カバー部材、5h…
開口部、6…切屑収集室、7…排出扉、8…集塵ダク
ト、9…加工具、10…飛散防止カバー、11…ブラシ
カーテン、13…反転機構、X…加工位置、Y…排出位
置、W…ワーク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福島 宏之 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 市村 謙太郎 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3C011 AA00 BB22

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位置決め固定されるワークを加工位置の
    工作機械で加工し、加工時に発生する切屑を排出位置で
    排出するようにした切屑排出システムであって、前記ワ
    ークを縦型パレット等で保持して位置決めするためのワ
    ーク保持手段と、前記ワーク保持手段を前記加工位置か
    ら排出位置に向けて搬送する搬送手段と、前記排出位置
    に設けられ且つ前記ワーク保持手段を反転させるための
    反転手段を備え、前記ワーク保持手段には、加工位置で
    工作機械に対面する側に開口部を有するカバー部材がワ
    ークの前面側に着脱自在にされるとともに、ワークの後
    面側には、連通孔を通して切屑を収容する切屑収集室が
    設けられ、この切屑収集室の裏側には、切屑排出用の排
    出扉が設けられることを特徴とする切屑排出システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の切屑排出システムにお
    いて、前記カバー部材の底面側は、断熱空間部を形成す
    べく二層構造にされることを特徴とする切屑排出システ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の切屑排出
    システムにおいて、前記切屑収集室には、集塵ダクトが
    連結されることを特徴とする切屑排出システム。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に
    記載の切屑排出システムにおいて、前記カバー部材の開
    口部の内周縁部附近には、切屑飛散防止用のブラシカー
    テンが設けられることを特徴とする切屑排出システム。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に
    記載の切屑排出システムにおいて、前記工作機械側に
    は、切屑を前記カバー部材の内部に強制誘導する円錐形
    状の飛散防止カバーが加工具のシャンク部に取り付けら
    れ、この飛散防止カバーの径は拡縮自在にされることを
    特徴とする切屑排出システム。
JP2001138439A 2001-05-09 2001-05-09 切屑排出システム Expired - Fee Related JP4671533B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001138439A JP4671533B2 (ja) 2001-05-09 2001-05-09 切屑排出システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001138439A JP4671533B2 (ja) 2001-05-09 2001-05-09 切屑排出システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002331436A true JP2002331436A (ja) 2002-11-19
JP4671533B2 JP4671533B2 (ja) 2011-04-20

Family

ID=18985377

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001138439A Expired - Fee Related JP4671533B2 (ja) 2001-05-09 2001-05-09 切屑排出システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4671533B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112548662A (zh) * 2020-11-27 2021-03-26 扬州力创机床有限公司 一种节能型机床排屑装置
CN113070723A (zh) * 2021-02-26 2021-07-06 张诗宏 一种铣床清洁装置
CN114714135A (zh) * 2022-04-19 2022-07-08 郴州市恒通模具科技有限公司 一种模具生产用钻孔防护装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55129747U (ja) * 1979-03-03 1980-09-13
JPS6389249A (ja) * 1986-10-02 1988-04-20 Makino Milling Mach Co Ltd 洗浄装置を備えたワ−ク段取りステ−シヨン
JPH0297541U (ja) * 1989-01-19 1990-08-03
JPH03251339A (ja) * 1990-02-28 1991-11-08 Nippon Densan Corp 加工用装置
JPH06262419A (ja) * 1993-03-12 1994-09-20 Brother Ind Ltd 自動縫製装置における被縫物保持具の加工装置
JPH07223142A (ja) * 1993-12-14 1995-08-22 Ebara Corp ポリッシング装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55129747U (ja) * 1979-03-03 1980-09-13
JPS6389249A (ja) * 1986-10-02 1988-04-20 Makino Milling Mach Co Ltd 洗浄装置を備えたワ−ク段取りステ−シヨン
JPH0297541U (ja) * 1989-01-19 1990-08-03
JPH03251339A (ja) * 1990-02-28 1991-11-08 Nippon Densan Corp 加工用装置
JPH06262419A (ja) * 1993-03-12 1994-09-20 Brother Ind Ltd 自動縫製装置における被縫物保持具の加工装置
JPH07223142A (ja) * 1993-12-14 1995-08-22 Ebara Corp ポリッシング装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112548662A (zh) * 2020-11-27 2021-03-26 扬州力创机床有限公司 一种节能型机床排屑装置
CN112548662B (zh) * 2020-11-27 2022-03-18 扬州力创机床有限公司 一种节能型机床排屑装置
CN113070723A (zh) * 2021-02-26 2021-07-06 张诗宏 一种铣床清洁装置
CN114714135A (zh) * 2022-04-19 2022-07-08 郴州市恒通模具科技有限公司 一种模具生产用钻孔防护装置
CN114714135B (zh) * 2022-04-19 2023-09-22 郴州市恒通模具科技有限公司 一种模具生产用钻孔防护装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4671533B2 (ja) 2011-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107685251B (zh) 机床
KR102477934B1 (ko) 공작기계
JP4342474B2 (ja) 工作機械
JP6673657B2 (ja) ワーク搬送装置および工作機械
JP4219342B2 (ja) 工作機械の工具交換装置
KR20090125751A (ko) 공작 기계
WO2017056255A1 (ja) 工作機械
JP2001341047A (ja) 工作機械
JP4331525B2 (ja) マシニングセンタ
JP4908776B2 (ja) 多軸ボーリング加工装置、及び加工方法
JP2002331436A (ja) 切屑排出システム
JPH055305U (ja) 主軸移動形自動旋盤
JP2002165949A (ja) 遊技盤の孔あけ加工装置
JP3425907B2 (ja) 主軸移動型立形工作機械
JPH07251346A (ja) オイルパン付きローディング装置
KR101460115B1 (ko) 회전형 공구 매거진 및 이를 구비한 자동 공구 교환 장치
KR20180112936A (ko) 공작 기계 가공품 반출 장치
JP2000084659A (ja) バリ取り装置
KR20130029727A (ko) 공작기계의 워크 반출장치 및 공작기계
JP5601061B2 (ja) 工作機械
JP2002200527A (ja) 歯切り盤用切り屑排出装置
CN111203752A (zh) 一种切削时铁屑清理的金属切削机床
JP2006334682A (ja) 工作機械
JP2004009285A (ja) タレット式平行2軸工作機械
JPH0717450U (ja) チップ回収装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101026

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101028

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110118

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140128

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees