JP2002329952A - プリント配線基板および電子機器 - Google Patents

プリント配線基板および電子機器

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JP2002329952A
JP2002329952A JP2001381464A JP2001381464A JP2002329952A JP 2002329952 A JP2002329952 A JP 2002329952A JP 2001381464 A JP2001381464 A JP 2001381464A JP 2001381464 A JP2001381464 A JP 2001381464A JP 2002329952 A JP2002329952 A JP 2002329952A
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JP
Japan
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wiring board
printed wiring
land
solder
lead
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JP2001381464A
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Yasushi Takeuchi
靖 竹内
Hiromi Honda
浩美 本多
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 挿入部品のリード部をスルーホールに挿入し
てフローはんだ付けを行なう際、リフトオフやランドの
剥離を発生させないプリント配線基板を提供する。 【解決手段】 配線基板本体に実装される挿入部品3の
リード部2が挿入されてはんだ付けされるはんだ付け用
スルーホール5の内周面に連なるようにプリント配線基
板上にランド6を形成し、さらにスルーホールのランド
6上をソルダーレジスト8で被覆した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント配線基板
に係り、はんだ、特に鉛フリーはんだを用いて挿入部品
をはんだ付けする際のはんだ付け部のリフトオフやラン
ド剥離発生を防ぐためのプリント配線基板およびこのプ
リント配線基板を搭載したプリンタ等の電子機器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のはんだ付けは、鉛共晶はんだ(S
n−Pb:融点183℃)を用いて行われていたが、近
年の環境規制により、はんだに鉛を含まない鉛フリーは
んだによるはんだ付けが求められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、現在主流の高
温系鉛フリーはんだは、Sn−Agを主体とした組成
で、概ねその融点は220℃前後である。これら高温系
の鉛フリーはんだを用いて挿入部品をフローはんだ付け
した場合、はんだの凝固は、熱伝導の良い挿入部品近傍
からプリント配線基板近傍へと凝固収縮を伴いながら進
行するため、特に基板側の挿入部品が搭載されたはんだ
接合界面が最終凝固部となり、リフトオフやランド剥離
が発生していた。
【0004】さらに、上述したような鉛フリーはんだを
用いてフローはんだ付けを行う場合、冷却過程に於い
て、挿入部品のリード部の表面処理に含まれるPbや、
フローはんだ付けに用いる鉛フリーはんだに含まれる元
素(Bi,etc)の偏析やはんだ物性が変わることに
より、リフトオフやランド剥離の発生が増大し、最悪の
場合ランド剥離に伴いランドに接続されているパターン
が断線するという問題があった。
【0005】このような問題を解決するために、特開平
11−354919号公報に示されている手法は、はん
だ付けプロセスの冷却過程での対策について述べられて
いるが、冷却時に使う冷媒が必要であり、はんだ付けコ
ストが上昇するという問題があった。
【0006】図5はリフトオフが発生した場合の従来例
を示したプリント配線基板の断面図であり、図6はラン
ド剥離が発生した場合の従来例を示したプリント配線基
板の断面図である。
【0007】図5及び図6において、1はプリント配線
基板で、スルーホール5の内周面及び両面にランド6が
形成されている。3は挿入部品リード2を有する電子部
品等の挿入部品で、挿入部品リード2がスルーホール5
内に挿入されて鉛フリーはんだでフローはんだ付けされ
ている。8はソルダーレジストである。
【0008】このような従来の鉛フリーはんだ付けが施
されたプリント配線基板において、フローはんだ付けで
鉛フリーはんだがスルーホール5内を濡れ上がってプリ
ント配線基板1の挿入部品3の搭載面とランド6との間
にフィレット7が形成され、そのため図5に示すよう
に、挿入部品3の搭載面とランド6との間のフィレット
7がランド6と接合しないリフトオフが発生したり、図
6に示すように、フィレット7と共にランド6が剥離す
ることがある。
【0009】本出願に係る発明の目的は、プリント配線
基板に挿入部品をフローはんだ付けする際に、リフトオ
フやランド剥離を発生させず、パターン断線を起こさな
いプリント配線基板をコストアップすることなく提供す
ることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のプリント配線基
板では、挿入部品を挿入するためのスルーホールの内周
面に連なるようにプリント配線基板上に形成されたラン
ド上をはんだに濡れない状態としている事を特徴とす
る。
【0011】また、はんだに濡れない状態とするため前
記ランド上をシルク印刷、ソルダーレジストあるいはそ
れら両方で覆うことを特徴とする。
【0012】また、はんだに濡れない状態とするため前
記ランド上を酸化させるなどの手段で不活性化したこと
を特徴とする。
【0013】上記構成をとることによって、フローはん
だ付け時にはんだとランドとが濡れない構成なので、挿
入部品のリードとランドとの間に、フィレットが形成さ
れないはんだ付け形状となる。
【0014】その結果、リフトオフやランド剥離が発生
しない。
【0015】特にプリント配線基板の挿入部品が実装さ
れる側の面、即ちフローはんだ時に上側となる面、のラ
ンド上をはんだに濡れない状態とすると効果がある。
【0016】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1は本発
明の第1の実施の形態を示す。
【0017】図1はプリント配線基板1に挿入部品リー
ド2が鉛フリーはんだでフローはんだ付けされた状態を
横断面から透視して示したものである。
【0018】実際のプリント配線基板では、他の部品も
実装されているが、本発明の本質とは直接関係ないので
省略してある。
【0019】本実施の形態のプリント配線基板は、例え
ばプリンタ、複写機等の電子機器に搭載されるものであ
る。
【0020】図9は複写機に本発明のプリント配線基板
1を搭載した状態を示す模式的な透視図である。
【0021】図1において、シルク印刷部4はプリント
配線基板1に実装された挿入部品3をはんだ付けするた
めのスルーホール5のランド6を覆うように形成されて
いる。なお、シルク印刷4は、プリント配線基板に搭載
される部品の種類や回路図の番号を所定の位置にシルク
印刷するのと同時に、同じインクでランド6上に印刷し
ている。
【0022】このような構成をとることによって、挿入
部品3が搭載される面の挿入部品リード2とランド6の
間には、シルク印刷部4が介在するので、はんだフィレ
ット7は形成されないフローはんだ付けが可能となる。
【0023】その結果、挿入部品3のリード2とランド
6の間にはフィレット7が形成されないので、リフトオ
フやランド剥離は発生せず、パターン断線のない良好な
はんだ付けが得られた。
【0024】(第2の実施の形態)図2は本発明の第2
の実施の形態を示す。この実施の形態は、第1の実施の
形態において、ランド6をシルク印刷4ではなく、ソル
ダーレジスト8で覆ったことに変更した以外は、第1の
実施の形態と同じ構成である。
【0025】このような構成でも第1の実施の形態と同
様、挿入部品リード2とランド6の間には、ソルダーレ
ジスト8が介在するので、はんだフィレット7が形成さ
れないフローはんだ付けが可能となる。
【0026】その結果、第1の実施の形態と同様、挿入
部品リード2とランド6の間にはフィレット7が形成さ
れないので、リフトオフやランド剥離は発生せず、パタ
ーン断線のない良好なはんだ付けが得られた。
【0027】また、ランド6は、ソルダレジスト8で固
定されており、プリント配線基板1との接合力を上げて
いる。
【0028】(第3の実施の形態)図3は本発明の第3
の実施の形態を示す図である。この実施の形態は、第1
の実施の形態において、ランド6をシルク印刷4とソル
ダーレジスト8の両方で覆ったことに変更したこと以外
は、第1の実施の形態と同じ構成である。
【0029】このような構成でも第1の実施の形態と同
様、挿入部品リード2とランド6の間には、シルク印刷
部4とソルダーレジスト8が介在するので、はんだフィ
レット7は形成されないフローはんだ付けが可能とな
る。
【0030】その結果、第1の実施の形態同様、挿入部
品リード2とランド6の間にはフィレット7が形成され
ないので、リフトオフやランド剥離は発生せず、パター
ン断線のない良好なはんだ付けが得られた。
【0031】(第4の実施の形態)図4は本発明の第4
の実施の形態を示す図である。この実施の形態は、第1
の実施の形態において、ランド6の表面9だけを酸化さ
せ、はんだに対する濡れ性を低下させる不活性化処理を
行うことに変更したこと以外は、第1の実施の形態と同
じ構成である。
【0032】このような構成でも第1の実施の形態と同
様、挿入部品リード2とランド6の間には、ランド6の
表面9が不活性化処理され鉛フリーはんだに対して濡れ
ないので、はんだフィレット7は形成されないフローは
んだ付けが可能となる。
【0033】その結果、第1の実施の形態同様、挿入部
品リード2とランド6の間にはフィレット7が形成され
ないので、リフトオフやランド剥離は発生せず、パター
ン断線のない良好なはんだ付けが得られた。
【0034】(第5の実施の形態)図7及び図8は、ラ
ンド6上に、部分的にソルダレジスト8を塗布した例を
示している。
【0035】本実施の形態によれば、スルーホール5の
中にソルダレジスト8が入り込んで挿入部品との接合強
度が弱くなるといった事を防ぐごとが可能である。
【0036】この場合、ランド6と配線パターン10と
を接続する部分にはソルダレジスト8を塗布することに
より、ストレスによる配線パターン10の断線を防ぐこ
とが可能である。
【0037】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、挿入部
品をはんだ付けするスルーホールのランド上を、鉛フリ
ーはんだに対して濡れない状態にすれば、本発明を適用
することができる。
【0038】また、本発明は上記した実施の形態に限定
されるものではなく、挿入部品のリード部が鉛はんだ処
理であること、両面プリント配線基板、多層プリント配
線基板であっても良く、さらに鉛フリーはんだに、Bi
が含まれているものであっても良い。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、は
んだ、特に鉛フリーはんだを用いて挿入部品をフローは
んだ付けする場合、挿入部品を挿入するためのスルーホ
ールの内周面に連なってプリント配線基板表面に形成さ
れたランド上に、例えばシルク印刷等を形成し鉛フリー
はんだに対して濡れない状態にすることで、挿入部品の
リードとランドの間にフィレットが形成されなくなり、
リフトオフやランド剥離が発生することがなく、パター
ン断線のないプリント配線基板及びそれらを搭載した電
子機器の提供が可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示し、挿入部品を
鉛フリーはんだではんだ付けしたプリント配線基板を透
視して説明する断面図。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示し、挿入部品を
鉛フリーはんだではんだ付けしたプリント配線基板を透
視して説明する断面図。
【図3】本発明の第3の実施の形態を示し、挿入部品を
鉛フリーはんだではんだ付けしたプリント配線基板を透
視して説明する断面図。
【図4】本発明の第4の実施の形態を示し、挿入部品を
鉛フリーはんだではんだ付けしたプリント配線基板を透
視して説明する断面図。
【図5】リフトオフが発生した従来例を示した断面図。
【図6】ランド剥離が発生した従来例を示した断面図。
【図7】本発明の第5の実施の形態を示し、ランド上に
部分的にソルダレジストを塗布したプリント配線基板の
平面図。
【図8】本発明の第5の実施の形態を示し、ランド上に
部分的にソルダレジストを塗布したプリント配線基板の
平面図。
【図9】本発明のプリント配線基板を電子機器である複
写機に搭載した模式的透視図。
【符号の説明】
1 プリント配線基板 2 挿入部品リード 3 挿入部品 4 シルク印刷 5 スルーホール 6 ランド 7 はんだフィレット 8 ソルダーレジスト 9 不活性化されたランド表面 10 配線パターン 11 複写機

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント配線基板に実装される挿入部品
    のリード部が挿入されてはんだ付けされるはんだ付け用
    スルーホールを有し、前記スルーホールの内周面に連な
    るように前記プリント配線基板表面上にランドを形成し
    たプリント配線基板であって、 前記ランド上の少なくとも一部をはんだに濡れない状態
    としていることを特徴とするプリント配線基板。
  2. 【請求項2】 前記はんだに濡れない状態を、前記ラン
    ドの配線パターン部との接続部分に施していることを特
    徴とする請求項2記載のプリント配線板。
  3. 【請求項3】 前記はんだに濡れない状態は、前記ラン
    ド上をはんだに濡れない材料で被覆したことを特徴とす
    る請求項1に記載のプリント配線基板。
  4. 【請求項4】 前記はんだに濡れない材料が、ソルダー
    レジストであることを特徴とする請求項3に記載のプリ
    ント配線基板。
  5. 【請求項5】 前記挿入部品のリード部が鉛はんだ処理
    されていることを特徴とする請求項1に記載のプリント
    配線基板。
  6. 【請求項6】 前記はんだ付けは、鉛フリーはんだによ
    るフローはんだ付けであることを特徴とする請求項1に
    記載のプリント配線基板。
  7. 【請求項7】 前記鉛フリーはんだに、Biが含まれて
    いることを特徴とする請求項6に記載のプリント配線
    板。
  8. 【請求項8】 請求項1記載のプリント配線基板を搭載
    したことを特徴とする電子機器。
JP2001381464A 2000-12-28 2001-12-14 プリント配線基板および電子機器 Withdrawn JP2002329952A (ja)

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JP2001-52336 2001-02-27
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