JP2002328339A - 改良された層状コーティングを有する眼鏡フレーム - Google Patents
改良された層状コーティングを有する眼鏡フレームInfo
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02C—SPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
- G02C5/00—Constructions of non-optical parts
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- Physics & Mathematics (AREA)
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- Eyeglasses (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の眼鏡フレームのコーティングの問題を
解決するコーティングを提供する。 【解決手段】 複数のフレーム要素、好ましくは金属で
できた複数のフレーム要素と、層状コーティングを有す
る眼鏡フレームであって、前記コーティングが銅の層を
有することを特徴とする、眼鏡フレームとする。ここ
で、このコーティングが、銅層に適用された銀の層を有
することは有利である。
解決するコーティングを提供する。 【解決手段】 複数のフレーム要素、好ましくは金属で
できた複数のフレーム要素と、層状コーティングを有す
る眼鏡フレームであって、前記コーティングが銅の層を
有することを特徴とする、眼鏡フレームとする。ここ
で、このコーティングが、銅層に適用された銀の層を有
することは有利である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、眼鏡フレームに関
する。特に本発明は、電気化学(ガルヴァニック)表面
処理をされた眼鏡フレームに関する。
する。特に本発明は、電気化学(ガルヴァニック)表面
処理をされた眼鏡フレームに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】通常眼
鏡フレームは、複数の要素又は部品、例えば耳づる、
縁、ブリッジ、二重ブリッジ及び他の部分を有する。こ
れらは鋼鉄、ステンレス鋼、青銅、洋銀、モネルメタル
及び他の合金のような金属でできている。
鏡フレームは、複数の要素又は部品、例えば耳づる、
縁、ブリッジ、二重ブリッジ及び他の部分を有する。こ
れらは鋼鉄、ステンレス鋼、青銅、洋銀、モネルメタル
及び他の合金のような金属でできている。
【0003】そのようなフレームは、陰極様式でその下
の金属を保護するようにされた層状コーティングを有
し、フレームの使用寿命を長くし、また同時にフレーム
に所望の外観を与えている。
の金属を保護するようにされた層状コーティングを有
し、フレームの使用寿命を長くし、また同時にフレーム
に所望の外観を与えている。
【0004】現在では通常、コーティングは、その下の
材料を保護し同時に処理による粗さがない特に滑らかな
外側表面を作るようにされたニッケルの層からなる。こ
のニッケルの層は、パラジウム、金、クロム又はフレー
ムに所望の外観を与える他の材料で覆われている。ワニ
スの層を後者の金属層に適用することもできる。
材料を保護し同時に処理による粗さがない特に滑らかな
外側表面を作るようにされたニッケルの層からなる。こ
のニッケルの層は、パラジウム、金、クロム又はフレー
ムに所望の外観を与える他の材料で覆われている。ワニ
スの層を後者の金属層に適用することもできる。
【0005】しかしながら、眼鏡フレームのこれらのコ
ーティングは、過剰な量のニッケルを放出する不利な点
を有する。これは、眼鏡の使用者に健康上の問題をもた
らす危険性がある。
ーティングは、過剰な量のニッケルを放出する不利な点
を有する。これは、眼鏡の使用者に健康上の問題をもた
らす危険性がある。
【0006】更に、これらの従来のフレームでは、その
ようなコーティングによって得られる腐食強度は、過剰
に厚いコーティングを使用する場合を除いて十分に強く
ない。従ってフレーム製造のための費用は高くなり過ぎ
る。
ようなコーティングによって得られる腐食強度は、過剰
に厚いコーティングを使用する場合を除いて十分に強く
ない。従ってフレーム製造のための費用は高くなり過ぎ
る。
【0007】これらの腐食の問題は主に、ニッケルの層
が非常に堅く、フレームを弾性変形させたときに、コー
ティングに亀裂又は割れが進行しやすく、これによって
腐食剤の浸入が可能になることによる。
が非常に堅く、フレームを弾性変形させたときに、コー
ティングに亀裂又は割れが進行しやすく、これによって
腐食剤の浸入が可能になることによる。
【0008】
【課題を解決するための手段】従って、特許請求の範囲
の請求項1で示しているように、本発明は、複数のフレ
ーム要素、例えば耳づる及びレンズを支持する手段を有
する眼鏡フレームを提供する。ここでこのフレーム要素
は、好ましくは金属材料でできている芯と、層状コーテ
ィングを有する。このフレームは、層状コーティングが
銅の層を含むことを特徴とする。
の請求項1で示しているように、本発明は、複数のフレ
ーム要素、例えば耳づる及びレンズを支持する手段を有
する眼鏡フレームを提供する。ここでこのフレーム要素
は、好ましくは金属材料でできている芯と、層状コーテ
ィングを有する。このフレームは、層状コーティングが
銅の層を含むことを特徴とする。
【0009】この銅の層は、通常のフレームで使用され
ているニッケルの層を完全に又は部分的に置換する。こ
の銅の層は、良好な腐食強度を提供するだけでなく、従
来のフレームでのニッケルの放出によって起こる全ての
有害な影響を防ぐ。
ているニッケルの層を完全に又は部分的に置換する。こ
の銅の層は、良好な腐食強度を提供するだけでなく、従
来のフレームでのニッケルの放出によって起こる全ての
有害な影響を防ぐ。
【0010】請求項2に記載の特に有利な態様では、コ
ーティングは、銅の層に適用された銀の層も有する。
ーティングは、銅の層に適用された銀の層も有する。
【0011】このコーティングの構成は、腐食に対する
最適な保護性を提供する。
最適な保護性を提供する。
【0012】銅及び銀の層は、特に均一な弾性コーティ
ングを得ることを可能にする。このコーティングは割れ
又は剥離なしに、フレーム部分の曲げ変形に従う。従っ
て特に小さく且つ均一な、割れ及び亀裂がないコーティ
ングが得られる。
ングを得ることを可能にする。このコーティングは割れ
又は剥離なしに、フレーム部分の曲げ変形に従う。従っ
て特に小さく且つ均一な、割れ及び亀裂がないコーティ
ングが得られる。
【0013】結果として、外部の腐食剤の浸入が不可能
である。フレームの芯を作る材料のための最適な保護が
得られる。
である。フレームの芯を作る材料のための最適な保護が
得られる。
【0014】他の請求項は、本発明の他の有利な面を説
明している。
明している。
【0015】特に銅層の厚さは、0.1μm〜15μ
m、好ましくは5μm〜10μmであり、銀層の厚さは
0.1μm〜15μm、好ましくは5〜10μmであ
る。
m、好ましくは5μm〜10μmであり、銀層の厚さは
0.1μm〜15μm、好ましくは5〜10μmであ
る。
【0016】また、本発明のコーティングの腐食強度
は、フレームの使用条件を模擬した条件(下記において
より詳細に説明)において評価した銅層と銀層との電位
差が、200mV未満であるという事実によって有利で
ある。
は、フレームの使用条件を模擬した条件(下記において
より詳細に説明)において評価した銅層と銀層との電位
差が、200mV未満であるという事実によって有利で
ある。
【0017】従って、部分的にこれによって、本発明の
コーティングを有するフレームの腐食強度は特に大き
い。
コーティングを有するフレームの腐食強度は特に大き
い。
【0018】銅層に適用された銀層は、主に装飾を意図
した1又は複数の層によって覆うことができる。
した1又は複数の層によって覆うことができる。
【0019】従って金の層を銀層に好ましく適用するこ
とができる。
とができる。
【0020】この金層は、好ましくは0.1μm〜2μ
mの厚さである。
mの厚さである。
【0021】また、そのようなコーティングの腐食強度
は、フレームの使用条件を模擬した条件(下記において
より詳細に説明)において評価した銀層と金層との電位
差が、200mV未満であるという事実によって特に大
きい。
は、フレームの使用条件を模擬した条件(下記において
より詳細に説明)において評価した銀層と金層との電位
差が、200mV未満であるという事実によって特に大
きい。
【0022】また、明るい灰色のフレームを得るために
は、パラジウムの層を適用する。このパラジウム層は、
金層上に堆積させること、又は必要であれば銀層上に堆
積させることができる。
は、パラジウムの層を適用する。このパラジウム層は、
金層上に堆積させること、又は必要であれば銀層上に堆
積させることができる。
【0023】パラジウム層は好ましくは、0.1μm〜
2μmの厚さである。
2μmの厚さである。
【0024】比較的暗いシェードの灰色のフレームのた
めには、他の好ましくは0.1μm〜0.2μmの厚さ
のルテニウムの層を、パラジウム層に適用する。
めには、他の好ましくは0.1μm〜0.2μmの厚さ
のルテニウムの層を、パラジウム層に適用する。
【0025】静的電位については、本発明は、それぞれ
の層とその次の層との電位差を200mV未満にしてい
る。
の層とその次の層との電位差を200mV未満にしてい
る。
【0026】本発明のコーティングの様々な層を作る材
料のこれらの静的電位の値は、CASS腐食試験の材料
及び方法又は人工の汗を使用する腐食試験を使用して測
定した。これらの試験は、当業者に既知であり、従って
ここで詳細に説明する必要はない。
料のこれらの静的電位の値は、CASS腐食試験の材料
及び方法又は人工の汗を使用する腐食試験を使用して測
定した。これらの試験は、当業者に既知であり、従って
ここで詳細に説明する必要はない。
【0027】この様式で、コーティングの層間の電位差
が小さいときには、腐食に対する保護が最適化されてい
る。銅の層と銀の層とを比較すると電位差はかなり小さ
く、このことがこれらの層の組み合わせに有意の腐食強
度を与えている。
が小さいときには、腐食に対する保護が最適化されてい
る。銅の層と銀の層とを比較すると電位差はかなり小さ
く、このことがこれらの層の組み合わせに有意の腐食強
度を与えている。
【0028】他の態様では、パラジウムの層を銅の層に
直接に適用する。この場合、得られるコーティングはニ
ッケルの放出に関する問題を避けるだけでなく、従来使
用されていたニッケルとパラジウムの既知のコーティン
グの腐食強度よりも大きい腐食強度を有する。
直接に適用する。この場合、得られるコーティングはニ
ッケルの放出に関する問題を避けるだけでなく、従来使
用されていたニッケルとパラジウムの既知のコーティン
グの腐食強度よりも大きい腐食強度を有する。
【0029】更に他の態様では、約0.1μm、例えば
0.05〜0.15μm又は0.08〜0.12μmの
厚さの薄い金の層を銅の層に適用して、コーティングの
他の最終的な層を適用する前に起こることがある腐食か
ら銅の層を保護する。現在まで、保護及び装飾コーティ
ングの主要な層を作る銅層の使用は、この材料が容易に
酸化され、コーティングの更なる装飾層を適用するため
に産業的な処理でもたらされることが多い有意の待ち時
間を可能にしなかったという事実によって避けられてき
た。
0.05〜0.15μm又は0.08〜0.12μmの
厚さの薄い金の層を銅の層に適用して、コーティングの
他の最終的な層を適用する前に起こることがある腐食か
ら銅の層を保護する。現在まで、保護及び装飾コーティ
ングの主要な層を作る銅層の使用は、この材料が容易に
酸化され、コーティングの更なる装飾層を適用するため
に産業的な処理でもたらされることが多い有意の待ち時
間を可能にしなかったという事実によって避けられてき
た。
【0030】また、本発明のコーティングの表面は、ワ
ニス又は同様な材料の層で覆うことができる。ワニス
は、透明又は有色の、エポキシ又はポリエステルでよ
い。
ニス又は同様な材料の層で覆うことができる。ワニス
は、透明又は有色の、エポキシ又はポリエステルでよ
い。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の技術的な特徴及び他の有
利な点は、以下の詳細な説明において、好ましい適用例
を参照してより明確に説明している。これらは本発明の
範囲を限定するものではない。
利な点は、以下の詳細な説明において、好ましい適用例
を参照してより明確に説明している。これらは本発明の
範囲を限定するものではない。
【0032】例1 フレームを作っている金属を、厚さ10μmの銅ででき
た第1の層と、厚さ0.2μmのパラジウムでできた第
2の層を有するコーティングで電気分解的に覆って、こ
のコーティング上にエポキシワニスを適用した。
た第1の層と、厚さ0.2μmのパラジウムでできた第
2の層を有するコーティングで電気分解的に覆って、こ
のコーティング上にエポキシワニスを適用した。
【0033】これらのフレームに、標準試験溶液中にお
いて150時間にわたってCASS腐食試験を行った。
得られた結果は許容できるものであり、いずれの場合に
も、10μmの厚さのニッケル層と2μmの厚さのパラ
ジウム層を有する同様な標準対照試料よりも良好な結果
が得られた。
いて150時間にわたってCASS腐食試験を行った。
得られた結果は許容できるものであり、いずれの場合に
も、10μmの厚さのニッケル層と2μmの厚さのパラ
ジウム層を有する同様な標準対照試料よりも良好な結果
が得られた。
【0034】例2 フレームを作っている金属を、厚さ5μmの銅でできた
第1の層と、厚さ10μmの銀でできた第2の層と、厚
さ0.2μmの金でできた第3の層を有するコーティン
グで電気分解的に覆った。
第1の層と、厚さ10μmの銀でできた第2の層と、厚
さ0.2μmの金でできた第3の層を有するコーティン
グで電気分解的に覆った。
【0035】標準試験溶液中において150時間にわた
ってCASS試験を行った後の腐食結果は良好であっ
た。フレームが支持体及び電気分解コーティングタンク
電極に接していた箇所を除いて、フレームに腐食の徴候
がなかった。
ってCASS試験を行った後の腐食結果は良好であっ
た。フレームが支持体及び電気分解コーティングタンク
電極に接していた箇所を除いて、フレームに腐食の徴候
がなかった。
【0036】例3 フレームを作っている金属を、厚さ5μmの銅でできた
第1の層と、厚さ5μmの銀でできた第2の層と、厚さ
0.2μmのパラジウムでできた第3の層を有するコー
ティングで電気分解的に覆った。これを透明ポリエステ
ルワニスでコーティングした。
第1の層と、厚さ5μmの銀でできた第2の層と、厚さ
0.2μmのパラジウムでできた第3の層を有するコー
ティングで電気分解的に覆った。これを透明ポリエステ
ルワニスでコーティングした。
【0037】標準試験溶液中において150時間にわた
ってCASS試験を行った後の腐食結果は良好であっ
た。フレームが支持体及び電気分解コーティングタンク
電極に接していた箇所を除いて、フレームに腐食の徴候
がなかった。
ってCASS試験を行った後の腐食結果は良好であっ
た。フレームが支持体及び電気分解コーティングタンク
電極に接していた箇所を除いて、フレームに腐食の徴候
がなかった。
【0038】例4 フレームを作っている金属(ステンレス鋼)を、厚さ1
0μmの銅でできた第1の層と、厚さ5μmの銀ででき
た第2の層と、厚さ0.1μmのパラジウムでできた第
3の層と、厚さ0.1μmのルテニウムの層を有するコ
ーティングで電気分解的に覆った。
0μmの銅でできた第1の層と、厚さ5μmの銀ででき
た第2の層と、厚さ0.1μmのパラジウムでできた第
3の層と、厚さ0.1μmのルテニウムの層を有するコ
ーティングで電気分解的に覆った。
【0039】特にこのタイプの場合には、コーティング
の下側層と上側層との全体の電位差が450mV(ミリ
ボルト)である。ここで、得られたコーティングは、有
意の腐食強度を有する。
の下側層と上側層との全体の電位差が450mV(ミリ
ボルト)である。ここで、得られたコーティングは、有
意の腐食強度を有する。
【0040】例5 フレームを作っている金属を、厚さ5μmの銅でできた
第1の層と、厚さ5μmの銀でできた第2の層と、厚さ
0.5μmの金でできた第3の層と、厚さ0.2μmの
パラジウムでできた第4の層を有するコーティングで電
気分解的に覆った。CASS耐性は大きかった。
第1の層と、厚さ5μmの銀でできた第2の層と、厚さ
0.5μmの金でできた第3の層と、厚さ0.2μmの
パラジウムでできた第4の層を有するコーティングで電
気分解的に覆った。CASS耐性は大きかった。
【0041】例6 フレームを作っている金属を、厚さ3μmのニッケルで
できた特に滑らかな外側表面を作る第1の層と、厚さ5
μmの銅でできた第2の層と、厚さ0.2μmのパラジ
ウムでできた第3の層を有するコーティングで電気分解
的に覆った。後者を、透明ポリエステルワニスでコーテ
ィングした。
できた特に滑らかな外側表面を作る第1の層と、厚さ5
μmの銅でできた第2の層と、厚さ0.2μmのパラジ
ウムでできた第3の層を有するコーティングで電気分解
的に覆った。後者を、透明ポリエステルワニスでコーテ
ィングした。
【0042】銅の層は、良好な腐食強度と並んで、フレ
ームからのニッケルの検知可能な放出を保持して防ぐ。
ームからのニッケルの検知可能な放出を保持して防ぐ。
【0043】例7 フレームを作っている金属を、厚さ10μmの銅ででき
た第1の層を含むコーティングで電気分解的に覆い、こ
の上に、銅層を保護する層を形成する厚さ0.1μmの
金の層を堆積させた。この金層は、厚さ5μmの続く銀
層でコーティングし、この上に0.2μmのパラジウム
の層を堆積させる前に、所定の時間にわたって待つこと
が可能である。
た第1の層を含むコーティングで電気分解的に覆い、こ
の上に、銅層を保護する層を形成する厚さ0.1μmの
金の層を堆積させた。この金層は、厚さ5μmの続く銀
層でコーティングし、この上に0.2μmのパラジウム
の層を堆積させる前に、所定の時間にわたって待つこと
が可能である。
【0044】説明された本発明は、本発明の本質の範囲
内で、多くの変形及び変更が可能である。更に本発明の
全ての細部は、技術的に等価の要素によって置換するこ
とができる。特に、過剰ではないコーティング厚さで、
有意の腐食強度を得ることができる。
内で、多くの変形及び変更が可能である。更に本発明の
全ての細部は、技術的に等価の要素によって置換するこ
とができる。特に、過剰ではないコーティング厚さで、
有意の腐食強度を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エルネスト フォッセン イタリア国,32020 リバモンテ,アゴル ディーノ(ベルーノ),ビア ツェニッチ 22 Fターム(参考) 2H006 AA01 AA04
Claims (20)
- 【請求項1】 複数のフレーム要素と、層状コーティン
グを有する眼鏡フレームであって、前記コーティングが
銅の層を有することを特徴とする、眼鏡フレーム。 - 【請求項2】 前記フレーム要素が金属でできているこ
とを特徴とする、請求項1に記載のフレーム。 - 【請求項3】 前記コーティングが、前記銅層に適用さ
れた銀の層を有することを特徴とする、請求項1又は2
に記載のフレーム。 - 【請求項4】 前記銅層の厚さが0.1μm〜15μm
であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記
載のフレーム。 - 【請求項5】 前記銅層の厚さが5〜10μmであるこ
とを特徴とする、請求項4に記載のフレーム。 - 【請求項6】 前記銀層の厚さが0.1〜15μmであ
ることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の
フレーム。 - 【請求項7】 前記銀層の厚さが5〜10μmであるこ
とを特徴とする、請求項6に記載のフレーム。 - 【請求項8】 前記コーティングが金の層を有すること
を特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載のフレー
ム。 - 【請求項9】 前記金層が前記銀層に適用されているこ
とを特徴とする、請求項8に記載のフレーム。 - 【請求項10】 前記金層の厚さが0.1μm〜2μm
であることを特徴とする、請求項9に記載のフレーム。 - 【請求項11】 前記金層が前記銅層に適用されている
ことを特徴とする、請求項8に記載のフレーム。 - 【請求項12】 前記金層の厚さが0.05〜0.15
μmであることを特徴とする、請求項11に記載のフレ
ーム。 - 【請求項13】 前記コーティングがパラジウムの層を
有することを特徴とする、請求項1〜12のいずれかに
記載のフレーム。 - 【請求項14】 前記パラジウム層が前記金層に適用さ
れていることを特徴とする、請求項13に記載のフレー
ム。 - 【請求項15】 前記パラジウム層が前記銀層に適用さ
れていることを特徴とする、請求項13に記載のフレー
ム。 - 【請求項16】 前記パラジウム層が前記銅層に適用さ
れていることを特徴とする、請求項13に記載のフレー
ム。 - 【請求項17】 前記パラジウム層の厚さが0.1μm
〜2μmであることを特徴とする、請求項14〜16の
いずれかに記載のフレーム。 - 【請求項18】 前記コーティングが、前記パラジウム
層に適用されたルテニウムの層を有することを特徴とす
る、請求項1〜17のいずれかに記載のフレーム。 - 【請求項19】 前記ルテニウム層の厚さが0.1μm
〜2μmであることを特徴とする、請求項18に記載の
フレーム。 - 【請求項20】 請求項1〜19のいずれかに記載のコ
ーティングを有するフレーム要素。
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