JP2022187296A - 古銭リングの製造方法 - Google Patents

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和浩 伊吹
Kazuhiro Ibuki
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Abstract

【課題】金属表面を保護するだけでなく、古銭の凸模様を強調した古銭リングを提供する。【解決手段】古銭1をリング状に加工し、加工したリング状古銭10に下地膜3を形成した後、古銭1の凸模様2の表面を研磨してから金属被膜4を形成して、最後にリング状古銭10の表面全体にガラスコーティング5を施すことによって古銭リング100を製造する。【選択図】図1

Description

本発明は、古銭リングの製造方法に関するものである。
従来、古銭をリング状に加工した古銭リングが知られており、例えば先行文献1には、古銭リングの製造方法として、古銭の中央部に貫通孔を空けてしぼり工程によりリング状にする製造方法が開示されている。
実用新案登録第3211709号公報
しかしながら、従来の古銭リングは金属表面が露出しているため、時間の経過とともに金属の腐食が進行し、古銭リングの外観が損なわれたり耐久性が低下したりするという問題があった。
一方で、本願発明者は、リング状古銭の表面全体に金属被膜や塗膜といった保護膜を形成して金属表面を保護する古銭リングの製造方法について検討している。
しかしながら、上記の古銭リングでも、リング状古銭の表面の保護膜が容易に剥がれ落ちてしまうという問題や、保護膜によって古銭の凸模様が目立たないという問題が残ってしまう。
そこで、本発明は、上記問題点を一挙に解決すべくなされたものであり、金属表面が保護されているだけでなく、古銭の凸模様が強調されたより外観の美しい古銭リングを提供することを主たる課題とするものである。
すなわち本発明に係る古銭リングの製造方法は、古銭の中央部に孔をあけてリング状に加工するリング加工工程と、リング状にされた前記古銭の表面に下地膜を形成する下地膜形成工程と、前記古銭の凸模様の頂面部分が露出するように研磨する研磨工程と、前記研磨工程によって露出した部分に金属被膜を形成する金属被膜形成工程と、前記金属被膜形成工程の後にガラスコーティングを施すコーティング工程とを有することを特徴とする。
本発明によれば、金属表面が保護されているだけでなく、古銭の凸模様が強調されたより外観の美しい古銭リングを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る古銭リングの製造方法のフローチャートである。 同実施形態に係るリング加工工程を示す模式図である。 同実施形態における(a)下地膜形成工程前の古銭リングの部分断面図、(b)下地膜形成工程後の古銭リングの部分断面図、(c)研磨工程後の古銭リングの部分断面図、(d)金属被膜形成工程後の古銭リングの部分断面図、(e)コーティング工程後の古銭リングの部分断面図である。 同実施形態により製造された古銭リングの写真である。
以下、本発明に係る古銭リング100の製造方法の一実施形態について、図面を参照して説明する。ただし、本発明は、以下の実施形態に限定されたものではない。
本実施形態の古銭リング100の製造方法は、以下の(1)~(5)の工程を有する。
(1)古銭1の中央部に孔をあけてリング状に加工するリング加工工程S1
(2)リング状古銭10の表面に下地膜3を形成する下地膜形成工程S2
(3)リング状古銭10の凸模様2の頂面部分2aが露出するように研磨する研磨工程S3
(4)研磨工程S3によって露出した頂面部分2aに金属被膜4を形成する金属被膜形成工程S4
(5)金属被膜形成工程S4の後にリング状古銭10にガラスコーティング5を施すコーティング工程S5
(1)リング加工工程S1
図1に、本実施形態のリング加工工程S1の手順を示す。なお、本実施形態では日本の古銭1を使用しているが、日本の古銭1に限られず、外国の古銭又は記念コイン等を使用しても良い。
リング加工工程S1において古銭1の中央部に貫通孔を形成する加工には、ドリルを用いても良いし、パンチプレスを用いても良い。また、形成する貫通孔の直径は、10mm程度であることが望ましいが、貫通孔の径は製造する古銭リングの形状に応じて適宜決めることができる。
本実施形態では、中央部に貫通孔が形成された古銭に、絞り加工を施してリング状古銭10に加工している。また、この後の下地膜形成工程S2においてリング状古銭10に下地膜3が密着しやすくなるように、リング加工工程S1後にリング状古銭10の表面全体を磨いておくことが望ましい。
(2)下地膜形成工程S2
下地膜形成工程S2では、リング加工工程S1後に、図3(b)に示すように、リング状古銭10の表面に下地膜3を形成する。この下地膜3によりリング状古銭10の表面に着色が施される。本実施形態では、塗装により塗膜を形成しており、塗装方法としては、電着塗装、噴霧塗装、静電塗装等が挙げられる。本実施形態の下地膜形成工程S2では、セラミックス系のメッキ液を用いたメッキを行っている。なお、下地膜3の形成方法は特に限定されず、電気メッキや無電解メッキといった温式メッキ法により下地膜3を形成しても良い。
(3)研磨工程S3
研磨工程S3では、下地膜形成工程S2後に、図3(c)に示すように、リング状古銭10の下地膜3を研磨し、リング状古銭10の凸模様2の少なくとも頂面部分2aを露出させる。このとき、リング状古銭10の外側周面の凸模様2を研磨してその頂面部分2aを露出させることに加えて、リング状古銭10の内側周面の凸模様2を研磨してその頂面部分2aを露出させても良い。また、研磨の方法としては、サンドペーパーや研磨布を用いて人が手で研磨しても良いし、機械研磨工具を用いて電動で研磨しても良い。なお、リング状古銭10の外側周面の全ての凸模様2の頂面部分2aを露出させることが望ましいが、適宜決められた凸模様2の頂面部分2aのみを露出させても良い。
(4)金属被膜形成工程S4
金属被膜形成工程S4では、図3(d)に示すように、研磨工程S3により露出した凸模様2の頂面部分2aに金属被膜4を形成する。本実施形態の金属被膜形成工程S4では、セラミックス系のメッキ液を用いたメッキを行っている。その他、金属被膜4の形成方法としては、電気メッキや無電解メッキといった温式メッキ法、アルカリ性シアン化銀メッキ浴、又は、アルカリ性非シアン浴を用いて銀メッキを施すことで金属被膜4を形成しても良い。また、他の実施形態として、例えば、銅メッキ、クロムメッキ、ニッケルメッキ、金メッキ、亜鉛メッキ等を施して金属被膜4を形成しても良い。
(5)コーティング工程S5
コーティング工程S5では、図3(e)に示すように、金属被膜形成工程S4後に、リング状古銭10にガラスコーティング5を施す。このとき、リング状古銭10の外側周面だけでなく、リング状古銭10の表面全体にガラスコーティング5を施すことが望ましい。これにより、図4に示す古銭リング100が製造される。
なお、本発明は前記実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であることは言うまでもない。
<本実施形態の効果>
本実施形態の古銭リング100によれば、下地膜3及び金属被膜4によって古銭リング100の古銭1由来の金属表面を保護できることに加えて、リング状古銭10の表面全体にガラスコーティング5を施しているため、下地膜3及び金属被膜4の耐久性を高めることもできる。
また、下地膜形成S2工程において、下地膜3によって金属表面が着色されるため、より外観が美しい古銭リング100を提供できる。さらに、金属被膜形成工程S4では、研磨工程S3により露出した凸模様2の頂面部分2aにメッキ処理を施すため、古銭1の凸模様2を目立たせることもできる。
また、リング状古銭10の内側周面もガラスコーティング5が施されていることで、金属と肌が直接触れないため、この古銭リング100を装着しても肌が汚れることがなく、金属アレルギーの人もこの古銭リング100を装着することができる。
S1 リング加工工程
S2 下地膜形成工程
S3 研磨工程
S4 金属被膜形成工程
S5 コーティング工程
100 古銭リング
10 リング状古銭
1 古銭
2 凸模様
2a 頂面部分
3 下地膜
4 金属被膜
5 ガラスコーティング

Claims (1)

  1. 古銭の中央部に孔をあけてリング状に加工するリング加工工程と、
    リング状にされた前記古銭の表面に下地膜を形成する下地膜形成工程と、
    前記下地膜が形成された前記古銭の凸模様の頂面部分が露出するように研磨する研磨工程と、
    前記研磨工程によって露出した部分に金属被膜を形成する金属被膜形成工程と、
    前記金属被膜形成工程の後にガラスコーティングを施すコーティング工程とを有する、古銭リングの製造方法。
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