JP2002325509A - 根菜類の収穫機 - Google Patents

根菜類の収穫機

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JP2002325509A
JP2002325509A JP2001132492A JP2001132492A JP2002325509A JP 2002325509 A JP2002325509 A JP 2002325509A JP 2001132492 A JP2001132492 A JP 2001132492A JP 2001132492 A JP2001132492 A JP 2001132492A JP 2002325509 A JP2002325509 A JP 2002325509A
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conveyor
vehicle body
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stems
belts
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Application number
JP2001132492A
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English (en)
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Hiromichi Kawaguchi
川口  弘道
Shingo Takagi
高木  真吾
Takaaki Iwabe
岩部  孝章
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 左右一対の挾持ベルトによって、根菜類の葉
茎を挟持して堀取る構成の従来型野菜収穫機は、堀取り
直前に、分草杆や葉茎引起し装置によって葉茎を引き起
こすが、そのとき、葉茎の繁茂が多い場合、隣接条の葉
茎同志が絡み合った状態で引き抜かれたり、持ち上げら
れることが多く、次工程の挾持ベルトによる挟持、引き
抜きが適確にできない課題があった。 【解決手段】 本発明は、始端部を車体1の前方低部の
地面近くに臨ませ、終端部を後方上部に支持して傾斜状
に構成した左右一対の挟持ベルト2、2’によって根菜
類を引き抜き収穫する収穫機において、前記挟持ベルト
2、2’の前方側部に、葉茎押さえ装置3と葉茎切断装
置4とを圃場面に接近、又は圧接状態に配置して構成し
た根菜類の収穫機としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、根菜類の収穫機に
関するものであって、農業機械の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来の野菜収穫機は、走行装置を備えた
車体上に、左右一対の挾持ベルトによって、圃場に植っ
ている根菜類、例えば、人参や大根の葉茎部を挾持し、
走行している車体と回転駆動されている挾持ベルトとの
共同作用によって圃場から強制的に引き抜いて収穫する
構成の引き抜き式の根菜収穫機や、補助作業者が、圃場
から手作業によって収穫した野菜を収穫コンベヤ装置上
に載置して車体側に搬送して収集する方式の野菜収穫機
や、また、玉ねぎや馬鈴薯等のように土中に成育してい
る野菜を、適宜深さで土中を進行する掘取機によって掘
り取りながら収穫する構成の収穫機等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の野菜収
穫機において、左右一対の挾持ベルトによって、圃場に
成育している根菜類の葉茎を挟持して堀取る構成の堀取
り装置は、葉茎の成育が旺盛で葉の繁茂が多い野菜、例
えば、かぶや人参の場合、分草杆や葉茎引起し装置によ
って葉茎を引き起こした後、収穫を行なっている。この
ように、葉茎の繁茂が多い根菜類は、分草杆や葉茎引起
し装置によって、分草、又は引き起こされるとき、隣接
した植付け条列の葉茎同志が互いに絡み合った状態で連
なって引き抜かれたり、持ち上げられることが多く、次
工程の挾持ベルトによる挟持、引き抜きが適確にできな
い課題があった。
【0004】又、従来から根菜類の収穫機は、コンテナ
に野菜を収穫する最終の選別用のコンベヤと、その一工
程前のクリ−ナ用のコンベヤとが、根菜類を受け継ぎな
がら同方向に搬送する構成になっているから、搬送距離
が必然的に長くなって、機体幅(車体の幅)が広くなり
大型の機械になる課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決するために、次の如き技術手段を講ずるものであ
る。まず、請求項1の発明は、始端部を車体1の前方低
部の地面近くに臨ませ、終端部を車体1の後方上部に支
持して傾斜状に構成した左右一対の挟持ベルト2、2’
によって圃場の根菜類を挟持して引き抜きながら収穫す
る収穫機において、前記挟持ベルト2、2’の前方側部
に、葉茎押さえ装置3と葉茎切断装置4とを、その順序
で配置し、圃場面に接近、又は圧接して構成した根菜類
の収穫機としている。
【0006】つぎに、請求項2の発明は、始端部を車体
1の前方低部の地面近くに臨ませ、終端部を車体1の後
方上部に支持して傾斜状に構成した左右一対の挟持ベル
ト2、2’によって圃場の根菜類を挟持して引き抜きな
がら収穫する収穫機において、葉茎切断後の根菜類を受
継いで搬送する第1コンベヤ6と第2コンベヤ7との少
なくとも2つのコンベヤ6、7を、車体1に対して横向
きに搬送可能に軸架して設け、前記第1コンベヤ6と第
2コンベヤ7とは、搬送方向が相互に逆になるように構
成した根菜類の収穫機としている。
【0007】つぎに、請求項3の発明は、車体1の背面
視において、第1コンベヤ6を上側に、第2コンベヤ7
をその下側に配置して上下に構成した請求項2記載の根
菜類の収穫機としている。つぎに、請求項4の発明は、
第1コンベヤ6をクリ−ナ用コンベヤに構成し、第2コ
ンベヤ7を選別用コンベヤに構成した請求項2、又は請
求項3記載の根菜類の収穫機としている。
【0008】
【発明の効果】本発明は、上述のように構成したから、
まず、請求項1の発明は、挾持ベルトによって引き抜
き、収穫される直前の根菜類の葉茎を葉茎押さえ装置で
確実の押さえながら葉茎切断装置で切断するから、隣接
する植付け条列の葉茎同志が互いに絡み合った状態をな
くし、分草杆や葉茎引起し装置による分草、又は引き起
こされるとき、隣の根菜類が連なって引き抜かれたり、
持ち上げられることがなくなり、次工程の挾持ベルトに
よる挟持、引き抜き作業を適確に行なうことができる特
徴を有する。
【0009】つぎに、請求項2の発明は、葉茎から切断
されて果肉部となった後の根菜類を受継いで搬送する第
1コンベヤと第2コンベヤとの少なくとも2つのコンベ
ヤを、車体に対して横向きに搬送可能に軸架し、相互に
搬送方向が逆になるように構成することにより、2つの
コンベヤを上下に配置することが可能となって、機体幅
(車体の幅)が狭くてコンパクトな収穫機を提供できる
ものとなった。
【0010】つぎに、請求項3の発明は、車体の背面視
において、第1コンベヤを上側に、第2コンベヤをその
下側に配置して上下に構成したから、従来の収穫機に比
較して機体幅を狭くするものでありながら、コンテナの
収納スペ−スが充分に確保できる特徴がある。
【0011】つぎに、請求項4の発明は、第1コンベヤ
をクリ−ナ用コンベヤとし、第2コンベヤを選別用コン
ベヤに構成しているから、機体幅を狭くしコンパクトな
機械に製造できるものでありながら、収穫した根菜類の
商品価値を高めるために必要な土落としや選別を充分に
行なうことができる特徴がある。特に、本案実施例の構
成では、クリ−ナ用コンベヤと選別用コンベヤとの必要
な距離(長さ)を確保して、尚且つ、コンパクトに製造
できるものとなった。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。まず、車体1は、図1、及び図2に示すよ
うに、前部の低位置に設けた走行ミッション装置8から
両側に延長して設けているホィ−ルシャフトの駆動スプ
ロケット9に、左右一対のクロ−ラ10を装着して構成
している。
【0013】そして、前記走行ミッション装置8は、車
体1に搭載しているエンジンに伝動可能に連結し、変速
装置、サイドクラッチ、サイドブレ−キ等を内装して、
前記クロ−ラ10を伝動する構成としている。そして、
車体1は、図1、及び図2に示すように、前部右側に
は、周囲に操作装置を集中して設けた操縦座席11を配
置して設け、その左側から後部、更には、右側のスペ−
スを利用して、挟持ベルト2、2’や一連の処理搬送装
置12(肩揃えベルト13、タッピングベルト14、排
葉ベルト15、葉茎切断カッタ−16)、受継搬送コン
ベヤ17、第1コンベヤ6、第2コンベヤ7、収納コン
テナ台18を配置して根菜類の収穫機を構成している。
【0014】なお、本明細書で左側、及び右側は、車体
1の進行方向に向かって見た状態を基準にして記載し
た。そこで、まず、挟持ベルト2、2’は、図1、乃至
図3に示すように、左右一対のベルトからなり、始端部
側を先端の遊動プ−リ19に巻回し、終端部側を車体1
上部の駆動プ−リ20に巻回して左右から圧接した状態
を保つ構成としている。そして、挟持ベルト2、2’
は、図1で解るように、車体1の左側(操縦座席11の
左側)において、始端部を前方低部の地面近くに臨ませ
て、終端部を後方上部に位置させて傾斜状態に設け、前
記駆動プ−リ20から伝動する構成としている。実施例
の場合、挟持ベルト2、2’は、具体的な図示は省略し
ているが、後部を車体1に枢着支持し、前部下方に向け
て延長した機体フレ−ムに連結して支持し、機体フレ−
ムの後部を回動支点に上下回動して昇降自由(挟持ベル
ト2、2’の挟持始端部を上下調節)に調節ができる構
成としている。
【0015】そして、左右一対の挟持ベルト2、2’
は、挟持始端部において、根菜類、例えば、かぶや人参
の葉茎基部(果肉部の肩に近い部分)を挟持して、車体
1の前進作用と上方への搬送力とによって圃場面から引
き抜きながら、吊り下げ状態で上方、後方に搬送して収
穫する構成としている。
【0016】そして、葉茎押さえ装置3は、図1、乃至
図3に示すように、実施例の場合、車輪を前記挟持ベル
ト2、2’の始端部より前方で左側部(図3に示す正面
視、参照)に回転自由に軸架し、圃場面に圧接した状態
にして設け、根菜類の果肉部から横側に伸びている葉茎
部を上から踏み付けるように押さえることができる構成
としている。そして、葉茎切断装置4は、図1、及び図
2に示すように、上記葉茎押さえ装置3の後側で、且
つ、前記挟持ベルト2’に近い側に横軸で円板刃を軸架
して伝動ベルト21で強制駆動できる構成としている。
したがって、葉茎切断装置4は、上記した車輪からなる
葉茎押さえ装置3によって押さえ付けられた状態の葉茎
を切断することができる。
【0017】つぎに、肩揃えベルト13と、タッピング
ベルト14と、排葉ベルト15と、葉茎切断カッタ−1
6との構成について説明する。まず、肩揃えベルト13
は、図2に示すように、挟持ベルト2、2’の搬送中間
部分の下方に、略水平状に配置して軸架し、上述した左
右一対の挟持ベルト2、2’で搬送中の根菜類を受け継
いで後方に略水平に搬送する構成としている。この場
合、肩揃えベルト13は、一対のベルトからなり、上述
の挟持ベルト2、2’との関係で人参等を上方に移動し
て肩部を揃えながら挟持して搬送する構成としている。
【0018】そして、葉茎切断カッタ−16は、左右一
対の円板状の切断刃(図5の背面図参照)からなるが、
図2に示すように、肩揃えベルト13のすぐ後(搬送下
手側)に軸架して設け、上側のタッピングベルト14に
挟持されて供給された人参等の葉茎の基部を切断する構
成としている。
【0019】そして、排葉ベルト15は、図2に示すよ
うに、上記タッピングベルト14の上側に設け、果肉部
から切断された葉茎を機外(後方)に排出する構成とし
ている。つぎに、受継搬送コンベヤ17は、図5に示す
実施例の場合、搬送ラグ17aを等間隔に配設したコン
ベヤベルトから構成し、搬送始端部を前記葉茎切断カッ
タ−16の下方に臨ませて設け、切断後、葉茎から分離
されて落下してくる人参等の果肉部を受け止めて車体1
を横切る方向に右側へ搬送する構成としている。そし
て、受継搬送コンベヤ17は、図5から解るように、始
端部を下方の駆動プ−リに巻回して伝動可能とし、順次
上方に向けて傾斜させて配置し、人参等を上方に持ち上
げる方向に搬送する構成としている。
【0020】そして、第1コンベヤ6は、図5に示すよ
うに、上記受継搬送コンベヤ17の搬送終端部より下方
に設け、その受継搬送コンベヤ17からシュ−タ−22
を介して受継いだ人参等を車体1の左側(受継搬送コン
ベヤ17と逆方向)に搬送する構成としている。そし
て、残葉処理ロ−ラ23は、図4、及び図5に示すよう
に、前記第1コンベヤ6の上側に、搬送方向に対して斜
めに向けて軸架しており、人参等の残葉をコンベヤベル
ト上面とロ−ラ表面とで巻き込みながら引き千切るよう
にして取り除く構成としている。この場合、第1コンベ
ヤ6は、残葉のみならず、付着している土も、同時に取
り除き搬送終端部(左端)から左右クロ−ラ10の間を
通して堀取り後の圃場面に排出する構成としている。
【0021】このように、第1コンベヤ6は、クリ−ナ
用コンベヤとしての機能を有するものであり、図5に示
すように、背面視において、後述する第2コンベヤ7の
上側に重ねて構成しているが、実施例の場合、図4に示
す平面視においても、第2コンベヤ7の搬送始端部分に
重なるように幅広く構成している。
【0022】そして、第2コンベヤ7は、図4、及び図
5に示すように、杆状部材を順次連結したスラット式の
選別用のコンベヤであって、上記第1コンベヤ6の終端
部より左側に搬送始端部が位置し、第1コンベヤ6から
落下してきた人参等を受継いで車体1の右側(第1コン
ベヤ6と逆方向)に向けて搬送する構成としている。そ
して、第2コンベヤ7は、右端の搬送終端部をコンテナ
24上に臨ませて設け、人参等をそのコンテナ24に収
穫する構成としている。
【0023】なお、選別用の第2コンベヤ7は、図4に
示すように、クリ−ナ用の第1コンベヤ6とは、前後に
ずれた上下の関係位置に配置しているから、前述した第
1コンベヤの搬送終端部から落下する残葉や土が搬送始
端部に載ることはない。以上、実施例で説明したよう
に、受継搬送コンベヤ17と、第1コンベヤ6と、第2
コンベヤ7とは、図5の背面視で解るように、車体1に
対して、搬送方向を左右にジグザグとし、上下に配置し
た構成としているから、クリ−ナ−作用や選別作業に必
要な搬送距離を充分に確保できるものでありながら、車
体1の横幅を広げることなくコンパクトな収穫機を提供
することができる特徴がある。
【0024】つぎに、その作用を説明する。まず、収穫
機は、挟持ベルト2、2’の堀取り高さを予め設定した
後、エンジンを始動して機体の回転各部を駆動しなが
ら、クロ−ラ10を始動して車体1を圃場内で前進さ
せ、かぶや人参の収穫作業を開始する。
【0025】すると、圃場に植えられているかぶ、又は
人参は、葉茎が繁茂して果肉部の上部から横側に倒伏し
ているが、車体1の前部で地面に圧接した状態で転がっ
ている車輪の葉茎押さえ装置3によって、その葉茎部が
踏み付けられるように上側から押さえられ、これに後続
する葉茎切断装置4が作用する。この場合、葉茎は、葉
茎押さえ装置3によって上側から押圧されており、そこ
に伝動ベルト21を介して伝動され強制駆動されている
円板刃が作用して切断されることになる。このように葉
茎が切断されたかぶや人参は、隣の条のものと切り離さ
れて別々になるから、その後、分草杆や引起し装置が作
用しても隣接のものと連なった状態で一体になって引き
抜かれる等のおそれがなくなる。
【0026】そして、かぶや人参は、左右一対の挟持ベ
ルト2、2’に挟持されて上方に搬送され、肩揃えベル
ト13に達して持ち換えられ、後方に搬送方向が略水平
状態に変更され、タッピングベルト14に達して受継ぎ
搬送されながら、葉茎切断カッタ−16によって葉茎か
ら果肉部が切り落とされる。
【0027】そして、人参等は、受継搬送コンベヤ17
上に落下して搬送ラグ17aに係止された状態に載置さ
れ、車体1を横切りながら上方に持ち上げられて側方に
搬送され、終端部からシュ−タ22上を滑って第1コン
ベヤ6に受継がれる。そして、人参等は、第1コンベヤ
6によって搬送される過程で残葉処理ロ−ラ23による
クリ−ナ作用を受ける。更に、これらの根菜類は、選別
用の第2コンベヤ7に受継がれて搬送されるとき、補助
作業者によって不良品を取り除かれた後、商品となる良
品がコンテナ24側に連続的に搬送され収穫される。
【0028】以上のような一連の収穫作業において、本
発明の実施例は、挾持ベルト2、2’によって挟持され
て引き抜き、収穫する直前の根菜類の葉茎を葉茎押さえ
装置3で確実の押さえながら葉茎切断装置4で切断する
から、隣接条の葉茎同志が絡み合った状態をなくし、分
草杆や葉茎引起し装置による分草、又は引き起こされる
とき、隣の根菜類が連なった状態で引き抜かれたり、持
ち上げられることがなくなり、次工程の挾持ベルトによ
る挟持、引き抜き作業を適確に行なうことができるもの
となった。
【0029】そして、葉茎から切断された果肉部を受継
いで搬送する第1コンベヤ6と第2コンベヤ7との少な
くとも2つのコンベヤ6、7を、車体1に対して横向き
に搬送可能に軸架し、相互に搬送方向が逆になるように
構成することにより、2つのコンベヤ6、7を上下に配
置することが可能となって、機体幅(車体の幅)が狭く
てコンパクトな収穫機を提供できるものとなった。
【0030】そして、実施例の場合、車体1の背面視に
おいて、第1コンベヤ6を上側に、第2コンベヤ7をそ
の下側に配置して上下に構成したから、従来の収穫機に
比較して機体幅を狭くするものでありながら、コンテナ
24の収納スペ−スが充分に確保できる特徴がある。
【0031】更には、第1コンベヤ6をクリ−ナ用コン
ベヤとし、第2コンベヤ7を選別用コンベヤに構成して
いるから、機体幅を狭くしてコンパクトな機械に製造で
きるものでありながら、両コンベヤ6、7の必要な長さ
を確保できて、収穫した根菜類の商品価値を高めるため
に必要な土落としや不良品の選別を充分に行なうことが
できる特徴がある。
【0032】別実施例1 以上、図1、乃至図5に基づいて説明した本発明の根菜
類収穫機について、上記説明と図面を参照しながら、図
6、乃至図10に基づいて別実施例1を説明する。
【0033】別実施例1は、ロ−リング機構と、スライ
ド機構とを備えた根菜類の収穫機に関し、図6、及び図
7に示すように、挟持ベルト2、2’とこれに後続する
肩揃えベルト13と、タッピングベルト14と、排葉ベ
ルト15と、葉茎切断カッタ−16と、受継搬送コンベ
ヤ17と、第1コンベヤ6とを一体として走行フレ−ム
30に対して左右スライド可能に構成したものである。
別実施例1では、第2コンベヤ(選別用コンベヤ)を走
行フレ−ム30側に固定支持して、スライドしない構成
としており、第1コンベヤから第2コンベヤへの根菜類
の受継ぎは、スライドの前後でも確実にできる配置構成
としている。
【0034】まず、スライドフレ−ム31、31’は、
図8、及び図9に示すように、横向きに配置している前
後の走行フレ−ム30、30’にそれぞれ左右摺動自由
に係合し、前後をロット32で連結しており、該ロット
32とサイド走行フレ−ム30”との間に油圧式のスラ
イドシリンダ33を介装して構成している。実施例の場
合、スライドシリンダ33は、操縦座席11からバルブ
切替操作によって伸縮作動して、固定の走行フレ−ム3
0(クロ−ラ10側と一体)に対してスライドフレ−ム
31、31’を油圧によって左右にスライドする構成と
している。
【0035】そして、ロ−リングフレ−ム34は、図
9、及び図10に示すように、中間部に前後方向に設け
たロ−リング軸35を、前記スライドフレ−ム31、3
1’の軸受部36、36’にロ−リング回動自由に軸受
支持して構成している。そして、ロ−リングシリンダ3
7は、図9、及び図10に示すように、前記スライドシ
リンダ33のすぐ上側に配置して構成している。そし
て、ロ−リングシリンダ37は、図面で解るように、一
方を前記ロ−リング軸35から下側に延長した揺動ア−
ム38に枢着し、他方をスライドフレ−ム31から側方
に延長した支持ア−ム39に支持して構成している。
【0036】そして、ロ−リングシリンダ37は、ロ−
リングフレ−ム34上に装備している図外の傾斜センサ
からの検出信号に基づいて左右ロ−リング制御ができる
構成としている。そして、ロ−リングフレ−ム34側に
は、前述のように、挟持ベルト2、2’とこれに後続す
る肩揃えベルト13と、タッピングベルト14と、排葉
ベルト15と、葉茎切断カッタ−16と、受継搬送コン
ベヤ17と、第1コンベヤ6とを一体として支持して設
け、走行フレ−ム30に対して左右スライドとロ−リン
グ制御ができる構成としている。
【0037】以上のように構成しているから、スライド
機構は、左右のクロ−ラ10を圃場の溝内に走行させた
状態で、挟持ベルト2、2’の挟持始端部を人参の植付
け条列に合わせるとき、スライドシリンダ33を伸縮操
作して行なうことができる。この場合、スライドフレ−
ム31、31’は、上記のとおりスライドシリンダ33
を伸縮すると、走行フレ−ム30、30’に摺動して左
右方向にスライドし、挟持ベルト2、2’の始端部を植
え付け条列に合わせることができる。そして、選別用の
第2コンベヤ7は、走行フレ−ム30の定位置にあって
左右に移動しないから補助作業者の選別作業やコンテナ
24の位置に影響することがない特徴がある。
【0038】つぎに、ロ−リング機構は、例えば、一方
のクロ−ラ10が、畝上を走行し、他方のクロ−ラ10
が溝内を走行して車体1が傾いた状態で作業をすると
き、ロ−リングフレ−ム34の傾斜センサが傾斜状態を
検出する。すると、ロ−リングフレ−ム34は、上記検
出情報に基づいてロ−リングシリンダ37が伸縮制御さ
れて支持ア−ム39を介してロ−リング軸35が回動し
てロ−リング作用が行われ、水平状態に修正制御され
る。このようにして、収穫機は、挟持ベルト2、2’が
水平状態を保つことができるから堀取作用が安定し、更
に、各コンベヤ上における根菜類の搬送姿勢が安定す
る。そして、人参等は、葉茎切断カッタ−16に達した
ときも各部が略水平にあり、果肉部が垂直に垂下されて
いるから、狂いなく茎部の基部を切断できるものとなっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であって、一部を破断して示す
平面図である。
【図2】本発明の実施例であって、側面図である。
【図3】本発明の実施例であって、要部の正面図であ
る。
【図4】本発明の実施例であって、平面図である。
【図5】本発明の実施例であって、一部断面した背面図
である。
【図6】本発明の別実施例1であって、平面図である。
【図7】本発明の別実施例1であって、平面図である。
【図8】本発明の別実施例1であって、スライド機構の
斜面図である。
【図9】本発明の別実施例1であって、スライド機構と
ロ−リング機構との分解斜面図である。
【図10】本発明の別実施例1であって、背面図であ
る。
【符号の説明】 1 車体 2、2’ 挟持ベルト 3 葉茎押さえ装置 4 葉茎切断装置 6 第1コンベヤ 7 第2コンベヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B072 AA04 AA10 DA01 DA02 DA04 DA12 EA06 FA01 GA14 GA21

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 始端部を車体1の前方低部の地面近くに
    臨ませ、終端部を車体1の後方上部に支持して傾斜状に
    構成した左右一対の挟持ベルト2、2’によって圃場の
    根菜類を挟持して引き抜きながら収穫する収穫機におい
    て、前記挟持ベルト2、2’の始端部より前方側部に、
    葉茎押さえ装置3と葉茎切断装置4とを、その順序で配
    置して圃場面に接近、又は圧接して構成した根菜類の収
    穫機。
  2. 【請求項2】 始端部を車体1の前方低部の地面近くに
    臨ませ、終端部を車体1の後方上部に支持して傾斜状に
    構成した左右一対の挟持ベルト2、2’によって圃場の
    根菜類を挟持して引き抜きながら収穫する収穫機におい
    て、葉茎切断後の根菜類を受継いで搬送する第1コンベ
    ヤ6と第2コンベヤ7との少なくとも2つのコンベヤ
    6、7を、車体1に対して横向きに搬送可能に軸架して
    設け、前記第1コンベヤ6と第2コンベヤ7とは、搬送
    方向が相互に逆になるように構成した根菜類の収穫機。
  3. 【請求項3】 車体1の背面視において、第1コンベヤ
    6を上側に、第2コンベヤ7をその下側に配置して上下
    に構成した請求項2記載の根菜類の収穫機。
  4. 【請求項4】 第1コンベヤ6をクリ−ナ用コンベヤに
    構成し、第2コンベヤ7を選別用コンベヤに構成した請
    求項2、又は請求項3記載の根菜類の収穫機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005192426A (ja) * 2003-12-26 2005-07-21 Iseki & Co Ltd 野菜収穫機
JP2018050580A (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 株式会社クボタ 作物収穫機

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