JP2002325020A - 高周波回路及び通信システム - Google Patents

高周波回路及び通信システム

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JP2002325020A
JP2002325020A JP2001127133A JP2001127133A JP2002325020A JP 2002325020 A JP2002325020 A JP 2002325020A JP 2001127133 A JP2001127133 A JP 2001127133A JP 2001127133 A JP2001127133 A JP 2001127133A JP 2002325020 A JP2002325020 A JP 2002325020A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信電力制御を考慮した実効的な(特に低出
力時)消費電流を削減する高周波回路を、実装面積が少
なく、かつ、部品点数が少ない方式で実現する。 【解決手段】 高周波信号の電力を調節する電力調節手
段(11)と、前記電力調節手段の出力を増幅して出力
する高周波増幅器(14)と、外部からの出力電力指示
に応じて前記高周波増幅器を制御する制御部(18)を
備え、前記制御部は、前記高周波増幅器の出力電力に対
応した、電力調節手段の出力と高周波増幅器の動作バイ
アス点に関する情報を予め保持しており、前記出力電力
指示に応じて、前記保持した情報を用いて前記高周波増
幅器の動作バイアス点を制御することによって、前記出
力電力指示が低いときには、前記高周波増幅器の消費電
流を下げることを特徴とする高周波回路。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広範囲な出力(送
信)電力制御が行われる無線通信システム用の電力増幅
器(以下、高周波増幅器という)に関し、特に、低出力
時における電力利得を減じるとともに、消費電流を削減
し、出力電力制御の下において実効的な平均消費電流を
削減する回路方式及び通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】無線通信、特に移動体無線通信では送信
電力制御が行われる場合が多く、低出力電力時に高周波
増幅器及びこの高周波増幅器の前段に配置されるドライ
バ増幅器等の前段部の電力付加効率の劣化が問題とな
る。
【0003】以下、この送信電力制御と低出力電力時に
おける電力付加効率の劣化について説明する。ここで、
電力付加効率とは、RF(高周波)出力電力をDC(直
流)入力電力で除したものである。
【0004】まず、図10に送信電力制御を行う無線通
信システムの送信電力確率密度関数の一例を示す。この
例では送信電力が最大で30dBm(dBmW、以下dBmと略す)
に達するが、最も送信する確率の多い電力は10dBm付近
にある。また、送信電力は0dBm以下の値を取る場合もあ
る。
【0005】次に、図9は一般的な移動体通信向け線形
アンプに用いられるAB級にバイアスされた高周波増幅
器のRF(高周波)出力電力とDC(直流)消費電流の関係
を示したものである。
【0006】一見すると、RF出力電力に伴い消費電流も
増加しているように見えるが、電力付加効率が出力電力
によらずに一定であれば、出力30dBm時に400mAであった
消費電流は、20dBm出力時には1/10の40mAになって
いなければならない。しかし、この例では130mA消費し
ている。後で説明するが、高周波増幅器では原理的に電
力付加効率が出力電力の低下に伴い劣化するためであ
る。
【0007】また、RF出力電力が10dBm以下ではRF
出力電力によらず消費電流が有限の一定値に漸近する。
図9の場合は約60mAである。これは、AB級にバイアス
するための設定電流(アイドル電流、セット電流又はqu
iescent currentという)である。
【0008】尚、B級にバイアスすれば、低出力時の消
費電流は0に漸近する。しかし、線形変調用の増幅器の
場合、歪みを抑えるためにAB級にバイアスする必要があ
る。AB級では、低出力時において高周波電力に寄与しな
い無駄な電流を消費するという問題点がある。
【0009】上述した図10に示した送信電力の確率密
度関数を、図9に示したRF出力電力に対するDC消費
電流に当てはめると、消費電流の確率分布関数が得られ
る。この消費電流の確率分布関数を図11に実線で示
す。破線で示したのが平均消費電流で、約84mAである。
50%以上の確率でアイドル電流である約60mAの電流が消
費され、100mA以上の電流が消費されるのは全体の14%、
200mA以上は3.5%、300mA以上は僅かに1%である。図11
より、明らかに、平均消費電流はアイドル電流に依存し
ていることがわかる。広範囲の送信電力制御を行う無線
通信システムでは、高周波増幅器のアイドル電流削減が
重要であり、技術課題である。
【0010】次に、高周波増幅器の電力付加効率が、飽
和出力付近で最大となり、低出力時に劣化するメカニズ
ムについて、アイドル電流が0となるB級アンプの場合
を例に取り、図12を用いて説明する。図12(a)は
電力付加効率とRF出力電力の関係の一例である。ここ
で電力付加効率とは、前述したように、RF出力電力を
DC入力電力で除したものであり、バイポーラトランジ
スタの場合はコレクタ効率、電界効果トランジスタの場
合はドレイン効率のことである。図12(b)は同図
(a)の電力付加効率の逆数を対数目盛りで示したグラ
フである。出力されるRF電力に対して、何倍の直流電
力を高周波増幅器に投入しているかを示している。図1
2の例では、出力電力30dBm時に72%あった電力
付加効率が、20dBm出力時には21.8%、10d
Bm出力時には4.7%、5dBm出力時には1.5%
にまで劣化している。投入しているDC入力電力はRF
出力電力に対して30dBm出力時に1.4倍、20d
Bm出力時に4.6倍、10dBm出力時は21.2
倍、5dBm出力時には67.1倍にまで増加し、低出
力時にはRF出力電力に供さない無駄なDC入力電力が
消費されていることがわかる。
【0011】低出力時に電力付加効率が劣化するメカニ
ズムを単純理想化したトランジスタモデルを用いて説明
する(図13)。電流、電圧の瞬時値を静特性上に重ね
合わせた動的な負荷線が折れ線KBCで表され、出力電
圧はバイアス電圧を平均値とした正弦波で表され、出力
電流は半波整流波で表されると仮定する。点Bがバイア
ス点に相当する。図13の場合はB級動作である。RF
出力電力は、出力電圧の基本波成分Vout(t)の実効値と
出力電流の基本波成分I1(t)の実効値の積で与えられ
る。点Rと点Bを対角とする四角形の面積の1/2がRF出
力電力に相当する。図中点線で示した四角形がこれに相
当する。DC入力電力はバイアス電圧と出力電流Iout(t)
の平均値の積で与えられるので、図中では点Dと点Bを対
角とする破線で示した四角形の面積に相当する。電力付
加効率は両者(破線と点線の四角形)の面積比で与えら
れる。また、ここで、点Rと点Bを結んだ直線が、基本
波に対する負荷線となる。
【0012】図13(a)に対して同図(b)は電流振
幅および電圧振幅が半減しており、RF出力電力は1/
4となっている。一方、直流電流はRF電流の平均値で
あるので同じ割合で半減するが、直流電圧は点Bで固定
であるため、四角形DBの面積は1/2である。この結
果、RF出力電力が1/4(−6dB)となる毎に電力
付加効率は半減していく。このように、高周波増幅器で
低出力時に電力付加効率が劣化するのは動作原理に基づ
く本質的な問題である。
【0013】従来、この様な本質的な電力付加効率の劣
化を補償する手段として、図15に示す高周波回路があ
る。すなわち、出力電力の低下に合わせて、バイアス電
圧を変化させて、例えば、出力電力が1/4になる時に
は、図15(b)に示すようにバイアス電圧をB2からB1
に変化させることで、電力付加効率の劣化を抑止しよう
とするものである。しかし、この方式を実現するには大
電流が供給可能な可変電圧源V1が必要である。一般的に
は図15(c)で示すようなDC-DCコンバータが用いら
れるが、部品点数の増加、実装面積の増加、価格の増加
を招く。また、この方法では、低出力時になるにつれて
バイアス電圧に占めるニー電圧の割合が増して効率の維
持が困難になる。加えて、可変電源V1の最低出力電圧
が内部のレギュレータの基準電圧の関係で約1V程度で
あること、低電圧出力時にはDC-DCコンバータの効率が
劣化することなどの理由で、広い出力電力範囲において
高い効率を維持することは難しい。
【0014】また、図15(a)に示すように、可変電
源V2を併用してバイアス電流を制御することも行われ
る。しかし、従来のこの方式においては、出力低下に伴
う電力付加効率劣化の抑制が目的であるために、増幅器
の電力利得を維持しつつ(低出力時においても電力利得
を極力低下させないように)、アイドル電流(バイアス
電流)を調整している。
【0015】同様に、図15(a)において、電源V1
は固定にして固定バイアス電圧の下で、可変電源V2に
よるバイアス電流制御のみを行う方法も提案されてい
る。但し、従来のこの方法においても上述同様に、出力
低下に伴う電力付加効率劣化の抑制が目的であるため
に、増幅器の電力利得を維持しつつ(低出力時において
も電力利得を極力低下させないように)、アイドル電流
(バイアス電流)を調整している。例えば、増幅段が2
段の高周波増幅器において、最大出力時の電力利得が約
24dBの場合は低出力時であっても21dB程度の電
力利得を有するようにバイアス点が調整されている。
【0016】図8を用いて、従来の可変電源V2による
バイアス電流制御のみを行う方法の原理を説明する。図
8に示すように、可変電源V2を固定した場合、V2の値
は、出力電力に対して歪みが基準値Rに対して一定の余
裕をもって推移し、最大出力Pにおいて基準値Rを超える
様に調整されている。アンプのバイアス点を上記固定時
のV2の値よりもB級寄りのV2’に設定すると、歪み特
性は全体的に図8のグラフの上側に移動する(若干形状
が変化する)。このとき、歪み特性が、最大出力電力よ
り低電力側で一旦持ち上がる個所が基準値Rを越えなけ
れば、最大出力電力Pが若干低下するだけですむ。従来
の方法は、この特性を利用している。
【0017】別の電力付加効率の劣化を補償する方法と
して、図14に示す高周波回路がある。すなわち、従来
の高周波回路では、最大出力電力の異なる複数の増幅
器、AMP1(最大出力電力 −20dBm)、AMP2(最大出力電
力 5dBm)、AMP3(最大出力電力 30dBm)を直列に配置
するとともに、後段のAMP2及びAMP3にバイパス回路7
5,76を設け、スイッチ回路S71,S72,S7
3,S74を切り換えることによって接続形態を選択し
て適切な電力増幅を行う。
【0018】低出力時に不要な電力増幅段を取り除くこ
とで、高出力用電力増幅段が低出力時に消費するアイド
ル電流を削減するのがこの方法の狙いである。例えば、
スイッチS71乃至S74、および、バイパス経路の7
5、76の損失が無いものと仮定すると、5dBm以上
の電力を出力するにはAMP3が必要であるが、5dB
m以下であればAMP2で出力可能なためAMP3は切
り離すことが出来る。同様に、−20dBm以下であれ
ば、AMP2、AMP3の両方を切り離すことが出来
て、AMP3やAMP2が消費するアイドル電流を削減
できる。
【0019】しかし、図14のようなスイッチによる方
法は簡便であるが、スイッチの挿入損失が問題となる。
特に最終段増幅器となるAMP3の出力側に設けられたスイ
ッチS74の挿入損失は、増幅段全体を見た場合の電力
付加効率を大きく劣化させる。
【0020】スイッチの挿入損失を1dBと仮定する
と、AMP3の出力電力は31dBmでなければならな
い。AMP3の最大出力時の電力付加効率が40%、電
源電圧が3.5V、電力利得25dBと仮定すると、消
費電流は896mAである。スイッチが無ければ30d
Bmを出力すればよく、電力付加効率40%、電源電圧
3.5V、電力利得25dBと仮定すると、消費電流は
712mAで済む。AMP3の出力側に1dBのスイッ
チを挿入することにより消費電流は1.26倍になりか
えって増加する。これは、1dB出力電力を増すため
に、デバイスのサイズを1.26倍にしていることに他
ならず、全出力電力の範囲において消費電流が1.26
倍になる。当然のことながらアイドル電流も1.26倍
になる。また、AMP2とAMP3の間に設けたスイッ
チS73とS72の挿入損失各1dBを補償するため
に、AMP2はS74も含めた合計3dBを補償する必
要がある。また、AMP2にはAMP3よりも厳しい歪
み基準が課せられる場合が多く、線形性を確保するため
に電力付加効率は4%程度と低くなるのが一般的であ
る。AMP2の特性を出力電力8dBm、電力付加効率
4%、電源電圧3V、電力利得25dBと仮定すると、
消費電流は52.4mAとなる。一方、S74とS73
を廃して、常にAMP3を接続している状態を仮定する
と、AMP2は6dBmを出力すればよく、消費電流は
33.1mAで済む。AMP3をバイパスする場合の6
3%に相当する。AMP3とAMP2の合計では、78
%低消費電流になる。
【0021】スイッチによりバイパスする方法は、一見
簡単で効果があるように思われるが、出力電力が高くな
るのに伴い消費電流の増加が大きくなるため、従来はA
MP2のバイパス75は積極的に利用される反面、AM
P3のバイパス76は殆ど行われていない。また、スイ
ッチによる実装面積の増加、部品点数の増加、スイッチ
による歪みも問題であった。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、AB
級高周波増幅器における低出力時の消費電流(例えばア
イドル電流)を削減し、送信電力制御の下での実効的な
直流消費電力を削減した、広いダイナミックレンジの高
周波増幅器及びその前段に配置される前段部を、実装面
積が少なく、かつ、部品点数が少ない簡易な方式で実現
することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、高周波信
号の電力を調節する電力調節手段(11)と、前記電力
調節手段の出力を増幅して出力する高周波増幅器(1
4)と、外部からの出力電力指示に応じて前記高周波増
幅器を制御する制御部(18)を備え、前記制御部は、
前記高周波増幅器の出力電力に対応した、電力調節手段
の出力と高周波増幅器の動作バイアス点に関する情報を
予め保持しており、前記出力電力指示に応じて、前記保
持した情報を用いて前記高周波増幅器の動作バイアス点
を制御することによって、前記出力電力指示が低いとき
には、前記高周波増幅器の消費電流を下げることを特徴
とする高周波回路である。
【0024】第2の発明は、前記制御部は、前記出力電
力指示に応じて、前記情報を用いて前記電力調節手段の
出力を制御することを特徴とする第1の発明記載の高周
波回路である。
【0025】第3の発明は、前記情報を記憶するテーブ
ルを備えたことを特徴とする第1の発明記載の高周波回
路である。
【0026】第4の発明は、前記情報がソフトウェアプ
ログラムで記述されていることを特徴とする第1の発明
記載の高周波回路である。
【0027】第5の発明は、前記情報がハードウェアに
よりアナログ的に出力されていることを特徴とする第1
の発明記載の高周波回路である。
【0028】第6の発明は、所定の無線通信システムで
定められた歪み基準値を満足する前記高周波増幅器の出
力電力のうち最大の値を最大出力電力とし、前記出力電
力指示が前記最大出力電力よりも低い出力電力を指示し
た時には、前記制御部は、前記最大出力電力を指示した
時に比べて、前記第2の動作バイアス点をB級寄りに制
御することを特徴とする第1の発明記載の高周波回路で
ある。
【0029】第7の発明は、前記情報は、所定の無線通
信システムで定められている全出力電力範囲において、
前記高周波増幅器から出力される不要波と所望信号成分
の比率が、前記所定の無線通信システムの歪み基準値以
下で、かつ、この歪み基準値の近傍であるという条件下
で、前記高周波増幅器がA級動作からB級動作するまで
の各動作バイアス点に対応する、入力電力、電力利得及
び出力電力のうち少なくとも二つの情報を測定すること
によって、求められていることを特徴とする第1の発明
記載の高周波回路である。
【0030】第8の発明は、所定の無線通信システムで
定められた歪み基準値を満足する前記高周波増幅器の出
力電力のうち最大の値を最大出力電力とし、前記制御部
から前記高周波回路に供給される制御信号は少なくとも
第1の値と第2の値を有し、前記第1の値は、前記高周
波増幅器の出力電力が前記最大出力電力になるように前
記テーブルから求められ、前記第2の値は、前記高周波
増幅器の最大出力時の電力利得の1/8以下になるよう
に前記情報から求められることを特徴とする第1の発明
記載の高周波回路である。
【0031】第9の発明は、前記第1及び第2の値は、
前記情報から補間されて求まることを特徴とする第8の
発明記載の高周波回路である。
【0032】第10の発明は、前記制御部から前記高周
波回路へ供給される制御信号を一旦入力し、前記制御信
号の代わりに、前記制御信号を変換した信号を前記高周
波増幅器に供給する制御信号変換器(21)をさらに備
えることを特徴とする第1の発明記載の高周波回路であ
る。
【0033】第11の発明は、高周波信号の電力を調節
する電力調節手段(11)、前記電力調節手段の出力を
増幅して出力する高周波増幅器(14)、及び外部から
の出力電力指示に応じて前記高周波増幅器を制御する制
御部(18)を有し、前記制御部は、前記高周波増幅器
の出力電力に対応した、電力調節手段の出力と高周波増
幅器の動作バイアス点に関する情報を予め保持してお
り、前記出力電力指示に応じて、前記保持した情報を用
いて前記高周波増幅器の動作バイアス点を制御すること
によって、前記出力電力指示が低いときには、前記高周
波増幅器の消費電流を下げる高周波回路と、前記高周波
回路の高周波増幅器から出力された信号を出力するアン
テナ(101)を備えることを特徴とする通信システム
である。
【0034】本発明によれば、高周波増幅器の動作バイ
アス点を制御することによって、電力利得をほぼ0とな
るスルーの状態を作り上げ、消費電流を大幅に削減する
ことができる。
【0035】また、高周波増幅器の動作バイアス点を制
御することによって、アイドル電流も大幅に削減するこ
ともでき、また、電力付加効率も改善される。これら
は、B級に近い動作級を選べば良い。
【0036】さらに、高周波増幅器の入力電力を不要波
のレベル(高周波増幅器から出力される不要波と所望信
号成分の比率)が所定の所定の無線通信システムのひず
み基準値以下で、かつ、このひずみ基準値の近傍になる
ように制御することもできる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しながら説明する。
【0038】まず、図8〜図11を用いて、本発明の原
理を説明する。図8は一般的なAB級線形増幅器の出力
電力と歪み成分の関係を示すグラフである。AB級の動
作点にバイアスされた高周波線形増幅器の、出力電力と
出力信号に含まれる増幅器の歪みに起因する不要波と所
望信号成分の比率(以下、不要波のレベルという)の関
係を示した。縦軸が不要波のレベル、横軸が出力電力で
ある。ここで言う不要波とは、3次高調波歪や隣接チャ
ネル漏洩電力などの、無線通信システムで重要な、歪み
に関して規定した項目である。この不要波には使用する
無線通信システム毎に歪み基準値が設けられている。さ
らに、無線システム内部で各コンポーネントに歪みの配
分が行われて、高周波増幅器に対する最終的な歪み基準
が決定される。使用する高周波増幅器にはこの歪み基準
値を満足することが要求されている。すなわち、高周波
増幅器は、不要波のレベルがこの歪基準値以下の値にな
るような出力電力を出さなければならない。図中では歪
み基準値をRとして記した。歪み基準値Rを満足する最
大の出力電力をPとした。
【0039】ここに示したような一般的な高周波線形増
幅器の場合、出力電力の増加に伴い不要波のレベルが増
加する傾向にあるため、高周波増幅器の整合回路やバイ
アス点は出力電力Pにて最適化される。従って、出力電
力に応じてバイアス点を制御しなければ、実線で示した
グラフのように変曲点を持った形状なる。出力電力の増
加に伴い、一旦、不要波の増加が緩やかになり、場合に
よっては図8に示すように一旦減少し、その後急激に増
加するのが特徴である。一般的に、このカーブはA級動
作になるにつれて直線的になり、B級になるにつれて増
減が激しくなる傾向にある。
【0040】高周波増幅器においては、A級になるにつ
れて歪みが低減するが電力付加効率も劣化し、B級にな
るにつれ歪みは増加するが電力付加効率も改善される。
歪みと電力付加効率はトレードオフの関係にある。
【0041】また、A級動作では、図13において負荷
線が点Kと点Cを結んだ線であり、電流Iout(t)は正弦
波になり、アイドル電流は振幅の半分に相当する電流に
なる。B級では図13同様アイドル電流が0になる(点
B)。すなわち、電力付加効率改善とアイドル電流削減
の観点から、B級に近い動作級を選ぶのが有利である。
そこで、図8に示すように、出力電力の増加に伴い、基
準値Rと一定のマージンをもって不要波レベルが推移す
るように、可能な限り動作級をAB級の中でもB級寄り
に設定するよう、バイアス点を制御すればよい。
【0042】図8から明らかなように、出力電力が低下
するに従い、歪み基準値Rに対するマージンが生じ、低
出力時にはより深いバイアス点(可能な限りB級寄り)
で動作させることが重要である。
【0043】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施形態に係る高周波回路のブロック図である。11
は出力電力調節手段である信号源、12は高周波増幅
器、13は信号源11から高周波増幅器へ供給されるR
F入力信号、14は高周波増幅器から出力されるRF出
力信号、15は高周波増幅器の制御端子、16は信号源
11の出力電力を制御する第1の制御信号、17は制御
端子15に供給され、前記高周波増幅器の動作バイアス
点を制御する第2の制御信号、18は第1及び第2の制
御信号を生成する制御部、19は高周波増幅器の各動作
バイアス点に対応する、入力電力、電力利得及び出力電
力の3つのうちいずれか2つの情報を格納するテーブ
ル、20はCPUなどの通信システム全体の制御装置
(不図示)から供給された出力電力指示を示す。
【0044】制御端子15は、高周波増幅器12の出力
電力に応じて、高周波増幅器12の動作バイアス点を第
2の制御信号17により設定変更するためのものであ
る。制御端子の一例としては、高周波増幅器12がエミ
ッタ接地バイポーラトランジスタの場合は直接あるいは
バイアス回路等を介してベースに接続されている端子が
挙げられる。
【0045】制御端子15に与えられる第2の制御信号
17は少なくとも2つ以上の離散的な値を取り(デジタ
ル制御の場合)、制御部18により発生される。制御部
18と高周波増幅器12の制御端子15との間の信号の
電流の向き、および駆動方式(電流駆動、電圧駆動)
は、制御端子15以降の、高周波増幅器内部の回路構成
に依存する。
【0046】動作の説明を明確にするために、以下では
電圧駆動として、高電圧側でバイアスが浅くなり(A級
寄り)、低電圧側でバイアスが深くなる(B級寄り)も
のとして説明する。もちろん、実際の回路ではこの論理
が逆転していても差し支えない。また、よりきめ細やか
に制御を行うには、高周波増幅器12に含まれる増幅段
数に相当するだけの制御端子が存在し、個別に制御をか
けることが望ましいが、ここでは、動作説明を簡単にす
るため、1つの制御端子による例を示す。
【0047】先ず、図8を使って動作説明する。従来に
おいては不要波レベルが最大出力P以上の電力において
基準値Rを超える様に、最大出力Pにおいて、バイアス
点、整合点を最適化しており、このときの不要波レベル
の出力電力依存性を、便宜上、「従来の不要波レベ
ル」、またこの時与えられていたバイアスを「従来のバ
イアス点」と呼ぶことにする。図8には制御端子15に
与えられる第2の制御信号17が「従来のバイアス点」
で固定されたときの「従来の不要波レベル」が示されて
いる。
【0048】本発明は、不要波レベルが、最大出力P以
下の出力電力において、「従来の不要波レベル」以上か
つ、歪み基準値R以下になるように制御することを特徴
としている。
【0049】本実施形態では第2の制御信号17により
「従来のバイアス点」よりもB級寄りのバイアス点を選
ぶ。このため、基準値Rを満足できる最大出力電力はP
よりも下がる。また、一般的に、バイアス点がB級寄り
になれば電力利得も低下する。従って、本実施形態で
は、動作バイアス点を変更した場合にも歪み基準Rを満
足できるようにするため、各動作バイアス点に対応す
る、出力電力(Pout)、電力利得(Gain)、入力電力
(Pin)の3つのうちいずれか2つの情報をテーブル1
9に格納している。尚、出力電力(Pout)、電力利得
(Gain)、入力電力(Pin)の3つのうちいずれか2つ
の情報を持てば、Pin+Gain=Poutの式より残りの情報
を求めることができる。
【0050】そして、システムからの出力電力指示20
(Pout)に応じて、最適な(すなわち、不要波のレベル
が歪み基準値以下で、かつこの歪み基準値の近傍であ
る)動作バイアス点を第2の制御信号17により設定す
る。すると、高周波増幅器12の電力利得(Gain)が決
まる。従って、高周波増幅器12に入力するRF入力信
号13の電力(Pin)を、上式Pin+Gain=Poutを満たす
ように第1の制御信号により調整する。
【0051】本実施形態では、動作バイアス点を「従来
のバイアス点」よりも深く(B級寄り)に設定するため
に、制御端子15に与える第2の制御信号17の電圧
を、最大出力Pの時よりも低出力側において、下げる操
作を行っている。
【0052】テーブル19の作り方は、まず、使用する
無線通信システムに応じて高周波増幅器12を決め、こ
の決めた高周波増幅器12のRF入力信号13、RF出
力信号14、第2の制御信号17の三つうちの一つを定
めて他の二つが歪み基準値Rを満足する条件を測定すれ
ばよい。例えば、RF入力信号13を定めて、第2の制
御信号17を調整して、歪みレベルが歪み基準値Rを満
足する値を探す。そしてこの入力信号13のレベルと第
2の制御信号17の値を選んだときの、RF出力信号1
4を測定する場合がある。
【0053】信号源11は、出力電力調節機能(例え
ば、可変利得増幅器、減衰器)を少なくとも含んでおれ
ばよい。さらに、ベースバンド部、D/A変換器、変調
器、アップコンバータなどを含んでいても良い。この出
力電力調節機能により高周波増幅器11に入力されるR
F入力信号16の出力電力が調整される。
【0054】制御部18は、信号源11や高周波増幅器
12を第1の制御信号16および第2の制御信号17に
より制御することによって、RF出力14の出力電力を
任意に設定したり、また、RF出力が無い場合には、信
号源11や高周波増幅器12を電流を消費しないOFF
状態(シャットダウン状態)に切り替える機能を持つ。
【0055】CPUなどの通信システム全体の制御装置
から供給された出力電力指示20が制御部18に与えら
れると、制御部18は、出力電力指示20に対応する、
高周波増幅器12の入力電力および第2の制御信号をテ
ーブル19から読み出す。このとき、テーブル19に入
力電力、出力電力のセットではなく、入力電力と電力利
得、あるいは、電力利得と出力電力のセットで格納され
ている場合にはこれから換算して求める。
【0056】尚、テーブル19に記録されてる対応表は
離散的なデータなので、制御部18で必要に応じて補間
される。補間方法としては、直線補間又はスプライン補
間などが挙げられる。また、補完は真数で行っても、対
数で行ってもよい。
【0057】読み出されたデータである高周波増幅器1
2の入力信号13に基づき、制御部18で第1の制御信
号16が生成され、この第1の制御信号によって信号源
11の出力電力が、高周波増幅器12に入力すべきRF入
力電力の所望の値に調整される。さらに、制御部18で
出力電力指示20に応じてテーブル19から求められた
第2の制御信号17が生成され、高周波増幅器12は、
制御端子15に供給された第2の制御信号17によって
動作バイアス点が制御される。上述したように、本実施
形態では、制御端子15に与える第2の制御信号17の
電圧を、最大出力Pの時よりも低出力側において、下げ
る操作を行っている。この結果、あらゆる出力電力にお
いても歪み基準Rを満足する範囲で動作バイアス点を
「従来のバイアス点」よりも深く(B級寄り)設定する
ことが可能になる。
【0058】また、本方式は、制御信号により動作バイ
アス点を深く(B級寄りに)すると共に、高周波増幅器
12の電力利得を低下させてゲインコントロールの機能
をもたせ、更に、ピンチオフ(遮断領域)近傍に動作バ
イアス点を設定することで、電力利得がほぼ0となるス
ルーの状態を作り上げ、消費電流を大幅に削減すること
を特徴としている。このスルー状態によりAB級増幅器特
有のアイドル電流を大幅に削減でき、送信電力制御を行
う無線通信システムにおける消費電流も大幅に削減でき
る。
【0059】(変形例)図2は、図1で説明した高周波
回路の変形例のブロック図である。図1と同じ符号につ
いては図1の説明を参照していただき、ここでは図1と
異なる点のみ説明する。
【0060】図1と異なる点は、制御部18から供給さ
れる第2の制御信号17がそのまま高周波増幅器12の
制御端子15に入力されるのではなく、第2の制御信号
17は制御信号変換器21に入力し、対応する第3の制
御信号22が制御端子15に供給される点である。この
ような制御信号変換器21は高周波増幅器11のバイア
ス回路としての機能も備えるので、高周波増幅器11の
温度補償ができる点で有効である。
【0061】図2では制御信号変換器21は高周波増幅
器1とは別のブロックで記載したが、両者が物理的に同
一のパッケージもしくはモジュールもしくは集積回路に
組み込まれる場合もある。
【0062】図3から図6に、歪みの基準値が−38d
Bcの時の図1で説明した高周波回路の実験結果を示
す。
【0063】図3は出力電力−制御電圧の特性、図4は
出力電力−隣接チャネル漏洩電力の特性である。従来の
制御電圧を固定する方式(すなわち、第2の制御信号1
7が無い場合)(点線)では出力電力の低下に伴い隣接
チャネル漏洩電力が減少し、基準値−38dBcよりも
かなり低い値をとるようになる。一方、本実施形態に基
づく制御方式(実線)では、隣接チャネル漏洩電力が−
38dBcとなるように、出力電力が低下するにつれ
て、制御端子15に与える第2の制御信号17である制
御電圧を2.9Vから2Vへ変化させている。この制御
電圧が変化することにより、高周波増幅器の電力利得も
変化する。
【0064】図5は、出力電力−電力利得Gaの特性、
出力電力−入力電力Pinの特性を示すグラフである。
従来の制御電圧固定の方式(点線)では電力利得Gaは
出力電力に殆ど依存していないが、本実施形態の方式
(実線)では低出力時に電力利得Gaが0dB付近まで
低下している。電力利得制御範囲は25dB確保できて
いることがわかる。
【0065】本実施形態の方式では、隣接チャネル漏洩
電力の基準値−38dBcを満たすために、制御電圧に
応じて入力電力Pinに制限がかかるのが特徴である。
【0066】図6は出力電力と消費電流の関係を示して
いる。従来の制御電圧固定の方式(点線)では低出力時
に70mAのアイドル電流に漸近するが、本実施形態の
方式(実線)では、約1/10の7mAにまで消費電流
が削減されている。この結果を送信電力制御による送信
電力の確率密度関数に当てはめ評価した結果、最高で5
0%の消費電流の削減が実現できた。
【0067】図5と図6より、本実施形態の方式によれ
ば、電力利得Gaを24dBから15dBへ9dB下げれ
ば、すなわち、最大出力時の電力利得の1/8以下にす
れば、消費電流も格段と下げることができる。さらに、
電力利得Gaを6dBまで下げれば、消費電流はさらに下
げることができる。尚、電力利得Gaが0dB〜−3d
Bの範囲であっても、同様に消費電流は下がった。つま
り、電力利得Gaを6dB〜−3dBのほぼ0dBにすれ
ば、消費電流はさらに下げることができる。
【0068】(第2の実施形態)第1の実施形態に係る
高周波回路は、特に出力電力範囲の広い高周波増幅器を
必要とするシステムに好適である。例えば、移動局との
通信や、あるいは固定局同士であっても電波伝播の環境
が変化しやすい場合に有効である。特に携帯電話などの
移動体通信システムや無線LAN機器などに代表される
無線アクセスシステム、とりわけ広いダイナミックレン
ジを必要とするCDMA(Code DivisionMultiple Acce
ss;符号分割多元接続)方式によるシステムでは有効で
ある。
【0069】以下では、第2の実施形態として、第1の
実施形態に係る高周波回路が、通信システムの送受信用
増幅器に適用できることを説明する。
【0070】即ち、図7(a)に示すように、本実施形
態に係る無線通信システムは、電波信号を送受信するア
ンテナ101及び102と、これらアンテナ101や1
02を切り換え接続するアンテナ共用器/切り換え器1
03と、上述した第1の実施形態にかかる高周波回路を
内蔵した送信用増幅器104及び受信用増幅器105
と、これらの送受信用増幅器104及び105に対して
変調又は復調された信号を入出力する変調器106及び
復調器108と、送受周波数を生成し、またベースバン
ド信号処理部109との同期処理を行うシンセ部(シン
セサイザ)107とを有する無線部100を備えてい
る。
【0071】また、本実施形態に係る無線通信システム
は、無線部100から入出力される信号を変換処理する
ベースバンド信号処理部109と、このベースバンド信
号処理部109に対して外部からの信号を入出力する入
出力部110を有しており、これら無線部100、ベー
スバンド信号処理部109、及び入出力部110は、電
源112から供給される電源電圧により駆動するととも
に、制御部111によりその動作が制御される。なお、
入出力部110は、外部からの音声や入力操作を受ける
インターフェースとしてマイク110a、キー110d
を有しており、また外部への出力インターフェースとし
てスピーカ110bや表示部110c、バイブ110
e、データ入出力装置110fを有している。データ入
出力装置110fとは、Bluetoothモジュールや、USB、
IEEE1394などのインターフェース、メモリカードやCF
カードやSDカード等の各種カード類のインターフェー
ス、PDAやPCとの接続に用いるインターフェースなど
をいう。
【0072】そして、このような無線システムによれ
ば、マイク110a、キー操作110d及びデータ入出
力装置110f等の入出力部110により入力された音
声、操作信号及びデータは、制御部111の制御により
ベースバンド信号処理部109で信号処理され、変調器
106を介して送信用増幅器104に入力される。この
送信用増幅器104では、上述した第1の実施形態に係
る増幅処理によって増幅され、アンテナ共用器/切り替
え器103を介して、アンテナ101や102より送信
される。
【0073】なお、アンテナ101や102で受信され
た電波は、制御部111の制御によりアンテナ共用器/
切り替え器103を介して受信用増幅器105により増
幅され、復調器108、ベースバンド信号処理部109
により制御信号に変換され、入出力部110のスピーカ
110bや表示部110c、バイブ110e、データ入
出力装置110fの動作を制御する。
【0074】また、本発明は図7(b)に示すような、
移動体通信システムの基地局についても採用することが
できる。
【0075】即ち、同図(b)に示すように、本実施形
態に係る移動体通信システムは、電波信号を送受信する
アンテナ201及び202と、これらアンテナ201や
202を切り換え接続するアンテナ共用器/切り換え器
203と、上述した第1の実施形態に係る高周波回路を
内蔵した送信用増幅器204及び受信用増幅器205
と、これらの送受信用増幅器204及び205に対して
変調又は復調された信号を入出力する変復調器206と
を有する無線部200を1以上備えている。
【0076】また、本実施形態に係る移動体通信システ
ムは、無線部200から入出力される信号を処理するベ
ースバンド信号処理部207と、このベースバンド信号
処理部207に対して外部からの信号を入出力する伝送
路接続部208を有しており、これら無線部200、ベ
ースバンド信号処理部207、及び伝送路接続部208
は、電源210から供給される電源電圧により駆動する
とともに、制御部209によりその動作が制御される。
【0077】そして、このような移動体通信システムで
は、外部から入力された信号は、伝送路接続部208を
通じてベースバンド信号処理部207に入力され、この
ベースバンド信号処理部207において信号処理され、
変調器206を介して送信用増幅器204に入力され
る。この送信用増幅器204では、上述した第1の実施
形態に係る増幅処理によって増幅され、アンテナ共用器
/切り替え器203を介して、アンテナ201や202
より送信される。
【0078】なお、アンテナ201や202で受信され
た電波は、アンテナ共用器/切り替え器203を介して
受信用増幅器205により増幅され、変復調器206、
ベースバンド信号処理部207により制御信号に変換さ
れ、伝送路接続部208を通じて外部に出力される。
【0079】以上、第1及び第2の実施形態を説明した
が、本発明はこれらに限定されるものではなく、例え
ば、図1のテーブル19の代わりに、高周波増幅器12
の各動作バイアス点に対応する入力電力、電力利得及び
出力電力のうち少なくとも二つの情報が関数で記述(ソ
フトウェアプログラム)されていても良い。また、これ
らの情報は、例えばオペアンプ等のハードウェアにより
アナログ的に出力されても良い。その他本発明の主旨を
逸脱しない範囲内で適宜変形できる。
【0080】上述した本発明によれば、送信電力制御を
行う高周波増幅器において、低出力時の消費電流を従来
比で1/10に削減できる。この優れた特性により、送信
電力制御を考慮した実効的な平均消費電流を最高で50
%まで削減する効果がある。本発明に必要な回路はMMIC
あるいはLSIに搭載可能であるため、小型、低価格が要
求される、携帯電話用の高周波増幅器などに応用出来
る。
【0081】
【発明の効果】本発明によれば、AB級高周波増幅器に
おける低出力時の消費電流を削減し、送信電力制御の下
での実効的な直流消費電力を削減した、広いダイナミッ
クレンジの高周波増幅器及びその前段に配置される前段
部を、実装面積が少なく、かつ、部品点数が少ない簡易
な方式で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る高周波回路の
ブロック図。
【図2】 図1で説明した高周波回路の変形例のブロッ
ク図。
【図3】 第1の実施形態に係る高周波回路の出力電力
−制御電圧の特性図。
【図4】 第1の実施形態に係る高周波回路の出力電力
−隣接チャネル漏洩電力の特性図。
【図5】 第1の実施形態に係る高周波回路の出力電力
−電力利得Gaの特性及び出力電力−入力電力Pinの
特性図。
【図6】 第1の実施形態に係る高周波回路の出力電力
と消費電流の関係を示すグラフ。
【図7】 本発明の第2の実施形態に係る通信システム
のブロック図。
【図8】 一般的なAB級線形増幅器の出力電力と歪成
分の関係を示すグラフ。
【図9】 一般的なAB級高周波増幅器のRF出力電力と
DC消費電流の関係を示すグラフ。
【図10】 送信電力制御を行う無線通信システムに用
いられる高周波増幅器の送信電力確率密度関数の一例を
示すグラフ。
【図11】 図10の確率密度関数を用いた場合の、消
費電流の確率分布関数のグラフ。
【図12】 B級高周波増幅器のRF出力電力と電力付加
効率の関係の一例を示すグラフ。
【図13】 高周波増幅器の低出力時における電力付加
効率の低下を説明する原理図。
【図14】 従来の高周波回路の説明図。
【図15】 従来の別の高周波回路の説明図。
【符号の説明】
11 信号源 12 高周波増幅器 13 RF入力信号 14 RF出力信号 15 制御端子 16 第1の制御信号 17 第2の制御信号 18 制御部 19 テーブル 20 出力電力表示 21 制御信号発生回路 22 第3の制御信号 100,200 通信部 101,102,201,202 アンテナ 103,203 アンテナ共用器/切り換え器 104,204 送信用増幅器 105,205 受信用増幅器 106 変調器 107 シンセ部 108 復調部 109,207 ベースバンド信号処理部 110 入出力部 111,209 制御部 112,210 電源 208 伝送路接続部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J091 AA01 AA41 AA63 CA36 CA92 FA10 HA29 HA33 HA38 KA01 KA34 KA49 KA53 KA55 SA14 TA01 TA02 TA06 5J092 AA01 AA41 AA63 CA36 CA92 FA10 GR09 HA29 HA33 HA38 KA01 KA34 KA49 KA53 KA55 SA14 TA01 TA02 TA06 5K060 BB00 CC04 CC12 DD04 HH05 HH06 HH31 HH32 KK01 LL01 LL11

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波信号の電力を調節する電力調節手
    段と、 前記電力調節手段の出力を増幅して出力する高周波増幅
    器と、 外部からの出力電力指示に応じて前記高周波増幅器を制
    御する制御部を備え、 前記制御部は、 前記高周波増幅器の出力電力に対応した、電力調節手段
    の出力と高周波増幅器の動作バイアス点に関する情報を
    予め保持しており、 前記出力電力指示に応じて、前記保持した情報を用いて
    前記高周波増幅器の動作バイアス点を制御することによ
    って、前記出力電力指示が低いときには、前記高周波増
    幅器の消費電流を下げることを特徴とする高周波回路。
  2. 【請求項2】 前記制御部は、前記出力電力指示に応じ
    て、前記情報を用いて前記電力調節手段の出力を制御す
    ることを特徴とする請求項1記載の高周波回路。
  3. 【請求項3】 前記情報を記憶するテーブルを備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載の高周波回路。
  4. 【請求項4】 前記情報がソフトウェアプログラムで記
    述されていることを特徴とする請求項1記載の高周波回
    路。
  5. 【請求項5】 前記情報がハードウェアによりアナログ
    的に出力されていることを特徴とする請求項1記載の高
    周波回路。
  6. 【請求項6】 所定の無線通信システムで定められた歪
    み基準値を満足する前記高周波増幅器の出力電力のうち
    最大の値を最大出力電力とし、 前記出力電力指示が前記最大出力電力よりも低い出力電
    力を指示した時には、前記制御部は、前記最大出力電力
    を指示した時に比べて、前記第2の動作バイアス点をB
    級寄りに制御することを特徴とする請求項1記載の高周
    波回路。
  7. 【請求項7】 前記情報は、 所定の無線通信システムで定められている全出力電力範
    囲において、前記高周波増幅器から出力される不要波と
    所望信号成分の比率が、前記所定の無線通信システムの
    歪み基準値以下で、かつ、この歪み基準値の近傍である
    という条件下で、前記高周波増幅器がA級動作からB級
    動作するまでの各動作バイアス点に対応する、入力電
    力、電力利得及び出力電力のうち少なくとも二つの情報
    を測定することによって、 求められていることを特徴とする請求項1記載の高周波
    回路。
  8. 【請求項8】 所定の無線通信システムで定められた歪
    み基準値を満足する前記高周波増幅器の出力電力のうち
    最大の値を最大出力電力とし、 前記制御部から前記高周波回路に供給される制御信号は
    少なくとも第1の値と第2の値を有し、 前記第1の値は、前記高周波増幅器の出力電力が前記最
    大出力電力になるように前記テーブルから求められ、 前記第2の値は、前記高周波増幅器の最大出力時の電力
    利得の1/8以下になるように前記情報から求められる
    ことを特徴とする請求項1記載の高周波回路。
  9. 【請求項9】 前記第1及び第2の値は、前記情報から
    補間されて求まることを特徴とする請求項8記載の高周
    波回路。
  10. 【請求項10】 前記制御部から前記高周波回路へ供給
    される制御信号を一旦入力し、前記制御信号の代わり
    に、前記制御信号を変換した信号を前記高周波増幅器に
    供給する制御信号変換器をさらに備えることを特徴とす
    る請求項1記載の高周波回路。
  11. 【請求項11】 高周波信号の電力を調節する電力調節
    手段、前記電力調節手段の出力を増幅して出力する高周
    波増幅器、及び外部からの出力電力指示に応じて前記高
    周波増幅器を制御する制御部を有し、前記制御部は、前
    記高周波増幅器の出力電力に対応した、電力調節手段の
    出力と高周波増幅器の動作バイアス点に関する情報を予
    め保持しており、前記出力電力指示に応じて、前記保持
    した情報を用いて前記高周波増幅器の動作バイアス点を
    制御することによって、前記出力電力指示が低いときに
    は、前記高周波増幅器の消費電流を下げる高周波回路
    と、 前記高周波回路の高周波増幅器から出力された信号を出
    力するアンテナを備えることを特徴とする通信システ
    ム。
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