JP3098897B2 - オフセット調整装置 - Google Patents

オフセット調整装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子回路で使用され
るオペアンプ等のオフセット調整を自動的に調整するた
めのオフセット調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図23は例えば従来のオフセット調整装
置を示す回路図である。図において、1は非反転増幅
器、1aは演算増幅器、1b及び1cは演算増幅器1a
の増幅率を決める抵抗、2は非反転増幅器1のオフセッ
ト調整を行う為の可変抵抗器、3及び4は非反転増幅器
1のオフセット調整を行う為に上記可変抵抗器2によっ
て発生した電圧に基づいて仮想接地点aの電圧を変化さ
せる為の抵抗、5は非反転増幅器1の出力電圧Vout
デジタル変換するアナログデジタル変換器(ADC)、
6はアナログデジタル変換器5からのデジタル信号に基
づいて所定のデジタル演算を行うCPU、7はオフセッ
ト調整時に使用する直流電圧計、8は直流電圧計7を使
用する時に必要なテスト端子である。
【0003】次に動作について説明する。演算増幅器1
aは、通常、内部にオフセット電圧VOSを数mV持って
いるので、入力電圧Vinが例えば0Vであっても、出力
電圧Vout には(1)式に示すオフセット電圧が発生す
る。 Vout =(1+R1c/R1b)・VOS ・・・(1) ここで、R1cとR1bは抵抗1cと1bの各抵抗値 そこで、使用にあたっては、入力電圧Vinが0Vの時に
出力電圧Vout が0Vとなるようにオフセット調整を施
す。
【0004】すなわち、演算増幅器1aの反転入力端子
(一端子)側のa点を仮想接地点とし、可変抵抗器2に
よってb点に電圧を発生させる。そのb点の電圧を抵抗
3及び4において分圧し、仮想接地点aに電圧を加え
る。加える電圧は、演算増幅器1aのオフセット電圧を
キャンセルする為の電圧なので数mVとする。そして、
上記可変抵抗器2を調整しながら、出力電圧Vout を直
流電圧計7にて確認しつつ0Vになるまで調整を行う。
調整が終了すれば、直流電圧計7を取り除く。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のオフセット調整
装置は以上のように構成されているので、演算増幅器1
aが増幅率の高い演算増幅器の場合、可変抵抗器2を調
整しながら演算増幅器1aの出力電圧を直流電圧計7に
て確認し、出力電圧が0Vとなるように、調整作業を人
間が介在して行なわなければならない為、調整作業に労
力を要するなどの問題があった。また、一度、オフセッ
ト調整をとっても、使用中の温度変化、経時変化によっ
てオフセット電圧が変化してしまうなどの問題点があっ
た。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、調整作業を不要にして自動的に
演算増幅器等のオフセット調整を行うことができるオフ
セット調整装置を得ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るオフセッ
ト調整装置は、非反転増幅器のオフセット調整を行うオ
フセット調整装置において、上記非反転増幅器へ可変電
圧を出力する可変電圧発生手段と、この可変電圧発生手
段の可変電圧値データを記憶する記憶手段と、上記非反
転増幅器の出力をアナログデジタル変換するアナログデ
ジタル変換器と、上記可変電圧発生手段の出力電圧を可
変制御して上記非反転増幅器からの出力に基づいてアナ
ログデジタル変換器の変換値と上記記憶手段に記憶され
た可変電圧値データとを比較して上記非反転増幅器のオ
フセット電圧値を検出するとともにこのオフセット電圧
値から零調整値を上記非反転増幅器へ出力してオフセッ
ト調整を行う制御手段とを備え、上記可変電圧発生手段
の出力側はダイオードと一端が負電源に接続された分圧
抵抗の中点を介して上記非反転増幅器に接続したことを
特徴とするものである。
【0008】また、上記制御手段は、上記アナログデジ
タル変換器の分解できる最少のアナログ量に対応する最
下位ビットである1/2LSB点を探し上記オフセット
電圧値から1/2LSB分をマイナスした零調整値を上
記非反転増幅器に出力してオフセット調整を行うことを
特徴とするものである。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【作用】この発明に係るオフセット調整装置は、制御手
段により、可変電圧発生手段の出力電圧を可変制御して
上記非反転増幅器からの出力に基づいてアナログデジタ
ル変換器の変換値と上記記憶手段に記憶された可変電圧
値データとを比較して上記非反転増幅器のオフセット電
圧値を検出するとともにこのオフセット電圧値から零調
整値を上記非反転増幅器へ出力してオフセット調整を行
う。また、上記可変電圧発生手段の出力側はダイオード
と一端が負電源に接続された分圧抵抗の中点を介して上
記非反転増幅器に接続しているので、非反転増幅器への
印加電圧を正負両側へ制御できる。
【0023】また、上記制御手段は、上記アナログデジ
タル変換器の分解できる最少のアナログ量に対応する最
下位ビットである1/2LSB点を探し上記オフセット
電圧値から1/2LSB分をマイナスした零調整値を上
記非反転増幅器に出力してオフセット調整を行う。
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【実施例】実施例1.以下、この発明の実施例1を図に
ついて説明する。図1は実施例1に係るオフセット調整
装置を示す構成図である。図1において、1と5及び6
は図23に示す従来のオフセット調整装置と同様の構成
要素を示し、1は非反転増幅器、1aは演算増幅器、1
b及び1cは演算増幅器1aの増幅率を決める抵抗、5
は非反転増幅器1の出力電圧Vout をデジタル変換する
アナログデジタル変換器(ADC)、6はアナログデジ
タル変換器5からのデジタル信号に基づいて上記非反転
増幅器1のオフセット電圧を検出してそのオフセット電
圧の零調整値を非反転増幅器1の仮想接地点aに加算し
てオフセット調整を行うための制御手段としてのCPU
である。
【0038】また、新たな構成として、9はCPU6か
らの制御に基づいて可変電圧を発生する可変電圧発生手
段(VVC)、10はCPU6からの制御出力に基づい
た可変電圧発生手段9の発生電圧値を記憶するE2 PR
OMでなる不揮発性記憶手段、11はオフセット調整を
実行する為のトリガー信号をCPU6に発生するオフセ
ット調整トリガー発生手段であり、上記CPU6は、上
記トリガー信号が入力されたときに上記可変電圧発生手
段9の発生電圧を制御して仮想接地点aに供給しアナロ
グデジタル変換器5を介した非反転増幅器1の出力に基
づいて上記非反転増幅器1のオフセット電圧を検出し、
そのオフセット電圧を非反転増幅器1の仮想接地点aに
供給するようになされている。
【0039】図2は図1の構成のうち上記可変電圧発生
手段9と上記オフセット調整トリガー発生手段11の具
体的構成例を示すものである。図2に示すように、上記
可変電圧発生手段9は、正出力を送出するデジタルアナ
ログ変換器(DAC)9aと、このデジタルアナログ変
換器9aの出力Vout端子が負側にならないようにする
為のダイオード9bと、ダイオード9bを通った電圧を
分圧する分圧抵抗9cおよび9dと、分圧抵抗9cおよ
び9dで分圧された電圧Vaをさらに分圧する分圧抵抗
9eおよび9fとを有する。また、上記オフセット調整
トリガー発生手段11は、スイッチ11aとプルアップ
抵抗11bとを有する。
【0040】次に、上記構成を有する実施例1の動作に
ついて図3と図4に示すプログラムフローチャートを参
照しながら説明する。まず、制御電源が立上がると、C
PU6は、記憶手段10のチェック等のイニシャル処理
を行い(ステップS1)、次に、オフセット調整トリガ
ー発生手段11からトリガー信号が発生したかどうかを
ポート入力Aの入力に基づいて判断する(ステップS
2)。
【0041】オフセット調整を実施する場合は、オフセ
ット調整トリガー発生手段11より発生信号が出力さ
れ、図4に示すようにして、オフセット調整の為のルー
チンを実行する(ステップS3)。図4に示すオフセッ
ト調整ルーチンでは、デジタルアナログ変換器9aの出
力データの変換出力最大値MAX(例えば8ビットデジ
タルアナログ変換器であれば255)をセットし、デジ
タルアナログ変換器9aにそのデータを出力する(ステ
ップS3a)。次に、回路の応答速度に合わせて時間待
ちを行う(ステップS3a)、アナログデジタル変換器
5の変換を実行させ(ステップS3c)、アナログデジ
タル変換終了までループする(ステップS3d)。
【0042】次に、CPU6は、アナログデジタル変換
器5の変換値を読み込み、変換値が0かどうかをチェッ
クする(ステップS3e)。0でなければデジタルアナ
ログ変換器9aの出力電圧を下げる為、デジタルアナロ
グ変換器9aの変換出力値をxだけ減算し、その結果を
デジタルアナログ変換器9aより出力する(ステップS
3f)。デジタルアナログ変換器9aより出力された電
圧は、ダイオード9bを通り、分圧抵抗9cおよび9d
によって分圧される。
【0043】この分圧は抵抗の一端が負電源に接続され
ているので、c点には正負両側の電圧が発生する。それ
を、さらに分圧抵抗9e,9fにより分圧すると、非反
転増幅器1の仮想接地点であるa点に電圧が印加され
る。仮想接地点aには0を中心として正負両側の電圧が
印加できる。そのとき、非反転増幅器1の入力電圧Vin
を0V入力とし、仮想接地点aでの電圧をVa とする
と、非反転増幅器1の出力電圧Vout は、式(2)のよ
うになる。 Vout =−(VOS +Va)・(R1c/R1b) ・・・(2) そして、アナログデジタル変換器5の変換値が0になる
まで(Vout <電圧/(分解能+1)2 )ステップS3
b〜ステップS3dを繰り返す。
【0044】以上の処理は、アナログデジタル変換器5
の1/2・LSB点(LSBはアナログデジタル変換器
5の最下位ビットのことで、nビットアナログデジタル
変換器5の分解できる最少のアナログ量のことである)
を探す為の粗調整である。そして、0になれば微調整の
段階に入り、デジタルアナログ変換器9aの出力電圧を
上げる為、デジタルアナログ変換器9aのDAC出力値
をyだけ加算し(ステップS3g)、回路の応答速度に
合わせて時間待ちを行い(ステップS3h)、次にアナ
ログデジタル変換器5の変換を実行(ステップS3i)
させ、アナログデジタル変換終了までループする(ステ
ップS3j)。
【0045】アナログデジタル変換が終了すれば、アナ
ログデジタル変換器5の変換値が1かどうかのチェック
を行う(ステップS3k)。変換値が1になるまで(ス
テップS3g)〜(ステップS3k)の処理を繰り返
す。変換値が1になった点は、アナログデジタル変換器
5の1/2・LSBの点なので、0LSBにする為、デ
ジタルアナログ変換器9aの出力電圧をアナログデジタ
ル変換器5の1/2・LSB分だけ下げる。これがデジ
タルアナログ変換器5の変換出力値をzだけ減算するこ
とである(ステップS3l)。以上でオフセット調整は
終わったので、その結果を不揮発性メモリ(E2PRO
M)10へストアする(ステップS3m)。そして、サ
ブルーチンを復帰する(ステップS3n)。
【0046】以上説明したように、オフセット調整ルー
チンでは、1/2・LSBの点を探し、最後に1/2・
LSB分を減算しているが、何故このような処理が必要
なのかを図5を参照して説明する。図5はその説明を簡
単にする為、アナログデジタル変換器5が2ビット分解
能4V電圧フルスケールの場合の構成例の入出力特性図
である。アナログデジタル変換器5は、分解能があるの
で、変換結果として変換値が1の場合でも、入力電圧と
しては、図示されるように、0.5V〜1.5Vの1LSBの
幅を持っている。その為、オフセット調整を行う際、ア
ナログデジタル変換器5の変換値が0であったとしても
0〜0.5 Vの幅を持っている。この0.5 Vが1/2・L
SBのことである。ゆえに、1/2・LSBの点を探し
て、そこから1/2・LSB分だけ減算すれば、オフセ
ット調整が完全に行えることになる。
【0047】以上で、1/2・LSBの点を探す意味の
説明を終え、図3に示すプログラムの説明に戻る。上述
した図4に示すオフセット調整ルーチンを実行後(ステ
ップS3)、メイン処理に入り(ステップS5)メイン
処理をループする。このオフセット調整ルーチンは、工
場出荷までに実行させ、出荷後、客先では実行しない。
【0048】調整完了後は、イニシャル処理を行い(ス
テップS1)、トリガー発生分岐で“N”を選択し(ス
テップS2)、不揮発性記憶手段(E2 PROM)10
よりオフセット調整値をリードし、その内容をデジタル
アナログ変換器9aへ出力(ステップS4)することに
よってオフセットが調整できる。その後はメイン処理へ
入り(ステップS5)、メイン処理をループする。
【0049】従って、上記実施例1によれば、CPU6
により、非反転増幅器1の仮想接地点aへ電圧を加算す
る可変電圧発生手段9の出力電圧を可変制御して、非反
転増幅器1の出力をアナログデジタル変換するアナログ
デジタル変換器5の変換値に基づいて不揮発性記憶手段
10に記憶された可変電圧値データから非反転増幅器1
のオフセット電圧値を検出し、そのオフセット電圧値を
非反転増幅器1の仮想接地点aへ加算してオフセット調
整を行うようにしたので、労力を要することなく非反転
増幅器1のオフセット調整作業を行うことができる。
【0050】実施例2. 上述した実施例1では、非反転増幅器1のオフセット調
整を行う場合の構成例について述べたものであるが、図
6に示すように、反転増幅器のオフセット調整を行う場
合についても同様な構成によって実施できる。図6にお
いて、オフセット調整されるべき反転増幅器12は、演
算増幅器12aと、増幅用抵抗12b及び12cとを備
えており、この反転増幅器12の入力電圧Vinを0V入
力とすると、反転増幅器12の出力電圧Vout は、式
(3)のようになり、アナログデジタル変換器5により
変換されてCPU6に入力される。 Vout =(VOS+Va)・(R12c/R12b) ・・・(3) ここで、R12cとR12bは増幅用抵抗12bと12cの各
抵抗値この実施例2においては、実施例1と同様に図3
と図4に示すプログラムフローチャートに従って動作す
るが、異なる点は、図4に示すフローチャートにおい
て、ステップS3aのMAX値はMIN値、ステップS
3fの−は+、ステップS3gの+は−、ステップS3
lの−は+である。
【0051】従って、この実施例2においても、上述し
た実施例1と同様にして、CPU6により、反転増幅器
12の仮想接地点aへ電圧を加算する可変電圧発生手段
9の出力電圧を可変制御して、反転増幅器12の出力を
アナログデジタル変換するアナログデジタル変換器5の
変換値に基づいて不揮発性記憶手段10に記憶された可
変電圧値データから反転増幅器12のオフセット電圧値
を検出し、そのオフセット電圧値を反転増幅器12の仮
想接地点aへ加算してオフセット調整を行うようにした
ので、労力を要することなく反転増幅器12のオフセッ
ト調整作業を行い得る。
【0052】実施例3.また、上述した実施例1と2で
は、非反転増幅器1と反転増幅器12のオフセット調整
を行う場合の構成例について述べたものであるが、図7
に示すように、コンパレータのオフセット調整を行う場
合についても同様な構成によって実施できる。図7にお
いて、6〜11は上記実施例1及び2と同様である。1
3はコンパレータ、13aはコンパレータ13のプルア
ップ抵抗である。
【0053】次に動作について説明する。ここで、CP
U6による動作は上記実施例1の図3に示すフローチャ
ートと同様である。但し、ステップS3のオフセット調
整ルーチンが一部違うので、それについて図8を参照し
ながら説明する。図8に示すオフセット調整ルーチンで
は、可変電圧発生手段9(VVC)の出力データ指令と
してのDAC出力値をMax値にセットし、可変電圧発
生手段9から出力電圧の最大値を出力させる(ステップ
T1)。そして、回路の応答速度に合わせて時間待ちを
行う(ステップT2)。
【0054】次に、コンパレータ13の出力、つまりポ
ート入力Bの入力値がHレベルかどうかのチェックを行
い(ステップT3)、Hレベルでなければ、DAC出力
値をxだけ減算し、その減算結果に応じた電圧値を可変
電圧発生手段9から出力させる(ステップT4)。そし
て、ポート入力BがHレベルになるまで、以上のステッ
プT2〜ステップT4の処理を繰り返し粗調整する。
【0055】コンパレータ13の出力、つまりポート入
力BがHレベルになれば、徴調整の段階に入り、DAC
出力値をyだけ加算し(ステップT5)、上記で同様に
時間待ちを行い(ステップT6)、ポート入力BがLレ
ベルになるまで(ステップT5)〜(ステップT7)の
処理を繰り返す。コンパレータ13の出力、つまりポー
ト入力BがLレベルになれば、DAC出力値を1だけ減
算し(ステップT8)、その点がオフセットになるの
で、その時のDAC出力値の内容を不揮発性記憶手段
(E2 PROM)10 へストアし(ステップT9)、
サブルーチンを復帰する(ステップT10)。
【0056】従って、上記実施例3によれば、上述した
実施例1および2と同様にして、コンパレータ13から
発生するオフセット電圧の零調整を行うことができ、労
力を要することなくコンパレータ13のオフセット調整
作業を行い得る。
【0057】実施例4.次に、図9は実施例4に係るオ
フセット調整装置を示す回路である。図9において、前
述した各実施例と同一符号は同一部分を示し、その説明
は省略する。新たな符号として、14は非反転増幅器1
の仮想接地点に演算増幅器1aのオフセット電圧(非反
転増幅器1の内部オフセット電圧)より絶対値で大きい
電圧値を加算する負側定電圧発生手段であり、CPU6
は、上記非反転増幅器1から発生するオフセット電圧を
アナログデジタル変換器5で変換した値を不揮発性記憶
手段10に記憶させ、通常の計測時に、記憶された変換
値を減算処理することにより、見掛け上のオフセット電
圧の零調整を行うようになっている。
【0058】上記構成に係る具体的な動作について図1
0に示すフローチャートを参照して説明する。制御電源
が立上がると、CPU6は、記憶手段10のチェック等
イニシャル処理を行い(ステップU1)。次に、オフセ
ット調整のトリガー信号が発生したかどうかをポート入
力Aの入力に基づいて判断する(ステップU2)。な
お、前提条件として、非反転増幅器1の入力電圧Vin
△V入力とする。また、非反転増幅器1の仮想接地点a
には、負側定電圧発生手段14から演算増幅器1aのオ
フセット電圧より絶対値で大きい電圧値が加算されてい
る。
【0059】オフセット調整を実施する場合は、オフセ
ット調整トリガー発生手段11より発生信号が出力さ
れ、オフセット調整の為の処理に移り、まず、アナログ
デジタル変換器5の変換を実行させ(ステップU3)、
アナログデジタル変換器5の変換が終了するまでループ
させ(ステップU4)、変換が終了すれば、その変換値
を不揮発性記憶手段10へ記憶させる。負側定電圧発生
手段14から出力される電圧は、演算増幅器1aのオフ
セット電圧より絶対値で大きい値が出力されている。そ
の結果、非反転増幅器1の出力電圧Vout は式(2)と
同様である。
【0060】式(2)より演算増幅器1aの出力電圧V
out は、正側の電圧が出力されている。このオフセット
電圧はアナログデジタル変換器5を介して変換され、そ
の変換値は不揮発性記憶手段10に記憶されるので、C
PU6は不揮発性記憶手段10に記憶された変換値相当
分を算出することによってデジタル的にオフセット電圧
分が求められる。そして、CPU6では、通常の計測時
に、常に、アナログデジタル変換器5の値からこのオフ
セット分を減算することによってオフセットを調整する
ことができる。なお、このオフセット調整処理は、工場
出荷までに実行させ、出荷後客先では実行しない。
【0061】従って、上記実施例4によれば、非反転増
幅器1の仮想接地点aに演算増幅器1aのオフセット電
圧より絶対値で大きい電圧値を加算する負側定電圧発生
手段14を備えて、CPU6により、上記非反転増幅器
1から発生するオフセット電圧をアナログデジタル変換
器5で変換した値を不揮発性記憶手段10に記憶させ、
通常の計測時に、記憶された変換値を減算処理するよう
にしたので、見掛け上のオフセット電圧の零調整を自動
的に行い、労力を要することなく非反転増幅器1のオフ
セット調整作業を行い得る。
【0062】実施例5.上述した実施例4では、非反転
増幅器1のオフセット調整を行う場合の構成例について
述べたものであるが、図11に示すように、反転増幅器
12のオフセット調整を行う場合についても同様な構成
によって実施できる。図11において、前述した各実施
例と同一符号は同一部分を示し、その説明は省略する。
新たな符号として、15は反転増幅器12の仮想接地点
aに演算増幅器12aのオフセット電圧(反転増幅器1
2の内部オフセット電圧)より絶対値で大きい正側電圧
を加算する正側定電圧発生手段であり、CPU6は、実
施例4と同様にして、上記反転増幅器12から発生する
オフセット電圧をアナログデジタル変換器5で変換した
値を不揮発性記憶手段10に記憶させ、通常の計測時
に、記憶された変換値を減算処理することにより、見掛
け上のオフセット電圧の零調整を行うようになってい
る。なお、ここで、上記反転増幅器12の出力電圧V
out は、式(3)と同様である。
【0063】従って、この実施例5においても、上述し
た実施例4と同様にして、反転増幅器12の仮想接地点
aに演算増幅器12aのオフセット電圧より絶対値で大
きい電圧値を加算する正側定電圧発生手段15を備え
て、CPU6により、上記反転増幅器12から発生する
オフセット電圧をアナログデジタル変換器5で変換した
値を不揮発性記憶手段10に記憶させ、通常の計測時
に、記憶された変換値を減算処理するようにしたので、
見掛け上のオフセット電圧の零調整を自動的に行い、労
力を要することなく反転増幅器12のオフセット調整作
業を行い得る。
【0064】実施例6.実施例1では、工場出荷時まで
にオフセット調整を行い、客先ではオフセット調整は行
なわなかったが、本実施例6では、電源立上時毎にオフ
セット調整を行う構成例について述べる。図12は実施
例6に係るオフセット調整装置を示す回路図で、実施例
1における不揮発性記憶手段10とオフセット調整トリ
ガー発生手段11が不必要となった例である。
【0065】この実施例6では、実施例1に係る図3に
示すプログラムフローのステップS2の判定がなくな
り、ステップS3を電源立上時毎に毎回実行する。ま
た、ステップS4、図4におけるステップS3m、ステ
ップS3nもなくなる。その他の処理は実施例1と同様
である。但し、電源立上時の入力電圧Vinはオフセット
調整が終わるまで0V入力とする。
【0066】従って、上記実施例6によれば、CPU6
により、非反転増幅器1の仮想接地点aへ電圧を加算す
る可変電圧発生手段9の出力電圧を可変制御して、非反
転増幅器の出力をアナログデジタル変換するアナログデ
ジタル変換器5の変換値に基づいて非反転増幅器1のオ
フセット電圧値を検出し、そのオフセット電圧値を非反
転増幅器1の仮想接地点aへ加算してオフセット調整を
行うようにしたので、不揮発性記憶手段を設けることな
く電源立上時毎に毎回オフセット調整を行う場合にも、
実施例1と同様にして、実行する労力を要することなく
非反転増幅器1のオフセット調整作業を行い得る
【0067】実施例7.上述した実施例6では、非反転
増幅器1のオフセット調整を行う場合の構成例について
述べたものであるが、図13に示すように、反転増幅器
12のオフセット調整を行う場合についても実施例6と
同様な構成によって実施できる。この実施例7において
も、不揮発性記憶手段10とオフセット調整トリガー発
生手段11が不必要となり、実施例6と同様にして、電
源立上時毎に反転増幅器12のオフセット調整を行うこ
とができる。
【0068】すなわち、上記実施例7においては、CP
U6により、反転増幅器12の仮想接地点aへ電圧を加
算する可変電圧発生手段9の出力電圧を可変制御して、
反転増幅器12の出力をアナログデジタル変換するアナ
ログデジタル変換器5の変換値に基づいて反転増幅器1
2のオフセット電圧値を検出し、そのオフセット電圧値
を反転増幅器12の仮想接地点aへ加算してオフセット
調整を行うようにしたので、不揮発性記憶手段を設ける
ことなく電源立上時毎に毎回オフセット調整を行う場合
にも、実施例6と同様にして、労力を要することなく反
転増幅器12のオフセット調整作業を行い得る
【0069】実施例8.上述した実施例6では、非反転
増幅器1のオフセット調整を行う場合の構成例について
述べたものであるが、図14に示すように、コンパレー
タ13のオフセット調整を行う場合についても実施例6
と同様な構成によって実施できる。この実施例8におい
ても、図7に示す実施例3に対し、不揮発性記憶手段1
0とオフセット調整トリガー発生手段11が不必要とな
り、実施例6と同様にして、電源立上時毎にコンパレー
タ13のオフセット調整を行うことができる。
【0070】動作については、上記実施例3の動作中、
図3に示すフローチャートにおいて、ステップS2の判
定がなくなり、ステップS3を毎回実行し(ステップS
4)、図8に示すフローチャートのステップT9、ステ
ップT10がなくなる。その他は同じである。
【0071】従って、上記実施例8によれば、電源立上
時毎に毎回オフセット調整を行う場合に、上述した実施
例6および7と同様に不揮発性記憶手段を設けることが
なく、実施例3と同様にして、コンパレータ13から発
生するオフセット電圧の零調整を行うことができる
【0072】すなわち、CPU6により、コンパレータ
13の一方の入力端子に電圧を加算する可変電圧発生手
段9の出力電圧を可変制御して、コンパレータ13の出
力に基づいてコンパレータ13のオフセット電圧値を検
出し零調整するようにしたので、実行する労力を要する
ことなくコンパレータ13のオフセット調整作業を行う
ことができる。
【0073】実施例9.次に、図15は実施例4に対応
する実施例9に係るオフセット調整装置の構成図で、実
施例4では、工場出荷時までにオフセット調整を取って
客先では取らなかったが、本実施例9では、電源立上げ
毎にオフセット調整を行うようになされている。図15
において、図9に示す実施例4と同一符号は同一部分を
示し、この実施例9では、図9のオフセット調整トリガ
ー手段11が省略され、新たに、揮発性記憶手段16が
備えられて、CPU6により、非反転増幅器1から発生
するオフセット電圧をアナログデジタル変換器5で変換
した値を揮発性記憶手段16に記憶させ、通常の計測時
に、記憶された変換値を減算処理することにより、見掛
け上のオフセット電圧の零調整を行うようになってい
る。
【0074】動作については、実施例4のプログラムフ
ロー図である図10とほぼ同じであるが、毎回オフセッ
ト調整をするので、ステップU2の判定処理がなくな
り、ステップU5の不揮発性記憶手段10へ記憶する処
が揮発性記憶手段16へ記憶する処理となる。但し、
電源立上時の入力電圧Vinはオフセット調整が終わるま
で0V入力とする。
【0075】従って、上記実施例9によれば、毎回オフ
セット調整する場合でも、実施例4と同様に、非反転増
幅器1の仮想接地点aに演算増幅器1aのオフセット電
圧より絶対値で大きい電圧値を加算する負側定電圧発生
手段14を備えて、CPU6により、上記非反転増幅器
1から発生するオフセット電圧をアナログデジタル変換
器5で変換した値を揮発性記憶手段16に記憶させ、通
常の計測時に、記憶された変換値を減算処理するように
したので、見掛け上のオフセット電圧の零調整を自動的
に行い、労力を要することなく非反転増幅器1のオフセ
ット調整作業を行い得る
【0076】実施例10.上述した実施例9では、非反
転増幅器1のオフセット調整を行う場合の構成例につい
て述べたものであるが、図16に示すように、反転増幅
器12のオフセット調整を行う場合についても、実施例
9と同様な構成によって実施できる。但し、実施例9の
負側定電圧発生手段14に対し、この実施例10におい
ては、図11に示す実施例5の場合と同様に正側定電圧
発生手段15が備えられる。
【0077】従って、上記実施例10においても、実施
例9と同様に、電源立上げ毎に毎回オフセット調整する
場合でも、反転増幅器12の仮想接地点aに演算増幅器
12aのオフセット電圧より絶対値で大きい電圧値を加
算する正側定電圧発生手段15を備えて、CPU6によ
り、上記反転増幅器12から発生するオフセット電圧を
アナログデジタル変換器5で変換した値を揮発性記憶手
段16に記憶させ、通常の計測時に、記憶された変換値
を減算処理するようにしたので、見掛け上のオフセット
電圧の零調整を自動的に行い、労力を要することなくオ
フセット調整作業を行い得る
【0078】実施例11.次に、図17は実施例11に
係るオフセット調整装置を示す回路図で、図12に示す
実施例6に対応するものである。この実施例11は、実
施例6と同様に、電源立上げ毎に毎回オフセット調整す
る構成例で、実施例6では、電源立上時に、非反転増幅
器1への入力電圧Vinとして0Vが必要があったが、本
実施例11は、これを必要としなく、図17に示すよう
に、入力電圧Vinを強制的に接地レベルGNDへ落とす
スイッチ手段17を設けている。
【0079】実施例11に係る動作について図18を参
照しながら説明する。プログラムフローは、図3に示す
処理において、電源立上時のイニシャル処理の実行(ス
テップS1)後に、ステップS2を省いてステップS3
のオフセット調整ルーチンを実行する際、図4のオフセ
ット調整ルーチンのステップS3m、ステップS3nを
除いて実行し、図3のメイン処理(ステップS5)の中
で図18に示す処理を追加する。すなわち、処理はx秒
経過したら(ステップw1)、CPU6のポートcを制
御してスイッチ手段17をONさせ非反転増幅器1の+
入力端子を接地レベルにし(ステップw2)、オフセッ
ト調整処理を行い(ステップw3)、その後メイン処理
を行う。本処理を追加することによって、常時オフセッ
ト処理を実行することができる。
【0080】従って、上記実施例11によれば、非反転
増幅器1から発生するオフセット電圧及び温度ドリフ
ト、経時変化によるオフセット電圧のずれに対し、常
時、自動的に零調整を行うことができ、零調整を労力を
要することなく実施でき、温度ドリフトのよい回路が安
価にできる。
【0081】実施例12. 上記実施例11では、非反転増幅器1のオフセット調整
を行う場合の構成例について述べたものであるが、図1
9に示すように、電源立上げ時及び常時x秒毎に、反転
増幅器12のオフセット調整を毎回行う場合についても
実施例10と同様な構成によって実施できる。
【0082】すなわち、電源立上げ時及び常時x秒毎
毎回オフセット調整する際に、反転増幅器12の−入力
端子への入力電圧Vinを強制的に接地レベルGNDへ落
とすスイッチ手段17を設けることにより、実施例11
と同様にオフセット調整して、反転増幅器12から発生
するオフセット電圧及び温度ドリフト、経時変化による
オフセット電圧のずれに対し、常時、自動的に零調整を
行うことができ、零調整を労力を要することなく実施で
き、温度ドリフトのよい回路が安価にできる。
【0083】実施例13. 次に、図20は実施例13に係るオフセット調整装置を
示す回路図で、図15に示す実施例9に対応して示すも
のである。図20において、図15と同一符号は同一部
分を示し、その説明は省略する。新たな符号として、1
7は実施例11と同様なスイッチ手段である。上記実施
例9では、電源立上時にのみオフセット調整をとってい
たが、図20に示す本実施例13は、実施例11と同様
にして、電源立上後も常時x秒毎にスイッチ手段17を
ONさせて非反転増幅器1の+入力端子を接地レベルに
しオフセット調整を実行するようにしたものである。
【0084】動作は図10に示すフローチャートとほぼ
同様であるが、ステップU2、ステップU5の不揮発性
記憶手段に記憶する処理が揮発性記憶手段に記憶する処
理となり、ステップU1とステップU3の間に、図18
に示すステップw2の処理を追加し、ステップU6の処
理の中に、図18に示す処理を追加したものである。
【0085】従って、上記実施例13によれば、電源立
上げ時及び常時x秒毎に毎回オフセット調整する際に、
非反転増幅器1から発生するオフセット電圧及び温度ド
リフト、経時変化によるオフセット電圧のずれをアナロ
グデジタル変換器5によりデジタル変換し、揮発性記憶
手段16に記憶させ、その値をCPU6によりデジタル
減算するようにして見掛け上の零調整を常時自動的に行
うように構成したので、零調整に労力を要することがな
く、温度ドリフトのよい回路が安価にできる。
【0086】実施例14.上述した実施例13では、非
反転増幅器1のオフセット調整を行う場合の構成例につ
いて述べたものであるが、図21に示すように、反転増
幅器12のオフセット調整を毎回行う場合についても実
施例13と同様な構成によって実施できる。但し、実施
例13の負側定電圧発生手段14に対し、この実施例1
4においては、図11に示す実施例5の場合と同様に正
側定電圧発生手段15が備えられる。
【0087】この実施例14においても、電源立上げ時
及び常時x秒毎に毎回オフセット調整する際に、実施例
13と同様にして、反転増幅器12から発生するオフセ
ット電圧及び温度ドリフト、経時変化によるオフセット
電圧のずれをアナログデジタル変換器5によりデジタル
変換し、揮発性記憶手段16に記憶させ、その値をCP
U6によりデジタル減算するようにして見掛け上の零調
整を常時自動的に行うように構成したので、零調整に労
力を要することがなく、温度ドリフトのよい回路が安価
にできる。
【0088】実施例15.上述した実施例13では、非
反転増幅器1のオフセット調整を行う場合の構成例につ
いて述べたものであるが、図22に示すように、コンパ
レータ13のオフセット調整を行う場合についても実施
例13と同様にして実施できる。但し、この実施例15
における構成としては、実施例8と同様な、CPU6と
可変電圧発生手段9の他に、実施例13及び14と同様
なスイッチ手段17が備えられる。
【0089】動作については、上記実施例3の動作中、
図3に示すフローチャートにおいて、ステップS2の判
定がなくなり、ステップS3を毎回実行し(ステップS
4)、図8に示すフローチャートのステップT9、ステ
ップT10がなくなる。その他は同じである。
【0090】この実施例15においても、実施例13及
び14と同様にして、コンパレータ13から発生するオ
フセット電圧及び温度ドリフト、経時変化によるオフセ
ット電圧のずれに対し、常時自動的に零調整を行うこと
ができ、零調整に労力を要することがなく、温度ドリフ
トのよい回路が安価にできる。
【0091】
【発明の効果】以上のように、この発明に係るオフセッ
ト調整装置によれば、制御手段により、可変電圧発生手
段の出力電圧を可変制御して上記非反転増幅器からの出
力に基づいてアナログデジタル変換器の変換値と上記記
憶手段に記憶された可変電圧値データとを比較して上記
非反転増幅器のオフセット電圧値を検出するとともにこ
のオフセット電圧値から零調整値を上記非反転増幅器へ
出力してオフセット調整を行うようにしたので、非反転
増幅器から発生するオフセット電圧の零調整を自動的に
行うことができ、労力を要することなく非反転増幅器の
オフセット調整作業を行うことができ、回路が安価にで
きるという効果を奏する。また、上記可変電圧発生手段
の出力側を、ダイオードと一端が負電源に接続された分
圧抵抗の中点を介して上記非反転増幅器に接続するよう
にしたので、非反転増幅器への印加電圧を正負両側へ制
御できるという効果を奏する。
【0092】また、上記制御手段は、上記アナログデジ
タル変換器の分解できる最少のアナログ量に対応する最
下位ビットである1/2LSB点を探し上記オフセット
電圧値から1/2LSB分をマイナスした零調整値を上
記非反転増幅器に出力してオフセット調整を行うように
したので、オフセット調整の精度を上げることができる
という効果を奏する。
【0093】
【0094】
【0095】
【0096】
【0097】
【0098】
【0099】
【0100】
【0101】
【0102】
【0103】
【0104】
【0105】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1に係るオフセット調整装置
を示す構成図である。
【図2】図1の可変電圧発生手段9とオフセット調整ト
リガー発生手段11の内部構成をを示す構成図である。
【図3】この発明の実施例1の動作を示すフローチャー
トである。
【図4】図3のオフセット調整ルーチンの動作を示すフ
ローチャートである。
【図5】実施例1の動作を説明するためのアナログデジ
タル変換器5の入出力特性図である。
【図6】この発明の実施例2に係るオフセット調整装置
を示す構成図である。
【図7】この発明の実施例3に係るオフセット調整装置
を示す構成図である。
【図8】この発明の実施例3の動作を示すフローチャー
トである。
【図9】この発明の実施例4に係るオフセット調整装置
を示す構成図である。
【図10】この発明の実施例4の動作を示すフローチャ
ートである。
【図11】この発明の実施例5に係るオフセット調整装
置を示す構成図である。
【図12】この発明の実施例6に係るオフセット調整装
置を示す構成図である。
【図13】この発明の実施例7に係るオフセット調整装
置を示す構成図である。
【図14】この発明の実施例8に係るオフセット調整装
置を示す構成図である。
【図15】この発明の実施例9に係るオフセット調整装
置を示す構成図である。
【図16】この発明の実施例10に係るオフセット調整
装置を示す構成図である。
【図17】この発明の実施例11に係るオフセット調整
装置を示す構成図である。
【図18】この発明の実施例11の動作を示すフローチ
ャートである。
【図19】この発明の実施例12に係るオフセット調整
装置を示す構成図である。
【図20】この発明の実施例13に係るオフセット調整
装置を示す構成図である。
【図21】この発明の実施例14に係るオフセット調整
装置を示す構成図である。
【図22】この発明の実施例15に係るオフセット調整
装置を示す構成図である。
【図23】従来例のオフセット調整装置を示す構成図で
ある。
【符号の説明】
a 仮想接地点 1 非反転増幅器 5 アナログデジタル変換器 6 CPU 9 可変電圧発生手段 10 不揮発性記憶手段 11 オフセット調整トリガー発生手段 12 反転増幅器 13 コンパレータ 14 負側定電圧発生手段 15 正側定電圧発生手段 16 揮発性記憶手段 17 スイッチ手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非反転増幅器のオフセット調整を行うオ
    フセット調整装置において、上記非反転増幅器へ可変電
    圧を出力する可変電圧発生手段と、この可変電圧発生手
    段の可変電圧値データを記憶する記憶手段と、上記非反
    転増幅器の出力をアナログデジタル変換するアナログデ
    ジタル変換器と、上記可変電圧発生手段の出力電圧を可
    変制御して上記非反転増幅器からの出力に基づいてアナ
    ログデジタル変換器の変換値と上記記憶手段に記憶され
    た可変電圧値データとを比較して上記非反転増幅器のオ
    フセット電圧値を検出するとともにこのオフセット電圧
    値から零調整値を上記非反転増幅器へ出力してオフセッ
    ト調整を行う制御手段とを備え、上記可変電圧発生手段
    の出力側はダイオードと一端が負電源に接続された分圧
    抵抗の中点を介して上記非反転増幅器に接続したことを
    特徴とするオフセット調整装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のオフセット調整装置に
    おいて、上記制御手段は、上記アナログデジタル変換器
    の分解できる最少のアナログ量に対応する最下位ビット
    である1/2LSB点を探し上記オフセット電圧値から
    1/2LSB分をマイナスした零調整値を上記非反転増
    幅器に出力してオフセット調整を行うことを特徴とする
    オフセット調整装置。
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