JPH07244089A - 計測器 - Google Patents

計測器

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JPH07244089A
JPH07244089A JP3439294A JP3439294A JPH07244089A JP H07244089 A JPH07244089 A JP H07244089A JP 3439294 A JP3439294 A JP 3439294A JP 3439294 A JP3439294 A JP 3439294A JP H07244089 A JPH07244089 A JP H07244089A
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JP
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JP3439294A
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Shinpei Kimura
進平 木村
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低価格低精度のADコンバータを使用して高
精度の計測を経済的に行うことができる計測器を提供す
る。 【構成】 センサ1からの入力信号を入力インタフェー
ス12を介して加算器19の一方の入力に入力し、該加
算器19の他方の入力に抵抗17,18からなる抵抗分
圧器20を介してマイコン14のDAコンバータ16か
ら階段状に変化するステップ信号を入力し、加算器19
の出力信号をADコンバータ13に供給し、前記ステッ
プ信号の各ステップ毎に前記ADコンバータ13の出力
信号を積算し、この積算結果の平均値を入力信号のレベ
ルとして出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アナログ−ディジタル
変換器(以下、ADコンバータと略称する)を用いて入
力信号のレベルを計測する計測器に関し、更に詳しく
は、低精度のADコンバータを使用して、高精度の計測
を行うことができる計測器に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明の計測器は、例えば商用電源の交
流電圧や電流を計測したり、または温度センサ等のよう
に出力信号の変化が比較的緩やかなセンサ等から出力さ
れる直流電圧等を計測するのに使用することができる。
【0003】この種の計測器としては、従来、例えば図
5に示すような構成を有するものがある。この計測器
は、例えば温度センサまたは交流電圧センサ等であるセ
ンサ1からの計測データを計測するものであり、このセ
ンサ1は例えば0〜5Vまたは1〜5Vといった直流電
圧、または4〜20mAといった交流電流のアナログ信
号を出力する。
【0004】このセンサ1から出力されたアナログ信号
は、入力インタフェース2を介してADコンバータ3に
供給されて、ディジタル信号に変換され、CPU4に供
給される。
【0005】このような回路構成の計測器において、デ
ータの計測精度はセンサ1の精度とADコンバータ3の
変換精度に依存している。例えば、センサ1にいくら高
精度のものを使用しても、ADコンバータ3の精度が悪
い場合には、全体の精度は向上しない。例えば、分解能
が8ビットのADコンバータでは、入力信号を1/25
6までしか分解できないので、これだけではおよそ0.
5%程度の変換誤差を避けることはできない。
【0006】このため、高精度の計測器では、例えば1
2ビットクラスの分解能を有するADコンバータを使用
することになるが、このクラスのADコンバータは高価
であるので、計測器全体の価格を増大してしまう。
【0007】また、最近、所謂ワンチップマイコンには
ADコンバータを内蔵しているものが多くあり、この内
蔵のADコンバータを使用すれば、ADコンバータにか
かる費用および回路を構成するスペースはほとんど無視
できるようになるが、ワンチップマイコンに内蔵されて
いるADコンバータの分解能は一般に8〜10ビット程
度であり、それ以上の分解能はマイコンのチップ構成
上、作ることが困難である。特に、安価な8ビットのワ
ンチップマイコンに内蔵されたADコンバータの精度は
CPUのデータ処理ビット幅に合わせて8ビットとなる
ものがほとんどである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】例えば、8ビットの安
価なマイコンに内蔵されているような安価で低精度の例
えば8ビットのADコンバータを使用して、例えば12
ビットのような高精度のAD変換を行い、高精度の計測
を行うことができる低価格高精度の計測器が要望されて
いる。
【0009】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、低価格低精度のADコンバー
タを使用して高精度の計測を経済的に行うことができる
計測器を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の計測器は、アナログ−ディジタル変換器を
用いて入力信号のレベルを計測する計測器であって、前
記アナログ−ディジタル変換器の最小分解能に相当する
信号レベルを最大値として徐々に変化する傾斜信号を発
生する傾斜信号発生手段と、前記入力信号と前記傾斜信
号を加算する加算器と、該加算器から出力される和信号
を前記アナログ−ディジタル変換器に供給し、該アナロ
グ−ディジタル変換器の出力信号に基づいて前記入力信
号のレベルを算出するレベル算出手段とを有することを
要旨とする。
【0011】また、本発明の計測器は、前記に加えて、
前記レベル算出手段に、前記和信号が前記アナログ−デ
ィジタル変換器の任意の変換値を通過するまでの時間に
基づいて前記入力信号のレベルを算出する手段を有する
ことを要旨とする。
【0012】更に、本発明の計測器は、アナログ−ディ
ジタル変換器を用いて入力信号のレベルを計測する計測
器であって、前記アナログ−ディジタル変換器の最小分
解能に相当する信号レベルを最大値として階段状に変化
するステップ信号を発生するステップ信号発生手段と、
前記入力信号と前記ステップ信号を加算する加算器と、
該加算器から出力される和信号を前記アナログ−ディジ
タル変換器に供給し、該アナログ−ディジタル変換器の
出力信号に基づいて前記入力信号のレベルを算出するレ
ベル算出手段とを有することを要旨とする。
【0013】また更に、本発明の計測器は、前記に加え
て、前記レベル算出手段に、前記ステップ信号の各ステ
ップ毎に前記アナログ−ディジタル変換器の出力信号を
積算し、この積算結果の平均値を前記入力信号のレベル
として出力する積算平均化手段を有することを要旨とす
る。
【0014】本発明の計測器は、前記に加えて、前記入
力信号が交流信号である場合、前記ステップ信号発生手
段が前記交流信号の各サイクル毎に前記ステップ信号を
発生する手段を有し、前記レベル算出手段が前記交流信
号の所定の位相角毎に前記アナログ−ディジタル変換器
の出力信号を積算し、この積算結果の平均値を前記入力
信号のレベルとして出力する積算平均化手段を有するこ
とを要旨とする。
【0015】また、本発明の計測器は、前記に加えて、
前記ステップ信号発生手段が前記ステップ信号を前記最
小分解能に相当する信号レベルの半分の信号レベルから
前記アナログ−ディジタル変換器の出力信号に基づいて
変化させる手段を有することを要旨とする。
【0016】
【作用】本発明の計測器では、アナログ−ディジタル変
換器の最小分解能に相当する信号レベルを最大値として
徐々に変化する傾斜信号を発生し、該傾斜信号を入力信
号に加算し、その和信号をアナログ−ディジタル変換器
に供給し、該アナログ−ディジタル変換器の出力信号に
基づいて入力信号のレベルを算出している。
【0017】また、本発明の計測器では、前記和信号が
アナログ−ディジタル変換器の任意の変換値を通過する
までの時間に基づいて入力信号のレベルを算出してい
る。
【0018】更に、本発明の計測器では、アナログ−デ
ィジタル変換器の最小分解能に相当する信号レベルを最
大値として階段状に変化するステップ信号を発生し、該
ステップ信号を入力信号に加算し、その和信号をアナロ
グ−ディジタル変換器に供給し、該アナログ−ディジタ
ル変換器の出力信号に基づいて入力信号のレベルを算出
している。
【0019】また更に、本発明の計測器では、前記ステ
ップ信号の各ステップ毎に前記アナログ−ディジタル変
換器の出力信号を積算し、この積算結果の平均値を入力
信号のレベルとして出力している。
【0020】本発明の計測器では、入力信号が交流信号
である場合、該交流信号の各サイクル毎にステップ信号
を発生して入力信号に加算し、その和信号をアナログ−
ディジタル変換器に供給し、交流信号の所定の位相角毎
にアナログ−ディジタル変換器の出力信号を積算し、こ
の積算結果の平均値を入力信号のレベルとして出力して
いる。
【0021】また、本発明の計測器では、前記ステップ
信号をアナログ−ディジタル変換器の最小分解能に相当
する信号レベルの半分の信号レベルからアナログ−ディ
ジタル変換器の出力信号に基づいて変化させている。
【0022】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図1は、本発明の一実施例に係わる計測器の回路構
成を示すブロック図である。同図に示す計測器15は、
例えば8ビットのADコンバータ13および8ビットの
ディジタル−アナログ変換器(以下、DAコンバータと
略称する)16を内蔵する8ビットのワンチップマイコ
ン14を使用して、センサ1からの入力信号のレベルを
計測しようとするものであり、センサ1からの入力信号
は入力インタフェース(IF)12を介して加算器19
の一方の入力に供給されている。
【0023】加算器19の他方の入力には、マイコン1
4に内蔵されているDAコンバータ16の出力信号が抵
抗17,18からなる抵抗分圧器20によって分圧され
た分圧信号が供給されている。
【0024】前記抵抗分圧器20を構成する抵抗17,
18の抵抗値は、該抵抗分圧器20の分圧比が例えば
8:1に設定されるとともに、またDAコンバータ16
の出力信号はディジタル信号で0から7までの8段階に
相当するステップ信号が階段状に徐々に増大するもので
あり、この階段状に増大するステップ信号が抵抗分圧器
20を介して加算器19に入力されるようになってい
る。なお、この場合、ADコンバータ13およびDAコ
ンバータ16はマイコン14に内蔵されているものであ
るため、両者の分解能は同じであるものとしている。
【0025】図2を参照して、更に詳細に説明すると、
図2に示すグラフにおいて横軸は時間であり、縦軸は電
圧軸であるが、この縦軸における数字1,2,3,・・
・はADコンバータ13の出力信号が1,2,3,・・
・となるADコンバータ13の変換しきい値を示してい
るものであり、例えば5VのフルスケールのADコンバ
ータ13で分解能が8ビットの場合には、この変換しき
い値の1は5Vの1/256V、すなわち約19.5m
Vに相当し、2は約39mVに相当する。
【0026】また、図2のグラフで横方向の太線で示す
入力信号、すなわち加算器19に供給される入力信号
は、変換しきい値の1と2の間にあり、約27mVであ
る。5Vフルスケールで8ビットのADコンバータ13
では、上述したように、入力信号を約19.5mVの刻
みでしか判別できないので、この入力信号をそのままA
Dコンバータ13に入力すれば、ADコンバータ13の
出力信号、すなわち変換値は、1となる。
【0027】しかしながら、本実施例では、図1に示す
ように、入力信号は加算器19に入力され、ここで加算
器19の他方の入力に供給される階段状のステップ信号
と加算される。この階段状のステップ信号は、図2に示
すように、ADコンバータ13の最小分解能である1
9.5mVの電圧を例えば8段階に分割し、0Vから1
9.5mVの1/8ずつ階段状に増大する信号である。
【0028】このようなステップ信号が加算器19にお
いて入力信号に加算されるものであるため、加算器19
の出力信号は太線で示す入力信号の上に太線で示す加算
器の出力信号のようになる。
【0029】上述したように太線で示す加算器19のス
テップ状の出力信号は、図2に示すように、最初入力信
号と同じレベルにあったものが徐々に上昇して、途中で
ADコンバータ13の変換しきい値の2を越えるように
なっているので、このステップ状の加算器19の出力信
号を図1に示すようにADコンバータ13に入力した場
合には、ADコンバータ13の出力信号、すなわち変換
値は、図2に示すように、「1111222」のように
8段階のステップ信号に合わせて変化する。このADコ
ンバータ13の出力信号「1111222」を加算して
平均すると、1.375となる。この1.375は、ア
ナログ電圧に変換すると、5V×1.375/256=
26.9mVとなり、実際の入力信号の27mVにほぼ
等しい電圧であることが分かる。
【0030】すなわち、加算器19の他方の入力に供給
される階段状に変化するステップ信号は、ADコンバー
タ13の最小分解能に相当する電圧を最大値とし、この
電圧を8分割して1/8ずつ階段状に変化するようにし
たものであるが、これは抵抗17,18からなる抵抗分
圧器20の分圧比を8:1にするとともに、ADコンバ
ータ13と同じ最小分解能を有するDAコンバータ16
の出力信号をステップ信号の階段状の変化に合わせて、
0,1,2,・・・,6,7と変化させ、このDAコン
バータ16の出力信号を前記抵抗分圧器20を介するこ
とにより得られ、これが加算器19の他方の入力に供給
されることになる。
【0031】上述したように、ADコンバータ13の最
小分解能を8分割して得られた階段状に変化するステッ
プ信号を加算器19において入力信号に加算し、この加
算結果をADコンバータ13に供給し、該ADコンバー
タ13の出力信号をステップ信号毎に積算平均すること
により、分解能、すなわち精度を向上することができる
のである。上述したように、8分割した場合には、分解
能として3ビット相当の向上が得られたことになり、8
ビットのADコンバータ13と合わせて、11ビットの
ADコンバータに相当する精度が得られたことになる。
【0032】また、抵抗分圧器20を構成する抵抗1
7,18の分圧比を16:1とするとともに、DAコン
バータ16の出力を0,1,2,・・・,14,15の
ように1つずつ上昇していくことにより、16段階に分
割された階段状のステップ信号が発生するが、このステ
ップ信号を同様に加算器19に供給し、ADコンバータ
13の出力をステップ信号毎に積算して平均することに
より、分解能として4ビット相当の向上を得ることがで
き、マイコン14に内蔵した8ビットのADコンバータ
13で12ビットのADコンバータに相当する精度を得
ることができる。
【0033】なお、上記実施例では、ADコンバータ1
3およびDAコンバータ16はマイコン14に内蔵され
ているものを利用し、両コンバータ13,16は同じ最
小分解能を有するものとして説明し、これにより前記階
段状に変化するステップ信号を発生していたものである
が、この階段状に変化するステップ信号を発生する方法
は、上述した方法に限定されるものでなく、DAコンバ
ータ16がADコンバータ13と同じマイコン14に内
蔵しているものでなく、DAコンバータ16が全く独立
したものである場合には、抵抗17,18からなる抵抗
分圧器20の分圧比とDAコンバータ16の出力信号と
を上述したように対応させる必要は全くなく、DAコン
バータ16は単にADコンバータ13の最小分解能に相
当する電圧レベルを最大値として階段状に徐々に増大す
るステップ信号を発生するように構成させればよいもの
である。
【0034】前記実施例は、センサ1から供給される入
力信号が直流の場合であったが、該入力信号が交流の場
合には、図3に示すように、交流の1サイクル毎に前記
ステップ信号を階段状に1ステップずつ上昇していっ
て、これを交流入力信号の各サイクルに加算し、この積
算結果を前記実施例と同様に平均化すればよいことにな
る。すなわち、ステップ信号が8段階のものである場合
には、交流入力信号が8サイクル入力され、この8サイ
クルの各々でステップ信号が加算された後、平均化する
ことにより、分解能を向上することができる。
【0035】また、前記実施例では、階段状に変化する
ステップ信号を0Vから最小分解能に相当する最大電圧
レベルまで変化させ、このように変化するステップ信号
を入力信号に加算しているが、このようにステップ信号
を最大電圧レベルまで変化させなくても、例えば図2に
おいて太線で示す入力信号を加えられたステップ信号が
ADコンバータの変換しきい値の2を越えた場合には該
ステップ信号の出力を停止するようにすることもでき
る。これは、入力信号を加えられたステップ信号がAD
コンバータの変換しきい値の2を越えた場合には以降の
値はすべて2であることは自明であるからである。な
お、この処理はADコンバータの出力信号を監視し、こ
の出力信号が変化した時、すなわち上記例では1から2
に変化した時にステップ信号の発生を停止すればよいも
のである。
【0036】更に、上記実施例では、前記加算器19の
他方の入力に供給されるステップ信号を階段状に徐々に
変化させるようにしているが、これに限定されるもので
なく、例えばソフトウェアにおける2分割探索と同じア
ルゴリズムで、DAコンバータ16の出力値として、ま
ず中央値(上記実施例のように8分割の場合には、4)
を出力し、これに対する加算平均化処理によりADコン
バータ13の変換値が変化するかどうかを調べ、この結
果に基づいて変換値が変化しない場合には、更にDAコ
ンバータ16から4と7との間の中央値として6を出力
して調べるというような方法でも可能である。このよう
な方法を使用した場合には、分割数が16,32と細か
くなっても、処理時間はあまり長くならないという利点
がある。
【0037】また、上記実施例は、加算器19の他方の
入力に供給される信号として階段状に変化するステップ
信号を利用しているが、これに限定されるものでなく、
図4に示すように連続的に変化する傾斜信号31を利用
することもできる。この傾斜信号31は図示のように0
Vから最小分解能に相当する電圧レベルまで連続的に増
大変化するものである。このような傾斜信号は例えば鋸
歯状波発生器により出力することができる。
【0038】そして、このような傾斜信号を加算器19
に供給して、入力信号に加算すれば、図4において太線
で示す加算器出力信号が得られる。従って、この加算器
出力信号をADコンバータに入力し、このADコンバー
タの変換値が変化する時点to を検出し、この変化時点
o に基づいて下記に示すような演算処理を行うことに
より、ADコンバータの出力を補正した精度の高い計測
値を得ることができる。
【0039】すなわち、図4に示すように、傾斜信号の
周期をtd とし、入力信号の最小分解能レベル以下の電
圧をvo とすれば、次式の関係が成立する。 1/td =(1−vo )/to この式から前記電圧vo は次式のようになる。 vo =1−to /td 従って、このように変化時点to と傾斜信号の周期td
とに基づいて最小分解能レベル以下の電圧vo を算出
し、この値をADコンバータの出力信号に加算すること
により入力信号に対する更に高精度な値を得ることがで
きる。
【0040】なお、上述した各実施例では、階段状に変
化するステップ信号および連続的に変化する傾斜信号
は、両者とも0V等の低レベルから高レベルに増大する
信号として示しているが、本発明はこれに限定されるも
のでなく、逆に高レベルから低レベルに変化するような
信号でも同様に適用することができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
アナログ−ディジタル変換器の最小分解能に相当する信
号レベルを最大値として徐々に変化する傾斜信号または
階段状に変化するステップ信号を発生し、該信号を入力
信号に加算し、その和信号をアナログ−ディジタル変換
器に供給し、該アナログ−ディジタル変換器の出力信号
に基づいて入力信号のレベルを算出しているので、低価
格低精度のアナログ−ディジタル変換器を使用して、高
精度の計測を経済的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる計測器の回路構成を
示すブロック図である。
【図2】図1に示す計測器の作用を示す説明図である。
【図3】入力信号が交流信号の場合の波形図である。
【図4】加算器において入力信号に加えられる信号とし
て連続した傾斜信号を示す説明図である。
【図5】従来の計測器の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 センサ 12 入力インタフェース 13 ADコンバータ 14 マイコン 15 計測器 16 DAコンバータ 17,18 抵抗 19 加算器 20 抵抗分圧器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ−ディジタル変換器を用いて入
    力信号のレベルを計測する計測器であって、 前記アナログ−ディジタル変換器の最小分解能に相当す
    る信号レベルを最大値として徐々に変化する傾斜信号を
    発生する傾斜信号発生手段と、 前記入力信号と前記傾斜信号を加算する加算器と、 該加算器から出力される和信号を前記アナログ−ディジ
    タル変換器に供給し、該アナログ−ディジタル変換器の
    出力信号に基づいて前記入力信号のレベルを算出するレ
    ベル算出手段とを有することを特徴とする計測器。
  2. 【請求項2】 前記レベル算出手段は、前記和信号が前
    記アナログ−ディジタル変換器の任意の変換値を通過す
    るまでの時間に基づいて前記入力信号のレベルを算出す
    る手段を有することを特徴とする請求項1記載の計測
    器。
  3. 【請求項3】 アナログ−ディジタル変換器を用いて入
    力信号のレベルを計測する計測器であって、 前記アナログ−ディジタル変換器の最小分解能に相当す
    る信号レベルを最大値として階段状に変化するステップ
    信号を発生するステップ信号発生手段と、 前記入力信号と前記ステップ信号を加算する加算器と、 該加算器から出力される和信号を前記アナログ−ディジ
    タル変換器に供給し、該アナログ−ディジタル変換器の
    出力信号に基づいて前記入力信号のレベルを算出するレ
    ベル算出手段とを有することを特徴とする計測器。
  4. 【請求項4】 前記レベル算出手段は、前記ステップ信
    号の各ステップ毎に前記アナログ−ディジタル変換器の
    出力信号を積算し、この積算結果の平均値を前記入力信
    号のレベルとして出力する積算平均化手段を有すること
    を特徴とする請求項3記載の計測器。
  5. 【請求項5】 前記入力信号が交流信号である場合、前
    記ステップ信号発生手段は、前記交流信号の各サイクル
    毎に前記ステップ信号を発生する手段を有し、前記レベ
    ル算出手段は、前記交流信号の所定の位相角毎に前記ア
    ナログ−ディジタル変換器の出力信号を積算し、この積
    算結果の平均値を前記入力信号のレベルとして出力する
    積算平均化手段を有することを特徴とする請求項3記載
    の計測器。
  6. 【請求項6】 前記ステップ信号発生手段は、前記ステ
    ップ信号を前記最小分解能に相当する信号レベルの半分
    の信号レベルから前記アナログ−ディジタル変換器の出
    力信号に基づいて変化させる手段を有することを特徴と
    する請求項3記載の計測器。
JP3439294A 1994-03-04 1994-03-04 計測器 Pending JPH07244089A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001051202A (ja) * 1999-06-04 2001-02-23 Olympus Optical Co Ltd 走査型顕微鏡の測定パラメータ決定方法及びコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体

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JP2001051202A (ja) * 1999-06-04 2001-02-23 Olympus Optical Co Ltd 走査型顕微鏡の測定パラメータ決定方法及びコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体

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