JPH10257685A - 2次電池の満充電の検出方法 - Google Patents

2次電池の満充電の検出方法

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JPH10257685A
JPH10257685A JP9054459A JP5445997A JPH10257685A JP H10257685 A JPH10257685 A JP H10257685A JP 9054459 A JP9054459 A JP 9054459A JP 5445997 A JP5445997 A JP 5445997A JP H10257685 A JPH10257685 A JP H10257685A
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secondary battery
value
gain
charging
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JP9054459A
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Yoshihiro Sanada
喜啓 真田
Koji Eto
弘司 江藤
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J7/00Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
    • H02J7/007Regulation of charging or discharging current or voltage
    • H02J7/00712Regulation of charging or discharging current or voltage the cycle being controlled or terminated in response to electric parameters
    • H02J7/007182Regulation of charging or discharging current or voltage the cycle being controlled or terminated in response to electric parameters in response to battery voltage
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R19/00Arrangements for measuring currents or voltages or for indicating presence or sign thereof
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    • G01R19/16533Indicating that current or voltage is either above or below a predetermined value or within or outside a predetermined range of values characterised by the application
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2次電池の満充電の検出を精度良く行う。 【解決手段】 2次電池BAT の端子電圧VBと基準電圧Vz
1 との差分が1倍の利得で増幅されて増幅電圧値S12 に
なる。増幅電圧値S12 はA/D 変換されてディジタル値S1
3 になる。又、外気温度に対応した電気信号S18 が検出
される。電気信号S12 はA/D 変換されてディジタル値S1
9 になる。充電が進行するに従って変化するディジタル
値S13 ,S19がCPU14 で逐次読取られ、予めROM20 に格納
された該ディジタル値S13,S19 に対応する利得に基づい
て増幅時の利得が2倍、3倍、及び10倍に順次更新され
る。同様に、増幅時の基準電圧が基準電圧Vz2 、基準電
圧Vz3 、基準電圧Vz4 に順次更新される。ディジタル値
S13 が減少した時、CPU14 は2次電池BAT の充電が完了
して端子電圧VBに−ΔVが発生したと判定し、定電流回
路部17を制御して充電電流S17 の供給を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばニカド電池
やニッケル水素電池等の充電を行う充電器における2次
電池の満充電の検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の充電器の一例を示す構成
図である。この充電器では、2次電池BATの端子電圧
VBが減衰器(ATT)1で減衰され、アナログ/デジ
タルコンバータ(以下、ADCという)2に入力され
る。ADC2の出力信号S2は中央処理装置(以下、C
PUという)3で読み取られる。そして、端子電圧VB
が低下して出力信号S2の値が減少した時、リードオン
リメモリ(以下、ROMという)4に予め記憶されたプ
ログラムに基づき、2次電池BATの充電が完了したと
判定されて定電流回路5の出力電流S5の2次電池BA
Tに対する供給が停止される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
図2の充電器では、次の(1)〜(3)のような課題が
あった。 (1) 例えば、ニカド電池やニッケル水素電池等の2
次電池は、満充電になったときに端子電圧VBが低下す
る特性があるので、該2次電池の満充電の検出には、端
子電圧VBの低下(以下、“−ΔV”という)の検出が
用いられる。そして、この−ΔVを、量子化ビット数が
例えば8ビット又は10ビットのADC2でアナログ/
デジタル変換(以下、A/D変換という)して読み取っ
ていた。ところが、2次電池を低い充電電流で充電した
場合では−ΔVの変化分が小さいため、量子化ビット数
が10ビット以上の精度の良いADCが必要であり、充
電器の価格が高くなるという問題があった。 (2) 端子電圧VBのピ−ク値及び−ΔVは2次電池
BATの種類や外気温度の変動によって変化することが
あるが、満充電を検出する場合にはこの変化を考慮せず
に−ΔVを検出していた。特に外気温度が高温の場合は
−ΔVが小さいので、誤検出が発生して満充電を検出で
きないことがあった。 (3) 前記(1)及び(2)の課題を解決するため
に、端子電圧VBを増幅して検出することが考えられる
が、端子電圧VBを単純に増幅すると、ADC2の許容
入力電圧を超えてしまうため、ダイナミックレンジが確
保できない。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のうちの第1の発明は、2次電池の満充電の
検出方法において、放電して端子電圧が低下した2次電
池に所定の充電電流を供給することによって充電を開始
する。そして、前記2次電池の端子電圧と予め設定され
た基準電圧との差分を予め設定された利得で増幅して増
幅電圧値を生成する増幅処理と、前記増幅電圧値をA/
D変換してディジタル値を生成するA/D変換処理と、
前記充電が進行するに従って変化する前記ディジタル値
を逐次読取り、該ディジタル値に対応する予め用意され
た利得に基づいて前記増幅処理における利得を更新する
利得更新処理と、前記ディジタル値が減少した時、前記
2次電池の充電が完了したと判定して前記充電電流の供
給を停止する満充電の検出処理とを行うようにしてい
る。この第1の発明によれば、以上のように2次電池の
満充電の検出方法を構成したので、増幅処理において、
2次電池の端子電圧と予め設定された基準電圧との差分
が予め設定された利得で増幅されて増幅電圧値が生成さ
れ、前記増幅電圧値がA/D変換処理でA/D変換され
てディジタル値になる。利得更新処理において、前記デ
ィジタル値が逐次読取られ、該ディジタル値に対応する
利得に基づいて前記増幅処理における利得が更新され
る。満充電の検出処理において、前記ディジタル値が減
少した時、2次電池の充電が完了して端子電圧に−ΔV
が発生したと判定され、前記充電電流の供給が停止され
る。
【0005】第2の発明では、放電して端子電圧が低下
した2次電池に所定の充電電流を供給することによって
充電を開始する。そして、前記2次電池の端子電圧と予
め設定された基準電圧との差分を予め設定された利得で
増幅して増幅電圧値を生成する増幅処理と、前記増幅電
圧値をA/D変換してディジタル値を生成するA/D変
換処理と、前記充電が進行するに従って変化する前記デ
ィジタル値を逐次読取り、該ディジタル値に対応する予
め用意された基準電圧に基づいて前記増幅処理における
基準電圧を更新する基準電圧更新処理と、前記ディジタ
ル値が減少した時、前記2次電池の充電が完了したと判
定して前記充電電流の供給を停止する満充電の検出処理
とを行うようにしている。この第2の発明によれば、次
の点が第1の発明と異なっている。即ち、基準電圧更新
処理において、増幅処理における基準電圧が更新され
る。第3の発明では、放電して端子電圧が低下した2次
電池に所定の充電電流を供給することによって充電を開
始する。そして、前記2次電池の端子電圧と予め設定さ
れた基準電圧との差分を予め設定された利得で増幅して
増幅電圧値を生成する増幅処理と、前記増幅電圧値をA
/D変換して第1のディジタル値を生成する第1のA/
D変換処理と、前記2次電池の外気温度に対応した電気
信号を検出する外気温度検出処理と、前記電気信号をA
/D変換して第2のディジタル値を生成する第2のA/
D変換処理と、前記充電が進行するに従って変化する前
記第1のディジタル値を逐次読取ると共に前記第2のデ
ィジタル値を逐次読取り、該第1及び第2のディジタル
値に対応する予め用意された利得に基づいて前記増幅処
理における利得を更新する利得更新処理と、前記第1の
ディジタル値が減少した時、前記2次電池の充電が完了
したと判定して前記充電電流の供給を停止する満充電の
検出処理とを行うようにしている。
【0006】この第3の発明によれば、増幅処理におい
て、2次電池の端子電圧と予め設定された基準電圧との
差分が予め設定された利得で増幅されて増幅電圧値が生
成される。第1のA/D変換処理において、前記増幅電
圧値がA/D変換されて第1のディジタル値が生成され
る。外気温度検出処理において、2次電池の外気温度に
対応した電気信号が検出される。第2のA/D変換処理
において、前記電気信号がA/D変換されて第2のディ
ジタル値が生成される。利得更新処理において、前記第
1のディジタル値及び前記第2のディジタル値が逐次読
取られ、該第1及び第2のディジタル値に対応する利得
に基づいて前記増幅処理における利得が更新される。満
充電の検出処理において、前記第1のディジタル値が減
少した時、2次電池の充電が完了して端子電圧に−ΔV
が発生したと判定され、前記充電電流の供給が停止され
る。第4の発明では、放電して端子電圧が低下した2次
電池に所定の充電電流を供給することによって充電を開
始する。そして、前記2次電池の端子電圧と予め設定さ
れた基準電圧との差分を予め設定された利得で増幅して
増幅電圧値を生成する増幅処理と、前記増幅電圧値をA
/D変換して第1のディジタル値を生成する第1のA/
D変換処理と、前記2次電池の外気温度に対応した電気
信号を検出する外気温度検出処理と、前記電気信号をA
/D変換して第2のディジタル値を生成する第2のA/
D変換処理と、前記充電が進行するに従って変化する前
記第1のディジタル値を逐次読取ると共に前記第2のデ
ィジタル値を逐次読取り、該第1及び第2のディジタル
値に対応する予め用意された基準電圧に基づいて前記増
幅処理における基準電圧を更新する基準電圧更新処理
と、前記第1のディジタル値が減少した時、前記2次電
池の充電が完了したと判定して前記充電電流の供給を停
止する満充電の検出処理とを行うようにしている。この
第4の発明によれば、次の点が第3の発明と異なってい
る。即ち、基準電圧更新処理において、増幅処理におけ
る基準電圧が更新される。従って、前記課題を解決でき
るのである。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態を示す
2次電池の満充電の検出方法を実施するための充電器の
構成図である。この充電器10は、電池BATを接続す
るための接続端子11を有している。接続端子11は、
差動増幅器12の第1の入力端子に接続されている。差
動増幅器12の+側電源電位入力端子は電源電圧Vcc
に接続され、−側電源電位入力端子がグランドGNDに
接続されている。この差動増幅器12は、第1の入力端
子と第2の入力端子との差分を予め設定された利得で増
幅する機能を有している。差動増幅器12の出力端子
は、ADC13の入力端子に接続されている。ADC1
3は、量子化ビット数が例えば8ビット又は10ビット
の分解能を有し、差動増幅器12の出力信号(即ち、増
幅電圧値)S12をA/D変換して第1のデジタル値S
13を生成する機能を有している。差動増幅器12の出
力端子は、CPU14に接続されている。CPU14
は、例えば可変抵抗等で構成された利得設定部15を介
して差動増幅器12の利得設定端子に接続されている。
又、CPU14は、基準電圧設定部16を介して差動増
幅器12の第2の入力端子に接続されている。基準電圧
設定部16は、CPU14の指令に基づいて基準電圧S
16を出力する機能を有している。更に、CPU14
は、2次電池BATに充電電流を供給するための定電流
回路部17を介して接続端子11に接続されている。
又、この充電器10には、例えば温度センサ等で構成さ
れた外気温度検出部18が設けられている。この外気温
度検出部18は、2次電池BATの周辺の外気温度を検
出し、その温度に対応した電気信号S18を出力する機
能を有している。外気温度検出部18の出力端子は、A
DC19の入力端子に接続されている。ADC19は、
電気信号S18をA/D変換して第2のデジタル値S1
9を生成する機能を有している。ADC19の出力端子
は、CPU14に接続されている。
【0008】更に、CPU14は、ROM20に接続さ
れている。このROM20には、デジタル値S13,S
19に基づき、差動増幅器12の利得及び基準電圧S1
6を設定すると共に定電流回路部17の出力電流S17
を制御するためのプログラムが格納されている。電源コ
ネクタ21は、この充電器10に電源を供給するための
外部電源PSに接続されている。図3は、外気温度をパ
ラメータとする2次電池BATの充電電圧の特性図であ
り、縦軸に2次電池BATの端子電圧VB、及び横軸に
充電率Rがとられている。この図3では、外気温度によ
って端子電圧VBの上昇率及び−ΔV(即ち、満充電の
時に発生する端子電圧VBの低下)が変化することが示
されている。例えば、特性Aは外気温度が0℃の時の端
子電圧VBの特性を示し、充電率Rが約120%以上に
なると−ΔVが発生していることを表している。同様
に、特性B及び特性Cは、外気温度がそれぞれ20℃及
び40℃の時の端子電圧VBの特性を示しているが、こ
の外気温度が高くなるにつれて−ΔVが小さくなってい
ることを表している。図4は、基準電圧及び利得の設定
方法を説明する図であり、縦軸に端子電圧VBと増幅電
圧値S12、及び横軸に時間がとられている。次に、こ
れらの図を参照しつつ、図1の動作(a)〜(g)を説
明する。
【0009】先ず、放電して端子電圧VBが低下した2
次電池BATを接続端子11に接続する。すると、CP
U14は、差動増幅器12の利得を例えば1倍に設定す
ると共に、基準電圧設定部16の基準電圧S16を最小
値の基準電圧Vz1に設定する。その後、CPU14
は、定電流回路部17を制御して2次電池BATに適し
た所定の充電電流を供給することによって充電を開始す
る。 (a) 増幅処理 時間T1において、差動増幅器12で2次電池BATの
端子電圧VBと基準電圧Vz1との差分を1倍の利得で
増幅して増幅電圧値S12を生成する。 (b) 第1のA/D変換処理 増幅電圧値S12をADC13でA/D変換して第1の
ディジタル値S13を生成する。 (c) 外気温度検出処理 外気温度検出部18で2次電池BATの外気温度に対応
した電気信号S18を検出する。
【0010】(d) 第2のA/D変換処理 電気信号S12をADC19でA/D変換して第2のデ
ィジタル値S19を生成する。 (e) 利得更新処理 時間T2,T3,T4が順次経過し、充電が進行するに
従って変化する第1のディジタル値S13をCPU14
で逐次読取ると共に第2のディジタル値S19を逐次読
取り、該ディジタル値S13及びディジタル値S19に
対応する予めROM20に格納された利得に基づいて前
記増幅処理における利得を例えば2倍、3倍、及び10
倍に順次更新する。時間T4が終了する近辺で−ΔVが
発生するが、充電電流が小さくて該−ΔVが小さくなっ
ている場合や外気温度が高くて該−ΔVが小さくなって
いる場合でも、この−ΔVを10倍の利得で増幅するの
で、検出が正確に行われる。
【0011】(f) 基準電圧更新処理 時間T2,T3,T4が順次経過し、充電が進行するに
従って変化するディジタル値S13を逐次読取ると共に
ディジタル値S19を逐次読取り、該ディジタル値S1
3及びディジタル値S19に対応する予めROM20に
格納された基準電圧に基づいて前記増幅処理における基
準電圧を基準電圧Vz2、基準電圧Vz3、基準電圧V
z4に順次更新する。時間T4が終了する近辺で−ΔV
が発生するが、充電電流が小さくて該−ΔVが小さくな
っている場合や外気温度が高くて該−ΔVが小さくなっ
ている場合でも、時間T4が開始する時点の端子電圧V
Bが基準電圧Vz4になっているので、この−ΔVの検
出が正確に行われる。又、この基準電圧更新処理と前記
利得更新処理とを並行して行うことにより、相乗効果に
よって−ΔVの検出がより正確に行われる。 (g) 満充電の検出処理 ディジタル値S13が減少した時、CPU14は2次電
池BATの充電が完了して端子電圧VBに−ΔVが発生
したと判定し、定電流回路部17を制御して充電電流S
17の供給を停止する。尚、CPU14は、デジタル値
S13が異常であった場合でも、定電流回路部17を動
作停止状態にする。
【0012】以上のように、本実施形態では、次の
(1),(2)のような利点がある。 (1) デジタル値S13,S19の変化に対応して差
動増幅器12の利得と基準電圧S16とを変化させて端
子電圧VBの変化量を増幅するようにしたので、従来の
ように量子化ビット数が10ビット以上といった高精度
のADCを使用しなくても一ΔVを精度良く検出でき、
充電器を低価格にできる。更に、満充電の誤検出も減少
する。 (2) 図3中の特性Cに示すように、高温時に充電を
行った場合には−ΔVが不明確になるので、従来では満
充電の検出が困難であったが、高温時に差動増幅器12
の利得を大きくするようにしたので、満充電を精度良く
検出できる。尚、本発明は上記実施形態に限定されず、
種々の変形が可能である。その変形例としては、例えば
次の(a),(b)のようなものがある。 (a) 本発明は、満充電時に−ΔVが発生する充電特
性を有する2次電池全般に適用できる。 (b) 実施形態では、ディジタル値S13,S19に
対応した利得更新処理及び基準電圧更新処理を行う例を
説明したが、ディジタル値S13のみに対応した利得更
新処理及び基準電圧更新処理や、利得更新処理又は基準
電圧更新処理のみを行っても、実施形態に準じた作用、
効果が得られる。
【0013】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1及び第
2の発明によれば、第1のデジタル値の変化に対応して
増幅処理における利得と基準電圧とを変化させて2次電
池の端子電圧の変化量を増幅するようにしたので、従来
のように量子化ビット数が10ビット以上といった高精
度のADCを使用しなくても−ΔVを精度良く検出で
き、充電器を低価格にできる。更に、満充電の誤検出も
減少させることができる。第3及び第4の発明によれ
ば、高温時に充電を行った場合には−ΔVが不明確にな
るので、従来では満充電の検出が難しかったが、第1及
び第2のデジタル値の変化に応じて増幅処理における利
得と基準電圧とを変化させて2次電池の端子電圧の変化
量を増幅するようにしたので、高温時の増幅処理におけ
る利得が大きくなり、満充電を精度良く検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の充電器の構成図である。
【図2】従来の充電器の構成図である。
【図3】充電電圧の特性図である。
【図4】基準電圧及び利得の設定方法を説明する図であ
る。
【符号の説明】
2,13,19 ADC 3,14 CPU 4,20 ROM 5,17 定電流回路部 10 充電器 11 接続端子 12 差動増幅器 15 利得設定部 16 基準電圧設定部 18 外気温度検出部 BAT 2次電池

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電して端子電圧が低下した2次電池に
    所定の充電電流を供給することによって充電を開始し、 前記2次電池の端子電圧と予め設定された基準電圧との
    差分を予め設定された利得で増幅して増幅電圧値を生成
    する増幅処理と、 前記増幅電圧値をアナログ/ディジタル変換してディジ
    タル値を生成するアナログ/ディジタル変換処理と、 前記充電が進行するに従って変化する前記ディジタル値
    を逐次読取り、該ディジタル値に対応する予め用意され
    た利得に基づいて前記増幅処理における利得を更新する
    利得更新処理と、 前記ディジタル値が減少した時、前記2次電池の充電が
    完了したと判定して前記充電電流の供給を停止する満充
    電の検出処理とを、 行うことを特徴とする2次電池の満充電の検出方法。
  2. 【請求項2】 放電して端子電圧が低下した2次電池に
    所定の充電電流を供給することによって充電を開始し、 前記2次電池の端子電圧と予め設定された基準電圧との
    差分を予め設定された利得で増幅して増幅電圧値を生成
    する増幅処理と、 前記増幅電圧値をアナログ/ディジタル変換してディジ
    タル値を生成するアナログ/ディジタル変換処理と、 前記充電が進行するに従って変化する前記ディジタル値
    を逐次読取り、該ディジタル値に対応する予め用意され
    た基準電圧に基づいて前記増幅処理における基準電圧を
    更新する基準電圧更新処理と、 前記ディジタル値が減少した時、前記2次電池の充電が
    完了したと判定して前記充電電流の供給を停止する満充
    電の検出処理とを、 行うことを特徴とする2次電池の満充電の検出方法。
  3. 【請求項3】 放電して端子電圧が低下した2次電池に
    所定の充電電流を供給することによって充電を開始し、 前記2次電池の端子電圧と予め設定された基準電圧との
    差分を予め設定された利得で増幅して増幅電圧値を生成
    する増幅処理と、 前記増幅電圧値をアナログ/ディジタル変換して第1の
    ディジタル値を生成する第1のアナログ/ディジタル変
    換処理と、 前記2次電池の外気温度に対応した電気信号を検出する
    外気温度検出処理と、 前記電気信号をアナログ/ディジタル変換して第2のデ
    ィジタル値を生成する第2のアナログ/ディジタル変換
    処理と、 前記充電が進行するに従って変化する前記第1のディジ
    タル値を逐次読取ると共に前記第2のディジタル値を逐
    次読取り、該第1及び第2のディジタル値に対応する予
    め用意された利得に基づいて前記増幅処理における利得
    を更新する利得更新処理と、 前記第1のディジタル値が減少した時、前記2次電池の
    充電が完了したと判定して前記充電電流の供給を停止す
    る満充電の検出処理とを、 行うことを特徴とする2次電池の満充電の検出方法。
  4. 【請求項4】 放電して端子電圧が低下した2次電池に
    所定の充電電流を供給することによって充電を開始し、 前記2次電池の端子電圧と予め設定された基準電圧との
    差分を予め設定された利得で増幅して増幅電圧値を生成
    する増幅処理と、 前記増幅電圧値をアナログ/ディジタル変換して第1の
    ディジタル値を生成する第1のアナログ/ディジタル変
    換処理と、 前記2次電池の外気温度に対応した電気信号を検出する
    外気温度検出処理と、 前記電気信号をアナログ/ディジタル変換して第2のデ
    ィジタル値を生成する第2のアナログ/ディジタル変換
    処理と、 前記充電が進行するに従って変化する前記第1のディジ
    タル値を逐次読取ると共に前記第2のディジタル値を逐
    次読取り、該第1及び第2のディジタル値に対応する予
    め用意された基準電圧に基づいて前記増幅処理における
    基準電圧を更新する基準電圧更新処理と、 前記第1のディジタル値が減少した時、前記2次電池の
    充電が完了したと判定して前記充電電流の供給を停止す
    る満充電の検出処理とを、 行うことを特徴とする2次電池の満充電の検出方法。
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