JPH06205542A - バッテリ充電制御方式 - Google Patents

バッテリ充電制御方式

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Publication number
JPH06205542A
JPH06205542A JP34741092A JP34741092A JPH06205542A JP H06205542 A JPH06205542 A JP H06205542A JP 34741092 A JP34741092 A JP 34741092A JP 34741092 A JP34741092 A JP 34741092A JP H06205542 A JPH06205542 A JP H06205542A
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JP
Japan
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battery
voltage
charging
differential amplifier
battery charging
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Application number
JP34741092A
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English (en)
Inventor
Tsuneo Sato
恒夫 佐藤
Kazuyasu Kitazawa
和保 北沢
Kiichi Watabe
紀一 渡部
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PFU Ltd
Original Assignee
PFU Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、バッテリ充電制御方式に関し、温
度やセル数に対応した比較電圧や自動設定した比較電圧
をもとにバッテリ充電末期のバッテリ充電電圧降下(−
ΔV)を確実に検出してバッテリ充電を停止し、バッテ
リの過充電によるバッテリ劣化を防止することを目的と
する。 【構成】 バッテリ電圧とバッテリ温度に対応する比較
電圧との差分を増幅する差動増幅器5と、増幅した後の
バッテリ電圧をA/D変換するA/D変換器62と、変
換した後のバッテリ電圧をもとにバッテリ充電末期のバ
ッテリ充電電圧降下(−ΔV)を検出するバッテリ充電
制御回路6とを備え、このバッテリ充電制御回路6が電
源からバッテリ2に充電電流の供給を開始し、バッテリ
充電末期のバッテリ充電電圧降下(−ΔV)を検出した
ときに、バッテリ2への充電を停止するように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バッテリ充電電圧を検
出してバッテリ充電を制御するバッテリ充電制御方式で
あって、バッテリ充電末期のバッテリ充電電圧降下(−
ΔV)を検出してバッテリ充電を停止するバッテリ充電
制御方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、バッテリ充電末期のバッテリ充電
電圧降下(−ΔV)をオペアンプによって検出する場
合、図9に示すようなオペアンプで差動増幅を用い、バ
ッテリ充電電圧があるレベル以上になったときに当該オ
ペアンプの出力電圧がバッテリ充電電圧降下(−ΔV)
に対応する値だけ降下したときに満充電と判断し、バッ
テリ充電を停止するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の図9に
示すようなオペアンプの差動増幅を用いてバッテリ充電
末期のバッテリ充電電圧降下(−ΔV)を検出する場
合、当該オペアンプの入力電圧(−端子)が一定である
ため、出力電圧が入力電圧(+端子)によって決まるの
で以下の問題があった。
【0004】(1) バッテリ充電電圧は、図10の
(a)に示すように、充電時の環境温度によって異な
り、低いバッテリ充電電圧から高いバッテリ充電電圧ま
で幅広い電圧を監視しなければならない。このため、オ
ペアンプで増幅した後のバッテリ充電電圧がA/D変換
器によってディジタル値に変換できる範囲まで縮小する
必要があり、A/D変換器の精度が低下してしまってバ
ッテリ充電電圧降下(−ΔV)を検出し得なくなってし
まう問題が発生し、バッテリが過充電になり、劣化す
る。
【0005】(2) バッテリ電圧は、図10の(b)
に示すように、バッテリのセル数によってバッテリ充電
電圧が異なるため、バッテリのセル数に合わせてバッテ
リ充電末期のバッテリ充電電圧降下(−ΔV)を検出す
る回路を開発する必要が生じてしまう問題がある。
【0006】(3) 特にニッケル・水素電池のよう
に、バッテリ充電末期のバッテリ充電電圧降下(−Δ
V)が小さいバッテリは、オペアンプで増幅した後のバ
ッテリ電圧をA/D変換器でディジタル値に変換して検
出したときに、正常に検出できない可能性が大きいとい
う問題がある。
【0007】本発明は、これらの問題を解決するため、
温度センサで検出した温度やセル数に対応した比較電圧
や自動設定した比較電圧をもとにバッテリ充電電圧を増
幅した後、A/D変換してバッテリ充電末期のバッテリ
充電電圧降下(−ΔV)を確実に検出してバッテリ充電
を停止し、バッテリの過充電によるバッテリ劣化を防止
することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1を参照して課題を解
決するための手段を説明する。図1において、バッテリ
2は、充電対象のバッテリである。
【0009】温度センサ8は、バッテリ2の温度を検出
するものである。差動増幅器5は、バッテリ2のバッテ
リ電圧と温度センサ8によって検出したバッテリ温度に
対応する比較電圧などとの差分を増幅するものである。
【0010】A/D変換器62は、差動増幅器5によっ
て増幅した後のバッテリ電圧をA/D変換するものであ
る。バッテリ充電制御回路6は、A/D変換器62によ
って変換した後のバッテリ電圧をもとに、バッテリ充電
末期のバッテリ充電電圧降下(−ΔV)を検出したりな
どするものである。
【0011】
【作用】本発明は、図1に示すように、差動増幅器5が
バッテリ2のバッテリ電圧と温度センサ8によって検出
したバッテリ温度に対応する比較電圧との差分を増幅
し、A/D変換器62が差動増幅器5によって増幅した
後のバッテリ電圧をA/D変換し、バッテリ充電制御回
路6がA/D変換後のバッテリ電圧をもとに、バッテリ
充電末期のバッテリ充電電圧降下(−ΔV)を検出した
ときに、バッテリ2への充電を停止するようにしてい
る。
【0012】また、差動増幅器5がバッテリ2のバッテ
リ電圧と設定手段7によって設定されたセル数に対応す
る比較電圧との差分を増幅し、A/D変換器62が差動
増幅器5によって増幅した後のバッテリ電圧をA/D変
換し、バッテリ充電制御回路6がA/D変換後のバッテ
リ電圧をもとに、バッテリ充電末期のバッテリ充電電圧
降下(−ΔV)を検出したときに、バッテリ2への充電
を停止するようにしている。
【0013】また、差動増幅器5がバッテリ2のバッテ
リ電圧と、A/D変換後のバッテリ電圧を所定範囲内と
なるように順次切り替え(更に必要に応じて切り替え)
て比較電圧との差分を増幅し、A/D変換器62が差動
増幅器5によって増幅した後のバッテリ電圧をA/D変
換し、バッテリ充電制御回路6がA/D変換後のバッテ
リ電圧をもとに、バッテリ充電末期のバッテリ充電電圧
降下(−ΔV)を検出したときに、バッテリ2への充電
を停止するようにしている。
【0014】従って、温度センサ8で検出した温度やセ
ル数に対応した比較電圧、あるいは自動設定した比較電
圧を用いてバッテリ充電電圧を差動増幅した後、A/D
変換してバッテリ充電末期のバッテリ充電電圧降下(−
ΔV)を確実に検出してバッテリ充電を停止し、バッテ
リの過充電によるバッテリ劣化を防止することが可能と
なる。
【0015】
【実施例】次に、図1から図8を用いて本発明の実施例
の構成および動作を順次詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の1実施例構成図を示す。
図1において、ACアダプタ1は、AC電源を整流して
DC電源を生成するものである。
【0017】バッテリ2は、ここでは、充電対象のバッ
テリであって、充電スイッチ3をONにしてACアダプ
タ1からのDC電源を用いて充電するものである。充電
スイッチ3は、ACアダプタ1からのDC電源をもとに
バッテリ2を充電するためのスイッチである。
【0018】DC−DCコンバータ4は、ACアダプタ
1からのDC電源(あるいは図示外のバッテリ2からの
DC電源)をもとに、所定のDC電圧のDC電源を発生
するものである。
【0019】差動増幅器5は、入力信号(+、−)を差
動増幅するものであって、例えばオペアンプである。こ
こでは、バッテリ電圧を+端子に入力し、バッテリ充電
制御回路6からD−A変換器61によってアナログ値に
変換した比較電圧cを−端子に入力し、両者の差を増幅
するものである。この増幅した後の信号dは、A−D変
換器62を通してバッテリ充電制御回路6に入力し、本
実施例のバッテリ充電末期のバッテリ充電電圧降下(−
ΔV)を検出するようにしている。
【0020】バッテリ充電制御回路6は、充電スイッチ
3をONにしてバッテリ2の充電を開始したり、D−A
変換器61を通して比較電圧を差動増幅器5の−端子に
入力したり、差動増幅器5の出力からの信号dをA−D
変換器62を通した信号を取り込んで、バッテリ充電末
期のバッテリ充電電圧降下(−ΔV)を検出したり、こ
のバッテリ充電電圧降下(−ΔV)を検出したときに充
電スイッチ3をOFFにしてバッテリ2の充電を停止し
たりなどするものである(図3から図6参照)。
【0021】設定手段7は、バッテリ2のセル数を設定
する手段であって、例えばキーボードなどである。D−
A変換器61は、ディジタルの比較電圧をアナログの比
較電圧に変換して差動増幅器5の−端子に供給するもの
である。
【0022】A−D変換器62は、差動増幅器5の出力
からの信号dをディジタルの信号に変換してバッテリ充
電制御回路6に入力し、バッテリ充電電圧のバッテリ充
電電圧降下(−ΔV)を検出するためのものである。
【0023】A−D変換器63は、温度センサ8からの
アナログの信号をディジタルの信号に変換してバッテリ
充電制御回路6に入力するものである。電池セル数設定
64は、設定手段7によって設定されたバッテリ2のセ
ル数を保持するものである。
【0024】温度センサ8は、バッテリ2の温度を測定
するセンサである。次に、図2のフローチャートに示す
順序に従い、図1の構成の動作を詳細に説明する。
【0025】図2において、S1は、バッテリ有りか判
別する。これは、図1の充電しようとするバッテリ2の
装着有りか判別する。有りの場合には、S2に進む。無
の場合には、終了する(END)。
【0026】S2は、バッテリが満充電か判別する。Y
ESの場合には、終了する(END)。NOの場合に
は、S3に進む。S3は、充電スイッチをONにする。
これは、バッテリ充電制御回路6が充電スイッチ3をO
Nにし、ACアダプタ1からのDC電源を用い、バッテ
リ2の充電を開始する。
【0027】S4は、バッテリ電圧を検出する。これ
は、差動増幅器5の出力の信号dをA−D変換器62に
よってディジタル値に変換したバッテリ電圧を、バッテ
リ充電制御回路6が検出する。
【0028】S5は、前回のバッテリ電圧と、今回のバ
ッテリ電圧を比較する。S6は、前回のバッテリ電圧≦
今回のバッテリ電圧か判別する。YESの場合には、今
回のバッテリ電圧が前回のバッテリ電圧よりも高いの
で、充電中と判別し、S7で前回のバッテリ電圧を更新
(今回のバッテリ電圧を前回のバッテリ電圧に更新)
し、S4に戻る。一方、S6でNOの場合には、今回の
バッテリ電圧が前回のバッテリ電圧よりも小さい(降
下)したので、S8に進む。
【0029】S8は、S6のYESで今回のバッテリ電
圧が前回のバッテリ電圧よりも降下したので、このとき
のバッテリ電圧のピーク値を保持し、S9に進む。S9
は、ピーク値−今回のバッテリ電圧>(−ΔV値)か判
別する。これは、充電中のバッテリ電圧のピーク値と、
今回のバッテリ電圧の差が、バッテリ充電電圧降下(−
ΔV)よりも大きいか判別する。YESの場合には、バ
ッテリ2のバッテリ充電電圧降下(−ΔV)が検出され
たので、S10でバッテリ2の満充電と決定し、S11
で放電スイッチをOFFにし、バッテリ2の充電を停止
する(END)。一方、S9でNOの場合には、バッテ
リ充電電圧降下(−ΔV)が未だ検出されていないの
で、S4に戻り、繰り返し行う。
【0030】以上によって、充電スイッチ3をONにし
てバッテリ2の充電を開始し、差動増幅器5の出力の信
号dをA−D変換器62によってディジタル値に変換し
たバッテリ電圧を監視し、ピーク値からバッテリ充電電
圧降下(−ΔV)だけバッテリ電圧が降下したときにバ
ッテリ2の満充電と決定して充電スイッチ3をOFFに
し、バッテリ2の充電を停止する。この際、差動増幅器
5の−端子にバッテリ2の温度やセル数に対応した比較
電圧を設定(図3、図4を用いて後述)、あるいは自動
的に検出した比較電圧を設定(図5、図6を用いて後
述)することにより、当該差動増幅器5の増幅度を確保
してバッテリ充電末期のバッテリ充電電圧降下(−Δ
V)を確実に検出し、充電を停止することが可能とな
る。
【0031】図3は、本発明の温度による比較電圧の設
定フローチャートを示す。これは、図1の温度センサ8
によって検出したバッテリ2の温度をもとに、バッテリ
充電制御回路6が比較電圧cを差動増幅器5の−端子に
設定するときの手順である。
【0032】図3において、S11は、温度センサを検
知する。これは、図1のバッテリ充電制御回路6が温度
センサ8からの信号eをA−D変換器63によってディ
ジタル値に変換した値を読み取り、バッテリ2の温度を
検知する。
【0033】S12は、40°C以上か判別する。これ
は、S12で検知したバッテリ2の温度が40°C以上
か判別する。YESの場合には、S17で当該温度40
°Cに対応する、予め実験で求めておいたVH5電圧
を、比較電圧として差動増幅器5の−端子に設定して入
力する。一方、NOの場合には、S13に進む。
【0034】S13は、30°C以上か判別する。YE
Sの場合には、S18で当該温度30°Cに対応する、
予め実験で求めておいたVH4電圧を、比較電圧として
差動増幅器5の−端子に設定して入力する。一方、NO
の場合には、S14に進む。
【0035】S14は、20°C以上か判別する。YE
Sの場合には、S19で当該温度20°Cに対応する、
予め実験で求めておいたVH3電圧を、比較電圧として
差動増幅器5の−端子に設定して入力する。一方、NO
の場合には、S15に進む。
【0036】S15は、10°C以上か判別する。YE
Sの場合には、S20で当該温度10°Cに対応する、
予め実験で求めておいたVH2電圧を、比較電圧として
差動増幅器5の−端子に設定して入力する。一方、NO
の場合には、S16に進む。
【0037】S16は、0°C以上か判別する。YES
の場合には、S21で当該温度0°Cに対応する、予め
実験で求めておいたVH1電圧を、比較電圧として差動
増幅器5の−端子に設定して入力する。一方、NOの場
合には、S22で当該温度0°C以下に対応する、予め
実験で求めておいたVH0電圧を、比較電圧として差動
増幅器5の−端子に設定して入力する。
【0038】以上によって、温度センサ8によってバッ
テリ2の温度を測定し、この温度に対応する、実験で求
めた最も適した比較電圧を差動増幅器5の−端子に設定
して入力する。これにより、差動増幅器5は、常にバッ
テリ2の温度に対応した最適な比較電圧が設定され、図
2で既述したように、バッテリ充電末期のバッテリ充電
電圧降下(−ΔV)を確実に検出することが可能とな
る。
【0039】図4は、本発明のセル数による比較電圧の
設定フローチャートを示す。これは、図1の設定手段7
によって設定されたバッテリ2のセル数をもとに、バッ
テリ充電制御回路6が比較電圧cを差動増幅器5の−端
子に設定するときの手順である。
【0040】図4において、S31は、バッテリのセル
数の設定を取り込む。これは、図1のバッテリ充電制御
回路6が設定手段7から電池セル数設定64に設定され
たバッテリ2のセル数を取り込む。
【0041】S32は、セル数が6個か判別する。これ
は、S31で取り込んだバッテリ2のセル数が6個か判
別する。YESの場合には、S36で当該セル数が6個
に対応する、予め実験で求めておいたVH5電圧を、比
較電圧として差動増幅器5の−端子に設定して入力す
る。一方、NOの場合には、S33に進む。
【0042】S33は、セル数が8個か判別する。YE
Sの場合には、S37で当該セル数が8個に対応する、
予め実験で求めておいたVH4電圧を、比較電圧として
差動増幅器5の−端子に設定して入力する。一方、NO
の場合には、S34に進む。
【0043】S34は、セル数が10個か判別する。Y
ESの場合には、S38で当該セル数が10個に対応す
る、予め実験で求めておいたVH3電圧を、比較電圧と
して差動増幅器5の−端子に設定して入力する。一方、
NOの場合には、S35に進む。
【0044】S35は、セル数がn個か判別する。YE
Sの場合には、S39で当該セル数がn個に対応する、
予め実験で求めておいたVHn電圧を、比較電圧として
差動増幅器5の−端子に設定して入力する。一方、NO
の場合には、S40でVH0電圧を、比較電圧として差
動増幅器5の−端子に設定して入力する。
【0045】以上によって、設定手段7によって設定さ
れたバッテリ2のセル数を取り込み、このセル数に対応
する、実験で求めた最も適した比較電圧を差動増幅器5
の−端子に設定して入力する。これにより、差動増幅器
5は、常にバッテリ2のセル数に対応した最適な比較電
圧が設定され、図2で既述したように、バッテリ充電末
期のバッテリ充電電圧降下(−ΔV)を確実に検出する
ことが可能となる。
【0046】図5は、本発明のバッテリ電圧検出による
比較電圧の設定フローチャートを示す。これは、バッテ
リ充電制御回路6がバッテリ電圧を検出し、最適となる
比較電圧cを差動増幅器5の−端子に自動設定するとき
の手順である。
【0047】図5において、S41は、バッテリ電圧を
検出する。これは、図1のバッテリ充電制御回路6がバ
ッテリ2のバッテリ電圧を検出する。S42は、S41
で検出したバッテリ電圧がVHO電圧よりも大か比較す
る。YESの場合には、S46で当該VH0電圧を比較
電圧として差動増幅器5の−端子に設定して入力する。
一方、NOの場合には、S43に進む。
【0048】S43は、S41で検出したバッテリ電圧
がVH1電圧よりも大か比較する。YESの場合には、
S47で当該VH1電圧を比較電圧として差動増幅器5
の−端子に設定して入力する。一方、NOの場合には、
S44に進む。
【0049】S44は、S41で検出したバッテリ電圧
がVH2電圧よりも大か比較する。YESの場合には、
S48で当該VH2電圧を比較電圧として差動増幅器5
の−端子に設定して入力する。一方、NOの場合には、
S45に進む。
【0050】S45は、S41で検出したバッテリ電圧
がVH3電圧よりも大か比較する。YESの場合には、
S49で当該VH3電圧を比較電圧として差動増幅器5
の−端子に設定して入力する。一方、NOの場合には、
S50で当該VH4電圧を比較電圧として差動増幅器5
の−端子に設定して入力する。
【0051】以上によって、バッテリ電圧を検出して最
も適した比較電圧を差動増幅器5の−端子に自動設定し
て入力する。これにより、差動増幅器5は、常にバッテ
リ2のバッテリ電圧に対応した最適な比較電圧が設定さ
れ、図2で既述したように、バッテリ充電末期のバッテ
リ充電電圧降下(−ΔV)を確実に検出することが可能
となる。
【0052】図6は、本発明の比較電圧の自動設定フロ
ーチャートを示す。これは、バッテリ充電制御回路6が
最適となる比較電圧cを差動増幅器5の−端子に自動設
定するときの手順である。
【0053】図6において、S51は、現在VH1電圧
か判別する。これは、現在、バッテリ充電制御回路6が
差動増幅器5の−端子に設定して入力した比較電圧がV
H1電圧か判別する。YESの場合には、S52でバッ
テリ電圧検出し、S53で電圧値が高い(所定電圧以上
高い)か判別し、YESのときにS54でVH0電圧に
比較電圧を切り替え、NOのときは更にS55で電圧値
が低い(所定電圧以上低い)か判別し、YESのときに
S56でVH2電圧に比較電圧を切り替える。一方、S
51でNOの場合には、S57に進む。
【0054】S57は、現在VH2電圧か判別する。こ
れは、現在、バッテリ充電制御回路6が差動増幅器5の
−端子に設定して入力した比較電圧がVH2電圧か判別
する。YESの場合には、S58でバッテリ電圧検出
し、S59で電圧値が高い(所定電圧以上高い)か判別
し、YESのときにS60でVH1電圧に比較電圧を切
り替え、NOのときは更にS61で電圧値が低い(所定
電圧以上低い)か判別し、YESのときにS62でVH
3電圧に比較電圧を切り替える。一方、S57でNOの
場合には、S63に進む。
【0055】S63は、現在VH3電圧か判別する。こ
れは、現在、バッテリ充電制御回路6が差動増幅器5の
−端子に設定して入力した比較電圧がVH3電圧か判別
する。YESの場合には、S64でバッテリ電圧検出
し、S65で電圧値が高い(所定電圧以上高い)か判別
し、YESのときにS66でVH2電圧に比較電圧を切
り替え、NOのときは更にS67で電圧値が低い(所定
電圧以上低い)か判別し、YESのときにS68でVH
4電圧に比較電圧を切り替える。一方、S63でNOの
場合には、終了する。
【0056】以上によって、最も適した比較電圧を差動
増幅器5の−端子に自動設定して入力する。これによ
り、差動増幅器5は、常にバッテリ2のバッテリ電圧に
対応した最適な比較電圧が設定され、図2で既述したよ
うに、バッテリ充電末期のバッテリ充電電圧降下(−Δ
V)を確実に検出することが可能となる。
【0057】次に、図7および図8を用いて本発明を具
体的に説明する。図7は、本発明の動作説明図(その
1)を示す。図7の(a)は、比較電圧例を示す。ここ
で、横軸は時間tを表し、縦軸はバッテリ電圧(V)を
表す。図中のVH0からVH5は、図1の差動増幅器5
の−端子に設定して入力する比較電圧を表す。また、曲
線は、バッテリ2の温度が24°Cのときの充電曲線を
示す。この充電曲線に示すように、バッテリ2を充電す
ると、ピーク電圧に到達した後、バッテリ充電電圧降下
(−ΔV)だけ降下する現象が現れ、このときはバッテ
リ充電末期である。従って、このバッテリ充電電圧降下
(−ΔV)を検出すれば、バッテリ2の満充電を検出す
ることができる。
【0058】図7の(b)は、温度センサ8の温度と比
較電圧の関係を示す。ここでは、図示の下記のように実
験で、温度センサの温度と、比較電圧との関係を求め
る。 ここで、VH5>VH4>VH3>VH2>VH1の関
係、即ちバッテリ電圧の温度が高くなる程、比較電圧は
低くなる。
【0059】図7の(c)は、電池セル数と比較電圧の
関係を示す。ここでは、図示の下記のように実験で、電
池セル数と、比較電圧との関係を求める。 ここで、VH5>VH3>VH1の関係がある。
【0060】図8は、本発明の動作説明図(その2)を
示す。図8の(d)は、電池セル数と温度センサの温度
と比較電圧の関係を示す。ここでは、電池セル数が10
個のとき、温度センサの温度と比較電圧の関係を図示の
下記のように実験で求める。
【0061】 電池セル数 温度センサの温度 比較電圧 10個 0°C VH0 10個 10°C VH1 10個 20°C VH2 10個 30°C VH3 10個 40°C VH4 図8の(e)は、バッテリ充電電圧曲線の例を示す。バ
ッテリ充電電圧曲線の左側を拡大したものが右側に示す
曲線である。このバッテリ充電電圧曲線は、図示のよう
にバッテリ2の充電時間に従い徐々にバッテリ電圧が上
昇し、バッテリ充電末期になると、図示のようにバッテ
リ充電電圧降下(−ΔV)が発生する。
【0062】図8の(f)は、バッテリ充電制御回路6
の検出電圧幅例を示す。これらは、バッテリ充電制御回
路6が差動増幅器5に比較電圧VH0、VH1、VH
2、VH3をそれぞれ設定して−端子に入力したとき
に、当該バッテリ充電制御回路6が検出できるバッテリ
電圧の範囲を示す。具体的に言えば、 ・比較電圧VH0を差動増幅器5の−端子に設定して入
力したとき、図中のVH0(H)からVH0(L)の範
囲内のバッテリ電圧を検出できる。
【0063】・比較電圧VH1を−端子に設定したと
き、VH1(H)からVH1(L)の範囲内のバッテリ
電圧を検出できる。 ・比較電圧VH2を−端子に設定したとき、VH2
(H)からVH2(L)の範囲内のバッテリ電圧を検出
できる。
【0064】・比較電圧VH3を−端子に設定したと
き、VH3(H)からVH3(L)の範囲内のバッテリ
電圧を検出できる。ここで、斜線の部分は、バッテリ電
圧の検出範囲が重なった部分である。
【0065】このように比較電圧VH0、VH1、VH
2、VH3のうちの任意のものを設定して差動増幅器5
の−端子に入力することにより、バッテリ電圧を確実か
つ精度高く検出することが可能となる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
温度センサ8で検出した温度やセル数に対応した比較電
圧を設定、あるいは自動設定した比較電圧を用いてバッ
テリ充電電圧を差動増幅した後、A/D変換してバッテ
リ充電末期のバッテリ充電電圧降下(−ΔV)を検出す
る構成を採用しているため、バッテリ充電末期のバッテ
リ充電電圧降下(−ΔV)を確実に検出してバッテリ充
電を停止し、バッテリの過充電によるバッテリ劣化を防
止することができる。特にニッケル・水素電池のような
満充電時のバッテリ充電電圧降下(−ΔV)が小さい場
合においても、確実に検出でき、バッテリ2の過充電に
よる劣化を防止できる。これにらにより、従来のバッテ
リのセル数に応じた専用のバッテリ充電制御回路6を設
けたりする必要がなく、汎用のバッテリ充電制御回路6
を設計できると共に、更に自動的に比較電圧を設定する
ことにより、種々の電圧のバッテリの充電にも使用でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例構成図である。
【図2】本発明のバッテリ充電制御フローチャートであ
る。
【図3】本発明の温度による比較電圧の設定フローチャ
ートである。
【図4】本発明のセル数による比較電圧の設定フローチ
ャートである。
【図5】本発明のバッテリ電圧検出による比較電圧の設
定フローチャートである。
【図6】本発明の比較電圧の自動設定フローチャートで
ある。
【図7】本発明の動作説明図(その1)である。
【図8】本発明の動作説明図(その2)である。
【図9】差動増幅アンプの構成例である。
【図10】バッテリ充電電圧例である。
【符号の説明】
1:ACアダプタ 2:バッテリ 3:充電スイッチ 4:DC−DCコンバータ 5:差動増幅器 6:バッテリ充電制御回路 61:D−A変換器 62、63:A−D変換器 64:電池セル数設定 7:設定手段 8:温度センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バッテリ充電電圧を検出してバッテリ充電
    を制御するバッテリ充電制御方式において、 バッテリ(2)の温度を検出する温度センサ(8)と、 バッテリ(2)のバッテリ電圧と上記温度センサ(8)
    によって検出したバッテリ温度に対応する比較電圧との
    差分を増幅する差動増幅器(5)と、 この差動増幅器(5)によって増幅した後のバッテリ電
    圧をA/D変換するA/D変換器(62)と、 このA/D変換器(62)によって変換した後のバッテ
    リ電圧をもとに、バッテリ充電末期のバッテリ充電電圧
    降下(−ΔV)を検出するバッテリ充電制御回路(6)
    とを備え、 このバッテリ充電制御回路(6)が電源からバッテリ
    (2)に充電電流の供給を開始し、バッテリ充電末期の
    バッテリ充電電圧降下(−ΔV)を検出したときに、バ
    ッテリ(2)への充電を停止するように構成したことを
    特徴とするバッテリ充電制御方式。
  2. 【請求項2】バッテリ充電電圧を検出してバッテリ充電
    を制御するバッテリ充電制御方式において、 バッテリ(2)のセル数を設定する設定手段(7)と、 バッテリ(2)のバッテリ電圧と上記設定手段(7)に
    よって設定されたセル数に対応する比較電圧との差分を
    増幅する差動増幅器(5)と、 この差動増幅器(5)によって増幅した後のバッテリ電
    圧をA/D変換するA/D変換器(62)と、 このA/D変換器(62)によって変換した後のバッテ
    リ電圧をもとに、バッテリ充電末期のバッテリ充電電圧
    降下(−ΔV)を検出するバッテリ充電制御回路(6)
    とを備え、 このバッテリ充電制御回路(6)が電源からバッテリ
    (2)に充電電流の供給を開始し、バッテリ充電末期の
    バッテリ充電電圧降下(−ΔV)を検出したときに、バ
    ッテリ(2)への充電を停止するように構成したことを
    特徴とするバッテリ充電制御方式。
  3. 【請求項3】バッテリ充電電圧を検出してバッテリ充電
    を制御するバッテリ充電制御方式において、 バッテリ(2)のバッテリ電圧と比較電圧との差分を増
    幅する差動増幅器(6)と、 この差動増幅器(6)によって増幅した後のバッテリ電
    圧をA/D変換するA/D変換器(62)と、 このA/D変換器(62)によって変換した後のバッテ
    リ電圧をもとに、バッテリ充電末期のバッテリ充電電圧
    降下(−ΔV)を検出するバッテリ充電制御回路(6)
    とを備え、 このバッテリ充電制御回路(6)がA/D変換後のバッ
    テリ電圧を所定範囲内となるように上記比較電圧を順次
    切り替え(更に必要に応じて切り替え)、電源からバッ
    テリ(2)に充電電流の供給を開始し、バッテリ充電末
    期のバッテリ充電電圧降下(−ΔV)を検出したとき
    に、バッテリ(2)への充電を停止するように構成した
    ことを特徴とするバッテリ充電制御方式。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8154300B2 (en) * 2007-02-28 2012-04-10 Yazaki Corporation Voltage measuring device and voltage measuring system
US8513922B2 (en) 2009-11-20 2013-08-20 Samsung Sdi Co., Ltd. Battery pack and method of controlling charging of battery pack
US8604797B2 (en) 2009-03-27 2013-12-10 Tdk-Lambda Corporation Method for determining cell number, cell number determination device, power supply device and program

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