JP2002324741A - 処理装置 - Google Patents

処理装置

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JP2002324741A
JP2002324741A JP2001125751A JP2001125751A JP2002324741A JP 2002324741 A JP2002324741 A JP 2002324741A JP 2001125751 A JP2001125751 A JP 2001125751A JP 2001125751 A JP2001125751 A JP 2001125751A JP 2002324741 A JP2002324741 A JP 2002324741A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スループットを低下させることなく、かつ装
置構成上の問題を伴うことなく、フットプリントを小さ
くすることができる、複数の処理ユニットを備えた処理
装置を提供すること。 【解決手段】 基板Gに対して液処理を含む一連の処理
を行う処理装置100は、基板Gが略水平に搬送されつつ所
定の液処理が行われる複数の液処理ユニット21,23,24
と、複数の液処理ユニット21,23,24のそれぞれに対応し
て設けられ、対応する液処理後に所定の熱的処理を行う
複数の熱的処理ユニットが集約して設けられた複数の熱
的処理ユニットセクション26,27,28とを具備し、熱的処
理ユニットセクション26,27,28の少なくとも1つは、複
数の熱的処理ユニットが処理の順に配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、例えば液晶表示装
置(LCD)ガラス基板等の被処理基板に対してレジス
ト塗布および露光後の現像処理、ならびにそれらの前後
に行う熱的処理のような複数の処理を施す処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】LCDの製造においては、被処理基板で
あるLCDガラス基板に、所定の膜を成膜した後、フォ
トレジスト液を塗布してレジスト膜を形成し、回路パタ
ーンに対応してレジスト膜を露光し、これを現像処理す
るという、いわゆるフォトリソグラフィー技術により回
路パターンを形成する。
【0003】このフォトリソグラフィー技術では、被処
理基板であるLCD基板は、主な工程として、洗浄処理
→脱水ベーク→アドヒージョン(疎水化)処理→レジス
ト塗布→プリベーク→露光→現像→ポストベークという
一連の処理を経てレジスト層に所定の回路パターンを形
成する。
【0004】従来、このような処理は、各処理を行う処
理ユニットを搬送路の両側にプロセスフローを意識した
形態で配置し、搬送路を走行可能な中央搬送装置により
各処理ユニットへの被処理基板の搬入出を行うプロセス
ブロックを一または複数配置してなる処理システムによ
り行われている。このような処理システムは、基本的に
中央搬送装置によるランダムアクセス処理を行うもので
あることから、洗浄処理ユニットや現像処理ユニットを
平面的に複数配置し、また、ベーキングやクーリング等
を行う熱的処理ユニットを多数配置して高スループット
の処理を実現している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近時、
LCD基板は大型化の要求が強く、一辺が1mにも及ぶ
ような巨大なものまで出現するに至り、上述のような中
央搬送装置を用いる処理システムでは搬送路の面積が大
きくなるとともに、洗浄処理ユニットや現像処理ユニッ
トを平面的に複数配置することにより、フットプリント
が極めて大きなものとなってしまい、省スペースの観点
からフットプリントの縮小が強く求められている。
【0006】フットプリントを小さくするためには、処
理ユニットを上下方向に重ねることが考えられ、従来か
ら熱的処理ユニットを多段に積み重ねることも行われて
いるが、現行の処理システムにおいては、スループット
向上の観点から中央搬送装置は大型の基板を水平方向に
高速かつ高精度に移動させており、基板が大型化した場
合に、これに加えて高さ方向にも高速かつ高精度に移動
させることには自ずから限界があり、小フットプリント
と高スループットとを両立させることは困難である。ま
た、基板の大型化にともない処理ユニットも大型化して
おり、レジスト塗布処理ユニットや現像処理ユニット等
のスピナー系のユニットは重ねて設けることは極めて困
難である。
【0007】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、スループットを低下させることなく、かつ装
置構成上の問題を伴うことなく、フットプリントを小さ
くすることができる、複数の処理ユニットを備えた処理
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決する手段】上記課題を解決するために、本
発明の第1の観点では、被処理基板に対して複数の液処
理を含む一連の処理を行う処理装置であって、被処理基
板が略水平に搬送されつつ所定の液処理が行われる複数
の液処理ユニットと、前記複数の液処理ユニットのそれ
ぞれに対応して設けられ、対応する液処理後に所定の熱
的処理を行う複数の熱的処理ユニットが集約して設けら
れた複数の熱的処理ユニットセクションとを具備し、前
記熱的処理ユニットセクションの少なくとも1つは、複
数の熱的処理ユニットが処理の順に配置されていること
を特徴とする処理装置を提供する。
【0009】上記処理装置において、前記複数の液処理
ユニットおよび複数の熱的処理ユニットセクションは、
実質的に処理の順に実質的に2列に配置されていること
が好ましい。
【0010】本発明の第2の観点では、被処理基板に対
して洗浄、レジスト塗布および露光後の現像を含む一連
の処理を行う処理装置であって、前記一連の処理に対応
して各々被処理基板に対して所定の処理を施す複数の処
理ユニットを備えた処理部と、処理前の被処理基板およ
び/または処理後の被処理基板を収納する収納容器を載
置し、前記処理部に対して被処理基板を搬入出する搬入
出部と、処理部と露光装置との間の被処理基板の受け渡
しを行うインターフェイス部とを具備し、前記処理部
は、被処理基板が略水平に搬送されつつ洗浄液による洗
浄処理および乾燥処理が行われる洗浄処理ユニットと、
被処理基板が略水平に搬送されつつレジスト液の塗布を
含むレジスト処理が行われるレジスト処理ユニットと、
被処理基板が略水平に搬送されつつ、現像液塗布、現像
後の現像液除去、および乾燥処理を行う現像処理ユニッ
トと、前記洗浄処理ユニットから搬出された被処理基板
に対し、所定の熱的処理を行う複数の熱的処理ユニット
が集約された第1の熱的処理ユニットセクションと、前
記レジスト処理ユニットから搬出された被処理基板に対
し、所定の熱的処理を行う複数の熱的処理ユニットが集
約された第2の熱的処理ユニットセクションと、前記現
像処理ユニットから搬出された被処理基板に対し、所定
の熱的処理を行う複数の熱的処理ユニットが集約された
第3の熱的処理ユニットセクションとを有し、前記第1
から第3の熱的処理ユニットセクションの少なくとも1
つは、複数の熱的処理ユニットが処理の順に配置されて
いることを特徴とする処理装置を提供する。
【0011】上記処理装置において、前記処理部におけ
る前記洗浄処理ユニット、前記レジスト処理ユニット、
前記現像処理ユニット、および前記第1から第3の熱的
処理ユニットセクションは、実質的に処理の順にかつ実
質的に2列に配置されることが好ましい。
【0012】上記本発明の第1の観点または第2の観点
に係る処理装置においては、前記少なくとも1つの熱的
処理ユニットセクションは、複数の熱的処理ユニットを
処理の順に水平に配置することができる。この場合に
は、このように複数の熱的処理ユニットが処理の順に水
平に配置された熱的処理ユニットセットが平面的に2セ
ット、または上下に2セット設けることが好ましい。ま
た、前記少なくとも1つの熱的処理ユニットセクション
は、複数の熱的処理ユニットを処理の順に垂直に配置す
ることができる。
【0013】本発明によれば、洗浄処理、レジスト処
理、現像処理のような液処理を行う複数の液処理ユニッ
トをその中で被処理基板が略水平に搬送されつつ所定の
液処理が行われるように構成したので、従来のような処
理ユニットの間の中央搬送路およびその中央搬送路を走
行する中央搬送装置をなくすることができ、その分省ス
ペース化を図ることができる。また、各液処理ユニット
毎に、その後の熱的処理を行う複数の熱的処理ユニット
を集約して設けたのでその分省スペース化を図ることが
できるとともに、処理ユニットを被処理基板の処理の流
れに沿って配置することができるのでスループットを高
くすることができる。しかも、熱的処理ユニットセクシ
ョンの少なくとも1つは、複数の熱的処理ユニットが処
理の順に配置されているので、その熱的処理ユニットセ
クションでは複数の熱的処理ユニットに被処理基板を搬
入出する搬送装置が不要となり、被処理基板のハンドリ
ング性が良好となってそのことによってもスループット
を高めることができる。しかも、液処理ユニットの積層
も不要なため、装置的な問題も生じない。したがって、
スループットを高く維持しつつ、また装置構成上の問題
を伴うことなく、フットプリントを小さくすることがで
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の一実施
形態に係るLCDガラス基板のレジスト塗布現像処理装
置を示す平面図である。
【0015】このレジスト塗布現像処理装置100は、
複数のLCDガラス基板Gを収容するカセットCを載置
するカセットステーション(搬入出部)1と、基板Gに
レジスト塗布および現像を含む一連の処理を施すための
複数の処理ユニットを備えた処理ステーション(処理
部)2と、露光装置4との間で基板Gの受け渡しを行う
ためのインターフェイスステーション(インターフェイ
ス部)3とを備えており、処理ステーション2の両端に
それぞれカセットステーション1およびインターフェイ
スステーション3が配置されている。なお、図1におい
て、レジスト塗布現像処理装置100の長手方向をX方
向、平面上においてX方向と直交する方向をY方向とす
る。
【0016】カセットステーション1は、カセットCと
処理ステーション2との間でLCD基板Gの搬入出を行
うための搬送装置11を備えており、このカセットステ
ーション1において外部に対するカセットCの搬入出が
行われる。また、搬送装置11は搬送アーム11aを有
し、カセットCの配列方向であるY方向に沿って設けら
れた搬送路10上を移動可能であり、搬送アーム11a
によりカセットCと処理ステーション2との間で基板G
の搬入出が行われる。
【0017】処理ステーション2は、基本的にX方向に
沿って伸びる平行な2列のライン2a,2bを有してお
り、一方のライン2aはカセットステーション1側から
インターフェイスステーション3に向けて、スクラブ洗
浄処理ユニット(SCR)21、第1の熱処理ユニット
セクション(TS)26およびレジスト処理ユニット2
3が配列されて構成されており、他方のライン2bはイ
ンターフェイスステーション3側からカセットステーシ
ョン1に向けて、現像処理ユニット(DEV)24、i
線UV照射ユニット(i−UV)25および第3の熱的
処理ユニットセクション(TS)28が設けられてい
る。ライン2a,2bの間は空間20が形成されてい
る。また、インターフェイスステーション3に隣接した
位置に、上記ライン2aから2bにかけて第2の熱的処
理ユニットセクション(TS)27が設けられている。
さらに、上記スクラブ洗浄処理ユニット(SCR)21
の上の一部にはエキシマUV照射ユニット(e−UV)
22が設けられている。なお、このエキシマUV照射ユ
ニット(e−UV)22はスクラブ洗浄に先立って基板
Gの有機物を除去するためのものであり、上記i線UV
照射ユニット(i−UV)25は現像の脱色処理を行う
ためのものである。
【0018】上記スクラブ洗浄処理ユニット(SCR)
21は、その中で基板Gが従来のように回転されること
なく、略水平に搬送されつつ洗浄処理および乾燥処理を
行うようになっている。このスクラブ洗浄処理ユニット
(SCR)21では、基板Gの搬送は例えばコロ搬送ま
たはベルト搬送により行われ、基板Gの搬入口および搬
出口は相対向する短辺に設けられている。また、スクラ
ブ洗浄処理ユニット(SCR)21への基板Gの搬入は
カセットステーション1の搬送装置11により行われ
る。なお、スクラブ洗浄処理ユニット(SCR)21の
上に設けられたエキシマUV照射ユニット(e−UV)
22もカセットステーション1側に搬入口が設けられ、
搬送装置11により基板Gが搬入される。
【0019】上記現像処理ユニット(DEV)24も、
その中で基板Gが回転されることなく、略水平に搬送さ
れつつ現像液塗布、現像後の現像液洗浄、および乾燥処
理を行うようになっている。この現像処理ユニット(D
EV)24においても、基板Gの搬送は例えばコロ搬送
またはベルト搬送により行われ、基板Gの搬入口および
搬出口は相対向する短辺に設けられている。また、i線
UV照射ユニット(i−UV)25への基板Gの搬送
は、現像処理ユニット(DEV)24の搬送機構と同様
の機構により連続して行われる。
【0020】レジスト処理ユニット23は、図2のその
内部の平面図に示すように、カップ50内で基板Gをス
ピンチャック51により回転させつつ図示しないノズル
からレジスト液を滴下させて塗布するレジスト塗布処理
装置(CT)23a、基板G上に形成されたレジスト膜
を減圧容器52内で減圧乾燥する減圧乾燥装置(VD)
23b、およびステージ54に載置された基板Gの四辺
をスキャン可能な溶剤吐出ヘッド53により基板Gの周
縁に付着した余分なレジストを除去する周縁レジスト除
去装置(ER)23cがその順に配置されており、ガイ
ドレール55にガイドされて移動する一対のサブアーム
56により基板Gがこれらの間を略水平に搬送される。
このレジスト処理ユニット23は、相対向する短辺に基
板Gの搬入口57および搬出口58が設けられており、
ガイドレール55はこれら搬入口57および搬出口58
から外側に延びてサブアーム56により基板Gの受け渡
しが可能となっている。
【0021】第1の熱的処理ユニットセクション(T
S)26は、熱的処理ユニットが処理の順に配置されて
いる。具体的には、例えば図3の平面図に示すように、
基板Gに対して脱水ベーク処理を行う脱水ベークユニッ
ト(DHP)61a、基板Gに対して疎水化処理(アド
ヒージョン処理)を施すアドヒージョン処理ユニット
(AD)62a、基板Gを冷却するクーリングユニット
(COL)63aがその順に水平に配列された熱的処理
ユニットセット31aと、脱水ベークユニット(DH
P)61b、アドヒージョン処理ユニット(AD)62
b、クーリングユニット(COL)63bがその順に水
平に配列された熱的処理ユニットセット31bとが平面
的に並列に配置されている。これら熱的処理ユニットセ
ット31a,31bは、コロ搬送等によりこれら熱的処
理ユニットの配列順に搬送して一連の熱的処理を行うよ
うになっている。また、熱的処理ユニットセット31
a,31bの搬入側には搬入側移動テーブル32がレー
ル32aに沿って移動可能に設けられており、搬出側に
は搬出側移動テーブル33がレール33aに沿って移動
可能に設けられていて、熱的処理ユニットセット31
a,31bのいずれか一方を選択的に用いることができ
るようになっている。そして、スクラブ洗浄処理ユニッ
ト(SCR)21から搬出された基板Gは搬入側移動テ
ーブル32に受け取られ、搬出側移動テーブル33の基
板Gはレジスト処理ユニット23のサブアーム56によ
り受け取られる。
【0022】第2の熱的処理ユニットセクション(T
S)27も、熱的処理ユニットが処理の順に配置されて
いる。具体的には、例えば図4の平面図に示すように、
基板Gに対してプリベーク処理を行うプリベーク処理ユ
ニット(PREBAKE)64a、その後に基板Gを冷
却するクーリングユニット(COL)65aがその順に
水平に配列された熱的処理ユニットセット34aと、プ
リベーク処理ユニット(PREBAKE)64b、クー
リングユニット(COL)65bがその順に水平に配列
された熱的処理ユニットセット34bとが平面的に並列
に配置されている。これら熱的処理ユニットセット34
a,34bは、コロ搬送等によりこれら熱的処理ユニッ
トの配列順に搬送して一連の熱的処理を行うようになっ
ている。また、熱的処理ユニットセット34a,34b
の搬入側には搬入側移動テーブル35がレール35aに
沿って移動可能に設けられており、搬出側には搬出側移
動テーブル36がレール36aに沿って移動可能に設け
られていて、熱的処理ユニットセット34a,34bの
いずれか一方を選択的に用いることができるようになっ
ている。そして、レジスト処理ユニット23から搬出さ
れた基板Gは搬入側移動テーブル35に受け取られ、搬
出側移動テーブル36の基板Gは、インターフェイスス
テーション3の搬送装置41に受け取られるか、または
現像処理ユニット(DEV)24に受け渡される。
【0023】第3の熱的処理ユニットセクション(T
S)28も、熱的処理ユニットが処理の順に配置されて
いる。具体的には、例えば図5の平面図に示すように、
基板Gに対してポストベーク処理を行うポストベーク処
理ユニット(POBAKE)66a、その後に基板Gを
冷却するクーリングユニット(COL)67aがその順
に水平に配列された熱的処理ユニットセット37aと、
ポストベーク処理ユニット(POBAKE)66b、ク
ーリングユニット(COL)67bがその順に水平に配
列された熱的処理ユニットセット37bとが平面的に並
列に配置されている。これら熱的処理ユニットセット3
7a,37bは、コロ搬送等によりこれら熱的処理ユニ
ットの配列順に搬送して一連の熱的処理を行うようにな
っている。また、熱的処理ユニットセット37a,37
bの搬入側には搬入側移動テーブル38がレール38a
に沿って移動可能に設けられており、搬出側には搬出側
移動テーブル39がレール39aに沿って移動可能に設
けられていて、熱的処理ユニットセット37a,37b
のいずれか一方を選択的に用いることができるようにな
っている。そして、i線UV照射ユニット(i−UV)
25から搬出された基板Gは搬入側移動テーブル38に
受け取られ、搬出側移動テーブル39の基板Gは、カセ
ットステーション1の搬送装置11に受け取られる。
【0024】インターフェイスステーション3は、処理
ステーション2と露光装置4との間での間で基板Gの搬
入出を行う搬送装置41と、バッファーカセットを配置
するバッファーステージ(BUF)43とを有してい
る。搬送装置41はY方向に沿って設けられた搬送路4
2上を移動可能な搬送アーム41aを備え、この搬送ア
ーム41aが搬送路42を移動するとともに、旋回およ
び前後動することにより処理ステーション2と露光装置
4との間で基板Gの搬入出が行われる。また、タイトラ
ー(TITLER)と周辺露光装置(EE)とが上下に
積層された外部装置ブロック44がインターフェイスス
テーション3に隣接して設けられている。
【0025】このように構成されたレジスト塗布現像処
理装置100においては、まず、カセットステーション
1に配置されたカセットC内の基板Gが、搬送装置11
により処理ステーション2のエキシマUV照射ユニット
(e−UV)22に直接搬入され、スクラブ前処理が行
われる。次いで、搬送機構11により、基板Gがエキシ
マUV照射ユニット(e−UV)22の下に配置された
スクラブ洗浄処理ユニット(SCR)21に搬入され、
スクラブ洗浄される。このスクラブ洗浄では、基板Gが
従来のように回転されることなく略水平に搬送されつ
つ、洗浄処理および乾燥処理を行うようになっており、
これにより、従来、回転タイプのスクラブ洗浄処理ユニ
ットを2台使用していたのと同じ処理能力をより少ない
スペースで実現することができる。スクラブ洗浄処理
後、基板Gは例えばコロ搬送により第1の熱的処理ユニ
ットセクション(TS)26の搬入側移動テーブル32
に搬出される。
【0026】搬入側移動テーブル32に配置された基板
Gは、熱的処理ユニットセット31aまたは31bのい
ずれかに搬入される。この際に搬入側移動テーブル32
は、レール32aに沿って基板Gが搬入される熱的処理
ユニットセットに対応する位置に移動される。そして、
熱的処理ユニットセット31aが選択された場合には、
脱水ベークユニット(DHP)61a、アドヒージョン
処理ユニット(AD)62a、クーリングユニット(C
OL)63aに例えばコロ搬送により順次搬送され、基
板Gに対して脱水ベーク処理、HMDSによるアドヒー
ジョン処理(疎水化処理)、および冷却処理が順次施さ
れる。一方、熱的処理ユニットセット31bが選択され
た場合には、脱水ベークユニット(DHP)61b、ア
ドヒージョン処理ユニット(AD)62b、クーリング
ユニット(COL)63bに例えばコロ搬送により順次
搬送され、基板Gに対して脱水ベーク処理、HMDSに
よるアドヒージョン処理(疎水化処理)、および冷却処
理が順次施される。このようにして第1の熱的処理ユニ
ットセクション(TS)26による処理が終了した後、
基板Gは搬出側移動テーブル33に搬出される。この際
には、搬出側移動テーブル33はレール33aに沿って
基板Gが搬入される熱的処理ユニットセットに対応する
位置に移動される。基板Gが搬出側移動テーブル33に
搬出された後、搬出側移動テーブル33はレジスト処理
ユニット23の搬入口57に対応する位置に移動され
る。
【0027】その後、搬出側移動テーブル33に配置さ
れた基板Gがレジスト処理ユニット23のサブアーム5
6によりレジスト処理ユニット23内へ搬入される。そ
して、基板Gはまずその中のレジスト塗布処理装置(C
T)23aに搬送され、そこで基板Gに対するレジスト
液のスピン塗布が実施され、次いでサブアーム56によ
り減圧乾燥装置(VD)23bに搬送されて減圧乾燥さ
れ、さらにサブアーム56により周縁レジスト除去装置
(ER)23cに搬送されて基板G周縁の余分なレジス
トが除去される。そして、周縁レジスト除去終了後、基
板Gはサブアーム56によりレジスト処理ユニット23
から搬出される。このように、レジスト塗布処理装置
(CT)23aの後に減圧乾燥装置(VD)23bを設
けるのは、これを設けない場合には、レジストを塗布し
た基板Gをプリベーク処理した後や現像処理後のポスト
ベーク処理した後に、リフトピン、固定ピン等の形状が
基板Gに転写されることがあるが、このように減圧乾燥
装置(VD)により加熱せずに減圧乾燥を行うことによ
り、レジスト中の溶剤が徐々に放出され、加熱して乾燥
する場合のような急激な乾燥が生じず、レジストに悪影
響を与えることなくレジストの乾燥を促進させることが
でき、基板上に転写が生じることを有効に防止すること
ができるからである。
【0028】このようにして塗布処理が終了し、サブア
ーム56によりレジスト処理ユニット23から搬出され
た基板Gは、第2の熱的処理ユニットセクション(T
S)27の搬入側移動テーブル35に受け渡される。搬
入側移動テーブル35に配置された基板Gは、熱的処理
ユニットセット34aまたは34bのいずれかに搬入さ
れる。この際に搬入側移動テーブル35は、レール35
aに沿って基板Gが搬入される熱的処理ユニットセット
に対応する位置に移動される。そして、熱的処理ユニッ
トセット34aが選択された場合には、プリベークユニ
ット(PREBAKE)64a、クーリングユニット
(COL)65aに例えばコロ搬送により順次搬送さ
れ、基板Gに対してプリベーク処理および冷却処理が順
次施される。一方、熱的処理ユニットセット34bが選
択された場合には、プリベークユニット(PREBAK
E)64b、クーリングユニット(COL)65bに例
えばコロ搬送により順次搬送され、基板Gに対してプリ
ベーク処理および冷却処理が順次施される。このように
して第2の熱的処理ユニットセクション(TS)27に
よる処理が終了した後、基板Gは搬出側移動テーブル3
6に搬出される。この際には、搬出側移動テーブル36
はレール36aに沿って基板Gが搬入される熱的処理ユ
ニットセットに対応する位置に移動される。基板Gが搬
出側移動テーブル36に搬出された後、搬出側移動テー
ブル36はインターフェイスステーション3に対応する
位置に配置され、その位置でその上の基板Gがインター
フェイスステーション3の搬送装置41に受け取られ
る。
【0029】基板Gは搬送装置41により露光装置4に
搬送されてそこで基板G上のレジスト膜が露光されて所
定のパターンが形成される。この場合に、基板Gを直接
に露光装置4に搬送してもよいし、バッファーステージ
(BUF)43上のバッファカセットに基板Gを収容し
てから露光装置4に搬送してもよい。
【0030】露光終了後、基板Gはインターフェイスス
テーション3の搬送装置41により外部装置ブロック4
4の下段の周辺露光装置(EE)に搬送されて周辺レジ
スト除去のための露光が行われ、次いで上段のタイトラ
ー(TITLER)に搬入されて基板Gに所定の情報が
記された後、再び第2の熱的処理ユニットセクション
(TS)27の搬出側移動テーブル36に受け渡され
る。基板Gを受け取った搬出側移動テーブル36はレー
ル36aに沿って現像処理ユニット(DEV)24に対
応する位置まで移動され、例えばコロ搬送により基板G
が現像処理ユニット(DEV)24へ搬入され、現像処
理が施される。この現像処理では、基板Gが従来のよう
に回転されることなく、例えばコロ搬送により略水平に
搬送されつつ現像液塗布、現像後の現像液除去、および
乾燥処理を行うようになっており、これにより、従来、
回転タイプの現像処理ユニットを3台使用していたのと
同じ処理能力をより少ないスペースで実現することがで
きる。
【0031】現像処理終了後、基板Gは現像処理ユニッ
ト(DEV)24から連続する搬送機構、例えばコロ搬
送によりi線UV照射ユニット(i−UV)25に搬送
され、基板Gに対して脱色処理が施される。
【0032】その後、基板Gはi線UV照射ユニット
(i−UV)25内の搬送機構、例えばコロ搬送により
第3の熱的処理ユニットセクション(TS)28の搬入
側移動テーブル38に受け渡される。搬入側移動テーブ
ル38に配置された基板Gは、熱的処理ユニットセット
37aまたは37bのいずれかに搬入される。この際に
搬入側移動テーブル38は、レール38aに沿って基板
Gが搬入される熱的処理ユニットセットに対応する位置
に移動される。そして、熱的処理ユニットセット37a
が選択された場合には、ポストベークユニット(POB
AKE)66a、クーリングユニット(COL)67a
に例えばコロ搬送により順次搬送され、基板Gに対して
ポストベーク処理および冷却処理が順次施される。一
方、熱的処理ユニットセット37bが選択された場合に
は、ポストベークユニット(POBAKE)66b、ク
ーリングユニット(COL)67bに例えばコロ搬送に
より順次搬送され、基板Gに対してポストベーク処理お
よび冷却処理が順次施される。このようにして第3の熱
的処理ユニットセクション(TS)28による処理が終
了した後、基板Gは搬出側移動テーブル39に搬出され
る。この際には、搬出側移動テーブル39はレール39
aに沿って基板Gが搬入される熱的処理ユニットセット
に対応する位置に移動される。基板Gが搬出側移動テー
ブル39に搬出された後、カセットステーション1の搬
送装置11によって、カセットステーション1に配置さ
れている所定のカセットCに収容される。
【0033】以上のように、スクラブ洗浄処理ユニット
(SCR)21、レジスト処理ユニット23、および現
像処理ユニット(DEV)24をその中で基板Gが略水
平に搬送されつつ所定の液処理が行われるように構成
し、従来のような処理ユニットの間の中央搬送路および
その中央搬送路を走行する中央搬送装置をなくすること
ができるのでその分省スペース化を図ることができ、ま
た、スクラブ洗浄処理ユニット(SCR)21、レジス
ト処理ユニット23、および現像処理ユニット(DE
V)24ごとに、その後の熱的処理を行う複数の熱的処
理ユニットを集約して第1から第3の熱的処理ユニット
セクション(TS)26,27,28を設けたのでその
分省スペース化を図ることができるとともに、処理ユニ
ットを被処理基板の処理の流れに沿って配置することが
できるのでスループット高くすることができる。しか
も、これら熱的処理ユニットセクション(TS)26,
27,28は、複数の熱的処理ユニットが処理の順に水
平に配置されているので、複数の熱的処理ユニットに被
処理基板を搬入出する搬送装置が不要となり、被処理基
板のハンドリング性が良好となってそのことによっても
スループットを高めることができる。しかも、スクラブ
洗浄処理ユニット(SCR)21、レジスト処理ユニッ
ト23、および現像処理ユニット(DEV)24の積層
も不要なため、装置的な問題も生じない。したがって、
高スループットを維持しつつ、かつ装置構成上の問題を
伴うことなく、フットプリントを小さくすることができ
る。
【0034】また、各熱的処理ユニットセクションにお
いて、複数の熱的処理ユニットが処理の順に水平に配置
されている熱的処理ユニットセットを2つ並列に配置し
たので、一方が塞がっていても他方で熱的処理を行うこ
とができ、その分スループットをより高めることができ
る。
【0035】さらに、スクラブ洗浄処理ユニット(SC
R)21、レジスト処理ユニット23、および現像処理
ユニット(DEV)24ならびに第1および第3の熱的
処理ユニットセクション26,28を処理の順に、平行
な2列のライン2a,2bとなるように配置し、かつこ
の2列のラインの間に第2の熱的処理ユニットセクショ
ン(TS)27を設け、基板Gをこの2列のラインに沿
ってUターン状に流しながら一連の処理を行うようにし
たので、このことによってもフットプリント減少効果を
高くすることができる。しかも、このように各処理ユニ
ットを2列のラインにしたことにより、両側面から全て
の処理ユニットのメンテナンスを行うことができるの
で、メンテナンス性が極めて高い。そして、これらライ
ン2a,2bの間の空間20をメンテナンススペースと
して利用することもできる。さらに、スクラブ洗浄処理
ユニット(SCR)21および現像処理ユニット(DE
V)24では、基板Gを回転させずに水平方向に搬送し
ながら処理を行ういわゆる平流し方式であるので、従来
基板Gを回転させる際に多く発生していたミストを減少
させることが可能となる。
【0036】次に、他の実施形態について説明する。本
実施形態では、上記実施形態とは各熱的処理ユニットセ
クションの構造が異なっている。すなわち、上記実施形
態では、各熱的処理ユニットセクションにおいて2つの
熱的処理ユニットセットを平面的に並列させたが、本実
施形態では図6から図8に示すように上下に並列させて
いる。
【0037】図6はこのような構造を有する第1の熱的
処理ユニットセクション(TS)26′を示す側面図で
ある。この第1の熱的処理ユニットセクション(TS)
26′は、脱水ベークユニット(DHP)61a′、ア
ドヒージョン処理ユニット(AD)62a′、クーリン
グユニット(COL)63a′がその順に水平に配列さ
れた熱的処理ユニットセット31a′と、脱水ベークユ
ニット(DHP)61b′、アドヒージョン処理ユニッ
ト(AD)62b′、クーリングユニット(COL)6
3b′がその順に水平に配列された熱的処理ユニットセ
ット31b′とが上下に配置されている。また、処理ユ
ニットセット31a′,31b′の搬入側には搬入側昇
降テーブル71が昇降可能に設けられており、搬出側に
は搬出側昇降テーブル72が昇降可能に設けられてい
て、処理ユニットセット31a′,31b′のいずれか
一方を選択的に用いることができるようになっている。
そして、スクラブ洗浄処理ユニット(SCR)21から
搬出された基板Gは搬入側昇降テーブル71に受け取ら
れ、搬出側昇降テーブル72の基板Gはレジスト処理ユ
ニット23のサブアーム56により受け取られる。
【0038】図7はこのような構造を有する第2の熱的
処理ユニットセクション(TS)27′を示す側面図で
ある。この第2の熱的処理ユニットセクション(TS)
27′は、プリベーク処理ユニット(PREBAKE)
64a′、クーリングユニット(COL)65a′がそ
の順に水平に配列された熱的処理ユニットセット34
a′と、プリベーク処理ユニット(PREBAKE)6
4b′、クーリングユニット(COL)65b′がその
順に水平に配列された熱的処理ユニットセット34b′
とが上下に配置されている。また、熱的処理ユニットセ
ット34a′,34b′の搬入側には搬入側昇降テーブ
ル73が昇降可能に設けられており、搬出側には搬出側
昇降テーブル74が昇降可能に設けられていて、処理ユ
ニットセット34a′,34b′のいずれか一方を選択
的に用いることができるようになっている。そして、レ
ジスト処理ユニット23から搬出された基板Gは搬入側
昇降テーブル73に受け取られ、搬出側昇降テーブル7
4の基板Gは、インターフェイスステーション3の搬送
装置41に受け取られるか、または現像処理ユニット
(DEV)24に受け渡される。
【0039】図8はこのような構造を有する第3の熱的
処理ユニットセクション(TS)28′を示す側面図で
ある。この第3の熱的処理ユニットセクション(TS)
28′は、ポストベーク処理ユニット(POBAKE)
66a′、クーリングユニット(COL)67a′がそ
の順に水平に配列された熱的処理ユニットセット37
a′と、ポストベーク処理ユニット(POBAKE)6
6b′、クーリングユニット(COL)67b′がその
順に水平に配列された熱的処理ユニットセット37b′
とが上下に配置されている。また、熱的処理ユニットセ
ット37a′,37b′の搬入側には搬入側昇降テーブ
ル75が昇降可能に設けられており、搬出側には搬出側
昇降テーブル76が昇降可能に設けられていて、熱的処
理ユニットセット37a′,37b′のいずれか一方を
選択的に用いることができるようになっている。そし
て、i線UV照射ユニット(i−UV)25から搬出さ
れた基板Gは搬入側昇降テーブル75に受け取られ、搬
出側昇降テーブル76の基板Gは、カセットステーショ
ン1の搬送装置11に受け取られる。
【0040】なお、いずれの実施形態においても、各熱
的処理ユニットセクションにおいて、熱的処理ユニット
セットを2列配置したが、これに限らず1列でも3列以
上でもよい。2列にすることにより1列の場合よりもス
ループットが向上するが、逆にフットプリントは大きく
なる。したがって、スループットおよびフットプリント
の兼ね合いで熱的処理ユニットセットの数が決定され
る。このようにスループットおよびフットプリントのバ
ランスを考慮すると2列に配置することが好ましい。
【0041】次に、さらに他の実施形態について説明す
る。本実施形態においても各熱的処理ユニットセクショ
ンの構造に特徴がある。すなわち、上記2つの実施形態
では、熱的処理ユニットを処理の順に水平に配置した
が、本実施形態では図9から図11に示すように熱的処
理ユニットを高さ方向に処理の順に積層して一筆書き状
にこれら熱的処理ユニットを順次搬送する。この場合に
は、フットプリントを一層小さくすることができる。
【0042】図9はこのような構造を有する第1の熱的
処理ユニットセクション(TS)26″を示す側面図で
ある。この第1の熱的処理ユニットセクション(TS)
26″は、脱水ベークユニット(DHP)81、アドヒ
ージョン処理ユニット(AD)82、クーリングユニッ
ト(COL)83がその順に垂直に配列されて熱的処理
ユニットセット31cを構成しており、その両側にそれ
ぞれ搬入側昇降テーブル91および搬出側昇降テーブル
92が設けられている。したがって、スクラブ洗浄処理
ユニット(SCR)21から搬出された基板Gが搬入側
昇降テーブル91に受け取られ、矢印に沿って脱水ベー
クユニット(DHP)81、アドヒージョン処理ユニッ
ト(AD)82、クーリングユニット(COL)83と
順次搬送され、搬出側昇降テーブル92に搬出される。
【0043】図10はこのような構造を有する第2の熱
的処理ユニットセクション(TS)27″を示す側面図
である。この第2の熱的処理ユニットセクション(T
S)27″は、2つのプリベークユニット(PREBA
KE)84,85およびクーリングユニット(COL)
86がその順に垂直に配列されて熱的処理ユニットセッ
ト34cを構成しており、その両側にそれぞれ搬入側昇
降テーブル93および搬出側昇降テーブル94が設けら
れている。したがって、レジスト処理ユニット23から
搬出された基板Gが搬入側昇降テーブル93に受け取ら
れ、矢印に沿ってプリベークユニット(PREBAK
E)84、プリベーク処理ユニット(PREBAKE)
85、クーリングユニット(COL)86と順次搬送さ
れ、搬出側昇降テーブル94に搬出される。なお、プリ
ベーク処理ユニット(PREBAKE)84,85を2
つ重ねたのは、プリベーク処理の時間が冷却時間よりも
2倍以上長く、かつユニットを3段積層することにより
円滑に基板Gを搬送することができるからである。すな
わち、プリベークユニット(PREBAKE)を2つ重
ねることにより、プリベーク処理の時間を十分にとるこ
とができるとともに、ユニットを3段積層することによ
り矢印に沿って最上段のユニットまで達した基板Gをそ
のまま次のユニットに搬送することが可能となる。
【0044】図11はこのような構造を有する第3の熱
的処理ユニットセクション(TS)28″を示す側面図
である。この第3の熱的処理ユニットセクション(T
S)28″は、2つのポストベークユニット(POBA
KE)87,88およびクーリングユニット(COL)
89がその順に垂直に配列されて熱的処理ユニットセッ
ト37cを構成しており、その両側にそれぞれ搬入側昇
降テーブル95および搬出側昇降テーブル96が設けら
れている。したがって、i線UV照射ユニット(i−U
V)25から搬出された基板Gが搬入側昇降テーブル9
5に受け取られ、矢印に沿ってポストベーク処理ユニッ
ト(POBAKE)87、ポストベーク処理ユニット
(POBAKE)88、クーリングユニット(COL)
89と順次搬送され、搬出側昇降テーブル94に搬出さ
れる。なお、ポストベークユニット(POBAKE)を
2段重ねたのは、プリベーク処理ユニットの場合と同じ
理由による。
【0045】図9から図11の実施形態において、3段
積層して構成された熱的処理ユニットセットを2または
それ以上並列に設けてもよい。これにより、スループッ
トをさらに向上させることができる。
【0046】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
ず本発明の思想の範囲内で種々の変形が可能である。例
えば、上記実施形態では全ての熱的処理ユニットセクシ
ョンにおいて、熱的処理ユニットを処理の順に配置して
順次これらに搬送して処理を行うように構成したが、必
ずしも全てがこのような構成でなくてもよい。また、装
置レイアウトはあくまでも例示であり、これに限るもの
ではない。処理に関しても上記のようにレジスト塗布現
像処理装置による処理に限られるものではなく、液処理
と熱的処理を行う他の装置に適用することも可能であ
る。さらに被処理基板としてLCD基板を用いた場合に
ついて示したが、これに限らずカラーフィルター等の他
の被処理基板の処理の場合にも適用可能であることはい
うまでもない。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
洗浄処理、レジスト処理、現像処理のような液処理を行
う複数の液処理ユニットをその中で被処理基板が略水平
に搬送されつつ所定の液処理が行われるように構成した
ので、従来のような処理ユニットの間の中央搬送路およ
びその中央搬送路を走行する中央搬送装置をなくするこ
とができ、その分省スペース化を図ることができる。ま
た、各液処理ユニット毎に、その後の熱的処理を行う複
数の熱的処理ユニットを集約して設けたのでその分省ス
ペース化を図ることができるとともに、処理ユニットを
被処理基板の処理の流れに沿って配置することができる
のでスループットを高くすることができる。しかも、熱
的処理ユニットセクションの少なくとも1つは、複数の
熱的処理ユニットが処理の順に配置されているので、そ
の熱的処理ユニットセクションでは複数の熱的処理ユニ
ットに被処理基板を搬入出する搬送装置が不要となり、
被処理基板のハンドリング性が良好となってそのことに
よってもスループットを高めることができる。しかも、
液処理ユニットの積層も不要なため、装置的な問題も生
じない。したがって、スループットを高く維持しつつ、
また装置構成上の問題を伴うことなく、フットプリント
を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るLCDガラス基板の
レジスト塗布現像処理装置を示す平面図。
【図2】本発明の一実施形態に係るLCD基板のレジス
ト塗布現像処理装置のレジスト処理ユニットの内部を示
す平面図。
【図3】図1のLCD基板のレジスト塗布現像処理装置
の第1の熱的処理ユニットセクションの構造を模式的に
示す平面図。
【図4】図1のLCD基板のレジスト塗布現像処理装置
の第2の熱的処理ユニットセクションの構造を模式的に
示す平面図。
【図5】図1のLCD基板のレジスト塗布現像処理装置
の第3の熱的処理ユニットセクションの構造を模式的に
示す平面図。
【図6】本発明の他の実施形態における第1の熱的処理
ユニットセクションの構造を模式的に示す平面図。
【図7】本発明の他の実施形態における第2の熱的処理
ユニットセクションの構造を模式的に示す平面図。
【図8】本発明の他の実施形態における第3の熱的処理
ユニットセクションの構造を模式的に示す平面図。
【図9】本発明のさらに他の実施形態における第1の熱
的処理ユニットセクションの構造を模式的に示す平面
図。
【図10】本発明のさらに他の実施形態における第2の
熱的処理ユニットセクションの構造を模式的に示す平面
図。
【図11】本発明のさらに他の実施形態における第3の
熱的処理ユニットセクションの構造を模式的に示す平面
図。
【符号の説明】
1……カセットステーション 2……処理ステーション 2a,2b……ライン 3……インターフェイスステーション 21……スクラブ洗浄処理ユニット(液処理ユニット) 23……レジスト処理ユニット(液処理ユニット) 24……現像処理ユニット(液処理ユニット) 26,26′,26″……第1の熱的処理ユニットセク
ション 27,27′,27″……第2の熱的処理ユニットセク
ション 28,28′,28″……第3の熱的処理ユニットセク
ション 31a,31b,31c,34a,34b,34c,3
7a,37b,37c……熱的処理ユニットセット 32,33,35,36,38,39……移動テーブル 71,72,73,74,75,76,91,92,9
3,94,95,96……昇降テーブル 100……レジスト塗布現像処理装置(処理装置) G……LCDガラス基板
フロントページの続き Fターム(参考) 4F042 AA02 AA10 DA01 DB01 5F043 AA40 BB27 DD30 EE36 EE40 GG10 5F046 AA28

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理基板に対して複数の液処理を含む
    一連の処理を行う処理装置であって、 被処理基板が略水平に搬送されつつ所定の液処理が行わ
    れる複数の液処理ユニットと、 前記複数の液処理ユニットのそれぞれに対応して設けら
    れ、対応する液処理後に所定の熱的処理を行う複数の熱
    的処理ユニットが集約して設けられた複数の熱的処理ユ
    ニットセクションとを具備し、 前記熱的処理ユニットセクションの少なくとも1つは、
    複数の熱的処理ユニットが処理の順に配置されているこ
    とを特徴とする処理装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の液処理ユニットおよび複数の
    熱的処理ユニットセクションは、実質的に処理の順に実
    質的に2列に配置されていることを特徴とする請求項1
    に記載の処理装置。
  3. 【請求項3】 被処理基板に対して洗浄、レジスト塗布
    および露光後の現像を含む一連の処理を行う処理装置で
    あって、 前記一連の処理に対応して各々被処理基板に対して所定
    の処理を施す複数の処理ユニットを備えた処理部と、 処理前の被処理基板および/または処理後の被処理基板
    を収納する収納容器を載置し、前記処理部に対して被処
    理基板を搬入出する搬入出部と、 処理部と露光装置との間の被処理基板の受け渡しを行う
    インターフェイス部とを具備し、 前記処理部は、 被処理基板が略水平に搬送されつつ洗浄液による洗浄処
    理および乾燥処理が行われる洗浄処理ユニットと、 被処理基板が略水平に搬送されつつレジスト液の塗布を
    含むレジスト処理が行われるレジスト処理ユニットと、 被処理基板が略水平に搬送されつつ、現像液塗布、現像
    後の現像液除去、および乾燥処理を行う現像処理ユニッ
    トと、 前記洗浄処理ユニットから搬出された被処理基板に対
    し、所定の熱的処理を行う複数の熱的処理ユニットが集
    約された第1の熱的処理ユニットセクションと、 前記レジスト処理ユニットから搬出された被処理基板に
    対し、所定の熱的処理を行う複数の熱的処理ユニットが
    集約された第2の熱的処理ユニットセクションと、 前記現像処理ユニットから搬出された被処理基板に対
    し、所定の熱的処理を行う複数の熱的処理ユニットが集
    約された第3の熱的処理ユニットセクションとを有し、 前記第1から第3の熱的処理ユニットセクションの少な
    くとも1つは、複数の熱的処理ユニットが処理の順に配
    置されていることを特徴とする処理装置。
  4. 【請求項4】 前記処理部における前記洗浄処理ユニッ
    ト、前記レジスト処理ユニット、前記現像処理ユニッ
    ト、および前記第1から第3の熱的処理ユニットセクシ
    ョンは、実質的に処理の順にかつ実質的に2列に配置さ
    れることを特徴とする請求項3に記載の処理装置。
  5. 【請求項5】 前記少なくとも1つの熱的処理ユニット
    セクションは、複数の熱的処理ユニットが処理の順に水
    平に配置されていることを特徴とする請求項1から請求
    項4のいずれか1項に記載の処理装置。
  6. 【請求項6】 前記少なくとも1つの熱的処理ユニット
    セクションは、複数の熱的処理ユニットが処理の順に水
    平に配置された熱的処理ユニットセットが平面的に2セ
    ット設けられていることを特徴とする請求項5に記載の
    処理装置。
  7. 【請求項7】 前記少なくとも1つの熱的処理ユニット
    セクションは、複数の熱的処理ユニットが処理の順に水
    平に配置された熱的処理ユニットセットが上下に2セッ
    ト設けられていることを特徴とする請求項5に記載の処
    理装置。
  8. 【請求項8】 前記少なくとも1つの熱的処理ユニット
    セクションは、複数の熱的処理ユニットが処理の順に垂
    直に配置されていることを特徴とする請求項1から請求
    項4のいずれか1項に記載の処理装置。
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