JP2002321512A - タイヤビード部用潤滑剤自動塗布装置 - Google Patents

タイヤビード部用潤滑剤自動塗布装置

Info

Publication number
JP2002321512A
JP2002321512A JP2001129142A JP2001129142A JP2002321512A JP 2002321512 A JP2002321512 A JP 2002321512A JP 2001129142 A JP2001129142 A JP 2001129142A JP 2001129142 A JP2001129142 A JP 2001129142A JP 2002321512 A JP2002321512 A JP 2002321512A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
lubricant
bead portion
foaming device
foaming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001129142A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Hiramatsu
日出男 平松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DAIMATSUU KK
Original Assignee
DAIMATSUU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DAIMATSUU KK filed Critical DAIMATSUU KK
Priority to JP2001129142A priority Critical patent/JP2002321512A/ja
Publication of JP2002321512A publication Critical patent/JP2002321512A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/0601Vulcanising tyres; Vulcanising presses for tyres
    • B29D30/0633After-treatment specially adapted for vulcanising tyres

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Spray Control Apparatus (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 タイヤのビード部に潤滑剤を非接触で効率良
く塗布でき、潤滑剤を塗布する部材の摩耗が生じること
なく、タイヤからの空気漏れの原因を生じることのない
タイヤビード部用潤滑剤自動塗布装置を提供する。 【解決手段】 発泡装置73には、ビード部101が挿
入される凹部73dが形成され、凹部73dには、開口
部73fが形成されて、ムース状の気泡になった石けん
水をタイヤ100のビード部101に向けて、横から吐
出する。また、案内孔73cの先端側の下面には、開口
部73eが形成されて、ムース状の気泡になった石けん
水をタイヤ100のビード部101に向けて、上から吐
出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイヤのビード部
に潤滑剤を塗布するタイヤビード部用潤滑剤自動塗布装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、タイヤをホイールに嵌着するとき
に、その嵌着をスムーズに行うために、タイヤのビード
部に潤滑剤として石けん水を刷毛を用いて手作業で塗布
していた。また、この刷毛による塗布を自動化した装置
として、特開平7−39796号公報に記載のタイヤビ
ード部用潤滑剤自動塗布装置が提案されている。この特
開平7−39796号公報に記載のタイヤビード部用潤
滑剤自動塗布装置では、潤滑剤を染みこませたスポンジ
ローラを用いてタイヤビード部に潤滑剤を塗布してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、タイヤ
のビード部に石けん水を刷毛を用いて手作業で塗布する
ものでは、人手が必要となり、また、作業効率が悪く、
さらに、刷毛の摩耗も生じ、また、刷毛から脱落した毛
がタイヤのビード部に付着して、タイヤのビード部とホ
イールとの間に挟まり、タイヤから空気が漏れるという
問題点があった。また、特開平7−39796号公報に
記載のタイヤビード部用潤滑剤自動塗布装置では、スポ
ンジローラを用いているために、スポンジローラが摩耗
し易く、さらに、スポンジローラのかけらがタイヤのビ
ード部に付着すると、タイヤのビード部とホイールとの
間に挟まり、タイヤから空気が漏れるという問題点があ
った。
【0004】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、タイヤのビード部に石けん水等の潤滑
剤を効率良く非接触で塗布でき、また、潤滑剤を塗布す
る部材の摩耗が生じることなく、タイヤからの空気漏れ
の原因を生じることのないタイヤビード部用潤滑剤自動
塗布装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1に記載のタイヤビード部用潤滑剤自動塗
布装置は、タイヤを保持するクランパと、当該クランパ
により保持された前記タイヤのビード部に対向して配置
され、気泡化した潤滑剤を前記タイヤのビード部に塗布
する発泡装置とを備え、当該発泡装置は、潤滑剤が注入
される潤滑剤注入口と、空気が注入される空気注入口
と、前記潤滑剤注入口から注入された潤滑剤を前記空気
注入口から注入された空気により気泡化する気泡生成部
と、当該気泡生成部で生成された気泡を案内する案内通
路と、前記案内通路の前記タイヤのビード部に対向する
位置に設けられ、前記気泡を前記タイヤのビード部に吐
出する吐出口とを備えている。
【0006】この構成のタイヤビード部用潤滑剤自動塗
布装置では、クランパにより保持されたタイヤのビード
部に対向して配置された発泡装置の気泡生成部では、潤
滑剤注入口から注入された潤滑剤を空気注入口から注入
された空気により気泡化し、当該気泡は、案内通路によ
り案内されて、吐出口からタイヤのビード部に吐出され
て塗布される。
【0007】また、請求項2に記載のタイヤビード部用
潤滑剤自動塗布装置では、請求項1に記載のタイヤビー
ド部用潤滑剤自動塗布装置の構成に加え、前記発泡装置
には、前記タイヤのビード部が挿入される凹部が形成さ
れ、当該凹部には、前記吐出口が2カ所設けられてい
る。
【0008】この構成のタイヤビード部用潤滑剤自動塗
布装置では、請求項1に記載のタイヤビード部用潤滑剤
自動塗布装置の作用に加え、発泡装置の凹部には、タイ
ヤのビード部が挿入され、当該凹部に設けられた2カ所
の吐出口から気泡化した潤滑剤が吐出される。
【0009】さらに、請求項3に記載のタイヤビード部
用潤滑剤自動塗布装置では、請求項1又は2に記載のタ
イヤビード部用潤滑剤自動塗布装置の構成に加え、前記
発泡装置の気泡生成部は、前記潤滑剤注入口から注入さ
れた潤滑剤を溜める潤滑剤溜めと、当該潤滑剤溜めの下
部に設けられたスポンジとを備え、前記空気注入口は、
当該スポンジの下側に設けられ、空気を前記スポンジの
下側から供給して、前記潤滑剤を気泡化することを特徴
とする構成となっている。
【0010】この構成のタイヤビード部用潤滑剤自動塗
布装置では、請求項1又は2に記載のタイヤビード部用
潤滑剤自動塗布装置の作用に加え、潤滑剤溜めの下部に
設けられたスポンジの下側から空気を供給して、潤滑剤
を気泡化することができる。
【0011】さらに、請求項4に記載のタイヤビード部
用潤滑剤自動塗布装置では、請求項1乃至3の何れかに
記載のタイヤビード部用潤滑剤自動塗布装置の構成に加
え、前記発泡装置の気泡生成部には、前記スポンジを押
圧する押圧部材と、当該押圧部材がスポンジを押圧する
量を調整する押圧量調整手段とが設けられている。
【0012】この構成のタイヤビード部用潤滑剤自動塗
布装置では、請求項1乃至3の何れかに記載のタイヤビ
ード部用潤滑剤自動塗布装置の作用に加え、スポンジを
押圧する押圧部材がスポンジを押圧する量を押圧量調整
手段により調整できるので、気泡の大きさ等を調整する
ことができる。
【0013】さらに、請求項5に記載のタイヤビード部
用潤滑剤自動塗布装置では、請求項1乃至4の何れかに
記載のタイヤビード部用潤滑剤自動塗布装置の構成に加
え、前記発泡装置を、前記タイヤのビード部に沿って、
移動させる発泡装置移動手段を備えている。
【0014】この構成のタイヤビード部用潤滑剤自動塗
布装置では、請求項1乃至4の何れかに記載のタイヤビ
ード部用潤滑剤自動塗布装置の作用に加え、発泡装置移
動手段により発泡装置をタイヤのビード部に沿って移動
させることができるので、ビード部全体に容易に潤滑剤
を塗布できる。
【0015】さらに、請求項6に記載のタイヤビード部
用潤滑剤自動塗布装置では、請求項1乃至5の何れかに
記載のタイヤビード部用潤滑剤自動塗布装置の構成に加
え、前記発泡装置は、前記タイヤの一対のビード部に各
々対向して、少なくとも一対設けられ、前記タイヤの一
対のビード部の間隔に合わせて、前記一対の発泡装置の
間隔を調整する幅調整手段を備えている。
【0016】この構成のタイヤビード部用潤滑剤自動塗
布装置では、請求項1乃至5の何れかに記載のタイヤビ
ード部用潤滑剤自動塗布装置の作用に加え、幅調整手段
により、タイヤの一対のビード部の間隔に合わせて、一
対の発泡装置の間隔を調整することができるので、各種
の幅を有するタイヤに合わせて調整できる。
【0017】さらに、請求項7に記載のタイヤビード部
用潤滑剤自動塗布装置では、請求項1乃至6の何れかに
記載のタイヤビード部用潤滑剤自動塗布装置の構成に加
え、前記発泡装置を前記タイヤの内径に合わせて、前記
タイヤの径方向に退出させる径方向調整手段を備えてい
る。
【0018】この構成のタイヤビード部用潤滑剤自動塗
布装置では、請求項1乃至6の何れかに記載のタイヤビ
ード部用潤滑剤自動塗布装置の作用に加え、径方向調整
手段は、発泡装置をタイヤの内径に合わせて、タイヤの
径方向に退出させて位置を調整することができる。
【0019】さらに、請求項8に記載のタイヤビード部
用潤滑剤自動塗布装置では、請求項1乃至7の何れかに
記載のタイヤビード部用潤滑剤自動塗布装置の構成に加
え、前記発泡装置を前記タイヤのビード部に向けて、退
出させる張出調整手段を備えている。
【0020】この構成のタイヤビード部用潤滑剤自動塗
布装置では、請求項1乃至7の何れかに記載のタイヤビ
ード部用潤滑剤自動塗布装置の作用に加え、張出調整手
段は、発泡装置をタイヤのビード部に向けて退出させ
る。
【0021】さらに、請求項9に記載のタイヤビード部
用潤滑剤自動塗布装置では、請求項1乃至8の何れかに
記載のタイヤビード部用潤滑剤自動塗布装置の構成に加
え、前記発泡装置から吐出する潤滑剤の吐出量を調整す
る吐出量調整手段を備えている。
【0022】この構成のタイヤビード部用潤滑剤自動塗
布装置では、請求項1乃至8の何れかに記載のタイヤビ
ード部用潤滑剤自動塗布装置の作用に加え、吐出量調整
手段は、発泡装置から吐出する潤滑剤の吐出量を調整す
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態のタ
イヤビード部用潤滑剤自動塗布装置1の構成を図1乃至
図6を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態
のタイヤビード部用潤滑剤自動塗布装置1の斜視図であ
り、図2は、タイヤビード部用潤滑剤自動塗布装置1の
図1に於けるB−B線の矢視方向断面であり、図3は、
タイヤビード部用潤滑剤自動塗布装置1の図1に於ける
C−C線の矢視方向断面であり、図4はタイヤビード部
用潤滑剤自動塗布装置1の一部拡大図であり、図5は、
タイヤビード部用潤滑剤自動塗布装置1の一部拡大縦断
面図であり、図6は、タイヤビード部用潤滑剤自動塗布
装置1の図1に於けるD−D線の矢視方向断面図であ
る。
【0024】図1乃至図3に示すタイヤビード部用潤滑
剤自動塗布装置1は、タイヤ100に図示外のホイール
を嵌着するときに、容易にホイールがタイヤ100に嵌
るように、タイヤ100のビード部101,102に潤
滑剤である石けん水の気泡をを自動で塗布する装置であ
り、「タイヤ自動ソーパー」とも称されるものである。
図1に示すように、タイヤビード部用潤滑剤自動塗布装
置1には、各機構を支持するフレーム枠2が設けられて
いる。このフレーム枠2は、縦フレーム2a,2b,2
c,2dと、当該縦フレーム2a,2b,2c,2dの
上端部を接続する上部フレーム2e,2f,2g,2h
と、当該縦フレーム2a,2b,2c,2dの下端部を
接続する下部フレーム2i,2j,2k,2lとから構
成されている。また、下部フレーム2i,2j,2k,
2l上には、タイヤ搬送部3が固定されている。
【0025】上部フレーム2gには、下限調整用モータ
4が固定される基板5が取付部材6(図3参照)を介し
て固定されている。図3に示すように基板5には、下限
調整用モータ4が固定され、下限調整用モータ4の回転
軸(図示外)には、カップリング8が固定され、カップ
リング8の下端部には、ボールねじ9が固定されてい
る。また、ボールねじ9にはナット10が歯合し、ナッ
ト10は上下用エアシリンダ12を保持するエアシリン
ダ保持板11に固着されている。また、基板5には、ガ
イドレール13が設けられ、エアシリンダ保持板11に
設けられたリニアガイド14が摺動するようになってい
る。
【0026】尚、上下用エアシリンダ12には、上下用
エアシリンダ12から出退するエアシリンダ軸15が設
けられ、図1乃至図5に示すように、エアシリンダ軸1
5の下端部には、全体反転用モータ16を保持するブラ
ケット17が固着されている。また、図1に示すよう
に、ブラケット17には、エアシリンダ軸15と平行に
設けられたガイド軸18,19が固着され、ガイド軸1
8,19は、エアシリンダ保持板11に設けられたガイ
ド支持板11aにより支持されるガイド受11b,11
cにより、各々案内されるようになっている。従って、
下限調整用モータ4の回動により、エアシリンダ保持板
11が、重力方向に上下動されることになる。
【0027】次に、ブラケット17の構造の詳細につい
て、図4及び図5を参照して説明する。図5に示すよう
に、ブラケット17の背面側(図5に示す右側)には、
全体反転用モータ16を固定するモーター取付板17b
が設けられ、モーター取付板17bには、モータ軸16
aをモーター取付板17bに垂直に貫通させて、全体反
転用モータ16が固定されている。また、モータ軸16
aには、傘歯車28が固着されている。さらに、ブラケ
ット17には、略長方形の空間を備えたギアボックス1
7aが設けられ、ギアボックス17a内には、前記傘歯
車28と当該傘歯車28と歯合する傘歯車29とが回動
可能に保持されている。図5に示すように傘歯車29に
は、回転軸20が固着され、また、ブラケット17のギ
アボックス17aの下部には、回転軸20を回動可能に
保持する軸保持部17cが設けられ、軸保持部17c内
の上下の各端部には、回転軸20を回動自在に軸支する
ベアリング17d,17eが各々設けられている。
【0028】また、図3及び図5に示すように、回転軸
20には、ブラケット21が固着され、ブラケット21
の背面側(図5に示す右側)には、径方向調整用モータ
22を固定するモーター取付板21bが設けられ、モー
ター取付板21bには、モータ軸22aをモーター取付
板21bに垂直に貫通させて、径方向調整用モータ22
が固定されている。また、径方向調整用モータ22のモ
ータ軸22aには、傘歯車23が固着されている。さら
に、ブラケット21には、略長方形の空間からなるギア
ボックス21aが設けられ、ギアボックス21a内に
は、前記傘歯車23と当該傘歯車23と歯合する傘歯車
24とが回動可能に保持されている。図5に示すように
傘歯車24には、回転軸25が固着され、また、ブラケ
ット21のギアボックス21aの下部には、回転軸25
を回動可能に保持する軸保持部21cが設けられ、軸保
持部21c内の上下端部には、回転軸25を回動自在に
軸支するベアリング21d,21eが各々設けられてい
る。
【0029】また、ブラケット21の下方には、幅方向
及び張り出し調整機構30が設けられている。具体的に
は、幅方向及び張り出し調整機構30では、前記回転軸
25の下端部にピニオンギア32が固着され、ピニオン
ギア32は、ラック33,34と歯合している。また、
図5に示すように、ラック33,34の上部には、前記
軸保持部21cに固着されたブラケット30a,30b
が設けられ、図4及び図6に示すように、ラック33
は、ブラケット30aの下部に設けられたラックガイド
30c,30dにより摺動可能に案内され、また、図6
に示すように、ラック34は、ブラケット30bの下部
に設けられたラックガイド30e、30fにより摺動可
能に案内されている。さらに、ブラケット30a,30
bには、ガイド受35,36が設けられ、当該ガイド受
35,36は、ガイド軸37,38を各々摺動可能に案
内している。
【0030】図4及び図6に示すように、ラック33及
びガイド軸37の左端部(図4及び図6に於ける)に
は、張り出し用シリンダ42を保持するブラケット40
が設けられ、また、ラック34及びガイド軸38の右端
部(図4及び図6に於ける)には、張り出し用シリンダ
43を保持するブラケット41が設けられている。ま
た、張り出し用シリンダ42には、シリンダ軸42aと
一対のガイド軸42b,42cが設けられ、張り出し用
シリンダ43には、シリンダ軸43aと一対のガイド軸
43b,43cが設けられている。また、図4に示すよ
うに、シリンダ軸42aと一対のガイド軸42b,42
cの先端部にはベース板50が接続され、シリンダ軸4
3aと一対のガイド軸43b,43cの先端部にはベー
ス板53が接続され、ベース板50には、モータ保持板
51が接続され、ベース板53には、モータ保持板54
が接続されている。さらに、モータ保持板51には、幅
方向調整モータ60が固定され、モータ保持板54に
は、幅方向調整モータ61が固定されている。また、モ
ータ保持板51の下部には発泡部保持板52が固着さ
れ、モータ保持板54の下部には発泡部保持板55が固
着されている。さらに、発泡部保持板52には発泡装置
部70が設けられ、発泡部保持板55には発泡装置部7
1が設けられている。
【0031】次に、図4、図7及び図8を参照して、発
泡装置部70,71の構造を説明する。図7は、発泡装
置部70の一部断面図であり、図8は、発泡装置部70
の側面図である。図4に示すように、発泡装置部70,
71は、タイヤ100のビード部に対向するように、左
右で一対設けられており、発泡装置部70及び発泡装置
部71は、全く同様の機能を有している。
【0032】ここでは、発泡装置部70について、図7
及び図8を参照して、詳細に説明する。尚、発泡装置部
71も発泡装置部70と同様の構造となっているので、
ここでは、発泡装置部71の構造の説明は省略する。発
泡装置部70は、発泡部保持板52と、発泡部保持板5
2の下端部に固着されたブラケット72と、発泡部保持
板52に対して、上下方向に摺動可能に保持された発泡
装置73と、ブラケット72にボルト80により固着さ
れた発泡装置75とから構成されている。発泡装置73
は、水平に保持されたタイヤ100の上側のビード部1
01に対して、潤滑剤である石けん水の気泡を塗布し、
発泡装置75は、水平に保持されたタイヤ100の下側
のビード部102に対して、潤滑剤である石けん水の気
泡を塗布するようになっている。
【0033】図7及び図8に示すように、幅方向調整モ
ータ60(図4参照)のモータ軸60aと、ボールねじ
57とは、カップリング56により接続され、発泡装置
73の背面(図7に示す右側面)には、ナット74が固
着され、ナット74は、ボールねじ57と歯合するよう
になっている。従って、モータ軸60aの回転により、
ボールねじ57が回転し、ナット74が固着された発泡
装置73が上下方向に移動するようになっている。これ
により、タイヤの幅(ビード部101とビード部102
との間隔)に合わせて、発泡装置73と発泡装置75と
の間隔を調整できるようになっている。尚、発泡装置7
5のタイヤ100のビード部102との位置合わせは、
下限調整用モータ4の回転によりエアシリンダ保持板1
1が上下動され、ブラケット17、ブラケット21及び
幅方向及び張り出し調整機構30が上下動されることに
より行われる。
【0034】次に、図9を参照して、発泡装置73と発
泡装置75との平面視方向での位置関係を説明する。図
9は、発泡装置部70の平面図である。図9に示すよう
に、発泡装置73とブラケット72に固着された発泡装
置75とは、上下方向だけでなく、水平方向でもオフセ
ットした位置関係となっている。発泡装置73は、その
背面のスライド板73mが、発泡部保持板52に設けら
れたガイド58a,58bに沿って、摺動可能となって
おり、ボールねじ57の回動により、ナット74が上下
動されて、発泡装置73がガイド58a,58bに案内
されて、安定して上下動に位置調整されるようになって
いる。
【0035】次に、図8、図10乃至図13を参照し
て、発泡装置73の構造の詳細を説明する。図10は、
発泡装置73の縦断面図であり、図11は、発泡装置7
3の平面図であり、図12は、図10のE−E線に於け
る矢視方向の発泡装置73の断面図であり、図13は、
図10のF−F線に於ける矢視方向の発泡装置73の断
面図である。図8に示すように、発泡装置73の右側面
(図8に於ける右側面)には、下部に、圧縮空気が供給
される空気注入口73bが形成され、空気注入口73b
の上方には、石けん水が供給される石けん水注入口73
aが形成されている。石けん水注入口73aには、石け
ん水供給管76が接続され、ナット76a,76bによ
り固定されている。また、空気注入口73bには、空気
供給管77が接続され、ナット77a,77bにより固
定されている。
【0036】図10に示すように、発泡装置73の上部
左側(図10に於いて)には、タイヤ100のビード部
101が挿入される凹部73dが形成され、また、発泡
装置73の上部内部は、圧縮空気により発泡して、ムー
ス状の気泡になった石けん水を案内する断面楕円形の円
筒状の案内孔73kと、案内孔73kの上部から発泡装
置73の上部内に延設された円筒状の案内孔73cとが
形成されている。また、案内孔73kの中間部の凹部7
3d側には、開口部73fが形成されており、、当該開
口部73fからムース状の気泡になった石けん水をタイ
ヤ100のビード部101に向けて、横から吐出するよ
うになっている。また、案内孔73cの先端側(図10
に示す左側)の下面には、開口部73eが形成されてお
り、当該開口部73eからムース状の気泡になった石け
ん水をタイヤ100のビード部101に向けて、上から
吐出するようになっている。従って、タイヤ100のビ
ード部101には、横方向からと上方向からとの2方向
からムース状の気泡になった石けん水の気泡が塗布され
ることになる。
【0037】また、案内孔73kの下部には、石けん水
注入口73aが設けられており、さらに、その下方に
は、石けん水を溜める石けん水溜73g及び73hが形
成され、石けん水溜73gと案内孔73kとの間には、
接続口73jが形成されている。石けん水溜73hの下
側には、石けん水を発泡させるためのスポンジ73iが
設けられ、スポンジ73iの下側には、スポンジを押圧
して石けん水の発泡量を調節する発泡量調整手段である
スポンジ押圧部材81が設けられている。スポンジ押圧
部材81は、ねじ軸81cとねじ軸81cの先端部に自
由軸81bにより保持されたスポンジ押圧部81aと、
ねじ軸81cの下端部に固着された六角柱の把持部81
dとから構成されている。
【0038】また、ねじ軸81cは、発泡装置73の底
面に固着されたナット82に螺合しており、把持部81
dがスパナ等で挟まれて回動されると、ねじ軸81cが
回転して上下し、スポンジ押圧部81aのスポンジ73
iへの押圧力を強くしたり弱めたりすることができる。
このとき、スポンジ押圧部81aは、ねじ軸81cに対
して回転自在の自由軸81bにより保持されているの
で、ねじ軸81cが回転してもスポンジ押圧部81aは
回転しない。上記のように、スポンジ押圧部81aのス
ポンジ73iへの押圧力を調整することにより、空気注
入口73bから供給される圧縮空気がスポンジ73iを
通過する量を調整して、石けん水溜73g,73hに溜
まった石けん水を発泡させる量や気泡の大きさを調整す
ることが可能となる。従って、潤滑剤としての発泡した
石けん水の量の吐出量を制御でき、発泡した石けん水の
消費の絶対量を制御でき且つ管理できる。
【0039】次に、図14を参照して、発泡装置75の
構造の詳細を説明する。図14は、発泡装置75の縦断
面図である。図14に示すように、発泡装置75の背面
(図14に於ける右側面)には、下部に、圧縮空気が供
給される空気注入口75bが形成され、空気注入口75
bの上方には、石けん水が供給される石けん水注入口7
5aが形成されている。石けん水注入口75aには、石
けん水供給管78が接続され、ナット78a,78bに
より固定されている。また、空気注入口75bには、空
気供給管79が接続され、ナット79a,79bにより
固定されている。
【0040】発泡装置75の上部左側(図14に於い
て)には、タイヤ100のビード部102が挿入される
凹部75dが形成され、また、発泡装置75の内部に
は、圧縮空気により発泡して、ムース状の気泡になった
石けん水を案内する案内孔75cが形成され、また、案
内孔75cの側壁部には、開口部75fがタイヤ100
のビード部102に対向して穿設され、当該開口部75
fからムース状の気泡になった石けん水をタイヤ100
のビード部102の側面に向けて、吐出するようになっ
ている。また、案内孔75cの下部には、垂直方向に案
内孔75kが延設され、案内孔75kの先端部(図14
に於ける左側)上部には、開口部75eがタイヤ100
のビード部102に対向して穿設され、当該開口部75
eからムース状の気泡になった石けん水をタイヤ100
のビード部102の下面に向けて、吐出するようになっ
ている。従って、タイヤ100のビード部102には、
横方向からと下方向からとの2方向からムース状の気泡
になった石けん水の気泡が塗布されることになる。
【0041】また、案内孔75cには、石けん水注入口
75aが設けられており、さらに、案内孔75cの下部
には、石けん水を溜める石けん水溜75g及び75hが
形成され、石けん水溜75gと案内孔75cとの間に
は、接続口75jが形成されている。石けん水溜75h
の下側には、石けん水を発泡させるためのスポンジ75
iが設けられ、スポンジ75iの下側には、スポンジを
押圧して石けん水の発泡量を調節する発泡量調整手段で
あるスポンジ押圧部材83が設けられている。スポンジ
押圧部材83は、ねじ軸83cとねじ軸83cの先端部
に自由軸83bにより保持されたスポンジ押圧部83a
と、ねじ軸83cの下端部に固着された六角柱の把持部
83dとから構成されている。
【0042】また、ねじ軸83cは、発泡装置75の底
面に固着されたナット84に螺合しており、把持部83
dがスパナ等で挟まれて回動されると、ねじ軸83cが
回転して上下し、スポンジ押圧部83aのスポンジ75
iへの押圧力を強くしたり弱めたりすることができる。
このとき、スポンジ押圧部83aは、ねじ軸83cに対
して回転自在の自由軸83bにより保持されているの
で、ねじ軸83cが回転してもスポンジ押圧部83aは
回転しない。上記のように、スポンジ押圧部83aのス
ポンジ75iへの押圧力を調整することにより、空気注
入口75bから供給される圧縮空気がスポンジ75iを
通過する量を調整して、石けん水溜75g,75hに溜
まった石けん水を発泡させる量や気泡の大きさを調整す
ることが可能となる。
【0043】次に、図1,図2及び図6を参照して、タ
イヤ100を把持するタイヤ把持機構90について説明
する。図1に示すように、タイヤ把持機構90は、フレ
ーム枠97a,97b,97c,97dにより保持され
ている。フレーム枠97a,97b,97c,97d
は、縦フレーム2a,2b,2c,2dに各々設けられ
たリニアガイド110a,110b,110c,110
dにより上下方向に移動可能に案内されるようになって
おり、縦フレーム2a,2dに架設されているフレーム
2pに設けられたシリンダ98と、縦フレーム2b,2
cに架設されているフレーム2oに設けられたシリンダ
99とにより、上下方向に移動されるようになってい
る。
【0044】また、図6に示すように、フレーム97b
には、タイヤクランパ91,92が軸支され、フレーム
97dには、タイヤクランパ93,94が軸支されてい
る。タイヤクランパ91,92,93,94の先端部に
は、タイヤ100と当接するローラ91a,92a,9
3a,94aが各々設けられている。
【0045】また、タイヤクランパ92の軸支部には、
アーム95bが嵌着されている。さらに、フレーム97
c,97bにより、開閉シリンダ95が保持され、開閉
シリンダ95のピストン軸の先端部95aは、アーム9
5bの先端部と接続されている。タイヤクランパ91と
タイヤクランパ92とは、その軸支部に各々設けられた
ギア91bとギア92bとが歯合し、タイヤクランパ9
2が、開閉シリンダ95の駆動により、フレーム枠97
bと平行位置(図6に示す波線の位置)からタイヤ把持
位置(図6に示す2点鎖線の位置)に移動されることに
なる。また、このときに、ギア91bとギア92bとの
働きにより、タイヤクランパ91が、フレーム枠97b
と平行位置(図6に示す波線の位置)からタイヤ把持位
置(図6に示す2点鎖線の位置)に移動されることにな
る。
【0046】また、タイヤクランパ94の軸支部には、
アーム96bが嵌着されている。さらに、フレーム97
c,97dにより、開閉シリンダ96が保持され、開閉
シリンダ96のピストン軸の先端部96aは、アーム9
6bの先端部と接続されている。タイヤクランパ93と
タイヤクランパ94とは、その軸支部に各々設けられた
ギア93bとギア94bとが歯合し、タイヤクランパ9
4が、開閉シリンダ96の駆動により、フレーム枠97
dと平行位置(図6に示す波線の位置)からタイヤ把持
位置(図6に示す2点鎖線の位置)に移動されることに
なる。また、このときに、ギア93bとギア94bとの
働きにより、タイヤクランパ93が、フレーム枠97d
と平行位置(図6に示す波線の位置)からタイヤ把持位
置(図6に示す2点鎖線の位置)に移動されることにな
る。
【0047】次に、図1乃至図3を参照して、タイヤ搬
送部3の構造を説明する。タイヤ搬送部3は、略直方体
形状に形成されたフレーム3a上に、タイヤ100を搬
送する複数のタイヤ搬送ローラ3bが配設され、タイヤ
搬送ローラ3bは、チェーン3cにより駆動されるよう
になっており、チェーン3cは、図示外の駆動モータに
より駆動されるようになっている。また、フレーム3a
には、保持フレーム3mが設けられ、保持フレーム3m
には、シリンダ3d及びガイド3e,3fが固着され、
タイヤ搬送ローラ3b上を搬送されてくるタイヤ100
を停止させるタイヤストッパー3lを上下方向に移動さ
せるようになっている。
【0048】次に、上記のように構成されたタイヤビー
ド部用潤滑剤自動塗布装置1の動作を説明する。まず、
初期の調整動作を行う。調整動作では、タイヤ100を
作業位置に持ち上げ、上下用エアシリンダ12に圧縮空
気を供給して、発泡装置部70,71を下げたときに、
発泡装置部70,71の下端側の発泡装置が正しい位置
になるように下限調整用モータ4を駆動して位置合わせ
を行う。また、タイヤ100の内径に合わせて、径方向
調整用モータ22を駆動して、発泡装置部70,71の
間隔を調整しておく、また、幅方向調整モータ60,6
1を駆動して発泡装置部70,71の各発泡装置の間隔
をタイヤ100の幅に合うように調整する。この調整
は、例えば、発泡装置部70では、幅方向調整モータ6
0の駆動により、発泡装置75に対して発泡装置73を
上下動させることにより行う。
【0049】次いで、図1に示すように、タイヤ100
がタイヤビード部用潤滑剤自動塗布装置1の手前側から
奥方向(図1に示す矢印A方向)に搬送されると、図示
外の制御装置による制御により圧縮空気がシリンダ3d
に送り込まれて、タイヤストッパー3lがタイヤ搬送ロ
ーラ3bの間から図3に示すように突出する。すると、
タイヤ100がタイヤストッパー3lに当接して止ま
る。その後、シリンダ98,99に図示外の装置から圧
縮空気が送り込まれて、タイヤ把持機構90が、タイヤ
方向に下がると、開閉シリンダ95,96に図示外の装
置から圧縮空気が送り込まれて、タイヤクランパ91,
92,93,94によりタイヤが保持される。その後、
シリンダ98,99の空気が図示外の装置により排出さ
れ、図2に示すように、タイヤ把持機構90が上昇す
る。
【0050】次いで、上下用エアシリンダ12に図示外
の装置から圧縮空気が送り込まれて、ブラケット17、
ブラケット21、幅方向及び張り出し調整機構30及び
発泡装置部70,71がタイヤ100方向に下がり、発
泡装置部70,71の各発泡装置が、タイヤ100の各
ビード部と同じ高さになる。次に、張り出し用シリンダ
42,43から圧縮空気が図示外の装置により吸引され
て、発泡装置部70,71の各発泡装置が、図4に示す
ように、タイヤ100の各ビード部に対向する。この状
態で、発泡装置部70,71の各発泡装置に石けん水と
圧縮空気が送り込まれて、石けん水が発泡してムース状
の気泡となってタイヤ100の各ビード部に塗布され
る。この状態で、全体反転用モータ16が駆動され、発
泡装置部70,71が、タイヤ100の内径のビード部
に沿って、180度回転して、タイヤ100の内径のビ
ード部全体に、潤滑剤である発泡してムース状の気泡と
なった石けん水が塗布される。
【0051】その後、張り出し用シリンダ42,43に
圧縮空気が図示外の装置から供給されて、発泡装置部7
0,71は、タイヤ100の各ビード部から離れ、上下
用エアシリンダ12の空気が吸引されて、発泡装置部7
0,71は上昇し、シリンダ98,99に圧縮空気が供
給されて、タイヤ100はタイヤ搬送ローラ3b上に載
置される。その後、開閉シリンダ95,96から空気が
排出されて、タイヤクランパ91〜94がタイヤ100
から離れて、タイヤ100はホイール(図示外)をタイ
ヤ100に組み付ける工程に搬送される。
【0052】以上説明したように、本実施の形態のタイ
ヤビード部用潤滑剤自動塗布装置1では、発泡装置部7
0,71に設けた各発泡装置によりタイヤのビード部1
01,102に、潤滑剤として石けん水が発泡してムー
ス状の気泡となったものを塗布することができる。従っ
て、石けん水を塗布する刷毛やスポンジ等がタイヤのビ
ード部101,102に当接しないので、刷毛やスポン
ジ等の摩耗の心配が無い。また、タイヤのビード部に当
接する刷毛やスポンジ等を用いていないので、刷毛から
抜けた毛やちぎれたスポンジが、タイヤのビード部に付
着して、空気漏れを生じることが無くなる。さらに、発
泡装置73では、開口部73eと開口部73fとの2カ
所からタイヤのビード部101に対して、石けん水が発
泡してムース状の気泡となった潤滑剤を塗布するので、
ビード部101に対して、十分に潤滑剤を塗布できる。
また、石けん水を発泡させて気泡化して潤滑剤として使
用しているので、石けん水を直接塗布するものに比べて
石けん水の使用量を節約することができる。
【0053】尚、本発明は、上記の実施の形態に限られ
ず各種の変形が可能なことは言うまでもない。例えば、
図15に示すように、タイヤ100の側面100aのみ
に当接する2つに分割されたタイヤ搬送ローラ103
a,103bを用いて、タイヤ100を搬送するように
すれば、タイヤ100を持ち上げずに、潤滑剤の塗布作
業を行うことができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
タイヤビード部用潤滑剤自動塗布装置では、クランパに
より保持されたタイヤのビード部に対向して配置された
発泡装置の気泡生成部が潤滑剤注入口から注入された潤
滑剤を空気注入口から注入された空気により気泡化し、
当該気泡は、案内通路により案内されて、吐出口からタ
イヤのビード部に吐出されて塗布される。従って、タイ
ヤのビード部に、潤滑剤を非接触で効率良く塗布するこ
とができる。また、潤滑剤を塗布するために、ビード部
に当接する刷毛やスポンジ等を用いていないので、摩耗
の心配が無い。さらに、刷毛から抜けた毛やちぎれたス
ポンジが、タイヤのビード部に付着して、空気漏れを生
じることも無い。
【0055】また、請求項2に記載のタイヤビード部用
潤滑剤自動塗布装置では、請求項1に記載のタイヤビー
ド部用潤滑剤自動塗布装置の効果に加え、発泡装置の凹
部には、タイヤのビード部が挿入され、当該凹部に設け
られた2カ所の吐出口から気泡化した潤滑剤が吐出され
る。従って、タイヤのビード部に、潤滑剤を非接触で効
率良く確実に塗布することができる。
【0056】さらに、請求項3に記載のタイヤビード部
用潤滑剤自動塗布装置では、請求項1又は2に記載のタ
イヤビード部用潤滑剤自動塗布装置の効果に加え、潤滑
剤溜めの下部に設けられたスポンジの下側から空気を供
給して、潤滑剤を気泡化することができる。
【0057】また、請求項4に記載のタイヤビード部用
潤滑剤自動塗布装置では、請求項1乃至3の何れかに記
載のタイヤビード部用潤滑剤自動塗布装置の効果に加
え、スポンジを押圧する押圧部材がスポンジを押圧する
量を押圧量調整手段により調整できるので、気泡の大き
さや潤滑剤としての気泡の量を調整することができる。
【0058】さらに、請求項5に記載のタイヤビード部
用潤滑剤自動塗布装置では、請求項1乃至4の何れかに
記載のタイヤビード部用潤滑剤自動塗布装置の効果に加
え、発泡装置移動手段により発泡装置をタイヤのビード
部に沿って移動させることができるので、ビード部全体
に容易に潤滑剤を非接触で塗布できる。
【0059】また、請求項6に記載のタイヤビード部用
潤滑剤自動塗布装置では、請求項1乃至5の何れかに記
載のタイヤビード部用潤滑剤自動塗布装置の効果に加
え、幅調整手段により、タイヤの一対のビード部の間隔
に合わせて、一対の発泡装置の間隔を調整できるので、
各種の幅を有するタイヤに合わせて調整できる。
【0060】さらに、請求項7に記載のタイヤビード部
用潤滑剤自動塗布装置では、請求項1乃至6の何れかに
記載のタイヤビード部用潤滑剤自動塗布装置の効果に加
え、径方向調整手段は、発泡装置をタイヤの内径に合わ
せて、タイヤの径方向に退出させて位置を調整すること
ができる。
【0061】また、請求項8に記載のタイヤビード部用
潤滑剤自動塗布装置では、請求項1乃至7の何れかに記
載のタイヤビード部用潤滑剤自動塗布装置の効果に加
え、張出調整手段は、発泡装置をタイヤのビード部に向
けて、退出させることができる。
【0062】さらに、請求項9に記載のタイヤビード部
用潤滑剤自動塗布装置では、請求項1乃至8の何れかに
記載のタイヤビード部用潤滑剤自動塗布装置の効果に加
え、吐出量調整手段により、発泡装置から吐出する潤滑
剤の吐出量を調整することができる。従って、潤滑剤消
費の絶対量を制御でき且つ管理できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施の形態のタイヤビード部
用潤滑剤自動塗布装置1の斜視図である。
【図2】図2は、タイヤビード部用潤滑剤自動塗布装置
1の図1に於けるB−B線の矢視方向断面である。
【図3】図3は、タイヤビード部用潤滑剤自動塗布装置
1の図1に於けるC−C線の矢視方向断面である。
【図4】図4はタイヤビード部用潤滑剤自動塗布装置1
一部拡大図である。
【図5】図5は、タイヤビード部用潤滑剤自動塗布装置
1の一部拡大縦断面図である。
【図6】図6は、タイヤビード部用潤滑剤自動塗布装置
1の図1に於けるD−D線の矢視方向断面図である。
【図7】図7は、発泡装置部70の一部断面図である。
【図8】図8は、発泡装置部70の側面図である。
【図9】図9は、発泡装置部70の平面図である。
【図10】図10は、発泡装置73の縦断面図である。
【図11】図11は、発泡装置73の平面図である。
【図12】図12は、図10のE−E線に於ける矢視方
向の発泡装置73の断面図である。
【図13】図13は、図10のF−F線に於ける矢視方
向の発泡装置73の断面図である。
【図14】図14は、発泡装置75の縦断面図である。
【図15】図15は、タイヤ搬送ローラの変形例であ
る。
【符号の説明】
1 タイヤビード部用潤滑剤自動塗布装置 3 タイヤ搬送部枠 3b タイヤ搬送ローラ 3l タイヤストッパー 4 下限調整用モータ 5 基板 6 取付部材 8 カップリング 9 ボールねじ 10 ナット 11 エアシリンダ保持板 11a ガイド支持板 12 上下用エアシリンダ 13 ガイドレール 14 リニアガイド 15 エアシリンダ軸 16 全体反転用モータ 17 ブラケット 17a ギアボックス 17b モーター取付板 17c 軸保持部 28 傘歯車 29 傘歯車 20 回転軸 21 ブラケット 21b モーター取付板 22 径方向調整用モータ 22a モータ軸 23 傘歯車 24 傘歯車 25 回転軸 26 ピニオンギア 30 幅方向及び張り出し調整機構 30c,30d,30e,30f ラックガイド 33,34 ラック 42 張り出し用シリンダ 43 張り出し用シリンダ 43a シリンダ軸 43b,43c ガイド軸 51 モータ保持板 52 発泡部保持板 53 ベース板 54 モータ保持板 55 発泡部保持板 60 幅方向調整モータ 61 幅方向調整モータ 70,71 発泡装置部 73 発泡装置 73a 石けん水注入口 73b 空気注入口 73c 案内孔 73d 凹部 73e 開口部 73f 開口部 73g 石けん水溜 73h 石けん水溜 73i スポンジ 73j 接続口 73k 案内孔 73m スライド板 74 ナット 75 発泡装置 75b 空気注入口 75c 案内孔 75d 凹部 75e 開口部 75f 開口部 75g 石けん水溜 75h 石けん水溜 75i スポンジ 75j 接続口 75k 案内孔 76 石けん水供給管 76a,76b ナット 77 空気供給管 78 石けん水供給管 79 空気供給管 81 スポンジ押圧部材 81a スポンジ押圧部 81b 自由軸 81c ねじ軸 81d 把持部 83 スポンジ押圧部材 83a スポンジ押圧部 83b 自由軸 83c ねじ軸 83d 把持部 90 タイヤ把持機構 91,92,93,94 タイヤクランパ 91a,92a,93a,94a ローラ 95,96 開閉シリンダ 95b,96b アーム 97a,97b,97c,97d フレーム枠 98,99 シリンダ 100 タイヤ 101 ビード部 102 ビード部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D075 AC09 AC73 CA09 CA47 CA48 DA23 DA35 DB35 DC13 EA06 EA29 EA37 4F035 AA04 CA01 CA04 CB29 CC01 CD05 CD12 CD18 4F041 AA18 AB01 BA10 BA13 BA15 BA23 BA43 CA02 CA13

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤを保持するクランパと、 当該クランパにより保持された前記タイヤのビード部に
    対向して配置され、気泡化した潤滑剤を前記タイヤのビ
    ード部に塗布する発泡装置とを備え、 当該発泡装置は、 潤滑剤が注入される潤滑剤注入口と、 空気が注入される空気注入口と、 前記潤滑剤注入口から注入された潤滑剤を前記空気注入
    口から注入された空気により気泡化する気泡生成部と、 当該気泡生成部で生成された気泡を案内する案内通路
    と、 前記案内通路の前記タイヤのビード部に対向する位置に
    設けられ、前記気泡を前記タイヤのビード部に吐出する
    吐出口とを備えたことを特徴とするタイヤビード部用潤
    滑剤自動塗布装置。
  2. 【請求項2】 前記発泡装置には、前記タイヤのビード
    部が挿入される凹部が形成され、 当該凹部には、前記吐出口が2カ所設けられていること
    を特徴とする請求項1に記載のタイヤビード部用潤滑剤
    自動塗布装置。
  3. 【請求項3】 前記発泡装置の気泡生成部は、前記潤滑
    剤注入口から注入された潤滑剤を溜める潤滑剤溜めと、
    当該潤滑剤溜めの下部に設けられたスポンジとを備え、 前記空気注入口は、当該スポンジの下側に設けられ、空
    気を前記スポンジの下側から供給して、前記潤滑剤を気
    泡化することを特徴とする請求項1又は2に記載のタイ
    ヤビード部用潤滑剤自動塗布装置。
  4. 【請求項4】 前記発泡装置の気泡生成部には、前記ス
    ポンジを押圧する押圧部材と、当該押圧部材がスポンジ
    を押圧する量を調整する押圧量調整手段とが設けられて
    いることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の
    タイヤビード部用潤滑剤自動塗布装置。
  5. 【請求項5】 前記発泡装置を、前記タイヤのビード部
    に沿って、移動させる発泡装置移動手段を備えたことを
    特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のタイヤビー
    ド部用潤滑剤自動塗布装置。
  6. 【請求項6】 前記発泡装置は、前記タイヤの一対のビ
    ード部に各々対向して、少なくとも一対設けられ、 前記タイヤの一対のビード部の間隔に合わせて、前記一
    対の発泡装置の間隔を調整する幅調整手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のタイヤビ
    ード部用潤滑剤自動塗布装置。
  7. 【請求項7】 前記発泡装置を前記タイヤの内径に合わ
    せて、前記タイヤの径方向に退出させる径方向調整手段
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記
    載のタイヤビード部用潤滑剤自動塗布装置。
  8. 【請求項8】 前記発泡装置を前記タイヤのビード部に
    向けて、退出させる張出調整手段を備えたことを特徴と
    する請求項1乃至7の何れかに記載のタイヤビード部用
    潤滑剤自動塗布装置。
  9. 【請求項9】 前記発泡装置から吐出する潤滑剤の吐出
    量を調整する吐出量調整手段を備えたことを特徴とする
    請求項1乃至8の何れかに記載のタイヤビード部用潤滑
    剤自動塗布装置。
JP2001129142A 2001-04-26 2001-04-26 タイヤビード部用潤滑剤自動塗布装置 Pending JP2002321512A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001129142A JP2002321512A (ja) 2001-04-26 2001-04-26 タイヤビード部用潤滑剤自動塗布装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001129142A JP2002321512A (ja) 2001-04-26 2001-04-26 タイヤビード部用潤滑剤自動塗布装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002321512A true JP2002321512A (ja) 2002-11-05

Family

ID=18977714

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001129142A Pending JP2002321512A (ja) 2001-04-26 2001-04-26 タイヤビード部用潤滑剤自動塗布装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002321512A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101613910B1 (ko) 2014-07-07 2016-04-21 (주)함코 휠 전용 소핑머신
WO2016136972A1 (ja) * 2015-02-28 2016-09-01 株式会社シーパーツ タイヤ掴みヘッドとそれを含むタイヤ脱着ロボットとタイヤ脱着システム
CN111098111A (zh) * 2020-01-14 2020-05-05 山东盛润汽车有限公司 一种真空轮胎轮毂自动装配系统
CN114571740A (zh) * 2022-02-16 2022-06-03 宋德璇 一种抗老化frp玻璃钢管生产设备

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101613910B1 (ko) 2014-07-07 2016-04-21 (주)함코 휠 전용 소핑머신
WO2016136972A1 (ja) * 2015-02-28 2016-09-01 株式会社シーパーツ タイヤ掴みヘッドとそれを含むタイヤ脱着ロボットとタイヤ脱着システム
JPWO2016136972A1 (ja) * 2015-02-28 2017-07-20 株式会社シーパーツ タイヤ掴みヘッドとそれを含むタイヤ脱着ロボットとタイヤ脱着システム
CN111098111A (zh) * 2020-01-14 2020-05-05 山东盛润汽车有限公司 一种真空轮胎轮毂自动装配系统
CN114571740A (zh) * 2022-02-16 2022-06-03 宋德璇 一种抗老化frp玻璃钢管生产设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101585441B1 (ko) 사출 성형 시스템과 사출 성형 방법
JP2002321512A (ja) タイヤビード部用潤滑剤自動塗布装置
JP2012183637A (ja) 基板を処理する方法及び装置
CN103596718A (zh) 放电加工装置
JP5276333B2 (ja) ラベル貼付装置
CN113351530B (zh) 干擦机
JP2006326492A (ja) タイヤの潤滑剤塗布装置
JP6218219B2 (ja) エアベントシステム
CN206187512U (zh) 一种自动贴标机及其上胶装置
CN201257792Y (zh) 贴附装置
JP5001945B2 (ja) フレキソ印刷用プリンタの印刷ステーションにおけるインク交換を目的としたインク投入システム
CN106347801B (zh) 一种具有旋转供瓶装置的药瓶贴标机
CN104340661A (zh) 翻转装置
JP2005081255A (ja) グリーンタイヤへの離型剤塗布方法及びその装置
KR20090112817A (ko) 고체연마제 공급장치
KR20100059519A (ko) 도로 노면 도색 장치
JP2017213737A (ja) スクリーン印刷装置、ベルト駆動装置、スクリーン印刷方法及びベルト駆動方法
CN206316938U (zh) 一种改良式喷砂机
JP2005178888A (ja) ラベル貼付装置
CN219314969U (zh) 羊皮丝印机辊涂印刷辊
CN219898834U (zh) 一种铭牌生产用涂油机构
CN206869691U (zh) 储风缸喷砂装置
WO2013118578A1 (ja) 研磨パッド及び研磨装置
CN201456327U (zh) 自动放置预埋件的注塑机
JP5160953B2 (ja) 予備塗布装置、塗布装置及び予備塗布装置の洗浄方法