JP6218219B2 - エアベントシステム - Google Patents

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Description

本発明は、基板上に塗布液を塗布する塗布装置のエアベントシステムに関するものであり、特に、口金内に存在するエアを排出するために使用されるものである。
液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等のフラットパネルディスプレイには、ガラス等からなる基板上にレジスト液が塗布されたもの(塗布基板という)が使用されている。この塗布基板は、レジスト液(以下、塗布液と称す)を均一に塗布する塗布装置によって形成されている。すなわち、塗布装置は、基板を載置するステージと、塗布液を吐出する口金部を有する塗布ユニットとを有しており、口金部のスリットノズルから塗布液を吐出させながら、基板と塗布ユニットとを相対的に移動させる塗布動作を行うことにより、所定厚さの塗布膜が基板上に形成されるようになっている。
一般に、このような塗布動作の前には、例えば下記特許文献1に示されるようなエアベント処理が行われる。すなわち、口金部には、ポンプ等により供給される塗布液を一時的に貯留するマニホールドが設けられており、このマニホールドに気泡や空気溜まりなどのエアが混在した状態で塗布動作を行うと、塗布液を吐出する圧力に変動が生じやすくなり、塗布ムラの要因になる。そのため、エアベント処理を行ってマニホールドに存在するエアを排出させることにより、スリットノズルから塗布液を安定して吐出させ、塗布ムラの発生を抑えるようにしている。
具体的には、図5に示すように、口金部100には、塗布液が供給される塗布液供給孔101とは別に、マニホールド102のエアを排出させるエアベント孔103が複数設けられている。そして、これらエアベント孔103それぞれに対してエアベントタンク104が設けられており、これらエアベント孔103とエアベントタンク104とがエアベント配管105を通じて1対1で連結されている。エアベント処理では、塗布液が塗布液供給孔101から供給されることにより、スリットノズル106及びエアベント孔103からマニホールド102に存在するエアが塗布液と共に排出される。そして、塗布液供給孔101から塗布液を供給し続けることにより、マニホールド102のエアがすべて排出されマニホールド102が塗布液で満たされる。このエアベント処理が完了した後、塗布動作が行われることにより、基板上に安定した塗布膜が形成される。
特開2009−131788号公報
従来では、エアベントタンクに貯留された塗布液(エアを含む塗布液)は廃棄されていた。ところが、近年では液晶パネルの価格下落に伴い、エアベントタンクに貯留された塗布液を再利用したいというニーズがある。そのため、エアベントタンクに貯留された塗布液を気泡除去装置に通して塗布液中のエアを完全に除去した後(脱気後)、マニホールドに塗布液を供給するポンプに戻すことにより再利用が図られていた。
しかし、塗布前に行われるエアベント処理には時間が掛る上に、エアベントタンクに貯留された塗布液を気泡除去装置に通して再利用を図るには多くの時間を要する。その結果、塗布装置全体の生産のタクトタイムが長くなってしまうという問題があった。また、時間がかかると、エアベントタンクに貯留された塗布液が長時間大気に曝されるため塗布液が劣化する。そのような塗布液を再利用すると塗布膜の品質に影響を及ぼす虞があるという問題があった。
本発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、エアベント処理を短時間で行うことができ、塗布液が劣化するのを抑えてエアベント処理で排出された塗布液を再利用することができるエアベントシステムを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために本発明のエアベントシステムは、塗布液を貯留するマニホールドとスリットノズルとを有する口金部を前記スリットノズルから塗布液を吐出させつつ走査させることにより基板上に塗布膜を形成する塗布装置のエアベントシステムであって、前記口金部には、マニホールドに塗布液が供給される塗布液供給孔と、この塗布液供給孔から塗布液を供給することにより前記マニホールドに存在するエアを排出させるエアベント孔とが設けられており、前記エアベント孔から排出されるエアを含む塗布液を貯留するエアベントタンクと、前記エアベントタンクの圧力を減圧させる減圧器と、を備え、前記エアベントタンクと、前記口金部に塗布液を供給する塗布液供給用ポンプとを連結する配管が設けられ、この配管には、前記エアベントタンクと前記塗布液供給用ポンプとの接続状態を制御するバルブが設けられていることを特徴としている。
上記エアベントシステムによれば、前記減圧器によりエアベントタンクの圧力を減圧させることにより、エアベント孔からエア及びエアを含む塗布液(エア混入液)を排出させる際、エアベントタンクの圧力が大気圧でエアベントした場合に比べて低いため、エア混入液がエアベント孔から短時間で排出されやすくなる。
そして、エアベントタンクが減圧されることにより、エアベントタンクに貯留された塗布液は、大気圧よりも低い圧力状態に曝されるため、エアベントタンクが大気圧の場合に比べて、塗布液中に含まれるエアを、排出しやすくなり(脱気しやすくなり)、塗布液に含まれるエアを短時間で除去することができる。なお、エアベントタンクをそのまま減圧し続けることにより、大気圧中では取り除くことが難しい塗布液に溶存しているエアについても除去することができる。したがって、エアベント処理を短時間で行うことができるとともに、エアベントタンク内の塗布液を再利用する場合でも、その塗布液が劣化するのを抑えることができる。
また、前記口金部には、エアベント孔が複数個設けられており、各エアベント孔と前記エアベントタンクとが配管で連結されていることにより、それぞれのエアベント孔から排出されるエアを含む塗布液が共通のエアベントタンクに貯留される構成にしてもよい。
この構成によれば、エアベント孔それぞれに対してエアベントタンクを設ける場合に比べて、省スペース化を図ることができる。一方、エアベントタンクを複数設けると、それぞれのエアベント孔から排出される塗布液の量を合わせるために、エアベントタンク減圧時の圧力設定を個別に実施する必要がある。この観点からも、それぞれのエアベント孔から排出されるエアを含む塗布液が共通のエアベントタンクに貯留される構成であることが望ましい。
また、前記エアベントタンクの圧力を加圧させる加圧器を備えており、この加圧器が前記エアベントタンク内を加圧することにより、脱気後の前記エアベントタンク内の塗布液を前記口金部のマニホールドに戻す構成にしてもよい。
この構成によれば、エアベントタンクに貯留された塗布液は、脱気完了後、前記加圧器によりエアベントタンク内を加圧することにより、マニホールドに戻すことができる。すなわち、エアベントタンク内の塗布液は、脱気完了後、気泡除去装置を介することなく、すぐにマニホールドに戻すことができるため、脱気後の塗布液が大気に曝される時間を短時間にすることができ、塗布液が劣化するのを極力抑えてマニホールドに戻すことができる。
また前記減圧器と前記加圧器とは、共通の圧力調整器である構成にしてもよい。
この構成によれば、圧力器と加圧器とを共通の圧力調整器にすることで装置の部品点数を減らしてコストを抑えることができる。
本発明のエアベントシステムによれば、エアベント処理を短時間で行うことができ、塗布液が劣化するのを抑えてエアベント処理で排出された塗布液を再利用することができる。
本発明の実施形態に係る塗布装置を示す斜視図である。 塗布ユニットの脚部付近を示す概略図である。 口金部とエアベントタンクとの配管経路を概略的に示す図である。 口金部のマニホールドを示す図である。 従来の塗布装置における口金部とエアベントタンクの構成を示す図である。
本発明に係る実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明のエアベントタンクが設けられた塗布装置を概略的に示す斜視図であり、図2は、塗布装置の塗布ユニットの脚部付近を示す図であり、図3は、口金部とエアベントタンクとの配管経路を概略的に示す図、図4は、口金部のマニホールドを示す図である。
図1〜図4に示すように、塗布装置は、基板10上に薬液やレジスト液等の液状物(以下、塗布液と称す)の塗布膜を形成するものであり、基台2と、基板10を載置するためのステージ21と、このステージ21に対し特定方向に移動可能に構成される塗布ユニット30とを備えている。
なお、以下の説明では、塗布ユニット30が移動する方向をX軸方向、これと水平面上で直交する方向をY軸方向、X軸およびY軸方向の双方に直交する方向をZ軸方向として説明を進めることとする。
前記基台2には、その中央部分にステージ21が配置されている。このステージ21は、搬入された基板10を載置するものである。このステージ21には、基板保持手段が設けられており、この基板保持手段により基板10が保持されるようになっている。具体的には、ステージ21の表面に形成された複数の吸引孔が形成されており、この吸引孔に吸引力を発生させることにより基板10をステージ21の表面に吸着させて保持できるようになっている。
また、ステージ21には、基板10を昇降動作させる基板昇降機構が設けられている。具体的には、ステージ21の表面には複数のピン孔が形成されており、このピン孔にはZ軸方向に昇降動作可能なリフトピン(不図示)が埋設されている。すなわち、ステージ21の表面からリフトピンを突出させた状態で基板10が搬入されるとリフトピンの先端部分が基板10に当接して基板10を保持することができる。そして、その状態からリフトピンを下降させてピン孔に収容させることにより、基板10をステージ21の表面に載置することができるようになっている。
また、塗布ユニット30は、基板10上に塗布液を吐出して塗布膜を形成するものである。この塗布ユニット30は、図1,図2に示すように、基台2と連結される脚部31とY軸方向に延びる口金部34とを有しており、基台2上をY軸方向に跨いだ状態でX軸方向に移動可能に取り付けられている。具体的には、基台2のY軸方向両端部分にはそれぞれX軸方向に延びるレール22が設置されており、脚部31がこのレール22にスライド自在に取り付けられている。そして、脚部31にはリニアモータ33が取り付けられており、このリニアモータ33を駆動制御することにより、塗布ユニット30がX軸方向に移動し、任意の位置で停止できるようになっている。
また、塗布ユニット30の脚部31には、図2に示すように、塗布液を塗布する口金部34が取り付けられている。具体的には、この脚部31にはZ軸方向に延びるレール37と、このレール37に沿ってスライドするスライダ35が設けられており、これらのスライダ35と口金部34とが連結されている。そして、スライダ35にはサーボモータにより駆動されるボールねじ機構が取り付けられており、このサーボモータを駆動制御することにより、スライダ35がZ軸方向に移動するとともに、任意の位置で停止できるようになっている。すなわち、口金部34が、ステージ21に保持された基板10に対して接離可能に支持されている。
また、口金部34は、塗布液を吐出して基板10上に塗布膜を形成するものである。この口金部34は、一方向に延びる形状を有する柱状部材であり、塗布ユニット30の走行方向とほぼ直交するように設けられている。この口金部34には、長手方向に延びるスリットノズル34aが形成されており、口金部34に供給された塗布液がスリットノズル34aから長手方向に亘って一様に吐出されるようになっている。したがって、このスリットノズル34aから塗布液を吐出させた状態で塗布ユニット30をX軸方向に走行させることにより、スリットノズル34aの長手方向に亘って基板10上に一定厚さの塗布膜が形成されるようになっている。なお、塗布液を塗布するために、スリットノズル34aから塗布液を吐出させた状態で塗布ユニット30を移動させる動作を本実施形態では、塗布動作と呼ぶことにする。
また、図3,図4に示すように、口金部34は、塗布液を貯留するマニホールド41と、このマニホールド41に塗布液を供給する塗布液供給孔42と、マニホールド41に存在する気泡や空気溜まりなどのエアを排出させるエアベント孔43とを有している。ここで、エアベント孔43は、紙面に向かって左側にあるエアベント孔43を特にエアベント孔43Lと称し、右側にあるエアベント孔43を特にエアベント孔43Rと称し、それぞれ区別なく指す場合は、単にエアベント孔43と称す。
マニホールド41は、供給された塗布液を一時的に貯留する部分であり、本実施形態では、口金部34の内部に長手方向に沿って形成されている。具体的には、口金部34の長手方向に沿って延びる形状を有しており、長手方向中央部41a分の中央部41aで最も高く、長手方向両端部分の側端部41bで低くなるように形成されており、下側部分はスリットノズル34aに連通されている。中央部41aの頂上部分は、エア抜き穴44と連通しており、そのエア抜き穴44の下側部分には塗布液供給孔42が連通されている。この塗布液供給孔42は、塗布液を供給する塗布液供給用ポンプ51と供給配管55で連結されており、塗布液供給用ポンプ51を作動させて塗布液を供給すると、塗布液供給孔42から塗布液がマニホールド41に供給される。そして、マニホールド41内のエア及び、供給された塗布液中のエアは、塗布液が供給されるのと同時に、浮力によって中央部41aに集まり、エア抜き穴44を通じて排出されるようになっている。
また、エア抜き穴44は、エア抜き配管52に接続されており、このエア抜き配管52はエアベントタンク60に接続されている。すなわち、マニホールド41のエア及びエアが混入した塗布液(エア混入液ともいう)は、塗布液の供給に伴って、エア抜き穴44を通じてエア抜き配管52を通り、このエアベントタンク60に排出される。この配管には、エア抜きバルブ52aが設けられている。塗布動作は、このエア抜きバルブ52aを閉めた状態で行われることにより、塗布動作中には供給された塗布液がエア抜き穴44を通じて漏れることがないようになっている。
エアベントタンク60は、マニホールド41のエア及び、塗布液に気泡が混在する塗布液を貯めるものである。このエアベントタンク60は、本実施形態では、塗布装置に1つだけ設けられており、塗布ユニット30の脚部31に設けられている(図2参照)。このエアベントタンク60には、口金部34と接続されるエア抜き配管52、後述するエアベント配管53が接続されており、マニホールド41から排出されるエア及びエアを含む塗布液がエアベントタンク60に溜められるようになっている。なお、エアベントタンク60は、脚部31に取付けられているため、塗布ユニット30が移動しても口金部34とエアベントタンク60との距離は変わらない。したがって、エアベントタンク60に接続されるエア抜き配管52、エアベント配管53は一定の長さに保たれている。また、本実施形態では、エアベントタンク60と塗布液供給用ポンプ51とが配管51aで連結されている。この配管51aには、バルブ52bが設けられており、バルブ52bを開閉することにより、エアベントタンク60と塗布液供給用ポンプ51の接続状態を制御することができるようになっている。
エアベント孔43は、エアベント処理においてマニホールド41内のエアを排出するためのものであり、口金部34の長手方向両端部に1つずつ計2つ設けられている。ここで、エアベント処理とは、基板10上にエアがスリットノズル34aから吐出されることのないようにマニホールド41のエアを除去する処理であり、通常、塗布動作が行われる前に行われる。具体的には、マニホールド41を洗浄した後、又は、口金部34を新しい口金部34に交換した後、塗布液供給孔42から塗布液を供給することによって行われる。すなわち、塗布液供給孔42から塗布液を供給することにより、マニホールド41のエア及びエアを含む塗布液をスリットノズル34a、エア抜き穴44、エアベント孔43から押し出すことにより、マニホールド41からエアを排出する。
このエアベント孔43は、マニホールド41に連通して形成されており、エアベント配管53に接続されている。これにより、エアベント処理の際に、マニホールド41のエア及びエアを含む塗布液がエアベント孔43からエアベント配管53を通じてエアベントタンク60に排出されるようになっている。これらのエアベント配管53は、共通のエアベントタンク60に接続されており、いずれのエアベント孔43から排出されたエア及びエアを含む塗布液であっても、エアベントタンク60に排出される。このエアベント配管53は、口金部34に沿って延びる平行部分531と、これに直交する垂直部分532とを有している。すなわち、エアベント孔43に接続される側の反対側の平行部分531には、90度方向を変える継ぎ手54が連結されており、この継ぎ手54に連結される垂直部分532がエアベントタンク60に接続されている。これにより、エアベント孔43を出たエア及びエアを含む塗布液は、平行部分531及び垂直部分532を経由し、エアベントタンク60に排出される。
また、エアベント配管53は、そのエアベント配管53で生じる圧力損失が等しくなるように設定されている。具体的には、エアベント配管53の配管径、配管長さを調節することにより圧力損失が設定されている。すなわち、図3に示すように、エアベント配管53は、その平行部分531は同径のものが使用されている(図3では、エアベント配管53を示す線の太さが配管内径を示している)。エアベントタンク60は、エアベント孔43Rの近くに設置されているため、エアベント配管53の平行部分531は、エアベント孔43Lに連結されるものに比べてエアベント孔43Rに接続されるものの方が短い。そのため、この平行部分531のみを比較した場合は、圧力損失がエアベント孔43Lの方が大きい。一方、垂直部分532を比較した場合、エアベント孔43Rに接続されるエアベント配管53は、エアベント孔43Lに接続されるエアベント配管53よりも小径に形成されている。すなわち、垂直部分532の圧力損失は、エアベント孔43Rに連結されるエアベント配管53の方が大きくなるように設定されている。すなわち、エアベントタンク60を共通にすることでエアベント孔43に接続されるエアベント配管53の長さが異なるため、エアベント配管53の一部を小径に形成することにより、エアベント配管53全体に生じる圧力損失がいずれのエアベント配管53においても等しくなるように設定されている。本実施形態では、エアベント孔43に接続されるエアベント配管53の平行部分531は同径の配管を使用し、垂直部分532のみ径の異なるエアベント配管53を使用して圧力損失を調節している。このように、エアベント孔43に直接接続するエアベント配管53の平行部分531を同径にすることで、口金部34の製作コストを下げることができるとともに、垂直部分532の径を変化させる方が圧力損失の調節が行いやすい。なお、圧力損失を等しく設定するとは、完全に一致させる場合のみではなく、いずれのエアベント孔43からもエアがスムーズに排出され、排出の度合いが同程度になるように設定されていればよい。
さらに、本実施形態では、これらすべてのエアベント配管53で生じる圧力損失の合計値が、スリットノズル34aからエアを吸い込まない範囲で、スリットノズル34aで生じる圧力損失よりも小さくなるように設定されている。これにより、エアベント処理の際、供給した塗布液をスリットノズル34aからムダに排出される量を抑えることができる。すなわち、エアベント処理の際、塗布液供給孔42から塗布液を供給すると、マニホールド41に存在するエアはスリットノズル34a、エア抜き孔及びエアベント孔43から排出され、マニホールド41に塗布液が貯留されると、エアが浮力により上昇し、エア及びエアを含む塗布液がエア抜き孔及びエアベント孔43から排出される。この状態で、すべてのエアベント配管53で生じる圧力損失の合計値よりスリットノズル34aで生じる圧力損失値が小さくなるほど、エアベント孔43から排出されるよりも、スリットノズル34aから排出されやすくなる。しかし、エアは浮力で上昇してしまっているため、排出されやすいスリットノズル34aからは、エアの混入しない塗布液が大量に排出されてしまう。したがって、エアベント配管53で生じる圧力損失の合計値が、スリットノズル34aからエアを吸い込まない範囲で、スリットノズル34aで生じる圧力損失よりも小さく設定することにより、スリットノズル34aから排出されにくくなり、エアが浮力により上昇してもスリットノズル34aからの排出が抑えられ、塗布液がムダに捨てられるのを防止することができる。
また、ここでいうスリットノズル34aからのエアの吸い込みとは、後述のエアベントバルブ53aが開かれた全てのエアベント配管53の圧力損失の合計値が、スリットノズル34aで生じる圧力損失に比べ、著しく小さい場合に、スリットノズル34aからエアを吸い込んで、エアベント配管53へ液が流れる現象のことで、通常は塗布液供給孔42より供給された塗液は圧損の比率により、スリットノズル34aとエアベント配管53へ割り振られるが、この場合、塗布液供給孔42より供給された塗布液よりも多くエアベント配管53へ液が流れる。すなわち、スリットノズル34aからエアを吸い込まない範囲とは、塗布液供給孔42から供給された塗布液が、スリットノズル34aからエアを吸い込まない程度に、最大限エアベント配管53にエア及びエアを含む塗布液が排出される状態をいう。
なお、このエアベント配管53には、エアベントバルブ53aが設けられている。塗布動作中は、このエアベントバルブ53aを閉めた状態で行われることにより、塗布動作中には供給された塗布液がエアベント孔43を通じて漏れることがないようになっている。
また、エアベントタンク60には、圧力調整器70が接続されている。この圧力調整器70は、エアベントタンク60の圧力を調整するものであり、エアベントタンク60内の減圧又は加圧を行うことができる。
本実施形態では、圧力調整器70として真空エジェクタ70aが用いられている。この真空エジェクタ70aは廃液トレイ25に取り付けられており、真空エジェクタ70aを作動させることにより、エアベントタンク60内を減圧又は加圧することができるようになっている。
この真空エジェクタ70aは、3つのポートを有しており、すなわち、バキュームポート71と、圧空ポート72と、排気ポート73とを有している。そして、圧空ポート72から圧縮されたエア(圧空)を供給し排気ポート73から排出すると、バキュームポート71に負圧を発生させることができるようになっている。
本実施形態では、バキュームポート71にはバキューム配管71aが連結されており、バキュームポート71は、バキューム配管71aを通じてエアベントタンク60と連通されている。すなわち、エアがバキューム配管71aを通じて真空エジェクタ70aとエアベントタンク60とを行き来することができる。
また、圧空ポート72には圧空配管72aが連結されており、圧空ポート72は、圧空配管72aを通じて圧空ポンプ74に連結されている。すなわち、圧空ポンプ74から圧縮されたエア(圧空)が圧空配管72a、圧空ポート72を通じて真空エジェクタ70a内に供給できるようになっている。なおこの圧空ポンプ74は真空エジェクタ70aに供給する圧空の圧力値を制御できるようにしておくことが望ましい。すなわち、エアベントタンク60内を減圧・加圧する際の圧力値は真空エジェクタ70aに供給される圧空の圧力値におおむね比例する。また、圧空配管72aの間に圧力を調整するレギュレータ(不図示)を設置する構成とし、真空エジェクタ70aに供給する圧空の圧力値を制御できるようにしてもよい。
また、排気ポート73には、排気配管73aが連結されている。この排気配管73aには、排気バルブ73bが取り付けられており、排気バルブ73bを開状態にすることにより、真空エジェクタ70a内のエアを排気できるようになっている。したがって、排気バルブ73bを開いた状態で、圧空ポンプ74からエアを供給し排気配管73aから排出することにより、バキューム配管71aに負圧が発生し、エアベントタンク60内を減圧させることができる(減圧器としての真空エジェクタ70a)。また、排気バルブ73bを閉じた状態で、圧空ポンプ74からエアを供給すると真空エジェクタ70a内部で行き場を失ったエアがバキューム配管71aを通じてエアベントタンク60に供給されることにより、エアベントタンク60内を加圧させることができる(加圧器としての真空エジェクタ70a)
なお、この真空エジェクタ70に圧空を供給しない時に、後述する排気バルブ73bを開いておくことにより、エアベントタンク60を大気開放状態に設定することもできる。すなわち、真空エジェクタ70への圧空供給及び排気バルブ73bを適宜制御することで、エアベントタンクの圧力状態を必要に応じて減圧・加圧・大気開放状態のいずれかに、設定することができる。仮にエアベントタンクが大気開放状態に設定することにより、通常のサイフォン効果によるエアベントを実施することもできる。
この真空エジェクタ70aを作動させることによりエアベント処理の補助を行うことができる。すなわち、エアベント処理により塗布液供給孔42から塗布液を供給すると、マニホールド41のエア及びエアを含む塗布液がスリットノズル34a、エア抜き穴44、エアベント孔43から押し出される。その際、真空エジェクタ70aを作動させてエアベントタンク60内を減圧させると、エアベントタンク60内が大気圧である場合に比べてエア抜き穴44及びエアベント孔43からエア及びエアを含む塗布液が排出されやすくなる。すなわち、エア抜き穴44及びエアベント孔43から排出されるエア及びエアを含む塗布液は、エアベント配管53、エア抜き配管52を通じてサイフォン効果によりエアベントタンク60に流れるため、エアベントタンク60内を減圧させることにより、その流れを促進させることができる。すなわち、単位時間当たりのエア及びエアを含む塗布液の量を増大させることができる。よって、真空エジェクタ70aを減圧器として作用させることにより、真空エジェクタ70aを作動させずエアベントタンク60が大気圧である場合に比べて、エアベント処理を早期に終了させることができる。また、真空エジェクタ70aを作動させることによりエアベント処理時に塗布液供給用ポンプ51によってマニホールド41に供給される塗布液の総量に対して、エアベント孔43から排出される塗布液の割合を増やすことができる。すなわち口金部34のマニホールド41に存在するエアを含んだ塗布液が、エアベント配管53から積極的に排出されやすくなるため、ムダに排出される塗布液の量を抑えることができる。
また、この真空エジェクタ70aを作動させることにより、エアベントタンク60に貯留されたエアを含む塗布液に対し気泡除去処理をエアベント処理中に同時に行うことができる。すなわち、エアベント処理が行われると、エアベントタンク60にはエアを含む塗布液(エア混入液)が貯留される。その際、真空エジェクタ70aが減圧器として作動していることにより、エアベントタンク60内が減圧され、大気圧よりも低い圧力に保たれる。そのため、エアベントタンク60に貯留されたエア混入液中のエア(気泡)は、液面まで浮上しやすくなり、浮上した気泡は液面で消滅する。すなわち、エアベントタンク60内が減圧されていることにより、エアベントタンク60内が大気圧である場合に比べて、エア混入液中の気泡(エア)の除去が促進され、エアベント処理中であっても気泡除去処理が同時に行われる。これにより、この気泡除去処理がエアベント処理中に同時に行われることでエアを含んだ塗布液は、エアベントタンク60内に少ない状態の時から脱気処理を行うことができるため、エアベントタンク60に塗布液が一定量、貯蔵されてから減圧・脱気するよりも、効率よく気泡除去処理を行うことができる。
そして、口金部34のマニホールド41内のエアの除去が完了し、エア及びエアを含む塗布液のエアベントタンク60への排出が終了した後であっても、真空エジェクタ70aを作動し続けることにより、エアベントタンク60内のエアを含む塗布液に対する気泡除去処理が継続して行われる。すなわち、エアベントタンク60内のエアを含む塗布液を別の気泡除去装置に移し替えることなく気泡除去処理を行うことができる。したがって、塗布液が大気に触れることによる塗布液の劣化を極力抑えることができ、短時間で塗布液の再生をすることができる。
また、圧力調整器70としての真空エジェクタ70aは、加圧器としても作用させることができる。具体的には、排気配管73aの排気バルブ73bを閉状態にして圧空ポンプ74からエアを供給すると、真空エジェクタ70aから排気配管73aへの流れが防止されるため、圧空ポンプ74からのエアがバキューム配管71aに供給される。すなわち、バキューム配管71aにエアが供給されることにより、エアがエアベントタンク60に流れ、エアベントタンク60内を加圧することができる。なお、その際、配管51aのバルブ51bは閉じられている。
この真空エジェクタ70aを加圧器として作動させることにより、塗布液の脱気処理終了後、すぐにその塗布液を再利用することができる。具体的には、エアベント処理及び脱気処理終了後、エア抜きバルブ52a及びエアベントバルブ53aを閉状態にしてマニホールドとエアベントタンク60との連通を遮断する。そして、排気バルブ73bを閉状態にして圧力ポンプから圧空を供給すると圧空ポンプ74からのエアがバキューム配管71aを通じてエアベントタンク60に流れ、エアベントタンク60内が加圧される。そして、バルブ51bが開状態でエアベントタンク60内が加圧されると、エアベントタンク60内の気泡除去された塗布液が配管51aを通じて塗布液供給用ポンプ51に供給される。すなわち、エアベントタンク60内の塗布液が、大気中に曝されることなく塗布液供給用ポンプ51に供給されマニホールド41に戻されるため、エアベントタンク60内の塗布液を酸化等の劣化させることなく再利用することができる。
なお、廃液トレイ25は、エアベント処理の際にスリットノズル34aから排出された塗布液を受けるためのものである。真空エジェクタ70aは、排気配管73aポートが廃液トレイ25の中央側に向く姿勢で取付けられている。これにより、エアベントタンク60内を減圧するためにバキューム配管71aにエアを含む塗布液が吸引され排気配管73aから排出された場合であっても、エアを含む塗布液が廃液トレイ25に排出されるため塗布装置が設置されたフロアを汚すことを防止することができる。
上記実施形態における塗布装置によれば、前記減圧器によりエアベントタンク60の圧力を減圧させることにより、エアベント孔からエア及びエアを含む塗布液(エア混入液)を排出させる際、エアベントタンク60の圧力が大気圧の場合に比べてエア混入液がエアベント孔43から短時間で排出されやすくなる。そして、エアベントタンク60が減圧されることにより、エアベントタンク60に貯留された塗布液は、大気圧よりも低い圧力状態に曝されるため、塗布液中のエアが、エアベントタンク60が大気圧の場合に比べて排出されやすくなり(脱気しやすくなり)、塗布液のエアを短時間で除去することができる。したがって、エアベント処理を短時間で行うことができるとともに、エアベントタンク60内の塗布液を再利用する場合でも、その塗布液が劣化するのを抑えることができる。
また、上記実施形態では、減圧器及び加圧器の両機能を備える圧力調整器70を用いる例について説明したが、減圧器又は加圧器をそれぞれ別々に設けてもよい。別々に設ける場合には、たとえば、減圧器として真空ポンプを配管を通じてエアベントタンク60に連通させ、加圧器として圧空ポンプ74を配管を通じてエアベントタンク60に連通させることにより構成することができる。
また、上記実施形態では、加圧器のみで脱気後のエアベントタンク60内の塗布液をマニホールド41に戻す例について説明したが、塗布液供給用ポンプ51によってエアベントタンク60から脱気後の塗布液を戻す構成であってもよい。すなわち、バルブ51bを開状態にして塗布液供給用ポンプ51を吸引させることによりエアベントタンク60の塗布液を塗布液供給用ポンプ51内に一時的に貯留し、その後、塗布液供給用ポンプ51を排出動作させることにより、脱気後の塗布液をマニホールド41に戻すことができる。その際、加圧器を使用して塗布液供給用ポンプ51の吸引動作を補助するようにしてもよい。また、脱気後のエアベントタンク60内の塗布液をエアベントタンク60そのものを移動させてマニホールド41に戻す構成にしてもよい。
また、上記実施形態では、共通のエアベントタンク60を用いる例について説明したが、それぞれのエアベント孔43に対してエアベントタンク60を用いるものであってもよい。その場合であっても、エアベント配管53、エア抜き配管52の圧力損失がそれぞれ同じになるようにエアベント配管53及びエア抜き配管52の径及び長さを適宜調節する必要がある。
10 基板
21 ステージ
25 廃液トレイ
30 塗布ユニット
34 口金部
34a スリットノズル
41 マニホールド
42 塗布液供給孔
43 エアベント孔
44 エア抜き穴
53 エアベント配管
60 エアベントタンク
70 圧力調整器
70a 真空エジェクタ

Claims (4)

  1. 塗布液を貯留するマニホールドとスリットノズルとを有する口金部を前記スリットノズルから塗布液を吐出させつつ走査させることにより基板上に塗布膜を形成する塗布装置のエアベントシステムであって、
    前記口金部には、マニホールドに塗布液が供給される塗布液供給孔と、この塗布液供給孔から塗布液を供給することにより前記マニホールドに存在するエアを排出させるエアベント孔とが設けられており、
    前記エアベント孔から排出されるエアを含む塗布液を貯留するエアベントタンクと、
    前記エアベントタンクの圧力を減圧させる減圧器と、
    を備え
    前記エアベントタンクと、前記口金部に塗布液を供給する塗布液供給用ポンプとを連結する配管が設けられ、この配管には、前記エアベントタンクと前記塗布液供給用ポンプとの接続状態を制御するバルブが設けられていることを特徴とするエアベントシステム。
  2. 前記口金部には、エアベント孔が複数個設けられており、各エアベント孔と前記エアベントタンクとが配管で連結されていることにより、それぞれのエアベント孔から排出されるエアを含む塗布液が共通のエアベントタンクに貯留されることを特徴とする請求項1に記載のエアベントシステム。
  3. 前記エアベントタンクの圧力を加圧させる加圧器を備えており、この加圧器が前記エアベントタンク内を加圧することにより、脱気後の前記エアベントタンク内の塗布液を前記口金部のマニホールドに戻すことを特徴とする請求項1又は2に記載のエアベントシステム。
  4. 前記減圧器と前記加圧器とは、共通の圧力調整器であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のエアベントシステム。
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