JP2018008206A - 塗布前処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】塗布工程前の塗布前処理において、塗布器に気泡が発生するのを抑えることができる塗布前処理方法を提供する。【解決手段】送液配管93には、塗布液ポンプ8と塗布器6との連通を切替えるための開閉時で流路容積が変動する送液バルブ3が設けられており、塗布器から塗布液を吐出して塗布膜を形成する塗布工程を行うために、予め送液バルブを閉状態にして塗布液ポンプに塗布液を充填する塗布液充填工程を行った後、送液バルブが閉状態のまま送液配管のうち送液バルブのすぐ上流側に位置する上流側送液配管内を加圧状態に維持する上流側送液配管加圧工程と、上流側送液配管加圧工程後、塗布工程開始前に送液バルブを開状態にすることにより送液バルブの流路容積増加分が上流側送液配管の塗布液で補充される送液バルブ内補充工程と、を有する構成とする塗布前処理方法。【選択図】図2
Description
本発明は、薬液等の塗布液を供給する塗布装置の塗布前処理方法であって、実際に塗布工程を行う前の準備段階における塗布前処理方法に関するものである。
液晶、半導体、有機EL等のエレクトロニクス業界では、基板上に塗布液を塗布することにより薄膜を形成する工程が数多く存在している。特に、カラーフィルタやTFT用アレイ基板では、平面状の塗布膜を形成するため、スリットノズルを有する塗布装置が使用されている。
この塗布装置は、図7に示すように、一方向に延びる塗布器100と、この塗布器100に塗布液を送液する塗布液ポンプ101と、塗布液を貯留する塗布液タンク102とを備えている。そして、塗布液タンク102から所定量の塗布液を塗布液ポンプ101に一時的に貯留させた後、塗布液ポンプ101から塗布器100に送液することで、塗布器100のスリットノズル103から塗布液を吐出させつつ、塗布器100を基板に沿う方向に移動させることにより、均一厚さの塗布膜が形成された塗布基板が形成されるようになっている。
この塗布装置は、塗布器100と塗布液ポンプ101とが送液配管104で連結されおり、この送液配管104には送液バルブ105が設けられている。塗布工程では、送液バルブ105が開状態で塗布液ポンプ101から塗布液が送液されることにより塗布器100から塗布液が吐出される(図7(a))。なお、図7において、白抜きで示される送液バルブ105は開状態を示し、黒色で示される送液バルブ105は閉状態を示している。そして、塗布工程が終了すると、送液バルブ105が閉状態にして塗布器100に供給される塗布液が停止され(図7(b))、次の塗布工程を行うための準備処理(塗布前処理)が行われる。すなわち、送液バルブ105が閉じられた状態で、塗布液タンク102から塗布液ポンプ101に所定量の塗布液が供給される(図7(c))。その後、塗布液ポンプ101を停止させて送液バルブ105を開いた状態にすることにより、次の塗布工程を開始する準備が完了する。この塗布前処理では、塗布器100、塗布液ポンプ101、及び送液配管104内に気泡が発生しないように、これらが塗布液で満たされるように行われる。仮に、気泡が発生すると吐出圧力が不安定になり、塗布開始における応答遅れ等の要因になるためである。
しかし、上記塗布装置の塗布前処理方法では、塗布器100内に気泡が発生するという問題があった。すなわち、送液配管104に設けられる送液バルブ105には、塗布液を定量的に送液するのに適したダイアフラムバルブが用いられている。このダイヤフラムバルブは、図3に示すように、往復動作するピストン軸34に変形しにくい膜状部材35が設けられおり、この膜状部材35がピストン軸34の動きに合わせて往復動し、相手方当接壁部37に当接することで閉状態になり、相手方当接壁部37から離間することで開状態になる。この開閉動作の際、膜状部材35の変形量が極めて小さいことから、所定量の塗布液を精度よく送液することができる。
ところが、塗布前処理において、塗布液タンク102から塗布液ポンプ101に所定量の塗布液が供給された後(図7(c))、塗布液ポンプ101を停止させて送液バルブ105を開いた状態にすると(図7(d))、送液バルブ105を閉じている際には膜状部材35の裏面側に位置していた背面空間が送液バルブ105を開いた状態で流路として現れるため、送液バルブ105の開閉時において流路容積が変動し、流路容積が増加する。これにより、塗布前処理が終了した図7(d)の状態において、送液バルブ105の開状態による容積変動に伴って、塗布器100のスリットノズル103から空気が吸入され、塗布器100内に気泡106が発生するという問題があった。
特に近年では、有機EL、半導体分野において、塗布液の粘度が高粘度化しており、これに伴い、配管径やバルブ容積が大きくなっている。そのため、送液バルブ105の流路容積の変動量が大きくなり、送液バルブ105を開いた際にスリットノズル103から気泡が侵入する問題も顕著になっている。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、塗布工程前の塗布前処理において、塗布器に気泡が発生するのを抑えることができる塗布前処理方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために本発明の塗布前処理方法は、塗布液ポンプから送液配管を通じて塗布器に塗布液を送液することにより塗布器の吐出口から塗布液を吐出する塗布装置の塗布前処理方法において、前記送液配管には、前記塗布液ポンプと前記塗布器との連通を切替えるための開閉時で流路容積が変動する送液バルブが設けられており、前記塗布器から塗布液を吐出して塗布膜を形成する塗布工程を行うために、予め前記送液バルブを閉状態にして前記塗布液ポンプに塗布液を充填する塗布液充填工程を行った後、前記送液バルブが閉状態のまま前記送液配管のうち前記送液バルブのすぐ上流側に位置する上流側送液配管内を加圧状態に維持する上流側送液配管加圧工程と、前記上流側送液配管加圧工程後、塗布工程開始前に前記送液バルブを開状態にすることにより前記送液バルブの流路容積増加分が前記上流側送液配管の塗布液で補充される送液バルブ内補充工程と、を有することを特徴としている。
上記塗布前処理方法によれば、塗布ポンプに塗布液を充填した後、送液バルブを開く前に、送液バルブの上流側に位置する上流側送液配管内を加圧状態にする上流側送液配管加圧工程を有しているため、送液バルブを開いた際に流路容積が増えても、上流側送液配管内に存在していた塗布液が増加した流路容積部分を埋めるように流れ込む。したがって、流路容積増加分に対して、送液バルブよりも下流側に位置する下流側送液配管側(塗布器含む)から塗布液が流れ込むことを抑えることができるため、塗布器のスリットノズルから気泡が侵入するのを抑えることができる。
また、具体的な実施の様態における送液バルブとして、ダイヤフラムバルブを使用することができる。
本発明の塗布前処理方法によれば、塗布工程前の塗布前処理において、塗布器に気泡が発生するのを抑えることができる。
本発明の塗布前処理方法に係る実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態における塗布装置を示す斜視図であり、図2は、塗布装置を概略的な配管径路を示した図である。
図1、図2に示すように、塗布装置1は、供給される薄板状の基板2に薬液やレジスト液等の塗布液(本発明の処理液)を塗布するものである。この塗布装置1は、基台40と、基板2を載置するためのテーブル4と、このテーブル4に対し一定方向に移動可能に構成される塗布ユニット5と、この塗布ユニット5に塗布液を供給する塗布液ポンプ8と、塗布液ポンプ8に塗布液を供給する塗布液タンク8とを備えている。
なお、以下の説明では、塗布ユニット5が移動する方向をX軸方向、これと水平面上で直交する方向をY軸方向、X軸およびY軸方向の双方に直交する方向をZ軸方向とし、図1における手前側を前方、その反対側を後方として説明を進めることとする。
前記基台40は、各構成部材、例えばテーブル4及び塗布ユニット5が所定の姿勢を保つように支持するものである。
前記テーブル4は、搬入された基板2をその表面に載置して保持するものである。具体的には、テーブル4には、その表面に開口する複数の吸引孔が形成されており、これらの吸引孔と真空ポンプとが連通して接続されている。そして、テーブル4の表面に基板2が載置された状態で真空ポンプを作動させることにより、吸引孔に吸引力が発生し基板2がテーブル4の表面側に吸引されて吸着保持されるようになっている。また、テーブル4には、基板2を昇降動作させる基板昇降機構が設けられている。すなわち、テーブル4の表面には複数のピン孔が形成されており、このピン孔にはZ軸方向に昇降動作可能なリフトピンが埋設されている。これにより、テーブル4の表面に基板2を載置した状態でリフトピンを上昇させることにより、リフトピンの先端部分が基板2に当接した状態で、基板2を所定の高さ位置に保持できるようになっている。
前記塗布ユニット5は、テーブル4に載置された基板2に塗布液を塗布するためのものであり、一方向に延び塗布液を吐出する塗布器6と、この塗布器6の両端部分に設けられたユニット支持部30とを有している。
前記ユニット支持部30は、塗布器6を昇降動作可能に支持するとともに、この塗布器6をX軸方向に移動させるためのものであり、走行装置10とこの走行装置10に支持される昇降装置20とを有している。
昇降装置20は、塗布器6を昇降動作させるものであり、Z軸方向に延びるレール21と塗布器6に連結されるスライダ22とを有している。このレール21には、スライダ22がレール21に沿ってスライド自在に取り付けられている。また、スライダ22にはサーボモータ23により駆動されるボールねじ機構が取り付けられており、このサーボモータ23を駆動制御することにより、スライダ22がZ軸方向に移動するとともに、任意の位置で停止できるようになっている。これにより、塗布器6は、Z軸方向への昇降動作が駆動制御され、テーブル4に対して接離可能に動作するようになっている。
走行装置10は、塗布器6をX軸方向に走行させるためのものであり、走行装置本体11とX軸方向に延びるレール13とを有している。この走行装置本体11は、基台40との間に設けられるエアパッド(不図示)によって基台40上に支持されている。そして、走行装置本体11は、その一部がレール13にスライド自在に取り付けられており、走行装置本体11に取り付けられたリニアモータ12を駆動制御することにより、走行装置本体11がX軸方向に移動するようになっている。これにより、塗布器6は、X軸方向に沿って走行することができるようになっている。
このように構成されるユニット支持部30により、塗布器6は、テーブル4の表面に対してZ軸方向に昇降動作できるとともに、テーブル4の表面から所定高さを維持した状態でテーブル4の表面上をX軸方向に沿って走行できるようになっている。
前記塗布器6は、Y軸方向に延びる形状を有する柱状部材であり、テーブル4の表面と対向する対向面には塗布液を吐出するスリットノズル61(図2参照)が形成されている。このスリットノズル61は、テーブル4の表面側に突出し、この突出した部分にはY軸方向に延びる形状のスリットが形成されている。すなわち、このスリットノズル61を通じて塗布器6に供給された塗布液が基板2の表面に吐出されるようになっている。
この塗布器6の上流側には、塗布液を貯留する塗布液タンク8が設けられている。この塗布液タンク8には、所定量の塗布液が貯留されている。そして、塗布液タンク8と塗布液ポンプ8とが配管91によって連結されており、塗布液タンク8内が加圧されることにより塗布液が配管91を通じて塗布液ポンプ8に送液できるようになっている。また、塗布液タンク8には、気泡除去機能(不図示)が設けられており、貯留された塗布液に気泡が混在するのを防止できるようになっている。したがって、塗布液ポンプ8には、気泡が含まれていない塗布液を供給できるようになっている。
また、塗布器6と塗布液タンク8との間には、塗布液ポンプ8が設けられている。この塗布液ポンプ8は、シリンジポンプであり、シリンダ81内でプランジャ82が軸方向に移動することにより、吸引動作、及び、吐出動作が行えるようになっている。すなわち、塗布液ポンプ8は、吸引動作を行うことにより、1枚の基板2に必要な塗布液を一時的に貯留し、吐出動作を行うことにより、塗布器6から塗布液を吐出することができる。
また、塗布液ポンプ8と塗布液タンク8は、配管91で接続されており、この配管91には供給バルブ92が設けられている。吸引動作を行う場合には、供給バルブ92を開いた状態で、プランジャ82を移動させることにより塗布液が配管91内を移動し塗布液タンク8から塗布液ポンプ8に塗布液が供給される。
また、塗布液ポンプ8と塗布器6は、送液配管93で接続されており、送液配管93には送液バルブ3が設けられている。吐出動作を行う場合には、供給バルブ92を閉じた状態で送液バルブ3を開き、プランジャ82を移動させることにより塗布液が送液配管93内を移動し塗布液ポンプ8から塗布器6に塗布液が供給される。
この送液バルブ3は、本実施形態では、ダイヤフラムバルブが用いられている。ダイヤフラムバルブは、図3に示されるように、供給口31と排出口32とを有するバルブ本体33と、バルブ本体33内に設けられるピストン軸34とを有しており、ピストン軸34がバルブ本体33に対して軸方向に移動可能に構成されている。そして、供給口31には、送液配管93の上流側送液配管93aが接続され、排出口32には送液配管93の下流側送液配管93bが接続されている。
また、このピストン軸34には、膜状部材35が設けられており、ピストン軸34の移動に伴って膜状部材35が変位できるように形成されている。すなわち、バルブ本体33内には、供給口31と排出口32とを連通する流路が形成されており、流路途中にピストン軸34の先端が収容される弁室36が設けられている。この弁室36に膜状部材35の外形部分が固定されており、膜状部材35の中央部分とピストン軸34の先端とが連結されている。これにより、ピストン軸34が軸方向に移動すると、膜状部材35が弁室36内で軸方向に変位し、ピストン軸34の先端と対向する当接壁部37に当接及び離間できるようになっている。すなわち、膜状部材35が当接壁部37に当接すると、バルブ本体33の流路が閉塞されることによりダイヤフラムバルブを閉状態にでき、膜状部材35が当接壁部37から離間することにより、バルブ本体33の流路が開通しダイヤフラムバルブを開状態にできるようになっている。したがって、ダイヤフラムバルブを開状態にして塗布液ポンプ8の吐出動作を行うと、塗布液ポンプ8から吐出された塗布液が上流側配管91を通じてダイヤフラムバルブの流路を通過し、下流側配管91を通じて塗布器6のスリットノズル61から吐出される。そして、塗布動作を停止する場合には、塗布液ポンプ8の吐出動作を停止すると共にダイヤフラムバルブを閉状態にしてダイヤフラムバルブの流路を閉塞させることによりスリットノズル61から塗布液が吐出されるのを停止することができる。
次に、この塗布装置1における塗布前処理方法について説明する。
まず、供給バルブ92が閉状態、送液バルブ3が開いた状態で、塗布液ポンプ8から塗布液を送液すると塗布器6のスリットノズル61から塗布液が吐出され塗布装置1の塗布動作が行われる(図4(a)に示す塗布工程)。なお、図4において、黒色で示されたバルブは閉状態を示し、白抜きで示されたバルブは開状態を示している。
塗布工程終了後、又は、塗布装置1の起動直後、次の塗布工程のために、塗布前処理が行われる。すなわち、塗布液充填工程が行われ、塗布液ポンプ8内に塗布液が充填される。具体的には、送液バルブ3が閉じられることによって塗布動作を停止させ(図4(b))、供給バルブ92を開いた状態で、塗布液タンク8を加圧させつつ、塗布液ポンプ8のプランジャ82を移動させることにより、塗布液ポンプ8に次の塗布工程に必要な塗布液を充填させる(図4(c))。
塗布液充填工程が行われた後、上流側送液配管加圧工程が行われる。すなわち、上流側送液配管93a内が加圧状態に維持される。具体的には、送液バルブ3を閉じた状態で塗布液タンク8を加圧する。このとき、塗布液ポンプ8は停止しているため、塗布液タンク8、塗布液ポンプ8、及び、配管91内の塗布液は行き場がなくなり、上流側送液配管93a内が加圧される(図5(a))。
上流側送液配管加圧工程が行われた後、送液バルブ内補充工程が行われる。この送液バルブ内補充工程は、送液バルブ3の流路容積増加分を上流側送液配管93aの塗布液で補充するものである。ここで、送液バルブ3は、閉状態から開状態にすることにより、その流路容積が増加する。すなわち、図3に示すように、送液バルブ3を閉状態から開状態にすることにより、膜状部材35の裏側にある弁室36の空間が流路として現れるため流路容積が増加する。そのため、送液配管93全体が通常圧で送液バルブ3を開状態にすると、流路容積増加分だけ圧力が低下し供給バルブ92が閉じられていることからスリットノズル61から塗布器6に大気が侵入する。しかし、上流側送液配管93a内が加圧された状態で、送液バルブ3を開状態にすると、送液バルブ3の開閉動作に伴う流路容積増加部分に上流側送液配管93a内の塗布液が入り込み、送液バルブ3の流路が塗布液で充填される。したがって、送液バルブ3を閉状態から開状態にすることにより塗布器6から大気が侵入するのを抑えることができる。その後、塗布液タンク8の加圧力が維持されると塗布器6のスリットノズル61から塗布液が吐出されるため、送液バルブ3を開状態にした後、所定時間経過後、供給バルブ92を閉状態にすることにより(図5(b))、スリットノズル61から余分な塗布液が吐出されるのを防止することができる。その後、プライミング処理等、スリットノズル61の清掃などを行って、次の塗布工程が行われる。
このように、本実施形態における処理液供給装置によれば、塗布液ポンプ8に塗布液を充填した後、送液バルブ3を開く前に、送液バルブ3の上流側に位置する上流側送液配管93a内を加圧状態にする上流側送液配管加圧工程を有しているため、送液バルブ3を開いた際に流路容積が増えても、上流側送液配管93a内に存在していた塗布液が増加した流路容積部分を埋めるように流れ込む。したがって、流路容積増加分に対して、送液バルブ3よりも下流側に位置する下流側送液配管93b側(塗布器6含む)から塗布液が流れ込むことを抑えることができるため、塗布器6のスリットノズル61から気泡が侵入するのを抑えることができる。
また、上記実施形態では、上流側送液配管加圧工程で塗布液タンク8を加圧することにより、上流側送液配管93a内を加圧状態にする例について説明したが、塗布液ポンプ8で上流側送液配管93a内を加圧するものであってもよい。すなわち、図6(a)に示すように、塗布液充填工程が行われた後、供給バルブ92、及び、送液バルブ3を閉じた状態で塗布液ポンプ8を作動させて上流側送液配管93a内を加圧状態に維持する。その後、塗布液ポンプ8の吐出動作を継続しつつ、送液バルブ3を開状態にする(図6(b))。これにより、送液バルブ3の流路容積増加部分に上流側送液配管93a内の塗布液が押し出され、流路容積増加部分が上流側送液配管93a内の塗布液で補充される。そして、流路増加部分に塗布液が補充された後、送液ポンプ8の吐出動作を停止させ、次の塗布工程に備える。この構成でも送液バルブ3を閉状態から開状態にすることにより塗布器6から大気が侵入するのを抑えることができる。
また、上記実施形態では、送液バルブ3としてダイヤフラムバルブを用いる例について説明したが、バルブの開閉動作に伴って流路容積が変化するバルブであれば、塗布前処理方法が適用できる。すなわち、ゲートバルブ、グローブバルブであってもよい。
3 送液バルブ
6 塗布器
7 塗布液タンク
8 塗布液ポンプ
93 送液配管
93a 上流側送液配管
6 塗布器
7 塗布液タンク
8 塗布液ポンプ
93 送液配管
93a 上流側送液配管
Claims (2)
- 塗布液ポンプから送液配管を通じて塗布器に塗布液を送液することにより塗布器の吐出口から塗布液を吐出する塗布装置の塗布前処理方法において、
前記送液配管には、前記塗布液ポンプと前記塗布器との連通を切替えるための開閉時で流路容積が変動する送液バルブが設けられており、
前記塗布器から塗布液を吐出して塗布膜を形成する塗布工程を行うために、予め前記送液バルブを閉状態にして前記塗布液ポンプに塗布液を充填する塗布液充填工程を行った後、
前記送液バルブが閉状態のまま前記送液配管のうち前記送液バルブのすぐ上流側に位置する上流側送液配管内を加圧状態に維持する上流側送液配管加圧工程と、
前記上流側送液配管加圧工程後、塗布工程開始前に前記送液バルブを開状態にすることにより前記送液バルブの流路容積増加分が前記上流側送液配管の塗布液で補充される送液バルブ内補充工程と、
を有することを特徴とする塗布前処理方法。 - 前記バルブは、ダイヤフラムバルブであることを特徴とする請求項1に記載の塗布前処理方法。
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