JP6454597B2 - 塗布装置、塗布システム及び塗布方法 - Google Patents

塗布装置、塗布システム及び塗布方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6454597B2
JP6454597B2 JP2015098020A JP2015098020A JP6454597B2 JP 6454597 B2 JP6454597 B2 JP 6454597B2 JP 2015098020 A JP2015098020 A JP 2015098020A JP 2015098020 A JP2015098020 A JP 2015098020A JP 6454597 B2 JP6454597 B2 JP 6454597B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
coating
deaeration
pipe
degassing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015098020A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016209844A (ja
Inventor
高瀬 真治
真治 高瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd filed Critical Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd
Priority to JP2015098020A priority Critical patent/JP6454597B2/ja
Priority to TW105107089A priority patent/TWI672171B/zh
Priority to CN201610305545.2A priority patent/CN106140567B/zh
Publication of JP2016209844A publication Critical patent/JP2016209844A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6454597B2 publication Critical patent/JP6454597B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C9/00Apparatus or plant for applying liquid or other fluent material to surfaces by means not covered by any preceding group, or in which the means of applying the liquid or other fluent material is not important
    • B05C9/08Apparatus or plant for applying liquid or other fluent material to surfaces by means not covered by any preceding group, or in which the means of applying the liquid or other fluent material is not important for applying liquid or other fluent material and performing an auxiliary operation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D19/00Degasification of liquids
    • B01D19/02Foam dispersion or prevention
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C11/00Component parts, details or accessories not specifically provided for in groups B05C1/00 - B05C9/00
    • B05C11/10Storage, supply or control of liquid or other fluent material; Recovery of excess liquid or other fluent material
    • B05C11/1039Recovery of excess liquid or other fluent material; Controlling means therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05DPROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05D1/00Processes for applying liquids or other fluent materials
    • B05D1/40Distributing applied liquids or other fluent materials by members moving relatively to surface

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

本発明は、塗布装置、塗布システム及び塗布方法に関する。
従来、ガラス基板等の被処理基板に被膜等を形成するための塗布液を塗布する塗布装置が知られている。例えば、特許文献1には、ペーストを蓄える貯蔵タンクと、貯蔵タンクからペーストの供給を受け、真空状態にてペーストの脱泡を行う脱泡タンクと、脱泡を終えたペーストを塗工装置に送るシリンジポンプと、を備えた構成が開示されている。
特許文献2には、塗布液貯留タンク内の塗布液をエア抜きセクションを介して塗布液貯留空間に送り込み、ポンプにて塗布液貯留空間の体積を減少させることで塗布液貯留空間の下流側に設けたノズルから塗布液を吐出するようにした塗布装置において、エア抜きセクションとポンプとの間の配管及びポンプとノズルとの間の配管に開閉弁を設け、これら開閉弁間の配管内の空間及びポンプ内の空間を前記塗布液貯留空間とし、この塗布液貯留空間を構成する配管の途中に開閉弁を備える分岐配管を設けてエア抜きタンクにつなげた構成が開示されている。
特開平11−333352号公報 特開2006−43584号公報
しかしながら、特許文献1では、貯蔵タンク内のペーストが脱泡タンク内にすべて供給されると、ペーストの脱泡を終了して真空バルブを閉じ、その後は、貯蔵タンクと共に脱泡タンクも圧送タンクとしての役割を担う構成であるため、塗布処理が完了しないと次の脱泡を行うことができない。
特許文献2では、エア抜きセクションから塗布液貯留空間に塗布液を送り込み、次いで、塗布液貯留空間内の塗布液圧を大気圧若しくは一定圧とした後に、ポンプを駆動して塗布液貯留空間内の体積を減少させて塗布液をノズルから吐出させる構成であるため、塗布処理が完了しないとエア抜きを行うことができない。
これら引用文献1及び2においては、脱気処理を行う際に塗布処理を一旦中止する必要があるため、脱気処理を行いつつ塗布処理を連続して行うことができず、生産効率の面で課題があった。
以上のような事情に鑑み、本発明は、脱気処理を行いつつ塗布処理を連続して行うことができ、生産効率の向上を図ることが可能な塗布装置、塗布システム及び塗布方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る塗布装置は、塗布対象に塗布液を塗布する塗布部と、前記塗布部に前記塗布液を供給する供給部と、前記塗布液の脱気を行う第一の脱気部及び第二の脱気部と、前記第一の脱気部によって前記脱気が行われる間に、前記第二の脱気部から前記塗布部に前記塗布液が供給されるように前記第一の脱気部及び前記第二の脱気部を切り替える切替部と、を備える。
この構成によれば、第一の脱気部及び第二の脱気部を切り替えることによって、脱気を行う経路と、塗布液を供給する経路とを別個独立に分けることができるため、第一の脱気部により脱気処理を行いつつ、第二の脱気部により塗布部に塗布液を供給して塗布処理を行うことができる。そのため、脱気処理を行う際に塗布処理を一旦中止する必要がない。従って、脱気処理を行いつつ塗布処理を連続して行うことができ、生産効率の向上を図ることができる。
上記の塗布装置は、前記塗布液に含まれる異物を除去する除去部を更に備えてもよい。
この構成によれば、塗布部に供給される塗布液を濾過することができるため、異物が除去された塗布液を塗布することができる。
上記の塗布装置において、前記除去部は、前記供給部と前記第一の脱気部及び前記第二の脱気部との間に設けられるフィルターを備えてもよい。
この構成によれば、脱気処理の前に塗布液に含まれる異物を除去することができるため、脱気処理の後に塗布液に気泡が混入する要因を排除することができる。
上記の塗布装置は、前記脱気を真空雰囲気で行う真空ポンプを更に備えてもよい。
この構成によれば、真空雰囲気で脱気処理を行うことができるため、脱気処理中に塗布液にガスが溶け込むことを回避することができる。
上記の塗布装置において、前記切替部は、前記供給部から前記第一の脱気部又は前記第二の脱気部への前記塗布液の供給を切り替える三方弁を備えてもよい。
この構成によれば、三方弁を用いた簡単な構成で、第一の脱気部及び第二の脱気部を切り替えることができる。
上記の塗布装置は、前記塗布液の脱気を行う第三の脱気部及び第四の脱気部を更に備えてもよい。
この構成によれば、第一の脱気部、第二の脱気部、第三の脱気部及び第四の脱気部を切り替え可能となるため、第一の脱気部、第三の脱気部及び第四の脱気部により脱気処理を行いつつ、第二の脱気部により塗布部に塗布液を供給し塗布処理を行うことができる。又、第一の脱気部及び第三の脱気部により脱気処理を行いつつ、第二の脱気部及び第四の脱気部により塗布部に塗布液を供給し塗布処理を行うこともできる。更に、第三の脱気部及び第四の脱気部により脱気処理を行いつつ、第一の脱気部及び第二の脱気部により塗布部に塗布液を供給し塗布処理を行うこともできる。従って、脱気処理及び塗布処理を連続的に安定して行うことができる。
上記の塗布装置において、前記切替部は、前記供給部から前記第一の脱気部又は前記第二の脱気部への前記塗布液の供給を切り替える第一の三方弁と、前記供給部から前記第三の脱気部又は前記第四の脱気部への前記塗布液の供給を切り替える第二の三方弁と、を備えてもよい。
この構成によれば、第一の三方弁及び第二の三方弁を用いた簡単な構成で、第一の脱気部、第二の脱気部、第三の脱気部及び第四の脱気部を切り替えることができる。
上記の塗布装置において、前記供給部は、第一の塗布液を供給する第一の供給部と、第二の塗布液を供給する第二の供給部とを備えてもよい。
この構成によれば、第一の塗布液及び第二の塗布液として互いに異なる種類の塗布液を用いることができるため、脱気処理を行いつつ、塗布対象に異なる種類の塗布液を連続して塗布することができる。又、第一の塗布液及び第二の塗布液として互いに同じ種類の塗布液を用いることによって、一つの供給部のみを備える場合と比較して、塗布処理に用いる塗布液の容量を多く確保することができる。そのため、第一の供給部の塗布液が無くなった場合であっても、第二の供給部の塗布液を供給することができ、脱気処理を行いつつ、塗布対象に同じ種類の塗布液を連続して塗布することができる。
上記の塗布装置において、前記第一の供給部は、前記第一の脱気部又は前記第二の脱気部へ前記第一の塗布液を供給可能とされ、前記第二の供給部は、前記第三の脱気部又は前記第四の脱気部へ前記第二の塗布液を供給可能とされてもよい。
この構成によれば、第一の脱気部により第一の塗布液の脱気処理を行いつつ第二の脱気部により塗布部に第一の塗布液を供給し塗布処理を行うと共に、第三の脱気部により第二の塗布液の脱気処理を行いつつ、第四の脱気部により塗布部に第二の塗布液を供給し塗布処理を行うことができる。従って、脱気処理並びに第一の塗布液及び第二の塗布液の塗布処理を連続的に安定して行うことができる。
上記の塗布装置において、前記塗布部は、前記塗布対象に前記塗布液を吐出するノズルを備えてもよい。
この構成によれば、ノズルを用いた簡単な構成で、脱気処理を行いつつ塗布処理を連続して行うことができる。
上記の塗布装置は、前記塗布部から吐出された前記塗布液を回収する回収部を更に備えてもよい。
この構成によれば、塗布部から吐出された塗布液を回収することができるため、塗布液を再利用することができる。
上記の塗布装置は、前記回収部によって回収された前記塗布液を前記塗布部に供給する循環部を更に備えてもよい。
この構成によれば、回収した塗布液を回収部と塗布部との間で循環させることによって、塗布液の粘度を小さくすることができるため、塗布部への塗布液の送液速度を速くして塗布効率を向上することができると共に、塗布液の粘度の最適化を図ることができる。
上記の塗布装置は、前記供給部、前記第一の脱気部及び前記第二の脱気部を収容する収容部を更に備えてもよい。
この構成によれば、供給部、第一の脱気部及び第二の脱気部を収容部内に集約することができる。又、供給部、第一の脱気部及び第二の脱気部を収容した状態で、脱気を行う経路と、塗布液を供給する経路とを別個独立に分けることができるため、収容部内に供給部、第一の脱気部及び第二の脱気部を配置しつつ収容部内で前記経路の配索を行うことができ、レイアウトの自由度を向上することができる。
上記の塗布装置において、前記収容部には、前記塗布部を載置する載置部が設けられてもよい。
この構成によれば、供給部、第一の脱気部及び第二の脱気部を収容した状態で、載置部に塗布部を載置することができるため、供給部、第一の脱気部及び第二の脱気部の配置場所と、塗布部の配置場所とを分けることができ、塗布部のメンテナンス性を向上することができる。
本発明の一態様に係る塗布システムは、上記の塗布装置と、前記塗布対象を保持する保持部と、前記塗布部を着脱可能に支持する支持部と、を備える。
この構成によれば、上記の塗布装置によって、脱気処理を行いつつ塗布処理を連続して行うことができ、生産効率の向上を図ることができる。又、塗布部が支持部に着脱可能とされるため、塗布部のメンテナンス性を向上することができる。
上記の塗布システムにおいて、前記塗布装置は、前記供給部、前記第一の脱気部及び前記第二の脱気部を収容する収容部を備え、前記収容部には、前記塗布部を載置する載置部が設けられ、前記塗布システムは、前記載置部と前記支持部との間で前記塗布部を移動する移動装置を更に備えてもよい。
この構成によれば、供給部、第一の脱気部及び第二の脱気部を収容部内に集約することができる。又、供給部、第一の脱気部及び第二の脱気部を収容した状態で、脱気を行う経路と、塗布液を供給する経路とを別個独立に分けることができるため、収容部内に供給部、第一の脱気部及び第二の脱気部を配置しつつ収容部内で前記経路の配索を行うことができ、レイアウトの自由度を向上することができる。
又、供給部、第一の脱気部及び第二の脱気部を収容した状態で、載置部に塗布部を載置することができるため、供給部、第一の脱気部及び第二の脱気部の配置場所と、塗布部の配置場所とを分けることができ、塗布部のメンテナンス性を向上することができる。
更に、載置部と支持部との間で塗布部を移動することができるため、載置部への塗布部の載置と、支持部への塗布部の着脱とを容易に行うことができる。
上記の塗布システムにおいて、前記移動装置は、前記塗布部を昇降する昇降部を備えてもよい。
この構成によれば、塗布部を昇降することができるため、支持部の高さ及び載置部の高さが互いに異なる場合であっても、載置部への塗布部の載置と、支持部への塗布部の着脱とを容易に行うことができる。
本発明の一態様に係る塗布方法は、塗布対象に塗布液を塗布する塗布ステップと、前記塗布対象に前記塗布液を塗布する塗布部に前記塗布液を供給する供給ステップと、第一の脱気部及び第二の脱気部によって前記塗布液の脱気を行う脱気ステップと、前記第一の脱気部によって前記脱気が行われる間に、前記第二の脱気部から前記塗布部に前記塗布液が供給されるように前記第一の脱気部及び前記第二の脱気部を切り替える切替ステップと、を含む。
この方法によれば、第一の脱気部及び第二の脱気部を切り替えることによって、脱気を行う経路と、塗布液を供給する経路とを別個独立に分けることができるため、第一の脱気部により脱気処理を行いつつ、第二の脱気部により塗布部に塗布液を供給して塗布処理を行うことができる。そのため、脱気処理を行う際に塗布処理を一旦中止する必要がない。従って、脱気処理を行いつつ塗布処理を連続して行うことができ、生産効率の向上を図ることができる。
上記の塗布方法は、前記塗布部を支持する支持ステップと、 前記塗布部に前記塗布液を供給する供給部と前記第一の脱気部及び前記第二の脱気部とを収容する収容部の載置部に、前記塗布部を載置する載置ステップと、前記載置ステップと前記支持ステップとの間で前記塗布部を移動する移動ステップと、を更に含んでもよい。
この方法によれば、供給部、第一の脱気部及び第二の脱気部を収容した状態で、載置部に塗布部を載置することができるため、供給部、第一の脱気部及び第二の脱気部の配置場所と、塗布部の配置場所とを分けることができ、塗布部のメンテナンス性を向上することができる。
又、載置部と支持部との間で塗布部を移動することができるため、載置部への塗布部の載置と、支持部への塗布部の着脱とを容易に行うことができる。
本発明によれば、脱気処理を行いつつ塗布処理を連続して行うことができ、生産効率の向上を図ることが可能な塗布装置、塗布システム及び塗布方法を提供することができる。
第一実施形態に係る塗布装置の模式図である。 第一実施形態に係る塗布装置の斜視図である。 第一実施形態に係る塗布システムの斜視図である。 第一実施形態に係る塗布方法の切替ステップを説明するための図であり、第一の脱気部で脱気を行いつつ第二の脱気部で塗布液の供給を行う例を示す図である。 第一実施形態に係る塗布方法の切替ステップを説明するための図であり、第二の脱気部で脱気を行いつつ第一の脱気部で塗布液の供給を行う例を示す図である。 第二実施形態に係る塗布装置の模式図である。 第二実施形態に係る塗布装置の斜視図である。 第二実施形態に係る塗布方法の切替ステップを説明するための図であり、第一の脱気部、第三の脱気部及び第四の脱気部で脱気を行いつつ第二の脱気部で塗布液の供給を行う例を示す図である。 第二実施形態に係る塗布方法の切替ステップを説明するための図であり、第一の脱気部及び第三の脱気部で脱気を行いつつ第二の脱気部及び第四の脱気部で塗布液の供給を行う例を示す図である。 第二実施形態に係る塗布方法の切替ステップを説明するための図であり、第三の脱気部及び第四の脱気部で脱気を行いつつ第一の脱気部及び第二の脱気部で塗布液の供給を行う例を示す図である。 第三実施形態に係る塗布装置の模式図である。 第三実施形態に係る塗布装置の斜視図である。 第三実施形態に係る塗布方法の切替ステップを説明するための図であり、第一の脱気部で第一の塗布液の脱気を行うと共に第三の脱気部及び第四の脱気部で第二の塗布液の脱気を行いつつ第二の脱気部で第一の塗布液の供給を行う例を示す図である。 第三実施形態に係る塗布方法の切替ステップを説明するための図であり、第一の脱気部及び第二の脱気部で第一の塗布液の脱気を行うと共に第三の脱気部で第二の塗布液の脱気を行いつつ第四の脱気部で第二の塗布液の供給を行う例を示す図である。 第三実施形態に係る塗布方法の切替ステップを説明するための図であり、第三の脱気部及び第四の脱気部で第二の塗布液の脱気を行いつつ第一の脱気部及び第二の脱気部で第一の塗布液の供給を行う例を示す図である。 第三実施形態に係る塗布方法の切替ステップを説明するための図であり、第一の脱気部及び第二の脱気部で第一の塗布液の脱気を行いつつ第三の脱気部及び第四の脱気部で第二の塗布液の供給を行う例を示す図である。
(第一実施形態)
以下、図面を参照して、本発明の第一実施形態を説明する。
図1は、第一実施形態に係る塗布装置1の模式図である。図2は、第一実施形態に係る塗布装置1の斜視図である。図3は、第一実施形態に係る塗布システム100の斜視図である。
<塗布装置>
図1〜図3に示すように、塗布装置1は、基板70(塗布対象)に被膜等を形成するための塗布液3aを塗布するものである。図1に示すように、塗布装置1は、塗布部2、供給部3、脱気部4、切替部5、除去部6、真空ポンプ7、回収部8、循環部9、圧送ポンプ10、加圧タンク11、吐出ポンプ12、電磁弁13、三方弁14、メンテナンス部16及び制御部15を備える。制御部15は、塗布装置1の構成要素を統括制御する。
塗布部2は、基板70に塗布液3aを吐出するノズル2aを備える。ノズル2aは、長尺状に形成され、内部に塗布液3aを収容可能とされる。例えば、ノズル2aは、ノズル2aの先端(下端)に塗布液3aを吐出するスリット状の吐出口2bを有するスリットノズルを用いる。
供給部3は、塗布部2に供給するための塗布液3aを貯留する貯留タンクを備える。貯留タンクには、窒素ガス等の不活性ガスを導入可能な配管3bが接続される。配管3bは、バルブを介して加圧源(何れも不図示)に接続され、バルブの開閉制御によって、貯留タンク内の圧力が調整される。供給部3は、貯留タンク内の圧力調整によって、所定量の塗布液3aを塗布部2に向けて供給する。
例えば、塗布液3aは、樹脂基板及び層間絶縁膜等を形成するための液状体を用いる。本実施形態において、塗布液3aは、1〜10Pa・s程度の粘度を有するポリイミドを含む液状体を用いる。一般に、液晶表示装置に用いられるTFT及び液晶層等を形成するための液状体は、0.01Pas以下の粘度を有する。従って、ポリイミドを含む液状体は、TFT及び液晶層等を形成するための液状体と比較して高い粘度を有する。尚、塗布液3aとして、ポリイミドを含む液状体以外の液状体、例えばフォトレジスト等の薬液(液体)を用いてもよい。
塗布装置1は、塗布液3aの流路を形成する複数の配管101〜122を備える。上述の通り、塗布液3aは、供給部3から塗布部2に向けて流れる。以下、塗布液3aが流れる方向において、供給部3側を「上流側」、塗布部2側を「下流側」ということがある。
脱気部4は、塗布液3aの脱気を行う二つの脱気部(第一の脱気部41及び第二の脱気部42)を備える。
切替部5は、三つの三方弁5a,5b,5cを備える。
三方弁5aは、配管102側(供給部3)から配管103側(第一の脱気部41)、又は配管104側(第二の脱気部42)への塗布液3aの供給を切り替える。
三方弁5bは、配管108側(第一の脱気部41)、又は配管109側(第二の脱気部42)から配管110側(塗布部2)への塗布液3aの供給を切り替える。
三方弁5cは、配管106側(第一の脱気部41)、又は配管107側(第二の脱気部42)の塗布液3aの脱気を切り替える。
除去部6は、塗布液3aに含まれる異物を除去するためのフィルター6a,6bを備える。例えば、フィルター6a,6bは、テフロン(登録商標)により形成される。
フィルター6aは、供給部3と三方弁5aとの間の流路上に設けられる。尚、フィルター6aは、三方弁5aと第一の脱気部41との間、及び三方弁5aと第二の脱気部42との間に設けられていてもよい。すなわち、フィルター6aは、供給部3と第一の脱気部41及び第二の脱気部42との間に設けられていればよい。
フィルター6bは、循環部9と三方弁14との間の流路上に設けられる。
第一の脱気部41は、上流側から順に、配管101、フィルター6a、配管102、三方弁5a、配管103を介して供給部3に接続される。
第二の脱気部42は、上流側から順に、配管101、フィルター6a、配管102、三方弁5a及び配管104を介して供給部3に接続される。
脱気部4には、塗布液3aの脱気を真空状態で行う真空ポンプ7が接続される。
第一の脱気部41は、真空ポンプ7側から順に、配管105、三方弁5c及び配管106を介して真空ポンプ7に接続される。
第二の脱気部42は、真空ポンプ7側から順に、配管105、三方弁5c及び配管107を介して真空ポンプ7に接続される。
三方弁5cの切替によって、配管106側(第一の脱気部41)、又は配管107側(第二の脱気部42)における塗布液3aの脱気が行われる。
電磁弁13は、脱気部4と塗布部2との間の流路を開閉する複数(例えば本実施形態では四つ)の電磁弁13a〜13dを有する。
第一の脱気部41は、上流側から順に、配管108、三方弁5b、配管110、電磁弁13a及び配管111を介して圧送ポンプ10に接続される。
第二の脱気部42は、上流側から順に、配管109、三方弁5b、配管110、電磁弁13a及び配管111を介して圧送ポンプ10に接続される。
三方弁5bの切替によって、配管108側(第一の脱気部41)、又は配管109側(第二の脱気部42)から配管110側(塗布部2)に向けて塗布液3aが供給される。
塗布部2は、上流側から順に、配管112、電磁弁13b、配管113、加圧タンク11、配管114、三方弁14、配管115、電磁弁13c、配管116、吐出ポンプ12、配管117、電磁弁13d及び配管118を介して圧送ポンプ10に接続される。圧送ポンプ10と塗布部2との間の流路上に加圧タンク11及び吐出ポンプ12が配置されることによって、高粘度の塗布液3aを用いた場合であっても、塗布部2に向けて塗布液3aをスムーズに流すことができる。
尚、加圧タンク11は、不図示のバルブ及び配管3bを介して供給部3の貯留タンクに接続されてもよい。これにより、バルブの開閉制御によって、貯留タンク内の圧力が調整される。又、加圧タンク11を吐出ポンプ12及び供給部3で共用することで、供給部3用の加圧源を別個に設ける場合と比較して、部品点数を削減することができ、装置構成の簡素化を図ることができる。
メンテナンス部16は、ノズル2aの先端を洗浄したり、ノズル2aの吐出口から塗布液3aを予備的に吐出したりすることで、ノズル先端のコンディションを整えるノズル先端管理部16aを備える。ノズル先端管理部16aは、ノズル2aから排出された塗布液3a、及びノズル2aの洗浄に用いられた洗浄液等を収容する廃液収容部を備える。
尚、メンテナンス部16は、ノズル2aの先端が乾燥しないように先端をディップさせるディップ部と、ノズル2aを交換する場合及びノズル2aに供給する塗布液3aを交換する場合にノズル2a内に保持された塗布液3aを排出する排出部と、を有するノズル待機部を備えてもよい。
ノズル先端管理部16aは、配管119、回収部8、配管120、循環部9、配管121、フィルター6b及び配管122を介して三方弁14に接続される。
回収部8は、塗布部2から吐出された塗布液3aを回収する。本実施形態において、回収部8は、塗布部2から吐出された塗布液3aのうち再利用する分を回収する。尚、塗布部2から吐出された塗布液3aのうち再利用しない分は、不図示の廃液貯留部に貯留される。例えば、廃液貯留部は、配管119から分岐する配管にバルブ(何れも不図示)を介して接続される。
循環部9は、回収部8によって回収された塗布液3aを塗布部2に供給する。例えば、三方弁14の配管114側を「閉」、配管122側を「開」、配管115側を「開」とし、配管122と配管115とを連通させる。又、電磁弁13c及び電磁弁13dを「開」とする。これにより、回収した塗布液3aは、配管120、循環部9、配管121、フィルター6b、配管122、三方弁14、配管115、電磁弁13c、配管116、吐出ポンプ12、配管117、電磁弁13b及び配管118を通過して塗布部2に供給される。そして、塗布部2から吐出された塗布液3aは、ノズル先端管理部16a、配管119を介して回収部8に回収される。このようにして、回収した塗布液3aは、閉じられた流路内で回収部8と塗布部2との間で循環される。
図2に示すように、塗布装置1は、供給部3、フィルター6a、第一の脱気部41及び第二の脱気部42を収容する収容部20を更に備える。収容部20は、直方体の箱状をなす。収容部20内には、塗布装置1の構成要素をつなぐ複数の配管(例えば、供給部3、フィルター6a、第一の脱気部41及び第二の脱気部42をつなぐ配管101,102,103,104,108,109,110等)が引き回される。便宜上、図2では図示を省略するが、収容部20内には、真空ポンプ7、三方弁5a,5b,5c及びこれらをつなぐ配管105,106,107等も収容される。
収容部20には、塗布部2を載置する平面視長方形状の載置部20a(天板)が設けられる。載置部20aには、載置部20aの長手方向の長さと略同じ長さを有する直方体状をなす土台21が設けられる。土台21の中央部には、塗布部2及び吐出ポンプ12を保持する矩形板状の板部材22が着脱可能に設けられる。例えば、板部材22は、不図示のビス等によって土台21に着脱可能に取り付けられる。
載置部20aにおいて土台21の側方には、加圧タンク11が配置される。加圧タンク11の上流側につながる配管113等は、載置部20aに形成される不図示の開口を通って収容部20内に収容される。便宜上、図2においては、加圧タンク11の下流側につながる配管114、吐出ポンプ12、配管117等を図示し、三方弁114、配管115、電磁弁13c等の図示を省略する。
<塗布システム>
図3に示すように、塗布システム100は、塗布装置1、保持部71、支持部72及び移動装置60を備える。
保持部71は、第一搬送アーム71a及び第二搬送アーム71bを備える。第一搬送アーム71a及び第二搬送アーム71bは、矩形板状の基板70の一辺に沿う方向に延びる直方体状をなし、基板70を挟んで互いに対向するように配置される。例えば、第一搬送アーム71a及び第二搬送アーム71bの間には、基板70を搬送するための複数のローラ(不図示)が設けられる。尚、第一搬送アーム71a及び第二搬送アーム71bの間に、基板70を浮上させて搬送する不図示の浮上搬送部が設けられてもよい。又、第一搬送アーム71a及び第二搬送アーム71bの間に、基板70を載置する不図示のステージを設け、基板70を載置したステージを搬送してもよい。
支持部72は、第一支持部72a、第二支持部72b及び連結部72cを備える。
第一支持部72aは、第一搬送アーム71aの厚みと略同じ厚みを有する直方体状をなし、第一搬送アーム71aに沿って移動可能に第一搬送アーム71aに取り付けられる。
第二支持部72bは、第二搬送アーム71bの厚みと略同じ厚みを有する直方体状をなし、第二搬送アーム71bに沿って移動可能に第二搬送アーム71bに取り付けられる。
連結部72cは、第一支持部72aと第二支持部72bとの間を渡すように第一搬送アーム71a及び第二搬送アーム71bの長手方向と直交する方向に延びる直方体状をなし、第一支持部72aと第二支持部72bとを連結する。連結部72cの中央部には、塗布部2及び吐出ポンプ12を保持する矩形板状の板部材22が着脱可能に支持される。例えば、板部材22は、不図示のビス等によって連結部72cに着脱可能に取り付けられる。
移動装置60は、アーム部61、昇降部62、車輪支持部63及び車輪64を備える。
アーム部61は、第一アーム部61a、第二アーム部61b及び連結板61cを備える。第一アーム部61a及び第二アーム部61bは、互いに平行に延びる角柱状をなし、板部材22を下方から支持可能に間隔を空けて配置される。連結板61cは、第一アーム部61aと第二アーム部61bとの間を渡すように第一アーム部61a及び第二アーム部61bの長手方向と直交する方向に延びる長方形の板状をなし、第一アーム部61aと第二アーム部61bとを連結する。
昇降部62は、上下に延びる直方体状をなし、アーム部61の連結板61cを昇降可能に支持する。例えば、昇降部62は、昇降部62の長手方向に沿って設けられるガイドレールと、ガイドレールに沿ってアーム部61を上下に移動(昇降)させる駆動機構(何れも不図示)と、を備える。
車輪支持部63は、第一支持部63a、第二支持部63b及び第三支持部63cを備える。第一支持部63a及び第二支持部63bは、互いに平行に延びる角柱状をなし、第一アーム部61a及び第二アーム部61bの離反間隔よりも車輪64の幅分だけ小さい間隔を空けて配置される。第一支持部63a及び第二支持部63bには、車輪64が一つずつ回転自在に取り付けられる。
第三支持部63cは、第一支持部63aと第二支持部63bとの間を渡すように第一支持部63a及び第二支持部63bの長手方向と直交する方向に延びる角柱状をなし、第一支持部63aと第二支持部63bとを連結する。第三支持部63cの中央部には、昇降部62の下端部が固定される。第三支持部63cにおいて昇降部62の下端部の側方には、二つの車輪64が回転自在に取り付けられる。
例えば、移動装置60は、遠隔操作によって、塗布装置1と支持部72との間を移動可能とされる。又、移動装置60の昇降部62は、塗布装置1の載置部20aと支持部72の連結部72cとの間で、塗布部2を昇降可能とされる。そのため、移動装置60の遠隔操作によって、塗布装置1の載置部20aと支持部72の連結部72cとの間で塗布部2を移動することができる。
尚、移動装置60に不図示の操縦席を設け、作業者が操縦席に座りながら移動装置60を操作することによって、塗布装置1の載置部20aと支持部72の連結部72cとの間で塗布部2を移動してもよい。又、作業者が手動で移動装置60を操作することによって、塗布装置1の載置部20aと支持部72の連結部72cとの間で塗布部2を移動してもよい。
<塗布方法>
次に、本実施形態に係る塗布方法を説明する。本実施形態では、上記の塗布装置1又は塗布システム100を用いて基板70に塗布液3aを塗布する。塗布装置1、塗布システム100の各部で行われる動作は、制御部15によって制御される。
本実施形態に係る塗布方法は、塗布ステップ、供給ステップ、脱気ステップ及び切替ステップを含む。
塗布ステップにおいて、塗布部2は、基板70に塗布液3aを塗布する。
供給ステップにおいて、供給部3は、塗布部2に塗布液3aを供給する。
脱気ステップにおいて、第一の脱気部41及び第二の脱気部42は、塗布液3aの脱気を行う。
切替ステップにおいて、切替部5は、第一の脱気部41によって脱気が行われる間に、第二の脱気部42から塗布部2に塗布液3aが供給されるように第一の脱気部41及び第二の脱気部42を切り替える。
図4は、第一実施形態に係る塗布方法の切替ステップを説明するための図であり、第一の脱気部41で脱気を行いつつ第二の脱気部42で塗布液3aの供給を行う例を示す図である。
図4に示すように、切替ステップにおいて、制御部15は、三方弁5aの配管102側を「開」、配管103側を「閉」、配管104側を「開」とし、配管102と配管104とを連通させる。
これにより、供給部3からの塗布液3aは、配管101、フィルター6a、配管102、三方弁5a及び配管104を通過して第二の脱気部42に供給される。このとき、三方弁5aの配管103側は閉じられているため、第一の脱気部41には塗布液3aは供給されない。
切替ステップにおいて、制御部15は、三方弁5bの配管108側を「閉」、配管109側を「開」、配管110側を「開」とし、配管109と配管110とを連通させる。
又、制御部15は、電磁弁13a〜13dを「開」とすると共に、三方弁14の配管114側を「開」、配管115側を「開」、配管122側を「閉」とし、配管110、配管111、配管112、配管113、配管114、配管115、配管116、配管117及び配管118を連通させる。
これにより、第二の脱気部42に供給された塗布液3aは、配管109、三方弁5b、配管110、電磁弁13a、配管111、圧送ポンプ10、配管112、電磁弁13b、配管113、加圧タンク11、配管114、三方弁14、配管115、電磁弁13c、配管116、吐出ポンプ12、配管117、電磁弁13d及び配管118を通過して塗布部2に供給される。
このとき、三方弁5bの配管108側は閉じられているため、第一の脱気部41には塗布液3aは供給されない。
切替ステップにおいて、制御部15は、三方弁5cの105側を「開」、配管106側を「開」、配管107側を「閉」とし、配管105と配管106とを連通させる。
これにより、真空ポンプ7を駆動すると、第一の脱気部41における塗布液3aの脱気が行われる。このとき、三方弁5cの配管107側は閉じられているため、第二の脱気部42における塗布液3aの脱気は行われない。
このように、第一の脱気部41及び第二の脱気部42を切り替えることにより、閉じられた流路内で第一の脱気部41によって脱気が行われる間に、第二の脱気部42から塗布部2に塗布液3aが供給される。
図5は、第一実施形態に係る塗布方法の切替ステップを説明するための図であり、第二の脱気部42で脱気を行いつつ第一の脱気部41で塗布液3aの供給を行う例を示す図である。
図5に示すように、切替ステップにおいて、制御部15は、三方弁5aの配管102側を「開」、配管103側を「開」、配管104側を「閉」とし、配管102と配管103とを連通させる。
これにより、供給部3からの塗布液3aは、配管101、フィルター6a、配管102、三方弁5a及び配管103を通過して第一の脱気部41に供給される。このとき、三方弁5aの配管104側は閉じられているため、第二の脱気部42には塗布液3aは供給されない。
切替ステップにおいて、制御部15は、三方弁5bの配管108側を「開」、配管109側を「閉」、配管110側を「開」とし、配管108と配管110とを連通させる。
又、制御部15は、電磁弁13a〜13dを「開」とすると共に、三方弁14の配管114側を「開」、配管115側を「開」、配管122側を「閉」とし、配管110、配管111、配管112、配管113、配管114、配管115、配管116、配管117及び配管118を連通させる。
これにより、第一の脱気部41に供給された塗布液3aは、配管108、三方弁5b、配管110、電磁弁13a、配管111、圧送ポンプ10、配管112、電磁弁13b、配管113、加圧タンク11、配管114、三方弁14、配管115、電磁弁13c、配管116、吐出ポンプ12、配管117、電磁弁13d及び配管118を通過して塗布部2に供給される。
このとき、三方弁5bの配管109側は閉じられているため、第二の脱気部42には塗布液3aは供給されない。
切替ステップにおいて、制御部15は、三方弁5cの105側を「開」、配管106側を「閉」、配管107側を「開」とし、配管105と配管107とを連通させる。
これにより、真空ポンプ7を駆動すると、第一の脱気部42における塗布液3aの脱気が行われる。このとき、三方弁5cの配管106側は閉じられているため、第一の脱気部41における塗布液3aの脱気は行われない。
このように、第一の脱気部41及び第二の脱気部42を切り替えることにより、閉じられた流路内で第二の脱気部42によって脱気が行われる間に、第一の脱気部41から塗布部2に塗布液3aが供給される。
次に、上記の移動装置60を用いて塗布装置1の載置部20aと支持部72の連結部72cとの間で塗布部2を移動する方法を説明する。図3においては、二つの塗布装置1を図示し、一方の塗布装置1を駆動状態とし、他方の塗布装置1を待機状態とする。
ここで、駆動状態とは、基板70に塗布液3aを塗布している状態を意味する。待機状態とは、基板70に塗布液3aを塗布していない状態、すなわち、塗布部2が載置部20aに載置されている状態を意味する。
本実施形態に係る塗布方法は、支持ステップ、載置ステップ及び移動ステップを更に含む。
支持ステップにおいて、支持部72は、塗布部2を支持する。例えば、塗布部2及び吐出ポンプ12を保持した板部材22(以下「塗布ユニット」という。)を、不図示のビス等によって支持部72の連結部72cに着脱可能に取り付ける。
載置ステップにおいて、収容部20の載置部20aに塗布部2を載置する。例えば、塗布ユニットを、不図示のビス等によって載置部20aの土台21に着脱可能に取り付ける。
移動ステップにおいて、載置ステップと支持ステップとの間で塗布部2を移動する。例えば、載置部20aの手前に移動装置60を移動した後、塗布ユニットを土台21から取り外し、その後、アーム部61によって塗布ユニットを下方から支持する。その後、アーム部61で塗布ユニットを支持した状態で、移動装置60を支持部72に向けて移動する。支持部72の手前に移動装置60を移動した後、塗布ユニットを支持部72の連結部72cに取り付ける。
尚、移動装置60の昇降部62を駆動することによって、塗布装置1の載置部20aの手前、又は支持部72の連結部72cの手前で、塗布ユニットを昇降してもよい。
これらのステップを経て、塗布装置1の載置部20aと支持部72の連結部72cとの間で塗布部2を移動することができる。
以上のように、本実施形態によれば、第一の脱気部41及び第二の脱気部42を切り替えることによって、脱気を行う経路と、塗布液3aを供給する経路とを別個独立に分けることができるため、第一の脱気部41により脱気処理を行いつつ、第二の脱気部42により塗布部2に塗布液3aを供給して塗布処理を行うことができる。そのため、脱気処理を行う際に塗布処理を一旦中止する必要がない。従って、脱気処理を行いつつ塗布処理を連続して行うことができ、生産効率の向上を図ることができる。
又、塗布装置1は、塗布液3aに含まれる異物を除去する除去部6を更に備えることで、塗布部2に供給される塗布液3aを濾過することができるため、異物が除去された塗布液3aを塗布することができる。
又、除去部6は、供給部3と第一の脱気部41及び第二の脱気部42との間に設けられるフィルター6aを備えることで、脱気処理の前に塗布液3aに含まれる異物を除去することができるため、脱気処理の後に塗布液3aに気泡が混入する要因を排除することができる。
又、塗布装置1は、脱気を真空雰囲気で行う真空ポンプ7を更に備えることで、真空雰囲気で脱気処理を行うことができるため、脱気処理中に塗布液3aにガスが溶け込むことを回避することができる。
又、切替部5は、供給部3から第一の脱気部41又は第二の脱気部42への塗布液3aの供給を切り替える三方弁5a,5b,5cを備えることで、三方弁5a,5b,5cを用いた簡単な構成で、第一の脱気部41及び第二の脱気部42を切り替えることができる。
又、塗布部2は、基板70に塗布液3aを吐出するノズル2aを備えることで、ノズル2aを用いた簡単な構成で、脱気処理を行いつつ塗布処理を連続して行うことができる。
又、塗布装置1は、塗布部2から吐出された塗布液3aを回収する回収部8を更に備えることで、塗布部2から吐出された塗布液3aを回収することができるため、塗布液3aを再利用することができる。
又、塗布装置1は、回収部8によって回収された塗布液3aを塗布部2に供給する循環部9を更に備えることで、回収した塗布液3aを回収部8と塗布部2との間で循環させることによって、塗布液3aの粘度を小さくすることができるため、塗布部2への塗布液3aの送液速度を速くして塗布効率を向上することができると共に、塗布液3aの粘度の最適化を図ることができる。塗布液3aの粘度の最適化を図ることによって、高粘度の塗布液3aを用いた場合であっても、塗布部2に向けて塗布液3aをスムーズに流すことができる。
又、塗布装置1は、供給部3、第一の脱気部41及び第二の脱気部42を収容する収容部20を更に備えることで、供給部3、第一の脱気部41及び第二の脱気部42を収容部20内に集約することができる。又、供給部3、第一の脱気部41及び第二の脱気部42を収容した状態で、脱気を行う経路と、塗布液3aを供給する経路とを別個独立に分けることができるため、収容部20内に供給部3、第一の脱気部41及び第二の脱気部42を配置しつつ収容部20内で前記経路の配索を行うことができ、レイアウトの自由度を向上することができる。
又、収容部20には、塗布部2を載置する載置部20aが設けられることで、供給部3、第一の脱気部41及び第二の脱気部42を収容した状態で、載置部20aに塗布部2を載置することができるため、供給部3、第一の脱気部41及び第二の脱気部42の配置場所と、塗布部2の配置場所とを分けることができ、塗布部2のメンテナンス性を向上することができる。
又、塗布システム100は、上記の塗布装置1と、基板70を保持する保持部71と、塗布部2を着脱可能に支持する支持部72と、を備えることで、上記の塗布装置1によって、脱気処理を行いつつ塗布処理を連続して行うことができ、生産効率の向上を図ることができる。又、塗布部2が支持部72に着脱可能とされるため、塗布部2のメンテナンス性を向上することができる。
又、塗布システム100は、載置部20aと支持部72との間で塗布部2を移動する移動装置60を更に備えることで、載置部20aと支持部72との間で塗布部2を移動することができるため、載置部20aへの塗布部2の載置と、支持部72への塗布部2の着脱とを容易に行うことができる。
又、移動装置60は、塗布部2を昇降する昇降部62を備えることで、塗布部2を昇降することができるため、支持部72の高さ及び載置部20aの高さが互いに異なる場合であっても、載置部20aへの塗布部2の載置と、支持部72への塗布部2の着脱とを容易に行うことができる。
(第二実施形態)
次に、本発明の第二実施形態について、図6〜図10を用いて説明する。
図6は、第二実施形態に係る塗布装置201の模式図である。図7は、第二実施形態に係る塗布装置201の斜視図である。
第二実施形態では、第一実施形態に対して、第三の脱気部43及び第四の脱気部44を更に備える点で特に異なる。図6及び図7において、第一実施形態と同様の構成には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
<塗布装置>
図6に示すように、本実施形態に係る塗布装置201は、脱気部204及び切替部205を備える。
脱気部204は、塗布液3aの脱気を行う四つの脱気部(第一の脱気部41、第二の脱気部42、第三の脱気部43及び第四の脱気部44)を備える。
切替部205は、三方弁5a,5b,5cと、第一の三方弁51と、第二の三方弁52とを備える。
三方弁5aは、配管102側(供給部3)から配管103側(第一の脱気部41又は第二の脱気部42)、又は配管104側(第三の脱気部43又は第四の脱気部44)への塗布液3aの供給を切り替える。
三方弁5bは、配管108側(第一の脱気部41又は第二の脱気部42)、又は配管109側(第三の脱気部43又は第四の脱気部44)から配管110側(塗布部2)への塗布液3aの供給を切り替える。
三方弁5cは、配管106側(第一の脱気部41又は第二の脱気部42)、又は配管107側(第三の脱気部43又は第四の脱気部44)の塗布液3aの脱気を切り替える。
第一の三方弁51は、第一の三方弁51a,51b,51cを備える。
第一の三方弁51aは、配管103側(供給部3)から配管103a側(第一の脱気部41)、又は配管103b側(第二の脱気部42)への塗布液3aの供給を切り替える。
第一の三方弁51bは、配管108a側(第一の脱気部41)、又は配管108b側(第二の脱気部42)から配管108側(塗布部2)への塗布液3aの供給を切り替える。
第一の三方弁51cは、配管106a側(第一の脱気部41)、又は配管106b側(第二の脱気部42)の塗布液3aの脱気を切り替える。
第二の三方弁52は、第二の三方弁52a,52b,52cを備える。
第二の三方弁52aは、配管104側(供給部3)から配管104a側(第三の脱気部43)、又は配管104b側(第四の脱気部44)への塗布液3aの供給を切り替える。
第二の三方弁52bは、配管109a側(第三の脱気部43)、又は配管109b側(第四の脱気部44)から配管109側(塗布部2)への塗布液3aの供給を切り替える。
第二の三方弁52cは、配管107a側(第三の脱気部43)、又は配管107b側(第四の脱気部44)の塗布液3aの脱気を切り替える。
第一の脱気部41は、上流側から順に、配管101、フィルター6a、配管102、三方弁5a、配管103、第一の三方弁51a及び配管103aを介して供給部3に接続される。
第二の脱気部42は、上流側から順に、配管101、フィルター6a、配管102、三方弁5a、配管103、第一の三方弁51a及び配管103bを介して供給部3に接続される。
第三の脱気部43は、上流側から順に、配管101、フィルター6a、配管102、三方弁5a、配管104、第二の三方弁52a及び配管104aを介して供給部3に接続される。
第四の脱気部44は、上流側から順に、配管101、フィルター6a、配管102、三方弁5a、配管104、第二の三方弁52a及び配管104bを介して供給部3に接続される。
脱気部204には、塗布液3aの脱気を真空状態で行う真空ポンプ7が接続される。
第一の脱気部41は、真空ポンプ7側から順に、配管105、三方弁5c、配管106、第一の三方弁51c及び配管106aを介して真空ポンプ7に接続される。
第二の脱気部42は、真空ポンプ7側から順に、配管105、三方弁5c、配管106、第一の三方弁51c及び配管106bを介して真空ポンプ7に接続される。
第三の脱気部43は、真空ポンプ7側から順に、配管105、三方弁5c、配管107、第二の三方弁52c及び配管107aを介して真空ポンプ7に接続される。
第四の脱気部44は、真空ポンプ7側から順に、配管105、三方弁5c、配管107、第二の三方弁52c及び配管107bを介して真空ポンプ7に接続される。
三方弁5cの切替によって、配管106側(第一の脱気部41又は第二の脱気部42)、又は配管107側(第三の脱気部43又は第四の脱気部44)における塗布液3aの脱気が行われる。
第一の脱気部41は、上流側から順に、配管108a、第一の三方弁51b、配管108、三方弁5b、配管110、電磁弁13a及び配管111を介して圧送ポンプ10に接続される。
第二の脱気部42は、上流側から順に、配管108b、第一の三方弁51b、配管108、三方弁5b、配管110、電磁弁13a及び配管111を介して圧送ポンプ10に接続される。
第三の脱気部43は、上流側から順に、配管109a、第二の三方弁52b、配管109、三方弁5b、配管110、電磁弁13a及び配管111を介して圧送ポンプ10に接続される。
第四の脱気部44は、上流側から順に、配管109b、第二の三方弁52b、配管109、三方弁5b、配管110、電磁弁13a及び配管111を介して圧送ポンプ10に接続される。
三方弁5bの切替によって、配管108側(第一の脱気部41又は第二の脱気部42)、又は配管109側(第三の脱気部43又は第四の脱気部44)から配管110側(塗布部2)に向けて塗布液3aが供給される。
図7に示すように、収容部20内には、塗布装置201の構成要素をつなぐ複数の配管(例えば、供給部3、フィルター6a、第一の脱気部41、第二の脱気部42、第三の脱気部43及び第四の脱気部44をつなぐ配管101,102,103,103a,103b,104,104a,104b,108,108a,108b,109,109a,109b,110等)が引き回される。便宜上、図7では図示を省略するが、収容部20内には、真空ポンプ7、三方弁5a,5b,5c、第一の三方弁51a,51b,51c、第二の三方弁52a,52b,52c及びこれらをつなぐ配管105,106,106a,106b,107,107a,107b等も収容される。
<塗布方法>
次に、本実施形態に係る塗布方法を説明する。本実施形態では、上記の塗布装置201を用いて基板70に塗布液3aを塗布する。塗布装置201の各部で行われる動作は、制御部15によって制御される。尚、本実施形態に係る塗布方法において、第一実施形態と同様の方法については、その詳細な説明を省略する。
図8は、第二実施形態に係る塗布方法の切替ステップを説明するための図であり、第一の脱気部41、第三の脱気部43及び第四の脱気部44で脱気を行いつつ第二の脱気部42で塗布液3aの供給を行う例を示す図である。
図8に示すように、切替ステップにおいて、制御部15は、三方弁5aの配管102側を「開」、配管103側を「開」、配管104側を「閉」とし、配管102と配管103とを連通させる。
又、制御部15は、第一の三方弁51aの配管103側を「開」、配管103a側を「閉」、配管103b側を「開」とし、配管103と配管103bとを連通させる。
これにより、供給部3からの塗布液3aは、配管101、フィルター6a、配管102、三方弁5a、配管103、第一の三方弁51a及び配管103bを通過して第二の脱気部42に供給される。
このとき、三方弁5aの配管104側は閉じられているため、第三の脱気部43及び第四の脱気部44には塗布液3aは供給されない。又、第一の三方弁51aの配管103a側は閉じられているため、第一の脱気部41にも塗布液3aは供給されない。
切替ステップにおいて、制御部15は、第一の三方弁51bの配管108a側を「閉」、配管108b側を「開」、配管108側を「開」とし、配管108bと配管108とを連通させる。
又、制御部15は、三方弁5bの配管108側を「開」、配管109側を「閉」、配管110側を「開」とし、配管108と配管110とを連通させる。
又、制御部15は、電磁弁13a〜13dを「開」とすると共に、三方弁14の配管114側を「開」、配管115側を「開」、配管122側を「閉」とし、配管110〜118を連通させる。
これにより、第二の脱気部42に供給された塗布液3aは、配管108b、第一の三方弁51b、配管108、三方弁5b、配管110、電磁弁13a、配管111、圧送ポンプ10等を通過して塗布部2に供給される。
このとき、第一の三方弁51bの配管108a側は閉じられているため、第一の脱気部41には塗布液3aは供給されない。又、三方弁5bの配管109側は閉じられているため、第三の脱気部43及び第四の脱気部44には塗布液3aは供給されない。
切替ステップにおいて、制御部15は、三方弁5cの105側を「開」、配管106側を「開」、配管107側を「開」とし、配管105、配管106及び配管107を連通させる。
又、制御部15は、第一の三方弁51cの配管106側を「開」、配管106a側を「開」、配管106b側を「閉」とし、配管106と配管106aとを連通させる。
又、制御部15は、第二の三方弁52cの配管107側を「開」、配管107a側を「開」、配管107b側を「開」とし、配管107、配管107a及び配管107bを連通させる。
これにより、真空ポンプ7を駆動すると、第一の脱気部41、第三の脱気部43及び第四の脱気部44における塗布液3aの脱気が行われる。
このとき、第一の三方弁51cの配管106b側は閉じられているため、第二の脱気部42における塗布液3aの脱気は行われない。
このように、第一の脱気部41、第二の脱気部42、第三の脱気部43及び第四の脱気部44を切り替えることにより、閉じられた流路内で第一の脱気部41、第三の脱気部43及び第四の脱気部44によって脱気が行われる間に、第二の脱気部42から塗布部2に塗布液3aが供給される。
図9は、第二実施形態に係る塗布方法の切替ステップを説明するための図であり、第一の脱気部41及び第三の脱気部43で脱気を行いつつ第二の脱気部42及び第四の脱気部44で塗布液3aの供給を行う例を示す図である。
図9に示すように、切替ステップにおいて、制御部15は、三方弁5aの配管102側を「開」、配管103側を「開」、配管104側を「開」とし、配管102、配管103及び配管104を連通させる。
又、制御部15は、第一の三方弁51aの配管103側を「開」、配管103a側を「閉」、配管103b側を「開」とし、配管103と配管103bとを連通させる。
又、制御部15は、第二の三方弁52aの配管104側を「開」、104a側を「閉」、配管104b側を「開」とし、配管104と配管104bとを連通させる。
これにより、供給部3からの塗布液3aは、配管101、フィルター6a、配管102、三方弁5a、配管103、第一の三方弁51a及び配管103bを通過して第二の脱気部42に供給される。又、供給部3からの塗布液3aは、配管101、フィルター6a、配管102、三方弁5a、配管104、第二の三方弁52a及び配管104bを通過して第四の脱気部44に供給される。
このとき、第一の三方弁51aの配管103a側は閉じられているため、第一の脱気部41には塗布液3aは供給されない。又、第二の三方弁52aの配管104a側は閉じられているため、第三の脱気部43にも塗布液3aは供給されない。
切替ステップにおいて、制御部15は、第一の三方弁51bの配管108a側を「閉」、配管108b側を「開」、配管108側を「開」とし、配管108bと配管108とを連通させる。
又、制御部15は、第二の三方弁52bの配管109a側を「閉」、配管109b側を「開」、配管109側を「開」とし、配管109bと配管109とを連通させる。
又、制御部15は、三方弁5bの配管108側を「開」、配管109側を「開」、配管110側を「開」とし、配管108、配管109及び配管110を連通させる。
又、制御部15は、電磁弁13a〜13dを「開」とすると共に、三方弁14の配管114側を「開」、配管115側を「開」、配管122側を「閉」とし、配管110〜118を連通させる。
これにより、第二の脱気部42に供給された塗布液3aは、配管108b、第一の三方弁51b、配管108、三方弁5b、配管110、電磁弁13a、配管111、圧送ポンプ10等を通過して塗布部2に供給される。
又、第四の脱気部44に供給された塗布液3aは、配管109b、第二の三方弁52b、配管109、三方弁5b、配管110、電磁弁13a、配管111、圧送ポンプ10等を通過して塗布部2に供給される。
このとき、第一の三方弁51bの配管108a側は閉じられているため、第一の脱気部41には塗布液3aは供給されない。又、第二の三方弁52bの配管109a側は閉じられているため、第三の脱気部43にも塗布液3aは供給されない。
切替ステップにおいて、制御部15は、三方弁5cの105側を「開」、配管106側を「開」、配管107側を「開」とし、配管105、配管106及び配管107を連通させる。
又、制御部15は、第一の三方弁51cの配管106側を「開」、配管106a側を「開」、配管106b側を「閉」とし、配管106と配管106aとを連通させる。
又、制御部15は、第二の三方弁52cの配管107側を「開」、配管107a側を「開」、配管107b側を「閉」とし、配管107と配管107aとを連通させる。
これにより、真空ポンプ7を駆動すると、第一の脱気部41及び第三の脱気部43における塗布液3aの脱気が行われる。
このとき、第一の三方弁51cの配管106b側は閉じられているため、第二の脱気部42における塗布液3aの脱気は行われない。又、第二の三方弁52cの配管107b側は閉じられているため、第四の脱気部44における塗布液3aの脱気も行われない。
このように、第一の脱気部41、第二の脱気部42、第三の脱気部43及び第四の脱気部44を切り替えることにより、閉じられた流路内で第一の脱気部41及び第三の脱気部43によって脱気が行われる間に、第二の脱気部42及び第四の脱気部44から塗布部2に塗布液3aが供給される。
図10は、第二実施形態に係る塗布方法の切替ステップを説明するための図であり、第三の脱気部43及び第四の脱気部44で脱気を行いつつ第一の脱気部41及び第二の脱気部42で塗布液3aの供給を行う例を示す図である。
図10に示すように、切替ステップにおいて、制御部15は、三方弁5aの配管102側を「開」、配管103側を「開」、配管104側を「閉」とし、配管102と配管103とを連通させる。
又、制御部15は、第一の三方弁51aの配管103側を「開」、配管103a側を「開」、配管103b側を「開」とし、配管103、配管103a及び配管103bを連通させる。
これにより、供給部3からの塗布液3aは、配管101、フィルター6a、配管102、三方弁5a、配管103、第一の三方弁51a及び配管103aを通過して第一の脱気部41に供給される。
又、供給部3からの塗布液3aは、配管101、フィルター6a、配管102、三方弁5a、配管103、第一の三方弁51a及び配管103bを通過して第二の脱気部42に供給される。
このとき、三方弁5aの配管104側は閉じられているため、第三の脱気部43及び第四の脱気部44には塗布液3aは供給されない。
切替ステップにおいて、制御部15は、第一の三方弁51bの配管108a側を「開」、配管108b側を「開」、配管108側を「開」とし、配管108a、配管108b及び配管108を連通させる。
又、制御部15は、三方弁5bの配管108側を「開」、配管109側を「閉」、配管110側を「開」とし、配管108と配管110とを連通させる。
又、制御部15は、電磁弁13a〜13dを「開」とすると共に、三方弁14の配管114側を「開」、配管115側を「開」、配管122側を「閉」とし、配管110〜118を連通させる。
これにより、第一の脱気部41に供給された塗布液3aは、配管108a、第一の三方弁51b、配管108、三方弁5b、配管110、電磁弁13a、配管111、圧送ポンプ10等を通過して塗布部2に供給される。
又、第二の脱気部42に供給された塗布液3aは、配管108b、第一の三方弁51b、配管108、三方弁5b、配管110、電磁弁13a、配管111、圧送ポンプ10等を通過して塗布部2に供給される。
このとき、三方弁5bの配管109側は閉じられているため、第三の脱気部43及び第四の脱気部44には塗布液3aは供給されない。
切替ステップにおいて、制御部15は、三方弁5cの105側を「開」、配管106側を「閉」、配管107側を「開」とし、配管105と配管107とを連通させる。
又、制御部15は、第二の三方弁52cの配管107側を「開」、配管107a側を「開」、配管107b側を「開」とし、配管107、配管107a及び配管107bを連通させる。
これにより、真空ポンプ7を駆動すると、第三の脱気部43及び第四の脱気部44の塗布液3aの脱気が行われる。
このとき、三方弁5cの配管106側は閉じられているため、第一の脱気部41及び第二の脱気部42における塗布液3aの脱気は行われない。
このように、第一の脱気部41、第二の脱気部42、第三の脱気部43及び第四の脱気部44を切り替えることにより、閉じられた流路内で第三の脱気部43及び第四の脱気部44によって脱気が行われる間に、第一の脱気部41及び第二の脱気部42から塗布部2に塗布液3aが供給される。
以上のように、本実施形態によれば、塗布液3aの脱気を行う第三の脱気部43及び第四の脱気部44を更に備えることで、第一の脱気部41、第二の脱気部42、第三の脱気部43及び第四の脱気部44を切り替え可能となるため、第一の脱気部41、第三の脱気部43及び第四の脱気部44により脱気処理を行いつつ、第二の脱気部42により塗布部2に塗布液3aを供給し塗布処理を行うことができる。又、第一の脱気部41及び第三の脱気部43により脱気処理を行いつつ、第二の脱気部42及び第四の脱気部44により塗布部2に塗布液3aを供給し塗布処理を行うこともできる。更に、第三の脱気部及び第四の脱気部により脱気処理を行いつつ、第一の脱気部41及び第二の脱気部42により塗布部2に塗布液3aを供給し塗布処理を行うこともできる。従って、脱気処理及び塗布処理を連続的に安定して行うことができる。
又、切替部205は、供給部3から第一の脱気部41又は第二の脱気部42への塗布液3aの供給を切り替える第一の三方弁51と、供給部3から第三の脱気部43又は第四の脱気部44への塗布液3aの供給を切り替える第二の三方弁52と、を備えることで、第一の三方弁51及び第二の三方弁52を用いた簡単な構成で、第一の脱気部41、第二の脱気部42、第三の脱気部43及び第四の脱気部44を切り替えることができる。
(第三実施形態)
次に、本発明の第三実施形態について、図11〜図16を用いて説明する。
図11は、第三実施形態に係る塗布装置301の模式図である。図12は、第三実施形態に係る塗布装置301の斜視図である。
第三実施形態では、第二実施形態に対して、供給部303が第一の供給部31及び第二の供給部32を備える点で特に異なる。図11及び図12において、第二実施形態と同様の構成には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
<塗布装置>
図11に示すように、本実施形態に係る塗布装置301は、供給部303、切替部305及び除去部306を備える。
供給部303は、第一の供給部31及び第二の供給部32を備える。
第一の供給部31は、塗布部2に供給するための第一の塗布液31aを貯留する貯留タンクを備える。貯留タンクには、窒素ガス等の不活性ガスを導入可能な配管31bが接続される。配管31bは、バルブを介して加圧源(何れも不図示)に接続され、バルブの開閉制御によって、貯留タンク内の圧力が調整される。第一の供給部31は、貯留タンク内の圧力調整によって、所定量の第一の塗布液31aを塗布部2に向けて供給する。第一の供給部31は、第一の脱気部41又は第二の脱気部42へ第一の塗布液31aを供給可能とされる。
第二の供給部32は、塗布部2に供給するための第二の塗布液32aを貯留する貯留タンクを備える。貯留タンクには、窒素ガス等の不活性ガスを導入可能な配管32bが接続される。配管32bは、バルブを介して加圧源(何れも不図示)に接続され、バルブの開閉制御によって、貯留タンク内の圧力が調整される。第二の供給部32は、貯留タンク内の圧力調整によって、所定量の第二の塗布液32aを塗布部2に向けて供給する。第二の供給部32は、第三の脱気部43又は第四の脱気部44へ第二の塗布液32aを供給可能とされる。
例えば、第一の塗布液31a及び第二の塗布液32aは、樹脂基板及び層間絶縁膜等を形成するための液状体を用いる。本実施形態においては、第一の塗布液31a及び第二の塗布液32aとして互いに異なる種類の塗布液を用いる。尚、第一の塗布液31a及び第二の塗布液32aとして互いに同じ種類の塗布液を用いてもよい。
塗布装置301は、第一の塗布液31a及び第二の塗布液32aの流路を形成する複数の配管101a,101b,102a,102b等を備える。上述の通り、第一の塗布液31aは、第一の供給部31から塗布部2に向けて流れ、第二の塗布液32aは、第二の供給部32から塗布部2に向けて流れる。以下、第一の塗布液31a及び第二の塗布液32aが流れる方向において、第一の供給部31及び第二の供給部32側を「上流側」、塗布部2側を「下流側」ということがある。
切替部305は、三方弁5b,5cと、第一の三方弁51と、第二の三方弁52とを備える。本実施形態の切替部305は、三方弁5aを備えていない。
第一の三方弁51は、第一の三方弁51a,51b,51cを備える。
第一の三方弁51aは、配管102a側(第一の供給部31)から配管103a側(第一の脱気部41)、又は配管103b側(第二の脱気部42)への第一の塗布液31aの供給を切り替える。
第一の三方弁51bは、配管108a側(第一の脱気部41)、又は配管108b側(第二の脱気部42)から配管108側(塗布部2)への第一の塗布液31aの供給を切り替える。
第一の三方弁51cは、配管106a側(第一の脱気部41)、又は配管106b側(第二の脱気部42)の第一の塗布液31aの脱気を切り替える。
第二の三方弁52は、第二の三方弁52a,52b,52cを備える。
第二の三方弁52aは、配管102b側(第二の供給部32)から配管104a側(第三の脱気部43)、又は配管104b側(第四の脱気部44)への第二の塗布液32aの供給を切り替える。
第二の三方弁52bは、配管109a側(第三の脱気部43)、又は配管109b側(第四の脱気部44)から配管109側(塗布部2)への第二の塗布液32aの供給を切り替える。
第二の三方弁52cは、配管107a側(第三の脱気部43)、又は配管107b側(第四の脱気部44)の第二の塗布液32aの脱気を切り替える。
除去部306は、第一のフィルター306a及び第二のフィルター306bを備える。
第一のフィルター306aは、第一の塗布液31aに含まれる異物を除去するためのものであり、第一の供給部31と第一の三方弁51aとの間の流路上に設けられる。
第二のフィルター306bは、第二の塗布液32aに含まれる異物を除去するためのものであり、第二の供給部32と第二の三方弁52aとの間の流路上に設けられる。
第一の脱気部41は、上流側から順に、配管101a、第一のフィルター306a、配管102a、第一の三方弁51a及び配管103aを介して第一の供給部31に接続される。
第二の脱気部42は、上流側から順に、配管101a、第一のフィルター306a、配管102a、第一の三方弁51a及び配管103bを介して第一の供給部31に接続される。
第三の脱気部43は、上流側から順に、配管101b、第二のフィルター306b、配管102b、第二の三方弁52a及び配管104aを介して第二の供給部32に接続される。
第四の脱気部44は、上流側から順に、配管101b、第二のフィルター306b、配管102b、第二の三方弁52a及び配管104bを介して第二の供給部32に接続される。
脱気部204には、第一の塗布液31a及び第二の塗布液32aの脱気を真空状態で行う真空ポンプ7が接続される。
三方弁5cの切替によって、配管106側(第一の脱気部41又は第二の脱気部42)における第一の塗布液31a、又は配管107側(第三の脱気部43又は第四の脱気部44)における第二の塗布液32aの脱気が行われる。
三方弁5bの切替によって、配管108側(第一の脱気部41又は第二の脱気部42)の第一の塗布液31a、又は配管109側(第三の脱気部43又は第四の脱気部44)の第二の塗布液32aが配管110側(塗布部2)に向けて供給される。
図12に示すように、収容部20内には、塗布装置301の構成要素をつなぐ複数の配管(例えば、第一の供給部31、第二の供給部32、第一のフィルター306a、第二のフィルター306b、第一の脱気部41、第二の脱気部42、第三の脱気部43及び第四の脱気部44をつなぐ配管101a,101b,102a,102b,103a,103b,104a,104b,108,108a,108b,109,109a,109b,110等)が引き回される。便宜上、図12では図示を省略するが、収容部20内には、真空ポンプ7、三方弁5b,5c、第一の三方弁51a,51b,51c、第二の三方弁52a,52b,52c及びこれらをつなぐ配管105,106,106a,106b,107,107a,107b等も収容される。
<塗布方法>
次に、本実施形態に係る塗布方法を説明する。本実施形態では、上記の塗布装置301を用いて基板70に第一の塗布液31a及び第二の塗布液32aを塗布する。塗布装置301の各部で行われる動作は、制御部15によって制御される。尚、本実施形態に係る塗布方法において、第一実施形態と同様の方法については、その詳細な説明を省略する。
図13は、第三実施形態に係る塗布方法の切替ステップを説明するための図であり、第一の脱気部41で第一の塗布液31aの脱気を行うと共に第三の脱気部43及び第四の脱気部44で第二の塗布液32aの脱気を行いつつ第二の脱気部42で第一の塗布液31aの供給を行う例を示す図である。
図13に示すように、切替ステップにおいて、制御部15は、第一の三方弁51aの配管102a側を「開」、配管103a側を「閉」、配管103b側を「開」とし、配管102aと配管103bとを連通させる。
これにより、第一の供給部31からの第一の塗布液31aは、配管101a、第一のフィルター306a、配管102a、第一の三方弁51a及び配管103bを通過して第二の脱気部42に供給される。
このとき、第一の三方弁51aの配管103a側は閉じられているため、第一の脱気部41には塗布液3aは供給されない。
切替ステップにおいて、制御部15は、第一の三方弁51bの配管108a側を「閉」、配管108b側を「開」、配管108側を「開」とし、配管108bと配管108とを連通させる。
又、制御部15は、三方弁5bの配管108側を「開」、配管109側を「閉」、配管110側を「開」とし、配管108と配管110とを連通させる。
又、制御部15は、電磁弁13a〜13dを「開」とすると共に、三方弁14の配管114側を「開」、配管115側を「開」、配管122側を「閉」とし、配管110〜118を連通させる。
これにより、第二の脱気部42に供給された第一の塗布液31aは、配管108b、第一の三方弁51b、配管108、三方弁5b、配管110、電磁弁13a、配管111、圧送ポンプ10等を通過して塗布部2に供給される。
このとき、第一の三方弁51bの配管108a側は閉じられているため、第一の脱気部41には第一の塗布液31aは供給されない。又、三方弁5bの配管109側は閉じられているため、第三の脱気部43及び第四の脱気部44にも第一の塗布液31aは供給されない。
切替ステップにおいて、制御部15は、三方弁5cの105側を「開」、配管106側を「開」、配管107側を「開」とし、配管105、配管106及び配管107を連通させる。
又、制御部15は、第一の三方弁51cの配管106側を「開」、配管106a側を「開」、配管106b側を「閉」とし、配管106と配管106aとを連通させる。
又、制御部15は、第二の三方弁52cの配管107側を「開」、配管107a側を「開」、配管107b側を「開」とし、配管107、配管107a及び配管107bを連通させる。
これにより、真空ポンプ7を駆動すると、第一の脱気部41における第一の塗布液31aの脱気と共に、第三の脱気部43及び第四の脱気部44における第二の塗布液32aの脱気が行われる。
このとき、第一の三方弁51cの配管106b側は閉じられているため、第二の脱気部42における第一の塗布液31aの脱気は行われない。
このように、第一の脱気部41、第二の脱気部42、第三の脱気部43及び第四の脱気部44を切り替えることにより、閉じられた流路内で第一の脱気部41によって第一の塗布液31aの脱気が行われると共に第三の脱気部43及び第四の脱気部44によって第二の塗布液32aの脱気が行われる間に、第二の脱気部42から塗布部2に第一の塗布液31aが供給される。
図14は、第三実施形態に係る塗布方法の切替ステップを説明するための図であり、第一の脱気部41及び第二の脱気部42で第一の塗布液31aの脱気を行うと共に第三の脱気部43で第二の塗布液32aの脱気を行いつつ第四の脱気部44で第二の塗布液32aの供給を行う例を示す図である。
図14に示すように、切替ステップにおいて、制御部15は、第二の三方弁52aの配管102b側を「開」、104a側を「閉」、配管104b側を「開」とし、配管102bと配管104bとを連通させる。
これにより、第二の供給部32からの第二の塗布液32aは、配管101b、第二のフィルター306b、配管102b、第二の三方弁52a及び配管104bを通過して第四の脱気部44に供給される。
このとき、第二の三方弁52aの配管104a側は閉じられているため、第三の脱気部43には第二の塗布液32aは供給されない。
切替ステップにおいて、制御部15は、第二の三方弁52bの配管109a側を「閉」、配管109b側を「開」、配管109側を「開」とし、配管109bと配管109とを連通させる。
又、制御部15は、三方弁5bの配管108側を「閉」、配管109側を「開」、配管110側を「開」とし、配管109と配管110とを連通させる。
又、制御部15は、電磁弁13a〜13dを「開」とすると共に、三方弁14の配管114側を「開」、配管115側を「開」、配管122側を「閉」とし、配管110〜118を連通させる。
これにより、第四の脱気部44に供給された第二の塗布液32aは、配管109b、第二の三方弁52b、配管109、三方弁5b、配管110、電磁弁13a、配管111、圧送ポンプ10等を通過して塗布部2に供給される。
このとき、三方弁5bの配管108側は閉じられているため、第一の脱気部41及び第二の脱気部42には第二の塗布液32aは供給されない。又、第二の三方弁52bの配管109a側は閉じられているため、第三の脱気部43には第二の塗布液32aは供給されない。
切替ステップにおいて、制御部15は、三方弁5cの105側を「開」、配管106側を「開」、配管107側を「開」とし、配管105、配管106及び配管107を連通させる。
又、制御部15は、第一の三方弁51cの配管106側を「開」、配管106a側を「開」、配管106b側を「開」とし、配管106、配管106a及び配管106bを連通させる。
又、制御部15は、第二の三方弁52cの配管107側を「開」、配管107a側を「開」、配管107b側を「閉」とし、配管107と配管107aとを連通させる。
これにより、真空ポンプ7を駆動すると、第一の脱気部41及び第二の脱気部42における第一の塗布液31aの脱気が行われると共に、第三の脱気部43における第二の塗布液32aの脱気が行われる。
このとき、第二の三方弁52cの配管107b側は閉じられているため、第四の脱気部44における第二の塗布液32aの脱気は行われない。
このように、第一の脱気部41、第二の脱気部42、第三の脱気部43及び第四の脱気部44を切り替えることにより、閉じられた流路内で第一の脱気部41及び第二の脱気部42によって第一の塗布液31aの脱気が行われると共に第三の脱気部43によって第二の塗布液32aの脱気が行われる間に、第四の脱気部44から塗布部2に第二の塗布液32aが供給される。
図15は、第三実施形態に係る塗布方法の切替ステップを説明するための図であり、第三の脱気部43及び第四の脱気部44で第二の塗布液32aの脱気を行いつつ第一の脱気部41及び第二の脱気部42で第一の塗布液31aの供給を行う例を示す図である。
図15に示すように、切替ステップにおいて、制御部15は、第一の三方弁51aの配管102a側を「開」、配管103a側を「開」、配管103b側を「開」とし、配管102a、配管103a及び配管103bを連通させる。
これにより、第一の供給部31からの第一の塗布液31aは、配管101a、第一のフィルター306a、配管102a、第一の三方弁51a及び配管103aを通過して第一の脱気部41に供給される。
又、第一の供給部31からの第一の塗布液31aは、配管101a、第一のフィルター306a、配管102a、第一の三方弁51a及び配管103bを通過して第二の脱気部42に供給される。
切替ステップにおいて、制御部15は、第一の三方弁51bの配管108a側を「開」、配管108b側を「開」、配管108側を「開」とし、配管108a、配管108b及び配管108を連通させる。
又、制御部15は、三方弁5bの配管108側を「開」、配管109側を「閉」、配管110側を「開」とし、配管108と配管110とを連通させる。
又、制御部15は、電磁弁13a〜13dを「開」とすると共に、三方弁14の配管114側を「開」、配管115側を「開」、配管122側を「閉」とし、配管110〜118を連通させる。
これにより、第一の脱気部41に供給された第一の塗布液31aは、配管108a、第一の三方弁51b、配管108、三方弁5b、配管110、電磁弁13a、配管111、圧送ポンプ10等を通過して塗布部2に供給される。
又、第二の脱気部42に供給された第一の塗布液31aは、配管108b、第一の三方弁51b、配管108、三方弁5b、配管110、電磁弁13a、配管111、圧送ポンプ10等を通過して塗布部2に供給される。
このとき、三方弁5bの配管109側は閉じられているため、第三の脱気部43及び第四の脱気部44には第一の塗布液31aは供給されない。
切替ステップにおいて、制御部15は、三方弁5cの105側を「開」、配管106側を「閉」、配管107側を「開」とし、配管105と配管107とを連通させる。
又、制御部15は、第二の三方弁52cの配管107側を「開」、配管107a側を「開」、配管107b側を「開」とし、配管107、配管107a及び配管107bを連通させる。
これにより、真空ポンプ7を駆動すると、第三の脱気部43及び第四の脱気部44における第二の塗布液32aの脱気が行われる。
このとき、三方弁5cの配管106側は閉じられているため、第一の脱気部41及び第二の脱気部42における第一の塗布液31aの脱気は行われない。
このように、第一の脱気部41、第二の脱気部42、第三の脱気部43及び第四の脱気部44を切り替えることにより、閉じられた流路内で第三の脱気部43及び第四の脱気部44によって第二の塗布液32aの脱気が行われる間に、第一の脱気部41及び第二の脱気部42から塗布部2に第一の塗布液31aが供給される。
図16は、第三実施形態に係る塗布方法の切替ステップを説明するための図であり、第一の脱気部41及び第二の脱気部42で第一の塗布液31aの脱気を行いつつ第三の脱気部43及び第四の脱気部44で第二の塗布液32aの供給を行う例を示す図である。
図16に示すように、切替ステップにおいて、制御部15は、第二の三方弁52aの配管102b側を「開」、配管104a側を「開」、配管104b側を「開」とし、配管102b、配管104a及び配管104bを連通させる。
これにより、第二の供給部32からの第二の塗布液32aは、配管101b、第二のフィルター306b、配管102b、第二の三方弁52a及び配管104aを通過して第三の脱気部43に供給される。
又、第二の供給部32からの第二の塗布液32aは、配管101b、第二のフィルター306b、配管102b、第二の三方弁52a及び配管104bを通過して第四の脱気部44に供給される。
切替ステップにおいて、制御部15は、第二の三方弁52bの配管109a側を「開」、配管109b側を「開」、配管109側を「開」とし、配管109a、配管109b及び配管109を連通させる。
又、制御部15は、三方弁5bの配管108側を「閉」、配管109側を「開」、配管110側を「開」とし、配管109と配管110とを連通させる。
又、制御部15は、電磁弁13a〜13dを「開」とすると共に、三方弁14の配管114側を「開」、配管115側を「開」、配管122側を「閉」とし、配管110〜118を連通させる。
これにより、第三の脱気部43に供給された第二の塗布液32aは、配管109a、第二の三方弁52b、配管109、三方弁5b、配管110、電磁弁13a、配管111、圧送ポンプ10等を通過して塗布部2に供給される。
又、第四の脱気部44に供給された第二の塗布液32aは、配管109b、第二の三方弁52b、配管109、三方弁5b、配管110、電磁弁13a、配管111、圧送ポンプ10等を通過して塗布部2に供給される。
このとき、三方弁5bの配管108側は閉じられているため、第一の脱気部41及び第二の脱気部42には第二の塗布液32aは供給されない。
切替ステップにおいて、制御部15は、三方弁5cの105側を「開」、配管106側を「開」、配管107側を「閉」とし、配管105と配管106とを連通させる。
又、制御部15は、第一の三方弁51cの配管106側を「開」、配管106a側を「開」、配管106b側を「開」とし、配管106、配管106a及び配管106bを連通させる。
これにより、真空ポンプ7を駆動すると、第一の脱気部41及び第二の脱気部42における第一の塗布液31aの脱気が行われる。
このとき、三方弁5cの配管107側は閉じられているため、第三の脱気部43及び第四の脱気部44における第二の塗布液32aの脱気は行われない。
このように、第一の脱気部41、第二の脱気部42、第三の脱気部43及び第四の脱気部44を切り替えることにより、閉じられた流路内で第一の脱気部41及び第二の脱気部42によって第一の塗布液31aの脱気が行われる間に、第三の脱気部43及び第四の脱気部44から塗布部2に第二の塗布液32aが供給される。
以上のように、本実施形態によれば、供給部303は、第一の塗布液31aを供給する第一の供給部31と、第二の塗布液32aを供給する第二の供給部32とを備えることで、第一の塗布液31a及び第二の塗布液32aとして互いに異なる種類の塗布液を用いることができるため、脱気処理を行いつつ、基板70に異なる種類の塗布液を連続して塗布することができる。又、第一の塗布液31a及び第二の塗布液32aとして互いに同じ種類の塗布液を用いることによって、一つの供給部のみを備える場合と比較して、塗布処理に用いる塗布液の容量を多く確保することができる。そのため、第一の供給部31の塗布液が無くなった場合であっても、第二の供給部32の塗布液を供給することができ、脱気処理を行いつつ、基板70に同じ種類の塗布液を連続して塗布することができる。
又、第一の供給部31は、第一の脱気部41又は第二の脱気部42へ第一の塗布液31aを供給可能とされ、第二の供給部32は、第三の脱気部43又は第四の脱気部44へ第二の塗布液32aを供給可能とされることで、第一の脱気部41により第一の塗布液31aの脱気処理を行いつつ第二の脱気部42により塗布部2に第一の塗布液31aを供給し塗布処理を行うと共に、第三の脱気部43により第二の塗布液32aの脱気処理を行いつつ第四の脱気部44により塗布部2に第二の塗布液32aを供給し塗布処理を行うことができる。従って、脱気処理並びに第一の塗布液31a及び第二の塗布液32aの塗布処理を連続的に安定して行うことができる。
尚、上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、塗布部2として、スリット型のノズル2aを用いたが、これに限られることは無く、中央滴下型の塗布部を用いても構わないし、インクジェット型の塗布部を用いても構わない。また、基板70上に配置される液状体をスキージなどを用いて拡散させて塗布する構成であっても構わない。
又、上記実施形態においては、脱気部として二つ又は四つの脱気部を用いたが、これに限られることなく、六つ以上の複数の脱気部を用いても構わない。ただし、三方弁を用いた簡単な構成で脱気部の切替を行う観点からは、二つ又は四つの脱気部を用いることが好ましい。
尚、上記において実施形態又はその変形例として記載した各構成要素は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜組み合わせることができるし、また、組み合わされた複数の構成要素のうち一部の構成要素を適宜用いないようにすることもできる。
1,201,301…塗布装置 2…塗布部、2a…ノズル、3,303…供給部、5…切替部、5a,5b,5c…三方弁、6,306…除去部、6a…フィルター、7…真空ポンプ、8…回収部、9…循環部、20…収容部、20a…載置部、31…第一の供給部、32…第二の供給部、41…第一の脱気部、42…第二の脱気部、43…第三の脱気部、44…第四の脱気部、51…第一の三方弁、52…第二の三方弁、60…移動装置、62…昇降部、70…基板(塗布対象)、71…保持部、72…支持部、100…塗布システム

Claims (19)

  1. 塗布対象に塗布液を塗布する塗布部と、
    前記塗布部に前記塗布液を供給する供給部と、
    前記塗布液の脱気を行う第一の脱気部及び第二の脱気部と、
    前記第一の脱気部によって前記脱気が行われる間に、前記第二の脱気部から前記塗布部に前記塗布液が供給されるように前記第一の脱気部及び前記第二の脱気部を切り替える切替部と、
    を備え
    前記塗布部は、上流側から順に、加圧タンク、吐出ポンプを介して圧送ポンプに接続される塗布装置。
  2. 前記塗布液に含まれる異物を除去する除去部を更に備える
    請求項1に記載の塗布装置。
  3. 前記除去部は、前記供給部と前記第一の脱気部及び前記第二の脱気部との間に設けられるフィルターを備える
    請求項2に記載の塗布装置。
  4. 前記脱気を真空雰囲気で行う真空ポンプを更に備える
    請求項1〜3の何れか一項に記載の塗布装置。
  5. 前記切替部は、前記供給部から前記第一の脱気部又は前記第二の脱気部への前記塗布液の供給を切り替える三方弁を備える
    請求項1〜4の何れか一項に記載の塗布装置。
  6. 前記塗布液の脱気を行う第三の脱気部及び第四の脱気部を更に備える
    請求項1〜5の何れか一項に記載の塗布装置。
  7. 前記切替部は、
    前記供給部から前記第一の脱気部又は前記第二の脱気部への前記塗布液の供給を切り替える第一の三方弁と、
    前記供給部から前記第三の脱気部又は前記第四の脱気部への前記塗布液の供給を切り替える第二の三方弁と、を備える
    請求項6に記載の塗布装置。
  8. 前記供給部は、第一の塗布液を供給する第一の供給部と、第二の塗布液を供給する第二の供給部とを備える
    請求項7に記載の塗布装置。
  9. 前記第一の供給部は、前記第一の脱気部又は前記第二の脱気部へ前記第一の塗布液を供給可能とされ、
    前記第二の供給部は、前記第三の脱気部又は前記第四の脱気部へ前記第二の塗布液を供給可能とされる
    請求項8に記載の塗布装置。
  10. 前記塗布部は、前記塗布対象に前記塗布液を吐出するノズルを備える
    請求項1〜9の何れか一項に記載の塗布装置。
  11. 前記塗布部から吐出された前記塗布液を回収する回収部を更に備える
    請求項1〜10の何れか一項に記載の塗布装置。
  12. 前記回収部によって回収された前記塗布液を前記塗布部に供給する循環部を更に備える
    請求項11に記載の塗布装置。
  13. 前記供給部及び前記第一の脱気部及び前記第二の脱気部を収容する収容部を更に備える
    請求項1〜12の何れか一項に記載の塗布装置。
  14. 前記収容部には、前記塗布部を載置する載置部が設けられる
    請求項13に記載の塗布装置。
  15. 請求項1〜14の何れか一項に記載の塗布装置と、
    前記塗布対象を保持する保持部と、
    前記塗布部を着脱可能に支持する支持部と、
    を備える塗布システム。
  16. 前記塗布装置は、前記供給部、前記第一の脱気部及び前記第二の脱気部を収容する収容部を備え、
    前記収容部には、前記塗布部を載置する載置部が設けられ、
    前記塗布システムは、前記載置部と前記支持部との間で前記塗布部を移動する移動装置を更に備える
    請求項15に記載の塗布システム。
  17. 前記移動装置は、前記塗布部を昇降する昇降部を備える
    請求項16に記載の塗布システム。
  18. 塗布対象に塗布液を塗布する塗布ステップと、
    前記塗布対象に前記塗布液を塗布する塗布部に前記塗布液を供給する供給ステップと、
    第一の脱気部及び第二の脱気部によって前記塗布液の脱気を行う脱気ステップと、
    前記第一の脱気部によって前記脱気が行われる間に、前記第二の脱気部から前記塗布部に前記塗布液が供給されるように前記第一の脱気部及び前記第二の脱気部を切り替える切替ステップと、を含み、
    前記塗布部は、上流側から順に、加圧タンク、吐出ポンプを介して圧送ポンプに接続される塗布方法。
  19. 前記塗布部を支持する支持ステップと、
    前記塗布部に前記塗布液を供給する供給部と前記第一の脱気部及び前記第二の脱気部とを収容する収容部の載置部に、前記塗布部を載置する載置ステップと、
    前記載置ステップと前記支持ステップとの間で前記塗布部を移動する移動ステップと、
    を更に含む請求項18に記載の塗布方法。
JP2015098020A 2015-05-13 2015-05-13 塗布装置、塗布システム及び塗布方法 Active JP6454597B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015098020A JP6454597B2 (ja) 2015-05-13 2015-05-13 塗布装置、塗布システム及び塗布方法
TW105107089A TWI672171B (zh) 2015-05-13 2016-03-08 塗布裝置、塗布系統及塗布方法
CN201610305545.2A CN106140567B (zh) 2015-05-13 2016-05-10 涂布装置、涂布系统及涂布方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015098020A JP6454597B2 (ja) 2015-05-13 2015-05-13 塗布装置、塗布システム及び塗布方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016209844A JP2016209844A (ja) 2016-12-15
JP6454597B2 true JP6454597B2 (ja) 2019-01-16

Family

ID=57353804

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015098020A Active JP6454597B2 (ja) 2015-05-13 2015-05-13 塗布装置、塗布システム及び塗布方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6454597B2 (ja)
CN (1) CN106140567B (ja)
TW (1) TWI672171B (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6257740B1 (ja) * 2016-12-09 2018-01-10 中外炉工業株式会社 塗工液供給装置
CN107754381A (zh) * 2017-11-07 2018-03-06 武汉华星光电半导体显示技术有限公司 溶液气泡去除装置及涂布机
DE102017126136A1 (de) * 2017-11-08 2019-05-09 Fresenius Medical Care Deutschland Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Entgasung von Flüssigkeiten
CN108983551A (zh) * 2018-08-22 2018-12-11 南京中电熊猫液晶材料科技有限公司 涂布机光阻回收系统

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5227846Y2 (ja) * 1973-05-17 1977-06-24
DE3725172A1 (de) * 1987-05-27 1989-02-09 Behr Industrieanlagen Verfahren und anlage zum elektrostatischen beschichten mit leitfaehigem material
JP2008119617A (ja) * 2006-11-14 2008-05-29 Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd 塗布装置および塗布方法
CN101246286B (zh) * 2007-12-26 2011-03-30 昆山龙腾光电有限公司 液晶滴注装置
JP2009165961A (ja) * 2008-01-16 2009-07-30 Pioneer Electronic Corp 塗工装置、および、塗工方法
CN201392451Y (zh) * 2009-04-29 2010-01-27 西安煤航印刷材料有限责任公司 一种ps版生产过程中的涂布供胶、排气装置
JP5490445B2 (ja) * 2009-06-05 2014-05-14 日東電工株式会社 粘着型光学フィルム、その製造方法および画像表示装置、並びに粘着剤塗布液およびその製造方法
JP2011050817A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Voith Patent Gmbh カーテン塗工装置およびカーテン塗工方法
JP5258811B2 (ja) * 2010-02-17 2013-08-07 東京エレクトロン株式会社 スリットノズル洗浄装置及び塗布装置
JP5534591B2 (ja) * 2010-03-15 2014-07-02 東レエンジニアリング株式会社 塗布液供給装置、及び、塗布液供給方法
CN104838058B (zh) * 2012-10-09 2018-01-19 欧洲等离子公司 表面涂层
JP6218219B2 (ja) * 2013-07-12 2017-10-25 東レエンジニアリング株式会社 エアベントシステム
JP6211328B2 (ja) * 2013-07-24 2017-10-11 株式会社Screenホールディングス 吐出装置および吐出方法
TWI625248B (zh) * 2014-06-30 2018-06-01 石井表記股份有限公司 噴墨塗佈液控制裝置

Also Published As

Publication number Publication date
TWI672171B (zh) 2019-09-21
CN106140567B (zh) 2020-07-07
TW201639620A (zh) 2016-11-16
JP2016209844A (ja) 2016-12-15
CN106140567A (zh) 2016-11-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6454597B2 (ja) 塗布装置、塗布システム及び塗布方法
CN106391358B (zh) 涂布装置及涂布方法
CN101003041B (zh) 涂敷方法、涂敷装置以及涂敷处理程序
TWI592201B (zh) Degassing device, coating device and degassing method
KR20160086280A (ko) 처리액 여과 장치, 약액 공급 장치 및 처리액 여과 방법과 기억 매체
JP5369128B2 (ja) 浮上式塗布装置
KR102188024B1 (ko) 에어 벤트 시스템
KR101760951B1 (ko) 액처리장치 및 노즐의 메인터넌스 방법
CN108296089B (zh) 喷嘴洗涤方法、涂布装置
JP6196916B2 (ja) ノズルおよび塗布装置
KR20110008983A (ko) 부상식 기판 코터 장치
CN110899051B (zh) 供给装置、涂覆装置以及供给方法
KR102223467B1 (ko) 부상식 기판 이송 장치
KR102640701B1 (ko) 에이징 장치, 처리 시스템, 및 에이징 방법
JP4003440B2 (ja) 表面処理装置および表面処理方法
KR102649969B1 (ko) 급액 장치, 도포 장치, 에이징 장치, 및 급액 방법
CN114536982A (zh) 用于处理基板的头部维护单元和设备
CN116794941A (zh) 显影装置
JP2013202547A (ja) 基板処理装置
JP6286239B2 (ja) 塗布装置、基板処理装置、塗布方法及び基板処理方法
KR20200041449A (ko) 기판 처리 장치
CN113808969A (zh) 液体排出装置和液体排出方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180911

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180913

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181029

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20181030

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181120

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6454597

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350