JP2002321338A - スキージユニット及びクリーム半田印刷機 - Google Patents

スキージユニット及びクリーム半田印刷機

Info

Publication number
JP2002321338A
JP2002321338A JP2001129039A JP2001129039A JP2002321338A JP 2002321338 A JP2002321338 A JP 2002321338A JP 2001129039 A JP2001129039 A JP 2001129039A JP 2001129039 A JP2001129039 A JP 2001129039A JP 2002321338 A JP2002321338 A JP 2002321338A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cream solder
cream
squeegee
screen mask
solder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001129039A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4587355B2 (ja
Inventor
Toshiya Higami
俊哉 樋上
Yoshinori Nakamura
良則 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP2001129039A priority Critical patent/JP4587355B2/ja
Priority to PCT/JP2001/009645 priority patent/WO2002036345A1/ja
Priority to EP01980976A priority patent/EP1331094A1/en
Priority to US10/186,457 priority patent/US20020166505A1/en
Publication of JP2002321338A publication Critical patent/JP2002321338A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4587355B2 publication Critical patent/JP4587355B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Screen Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷時にクリーム半田が空気に触れ難くする
ことができるスキージユニットを得る。 【解決手段】 スクリーンマスク3上のクリーム半田8
を印刷時にスキージヘッド6,6´のクリーム加圧傾斜
面7a,7a´で加圧し且つその圧力を少なくともクリ
ーム加圧傾斜面7a,7a´とスキージ9,9´とスク
リーンマスク3とを含む閉じた曲面でスクリーンマスク
3の面に伝えてマスク孔3aに充填すると共にスクリー
ンマスク3上のクリーム半田8をスキージ9,9´で掻
き取る。クリーム加圧傾斜面7a,7a´とスキージ
9,9´とはそれぞれ向きを逆にして対向配置すると共
にこれらの両側部及び上部をクリーム半田8を包囲して
外気から遮蔽するように閉じて全体としてクリーム半田
包囲体10を形成し、クリーム半田包囲体10の中はク
リーム半田室11とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品を半田付
けするためのクリーム半田を基板に印刷するスキージユ
ニット及びこれを用いたクリーム半田印刷機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のスキージユニット及びク
リーム半田印刷機では、スクリーンマスク上のクリーム
半田を印刷時にクリーム加圧傾斜面で加圧し且つその圧
力をスクリーンマスクの面に伝えてマスク孔に充填する
と共にスクリーンマスク上のクリーム半田をスキージで
掻き取る構造であった。
【0003】このようなスキージユニット及びクリーム
半田印刷機では、印刷速度に見合った適正なクリーム半
田の押し込み力を必要とし、このため印刷速度やクリー
ム半田の粘度等に応じて、その都度押し込み力を設定す
る必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のスキージユニッ
ト及びクリーム半田印刷機では、クリーム加圧傾斜面で
加圧されるクリーム半田の印刷方向の面が大気中に晒さ
れているため、クリーム半田が空気に触れて酸化し、乾
燥等して、性状変化を起こし、適正なクリーム半田の押
し込み力を維持しにくい問題点があった。
【0005】また、従来のスキージユニット及びクリー
ム半田印刷機では、スキージユニットの印刷速度を変え
る度に、その状態に見合った印圧を決定するテスト印刷
が必要となる問題点があった。
【0006】また、従来のスキージユニット及びクリー
ム半田印刷機では、クリーム半田のローリングによりス
キージが持ち上げなれて、スクリーンマスク上のクリー
ム半田の掻き取り不良を起こし易い問題点があった。
【0007】また、従来のスキージユニット及びクリー
ム半田印刷機では、スクリーンマスクの表面がうねって
いた場合、スクリーンマスク上のクリーム半田の掻き取
り不良を起こし易い問題点があった。
【0008】また、従来のスキージユニット及びクリー
ム半田印刷機では、スクリーンマスク上へのクリーム半
田の供給を手動で行っていたので、作業能率が悪い問題
点があった。
【0009】本発明の目的は、印刷時にクリーム半田が
空気に触れ難くすることができるスキージユニット及び
クリーム半田印刷機を提供することにある。
【0010】本発明の他の目的は、クリーム半田のロー
リングによりスキージが持ち上げられるのを防止できる
スキージユニット及びクリーム半田印刷機を提供するこ
とにある。
【0011】本発明の他の目的は、基板やスクリーンマ
スクのうねりにスキージが追従可能なスキージユニット
及びクリーム半田印刷機を提供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、クリーム加圧傾斜面
により加圧されたクリーム半田の圧力の高いエリアを広
く設定でき、高速印刷時においてもマスク孔へのクリー
ム半田の充填性を高めることができるスキージユニット
及びクリーム半田印刷機を提供することにある。
【0013】本発明の他の目的は、スクリーンマスク上
へのクリーム半田の供給を容易に行えるスキージユニッ
ト及びクリーム半田印刷機を提供することにある。
【0014】本発明の他の目的は、スキージヘッド内に
クリーム半田供給手段を組み込むことができるスキージ
ユニット及びクリーム半田印刷機を提供することにあ
る。
【0015】本発明の他の目的は、印刷時にクリーム半
田の量の減少を検出して自動的にクリーム半田の供給を
行えるスキージユニット及びクリーム半田印刷機を提供
することにある。
【0016】本発明の他の目的は、スキージによるクリ
ーム半田の掻き取り性に影響を与えないで、クリーム半
田の圧力調整や圧力設定を行えるスキージユニット及び
クリーム半田印刷機を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、スクリーンマ
スク上のクリーム半田を印刷時にスキージヘッドのクリ
ーム加圧傾斜面で加圧し且つその圧力を少なくとも該ク
リーム加圧傾斜面とスキージとスクリーンマスクとを含
む閉じた曲面で該スクリーンマスクの面に伝えてマスク
孔に充填すると共にスクリーンマスク上のクリーム半田
をスキージで掻き取るスキージユニットを改良するもの
である。
【0018】本発明に係るスキージユニットにおいて
は、クリーム加圧傾斜面とスキージとはそれぞれ向きを
逆にして対向配置されると共にこれらの両側部と上部が
クリーム半田を包囲して外気から遮蔽するように閉じら
れて全体としてクリーム半田包囲体が形成され、該クリ
ーム半田包囲体の中はクリーム半田室となっていること
を特徴とする。
【0019】このようにクリーム加圧傾斜面とスキージ
とはそれぞれ向きを逆にして対向配置されると共にこれ
らの両側部と上部がクリーム半田を包囲して外気から遮
蔽するように閉じられて全体としてクリーム半田包囲体
が形成されていると、印刷時にクリーム半田が空気に触
れ難くなり、クリーム半田の酸化やフラックス蒸発によ
る性状変化を抑制でき、適正なクリーム半田の押し込み
力の維持がし易くなる。また、クリーム加圧傾斜面とス
キージとがそれぞれ向きを逆にして対向配置されている
と、クリーム半田をクリーム半田包囲体の外に溢れさせ
ることなく逆方向走行を開始させることができる。さら
に、クリーム加圧傾斜面で加圧したクリーム半田を少な
くとも該クリーム加圧傾斜面とスキージとスクリーンマ
スクとを含む閉じた曲面で該スクリーンマスクの面に伝
えるので、クリーム半田の圧力を逃がさずにマスク孔に
伝えてクリーム半田の充填性を高めることができる。
【0020】また、本発明に係るスキージユニットにお
いて、各スキージのクリーム掻き取り面が、印刷方向の
スクリーンマスクの面に対して90°以上の角度をなして
いると、スキージのクリーム掻き取り面にクリーム半田
による押し上げ力がかからなくなり、クリーム半田のロ
ーリングによってスキージが持ち上げられるのを防止で
きる。
【0021】また、本発明に係るスキージユニットにお
いて、少なくともスクリーンマスクに接するスキージの
先端部近傍の部分が弾性を有していると、基板やスクリ
ーンマスクにうねりがあっても、スキージがそれに追従
してクリーム半田の掻き取りを良好に行わせることがで
きる。
【0022】また、本発明に係るスキージユニットにお
いて、各クリーム加圧傾斜面を形成している部材には、
クリーム加圧傾斜面に隣接して下部にスクリーンマスク
の面にほぼ平行な面を有していると、クリーム加圧傾斜
面により加圧されたクリーム半田の圧力の高いエリアを
広く設定でき、高速印刷時においてもマスク孔へのクリ
ーム半田の充填性を高めることができる。
【0023】また、本発明に係るスキージユニットにお
いて、クリーム半田室にクリーム半田を供給するクリー
ム半田供給手段が設けられていると、スクリーンマスク
上へのクリーム半田の供給を容易に行うことができる。
【0024】また、本発明に係るスキージユニットにお
いて、クリーム半田供給手段の少なくとも主要部がスキ
ージヘッド内に組み込まれていると、外観をシンプル化
することができる。
【0025】また、本発明に係るスキージユニットにお
いて、閉じた曲面内で加圧されているクリーム半田の圧
力を検出する圧力センサーが設けられ、該圧力センサー
からの指令でクリーム半田供給手段がクリーム半田室に
クリーム半田の供給を行う構成になっていると、印刷時
に圧力センサーによりクリーム半田の量の減少を検出し
て自動的にクリーム半田供給手段によりクリーム半田の
供給を行うことができる。
【0026】さらに、本発明に係るスキージユニットに
おいて、クリーム加圧傾斜面とスキージとはそれぞれ向
きを逆にして対向配置されると共にこれらの両側部と上
部がクリーム半田を包囲して外気から遮蔽するように閉
じられて全体としてクリーム半田包囲体が形成され、該
クリーム半田包囲体の中はクリーム半田室となってお
り、各クリーム加圧傾斜面を形成している部材の外には
この部材に対して隙間をあけないようにして垂直に上下
動可能にスライド部材が設けられ、該スライド部材にス
キージがそのクリーム掻き取り面が印刷方向のスクリー
ンマスクの面に対して90°以上の角度をなすようにして
支持されていると、スキージをスクリーンマスク上の掻
き取り位置に保持してクリーム半田の掻き取り性に影響
を与えない状態にして、クリーム加圧傾斜面を上下させ
てクリーム半田の圧力設定や圧力調整ができる。
【0027】次に本発明は、印刷方向のスクリーンマス
クの面に対して鋭角にスキージヘッドに設けられたクリ
ーム加圧傾斜面を、スキージと共に移動させて、スクリ
ーンマスク上のクリーム半田をクリーム加圧傾斜面で加
圧し且つその圧力を少なくとも該クリーム加圧傾斜面と
スキージとスクリーンマスクとを含む閉じた曲面で該ス
クリーンマスクの面に伝えてマスク孔に充填すると共に
スキージでスクリーンマスク上のクリーム半田を掻き取
ってクリーム半田を基板に印刷するクリーム半田印刷機
を改良するものである。
【0028】本発明に係るクリーム半田印刷機において
は、クリーム加圧傾斜面とスキージとはそれぞれ向きを
逆にして対向配置されると共にこれらの両側部と上部が
クリーム半田を包囲して外気から遮蔽するように閉じら
れて全体としてクリーム半田包囲体が形成され、該クリ
ーム半田包囲体の中はクリーム半田室となっていること
を特徴とする。
【0029】このようにクリーム加圧傾斜面とスキージ
とはそれぞれ向きを逆にして対向配置されると共にこれ
らの両側部と上部がクリーム半田を包囲して外気から遮
蔽するように閉じられて全体としてクリーム半田包囲体
が形成されていると、印刷時にクリーム半田が空気に触
れ難くなり、クリーム半田の酸化やフラックス蒸発によ
る性状変化を抑制でき、適正なクリーム半田の押し込み
力の維持がし易くなる。また、クリーム加圧傾斜面とス
キージとがそれぞれ向きを逆にして対向配置されている
と、クリーム半田をクリーム半田包囲体の外に溢れさせ
ることなく逆方向走行を開始させることができる。さら
に、クリーム加圧傾斜面で加圧したクリーム半田を少な
くとも該クリーム加圧傾斜面とスキージとスクリーンマ
スクとを含む閉じた曲面で該スクリーンマスクの面に伝
えるので、クリーム半田の圧力を逃がさずにマスク孔に
伝えてクリーム半田の充填性を高めることができる。
【0030】また本発明に係るクリーム半田印刷機にお
いて、各スキージのクリーム掻き取り面が、印刷方向の
前記スクリーンマスクの面に対して90°以上の角度をな
していると、スキージのクリーム掻き取り面にクリーム
半田による押し上げ力がかからなくなり、クリーム半田
のローリングによってスキージが持ち上げられるのを防
止できる。
【0031】また、本発明に係るクリーム半田印刷機に
おいて、少なくともスクリーンマスクに接するスキージ
の先端部近傍の部分が弾性を有していると、基板やスク
リーンマスクにうねりがあっても、スキージがそれに追
従してクリーム半田の掻き取りを良好に行わせることが
できる。
【0032】また、本発明に係るクリーム半田印刷機に
おいて、各クリーム加圧傾斜面を形成している部材に
は、クリーム加圧傾斜面に隣接して下部にスクリーンマ
スクの面にほぼ平行な面を有していると、クリーム加圧
傾斜面により加圧されたクリーム半田の圧力の高いエリ
アを広く設定でき、高速印刷時においてもマスク孔への
クリーム半田の充填性を高めることができる。
【0033】また、本発明に係るクリーム半田印刷機に
おいて、クリーム半田室にクリーム半田を供給するクリ
ーム半田供給手段が設けられていると、スクリーンマス
ク上へのクリーム半田の供給を容易に行うことができ
る。
【0034】また、本発明に係るクリーム半田印刷機に
おいて、クリーム半田供給手段の少なくとも主要部がス
キージヘッド内に組み込まれていると、外観をシンプル
化することができる。
【0035】また、本発明に係るクリーム半田印刷機に
おいて、閉じた曲面内で加圧されているクリーム半田の
圧力を検出する圧力センサーが設けられ、該圧力センサ
ーからの指令でクリーム半田供給手段がクリーム半田室
にクリーム半田の供給を行う構成になっていると、印刷
時に圧力センサーによりクリーム半田の量の減少を検出
して自動的にクリーム半田供給手段によりクリーム半田
の供給を行うことができる。
【0036】さらに、本発明に係るクリーム半田印刷機
において、クリーム加圧傾斜面とスキージとはそれぞれ
向きを逆にして対向配置されると共にこれらの両側部と
上部がクリーム半田を包囲して外気から遮蔽するように
閉じられて全体としてクリーム半田包囲体が形成され、
該クリーム半田包囲体の中はクリーム半田室となってお
り、各クリーム加圧傾斜面を形成している部材の外には
この部材に対して隙間をあけないようにして垂直に上下
動可能にスライド部材が設けられ、該スライド部材にス
キージがそのクリーム掻き取り面が印刷方向のスクリー
ンマスクの面に対して90°以上の角度をなすようにして
支持されていると、スキージをスクリーンマスク上の掻
き取り位置に保持してクリーム半田の掻き取り性に影響
を与えない状態にして、クリーム加圧傾斜面を上下させ
てクリーム半田の圧力設定や圧力調整ができる。
【0037】
【発明の実施の形態】図1及び図2は、本発明に係るス
キージユニット及びこれを用いたクリーム半田印刷機の
実施の形態の第1例を示したもので、図1は本例のスキ
ージユニット及びクリーム半田印刷機の要部構成を示す
一部縦断側面図、図2は本例のスキージユニットの要部
構成を示す縦断側面図である。
【0038】このスキージユニット及びクリーム半田印
刷機では、昇降する印刷テーブル1の上に基板2が配置
され、この基板2の上方にスクリーンマスク3が固定手
段で固設されている。スクリーンマスク3には、マスク
孔3aが設けられている。このスクリーンマスク3より
上方に位置する支持部材4に垂直にエアシリンダ5が支
持され、この支持部材4を摺動自在に垂直に貫通するエ
アシリンダ5のピストンロッド5aの下端には、スキー
ジヘッド6,6´が向かい合わせにつなぎ部材22でつ
ないで支持された構造になっている。スキージヘッド
6,6´は、ピストンロッド5aの下端に取付けたスキ
ージホルダー7,7´と、これらのスキージホルダー
7,7´に支持されてクリーム半田8を掻き取るスキー
ジ9,9´とで構成されている。スキージホルダー7,
7´は、印刷方向のスクリーンマスク3の面に対して鋭
角のクリーム加圧傾斜面7a,7a´を有している。こ
のスキージホルダー7,7´には、そのクリーム加圧傾
斜面7a,7a´に隣接して下部にスクリーンマスク3
の面にほぼ平行な面7b,7b´が設けられている。ス
キージ9,9´は、その進行方向の前面にある掻き取り
面9a,9a´が、印刷方向のスクリーンマスク3の面
に対して90°以上の角度をなすようにしてスキージホル
ダー7,7´に支持されている。スキージ9,9´は、
少なくともスキージ9,9´の先端部近傍の部分が弾性
を有しているように、本例ではウレタンゴムで形成され
ている。
【0039】このように逆向きで配置されたクリーム加
圧傾斜面7a,7a´とスクリーンマスク3の面にほぼ
平行な面7b,7b´とスキージ9,9´とは、これら
の幅方向の両側部と上部がクリーム半田8を包囲して外
気から遮蔽するように閉じられて全体としてクリーム半
田包囲体10が形成されている。該クリーム半田包囲体
10の中は、下部が開口されたクリーム半田室11とな
っている。
【0040】クリーム半田室11には、支持部材4に縦
向きに支持されたシリンダ12内のクリーム半田8が、
該シリンダ12内上部のピストン13を加圧気体14で
加圧することにより、下端のノズル15からスキージヘ
ッド6´を貫通する通路16を経て供給されるようにな
っている。これらシリンダ12,ピストン13,ノズル
15等によりクリーム半田供給手段17が構成されてい
る。
【0041】スキージヘッド6,6´のスキージホルダ
ー7,7´内には、図2に示すように、スクリーンマス
ク3の面にほぼ平行な面7b,7b´に先端を露出させ
て圧力センサ18,18´が組み込まれている。この圧
力センサ18,18´がスクリーンマスク3上のクリー
ム半田8の不足を検出すると、これら圧力センサ18,
18´からの指令でシリンダ12内上部のピストン13
の上に加圧気体14を供給するようになっている。
【0042】クリーム半田印刷機では、図1でスクリー
ンマスク3の上に記載のものが、図示しない駆動機構で
駆動されてX方向(右方向)とX´方向(左方向)に駆
動されるようになっている。
【0043】このようなスキージユニット及びこれを用
いたクリーム半田印刷機では、エアシリンダ5の操作に
よりスキージ9,9´の下端(先端)がスクリーンマス
ク3の表面に接する状態にし、クリーム加圧傾斜面7a
とスキージ9とスクリーンマスク3がなす閉じた曲面に
クリーム半田8を置いて、スキージヘッド6,6´をX
方向に走行させると、クリーム加圧傾斜面7aでクリー
ム半田8が加圧され、その圧力でクリーム半田8がスク
リーンマスク3の面に押しつけられ、その圧力でクリー
ム半田8がマスク孔3aに充填され、充填が終了した部
分のクリーム半田8はスキージ9で掻き取られる。スキ
ージヘッド6の走行につれて、スクリーンマスク3上の
クリーム半田8は矢印で示すようにローリングする。
【0044】スキージヘッド6のX方向(右方向)が終
わると、スキージヘッド6,6´をスクリーンマスク3
上で紙面に直交する方向に1ピッチ分移動させ、次にク
リーム加圧傾斜面7a´とスキージ9´とスクリーンマ
スク3がなす閉じた曲面にクリーム半田8を置いて、ス
キージヘッド6,6´をX´方向(左方向)に走行させ
て、同様にクリーム半田8の印刷を行う。
【0045】この過程で圧力センサ18,18´がクリ
ーム半田8の不足を検出したならば、圧力センサ18,
18´からの指令でシリンダ12内に加圧気体14を送
ってピストン13を押し下げることによりクリーム半田
8を該シリンダ12の下端のノズル15からスキージヘ
ッド6´の通路16を経てクリーム半田室11にクリー
ム半田8を供給する。
【0046】このようにクリーム加圧傾斜面7a,7a
´とスキージ9,9´とをそれぞれ向きを逆にして対向
配置すると共にこれらの両側部と上部がクリーム半田8
を包囲して外気から遮蔽するように閉じられて全体とし
てクリーム半田包囲体10が形成されているので、印刷
時にクリーム半田8が空気に触れ難くなり、クリーム半
田8の酸化やフラックス蒸発による性状変化を抑制で
き、適正なクリーム半田8の押し込み力の維持がし易く
なる。また、クリーム加圧傾斜面7a,7a´とスキー
ジ9,9´とがそれぞれ向きを逆にして対向配置されて
いるので、クリーム半田8をクリーム半田包囲体10の
外に溢れさせることなく逆方向走行を開始させることが
できる。さらに、クリーム加圧傾斜面7a,7a´で加
圧したクリーム半田8を少なくとも該クリーム加圧傾斜
面7a,7a´とスキージ9,9´とスクリーンマスク
3とを含む閉じた曲面で該スクリーンマスク3の面に伝
えるので、クリーム半田8の圧力を逃がさずにマスク孔
3aに伝えてクリーム半田8の充填性を高めることがで
きる。
【0047】また、各スキージ9,9´のクリーム掻き
取り面9a,9a´が、印刷方向のスクリーンマスク3
の面に対して90°以上の角度をなしているので、スキー
ジ9,9´のクリーム掻き取り面9a,9a´にクリー
ム半田8による押し上げ力がかからなくなり、クリーム
半田8のローリングによってスキージ9,9´が持ち上
げられるのを防止できる。
【0048】また、少なくともスクリーンマスク3に接
するスキージ9,9´の先端部近傍の部分が弾性を有し
ているので、基板2やスクリーンマスク3にうねりがあ
っても、スキージ9,9´がそれに追従してクリーム半
田8の掻き取りを良好に行わせることができる。
【0049】また、各クリーム加圧傾斜面7a,7a´
を形成している部材には、これらクリーム加圧傾斜面7
a,7a´に隣接して下部にスクリーンマスク3の面に
ほぼ平行な面7b,7b´を有しているので、クリーム
加圧傾斜面7a,7a´により加圧されたクリーム半田
8の圧力の高いエリアを広く設定でき、高速印刷時にお
いてもマスク孔3aへのクリーム半田8の充填性を高め
ることができる。
【0050】また、クリーム半田室11にクリーム半田
8を供給するクリーム半田供給手段17が設けられてい
るので、スクリーンマスク3上へのクリーム半田8の供
給を容易に行うことができる。
【0051】また、クリーム加圧傾斜面7a,7a´と
スクリーンマスク3の面にほぼ平行な面7b,7b´と
スキージ9,9´とスクリーンマスク3とを含む閉じた
曲面内で加圧されているクリーム半田8の圧力を検出す
る圧力センサー18,18´が設けられ、該圧力センサ
ー18,18´からの指令でクリーム半田供給手段17
がクリーム半田室11にクリーム半田8の供給を行う構
成になっているので、印刷時に圧力センサー18,18
´によりクリーム半田8の量の減少を検出すると自動的
にクリーム半田供給手段17によりクリーム半田8の供
給を行うことができる。
【0052】図3は、本発明に係るスキージユニット及
びこれを用いたクリーム半田印刷機の実施の形態の第2
例を示した一部縦断側面図である。なお、図1に示す第
1例と対応する部分には、同一符号を付けて示してい
る。
【0053】本例のスキージユニット及びクリーム半田
印刷機では、つなぎ部材22でつながれているスキージ
ヘッド6,6´は、クリーム加圧傾斜面19a,19a
´を有する部材19,19´と、スクリーンマスク3の
面と接触してクリーム半田8を掻き取るスキージ9,9
´を有するスライド部材(スキージホルダー)20,2
0´とを有している。これらクリーム加圧傾斜面19
a,19a´を有する部材19,19´と、スキージ
9,9´を有するスライド部材20,20´とは、これ
ら部材の間に隙間をあけないように部材19,19´に
支持させた弾性を有するシール材21,21´の先端を
スライド部材20,20´の側面に圧接させて状態でス
クリーンマスク3の面に対して独立して接離方向に移動
可能になっている。スキージ9,9´を有するスライド
部材20,20´は、スクリーンマスク3の面に対して
接離方向に移動可能なようにクリーム加圧傾斜面19
a,19a´を有する部材19,19´に支持された図
示しないガイド部材でガイドされている。スキージ9,
9´は、その進行方向の前面にある掻き取り面9a,9
a´が、印刷方向のスクリーンマスク3の面に対して90
°以上の角度をなすようにしてスライド部材(スキージ
ホルダー)20,20´に支持されている。スキージ
9,9´は、本例でもウレタンゴムで形成されている。
【0054】逆向きで配置されたクリーム加圧傾斜面1
9a,19a´とスクリーンマスク3の面にほぼ平行な
面19b,19b´とスキージ9,9´とは、これらの
幅方向の両側部と上部がクリーム半田8を包囲して外気
から遮蔽するように閉じられて全体としてクリーム半田
包囲体10が形成されている。該クリーム半田包囲体1
0の中は、下部が開口されたクリーム半田室11となっ
ている。
【0055】クリーム半田室11には、図1と同じ構成
のクリーム半田供給手段17のノズル15より部材19
´の通路16を経てクリーム半田室11にクリーム半田
8が供給されるようになっている。
【0056】エアシリンダ5のピストンロッド5aは途
中で切断されて、その切断部間にロードセルよりなる圧
力センサ18が組み込まれ、クリーム加圧傾斜面19
a,19a´を有する部材19,19´に作用するクリ
ーム半田8のローリングによる圧力を検出できるように
なっている。この圧力センサ18がクリーム半田8の量
が少なくなってその圧力が減少することにより、スクリ
ーンマスク3上のクリーム半田8の不足を検出すると、
この圧力センサ18からの指令でシリンダ12内上部の
ピストン13の上に加圧気体14を供給するようになっ
ている。
【0057】クリーム加圧傾斜面19a,19a´を有
する部材19,19´は、印刷時に反力で上昇しないよ
うにエアシリンダー5で支持体4に支持されている。
【0058】これらスキージ9,9´を有するスライド
部材20,20´は、スクリーンマスク3の面に接触す
る方向に、図示しないがコイルバネ等の付勢手段でそれ
ぞれ付勢されている。付勢手段は、部材19,19´で
受けられている。
【0059】このように各クリーム加圧傾斜面19a,
19a´を形成している部材19,19´の外に、これ
らの部材19,19´に対して隙間をあけないようにし
て垂直に上下動可能にスライド部材20,20´が設け
られ、該スライド部材20,20´にスキージ9,9´
がそのクリーム掻き取り面9a,9a´が印刷方向のス
クリーンマスク3の面に対して90°以上の角度をなすよ
うにして支持されていると、スキージ9,9´をスクリ
ーンマスク3上の掻き取り位置に保持してクリーム半田
8の掻き取り性に影響を与えない状態にして、クリーム
加圧傾斜面19a,19a´を上下させてクリーム半田
8の圧力設定や圧力調整ができる。その他の効果は、第
1例と同様である。
【0060】図4及び図5は本発明に係るスキージユニ
ット及びこれを用いたクリーム半田印刷機の実施の形態
の第3例を示したもので、図4は本例のスキージユニッ
ト及びこれを用いたクリーム半田印刷機の一部縦断側面
図、図5は正面図である。なお、図3に示す第2例と対
応する部分には、同一符号を付けて示している。
【0061】本例のスキージユニット及びクリーム半田
印刷機では、クリーム加圧傾斜面19a,19a´を有
する部材19,19´の上端をつないでいるつなぎ部材
22内の長手方向に沿ってシリンダー12が形成され、
その中にクリーム半田8が収容され、該クリーム半田8
はシリンダー12内上部のピストン13を外部の支持部
材4に支持された2個のエアシリンダ23で加圧するこ
とにより通路16を経てクリーム半田包囲体10内のク
リーム半田室11に供給されるようになっている。即
ち、クリーム半田供給手段17の要部がつなぎ部材22
内に組み込まれた構造になっている。その他の構成は、
図3に示す第2例と同様になっている。
【0062】このような構成でも、第2例と同様な効果
を得ることができる。特に、この例では、クリーム半田
供給手段17の要部がつなぎ部材22内に組み込まれて
いるので、外観をシンプル化することができる。特に、
この例によれば、スキージユニット6,6´が長くとも
容易に本発明を適用することができる。
【0063】なお、図3において、圧力センサはクリー
ム加圧傾斜面19a,19a´を有する部材19,19
´に、図2に示したと同様に、そのスクリーンマスク3
の面にほぼ平行な面19b,19b´に先端を露出させ
て組み込むこともできる。
【0064】
【発明の効果】本発明に係るスキージユニットにおいて
は、クリーム加圧傾斜面とスキージとをそれぞれ向きを
逆にして対向配置すると共にこれらの両側部及び上部を
クリーム半田を包囲して外気から遮蔽するように閉じて
全体としてクリーム半田包囲体を形成しているので、印
刷時にクリーム半田が空気に触れ難くなり、クリーム半
田の酸化やフラックス蒸発による性状変化を抑制でき、
適正なクリーム半田の押し込み力の維持がし易くなる。
また、クリーム加圧傾斜面とスキージとをそれぞれ向き
を逆にして対向配置しているので、クリーム半田をクリ
ーム半田包囲体の外に溢れさせることなく逆方向走行を
開始させることができる。さらに、クリーム加圧傾斜面
で加圧したクリーム半田を少なくとも該クリーム加圧傾
斜面とスキージとスクリーンマスクとを含む閉じた曲面
で該スクリーンマスクの面に伝えるので、クリーム半田
の圧力を逃がさずにマスク孔に伝えてクリーム半田の充
填性を高めることができる。
【0065】また、本発明に係るスキージユニットにお
いて、各スキージのクリーム掻き取り面が、印刷方向の
スクリーンマスクの面に対して90°以上の角度をなして
いると、スキージのクリーム掻き取り面にクリーム半田
による押し上げ力がかからなくなり、クリーム半田のロ
ーリングによってスキージが持ち上げられるのを防止で
きる。
【0066】また、本発明に係るスキージユニットにお
いて、少なくともスクリーンマスクに接するスキージの
先端部近傍の部分が弾性を有していると、基板やスクリ
ーンマスクにうねりがあっても、スキージがそれに追従
してクリーム半田の掻き取りを良好に行わせることがで
きる。
【0067】また、本発明に係るスキージユニットにお
いて、各クリーム加圧傾斜面を形成している部材には、
クリーム加圧傾斜面に隣接して下部にスクリーンマスク
の面にほぼ平行な面を有していると、クリーム加圧傾斜
面により加圧されたクリーム半田の圧力の高いエリアを
広く設定でき、高速印刷時においてもマスク孔へのクリ
ーム半田の充填性を高めることができる。
【0068】また、本発明に係るスキージユニットにお
いて、クリーム半田室にクリーム半田を供給するクリー
ム半田供給手段が設けられていると、スクリーンマスク
上へのクリーム半田の供給を容易に行うことができる。
【0069】また、本発明に係るスキージユニットにお
いて、クリーム半田供給手段の少なくとも主要部がスキ
ージヘッド内に組み込まれていると、外観をシンプル化
することができる。
【0070】また、本発明に係るスキージユニットにお
いて、閉じた曲面内で加圧されているクリーム半田の圧
力を検出する圧力センサーが設けられ、該圧力センサー
からの指令でクリーム半田供給手段がクリーム半田室に
クリーム半田の供給を行う構成になっていると、印刷時
に圧力センサーによりクリーム半田の量の減少を検出し
て自動的にクリーム半田供給手段によりクリーム半田の
供給を行うことができる。
【0071】さらに、本発明に係るスキージユニットに
おいて、クリーム加圧傾斜面とスキージとはそれぞれ向
きを逆にして対向配置されると共にこれらの両側部と上
部がクリーム半田を包囲して外気から遮蔽するように閉
じられて全体としてクリーム半田包囲体が形成され、該
クリーム半田包囲体の中はクリーム半田室となってお
り、各クリーム加圧傾斜面を形成している部材の外には
この部材に対して隙間をあけないようにして垂直に上下
動可能にスライド部材が設けられ、該スライド部材にス
キージがそのクリーム掻き取り面が印刷方向のスクリー
ンマスクの面に対して90°以上の角度をなすようにして
支持されていると、スキージをスクリーンマスク上の掻
き取り位置に保持してクリーム半田の掻き取り性に影響
を与えない状態にして、クリーム加圧傾斜面を上下させ
てクリーム半田の圧力設定や圧力調整ができる。
【0072】次に本発明に係るクリーム半田印刷機にお
いては、クリーム加圧傾斜面とスキージとをそれぞれ向
きを逆にして対向配置すると共にこれらの両側部及び上
部をクリーム半田を包囲して外気から遮蔽するように閉
じて全体としてクリーム半田包囲体を形成しているの
で、印刷時にクリーム半田が空気に触れ難くなり、クリ
ーム半田の酸化やフラックス蒸発による性状変化を抑制
でき、適正なクリーム半田の押し込み力の維持がし易く
なる。また、クリーム加圧傾斜面とスキージとをそれぞ
れ向きを逆にして対向配置しているので、クリーム半田
をクリーム半田包囲体の外に溢れさせることなく逆方向
走行を開始させることができる。さらに、クリーム加圧
傾斜面で加圧したクリーム半田を少なくとも該クリーム
加圧傾斜面とスキージとスクリーンマスクとを含む閉じ
た曲面で該スクリーンマスクの面に伝えるので、クリー
ム半田の圧力を逃がさずにマスク孔に伝えてクリーム半
田の充填性を高めることができる。
【0073】また本発明に係るクリーム半田印刷機にお
いて、各スキージのクリーム掻き取り面が、印刷方向の
前記スクリーンマスクの面に対して90°以上の角度をな
していると、スキージのクリーム掻き取り面にクリーム
半田による押し上げ力がかからなくなり、クリーム半田
のローリングによってスキージが持ち上げられるのを防
止できる。
【0074】また、本発明に係るクリーム半田印刷機に
おいて、少なくともスクリーンマスクに接するスキージ
の先端部近傍の部分が弾性を有していると、基板やスク
リーンマスクにうねりがあっても、スキージがそれに追
従してクリーム半田の掻き取りを良好に行わせることが
できる。
【0075】また、本発明に係るクリーム半田印刷機に
おいて、各クリーム加圧傾斜面を形成している部材に
は、クリーム加圧傾斜面に隣接して下部にスクリーンマ
スクの面にほぼ平行な面を有していると、クリーム加圧
傾斜面により加圧されたクリーム半田の圧力の高いエリ
アを広く設定でき、高速印刷時においてもマスク孔への
クリーム半田の充填性を高めることができる。
【0076】また、本発明に係るクリーム半田印刷機に
おいて、クリーム半田室にクリーム半田を供給するクリ
ーム半田供給手段が設けられていると、スクリーンマス
ク上へのクリーム半田の供給を容易に行うことができ
る。
【0077】また、本発明に係るクリーム半田印刷機に
おいて、クリーム半田供給手段の少なくとも主要部がス
キージヘッド内に組み込まれていると、外観をシンプル
化することができる。
【0078】また、本発明に係るクリーム半田印刷機に
おいて、閉じた曲面内で加圧されているクリーム半田の
圧力を検出する圧力センサーが設けられ、該圧力センサ
ーからの指令でクリーム半田供給手段がクリーム半田室
にクリーム半田の供給を行う構成になっていると、印刷
時に圧力センサーによりクリーム半田の量の減少を検出
して自動的にクリーム半田供給手段によりクリーム半田
の供給を行うことができる。
【0079】さらに、本発明に係るクリーム半田印刷機
において、クリーム加圧傾斜面とスキージとはそれぞれ
向きを逆にして対向配置されると共にこれらの両側部と
上部がクリーム半田を包囲して外気から遮蔽するように
閉じられて全体としてクリーム半田包囲体が形成され、
該クリーム半田包囲体の中はクリーム半田室となってお
り、各クリーム加圧傾斜面を形成している部材の外には
この部材に対して隙間をあけないようにして垂直に上下
動可能にスライド部材が設けられ、該スライド部材にス
キージがそのクリーム掻き取り面が印刷方向のスクリー
ンマスクの面に対して90°以上の角度をなすようにして
支持されていると、スキージをスクリーンマスク上の掻
き取り位置に保持してクリーム半田の掻き取り性に影響
を与えない状態にして、クリーム加圧傾斜面を上下させ
てクリーム半田の圧力設定や圧力調整ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスキージユニット及びこれを用い
たクリーム半田印刷機の実施の形態の第1例の要部構成
を示す一部縦断側面図である。
【図2】本例のスキージユニットの要部構成を示す縦断
側面図である。
【図3】本発明に係るスキージユニット及びこれを用い
たクリーム半田印刷機の実施の形態の第2例を示した一
部縦断側面図である。
【図4】本発明に係るスキージユニット及びこれを用い
たクリーム半田印刷機の実施の形態の第3例の一部縦断
側面図である。
【図5】第3例のスキージユニット及びこれを用いたク
リーム半田印刷機の正面図である。
【符号の説明】
1 印刷テーブル 2 基板 3 スクリーンマスク 3a マスク孔 4 支持部材 5 エアシリンダ 5a ピストンロッド 6,6´ スキージヘッド 7,7´ スキージホルダー 7a,7a´ クリーム加圧傾斜面 7b,7b´ スクリーンマスクの面にほぼ平行な面 8 クリーム半田 9,9´ スキージ 9a,9a´ 掻き取り面 10 クリーム半田包囲体 11 クリーム半田室 12 シリンダ 13 ピストン 14 加圧気体 15 ノズル 16 通路 17 クリーム半田供給手段 17が構成されている。 18,18´ 圧力センサ 19,19´ クリーム加圧傾斜面を有する部材 19a,19a´ クリーム加圧傾斜面 19b,19b´ スクリーンマスクの面にほぼ平行な
面 20,20´ スライド部材(スキージホルダー) 21,21´ シール材 22 つなぎ部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C035 AA05 FD01 FD17 FD32 FD37 FD43 5E319 CD29 GG15

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクリーンマスク上のクリーム半田を印
    刷時にスキージヘッドのクリーム加圧傾斜面で加圧し且
    つその圧力を少なくとも該クリーム加圧傾斜面とスキー
    ジと前記スクリーンマスクとを含む閉じた曲面で該スク
    リーンマスクの面に伝えてマスク孔に充填すると共に前
    記スクリーンマスク上の前記クリーム半田を前記スキー
    ジで掻き取るスキージユニットにおいて、 前記クリーム加圧傾斜面と前記スキージとはそれぞれ向
    きを逆にして対向配置されると共にこれらの両側部と上
    部が前記クリーム半田を包囲して外気から遮蔽するよう
    に閉じられて全体としてクリーム半田包囲体が形成さ
    れ、該クリーム半田包囲体の中はクリーム半田室となっ
    ていることを特徴とするスキージユニット。
  2. 【請求項2】 前記各スキージのクリーム掻き取り面
    が、印刷方向の前記スクリーンマスクの面に対して90°
    以上の角度をなしていることを特徴とする請求項1に記
    載のスキージユニット。
  3. 【請求項3】 少なくとも前記スクリーンマスクに接す
    る前記スキージの先端部近傍の部分が弾性を有している
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のスキージユ
    ニット。
  4. 【請求項4】 前記各クリーム加圧傾斜面を形成してい
    る部材には、前記クリーム加圧傾斜面に隣接して下部に
    前記スクリーンマスクの面にほぼ平行な面を有している
    ことを特徴とする請求項1,2,3のいずれか1つに記
    載のスキージユニット。
  5. 【請求項5】 前記クリーム半田室に前記クリーム半田
    を供給するクリーム半田供給手段が接続されていること
    を特徴とする請求項1,2,3,4のいずれか1つに記
    載のスキージユニット。
  6. 【請求項6】 前記クリーム半田供給手段はその少なく
    とも主要部が前記スキージヘッド内に組み込まれている
    ことを特徴とする請求項5に記載のスキージユニット。
  7. 【請求項7】 前記閉じた曲面内で加圧されている前記
    クリーム半田の圧力を検出する圧力センサーが設けら
    れ、該圧力センサーからの指令で前記クリーム半田供給
    手段が前記クリーム半田室に前記クリーム半田の供給を
    行う構成になっている請求項5または6に記載のスキー
    ジユニット。
  8. 【請求項8】 スクリーンマスク上のクリーム半田を印
    刷時にスキージヘッドのクリーム加圧傾斜面で加圧し且
    つその圧力を少なくとも該クリーム加圧傾斜面とスキー
    ジと前記スクリーンマスクとを含む閉じた曲面で該スク
    リーンマスクの面に伝えてマスク孔に充填すると共に前
    記スクリーンマスク上の前記クリーム半田を前記スキー
    ジで掻き取るスキージユニットにおいて、 前記クリーム加圧傾斜面と前記スキージとはそれぞれ向
    きを逆にして対向配置されると共にこれらの両側部と上
    部が前記クリーム半田を包囲して外気から遮蔽するよう
    に閉じられて全体としてクリーム半田包囲体が形成さ
    れ、該クリーム半田包囲体の中はクリーム半田室となっ
    ており、 前記各クリーム加圧傾斜面を形成している部材の外には
    この部材に対して隙間をあけないようにして垂直に上下
    動可能にスライド部材が設けられ、該スライド部材に前
    記スキージがそのクリーム掻き取り面が印刷方向の前記
    スクリーンマスクの面に対して90°以上の角度をなすよ
    うにして支持されていることを特徴とするスキージユニ
    ット。
  9. 【請求項9】 印刷方向のスクリーンマスクの面に対し
    て鋭角にスキージヘッドに設けられたクリーム加圧傾斜
    面を、スキージと共に移動させて、前記スクリーンマス
    ク上のクリーム半田を前記クリーム加圧傾斜面で加圧し
    且つその圧力を少なくとも該クリーム加圧傾斜面とスキ
    ージと前記スクリーンマスクとを含む閉じた曲面で該ス
    クリーンマスクの面に伝えてマスク孔に充填すると共に
    前記スキージで前記スクリーンマスク上の前記クリーム
    半田を掻き取って前記クリーム半田を基板に印刷するク
    リーム半田印刷機において、 前記クリーム加圧傾斜面と前記スキージとはそれぞれ向
    きを逆にして対向配置されると共にこれらの両側部と上
    部が前記クリーム半田を包囲して外気から遮蔽するよう
    に閉じられて全体としてクリーム半田包囲体が形成さ
    れ、該クリーム半田包囲体の中はクリーム半田室となっ
    ていることを特徴とするクリーム半田印刷機。
  10. 【請求項10】 前記各スキージのクリーム掻き取り面
    が、印刷方向の前記スクリーンマスクの面に対して90°
    以上の角度をなしていることを特徴とする請求項9に記
    載のクリーム半田印刷機。
  11. 【請求項11】 少なくとも前記スクリーンマスクに接
    する前記スキージの先端部近傍の部分が弾性を有してい
    ることを特徴とする請求項9または10に記載のクリー
    ム半田印刷機。
  12. 【請求項12】 前記各クリーム加圧傾斜面を形成して
    いる部材には、前記クリーム加圧傾斜面に隣接して下部
    に前記スクリーンマスクの面にほぼ平行な面を有してい
    ることを特徴とする請求項9,10,11のいずれか1
    つに記載のクリーム半田印刷機。
  13. 【請求項13】 前記クリーム半田室に前記クリーム半
    田を供給するクリーム半田供給手段が接続されているこ
    とを特徴とする請求項9,10,11,12のいずれか
    1つに記載のクリーム半田印刷機。
  14. 【請求項14】 前記クリーム半田供給手段はその少な
    くとも主要部が前記スキージヘッド内に組み込まれてい
    ることを特徴とする請求項13に記載のクリーム半田印
    刷機。
  15. 【請求項15】 前記閉じた曲面内で加圧されている前
    記クリーム半田の圧力を検出する圧力センサーが設けら
    れ、該圧力センサーからの指令で前記クリーム半田供給
    手段が前記クリーム半田室に前記クリーム半田の供給を
    行う構成になっている請求項13または14に記載のク
    リーム半田印刷機。
  16. 【請求項16】 印刷方向のスクリーンマスクの面に対
    して鋭角にスキージヘッドに設けられたクリーム加圧傾
    斜面を、スキージと共に移動させて、前記スクリーンマ
    スク上のクリーム半田を前記クリーム加圧傾斜面で加圧
    し且つその圧力を少なくとも該クリーム加圧傾斜面とス
    キージと前記スクリーンマスクとを含む閉じた曲面で該
    スクリーンマスクの面に伝えてマスク孔に充填すると共
    に前記スキージで前記スクリーンマスク上の前記クリー
    ム半田を掻き取って前記クリーム半田を基板に印刷する
    クリーム半田印刷機において、 前記クリーム加圧傾斜面と前記スキージとはそれぞれ向
    きを逆にして対向配置されると共にこれらの両側部と上
    部が前記クリーム半田を包囲して外気から遮蔽するよう
    に閉じられて全体としてクリーム半田包囲体が形成さ
    れ、該クリーム半田包囲体の中はクリーム半田室となっ
    ており、 前記各クリーム加圧傾斜面を形成している部材の外には
    この部材に対して隙間をあけないようにして垂直に上下
    動可能にスライド部材が設けられ、該スライド部材に前
    記スキージがそのクリーム掻き取り面が印刷方向の前記
    スクリーンマスクの面に対して90°以上の角度をなすよ
    うにして支持されていることを特徴とするクリーム半田
    印刷機。
JP2001129039A 2000-11-02 2001-04-26 スキージユニット及びクリーム半田印刷機 Expired - Fee Related JP4587355B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001129039A JP4587355B2 (ja) 2001-04-26 2001-04-26 スキージユニット及びクリーム半田印刷機
PCT/JP2001/009645 WO2002036345A1 (fr) 2000-11-02 2001-11-02 Unite de compression et impression par brasage a la creme
EP01980976A EP1331094A1 (en) 2000-11-02 2001-11-02 Squeeze unit and cream solder printer
US10/186,457 US20020166505A1 (en) 2000-11-02 2002-06-28 Squeegee unit and solder-paste printing machine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001129039A JP4587355B2 (ja) 2001-04-26 2001-04-26 スキージユニット及びクリーム半田印刷機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002321338A true JP2002321338A (ja) 2002-11-05
JP4587355B2 JP4587355B2 (ja) 2010-11-24

Family

ID=18977629

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001129039A Expired - Fee Related JP4587355B2 (ja) 2000-11-02 2001-04-26 スキージユニット及びクリーム半田印刷機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4587355B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005186304A (ja) * 2003-12-24 2005-07-14 Fuji Mach Mfg Co Ltd スクリーン印刷機用スキージ
KR100990976B1 (ko) 2008-04-18 2010-11-01 엘아이지에이디피 주식회사 솔더 범프 제작용 템플릿의 잔여 솔더 제거장치
KR101318161B1 (ko) * 2013-02-27 2013-10-15 주식회사 에스제이이노테크 스크린 인쇄장치용 마스크
KR101352629B1 (ko) * 2013-02-27 2014-01-17 주식회사 에스제이이노테크 스크린 인쇄장치

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05345406A (ja) * 1992-06-15 1993-12-27 Fujitsu Ltd クリーム半田の印刷方法
JPH09201941A (ja) * 1996-01-29 1997-08-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd スクリーン印刷装置
JPH1016163A (ja) * 1996-07-08 1998-01-20 Teijin Ltd 離形フイルム
JPH11216840A (ja) * 1998-01-30 1999-08-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd クリーム半田印刷装置及び印刷方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05345406A (ja) * 1992-06-15 1993-12-27 Fujitsu Ltd クリーム半田の印刷方法
JPH09201941A (ja) * 1996-01-29 1997-08-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd スクリーン印刷装置
JPH1016163A (ja) * 1996-07-08 1998-01-20 Teijin Ltd 離形フイルム
JPH11216840A (ja) * 1998-01-30 1999-08-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd クリーム半田印刷装置及び印刷方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005186304A (ja) * 2003-12-24 2005-07-14 Fuji Mach Mfg Co Ltd スクリーン印刷機用スキージ
KR100990976B1 (ko) 2008-04-18 2010-11-01 엘아이지에이디피 주식회사 솔더 범프 제작용 템플릿의 잔여 솔더 제거장치
KR101318161B1 (ko) * 2013-02-27 2013-10-15 주식회사 에스제이이노테크 스크린 인쇄장치용 마스크
KR101352629B1 (ko) * 2013-02-27 2014-01-17 주식회사 에스제이이노테크 스크린 인쇄장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP4587355B2 (ja) 2010-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003010088A5 (ja)
JP2002321338A (ja) スキージユニット及びクリーム半田印刷機
WO2012120860A1 (ja) スクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法
CN108944006A (zh) 一种横纵双移式丝网印花双刮刀集成装置及其使用方法
JP2006272584A (ja) スクリーン印刷装置
EP1331094A1 (en) Squeeze unit and cream solder printer
JP5247088B2 (ja) スクリーン印刷用スキージ
JP3558463B2 (ja) 印刷方法及び印刷機
JP3700584B2 (ja) スクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法
JPS62152853A (ja) スクリ−ン印刷機
JP4197832B2 (ja) スクリーン印刷装置
JP3685098B2 (ja) スクリーン印刷装置
JP3880849B2 (ja) スクリーン印刷機
JPH05147194A (ja) スキージ付着ペーストの掻き取り兼用カバー装置
JPH04232058A (ja) クリーニング装置
JP3544853B2 (ja) 印刷ペースト印刷装置及び印刷方法
KR910005887Y1 (ko) 스크린인쇄기의 스퀴지 구동장치
JPH11198348A (ja) クリーム半田のスクリーン印刷機及びスクリーン印刷方法
KR200354557Y1 (ko) 스크린프린터의 마스크가이드 폭 조절장치
JP4308409B2 (ja) スクリーン印刷機
JPH04201256A (ja) 印刷機のスキージ構造
JPH09193362A (ja) クリーム半田のスクリーン印刷装置
JPH042430B2 (ja)
JPH08332712A (ja) はんだペースト印刷装置
JP6779206B2 (ja) 粘性流体印刷装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20070316

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20071128

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20071128

A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20080325

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20090616

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20100423

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100901

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100903

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees