JPH08332712A - はんだペースト印刷装置 - Google Patents

はんだペースト印刷装置

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JPH08332712A
JPH08332712A JP13918995A JP13918995A JPH08332712A JP H08332712 A JPH08332712 A JP H08332712A JP 13918995 A JP13918995 A JP 13918995A JP 13918995 A JP13918995 A JP 13918995A JP H08332712 A JPH08332712 A JP H08332712A
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JP
Japan
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screen
solder paste
squeegee
circuit board
printed circuit
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JP13918995A
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English (en)
Inventor
Noriyuki Oba
典之 大庭
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/10Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern
    • H05K3/12Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using thick film techniques, e.g. printing techniques to apply the conductive material or similar techniques for applying conductive paste or ink patterns
    • H05K3/1216Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using thick film techniques, e.g. printing techniques to apply the conductive material or similar techniques for applying conductive paste or ink patterns by screen printing or stencil printing

Landscapes

  • Screen Printers (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】はんだペーストをスクリーン印刷するにあたっ
て、にじみやかすれのない確実な印刷を可能にして信頼
性の向上を図るとともに、タクトタイムの短縮を実現し
て生産性の向上を得るはんだペースト印刷装置を提供す
る。 【構成】プリント基板Pを位置決め支持し、昇降駆動制
御されるステージ部1と、印刷パターンを備え、ステー
ジ部に位置決め支持されたプリント基板P上に密接され
るスクリーン4と、このスクリーン上にはんだペースト
を供給する供給装置5と、少なくとも1方向に移動して
スクリーン上のはんだペーストを掃引し、スクリーンの
印刷パターンからはんだペーストを押し出してプリント
基板に印刷するスキージ6と、スクリーンの下面両側部
に転接され、スキージの掃引動作と同期して進行し、印
刷直後のスクリーン部位をプリント基板から強制的に離
反させる一対の剥離ローラ7とを具備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、はんだペーストをプリ
ント基板に印刷するはんだペースト印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の小型化にともないプリ
ント基板に対する実装は、はんだによるプリント基板へ
の組付けといっても過言ではないほど主要な技術であ
る。プリント基板の組立てでは、このはんだ付けを、い
かに不良を少なくして、さらに信頼性を高めるかが重要
な課題となっている。
【0003】この種のはんだ付け装置として、プリント
基板にはんだペースト印刷を行い、ついで電子部品をマ
ウウトし、そしてプリント基板をはんだリフロー炉に入
れてはんだ付けを終了するのが一般的である。
【0004】面実装のはんだ付けにあたって、挿入部品
と同時にはんだ付けを行う場合と、面実装部品だけでは
んだ付けする場合とがある。前者でははんだペーストの
供給を行う必要がないが、後者ではこれが必要となる。
【0005】はんだペーストの供給は、定められた回路
パター上に一定量を均一に供給しなければならない。こ
の供給の位置ズレや供給むらは、はんだブリッジや、は
んだボールの発生、はんだ不足、はんだの不濡れとなっ
てしまう。
【0006】したがって、このはんだペースト供給は、
回路パターンが微細になってくるほど重要になり、これ
に対応する手段として、プリント基板にはんだペースト
をスクリーン印刷する装置がある。
【0007】はんだペーストは、クリームはんだとも呼
ばれていて、粘度が30万〜60万センチポアズ(c
p)あり、他のペーストの印刷と比較して、非常に粘度
の高いペーストを使うのが特徴である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】はんだペーストをスク
リーン印刷するには、従来から、以下の二通りの手段の
いずれか採用されている。その1は、図4に示すよう
に、プリント基板Pに対して、たとえばメタルマスクで
あるスクリーンSが所定の間隙(スクリーンギャップ:
1〜2mm)を存して平行に張設される。スクリーンS上
には、はんだペーストHが供給される。
【0009】スキージGがスクリーンSの上から押圧さ
れ、このスキージGが押圧されたスクリーンS部位のみ
をプリント基板Pに押し当て、いわゆるスキージ印圧を
かける。そして、このスキージGを所定方向に移動す
る。
【0010】スキージGの移動にともなって、スキージ
Gが押圧されたスクリーンS部位のプリント基板Pに対
する押し当て位置も移動する。そして、スキージGがス
クリーンSに設けられる印刷パターンである孔部aを通
過する際に、この孔部aからはんだペーストHをプリン
ト基板Pへ強制的に供給する。
【0011】スキージGが通過したスクリーンS部位
は、必然的にプリント基板Pから離間し、結果として、
プリント基板Pにスクリーン印刷がなされる。その2
は、図5に示すように、特開平4−14288号公報に
よるスクリーン印刷である。これは、同図(A)のよう
に、予めプリント基板PにスクリーンSが全面的に密接
状態にある。スクリーンS上には、はんだペーストHが
供給されていて、スキージGがスクリーンSを押圧して
所定方向に移動する。
【0012】スキージGのはんだペースト掃引により、
スクリーンSに設けられる印刷パターンである孔部から
はんだペーストHがプリント基板Pへ供給される。すな
わち、プリント基板Pにスクリーン印刷がなされる。
【0013】同図(B)に示すように、スキージGの掃
引作用が終了した時点で、プリント基板Pを支持する支
持台Dを降下駆動する。スクリーンSはプリント基板P
から全面的に離間し、結果として、プリント基板Pにス
クリーン印刷がなされる。
【0014】いずれも、円滑なスクリーン印刷が行われ
るが、図4に示す手段であると、予めプリント基板Pに
対してスクリーンSを間隙を存して保持しておくため、
スキージGによって掃引される直前に、はんだペースト
Hが孔部aから滲み出て、スクリーンSの裏面側に回り
込み易い。したがって、プリント基板Pに対して必要範
囲以上にはんだが付着し、無視できない不良率が生る恐
れがある。
【0015】図5に示す手段であると、印刷の完全終了
後に支持台Dの降下が開始されて、スクリーンSからプ
リント基板Pが引き離される。このとき、スクリーンS
とプリント基板Pの版離れ速度をすこしでも速くする
と、これらの間が一瞬真空状態となり、はんだペースト
Hの滲みやかすれが発生する。
【0016】これを防止するのが上記公報の技術であっ
て、プリント基板PがスクリーンSから離れるまでの速
度を、印刷開始時にプリント基板PがスクリーンSの直
下迄上昇する速度よりも遅くしている。
【0017】すなわち、プリント基板Pをごく低速で降
下させ、スクリーンSから離すようにしているが、その
反面、タクトタイムがかかって、生産性が悪いという不
具合がある。
【0018】本発明は、上記事情に着目してなされたも
のであり、その目的とするところは、はんだペーストを
スクリーン印刷するにあたって、滲みやかすれのない確
実な印刷を可能にして信頼性の向上を図るとともに、タ
クトタイムの短縮を実現して生産性の向上を得るはんだ
ペースト印刷装置を提供しようとするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を満足するた
め、第1の発明のはんだペースト印刷装置は、請求項1
として、プリント基板を位置決め支持するステージ部
と、印刷パターンを備え、上記ステージ部に位置決め支
持されたプリント基板上に密接されるスクリーンと、こ
のスクリーン上にはんだペーストを供給する供給手段
と、少なくとも1方向に移動してスクリーン上のはんだ
ペーストを掃引し、上記スクリーンの印刷パターンから
はんだペーストを押し出してプリント基板に印刷するス
キージと、このスキージの掃引動作にもとづいて移動さ
れ、スキージの移動方向後方側のスクリーンをプリント
基板から離反させる剥離手段とを具備したことを特徴と
する。
【0020】請求項2として、請求項1記載の上記剥離
手段は、上記スクリーンのプリント基板と対向する面に
転接する一対のローラであって、上記スキージとともに
移動機構に支持されることを特徴とする。
【0021】請求項3として、請求項1記載の上記プリ
ント基板を位置決め支持する上記ステージ部は、昇降駆
動制御されることを特徴とする。請求項4として、請求
項1記載の上記スキージは、上記スクリーン上を往復方
向に移動してはんだペーストを掃引し、剥離機構は、ス
キージの往復方向の切り換え時に移動してスキージの移
動方向後方側に位置することを特徴とする。
【0022】上記目的を満足するため、第1の発明のは
んだペースト印刷装置は、請求項1として、プリント基
板を位置決め支持し、昇降駆動制御されるステージ部
と、印刷パターンを備え、上記ステージ部に位置決め支
持されたプリント基板上に密接されるスクリーンと、こ
のスクリーン上にはんだペーストを供給する供給装置
と、少なくとも1方向に移動してスクリーン上のはんだ
ペーストを掃引し、上記スクリーンの印刷パターンから
はんだペーストを押し出してプリント基板に印刷するス
キージと、上記スクリーンのプリント基板と対向する面
に転接され、上記スキージの掃引動作にもとづいて進行
され、スキージの移動方向の後方側のスクリーンをプリ
ント基板から離反させる一対の剥離ローラとを具備した
ことを特徴とする。
【0023】
【作用】請求項1の発明では、予め、スクリーンとプリ
ント基板とを接触させておくので、はんだペーストがス
クリーンの裏面側に回り込むことがなく、したがって、
滲みやかすれの発生がない。
【0024】そして、スクリーン印刷をなした部分を印
刷直後にプリント基板から離間するので、プリント基板
全面のスクリーン印刷完了とわずかな時間差をもってス
クリーン全面の剥離が完了し、タクトタイムが大幅に短
縮する。
【0025】請求項2の発明では、剥離手段としての一
対のローラは、スクリーンのプリント基板と対向する面
に転接して、スキージとともに移動機構に支持され、ス
キージの移動後部においてスキージとともに移動する。
【0026】請求項3の発明では、ステージ部は、新た
なプリント基板を支持した状態で上昇駆動し、プリント
基板をスクリーンに密接させる。そして、剥離手段がス
クリーン全面をプリント基板から剥離したあと下降駆動
する。
【0027】請求項4の発明では、スキージが往復方向
に移動してスクリーン上のはんだペーストを掃引動作す
る。剥離機構はスキージの移動直後に移動すべく往復動
の切り換え時にスキージに対する位置を反転する。
【0028】請求項5の発明では、プリント基板を昇降
駆動制御されるステージ部に位置決め支持し、印刷パタ
ーンを備えたスクリーンをステージ部上のプリント基板
上に密接し、このスクリーン上にはんだペーストを供給
し、スキージを少なくとも1方向に移動してスクリーン
上のはんだペーストを掃引し、スクリーンの印刷パター
ンからはんだペーストを押し出してプリント基板に印刷
する。スクリーンのプリント基板と対向する面に転接さ
れる一対の剥離ローラを、スキージの掃引動作にもとづ
いて進行させ、印刷直後のスクリーン部位をプリント基
板から離反させる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。図1および図2は、請求項1、請求項2、請
求項3および請求項5を説明するのに都合がよい。
【0030】図中1は、ステージ部である。このステー
ジ部1は、その軸方向を垂直方向に向けて配設される、
たとえばエアーシリンダ2と、このエアーシリンダ2の
作動杆2a上端部に一体に設けられる支持台3とからな
る。上記エアーシリンダ2の昇降駆動は、ここでは図示
しない制御部によって制御される。
【0031】支持台3の上面には、はんだペースト印刷
されるべきプリント基板Pが、位置決め固定される。支
持台3の上方部位には、支持台3と対向してスクリーン
4が取付けられる。すなわち、このスクリーン4は、た
とえばステンレス材あるいはニッケル材からなるメタル
マスクであり、その肉厚が100〜150μm 程度のご
く薄い、ほとんど膜状のものである。
【0032】スクリーン4の長手方向両端部は取付け枠
4aに取付け固定されていて、支持台3が最上部にある
位置で、ここに支持されるプリント基板Pと密接する。
そして、スクリーン4は、少なくともプリント基板Pの
面積よりも大なる面積を有し、少なくともプリント基板
P対向部位に、図示しない孔部である所定の印刷パター
ンが設けられている。
【0033】このスクリーン4の一側端上部には、スク
リーン4上の一側部にはんだペーストを供給する供給装
置5が配置される。この供給装置5は、スクリーン4上
のはんだが消耗した状態を確認して自動または手動に
て、はんだペーストHを補充供給するものである。
【0034】さらに、スクリーン4に沿って、スキージ
6と剥離ローラ7を備えた移動機構8が設けられる。こ
の移動機構8は、スクリーン4の長手方向長さ以上の全
長のレール9と、このレール9に移動自在に係合され、
図示しない駆動機構を備えて上記制御部によって駆動制
御されるスライダ10とから構成される。
【0035】スキージ6と剥離ローラ7を備えたスライ
ダ10は、レール9に沿って往復駆動されるようになっ
ている。レール9が上記スクリーン4に沿って設けられ
るところから、スライダ10はスクリーン4に沿って移
動することとなる。
【0036】上記スキージ6は、たとえばポリウレタン
ゴム製のものであって、ここでは硬度の低い平形スキー
ジを用いることとする。その板厚は充分に確保され、6
0〜70°のスキージ角度に形成される。そして、上記
スクリーン4の幅方向寸法とほぼ同一の幅方向寸法を備
えている。
【0037】このスキージ6は、スライダ10から垂設
されるシリンダ部11の作動杆に取付けられる。スキー
ジ6はスクリーン4の上面に接離自在に接触するよう、
その高さ位置がシリンダ部11を介して正確に設定制御
される。
【0038】上記剥離ローラ7は一対備えられ、スライ
ダ10から垂設されるシリンダ部12の作動杆に枢支さ
れる。これらローラ7は、スクリーン4の両側部下面に
接離自在に転接するよう、その高さ位置がシリンダ部1
2を介して正確に設定制御される。
【0039】このようにして構成されるはんだペースト
印刷装置であって、支持台3を降下移動して、この上面
部にはんだペースト印刷すべきプリント基板Pを載置
し、位置決め固定するそして、支持台3を最上部まで上
昇させ、その位置を保持する。この状態で、プリント基
板Pはスクリーン4に密接状態となる。既に、スクリー
ン4上には最低量以上のはんだペーストが供給装置5か
ら供給されている。
【0040】スライダ10はスクリーン4の一側端上方
に待機している一方、スクリーン4の両側端下方には一
対の剥離ローラ7が待機している。支持台3が最上部ま
で上昇し、かつ停止したら、スキージ6を取付けたシリ
ンダ部11を作動して、スキージ6を降下移動する。ス
キージ6先端がスクリーン4に接触してもなお降下移動
を継続して、スクリーン4に対するスキージ印圧をかけ
る。
【0041】また、スキージ4の一側部においてシリン
ダ部12が作動して、一対の剥離ローラ7を上昇移動す
る。実際には、プリント基板Pから1〜2mm程度高く位
置設定する。剥離ローラ7はスクリーン4に接触され、
この接触部分のみスクリーン4を持ち上げる。
【0042】すなわち、図2(A)に示すような状態に
なり、ここから実際のスクリーン印刷が開始される。上
記スライダ10が移動して、スキージ4と剥離ローラ7
とを同時に、図中矢印方向に移動させる。
【0043】同図(B)に示すように、スキージ6がス
クリーン4を介してプリント基板Pにスキージ印圧をか
けた状態で移動し、スクリーン4上のはんだペーストH
を掃引する。
【0044】スクリーン4に設けられる孔部である印刷
パターンaにスキージ6が到達すると、はんだペースト
Hは印刷パターンaを介してプリント基板P上に供給さ
れて、スクリーン印刷が行われる。
【0045】このスキージ6の移動に同期して、各剥離
ローラ7は移動する。各剥離ローラ7の位置は、スキー
ジ6の移動方向の後方側に、ある程度の距離を存してい
るとともに、プリント基板P位置よりわずかに高い位置
を移動するところから、スキージ4によるスクリーン印
刷の直後にスクリーン4をプリント基板Pから剥離する
作用、いわゆる版離れをなす。
【0046】すなわち、スキージ6より前方の部分で
は、スクリーン4とプリント基板Pとが密接状態にあ
り、スキージ6と剥離ローラ7との間では、スクリーン
4とプリント基板Pとの隙間がスキージ6からの距離に
比例して広がる。
【0047】スキージ6はプリント基板Pに密接してい
るので、はんだペーストHはスクリーン裏面に滲むこと
なく、正確に印刷される。したがって、品質の高いスク
リーン印刷が行われる。
【0048】剥離ローラ7は、スキージ6と同時に移動
してスクリーン4をプリント基板Pから離反させるの
で、スキージ6のスクリーン印刷完了直後に、スクリー
ン4をプリント基板Pから完全に版離れできる。
【0049】したがって、プリント基板Pにスクリーン
印刷を開始してから終了し、また新たなプリント基板P
にスクリーン印刷を開始するまでの時間、いわゆるタク
トタイムが大幅に短縮される。
【0050】なお、スキージ6によるスクリーン印刷と
剥離ローラ7のスクリーン版離れを同時進行するにあた
って、特に重要な条件は、スクリーン4がプリント基板
Pから離れる速度である、版離れ速度の設定である。
【0051】ここで、スキージ6(剥離ローラ7)の移
動速度をV、スキージ6と剥離ローラ7との距離をL、
剥離ローラ7のスクリーン4持ち上げ量をh、剥離ロー
ラ7による版離れ速度をvとすると、 L : h = V : v の関係となり、したがって、 v = V・h /L = h/L・V となる。
【0052】このように、版離れ速度vの設定は、スキ
ージ6(剥離ローラ7)の移動速度Vを変えることな
く、スキージ6と剥離ローラ7との距離Lおよび剥離ロ
ーラ7のスクリーン4持ち上げ量hを調整することによ
り得られることとなる。
【0053】図3は、請求項4の発明を説明するのに都
合がよい。この場合、プリント基板Pを位置決め支持す
るステージ部1は、先に説明したものと同一の構成でよ
いので、各構成部品に同番号を付して新たな説明は省略
する。
【0054】印刷パターンが設けられるスクリーン4も
同一構成のものを、同位置に備える。したがって、スク
リーン4上にはんだペーストHを供給する供給装置5も
同一の構成である。
【0055】このスクリーン4に沿って、スキージ6と
剥離ローラ7を備えた移動機構8が設けられる。この移
動機構8は、スクリーン4の長手方向長さ以上の全長の
レール9と、このレール9に移動自在に係合され、図示
しない駆動機構を備えて上記制御部によって駆動制御さ
れるスライダ10と、このスライダ10に設けられ、か
つスキージ6と剥離ローラ7を備えた反転機構であるタ
ーンテーブル13とから構成される。
【0056】すなわち、移動機構8と、スキージ6およ
び剥離ローラ7の構成作用は、先に説明したものと全く
変化ない。ただし、スキージ6および剥離ローラ7を支
持するターンテーブル13は、スライダ10が往動した
あと180°回動して、スキージと剥離ローラの位置を
反転させる。そして、スライダ10が復動したあと再び
180°回動して、スキージ6と剥離ローラ7の位置を
再反転させるようになっている。
【0057】図に示すように、スライダがA方向へ移動
するとき、必ずスキージ6が剥離ローラ7に対して移動
方向の前部側にあり、先に説明したように、スキージ6
によるスクリーン印刷の直後に剥離ローラ7によるスク
リーン版離れ作用が行われる。
【0058】A方向の作用が終了したあと、ターンテー
ブル13が回動する。したがって、スキージ6と剥離ロ
ーラ7の位置が反転する。そしてスライダ10がB方向
へ移動を開始するので、今度もスキージ6が剥離ローラ
7に対して移動方向の前部側にあり、スキージ6による
スクリーン印刷の直後に剥離ローラ7によるスクリーン
版離れ作用が円滑になされる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように請求項1ないし請求
項5の発明によれば、プリント基板にはんだペーストを
スクリーン印刷するにあたって、滲みやかすれのない確
実な印刷を可能にして信頼性の向上を図るとともに、タ
クトタイムの短縮を実現して生産性の向上を得るはんだ
ペースト印刷装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の一実施例を示す、はんだペースト
印刷装置の概略の構成図。
【図2】(A)は、スキージと剥離ローラの移動開始状
態の説明図。(B)は、スキージと剥離ローラの移動中
の説明図。
【図3】第2の発明の一実施例を示す、はんだペースト
印刷装置の概略の構成図。
【図4】従来例の、はんだペースト印刷の説明図。
【図5】(A)は、さらに異なる従来例のはんだペース
ト印刷の説明図。(B)は、同図(A)とは異なる状態
でのはんだペースト印刷の説明図。
【符号の説明】
P…プリント基板、1…ステージ部、4…スクリーン、
5…はんだペースト供給装置、6…スキージ、7…剥離
ローラ、13…ターンテーブル。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリント基板を位置決め支持するステージ
    部と、 印刷パターンを備え、上記ステージ部に位置決め支持さ
    れたプリント基板上に密接されるスクリーンと、 このスクリーン上にはんだペーストを供給する供給手段
    と、 少なくとも1方向に移動してスクリーン上のはんだペー
    ストを掃引し、上記スクリーンの印刷パターンからはん
    だペーストを押し出してプリント基板に印刷するスキー
    ジと、 このスキージの掃引動作にもとづいて移動され、スキー
    ジの移動方向後方側のスクリーンをプリント基板から離
    反させる剥離手段とを具備したことを特徴とするはんだ
    ペースト印刷装置。
  2. 【請求項2】上記剥離手段は、上記スクリーンのプリン
    ト基板と対向する面に転接する一対のローラであって、
    上記スキージとともに移動機構に支持されることを特徴
    とする請求項1記載のはんだペースト印刷装置。
  3. 【請求項3】上記プリント基板を位置決め支持する上記
    ステージ部は、昇降駆動制御されることを特徴とする請
    求項1記載のはんだペースト印刷装置。
  4. 【請求項4】上記スキージは、上記スクリーン上を往復
    方向に移動してはんだペーストを掃引し、上記剥離機構
    は、スキージの往復方向の切り換え時に移動してスキー
    ジの移動方向後方側に位置することを特徴とする請求項
    1記載のはんだペースト印刷装置。
  5. 【請求項5】プリント基板を位置決め支持し、昇降駆動
    制御されるステージ部と、 印刷パターンを備え、上記ステージ部に位置決め支持さ
    れたプリント基板上に密接されるスクリーンと、 このスクリーン上にはんだペーストを供給する供給装置
    と、 少なくとも1方向に移動してスクリーン上のはんだペー
    ストを掃引し、上記スクリーンの印刷パターンからはん
    だペーストを押し出してプリント基板に印刷するスキー
    ジと、 上記スクリーンのプリント基板と対向する面に転接さ
    れ、上記スキージの掃引動作にもとづいて進行され、ス
    キージの移動方向の後方側のスクリーンをプリント基板
    から離反させる一対の剥離ローラとを具備したことを特
    徴とするはんだペースト印刷装置。
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